JPH076917B2 - 乾式分析方法における検量線の補正方法 - Google Patents

乾式分析方法における検量線の補正方法

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JPH076917B2 JP61205345A JP20534586A JPH076917B2 JP H076917 B2 JPH076917 B2 JP H076917B2 JP 61205345 A JP61205345 A JP 61205345A JP 20534586 A JP20534586 A JP 20534586A JP H076917 B2 JPH076917 B2 JP H076917B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は乾式分析要素を用いて諸種の液体、特に血液に
代表される生物体液中の特定の成分を定量分析する方法
における検量線の補正方法に関するものである。
[従来技術] 乾式分析要素を用いる分析法においては、分析すべき特
定成分(アナライト)の存在量または濃度(以下単に濃
度という)が既知である複数の液体試料を測定して、ア
ナライト濃度と光学濃度測定値との相関を表す検量線を
予め作成し、この検量線に基づいて未知試料の光学濃度
測定値からそのアナライト濃度を求めている。
乾式分析要素の検量線は一般に全濃度範囲にわたり直線
となることは少なく曲線となることが多いので、高精度
の分析を行うためには濃度既知の試料3つ以上について
光学濃度を測定し、これらの測定値を結ぶようにして作
成するのが普通である。
乾式分析要素の特性は、保存中の試薬の経時変質、測定
温度、製造時の僅かな条件変動等によって若干変化する
ことがあり、同一アナライト濃度の液体試料について乾
式分析要素の光学濃度を測定しても測定値が異なる場合
がある。この場合の光学濃度値とアナライト濃度との関
係は例えば、第1図に曲線B(変異した検量線)で示す
ようになり、同一アナライト濃度の液体試料に対する光
学濃度値が予め作成した標準検量線Aの光学濃度値と異
なる場合がある。このような場合、もし検量線の変化を
測定前に、又は測定の際に知ることができれば、変異し
た検量線Bを、例えば標準検量線Aに実質的に一致する
ように補正して、正しいアナライト濃度を求めることが
できる。
乾式分析要素におる検量線の補正方法としては、従来、
アナライトの濃度が既知の水性液体試料(検定液)を、
一つまたは二つ以上測定して得た光学濃度値をもとに、
予め定められている演算を用いて検量線を補正してい
た。
しかしながら、これらの方法ではアナライトの濃度が既
知の検定液を、一つまたはそれ以上用意する必要があ
り、また、一度検定液を測定した乾式分析要素は二度使
用できないので、検量線の補正を行うために一つまたは
それ以上の乾式分析要素を余分に使用する必要があっ
た。
この方法で検量線を補正するには、乾式分析要素に検定
液を点着して測定するのに必要な時間のほかに、検量線
を補正するための検定液そのもののアナライト濃度を他
の標準測定法で測定するための時間が必要となる。
また、アナライトの濃度が既知の検定液についても、経
時変質または異物の混入等によって、アナライト濃度が
変化する場合があり、必ずしも正しい検量線補正を行う
ことができない。
乾式分析要素の検量線は直線とみなせる部分を含んでい
る場合があるが、一般に曲線である。従って検量線を補
正するためには1次式、2次式、さらに3次式以上の高
次式の順に補正が正確になると一般に考えられている。
本発明者等は意外なことに乾式分析要素の未使用時、又
は測定対象アナライト不含有液体点着後の要素の光学濃
度値を測定し、特定の形式の1次式又は2次式で表され
る補正式で前記の光学濃度値を処理することにより高精
度で検量線の補正が可能であることを見出し本発明に到
達した。
[発明の目的] 本発明の目的は、長い保存期間での経時変質や高い周囲
温度の影響による変質等で性能が変化した乾式分析要
素、あるいは製造時の僅かな条件変動等による性能の変
異があり、標準の検量線と異なる変異した検量線を有す
る(と推定される)乾式分析要素(以下、要補正乾式分
析要素という)を用いてアナライトの定量分析を実施す
る際に、検定液(アナライトの濃度が既知の水性液体試
料)を用いずに要補正乾式分析要素の変異した検量線を
簡単にしかも実用上充分な程度に精度よく補正する方法
を提供するものである。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、 標準の検量線と異なる変異した検量線を有する要補正乾
式分析要素を用いて測定対象アナライトの定量分席を実
施する際に、 正常な乾式分析要素の未使用(液体試料点着をせず、又
インクベーションもしない)状態で測定して得た光学濃
度値(FD)、 測定対象アナライトの濃度既知の液体試料又は検定液に
つい正常な操作手順(液を乾式分析要素に点着し、イン
クベーションし、測光する)で測定した得た正常な乾式
分析要素の光学濃度値(DS) を用いて予め求めた定数a及びb、 並びに、 要補正乾式分析要素の未使用状態で測定して得た光学濃
度値(▲F ▼)、及び 前記と同一の液体試料又は検定液を正常な操作手順で測
定して得た要補正乾式分析要素の光学濃度値(▲D
▼) を用いて、 関係式 DS−▲D ▼=(aDS+b)・(FD−▲F ▼) により要補正乾式分析要素の変異した検量線を補正する
方法によって達成された。
本発明の特徴は、液体試料と未接触の変質した又は変質
したと推定される乾式分析要素の光学濃度(▲F
▼)を測定するだけで検量線を補正することにあ
る。
[発明の構成の詳細な説明] 乾式分析要素においては、その上面又は多層分析要素の
展開層にアナライト濃度が未知の液体試料を1滴、又は
数滴付着供給(以下点着という)させて、一定時間、一
定温度でインクベーションして生じた着色の光学濃度値
(の変化)を、予め作成した検量線に基づいてアナライ
ト濃度に換算している。すなわち、ある関数fに対し
て、アナライト濃度Cと光学濃度値Dsとの間には、下記
の式が成立している。
C=f(Ds) …[1] 式[1]におけるf(Ds)又はそれを数値表にしたもの
が検量線である。
正常な乾式分析要素と要補正乾式分析要素では同一アナ
ライト濃度の液体試料を点着測定しても光学濃度値が異
なる場合が多い。さらに正常な乾式分析要素と要補正乾
式分析要素では未使用(液体試料点着をせず、またイン
クベーションもしない)時、液体試料を点着せずにイン
クベーションだけを実施後、又は純水又は要素の測定対
象アナライト不含の水性液体(例、コントロール血清、
生理的塩類水溶液)を点着しインクベーション実施後の
乾式分析要素の着色光学濃度値が異なる場合が多い。こ
の異なる度合として、正常な乾式分析要素と要補正乾式
分析要素の上記の諸種の光学濃度値との間に一定の関係
があることが見出された。
すなわち、 測定対象アナライトの濃度が異なる2つの濃度既知の液
体試料又は検定液について正常な操作手順(液を乾式分
析要素に点着し、インクベーションして、反射測光す
る)で測定して得た正常な乾式分析要素の光学濃度値を
DS1、DS2、 上記と同一の2つの液体試料又は検定液を正常な操作手
順で測定して得た要補正乾式分析要素の光学濃度値を▲
S1▼、▲D S2▼、 正常な乾式分析要素の未使用(液体試料点着をせず、又
インクベーションもしない)状態で測定して得た光学濃
度値をFD1、FD2、 要補正乾式分析要素の未使用(液体試料点着をせず、又
インクベーションもしない)状態で測定して得た光学濃
度値を▲F D1▼、▲F D2▼、 とすると、 DS1−▲D S1▼=G1(FD1−▲F D1▼) …[2] DS2−▲D S2▼=G2(FD2−▲F D2▼) …[3] 一般的に、 DS−▲D ▼=G(FD−▲F ▼) …[4] という関係がある。
一方、このG1とG2との差と、DS1とDS2との差には、前述
のとおり、一定の関係があることが判明した。
すなわち、ある定数aとbについて G1−G2=a(DS1−DS2) …[5] 従って、式[5]を積分して一般的な形の式にすると、
ある定数aとbについて G=aDS+b …[6] 式[4]と式[6]から DS−▲D ▼=(aDS+b)・(FD−▲F ▼) …
[7] 式[1]と式[7]から C=f((aDS+b)・(FD−▲F ▼)+▲D
▼) …[8] 従ってFDが予めわかっていれば、 要補正乾式分析要素の未使用時の光学濃度値▲F
を測定するだけでその要補正乾式分析要素の変異した検
量線を正確に補正することができる。
本発明の方法を適用できる乾式分析要素としては、特開
昭55-164356、特開昭57-66359等に記載の織物展開層を
有する一体型多層分析要素、特開昭60−222769等に記載
の編物展開層を有する一体型多層分析要素、特開昭57−
148250に記載の有機ポリマー繊維パルプ含有抄造紙から
なる展開層を有する一体型多層分析要素、特開昭61−49
59等に記載の多孔性接着された多孔性層有する一体型多
層分析要素、特開昭57−125847等に記載の繊維分散液を
塗布して設けた繊維質展開層を有する一体型多層分析要
素、特公昭53−21677、米国特許3 992 158等に記載のメ
ンブランフイルタ(ブラッシュポリマー層)、ポリマー
ミクロビーズ等が親水性ポリマーバインダーに保持され
てなる連続微空隙含有多孔性層等の非繊維等方的多孔性
展開層を有する一体型多層分析要素、特開昭55-90859等
に記載のポリマーミクロビーズが水で膨潤しないポリマ
ー接着剤で点接触状に接着されてなる連続微空隙含有多
孔性層(三次元格子状粒状構造物層)からなる非繊維等
方的多孔性展開層展開層を有する一体型多層分析要素等
に代表される一体型多層分析要素、特開昭49-11395等に
記載の多孔性層を積層固定した多層分析要素、特開昭59
-77356等に記載の繊維質多孔性層を有するイムノアッセ
イ用多層分析要素、特開昭57-53661、特開昭58-45565等
に記載の改良スティックタイプ分析器具等がある。本発
明の方法は、これらの乾式分析要素のうちで、一体型多
層分析要素に特に適している。
以下に本発明の方法を実施例により具体的に詳細に説明
する。
参考例1 ゼラチン下塗りを有する厚さ185μmの無色透明ポリエ
チレンテレフタレート(PET)フィルム(支持体)の上
に、グルコース測定用呈色試薬組成物が下記の被覆量に
なるようにして水溶液を塗布乾燥して呈色試薬層を設け
た。
呈色試薬層の成分の被覆量 ペルオキシダーゼ 5000IU/m2 1,7−ジヒドロキシナフタレン 250mg/m2 4-アミノ‐2,3-ジメチル‐1-(2,4,6-トリクロロフェニ
ル)‐3-ピラゾリン‐5-オン 1.8g/m2 ゼラチン 20g/m2 ノニルフェノキシポリエトキシエタノール(平均10オキ
シエチレン単位含有) 200mg/m2 呈色試薬層の上にグルコースオキシダーゼ含有光遮蔽層
をその成分が下記の被覆量になるようにして水溶液を塗
布乾燥して設けた。
光遮蔽層の成分の被覆量 グルコースオキシダーゼ 4000IU/m2 ノニルフェノキシポリエトキシエタノール(平均10オキ
シエチレン単位含有) 200mg/m2 二酸化チタン微粒子 40g/m2 グルコースオキシダーゼ含有光遮蔽層の上に下記の被覆
量になるようにして接着層を水溶液を用いて塗布し乾燥
した。
接着層の被覆量 ゼラチン 6.7g/m2 ノニルフェノキシポリエトキシエタノール(平均10オキ
シエチレン単位含有) 200mg/m2 次に、接着層に30g/m2の割合で水を浸し水として供給、
湿潤させた後綿100%のブロード布を軽く圧着ラミネー
トし、乾燥させて多孔性展開層を設け、グルコース定量
用一体型多層分析要素を完成した。
この多層分析要素を15mm×15mmの正方形チップに裁断
し、特開昭57−62452に記載のプラスチックマウントに
収めてグルコース定量分析スライドを完成した。
実施例1 次の4種のグルコース濃度既知の液体試料を調製又は用
意した。グルコース濃度はヘキソキナーゼ−G-6-PDH法
で測定した。
試料11 ヒト血清アルブミン 700mg 塩化ナトリウム 90mg 水を加えて 10mLにする グルコース濃度 0mg/dL 試料12 モニトロールI X(アメリカン・デード社製) グルス濃度 90mg/dL 試料13 モニトールII X(アメリカン・デード社製) グルコース濃度 229mg/dL 試料14 グルコースを添加溶解したモニトロールI X グルコース濃度 493mg/dL 試料15 ヒト血清アルブミン 700mg 塩化ナトリウム 90mg グルコース 10mg 水を加えて 10mLにする グルコース濃度 100mg/dL 試料16 ヒト血清アルブミン 700mg 塩化ナトリウム 90mg グルコース 30mg 水を加えて 10mLにする グルコース濃度 300mg/dL 周囲温度35℃相対湿度30%の環境にそれぞれ、3ヵ月、
7ヵ月、12ヵ月放置して強制経時変質させた参考例1の
グルコース定量分析スライド(要補正分析スライド)、
及び製造直後の(新鮮)正常な性能の参考例1のグルコ
ース定量スライド(標準検量線の分析スライド)を用意
し、液体試料を点着せずインクベーションもせず、その
ままPET支持体側から中心波長510nmの可視光で呈色試薬
層の光学濃度を反射測光したところ反射光学濃度値(新
鮮:FD;要補正:▲F ▼)は第1表のとおりであっ
た。
上記の分析スライドそれぞれに液体試料11〜14の10μL
を点着し、37℃で6分インクベーションし、直ちにPET
支持体側から中心波長510nmの可視光で呈色試薬層の光
学濃度を反射測光したところ反射光学濃度値(新鮮:DS;
要補正:▲D ▼)は第2表のとおりであった。
従って参考例1のグルコース定量分析スライドについて
の標準検量線と強制経時変質により変異した3つの検量
線は、第2図の概念図のようになる。
一方、周囲温度35℃相対湿度30%の環境に5ヵ月放置し
て強制経時変質させた参考例1のグルコース定量分析ス
ライド(要補正分析スライド)、及び製造直後の(新
鮮)正常な性能の参考例1のグルコース定量スライド
(標準検量線の分析スライド)を用意し、液体試料を点
着せずインクベーションもせずそのままPET支持体側か
ら中心波長510nmの可視光で呈色試薬層の光学濃度を反
射測光したところ反射光学濃度値(新鮮:FD;要補正:▲
▼)は第3表のとおりであった。
上記の分析スライドそれぞれに液体試料15、16の10μL
を点着し、37℃で6分インクベーションし、直ちにPET
支持体側から中心波長510nmの可視光を用いて呈色試薬
層の光学濃度を反射測光したところ反射光学濃度値(新
鮮:DS;要補正:▲D ▼)は第4表のとおりであっ
た。
上記のFD、▲F ▼、試料15、16それぞれのDS、▲D
▼の値を式[7]に代入し、連立方程式を解いてa
とbを計算したところ a=−3.492;b=1.644 そこで、このa、bと式[7]を用いて、第2表の光学
濃度値▲D ▼からDSを計算したところ、第5表のと
おりであった。
予め製造直後の正常な性能の参考例1の定量分析スライ
ドで作成した標準検量線(式[1])で、第2表の光学
濃度値をグルコース濃度に換算すると第6表のとおり、
第5表の光学濃度値をグルコース濃度に換算すると第7
表のとおりであった。
第7表と第6表の濃度値を比較すると、式[7]で補正
した光学濃度値を用いることにより、グルコース濃度の
広い範囲にわたって強制経時変質させたスライドによっ
ても、製造直後の正常な性能の定量スライドと同等の正
確なグルコース濃度値が得られることが明らかである。
実施例2 次の7種のビリルビン濃度既知の液体試料を用意又は調
製した。ビリルビン濃度はJendrassik−Grfによるジ
アゾ法で測定した。
試料21 モニトロールI X ビリルビン濃度 0.9mg/dL 試料22 モニトロールII X ビリルビン濃度 4.5mg/dL 試料23 ビリルビンを添加溶解したモニトロールI X ビリルビン濃度 8.4mg/dL 試料24 ビリルビンを添加溶解したモニトロールI X ビリルビン濃度 13.0mg/dL 試料25 ビリルビン・コントロール(アメリカン・デー
ド社製) ビリルビン濃度 17.1mg/dL 試料26 ヒト血清アルブミン 700mg 塩化ナトリウム 90mg ビリルビン 0.1mg 水を加えて 10mLにする ビリルビン濃度 1.0mg/dL 試料27 ヒト血清アルブミン 700mg 塩化ナトリウム 90mg ビリルビン 1mg 水を加えて 10mLにする ビリルビン濃度 10.1mg/dL 周囲温度45℃相対湿度30%の環境にそれぞれ、4日、7
日、10日、14日放置して強制経時変質させた参考例1と
同様のプラスチックマウントに収めた特開昭61−71363
明細書 実施例1に記載のビリルビン定量用一体型多層
分析要素(以下、血中総ビリルビン定量分析スライドと
いう)(要補正分析スライド)及び製造直後の(新鮮)
正常の性能の血中総ビリルビン定量スライド(標準検量
線の分析スライド)を用意し、液体試料を点着せずイン
クベーションもせず、そのままPET支持体側から中心波
長540nmの可視光で呈色試薬層の光学濃度を反射測光し
たところ反射光学濃度値(新鮮:FD;要補正:▲F
▼)は第8表のとおりであった。
上記分析スライドそれぞれに液体試料21〜25の10μLを
点着し、37℃で6分インクベーションし、直ちにPET支
持体側から中心波長540nmの可視光で呈色試薬層の光学
濃度を反射測光したところ反射光学濃度値(新鮮:DS;要
補正:▲D ▼)は第9表のとおりであった。
一方、周囲温度45℃相対湿度30%の環境に12日放置して
強制経時変質させた血中総ビリルビン定量分析スライド
(要補正分析スライド)、及び製造直後の(新鮮)正常
の性能の血中総ビリルビン定量スライド(標準検量線の
分析スライド)を用意し、液体試料を点着せずインクベ
ーションもせず、そのままPET支持体側から中心波長540
nmの可視光で呈色試薬層の光学濃度を反射測光したとこ
ろ反射光学濃度値(新鮮:FD;要補正:▲F ▼)は第
10表のとおりであった。
上記の分析スライドそれぞれに液体試料26、27の10μL
を点着し、37℃で6分インクベーションし、直ちにPET
支持体側から中心波長540nmの可視光で呈色試薬層の光
学濃度を反射測光したところ反射光学濃度値(新鮮:DS;
要補正:▲D ▼)は第11表のとおりであった。
上記のFD、▲F ▼、試料26、27それぞれのDS、▲D
▼の値を式[7]に代入し、連立方程式を解いてa
とbを計算したところ a=−0.923;b=+1.266 そこで、このa、bと式[7]を用いて、第9表の光学
濃度値▲D ▼からDSを計算したところ、第12表のと
おりであった。
予め製造直後の正常な性能の血中総ビリルビン定量スラ
イドで作成した標準検量線(式[1])で、第9表の光
学濃度値から総ビリルビン濃度に換算したところ第13表
のとおり、第12表の光学濃度値から総ビリルビン濃度に
換算したところ第14表のとおりであった。
第13表と第14表の濃度値を比較すると、式[7]で補正
した光学濃度値を用いることにより、ビリルビン濃度の
広い範囲にわたって強制経時変質させたスライドによっ
ても、製造直後の正常な性能の定量スライドと同等の正
確なビリルビン濃度値が得られることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は正常な検量線Aと変異した検量線Bを示す概念
図である。 第2図は実施例1第2表の反射光学濃度値に基づく基準
検量線及び強制経時変質により変異した3つの検量線を
示す概念図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準の検量線と異なる変異した検量線を有
    する要補正乾式分析要素を用いて測定対象アナライトの
    定量分析を実施する際に、 正常な乾式分析要素の未使用(液体試料点着をせず、又
    インクベーションもしない)状態で測定して得た光学濃
    度値(FD)、 測定対象アナライトの濃度既知の液体試料又は検定液に
    つい正常な操作手順(液を乾式分析要素に点着し、イン
    クベーションし、測光する)で測定した得た正常な乾式
    分析要素の光学濃度値(DS) を用いて予め求めた定数a及びb、 並びに、 要補正乾式分析要素の未使用状態で測定して得た光学濃
    度値(▲F ▼)、及び 前記と同一の液体試料又は検定液を正常な操作手順で測
    定して得た要補正乾式分析要素の光学濃度値(▲D
    ▼) を用いて、 関係式 DS−▲D ▼=(aDS+b)・(FD−▲F ▼) により要補正乾式分析要素の変異した検量線を補正する
    方法。
JP61205345A 1986-09-01 1986-09-01 乾式分析方法における検量線の補正方法 Expired - Fee Related JPH076917B2 (ja)

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