JPH076934Y2 - パチンコ機の入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の入賞装置

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JPH076934Y2
JPH076934Y2 JP1326292U JP1326292U JPH076934Y2 JP H076934 Y2 JPH076934 Y2 JP H076934Y2 JP 1326292 U JP1326292 U JP 1326292U JP 1326292 U JP1326292 U JP 1326292U JP H076934 Y2 JPH076934 Y2 JP H076934Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は特定入賞に応じて作動す
るパチンコ機の入賞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機には遊技盤面に7seg(Segmen
ts) LEDなどからなる可変表示器を設け、この可変表
示器を特定の入賞に応じて動作させて可変表示器に特定
の識別情報が表示されたとき、遊技者に有利な権利(以
下、権利という)たとえば入賞確率が拡大するものがあ
る。
【0003】上記可変表示器は0〜9、アルファベット
および記号などの識別情報を表示する機能を備え、特定
の入賞があったときに識別情報を所定タイミングで順次
微細に変動表示させ、遊技者の特定操作または内蔵タイ
マのタイムアップに基いて識別情報の変動表示を停止さ
せる。
【0004】このとき可変表示器は識別情報のいずれか
を停止表示し、停止表示状態の識別情報(以下、「停止
識別情報」という)が特定の識別情報であるときのみに
上記権利を発生させる。
【0005】この特定の識別情報が可変表示器に表示さ
れる確率は、賭博性排除の観点から、所定値よりも小さ
く定められている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このため遊技者は、権
利を発生させる可能性が比較的小さいという先入観を抱
き易く、可変表示器の変動表示のみでは遊技変化に乏し
いという傾向がある。さらに遊技者は上記可変表示器に
おける光学系の微細複雑な変動を常時注目しているため
視覚神経にきわめて大きな疲労を招く。したがって上述
した理由から遊技意欲が減退するという問題があった。
【0007】そこで本考案は遊技変化を拡大するととも
に明確な変動表示の可変表示器を設けたパチンコ機の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、遊技盤2面に配設された特定入賞口27,27,28
への入賞に基いて複数種の識別情報を継続的に変動表示
させ該変動表示の開始からの所定時間の経過に基いてい
ずれかの識別情報を停止表示する複数の識別情報表示手
段(図柄表示器)42と、遊技盤2面に発射されたパチン
コ球を入賞させるための大入賞口29を備え大入賞口29に
入賞し易い第1状態と入賞しない第2状態とを形成する
大入賞部材15と、遊技盤2面に設けられ予め定められた
複数位置のいずれかをとる可動部材(被覆部材)43と、
可動部材43を複数位置において継続的に変動動作させ該
変動動作の開始からの所定時間の経過に基いて複数位置
のいずれに停止させる駆動手段(ソレノイド)44と、識
別情報表示手段42に停止表示された識別情報の組合わせ
が予め定められた第1の組合せであるときに大入賞部材
15を第1状態にせしめ前記停止表示された識別情報の組
合わせが前記第1の組合せとは異なる第2の組合せであ
るときには駆動手段44を動作させ可動部材43の停止位置
が予め定められた特定位置であるときに大入賞部材15を
第1状態にせしめる制御手段31とを有する構成を備えて
いる。
【0009】上記可動部材が識別情報表示手段42の表示
部位を覆う動作位置と表示部位を露呈させる原位置との
2位置をとる被覆部材43からなる構成を備えている。
【0010】
【作用】本考案は上記のように構成したので、識別情報
表示手段42は特定入賞口27,27,28 への入賞に基いて識
別情報の変動表示を開始し、この変動表示から所定時間
経過後に識別情報を停止表示し、この停止識別情報が第
1の組合せである場合と、停止識別情報が第2の組合せ
であり、かつ、駆動手段44を動作させ可動部材43の停止
位置が予め定められた特定位置である場合とのいずれで
も、制御手段31は第2状態にある大入賞部材15を第1状
態にせしめるので、光学または電気的な遊技変化と機構
的な遊技変化との互いに異なる複数種の視覚的な変化を
遊技者に付与することができる。
【0011】可動部材が被覆部材43からなる構成である
場合、被覆部材43は識別情報表示手段42の表示部位を覆
う動作位置と原位置とをとることによって視覚的変化を
遊技者に付与する。
【0012】
【実施例】以下に本考案の一実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0013】図1はパチンコ機1の遊技盤2面に設け
た、本考案に係るパチンコ機の入賞装置(以下、「入賞
装置」という)3の一部を表している。この入賞装置3
は図2ないし図4に示すセンタ役物(後述)14、大入賞
部材15および操作スイッチ10を主構成とする。
【0014】パチンコ機1の表側には遊技盤2面に発射
球を誘導する誘導レ一ル4、パチンコ球を発射するハン
ドル5、遊技用パチンコ球をハンドル5の打球装置(図
示省略)に導く上皿6、入賞に応じた払出す賞品球を払
出す賞品球払出口7、上皿6に飽和したパチンコ球を下
皿9に払出す飽和球払出口8および入賞装置3を操作す
るための操作スイッチ10を設けている。
【0015】さらに遊技盤2面には、釘11と、各種入賞
具12,13と、誘導レ一ル4に導かれ上部両側に配設され
た発射球の落下方向を変える風車16,16と、入賞状態を
表示する入賞表示灯17と、大入賞部材15の下方に配置し
たアウト孔18と、打止および追加を表示する表示灯19
と、大入賞口29に入賞した入賞球数を表示する球数表示
器(後述)20とが設けられている。
【0016】21は誘導レ一ル4に囲まれた遊技部で、誘
導レ一ル4に誘導された発射球(パチンコ球)はアウト
孔18または入賞口22〜29に導かれる。これらの入賞口22
〜29は、入賞具12,13、センタ役物14および大入賞部材
15にそれぞれ設けられている。
【0017】入賞口22,23はセンタ役物14の両側に配置
され、入賞口26は天入賞口と呼ばれるセンタ役物14に配
置されている。これらの入賞口22,23,26は通常の賞品球
払出しを行うもので、入賞口24,25は大入賞部材15の両
側に配置されたチュ一リップと呼ばれる周知のものであ
る。さらに27,27,28は大入賞部材15と、大入賞部材15の
上方とに設けた特定入賞口としての始動入賞口で、始動
入賞口27,27,28への入賞はセンタ役物14を動作させる。
【0018】29は大入賞部材15に設けた開閉可能な大入
賞口で、大入賞口29の開口部中央に継続入賞口32を設
け、継続入賞口32の両側には通常入賞口32′を設けてい
る。継続入賞口32には大入賞したパチンコ球を検知する
ための継続スイッチ35を設け、また大入賞口29には、大
入賞口29に入賞したすべての入賞球を検知(カウント)
する10カウントスイッチ100 を設けている。
【0019】大入賞口29の上下には、その開口部を開閉
する開閉板30,30が設けられ、開閉板30,30は図5に示
す開閉板駆動ソレノイド34によって、遊技盤2面に発射
されたパチンコ球を入賞させ易い第1状態と、入賞しな
い第2状態とを形成するように駆動制御される。
【0020】大入賞口29の両側および大入賞口29とセン
タ役物14との間には、始動入賞口27,27,28をそれぞれ配
設している。これらの始動入賞口27,27,28には発射球の
特定入賞を検知するための始動検知スイッチ(図5参
照)37がそれぞれ備えられている。
【0021】センタ役物14は遊技盤2の表側に配置され
遊技盤2にねじ止めされる前部38と、前部38にねじ止め
される後部39とから構成されている。前部38は入賞装置
3の各動作状態を表示する表示ランプ33,36,40,41 と、
表示ランプ33,36,40,41 を取付けるための前面枠46とを
主構成としている。
【0022】後部39は識別情報表示手段としての複数の
図柄表示器42と、各図柄表示器42をそれぞれ被覆する被
覆部材43と、被覆部材43を制御するソレノイド44および
クランク45と、これらの各部材42,43,44,45 を取付ける
ための取付枠47とを主構成としている。
【0023】前部38において前面枠46は内部に後部39の
図柄表示器42と被覆部材43とを収容する中空状の枠体
で、その外形は遊技盤2に穿設した嵌合孔(図示省略)
に嵌合しうるように形成されている。前面枠46の頂部に
は天入賞口26が形成され、天入賞口26の下部には大入賞
表示灯33が設けられている。大入賞表示灯33は継続スイ
ッチ35による継続信号の発生回数すなわち大役処理の継
続回数を7seg LEDによって点灯表示する。
【0024】大入賞表示灯33の両側には始動回数表示ラ
ンプ41が上下に2組配設されている。始動回数表示ラン
プ41は入賞装置3動作中に、パチンコ球が始動入賞口2
7,27,28に入賞した数を合計4個まで点灯表示する。ま
た始動回数表示ランプ41の両側には継続入賞口32の入賞
を点灯表示する大入賞ランプ40が配設されている。これ
らの各ランプ33,40,41の下部には、図柄表示器42と被覆
部材43とを表示する窓52が設けてあり、窓52の下部には
入賞装置3の動作を表示する動作表示ランプ36が配設さ
れている。
【0025】これらの各ランプ33,36,40,41 はランプ基
板54に取付けられており、また各ランプ33,36,40,41 の
表面には装飾用のレンズ48が配置されている。図3に示
す50は遊技盤2にセンタ役物14をねじ止めするねじ孔、
51は前部38の遊技盤2表側に取り付けた装飾板、53は前
面枠46を取付枠47にねじ止めするねじ孔である。
【0026】他方、後部39において取付枠47の前側には
図柄表示器42および被覆部材43を取付ける取付部材55が
ねじ止めしてある一方、取付枠47の後側にはこれらの各
部42,43 を制御するソレノイド44を取付ける取付ボス56
などが突設されている。
【0027】まず取付枠47の前側を図3および図6に基
いて説明する。取付部材55は被覆部材43と対をなすもの
で、センタ役物14には3組が設けられている。取付部材
55は「コ」の字形状の断面を有し、後述する固定板57と
ともに形成する空間に図柄表示器42を収容する。取付部
材55の上下の内側壁には、図柄表示器42の上下に突出し
たLED基板78を収容する収容溝59が穿設され、取付部
材55の上下の外側壁には固定ボス58が形成されている。
【0028】固定ボス58は固定板57を取付部材55にねじ
止めするもので、固定板57は収容溝59に係合したLED
基板78によって図柄表示器42を固定する。固定板57には
回動ボス60が突設され、回動ボス60は被覆部材43に穿設
した回動孔61に摺動可能に係合する。また回動ボス60は
図3に破線で示すように取付部材55にも突設されてい
る。すべての回動ボス60は図柄表示器42および被覆部材
43の取付時において、その軸線が回動軸mに一致し、被
覆部材43は回動軸mを中心として回動(揺動)する。
【0029】図柄表示器42は周知のドットマトリクス構
成のLED表示素子で、取付部材55の遊技盤2面側の端
部に取付けてあり、図示を省略したLED駆動回路が組
み込まれている。このLED駆動回路はLED基板78に
実装され、LED基板78の信号線(図示省略)は、62で
示す押さえ板と押さえボス63とのに螺合によって、取付
部材55の内壁に押圧固定されている。
【0030】また図柄表示器42は始動入賞口27,27,28の
入賞への入賞に基いて、複数種の識別情報を継続的に変
動表示させ、この変動表示の開始からの所定時間の経過
に基いていずれかの識別情報を停止表示するものであ
る。
【0031】被覆部材43は扇形状の被覆板64と、被覆板
64と同形状をなす板状体にねじ止めボス65,65,65を突設
した被覆材66と、ねじ止めボス65,65,65の間に装着され
る装飾用の被覆レンズ67および不透明な被覆体68とを主
構成とする。被覆レンズ67および被覆体68にはそれぞれ
両者67,68を容易に識別しうるように、互いに異る装飾
または着色が施され、被覆レンズ67の装飾または着色
は、図柄表示器42の表示内容が容易に識別しうるもので
ある。
【0032】被覆部材43は図柄表示器42の上記変動表示
の開始または当該変動表示の停止に基く上記識別情報の
組合わせに応じ、図柄表示器42の表示部位を覆う動作位
置と、表示部位を露呈させる原位置との2位置のいずれ
かをとるものである。
【0033】被覆板64および被覆材66には係合溝70が穿
設してあり、被覆レンズ67および被覆体68の両側部には
係合溝70の形状に対応した突起69が突設されている。被
覆レンズ67および被覆体68は被覆板64および被覆材66間
にねじ止めで挟持固定され、このとき突起69と係合溝70
とは係合している。この被覆レンズ67および被覆体68の
固定時には、回動ボス60が回動孔61に係合し、被覆部材
43は図柄表示器42に対して回動軸mを中心に回動可能に
取付けられている。被覆部材43の回動は、図7に示すよ
うにストッパ71によって制限される。被覆板64に穿設さ
れた揺動孔79は、後述する揺動軸80に摺動可能に挿入し
うるよう形成されている。
【0034】つぎに取付枠47の後側を図3、図4および
図7に基いて説明する。取付枠47には取付ボス56と支持
ボス72とが突設してあり、取付ボス56はソレノイド板75
を取付け、支持ボス72はクランク45を回動可能に支持す
るクランクバ一74を取付けるものである。
【0035】取付ボス56は図中、取付枠47の上方と下方
とにそれぞれ2本づつ配置してあり、上方の取付ボス56
は各ソレノイド44の間に、また下方の取付ボス56は取付
枠47への取付時に下側両角部に設けられている。76,76
は位置決ボスを表わし、取付枠47に穿設した位置決孔7
7,77に係合する。
【0036】支持ボス72は取付時に取付枠47の各ソレノ
イド44間と取付枠47の両側とに設けてあり、これらの支
持ボス72は上方および下方の取付ボス56間に配置されて
いる。各支持ボス72の先端にはクランクバ一74を挿入支
持するクランク孔73が穿設され、すべてのクランク孔73
の軸線が軸線qに一致するよう配置されている。83はク
ランク45の逃孔である。
【0037】クランク45は先端部を揺動軸80に、両端間
をソレノイド44の先端にそれぞれ取付けている。クラン
ク45の先端部には長孔81が揺動軸80を移動自在に、そし
てクランク45の両端間には、ソレノイド44の先端に取付
けたピン84がその内側に移動自在な長孔82を穿設してい
る。
【0038】85はスプリング取付板で、クランク45およ
びスプリング取付板85間にコイルスプリング86を張設
し、クランク45に軸線qを中心として図3中反時計方向
の弾性力を付勢する。
【0039】各ソレノイド44,44,44はソレノイド板75に
ねじ止めされ、動作時に励磁してクランク45に軸線qを
中心に図中時計方向の力を付勢する。87はソレノイド44
の制御基板で、端子88を2点鎖線で表わし、89は制御基
板87とソレノイド板75とを固定するための固定ボスであ
る。90はプランジャで、プランジャ90にはスプリング91
が装着されている。
【0040】このスプリング91はソレノイド44が解磁状
態のとき、スプリング91とコイルスプリング86との弾発
力によって、クランク45に軸線qを中心とする反時計方
向の回動をさせ、被覆部材43には軸線mを中心として時
計方向の回動をさせる。このとき被覆部材43の被覆体68
は図柄表示器42を被覆する。他方、ソレノイド44が励磁
状態のとき、スプリング91とコイルスプリング86との弾
発力に反する力がクランク45に働き、被覆レンズ67は図
柄表示器42を被覆する。
【0041】これによりソレノイド44は被覆部材43を複
数位置において変動動作させ、かつ、図柄表示器42の表
示部位を覆う動作位置と原位置との2位置のいずれかに
停止させることができる。
【0042】図5は制御手段31の構成を示すもので、制
御手段31は図柄表示器42を制御するとともに被覆部材43
の位置制御をする。なお通常遊技の処理に係るものは図
示を省略している。制御手段31は、始動検知スイッチ37
の入賞球検出すなわち発射球が始動入賞口27,27,28のい
ずれかに入賞に基いて入賞装置3を動作させる。
【0043】92はタイマ回路であり、パルス発生器93
と、ソレノイド44を駆動するソレノイド駆動回路94と、
開閉板駆動回路95とに所定時間タイマ信号を入力する。
タイマ回路92は内部に図示を省略した第1のタイマと、
第2のタイマとを備えている。第1のタイマは始動検知
スイッチ37を閉じることによってスタートして、図柄表
示器42およびソレノイド44を予め設定された所定時間だ
け動作させるための第1タイマ信号を発生させるもので
ある。
【0044】他方、上記第2のタイマは上記第1のタイ
マの動作終了後、図柄表示器42に停止表示されている各
図柄表示データのうち、一致していない図柄表示データ
を表示している図柄表示器42の被覆部材43を所定時間だ
け動作させる第2タイマ信号を発生させるものである。
【0045】上記第1のタイマは操作スイッチ10を閉じ
ることまたは第1のタイマがタイムアップすることによ
って、また第2のタイマは、第2のタイマがタイムアッ
プすることによってリセットされる。これによりタイマ
回路92は上記第1のまたは第2のタイマ信号の発生を停
止させる。
【0046】パルス発生器93は、タイマ回路92からの第
1のタイマ信号が入力されているとき、パルス信号を発
生させて図柄表示データ発生器96に入力する。
【0047】図柄表示データ発生器96はパルス発生器93
からのパルス信号に応じ、内蔵メモリに格納された図柄
表示データのテーブルの中から、予め定められた手段に
基いて所定数の図柄表示データを選択するとともに当該
図柄表示データに相当する信号に変換する。
【0048】これら選択された図柄表示データに相当す
る信号は、図柄表示器42のLEDを駆動するLED駆動
回路97と、図柄表示器42の図柄表示データの組合わせを
判定する図柄判定器98とに入力される。この図柄表示デ
ータの選択は図柄表示器42の各桁毎に独立して制御さ
れ、制御する桁を選択するための選択信号は図柄判定器
98が発生させ、上記選択信号を図柄表示データ発生器96
に入力する。
【0049】図柄判定器98はメモリ99を備え、メモリ99
には図柄表示器42の図柄表示データ組合わせのうち、入
賞の確率を拡大させる図柄表示データの組合わせを判定
するプログラムが格納されている。このプログラムは、
図柄表示器42の各桁すなわち3桁すべてが同じ図柄表示
データで表示を停止させた第1の組合せの場合、大役と
判定して開閉板30を所定時間だけ開放して大入賞部材15
を第1状態にせしめ、これにより入賞確率が拡大する。
【0050】これに対して、上記第1の組合せとは異な
り、図柄表示器42のうち2桁だけが同じ図柄表示データ
の第2の組合せでであった場合、当該2桁以外の図柄表
示器42の被覆部材43を揺動させるための選択信号を発生
させる。
【0051】この選択信号は図柄判定器98によってタイ
マ回路92と、ソレノイド駆動回路94と、図柄表示データ
発生器96とに入力される。タイマ回路92はこの選択信号
により第2のタイマをスタートさせ、第2のタイマ信号
を出力する。
【0052】ソレノイド駆動回路94はソレノイド44を独
立制御することにより、被覆部材43で図柄表示器42の表
示部位を被覆・露呈させる位置間に継続的に揺動させ、
この変動動作の開始からの所定時間の経過後、上記複数
位置のいずれに停止させる。
【0053】またソレノイド駆動回路94は上記選択信号
に基いて、上記の図柄が揃っていない1つのソレノイド
44が揺動して、上記第2のタイマに設定した時間経過
後、ソレノイド44が動作状態か否かが表されたソレノイ
ド信号を図柄判定器98に入力する。そしてこのソレノイ
ド信号が発生せず、いいかえれば図柄表示器42が停止識
別情報を第1の組合せで表示し、かつ、可動部材43の停
止位置が特定位置であるとき、ソレノイド44が動作を停
止しており、当該図柄表示器42の表示内容を確認できな
い状態であった場合、制御手段31の図柄判定器98は第2
状態にある大入賞部材15を第1状態にせしめ、大役の処
理を施す(後述)。
【0054】なおソレノイド駆動回路94によって制御さ
れるソレノイド44の動作状態は、図示を省略したソレノ
イド判定回路によってモニタされ、ソレノイド信号が発
生しているにもかかわらず、動作していない場合などの
異常時には適宜処理が施される。
【0055】開閉板駆動回路95は図柄判定器98が発生さ
せる大役信号の入力に基いて、開閉板駆動ソレノイド34
を所定時間または所定数のパチンコ球が開閉入賞口29に
入賞するまで動作させる。
【0056】上記大役発生中において、継続スイッチ35
が入賞球を検知することにより、開閉板駆動回路95は上
記所定時間経過後または所定数入賞後、開閉板30,30を
一旦閉鎖させてから、ふたたび開閉板30,30を所定時間
開放させ大役を継続する。
【0057】このとき開閉板駆動回路95は10カウント
スイッチ100 の入賞球検知回数を計測し、その計測数を
球数表示器20に表示する。なお大役の継続回数は予め設
定され、その設定数に達したときには当該大役は終了す
る。また球数表示器20のドライバ回路は図示を省略して
いる。
【0058】つぎに上記構成に係るセンタ役物14の動作
の実施例を、図8および図9に基いて以下に説明する。
【0059】はじめに、パチンコ機2の電源が投入され
ると入賞装置3が初期化される。
【0060】そしてs1で、発射球が始動入賞口27,27,
28のいずれかに入賞すると、始動検知スイッチ37は当該
入賞球を検出し、この検出信号がタイマ回路92に入力さ
れるので、s2において上記第1のタイマがスタートす
る。
【0061】このためs3で、パルス発生器93とソレノ
イド駆動回路94とが動作して、図柄表示器42が動作を開
始する。つぎにs4およびs5では、操作スイッチ10が
閉じられているとき、または上記第1のタイマがタイム
アップしたとき、s6で図柄表示器42は動作を停止す
る。
【0062】このとき図柄表示器42は各図柄表示データ
たとえば数字絵柄を順次変動表示し、同時に被覆部材43
は図柄表示データを変動表示させている図柄表示器42の
表示部を、被覆レンズ67および被覆体68によって交互に
被覆する。このため遊技者は始動入賞口27,27,28の入賞
を、被覆部材43の意匠が変動することによって、容易か
つ明確に検知できる。
【0063】また遊技者は上記同ように図柄表示器42の
変動表示終了を、被覆部材43の意匠変動が停止すること
によって検知できるので、変動表示中の図柄表示器42を
常時見続ける必要はない。なお図柄表示器42の表示部が
被覆レンズ67に覆われているとき、その表示内容は容易
に確認されるが、被覆体68に覆われているときにはその
表示内容を確認できない。
【0064】そしてs7で、図柄判定器98は図柄表示デ
ータ発生器96からの図柄表示データに相当する信号に基
いて、左および中の図柄表示器42,42に停止表示された
図柄表示データを比較して一致した場合、つぎにs8で
右および中(あるいは右および左)の図柄表示器42,42
に停止表示された図柄表示データを比較する。
【0065】このとき上記s8において、図柄表示器4
2,42の両図柄表示データが一致した場合、s9で図柄
判定器98は当該図柄表示器42,42,42の図柄表示データを
第1の組合せすなわち大役と判定する。そして図柄判定
器98は、大役が表された上記大役信号を発生させるとと
もに当該信号を開閉板駆動回路95など、パチンコ機1の
大役制御部(図示省略)に入力して大役処理を施す。こ
れにより第2状態にある大入賞部材15は第1状態にな
る。
【0066】またs8で図柄表示器42,42の図柄表示デ
ータが一致しない場合には第2の組み合わせであるた
め、s10で図柄判定器98は右側の被覆部材43を制御する
信号を、ソレノイド駆動回路94に入力するとともにタイ
マ回路92を動作させる。これによりタイマ回路92は上記
第2のタイマをスタートさせて、右側の被覆部材43を所
定時間だけ動作させる。
【0067】ついでs11において上記第2のタイマのタ
イムアップが検出されると、s12において右側の被覆部
材43の揺動を停止させたのち、ソレノイド駆動回路94は
右側のソレノイド44の上記ソレノイド信号を図柄判定器
98に入力する。
【0068】これにより図柄判定器98は、右側のソレノ
イド44が動作していないとき、すなわち右側の図柄表示
器42が被覆体68で覆われ、かつ、左側および中側の両図
柄表示器42,42の各図柄表示データが一致しているとき
には、s13において大役であると判定し、s14で大役処
理を施す。
【0069】他方、右側のソレノイド44が動作してお
り、かつ、左側および中側の両図柄表示器42,42の各図
柄表示データが一致しているとき、すなわち3桁すべて
の図柄表示データが確認可能な状態であり、これらの図
柄表示データのうち右側の1桁だけが他の2桁の図柄表
示データと異るとき、s13において大役でないと判定
し、s15で所定の中役処理を施す。
【0070】また上記s7において、左および中の図柄
表示器42,42の図柄表示データが一致しない場合、図9
に示したs16で中および右の図柄表示器42,42の図柄表
示データが一致しているか否かを判定する。そして両デ
ータが一致している場合には第2の組み合わせであるた
め、s17で図柄判定器98は左側の被覆部材43の制御信号
を、ソレノイド駆動回路94と図柄表示データ発生器96と
に入力するとともにタイマ回路92を動作させる。これに
よりタイマ回路92は上記第2のタイマをスタートさせ
て、左側の被覆部材43を所定時間だけ動作させる。
【0071】ついでs18において上記第2のタイマのタ
イムアップが検出されると、s19において左側の被覆部
材43の揺動を停止させたのち、ソレノイド駆動回路94は
左側のソレノイド44の上記ソレノイド信号を図柄判定器
98に入力する。これにより図柄判定器98は左側のソレノ
イド44が動作していないとき、すなわち左側の図柄表示
器42が被覆体68で覆われ、かつ、右側および中側の両図
柄表示器42,42の各図柄表示データが一致しているとき
にはs20において大役であることが判定され、s21で所
定の大役処理を施す。これにより第2状態にある大入賞
部材15は第1状態になる。
【0072】他方、左側のソレノイド44が動作してお
り、かつ、右側および中側の両図柄表示器42,42の各図
柄表示データが一致しているとき、すなわち3桁すべて
の図柄表示データが確認可能な状態であり、これらの図
柄表示データのうち1桁だけが他の2桁の図柄表示デー
タと異るとき、s20において大役でないと判定し、s22
で所定の中役処理を施す。
【0073】つぎにs16において中および右の図柄表示
器42,42の図柄表示データが一致していないときs23
で、図柄判定器98は左および右の図柄表示器42,42の図
柄表示データが一致しているか否かを判定する。そして
両データが一致している場合には第2の組み合わせであ
るため、s24で、中側の被覆部材43および図柄表示器42
の制御信号を、ソレノイド駆動回路94と図柄表示データ
発生器96とに入力するとともにタイマ回路92を動作させ
る。これによりタイマ回路92は上記第2のタイマをスタ
ートさせて、中側の図柄表示器42および被覆部材43を所
定時間だけ動作させる。
【0074】ついでs25において上記第2のタイマのタ
イムアップに基いて、中側の被覆部材43の揺動を停止さ
せたのち、ソレノイド駆動回路94は中側のソレノイド44
の上記ソレノイド信号を図柄判定器98に入力する。これ
により図柄判定器98は中側のソレノイド44が動作してい
ないとき、すなわち中側の図柄表示器42が被覆体68で覆
われ、かつ、右側および左側の両図柄表示器42,42の各
図柄表示データが一致しているときには、s27において
大役であることが判定され、s28で所定の大役処理を施
す。これにより第2状態にある大入賞部材15は第1状態
になる。
【0075】他方、中側のソレノイド44が動作してお
り、かつ、右側および左側の両図柄表示器42,42の各図
柄表示データが一致しているとき、すなわち3桁すべて
の図柄表示データが確認可能な状態であり、これらの図
柄表示データのうち1桁だけが他の2桁の図柄表示デー
タと異るとき、s27において大役でないと判定し、s29
で所定の中役処理を施す。
【0076】また上記s23において両図柄表示データが
一致しないときには、すべての各図柄表示器42,42,42,
42の図柄表示データが異るので、s30において外れの処
理が施される。そして通常状態に戻り遊技が開始され
る。
【0077】本実施例は被覆部材43に装飾用の被覆レン
ズ67および不透明な被覆体68を装着しているが、他の実
施例としては被覆体68の変わりに、被覆レンズ67と異る
着色が施された被覆レンズを装着しても良い。
【0078】
【考案の効果】本考案は上記のように構成したので、停
止識別情報が第1の組合せである場合と、停止識別情報
が第2の組合せであり、かつ、駆動手段を動作させ可動
部材の停止位置が予め定められた特定位置である場合と
のいずれでも、制御手段は第2状態にある大入賞部材を
第1状態にせしめる。これにより光学または電気的な遊
技変化と機構的な遊技変化との互いに異なる複数種の視
覚的な変化と、入賞確率の拡大に対する期待感とを遊技
者に付与することができ、したがって遊技意欲を向上さ
せるとともに遊技性を拡大させることができる。
【0079】また可動部材が被覆部材からなる構成であ
る場合、被覆部材は識別情報表示手段の表示部位を覆う
動作位置と原位置とをとることによって視覚的変化を遊
技者に付与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を表わした正面図である。
【図2】図1に示したセンタ役物の構成を表わした正面
図である。
【図3】図2の縦断面図である。
【図4】図2の背面図である。
【図5】図1に示した入賞装置を制御する制御手段の構
成を表わしたブロック図である。
【図6】図2に示した要部の取付構造を表わした斜視図
である。
【図7】図2に示した要部の構造を表わした斜視図であ
る。
【図8】図1に示した入賞装置の制御手順の一部を表わ
したフローチャートある。
【図9】図8の制御手順の他部を表わしたフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 遊技盤 3 パチンコ機の入賞装置 15 大入賞部材 27,28 始動入賞口 29 大入賞口 31 制御回路 32 継続入賞口 42 図柄表示器 43 被覆部材 44 ソレノイド

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面に配設された特定入賞口への入
    賞に基いて複数種の識別情報を継続的に変動表示させ該
    変動表示の開始からの所定時間の経過に基いていずれか
    の識別情報を停止表示する複数の識別情報表示手段と、
    前記遊技盤面に発射されたパチンコ球を入賞させるため
    の大入賞口を備え該大入賞口に入賞し易い第1状態と入
    賞しない第2状態とを形成する大入賞部材と、前記遊技
    盤面に設けられ予め定められた複数位置のいずれかをと
    る可動部材と、該可動部材を複数位置において継続的に
    変動動作させ該変動動作の開始からの所定時間の経過に
    基いて複数位置のいずれに停止させる前記駆動手段と、
    前記識別情報表示手段に停止表示された識別情報の組合
    わせが予め定められた第1の組合せであるときに前記大
    入賞部材を第1状態にせしめ前記停止表示された識別情
    報の組合わせが前記第1の組合せとは異なる第2の組合
    せであるときには前記駆動手段を動作させ前記可動部材
    の停止位置が予め定められた特定位置であるときに前記
    大入賞部材を第1状態にせしめる制御手段とを有するこ
    とを特徴とするパチンコ機の入賞装置。
  2. 【請求項2】 可動部材が識別情報表示手段の表示部位
    を覆う動作位置と表示部位を露呈させる原位置との2位
    置をとる被覆部材からなることを特徴とする請求項1に
    記載のパチンコ機の入賞装置。
JP1326292U 1992-02-07 1992-02-07 パチンコ機の入賞装置 Expired - Lifetime JPH076934Y2 (ja)

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JPH04104884U JPH04104884U (ja) 1992-09-09
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