JPH0769642A - 針状α−FeOOH及びその製造方法 - Google Patents
針状α−FeOOH及びその製造方法Info
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Abstract
粒子形が揃い、粒度分布が狭い、しかも最終的に合成さ
れる磁気記録材料としての磁気特性が向上する針状α−
FeOOH及びその製造方法を提供すること。 【構成】 本発明の針状α−FeOOHは、Ti4+及び
/又はSn4+の4価金属がFeに対して0.1〜10M
%(mol%)含有していることを特徴とし、その製造
方法は、第一鉄塩水溶液とアルカリ水溶液を混合し、酸
化性ガスを注気して針状α−FeOOHを生成させる過
程で、該Feに対して0.1〜10M%のTi4+及び/
又はSn4+の4価金属を含む溶液を添加して生成するこ
とを特徴とする。
Description
びその製造方法に関するものであり、より詳しくは、高
密度磁気記録を目的とする垂直磁気記録材料等の原料と
して好適な粒子形状、粒度分布の揃った針状α−FeO
OH及びその製造方法に関するものである。
体としては、オーディオテープ等に使用されているγ酸
化鉄粉体、VHSビデオテープ等に使用されているコバ
ルト被着型γ酸化鉄粉体、八ミリビデオテープ等に使用
されている金属鉄粉体等が挙げられる。これらの磁性体
は、通常出発原料として針状粒子に成長し易い含水酸化
鉄を用い、これを熱分解、還元、酸化することにより合
成している。また次世代の高密度磁気記録を目的とする
垂直記録材料として針状バリウムフェライト磁性粉があ
り、これも出発原料として含水酸化鉄を用い、Ba化合
物等と混合して加熱することによって合成される。
は、磁性粉の微粒子化、粒度の均一化(粒度分布を狭く
すること)、高飽和磁化量化等が挙げられる。そして、
磁性粉の微粒子化や粒度の均一化を達成するためにはそ
の出発原料である含水酸化鉄の形状等が大きく影響して
くるとされている。通常、含水酸化鉄として一般に使用
されているα−FeOOHを工業的に製造する方法とし
ては、第一鉄水溶液に当量以上のアルカリ水溶液を加
え、Fe(OH)2 を沈澱させ、このコロイド溶液を酸
化するものである。しかしながら、この方法で得られた
α−FeOOHの形状には枝が多く存在し、その粒度分
布も広い。このため、枝等の発生を防ぎ、粒度を揃える
ための発明が従来から多数提案されている。例えば、特
開昭53−76957号公報、及び特開昭53−127
400号公報に記載のアルカリ濃度を高くする方法、特
開昭54−79200号公報、及び特公昭55−846
1号公報に記載の水可溶性ケイ酸塩を添加する方法、特
公昭55−23217号公報に記載のZn水溶液を添加
する方法等が挙げられる。
α−FeOOHを工業的に製造する方法によって得られ
るα−FeOOHは、未だ枝の生成を完全に防ぎきれ
ず、粒子形状が均一でないものが多い。またその操作性
において不十分であったり、添加物によっては、最終的
に合成される磁気記録材料の磁気特性に悪影響を及ぼす
ものもある。従って、本発明の目的は、針状α−FeO
OHの枝の生成が無く、その粒子形が揃い、粒度分布が
狭い、しかも最終的に合成される磁気記録材料としての
磁気特性が向上する針状α−FeOOH及びその製造方
法を提供することにある。
的を達成するため鋭意研究した結果、針状α−FeOO
Hを生成させる過程において、Ti4+又はSn4+の4価
金属を含有させることにより、生成する針状α−FeO
OHの枝を殆ど無くし、その粒子形状を良好にし、その
粒度分布を狭くすることができることを知見した。
たもので、Ti4+及び/又はSn4+の4価金属がFeに
対して0.1〜10M%(mol%)含有していること
を特徴とする針状α−FeOOHを提供するものであ
る。また、上記針状α−FeOOHは、Co2+、M
n2+、Ni2+、Cu2+、及びZn2+より選択された一種
以上の2価金属がFeに対して0.1〜10M%含有さ
せることができる。
リ水溶液を混合し、酸化性ガスを注気して針状α−Fe
OOHを生成させる過程で、該Feに対して0.1〜1
0M%のTi4+及び/又はSn4+の4価金属を含む溶液
を添加して生成することを特徴とする針状α−FeOO
Hの製造方法を提供するものである。
いて詳述する。本発明の針状α−FeOOHに含有され
るTi4+又はSn4+の4価金属は同様な効果を発揮し、
α−FeOOHの結晶の成長方向を一定にし、側面への
異常な成長を防ぐ。このため、α−FeOOHがこれら
の4価金属を含有することは、枝のないα−FeOOH
粒子に成長させるために重要である。針状α−FeOO
Hは、Ti4+とSn4+の4価金属がそれぞれ単独で含有
されても、またTi4+とSn4+の4価金属の両方が含有
されたものであっても良い。但し、Ti4+含有物とSn
4+含有物を比較すると、Ti4+含有物(Sn4+も共存し
ても良い)の方が若干粒子形状が揃っている。
の含有量は、Feに対して0.1M%から上記効果があ
り、約1M%以上含有することはより大きな効果が期待
できる。ここではFeに対して10M%を上回る含有に
ついての実施を行っていないが、必要であれば10M%
超えることも可能と考えられる。
と共に、Co2+、Mn2+、Ni2+、Cu2+、及びZn2+
より選択された一種以上の2価金属を含有しても良く、
これらの二価金属はTi4+及びSn4+の4価金属の上記
効果を妨害せず、粒子形状及び粒度分布の優れた針状α
−FeOOHを維持する。また、α−FeOOH粒子に
Ti4+及び/又はSn4+の4価金属を含有させること
で、Feに対して5M%以上の含有が困難であった二価
金属も10M%まで含有させられることが確認でき、こ
のような効果も見られた。尚、これらの二価金属を更に
多量に含有可能であると考えられる。
2+、Mn2+、Ni2+、Cu2+、及びZn2+より選択され
た一種以上の2価金属とを含有した針状α−FeOOH
は、針状六方晶系フェライト磁性粉の原料としては特に
有利であり、粒子形状に優れる以外に、Hc制御剤がα
−FeOOH内部に入っているため狭いHc分布を持つ
磁性粉として容易に得られる。
方法について詳述する。本発明の針状α−FeOOH
は、第一鉄塩水溶液とアルカリ水溶液を混合し、Ti4+
及び/又はSn4+の4価金属をFeに対して0.1〜1
0M%含む水溶液を添加し、酸化性ガスを注気して生成
させる。先ず、酸化鉄の酸化反応溶液であるアルカリ水
溶液の温度を一定にし、窒素ガス等を水溶液中に注気し
て窒素ガス置換、不活性ガス置換を行う。かかるアルカ
リ水溶液に、攪拌しながら反応温度と略同じ温度に加温
した第一鉄塩水溶液を添加する。次に、Ti4+及び/又
はSn4+の4価金属の化合物の水溶液を添加し酸化性ガ
スを注気する。この場合、Ti4+及び/又はSn4+の4
価金属の水溶液を一度に添加しても、或いは酸化性ガス
の注気と共に徐々に添加しても良い。
鉄、塩化第一鉄、硝酸第一鉄などの水溶液が挙げられ、
反応液中の濃度が0.1〜0.5mol/Lになるよう
に添加される。また、アルカリ水溶液としては、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、アンモ
ニア等が挙げられ、その濃度は第一鉄塩及びアルカリの
種類によって異なるが、例えば塩化第一鉄塩の場合、第
一鉄塩に対して4倍モル以上の水酸化ナトリウムが加え
られ、その結果粒子形状の良いα−FeOOHが得られ
る。また、酸化性ガスとしては、空気、酸素などが挙げ
られる。
が、実験の結果30〜80℃が好適であった。酸化性ガ
スの吹き込み速度は生成するα−FeOOHの寸法に大
きな影響を及ぼす。一般に、酸化反応が進行するに伴っ
て生成量が増加し、それに伴って攪拌能力が低下するの
で酸化能率も低下するが、本発明の方法によれば、枝分
かれの全くない粒度分布の揃った粒子が生成するため、
酸化能率が反応開始時と反応終了時でほとんど変化がな
い。
及びZn2+より選択された一種以上の2価金属をFeに
対して0.1〜10M%添加して針状α−FeOOHを
製造する場合は、かかる2価金属の水溶性化合物を上記
第一鉄塩溶液と混合してアルカリ水溶液中に添加する
か、酸化反応を促進させながらTi4+及び/又はSn4+
の4価金属の水溶液と共に添加することができる。但
し、その添加量が比較的多量の場合、第一鉄塩水溶液と
混合して添加すると全量が生成α−FeOOH中に含有
され難くなるため、Ti4+及び/又はSn4+の4価金属
の水溶液と混合し、酸化反応を進行させながら添加して
確実に含有させることができる。
H粒子のBET比表面積は30〜100m2 /gにで
き、また、粒子形状の揃った粒度分布の狭い針状α−F
eOOHを得ることができる。
の針状α−FeOOH及びその製造方法を更に具体的に
説明する。尚、本発明は以下の実施例に限るものではな
い。 (実施例1)12MのNaOHを含む水溶液7L(リッ
トル)を反応槽中に入れ、40℃において攪拌しながら
N2 ガスで置換する。ここに、Fe2+として2mol/
Lを含む塩化第一鉄塩水溶液3Lを加え調製した。Fe
に対して6.5M%のTi4+を含む塩化チタン水溶液を
用意し、これを徐々に添加しながら空気を吹き込み約5
時間で針状α−FeOOH粒子を生成させた。反応液を
濾過し、純水洗浄し、得られたα−FeOOH粒子のT
EM観察写真の評価及びBET比表面積の評価を行っ
た。その評価を図1に示した。
ンと共に、Feに対して6.5M%のCo2+を含む塩化
コバルト水溶液を添加する以外は実施例1と同様にして
針状α−FeOOH粒子を生成させた。反応液を濾過
し、純水洗浄し、得られたα−FeOOH粒子のTEM
観察写真の評価及びBET比表面積の評価を行った。そ
の評価を図2に示した。
ンを塩化スズに代えた以外は、実施例2と同様にして針
状α−FeOOH粒子を生成させた。反応液を濾過し、
純水洗浄し、得られたα−FeOOH粒子のTEM観察
写真の評価及びBET比表面積の評価を行った。その評
価を図3に示した。
を約1.5時間とした以外は、実施例2と同様にして針
状α−FeOOH粒子を生成させた。反応液を濾過し、
純水洗浄し、得られたα−FeOOH粒子のTEM観察
写真の評価及びBET比表面積の評価を行った。その評
価を図4に示した。
ンの添加量をFeに対して0.2M%した以外は、実施
例1と同様にして針状α−FeOOH粒子を生成させ
た。反応液を濾過し、純水洗浄し、得られたα−FeO
OH粒子のTEM観察写真の評価及びBET比表面積の
評価を行った。その評価を図5に示した。
添加しなかった以外は、実施例1と同様にして針状α−
FeOOH粒子を生成させた。反応液を濾過し、純水洗
浄し、得られたα−FeOOH粒子のTEM観察写真の
評価及びBET比表面積の評価を行った。その評価を図
6に示した。
造方法では、針状α−FeOOHは、その粒子に枝の生
成が無く、その粒子形が揃い、粒度分布が狭い、しかも
最終的に合成される磁気記録材料としての磁気特性が向
上する。
察写真1.5万倍による粒子形状を示す図である。
察写真1.5万倍による粒子形状を示す図である。
察写真1.5万倍による粒子形状を示す図である。
察写真1.5万倍による粒子形状を示す図である。
察写真1.5万倍による粒子形状を示す図である。
察写真1.5万倍による粒子形状を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 Ti4+及び/又はSn4+の4価金属がF
eに対して0.1〜10M%含有していることを特徴と
する針状α−FeOOH。 - 【請求項2】 Co2+、Mn2+、Ni2+、Cu2+、及び
Zn2+より選択された一種以上の2価金属がFeに対し
て0.1〜10M%含有していることを特徴とする請求
項1記載の針状α−FeOOH。 - 【請求項3】 第一鉄塩水溶液とアルカリ水溶液を混合
し、酸化性ガスを注気して針状α−FeOOHを生成さ
せる過程で、該Feに対して0.1〜10M%のTi4+
及び/又はSn4+の4価金属を含む溶液を添加して生成
することを特徴とする針状α−FeOOHの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21385293A JP3483914B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 針状α−FeOOH及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21385293A JP3483914B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 針状α−FeOOH及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JPH0769642A true JPH0769642A (ja) | 1995-03-14 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP21385293A Expired - Fee Related JP3483914B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 針状α−FeOOH及びその製造方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3483914B2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP21385293A patent/JP3483914B2/ja not_active Expired - Fee Related
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