JPH076889U - 計量機内の湿気検出装置 - Google Patents

計量機内の湿気検出装置

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JPH076889U
JPH076889U JP4188693U JP4188693U JPH076889U JP H076889 U JPH076889 U JP H076889U JP 4188693 U JP4188693 U JP 4188693U JP 4188693 U JP4188693 U JP 4188693U JP H076889 U JPH076889 U JP H076889U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気ボックス内に水分が侵入したときに、直
ちにその侵入箇所を捜索してその侵入箇所を作業者に知
らせることができるようにすること。 【構成】 計量機を動作させるための電気部品又は電子
部品を収容する本体フレームと、本体フレーム内に分散
させて設けてあり夫々が湿度を測定して湿度信号を出力
する複数の湿度センサと、湿度センサNo.1〜No.
8が出力する湿度信号値H1 〜H8 の合計値が第1の閾
値αよりも大きいか否かを判定する判定手段(S10
2)と、湿度信号値の合計値が第1の閾値αよりも大き
いと判定手段が判定したとき、夫々の湿度センサの出力
する湿度信号値の大きさの分布に基づいて本体フレーム
内に侵入した水分の侵入箇所を捜索し、捜索によって発
見した侵入箇所を示す信号を出力する捜索手段(S10
6〜S130)と、を具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、特に電子式計量機の電気ボックス内に例えば水分が侵入したとき に、その水分が侵入した箇所を捜索して作業者に知らせることができる計量機内 の湿気検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に計量機は、精密機器であるので、水に濡れる場所、又は湿気の高い場所 で使用すると、計量誤差を生じたり、故障を起こすことがある。特に、電子部品 を使用する電子式計量機では、水又は湿気に対して細心の注意を払う必要がある 。
【0003】 しかし、例えば食品工場では、食品を計量するのに電子式計量機が使用されて いるが、食品衛生上、食品と直接接触する計量機の水洗浄は、特に念入りに行わ れている。
【0004】 そこで、計量機内の特に水を嫌う箇所である電気ボックスを防水構造にしたり 、電気ボックス内に除湿器を設けることにより、電気ボックス内に収容されてい る電気部品及び電子部品の故障の防止を図っている。また、電気ボックス内に重 要な電子部品を設けてある場合は、電気ボックスにエアーパージ装置を接続して 、このエアーパージ装置を常時運転し、電気ボックス内に常に乾燥した空気を送 り込むと共に、電気ボックス内の空気を排出させるようにしたものもある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、電気ボックスを防水構造にする場合、完全防水性にすることは非常に 困難である。しかも、電気ボックスには、内部に収容されている電子部品等の点 検等をするための扉を設けてある。そして、この扉の隙間から水分が侵入するこ とがあり、この水分によって電子部品等が故障するという問題がある。
【0006】 そして、除湿器は、少量の水分が侵入したときや、湿度の高い空気が侵入した ときは、これらの水分等を効果的に除去することができるが、多量の水分が侵入 したときは、これを完全に除去するまでに長時間を要し、その間に電子部品等が 故障するという問題がある。
【0007】 また、エアーパージ装置は、電気ボックス内の空気を常時乾燥した空気と入れ 替えているので、多量の水分が侵入しても、電子部品等の湿気による故障を防止 することができる。しかし、エアーパージ装置は、空気供給機及びこれを制御す るための電気回路からなっており、設備が大がかりとなり、費用が嵩み、設置場 所を必要とするという問題がある。そして、このエアーパージ装置は、計量機を 使用している時も使用していない時も常時運転する必要があるので、多くの運転 エネルギ、即ち電気代を必要とするという問題もある。
【0008】 本考案は、電気ボックス内に水分が侵入したときに、直ちにその侵入箇所を捜 索して作業者に知らせることができる計量機内の湿気検出装置を提供することを 目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の考案の計量機内の湿気検出装置は、計量機を動作させるための電気関連 部品又は電子関連部品を収容する電気ボックスと、該電気ボックス内に分散させ て設けてあり夫々が湿度を測定して湿度信号を出力する複数の湿度センサと、該 湿度センサが出力する湿度信号に基づいて上記電気ボックス内の湿度が異常に上 昇しているか否かを判定する判定手段と、該判定手段が上記電気ボックス内の湿 度が異常に上昇していると判定したとき、上記夫々の湿度センサの出力する湿度 信号値の大きさの分布に基づいて上記電気ボックス内に侵入した水分の侵入箇所 を捜索し捜索によって発見した上記侵入箇所を示す信号を出力する捜索手段と、 を具備することを特徴とするものである。
【0010】 第2の考案の計量機内の湿気検出装置は、計量機を動作させるための電気関連 部品又は電子関連部品を収容する電気ボックスと、該電気ボックス内に分散させ て設けてあり夫々が湿度を測定して湿度信号を出力する複数の湿度センサと、予 め定めた所定の湿度センサ又は所定の数の任意の湿度センサが出力する湿度信号 値の合計値が所定の第1の閾値よりも大きいか否かを判定する判定手段と、上記 湿度信号値の合計値が第1の閾値よりも大きいと上記判定手段が判定したとき、 上記夫々の湿度センサの出力する湿度信号値の大きさの分布に基づいて上記電気 ボックス内に侵入した水分の侵入箇所を捜索し捜索によって発見した上記侵入箇 所を示す信号を出力する捜索手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0011】 第3の考案の計量機内の湿気検出装置は、計量機を動作させるための電気関連 部品又は電子関連部品を収容する電気ボックスと、該電気ボックス内に分散させ て設けてあり夫々が湿度を測定して湿度信号を出力する複数の湿度センサと、予 め定めた所定の湿度センサ又は所定の数以上の任意の湿度センサが出力する夫々 の湿度信号値が所定の第2の閾値よりも大きいか否かを判定する判定手段と、第 2の閾値よりも大きい湿度信号値を出力した上記湿度センサの数が上記所定数よ りも大いと判定手段が判定したとき、上記各湿度センサの出力する湿度信号値の 大きさの分布に基づいて上記電気ボックス内に侵入した水分の侵入箇所を捜索し 捜索によって発見した上記侵入箇所を示す信号を出力する捜索手段と、を具備す ることを特徴とするものである。
【0012】 第4の考案の計量機内の湿気検出装置は、第1、2又は第3の考案において、 上記捜索手段が捜索して発見した水分の侵入箇所を表示する表示手段を設けたこ とを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
本考案によると、判定手段が、湿度センサが出力する湿度信号に基づいて電気 ボックス内の湿度が異常に上昇していると判定したとき、捜索手段が、各湿度セ ンサの出力する湿度信号値の大きさの分布に基づいて、電気ボックス内に侵入し た水分の侵入箇所を捜索して、この捜索によって発見した水分の侵入箇所を示す 信号を出力する。このように、捜索手段は、電気ボックス内の湿度が異常に上昇 したときに、水分の侵入箇所を示す信号を出力するので、オペレータは、この信 号によって電気ボックス内に異常があることを認識することができる。そして、 この侵入箇所を示す信号によって水分の侵入箇所を認識することができる。
【0014】 第2の考案は、判定手段が、予め定めた所定の湿度センサ又は所定の数の任意 の湿度センサが出力する湿度信号値の合計値が所定の第1の閾値よりも大きいと 判定したときに、電気ボックス内の湿度が異常に上昇していると判定する。
【0015】 第3の考案は、判定手段が、予め定めた所定の湿度センサ又は所定の数以上の 任意の湿度センサが出力する夫々の湿度信号値が所定の第2の閾値よりも大きい と判定したときに、電気ボックス内の湿度が異常に上昇していると判定する。
【0016】 そして、本考案によると、上記のように電気ボックス内の湿度が異常に上昇し ているか否かを判定手段により判定することができるので、判定手段が異常と判 定したときにのみ、従来例で説明したエアーパージ装置等を作動させて、電気ボ ックス内の空気を乾燥空気と入れ替えるようにすることができる。
【0017】 第4の考案によると、捜索手段が捜索して発見した水分の侵入箇所を表示手段 が表示する構成であるので、オペレータは、水分の侵入箇所を目で見て確認する ことができる。
【0018】
【実施例】
本考案に係る計量機内の湿気検出装置(以下、湿気検出装置という。)の一実 施例を各図を参照して説明する。この湿気検出装置は、例えば図7に示す組合せ 秤1が備えている本体フレーム2に設けられている。この本体フレーム2が、請 求項1及び2に記載の電気ボックスに相当する。この組合せ秤1は従来公知のも のであり、複数台の計量ホッパ3を備え、各計量ホッパ3で計量した物品の重量 を種々に組合せ、合計重量が目標重量と等しいか若しくはこれに近い組合せを選 択し、この選択した組を構成する物品を対応する各計量ホッパ3から排出する。 これにより、合計重量が目標重量と等しいか若しくはこれに近い物品の組合せを 順次作ることができる。なお、計量ホッパ3から排出された物品は、図7に示す 分割シュート4及び集合シュート5を通って包装機6に搬送されて包装される。
【0019】 本体フレーム2は、図7に示すように集合シュート5の外周に沿って設けた中 空の環状体であり、断面が四角形である。そして、図4の斜視図に示すように、 この本体フレーム2は、外周の平面形状及び中心の貫通孔7の輪郭形状が共に正 方形に形成されている。この外周の正方形の一辺の長さが約1m50cm、貫通 孔の一辺の長さが約70cm、そして本体フレーム2の高さが約25cmである 。また、この本体フレーム2の4つの夫々の外側の側面には、扉8−1、8−2 、8−3、8−4が夫々設けられている。そして、この本体フレーム2の内側に は、図には示さないが組合せ秤1を作動させるために使用する基板(電子部品等 が設けられているプリント基板)、電源装置、トランス、エアー機器、電磁弁ユ ニット及びターミナル(端子台)等の電子部品及び電気部品を含む電気機器が収 容されている。従って、これら基板、電源装置等に水が掛かったり、湿気の多い 外気が接触しないようにする為に、本体フレーム2は、防水構造が施されている 。
【0020】 また、図4に示すように、本体フレーム2の互いに対向する2つの角部の各下 面には、空気供給口9と空気排出口10を設けてあり、これら空気供給口9及び 空気排出口10は、エアーパージ装置(図示せず)と供給用接続管(図示せず) を介して接続している。このエアーパージ装置は、乾燥した空気を供給用接続管 及び空気供給口9を通して本体フレーム2内に供給すると共に、本体フレーム2 内の湿った空気を空気排出口10及び排出用接続管を通して外気に放出するもの である。
【0021】 そして、図4に示すように、本体フレーム2の外周に形成されている合計8つ の各角部の内側には、湿度センサNo.1〜湿度センサNo.8を設けてある。 これらの湿度センサは、湿度を測定して湿度信号を出力する。
【0022】 図5は、湿気検出装置の電気回路を示すブロック図である。8台の湿度センサ No.1〜湿度センサNo.8は、A/D変換器11を介してマイクロコンピュ ータの中央処理装置(以下、CPUという。)と接続しており、各湿度センサが 出力するアナログ湿度信号は、A/D変換器11によりデジタル湿度信号に変換 されてCPU12に入力する。そして、このCPU12には、警報回路13、表 示回路14及び記憶部15が接続している。警報回路13は、CPU12の指令 に従ってエアーパージ装置に作動信号、停止信号を供給する回路である。表示回 路14は、CPU12の指令に従って表示部(図示せず)に水分の侵入箇所を示 す信号を供給する回路である。表示部は、この信号に基づいて水分の侵入箇所を 表示する。記憶部15は、ROM、RAM等の記憶素子を備えており、図1乃至 図3に示すフローチャートを実行する為のプログラムを記憶している。
【0023】 また、CPU12は、請求項1の記載の判定手段と捜索手段の機能を果たす。 判定手段は、8台全ての湿度センサNo.1〜No.8が出力する湿度信号値 の合計値が所定の第1の閾値αよりも大きいか否かを判定する機能を備えている 。
【0024】 捜索手段は、湿度センサNo.1〜No.8が出力する湿度信号値の合計値が 第1の閾値αよりも大きいと判定手段が判定したとき、湿度センサNo.1〜N o.8の出力する湿度信号値の大きさの分布に基づいて本体フレーム2内に侵入 した水分の侵入箇所を捜索し、この捜索によって発見した水分の侵入箇所を示す 信号を表示回路14に出力する。
【0025】 上記構成の湿気検出装置の作用を説明する。この湿気検出装置が設けられてい る組合せ秤1は、例えば食品を計量するのに使用されており、使用前、使用後に は、水で洗浄される。その為に、図7に示すように、計量ホッパ3等を洗浄した 水が本体フレーム2に掛かるし、この本体フレーム2自体も水で洗浄される。従 って、この湿気検出装置は、組合せ秤1を洗浄する際は勿論、洗浄時以外の時間 帯においても本体フレーム2内の湿気を検出するようにしておくことが望ましい 。
【0026】 次に、判定手段が、本体フレーム2内に水分が侵入したか否かを判定する手順 、捜索手段が、水分が侵入した箇所を捜索して発見する手順を図1乃至図3に示 すフローチャートに従って説明する。
【0027】 まず、判定手段が、本体フレーム2内に水分が侵入したか否かを判定する手順 を説明する。オペレータがこの湿気検出装置の電源をONにすると、湿度センサ No.1〜No.8が湿度を測定して、この測定して得られた湿度信号値H1 〜 H8 がCPU12に入力する(S100)。そして、CPU12は、これら8つ の湿度信号値H1 〜H8 の合計値を算出して、この合計値が予め設定した第1の 閾値αよりも大きいか否かを判定手段が判定する(S102)。そして、この合 計値が第1の閾値αよりも大きいと判定手段が判定し(即ち、本体フレーム2内 に異常とされる水分が侵入したと判定した場合である。)、YESであるときは 、エアーパージ装置を作動させる為のエアーパージ命令信号(作動命令信号)を 警報回路13を介してエアーパージ装置に送信する(S104)。エアーパージ 装置が作動すると、乾燥した空気が供給口9を通して本体フレーム2内に供給さ れると共に、本体フレーム2内の湿った空気が排出口10を通して外気に放出さ れ、これによって、本体フレーム2内の電子部品等が湿った空気によって故障す ることを防止できる。
【0028】 ただし、ステップ102において、合計値が第1の閾値αよりも小さいと判定 手段が判定し(即ち、本体フレーム2内に異常とされる水分が侵入していないと 判定した場合である。)、NOであるときは、エアーパージ装置を作動させずに 、停止状態にしておく。このように、本体フレーム2内の湿度が異常に上昇して いると判定手段が判定したときにのみ(即ち、エアーパージ装置を作動させる必 要があるときにのみ)、エアーパージ装置を作動させているので、エアーパージ 装置を作動させるためのエネルギ費を節減することができる。
【0029】 次に、捜索手段が、本体フレーム2内に侵入した水分の侵入箇所を捜索する手 順を説明する。まず、湿度センサNo.1〜No.8が出力する湿度信号値のう ちで一番値の大きい湿度信号値を出力した湿度センサを捜索する(S106)。 この温度センサの捜索手順の詳細は、後述する。そして、一番値の大きい湿度信 号値を出力した湿度センサのナンバーに夫々対応して捜索の手順が記憶部15に 記憶されているが、図1には湿度センサNo.1が一番値の大きい湿度信号値を 出力した場合のフローチャートのみを示してあり、図2にはNo.2のものを示 してある。湿度センサNo.3〜No.8が一番値の大きい湿度信号値を出力し た場合のフローチャートは省略する。
【0030】 まず、湿度センサNo.1が一番値の大きい湿度信号値を出力した場合、即ち 、YESと判定した場合は(S108)、湿度センサNo.1が水分の侵入箇所 に一番近いと判断することができる。次に、所定値aよりも大きい湿度信号値を 出力した湿度センサを捜索することにより、水分が図4に示す3つの辺16、1 7、18のうちのいずれの辺の隙間から侵入したかを判定することができる。つ まり、湿度センサNo.2、No.4、No.5の湿度信号値H2 、H4 、H5 がaよりも大きいか否かを判定し(S110、S112、S114)、H2 、H 4 、H5 の全てがaよりも小さいか若しくは等しいと判定したときは、水分の侵 入箇所が湿度センサNo.1が設けられている箇所の近辺の隙間であると判断す る(S116)。そして、侵入箇所が湿度センサNo.1の近辺の箇所である旨 の表示信号を表示回路14を介して表示部(図示せず)に送信して表示させる( S132)。
【0031】 そして、H4 及びH5 がaよりも小さい等であるが、H2 がaよりも大きいと 判定したときは(S110、S118、S120)、水分の侵入箇所が湿度セン サNo.1とNo.2との間であると判断して(S122)、その旨を表示部に 表示させる。
【0032】 H2 及びH5 がaよりも小さい等であるが、H4 がaよりも大きいと判定した ときは(S110、S112、S124)、水分の侵入箇所が湿度センサNo. 1とNo.4との間であると判断して(S126)、その旨を表示部に表示させ る。
【0033】 H2 及びH4 がaよりも小さい等であるが、H5 がaよりも大きいと判定した ときは(S110、S112、S114)、水分の侵入箇所が湿度センサNo. 1とNo.5との間であると判断して(S128)、その旨を表示部に表示させ る。
【0034】 ただし、H2 、H4 及びH5 のうち2つ以上がaよりも大きいと判定したとき は、水分の侵入箇所が多数あると判断して(S130)、その旨を表示部に表示 させる。このようにして、水分の侵入箇所を湿度センサNo.1が設けられてい る箇所を中心にして捜索し、捜索して発見した侵入箇所を表示部に表示させるこ とができる。オペレータは、表示部の表示を見ることによって、侵入箇所を確認 することができ、その箇所に水が侵入しているときはそれを迅速、確実に除去す ることができるし、本体フレーム2の水分が侵入した箇所の防水構造が劣化して おればその修理をすることができる。
【0035】 次に、湿度センサNo.2が一番値の大きい湿度信号値を出力した場合、即ち 、YESと判定した場合は(S200)、湿度センサNo.2が水分の侵入箇所 に一番近いと判断することができる。そして、湿度センサNo.1、No.3及 びNo.6の湿度信号値H1 、H3 及びH6 のうち所定値aよりも大きい湿度信 号値を捜索することにより、水分が図4に示す3つの辺19、20、16のうち のいずれの辺の隙間から侵入したかを判定することができる。ただし、水分の侵 入した箇所を捜索して、図2に示すステップ208、220、218、214、 222に示す水分の侵入箇所を表示部に表示させる手順は、図1に示すステップ 116、128、126、122、130を表示部に表示させる上記手順と同等 であるのでその説明を省略する。また、湿度センサNo.3、No.4、・・・ 又はNo.8が一番値の大きい湿度信号値を出力した場合の水分の侵入箇所の捜 索手順も、上記手順と同等であるのでその説明も省略する。そして、上記と同様 に、オペレータは、表示部の表示を見ることによって、侵入箇所を確認すること ができ、その箇所に水が侵入しているときはそれを迅速、確実に除去することが できるし、本体フレーム2の水分が侵入した箇所の防水構造が劣化しておればそ の修理をすることができる。また、図1及び図2に示すフローチャートに示す処 理は、約10msごとに実行されているので、本体フレーム2内の湿度が急速に 高くなって異常とされる湿度となった場合でも、本体フレーム2内の湿度を速や かに測定して水分の侵入箇所を表示部に表示することができる。
【0036】 次に、図1のステップ106において、湿度センサNo.1〜No.8が出力 する湿度信号値のうちで一番値の大きい湿度信号値を出力した湿度センサを捜索 する手順を図3を参照して説明する。まず、湿度センサNo.1の湿度信号値H 1 が一番高いものであるとして、記憶部15のフラグMAXに「1」を格納し、 フラグHMAX にその湿度信号値H1 を格納する(S300)。次に、フラグHMA X に格納されている湿度信号値H1 と湿度信号値H2 の大きさを比較して、小さ い方の湿度信号値に代えて大きい方の湿度信号値をフラグHMAX に格納すると共 に、その大きい方の湿度信号値を出力した湿度センサのナンバーを小さい方の湿 度信号値を出力した湿度センサのナンバーに代えてフラグMAXに格納する(S 302、304)。このように、フラグHMAX に格納されている湿度信号値と湿 度信号値H2 〜H8 とを夫々順に比較することによって湿度センサNo.1〜N o.8が出力する湿度信号値のうちで一番値の大きい湿度信号値を出力した湿度 センサを捜索することができる(S300〜S312)。従って、この捜索によ って発見された湿度センサが設けられている箇所が水分の侵入箇所に最も接近し ているということを判断することができる。
【0037】 ただし、上記実施例の判定手段は、湿度信号値H1 〜H8 の合計値と第1の閾 値αとを比較して、この合計値が閾値αよりも大きいと判定したときに、本体フ レーム2内に水分が侵入したとみなしたが、8つの湿度信号値H1 〜H8 のうち の所定の湿度信号値、例えばH1 〜H4 の合計値と閾値α’とを比較して、この 合計値が閾値α’よりも大きいと判定したときに、本体フレーム2内に水分が侵 入したみなしてもよいし、所定の数の湿度信号値、例えば湿度信号値H1 〜H8 のうちの任意の4つの湿度信号値の合計値が閾値α’よりも大きいと判定したと きに、本体フレーム2内に水分が侵入したとみなしてもよい。。
【0038】 そして、上記実施例の判定手段は、湿度信号値H1 〜H8 の合計値と第1の閾 値αとを比較して、この合計値が閾値αよりも大きいと判定したときに、本体フ レーム2内に水分が侵入したとみなしたが、所定の湿度信号値、例えば湿度信号 値H1 〜H4 、又はH1 〜H8 の夫々が予め定めた第2の閾値βよりも大きいと 判定したときに、本体フレーム2内に水分が侵入したとみなしてもよいし、所定 の数の湿度信号値、例えば湿度信号値H1 〜H8 のうちの任意の4つの信号値の 夫々が予め定めた閾値β’よりも大きいと判定したときに、本体フレーム2内に 水分が侵入したとみなしてもよい。
【0039】 また、上記実施例ではアナログ湿度信号を出力する湿度センサNo.1〜No .8を使用したが、デジタル信号を出力する湿度センサNo.1〜No.8を使 用してもよい。この場合、図6に示すように、湿度センサNo.1〜No.8と CPU12とをインターフェース回路(I/F回路)21を介して接続する。
【0040】 更に、上記実施例では、湿気検出装置の警報回路13にエアーパージ装置を接 続したが、図6に示すように、エアーパージ装置を接続せずに、警報回路13に 警報音を発生する警報装置(図示せず)を接続する構成とすることができる。つ まり、本体フレーム2内の湿度が異常となったときに、エアーパージ装置を作動 させる代わりに警報音を発生させる。
【0041】 そして、上記実施例の本体フレーム2は、図4に示すように環状としたが、こ れ以外の形状、例えば外径が直方体、円柱等の本体フレーム2に本考案の湿気検 出装置を適用することができる。
【0042】 また、上記実施例では、湿度センサの台数を8台としたが、本体フレーム2の 大きさ、形状等に応じてこれ以外の台数としてもよい。
【0043】 更に、上記実施例では、本体フレーム2内の湿度が異常となったときに、水分 の侵入箇所を表示部に表示したが、水分の侵入箇所を表示部に表示すると共に、 異常が発生した旨をオペレータに知らせるための警報音を発生させる構成として もよい。
【0044】 そして、上記実施例では、湿気検出装置を組合せ秤1に適用したが、組合せ秤 1以外の重量計量機に適用することができる。
【0045】
【考案の効果】
本考案によると、電気ボックス内の湿度が異常に上昇したときに、水分の侵入 箇所を示す信号を捜索手段が出力する構成であるので、オペレータは、この異常 を示す信号によって電気ボックス内の湿度が異常に上昇していることを認識する ことができる。従って、オペレータは、電気ボックス内に侵入した水分が、電気 ボックス内の電子部品又は電気部品を損傷させる前に除去することができ、これ によって、電子部品等の損傷を防止することができるという効果がある。
【0046】 そして、捜索手段が出力する侵入箇所を示す信号によって水分の侵入箇所を認 識することができるので、電気ボックス内に侵入した水分を迅速、かつ、確実に 除去することができるという効果がある。
【0047】 また、電気ボックス内の湿度が異常に上昇しているか否かを判定手段により判 定することができるので、判定手段が異常と判定したときにのみ、従来例で説明 したエアーパージ装置を作動させて、電気ボックス内の空気を乾燥空気と入れ替 えるようにすれば、エアーパージ装置を作動させるためのエネルギ費を軽減する ことができる。
【0048】 更に、捜索手段が捜索して発見した水分の侵入箇所を表示手段が表示する構成 とすることにより、オペレータは、水分の侵入箇所を一目で確認できるという効 果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る計量機内の湿気検出
装置の動作を示すフローチャートである。
【図2】同実施例の同湿気検出装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】図1に示すステップ106の詳細を示すフロー
チャートである。
【図4】同実施例の本体フレーム及び湿度センサを示す
斜視図である。
【図5】同実施例の同湿気検出装置の電気回路を示すブ
ロック図である。
【図6】同実施例の同湿気検出装置の電気回路の他の例
を示すブロック図である。
【図7】同実施例の同湿気検出装置が適用されている組
合せ秤及びその本体フレームを示す断面図である。
【符号の説明】
1 組合せ秤 2 本体フレーム 12 CPU 13 警報回路 14 表示回路 15 記憶部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量機を動作させるための電気関連部品
    又は電子関連部品を収容する電気ボックスと、該電気ボ
    ックス内に分散させて設けてあり夫々が湿度を測定して
    湿度信号を出力する複数の湿度センサと、該湿度センサ
    が出力する湿度信号に基づいて上記電気ボックス内の湿
    度が異常に上昇しているか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段が上記電気ボックス内の湿度が異常に上昇し
    ていると判定したとき、上記夫々の湿度センサの出力す
    る湿度信号値の大きさの分布に基づいて上記電気ボック
    ス内に侵入した水分の侵入箇所を捜索し捜索によって発
    見した上記侵入箇所を示す信号を出力する捜索手段と、
    を具備することを特徴とする計量機内の湿気検出装置。
  2. 【請求項2】 計量機を動作させるための電気関連部品
    又は電子関連部品を収容する電気ボックスと、該電気ボ
    ックス内に分散させて設けてあり夫々が湿度を測定して
    湿度信号を出力する複数の湿度センサと、予め定めた所
    定の湿度センサ又は所定の数の任意の湿度センサが出力
    する湿度信号値の合計値が所定の第1の閾値よりも大き
    いか否かを判定する判定手段と、上記湿度信号値の合計
    値が第1の閾値よりも大きいと上記判定手段が判定した
    とき、上記夫々の湿度センサの出力する湿度信号値の大
    きさの分布に基づいて上記電気ボックス内に侵入した水
    分の侵入箇所を捜索し捜索によって発見した上記侵入箇
    所を示す信号を出力する捜索手段と、を具備することを
    特徴とする計量機内の湿気検出装置。
  3. 【請求項3】 計量機を動作させるための電気関連部品
    又は電子関連部品を収容する電気ボックスと、該電気ボ
    ックス内に分散させて設けてあり夫々が湿度を測定して
    湿度信号を出力する複数の湿度センサと、予め定めた所
    定の湿度センサ又は所定の数以上の任意の湿度センサが
    出力する夫々の湿度信号値が所定の第2の閾値よりも大
    きいか否かを判定する判定手段と、第2の閾値よりも大
    きい湿度信号値を出力した上記湿度センサの数が上記所
    定数よりも大いと判定手段が判定したとき、上記各湿度
    センサの出力する湿度信号値の大きさの分布に基づいて
    上記電気ボックス内に侵入した水分の侵入箇所を捜索し
    捜索によって発見した上記侵入箇所を示す信号を出力す
    る捜索手段と、を具備することを特徴とする計量機内の
    湿気検出装置。
  4. 【請求項4】 上記捜索手段が捜索して発見した水分の
    侵入箇所を表示する表示手段を設けたことを特徴とする
    請求項1、2又は3に記載の計量機内の湿気検出装置。
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