JPH076905B2 - 振動式粘度計 - Google Patents

振動式粘度計

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JPH076905B2
JPH076905B2 JP28028289A JP28028289A JPH076905B2 JP H076905 B2 JPH076905 B2 JP H076905B2 JP 28028289 A JP28028289 A JP 28028289A JP 28028289 A JP28028289 A JP 28028289A JP H076905 B2 JPH076905 B2 JP H076905B2
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    • G01—MEASURING; TESTING
    • G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N11/00—Investigating flow properties of materials, e.g. viscosity, plasticity; Analysing materials by determining flow properties
    • G01N2011/0006—Calibrating, controlling or cleaning viscometers

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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、振動式粘度計の改善に係り、特に、被測定流
体の粘度を自動的に測定し得るようにした振動式粘度計
に関する。
〔従来の技術〕
一般に、振動式粘度計は振動桿の下端に設けた振動片を
被測定流体中に浸漬して、振動桿を通じて振動片に、加
振装置の共振領域における所定の振動振幅を有する高精
度の正弦波振動を与え、被測定流体の粘性抵抗により減
衰する振動片の振幅を検出する。そして、検出した振動
の振動値を、標準の粘性抵抗を有する流体、例えば標準
粘度液等により減衰される振動片の振動減衰後の振幅値
と比較して被測定流体の粘度を求めるものである。この
ような形式の振動式粘度計としては、例えば特開昭59−
15837号公報に開示されている。
以下、この振動式粘度計を、その模式的構成説明図の第
5図を参照しながら以下に紹介すると、同図に示す符号
(1)は、試料容器(2)に入れられている高温の被測
定流体であり、この被測定流体(1)には振動桿(4)
の下端に設けられた振動片(3)が浸漬されている。前
記振動桿(4)は下部振動桿(4a)と、上部振動桿(4
b)とからなり、継手(5)によって真直状に接合され
ている。このように継手(5)による接続構成としたの
は、振動片(3)が損傷を受けたときに、これを他の振
動片と容易に交換し得るように配慮したものである。
上部振動桿(4b)の上部側は収納ケース(8)の上下方
向の略中央に設けられたガイド部材(8a)のガイド孔
(8b)に挿通されると共に、前記振動桿(4)はガイド
部材(8a)の下側に吊着されたコイルばね(10)の下端
が前記上部振動桿(4b)に設けられた鍔状のばね受
(9)に固着されることにより支持されている。また前
記ガイド部材(8a)よりも上方側に突出している上部振
動桿(4b)の突出部には鍔状をした変位検出用の基準板
(6)が設けられており、この基準板(6)の上面方向
に所定間隔を隔てた位置には振動桿(4)の変位を検出
する渦流式の変位検出センサ(12)が配設されている。
さらに、前記上部振動桿(4b)の上端には、永久磁石ま
たは強磁性材で形成された円板状の受振板(7)が固着
されると共に、受振板(7)の上方の所定間隔を隔てた
位置に加振コイル(11a)が配設されている。そして、
前記渦流式の変位検出センサ(12)は増幅器(13)に、
加振コイル(11a)は振動制御回路(15)にそれぞれリ
ード線を介して接続されると共に、増幅器(13)と振動
制御回路(15)とは何れも演算回路(14)にリード線を
介して接続されてなる構成になっている。
以下、上記振動式粘度計の作用を説明すると、振動制御
回路(15)により制御された所定の電力が加振動コイル
(11a)に供給され、加振動コイル(11a)は共振領域に
おける周波数で振動する。この振動で受振板(7)は所
定の振幅の正弦波振動を受ける。そして、加振により生
じた振動は振動桿(4)を通じて振動片(3)に伝達さ
れるが、振動片(3)の振動は、被測定流体(1)の粘
性抵抗を受けて減衰する。さすれば、振動桿(4)と共
に基準板(6)の振動も減衰し、この基準板(6)の減
衰する振動の振幅が渦流式の変位検出センサ(12)によ
り検出されると共に、その出力が増幅器(13)を介して
演算回路(14)に入力される。一方、前記演算回路(1
4)には、予め同条件で振動片(3)を空気(この場
合、標準の粘性抵抗を有する流体として空気を用いてい
る。)中で振動させたときの振動の振幅値Eaが入力され
ている。故に、この演算回路(14)により、入力値と増
幅器(13)から入力された被測定流体(1)中での振動
片(3)の測定振動の振幅値Eとを、演算式ρ・μ=K
(E/Ea−1)2に代入して演算することにより、被測定
流体の密度ρと粘度μとの積である物理量ρ・μを求め
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来例に係る振動式粘度計はそれなりに有用である
が、被測定流体の粘度測定精度や作業能率等の観点から
すると未だに以下の如き問題点を有している。
即ち、被測定流体の粘度を測定する場合には、振動片を
各種の粘度を有する標準粘度液に浸漬して検定するのに
加えて、被測定流体の粘度の測定精度を高めるために振
動片を洗浄しなければならない。このような一連の煩雑
な作業を測定者等が手作業で行わなければならず、さら
に被測定流体が、例えば溶融スラグの如き高温度の場合
には、特に安全上その取扱いに慎重を期さねばならず、
粘度測定作業の作業性は極めて低劣であった。
また、測定者等の個人差を回避することができず、必然
的に粘度測定誤差が大きくなり、被測定流体の粘度の測
定精度上の問題点もあった。
従って、本発明は、被測定流体の粘度を自動的に測定す
ることができる振動式粘度計の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記問題点の解決を図る為になされたものであ
って、従って、本発明の特許請求項1に係る振動式粘度
計が採用した主たる手段は、加振手段で加振される弾発
体で支持した振動桿の遊端側に着脱自在に固着した振動
片を試料容器に入れられた被測定流体に浸漬し、該振動
片の振動の振幅の減衰により被測定流体の粘度を測定す
る流体の振動式粘度計本体と、前記試料容器を収容して
被測定流体を加熱する電気炉と、標準粘度液或いは洗浄
液が入れられた液容器とを有し、これら電気炉と液容器
のそれぞれの中心を前記振動片の直下に移動させる手段
と、前記電気炉と液容器とを前記振動片の直下で昇降さ
せる手段とを備えてなることを特徴とする。
また、本発明の特許請求項2に係る振動式粘度計が採用
した主たる手段は、加振手段で加振される弾発体で支持
した振動桿の遊端側に着脱自在に固着した振動片を試料
容器に入れられた被測定流体に浸漬し、該振動片の振動
の振幅の減衰により被測定流体の粘度を測定する流体の
振動式粘度計本体と、前記試料容器を収容して被測定流
体を加熱する電気炉と、標準粘度液或いは洗浄液が入れ
られた液容器との載置位置に貫通孔を有し、かつ載置さ
れたこれら電気炉と液容器の中心を固定架台上にて前記
振動片の直下に移動させる往復作動自在な移動台車と、
前記電気炉と液容器とを前記振動片の直下で昇降させる
昇降装置とを備えてなることを特徴とする。
また、本発明の特許請求項3に係る振動式粘度計が採用
した主たる手段は、加振手段で加振される弾発体で支持
した振動桿の遊端側に着脱自在に固着した振動片を試料
容器に入れられた被測定流体に浸漬し、該振動片の振動
の振幅の減衰により被測定流体の粘度を測定する流体の
振動式粘度計本体と、前記試料容器を収容して被測定流
体を加熱する電気炉の載置位置に貫通孔を備え、かつ該
貫通孔から離れた位置に回転中心を有し、該回転中心を
中心とする円弧上に中心を持つ複数の液容器用貫通孔を
有すると共に、該液容器用貫通孔の対応位置に標準粘度
液或いは洗浄液が入れられた液容器が載置される回転テ
ーブルを備え、前記電気炉の載置位置と回転テーブル上
の所定位置の液容器との中心を固定架台上にて前記振動
片の直下に移動させる往復作動自在な移動台車と、該移
動台車上の前記回転テーブルの所定位置の液容器用貫通
孔の直下に設けられ、該液容器用貫通孔を通して所定位
置の液容器を振動片の直下で昇降させる液容器昇降装置
と、前記貫通孔を通して前記電気炉を振動片の直下で昇
降させる昇降装置とを備えてなることを特徴とする。
また、本発明の特許請求項4に係る振動式粘度計が採用
した主たる手段は、特許請求項3記載の振動式粘度計に
おいて、前記固定架台の一端側の反回転テーブル側に設
けられるホッパ昇降装置と、該ホッパ昇降装置により昇
降自在に支持される支持台と、該支持台に設けた駆動装
置により振動式粘度計本体の方向に進退自在に移動され
るホッパ支持台と、該ホッパ支持台に設けられ、前記移
動台車が移動されて回転テーブル上の所定位置の液容器
の中心が振動片の直下にあるときに、前記電気炉内の試
料容器に被測定流体用の原料粉末を補給する垂直な原料
供給シュートに原料粉末を投入する傾動自在な原料供給
ホッパとからなることを特徴とする。
〔作用〕
本発明の特許請求項1に係る振動式粘度計によれば、移
動させる手段により電気炉と液容器とが移動され、電気
炉の中心が振動式粘度計本体の振動片の直下にきて移動
させる手段が停止されると、電気炉は昇降させる手段に
より上昇され、上昇位置において電気炉に収容されてい
る試料容器内の被測定流体に振動片が浸漬される。振動
片の振動の減衰の測定により被測定流体の粘度の測定が
終了すると電気炉が下降されると共に移動させる手段が
作動される。そして、液容器の中心が振動片の直下にき
て移動させる手段が停止されると、液容器は昇降させる
手段により昇降され、上昇位置において液容器内の標準
粘度液或いは洗浄液に振動片が浸漬される。
本発明の特許請求項2に係る振動式粘度計によれば、移
動台車により電気炉と液容器とが移動され、電気炉の載
置位置の貫通孔の中心が振動式粘度計本体の振動片の直
下にきて移動台車が停止されると、電気炉は昇降装置に
より上昇され、上昇位置において電気炉に収容されてい
る試料容器内の被測定流体に振動片が浸漬される。振動
片の振動の減衰の測定により被測定流体の粘度の測定が
終了すると電気炉が下降されると共に移動台車が作動さ
れる。そして、液容器の載置位置の貫通孔の中心が振動
片の直下にきて移動台車が停止されると、液容器は昇降
させる手段により昇降され、上昇位置において液容器内
の標準粘度或いは洗浄液に振動片が浸漬される。
本発明の特許請求項3に係る振動式粘度計によれば、移
動台車が移動され、試料容器を収容して被測定流体を加
熱する電気炉の載置位置の貫通孔の中心が振動式粘度計
本体の振動片の直下にきて移動台車が停止されると、昇
降装置が作動されて電気炉が上昇され、上昇位置におい
て試料容器内に振動式粘度計の振動片が浸漬され、振動
片の振動の減衰の測定により被測定流体の粘度の測定が
終了すると電気炉が下降されたのち移動台車が移動され
る。そして、回転テーブルの所定位置が振動片の直下に
きて移動台車が停止されると液容器昇降装置が作動さ
れ、そして回転テーブルの回転により標準粘度或いは洗
浄液が入れられた液容器が順次昇降され、上昇位置にお
いて振動片が被測定流体、標準粘度液或いは洗浄液中に
順次浸漬される。
本発明の特許請求項4に係る振動式粘度計によれば、上
記特許請求項3に係る振動式粘度計の作用に加えて、回
転テーブルの所定位置が振動片の直下にきて移動台車が
停止した状態において、先ず駆動装置で原料供給ホッパ
を電気炉内に試料容器の中心まで移動させた後、電気炉
内の試料容器の直上に原料供給シュートの下端がくるま
でホッパ昇降装置で原料供給ホッパを下降させる。次い
で、傾動装置で原料供給ホッパを傾動させて原料供給ホ
ッパ内の原料粉末を原料供給シュートに投入することに
より、原料粉末を電気炉内に飛散させることなく電気炉
内の試料容器に補給することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の振動式粘度計に係る実施例を、第1図乃
至第4図を参照しながら説明する。
第1実施例 以下、本発明の第1実施例に係る振動式粘度計を、その
本体の模式的構成説明図の第1図と、振動式粘度計の模
式的構成説明図第2図とを参照しながら、従来例と同一
のもの並びに同一機能を有するものを同一符号と名称を
以て説明する。
先ず、振動式粘度計本体(m)の構成を説明すると、こ
の振動式粘度計本体(m)は本出願人の出願になる特願
平1−164874(特開平3−28740号)に記載したものと
同構成であって、第1図に示すように、符号(1)は、
試料容器(2)に入れられた被測定流体であり、この被
測定流体(1)中には振動桿(4)の下端に設けられた
振動片(3)が浸漬されている。
前記振動桿(4)は、下部振動桿(4a)と上部振動桿
(4b)とからなり、これらは継手(5)によって真直状
に接合されている。これは、従来技術と同様に、損傷を
受けた振動片(3)を容易に他の振動片と交換し得るよ
うに配慮したものである。前記上部振動桿(4b)は後述
する二つの振動桿の連結構成からなっている。
前記上部振動桿(4b)は、収納ケース(8)の上部にお
いて外縁部が支持されてなる板ばね(7)の下面の中央
位置に上端が固着されてなる第一上部振動桿(4c)と、
この第一上部振動桿(4c)の下端に固着され、外縁部が
下方に突出する突出外縁部(9a)を有するばね支持体
(9)の前記突出外縁部(9a)に、その外縁部が固着さ
れてなる中間板ばね(10)の下面の中央に一端が固着さ
れてなる第二上部振動桿(4d)とから構成されており、
この第二上部振動桿(4d)には鍔状の基準板(6)が設
けられている。
この基準板(6)の振動による第二上部振動桿(4d)の
変位は、光学式の変位検出センサ(12)、変位変換器
(13)を介して演算回路(14)に入力されるように構成
されている。
なお、リード線を介して加振装置(11)と接続されてな
るものは、この加振装置(11)に内設されている加振コ
イル(11a)を作動させる発振器(15)と増幅器(16)
である。
次に、振動式粘度計の全体構成は、第2図に示すよう
に、振動式粘度計本体(m)の下方に設けられる固定架
台(図示省略)と、この固定架台の上に敷設された軌道
(22)と、所定間隔を隔てた位置に二つの貫通孔(2
3)、(23)を有するすると共に、これら貫通孔(2
3)、(23)の中心が振動式粘度計本体(m)の振動片
(3)の直下にくる範囲でこの軌道(22)上を水平シリ
ンダ(24)によって往復作動される、移動させる手段で
ある移動台車(25)と、振動片(3)の直下に配置さ
れ、先端に受座(26b)を有する伸縮自在なロッド(26
a)を備えた垂直配置されてなる昇降させる手段である
昇降シリンダ(26)とからなっている。また、前記移動
台車(25)に設けられた貫通孔(23)、(23)のうちの
一方、つまり図における左側の貫通孔(23)の中心に合
わせて、被測定流体(1)が入れられている坩堝からな
る試料容器(2)を収容した電気炉(17)が載置されて
おり、また他方の貫通孔(23)の中心に合わせて台座
(27)を介して標準粘度液或いは洗浄液(19)が入れら
ている液容器(18)が載置される。
なお、前記水平シリンダ(24)の停止位置の検出は、こ
の水平シリンダ(24)に内蔵されているリミットスイッ
チ(図示省略)と、外部に設けられた光電スイッチ(図
示省略)との2重検出により行われるようになってお
り、また昇降シリンダ(26)については、ロッド(26
a)の最大ストローク、つまり最上限で試料容器(2)
内の被測定流体(1)、液容器(18)中の標準粘度液或
いは洗浄液(19)中に振動片(3)が浸漬されるように
制御されるようにしてある。
以下、上記構成になる振動式粘度計の使用態様について
説明すると、水平シリンダ(24)により作動され、振動
式粘度計本体(m)により所定の振幅で振動されている
振動片(3)の直下にきて、振動片(3)と移動台車
(25)の貫通孔(23)の中心位置が合致するとこの移動
台車(25)は停止される。次いで、昇降シリンダ(26)
の作動が開始され、ロッド(26a)が貫通孔(23)を通
って、この貫通孔(23)の中心に合わせて載置されてい
る電気炉(17)や液容器(18)が順次上昇され、昇降シ
リンダ(26)のストロークエンドにおいて振動片(3)
は被測定流体(1)、標準粘度液或いは洗浄液(19)中
に所定深さだけ浸漬されることとなる。そして、被測定
流体(1)中への振動片(3)の浸漬中において、被測
定流体(1)の粘度に基づく振動片(3)の減衰による
振動桿(4)の振動の減衰が位置検出センサ(12)で検
出され、演算回路(14)で被測定流体(1)の密度ρと
粘度μとの積である物理量ρ・μが演算されて出力され
る。
このような被測定流体(1)の粘度の測定中において、
移動台車(25)の移動・停止と、昇降シリンダ(26)の
作動制御は自動的に行われ、測定者等の手数は大幅に削
減されるのに加えて、自動運転のため測定者間の個人差
に基づく測定粘度のばらつきも確実に減少する。但し、
この場合は、試料容器(2)中の被測定流体(1)の流
体面、液容器(18)中の標準粘度液或いは洗浄液(19)
の液面のレベルは測定者等により何れも同レベルに調整
する必要があり、また測定手順において振動片(3)を
標準粘度液A→洗浄液I→洗浄液II→標準粘度液B→洗
浄液I→洗浄液II→…の順に浸漬する必要があるので、
これら標準粘度或いは洗浄液(19)の液容器(18)を台
座(27)に載替えるというような手作業が残される。
なお、以上では、液容器(18)の載置数が一個の場合、
つまり電気炉(17)の載置位置以外の貫通孔(23)が一
個の場合を例として説明したが、移動台車(25)の移動
方向に複数の貫通孔を設けることにより複数の液容器
(18)を載置し得るようにすることもでき、これにより
液容器(18)の載替え作業の合理化が可能になる。
第2実施例 次に、本発明の第2実施例に係る振動式粘度計を、その
正面図の第3図と、その平面図の第4図とを参照しなが
ら、前記第1実施例と同一のものは同一符号と名称を以
て、主として第1実施例と相違する下部構成について以
下に説明する。
即ち、振動式粘度計本体(m)の振動片(3)の下方位
置に固定架台(21)が設けられ、この固定架台(21)の
上に軌道(22)が敷設されると共に、この軌道(22)上
を水平シリンダ(24)により所定範囲の間で往復動自在
に作動される、移動させる手段としての移動台車(25)
が配置されている。
前記移動台車(25)の詳細は、同図における左側の一端
側に設けられ、その中心に合致させて電気炉(17)を昇
降させる、後述する昇降させる手段としての昇降シリン
ダ(26)のロッド(26a)が通る貫通孔(23)を有し、
また他端側には垂直軸心回りにモータ(34)により回転
され、かつ上に標準粘度液或いは洗浄液(19)が入れら
れた液容器(18)が載置される回転テーブル(31)が設
けられてなる構成になっている。
この回転テーブル(31)の詳細は、回転中心を中心とす
る円弧上の等間隔位置に中心を持つ複数(この場合は6
個)の液容器用貫通孔(32)を有している。つまり、こ
の液容器用貫通孔(32)の中心に合わせて前記標準粘度
液或いは洗浄液(19)が入れられた液容器(18)が順次
に載置されることとなる。
移動台車(25)が移動され、回転テーブル(31)の所定
の液容器用貫通孔(32)が振動片(3)の直下になるこ
の移動台車(25)の上には、ロッド(33a)の伸長によ
り回転テーブル(31)に載置されている前記標準粘度或
いは洗浄液(19)が入れられている液容器(18)を台座
(27)を介して昇降させる液容器昇降装置としての液容
器昇降シリンダ(33)が配置されている。また、電気炉
(17)を昇降させる昇降シリンダ(26)は、固定架台
(21)上の移動台車(25)の下方の振動片(3)の直下
に設けられている。
ところで、前記水平シリンダ(24)のロッドの伸縮作動
・停止は、上記実施例と同様に、これに内蔵されてなる
リミットスイッチ(図示省略)と、外方に配置された光
電スイッチ(図示省略)との2重検出にて制御されるよ
うになっている。
前記昇降シリンダ(26)と液容器昇降シリンダ(33)と
は、第1実施例における昇降シリンダと同様に、ロッド
のストロークエンドの最上限位置において、振動片
(3)が試料容器(2)中の被測定流体(1)、液容器
(18)中の標準粘度液或いは洗浄液(19)中に浸漬され
るように制御される。また、回転テーブル(31)は光電
スイッチ(図示省略)により60度間隔で間欠的に順次停
止し得るように、モータ(34)の回転を制御するように
してある。
さらに、固定架台(21)の図における左側の一端側に
は、内蔵されたリミットスイッチによって昇降・停止制
御されるホッパ昇降位置であるホッパ昇降シリンダ(4
1)が立設されると共に、このホッパ昇降シリンダ(4
1)の上部に支持台(43)が設けられている。この支持
台(43)の上には、駆動モータ(42)により電気炉(1
7)の方向に進退されるホッパ支持台(43a)が設けら
れ、このホッパ支持台(43a)には、傾動モータ(44)
で傾動され、内部に入れられている原料粉末を、このホ
ッパ支持台(43a)の下側で下方に突出して設けられて
なる原料起用給シュート(45a)に投入する原料供給ホ
ッパ(45)が設けられている。
この原料供給ホッパ(45)は、前記移動台車(25)が水
平シリンダ(24)で移動されて、回転テーブル(31)上
の所定位置の液容器(18)の中心が振動片(3)の直下
にあるときに、電気炉(17)内の試料容器(2)内に溶
融して被測定流体(1)となる原料粉末を補給するため
のものである。勿論、駆動モータ(42)および傾動モー
タ(44)の停止位置検出はリミットスイッチ(図示省
略)により行われる構成になっている。
以下、上記振動式粘度計の使用態様を説明すると、水平
シリンダ(24)のロッドの縮小で移動台車(25)が作動
され、振動式粘度計本体(m)により所定の振幅で振動
されている振動片(3)の直下に回転テーブル(31)の
所定の液容器用貫通孔(32)の位置に載置されている液
容器(18)の中心が合致すると、水平シリンダ(24)の
作動停止に続いて液容器昇降シリンダ(33)のロッド
(33a)が伸長される。すると、液容器(18)が受座(2
6b)に載置されると共に上方に持ち上げられ、ロッド
(33a)のストロークエンドにおいてこのロッド(33a)
の伸長が停止される。この停止位置において、振動片
(3)は液容器(18)中の標準粘度液或いは洗浄液(1
9)中に確実に浸漬される。
標準粘度液或いは洗浄液(19)中に振動片(3)を浸漬
する方法は、第1実施例において説明したと同様に、標
準粘度液A→洗浄液I→洗浄液II→標準粘度液B→洗浄
液I→洗浄液II→標準粘度液C→…という手順を経る
が、これらの各液が入れられた液容器(18)を予め回転
テーブル(31)上に順次載置しておけば、液容器(18)
を載替えるまでもなく、液容器昇降シリンダ(33)の作
動の繰り返しと、60度間隔の回転テーブル(31)の回転
・停止との繰り返しにより容易に振動片(3)の各液中
への浸漬と洗浄とを行うことができる。
次いで、水平シリンダ(24)のロッドの伸長により移動
台車(25)が移動され、振動式粘度計本体(m)により
所定の振幅で振動されている振動片(3)の直下に電気
炉(17)の中心が合致すると、水平シリンダ(24)の作
動停止に続いて昇降シリンダ(26)のロッド(26a)が
伸長される。すると、電気炉(17)が上方に持ち上げら
れ、昇降シリンダ(26)のロッド(26a)のストローク
エンドにおいてこのロッド(26a)の伸長が停止され
る。そして、この停止位置において、振動片(3)は電
気炉(17)に収容されている試料容器(2)中の被測定
流体(1)中に浸漬されるので、振動式粘度計本体
(m)により容易に被測定流体(1)の粘度を測定する
ことができる。
ところで、被測定流体(1)の粘度の測定精度を向上さ
せるためには、被測定流体(1)や標準粘度液中への振
動片(3)の浸漬深さを一定に保持する必要があるが、
この場合には、被測定流体(1)の流体面と標準粘度液
の液面レベルとを同一に調整する方法によって行われ
る。
即ち、予め坩堝になる試料容器(2)に供給された原料
粉末は、電気炉(17)の加熱で溶融すると、容積が減少
して被測定流体(1)の液面レベルが低下するため、液
面が適性なレベルになるように原料粉末を補給する必要
がある。
そこで、回転テーブル(31)の所定位置が振動片(3)
の直下にくる位置で移動台車(25)が停止しているとき
に、電気炉(17)から離れた位置に退避されてくる原料
供給ホッパ(45)に原料粉末を投入する。次いで、駆動
モータ(42)を作動して、試料容器(2)の中心と原料
供給シュート(45a)の中心とが合致するように、ホッ
パ支持台(43a)を移動させる。次に、試料容器(2)
の直上に原料供給シュート(45a)の下端がくるまでホ
ッパ昇降シリンダ(41)により原料供給ホッパ(45)を
下降させる。
そして、傾動モータ(44)により原料供給ホッパ(45)
を傾動させて原料粉末を原料供給シュート(45a)を介
して電気炉(17)内に飛散させることなく試料容器
(2)内に補給することにより、試料容器(2)内の被
測定流体(1)の液面レベルを容易に調整することがで
きる。
このようにして、試料容器(2)内への原料粉末の補給
が終了すると、傾動モータ(44)の逆作動により原料供
給ホッパ(45)を元の状態に復元すると共に、ホッパ昇
降シリンダ(41)により原料供給ホッパ(45)を上昇さ
せた後、駆動モータ(42)の逆作動によりホッパ支持台
(43a)を電気炉(17)から退避させて、一連の原料粉
末補給作業が終了する。なお、補給する原料粉末の量
は、原料粉末の組成をもとに、適正な液面レベルに必要
な溶融時の体積を算出しておき、予め供給された原料粉
末の溶融体積との差から求める。
以上述べたように、この第2実施例に係る振動式粘度計
にあっては、振動片(3)を被測定流体(1)、標準粘
度液或いは洗浄液(19)中に自動的に浸漬することがで
きるのに加えて、被測定流体(1)が高温であってもそ
の液面レベルの調整作業を容易に行うことができるの
で、被測定流体(1)の粘度測定を極めて短時間に行
え、しかも測定者間の個人誤差を解消することができ
る。
以上では、振動片(3)を被測定流体(1)、標準粘度
液或いは洗浄液(19)に浸漬するのに、これらが入れら
れた容器のそれぞれを昇降させる手段により上昇させる
例について説明したが、逆に振動式粘度計本体(m)自
体を下降させるようにしても、上記したそれぞれの実施
例と同等の効果を得ることができる。さらに、これら実
施例の下部構造を特開昭59−15837号公報にて開示され
ている従来の振動式粘度計に対しても適用し得るもので
ある。
なお、上記した振動式粘度計は本発明の具体例にすぎ
ず、従ってこれらの実施例によって本発明の技術的思想
の範囲が限定されるものではなく、しかもこの技術的思
想の範囲を逸脱しない範囲内における設計変更等は自由
自在である。
〔発明の効果〕
本発明の請求項1乃至4に係る振動式粘度計によれば、
標準粘度液或いは洗浄液の載替え作業が少なくなる一
方、自動的にこれらの液が入れられた液容器をはじめ、
被測定流体が入れられた試料容器が所定量上昇され、こ
れらの中に振動片が浸漬されるので、粘度測定の省力化
を達成し得て、被測定流体の粘度測定を効率的に行うこ
とができ、さらに本発明の請求項4に係る振動式粘度計
によれば、上記効果に加えて、原料供給ホッパで原料粉
末を試料容器に補給して被測定流体の液面レベルを均一
に保持することにより、振動片の浸漬付加さのばらつき
がなくなる結果、測定者等の個人差を確実に減少させる
ことができるようになり、この種の振動式粘度計を用い
ての粘度の測定作業能率の向上と、測定精度の向上とに
対して極めて多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は振動式粘度計本体の模式的構成説明図、第2図
は本発明の第1実施例になる振動式粘度計の模式的構成
説明図、第3図は本発明の第2実施例になる振動式粘度
計の正面図、第4図は本発明の第2実施例になる振動式
粘度計の平面図、第5図は従来の振動式粘度計の模式的
構成説明図である。 (m)……振動式粘度計本体,(1)……被測定流体,
(2)……試料容器,(3)……振動片,(11)……加
振装置、(18)……液容器,(19)……標準粘度液或い
は洗浄液,(21)……固定架台,(22)……軌道,(2
3)……貫通孔,(24)……水平シリンダ,(25)……
移動台車,(26)……昇降シリンダ,(27)……台座,
(31)……回転テーブル,(32)……液容器用貫通孔,
(33)……液容器昇降シリンダ,(34)……モータ,
(41)……ホッパ昇降シリンダ,(42)……駆動モー
タ,(43)……支持台,(43a)……ホッパ支持台,(4
4)……傾動モータ,(45)……原料供給ホッパ,(45
a)……原料供給シュート。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加振手段で加振される弾発体で支持した振
    動桿の遊端側に着脱自在に固着した振動片を試料容器に
    入れられた被測定流体に浸漬し、該振動片の振動の振幅
    の減衰により被測定流体の粘度を測定する流体の振動式
    粘度計本体と、前記試料容器を収容して被測定流体を加
    熱する電気炉と、標準粘度液或いは洗浄液が入れられた
    液容器とを有し、これら電気炉と液容器のそれぞれの中
    心を前記振動片の直下に移動させる手段と、前記電気炉
    と液容器とを前記振動片の直下で昇降させる手段とを備
    えてなることを特徴とする振動式粘度計。
  2. 【請求項2】加振手段で加振される弾発体で支持した振
    動桿の遊端側に着脱自在に固着した振動片を試料容器に
    入れられた被測定流体に浸漬し、該振動片の振動の振幅
    の減衰により被測定流体の粘度を測定する流体の振動式
    粘度計本体と、前記試料容器を収容して被測定流体を加
    熱する電気炉と、標準粘度液或いは洗浄液が入れられた
    液容器との載置位置に貫通孔を有し、かつ載置されたこ
    れら電気炉と液容器の中心を固定架台上にて前記振動片
    の直下に移動させる往復作動自在な移動台車と、前記電
    気炉と液容器とを前記振動片の直下で昇降させる昇降装
    置とを備えてなることを特徴とする振動式粘度計。
  3. 【請求項3】加振手段で加振される弾発体で支持した振
    動桿の遊端側に着脱自在に固着した振動片を試料容器に
    入れられた被測定流体に浸漬し、該振動片の振動の振幅
    の減衰により被測定流体の粘度を測定する流体の振動式
    粘度計本体と、前記試料容器を収容して被測定流体を加
    熱する電気炉の載置位置に貫通孔を備え、かつ該貫通孔
    から離れた位置に回転中心を有し、該回転中心を中心と
    する円弧上に中心を持つ複数の液容器用貫通孔を有する
    と共に、該液容器用貫通孔の対応位置に標準粘度液或い
    は洗浄液が入れられた液容器が載置される回転テーブル
    を備え、前記電気炉の載置位置と回転テーブル上の所定
    位置の液容器との中心を固定架台上にて前記振動片の直
    下に移動させる往復作動自在な移動台車と、該移動台車
    上の前記回転テーブルの所定位置の液容器用貫通孔の直
    下に設けられ、該液容器用貫通孔を通して所定位置の液
    容器を振動片の直下で昇降させる液容器昇降装置と、前
    記貫通孔を通して前記電気炉を振動片の直下で昇降させ
    る昇降装置とを備えてなることを特徴とする振動式粘度
    計。
  4. 【請求項4】前記固定架台の一端側の反回転テーブル側
    に設けられるホッパ昇降装置と、該ホッパ昇降装置によ
    り昇降自在に支持される支持台と、該支持台に設けた駆
    動装置により振動式粘度計本体の方向に進退自在に移動
    されるホッパ支持台と、該ホッパ支持台に設けられ、前
    記移動台車が移動されて回転テーブル上の所定位置の液
    容器の中心が振動片の直下にあるときに、前記電気炉内
    の試料容器に被測定流体用の原料粉末を補給する垂直な
    原料供給シュートに原料粉末を投入する傾動自在な原料
    供給ホッパとからなることを特徴とする特許請求項3記
    載の振動式粘度計。
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