JPH076969B2 - 全炭素測定装置 - Google Patents
全炭素測定装置Info
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- JPH076969B2 JPH076969B2 JP12463385A JP12463385A JPH076969B2 JP H076969 B2 JPH076969 B2 JP H076969B2 JP 12463385 A JP12463385 A JP 12463385A JP 12463385 A JP12463385 A JP 12463385A JP H076969 B2 JPH076969 B2 JP H076969B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、水性系試料の炭素含有物質を燃焼させて生
成した二酸化炭素をガス検出器で検出することによつて
全炭素(無機及び有機)量を測定する全炭素測定装置に
関し、特に500〜700℃のごとき低温で炭素含有物質を燃
焼させて生成した二酸化炭素をガス検出器で検出しその
検出信号のピーク面積から全炭素量を測定する全炭素測
定装置に関する。
成した二酸化炭素をガス検出器で検出することによつて
全炭素(無機及び有機)量を測定する全炭素測定装置に
関し、特に500〜700℃のごとき低温で炭素含有物質を燃
焼させて生成した二酸化炭素をガス検出器で検出しその
検出信号のピーク面積から全炭素量を測定する全炭素測
定装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来の全炭素測定装置としては特公昭49−25236号に開
示されているものが挙げられる。この測定装置は水性系
試料を酸素ガスで燃焼部に送り700〜1100℃好ましくは9
00〜1000℃に加熱して試料中の炭素含有物質を燃焼させ
生成した二酸化炭素をガス検出器で検出しその検出信号
のピーク高さを測定して全炭素量を測定する方法であ
る。
示されているものが挙げられる。この測定装置は水性系
試料を酸素ガスで燃焼部に送り700〜1100℃好ましくは9
00〜1000℃に加熱して試料中の炭素含有物質を燃焼させ
生成した二酸化炭素をガス検出器で検出しその検出信号
のピーク高さを測定して全炭素量を測定する方法であ
る。
しかしこの測定装置には次のような問題点がある。
(i)燃焼温度が高いために、例えば海水のような無機
塩分(塩化ナトリウムなど)を多量に含有する試料の場
合、a)干渉性物質を発生し測定を妨害して測定精度を
低下させる、及びb)この無機塩分が燃焼管(石英ガラ
ス、アルミナなど)や燃焼触媒をおかし寿命を短くす
る。
塩分(塩化ナトリウムなど)を多量に含有する試料の場
合、a)干渉性物質を発生し測定を妨害して測定精度を
低下させる、及びb)この無機塩分が燃焼管(石英ガラ
ス、アルミナなど)や燃焼触媒をおかし寿命を短くす
る。
(ii)ピーク高さで測定するために、a)燃焼温度を90
0℃以下に下げると難燃性の物質や、高い分解温度を要
する炭素塩(K2CO3など)などは測定値が低くなる、
b)試料注入の速度が測定値に影響する、c)試料注入
量が多過ぎると燃焼部の温度が一時的に低下するため感
度や繰返し精度が低下する。したがつて注入量を増加さ
せて測定感度を上昇させることがむつかしい、及びd)
注入量は一定でなければならない。
0℃以下に下げると難燃性の物質や、高い分解温度を要
する炭素塩(K2CO3など)などは測定値が低くなる、
b)試料注入の速度が測定値に影響する、c)試料注入
量が多過ぎると燃焼部の温度が一時的に低下するため感
度や繰返し精度が低下する。したがつて注入量を増加さ
せて測定感度を上昇させることがむつかしい、及びd)
注入量は一定でなければならない。
また特開昭52−48391号には、水性試料を酸素ガス含有
の不活性ガスで燃焼部に送つて該不活性ガスを閉止して
燃焼部を密封状態にしておいて、700℃以下の低温で加
熱し試料中の炭素含有物質を充分に燃焼させた後、生成
した二酸化炭素ガスを不活性ガス流でガス検出器に送つ
て検出し、その検出信号のピーク高さを測定して全炭素
量を測定するいわゆる密封式の装置が開示されている。
この装置によれば燃焼温度が低いので前記従来例のよう
な燃焼温度が高いことが原因の問題点は解消するが、電
磁弁やタイマ装置を要しコスト高になるとか一旦ガス流
を停止するためにシステムブランク(全炭素分が零の水
を注入した際に生ずるピーク)が高くなるという不利な
点がある。
の不活性ガスで燃焼部に送つて該不活性ガスを閉止して
燃焼部を密封状態にしておいて、700℃以下の低温で加
熱し試料中の炭素含有物質を充分に燃焼させた後、生成
した二酸化炭素ガスを不活性ガス流でガス検出器に送つ
て検出し、その検出信号のピーク高さを測定して全炭素
量を測定するいわゆる密封式の装置が開示されている。
この装置によれば燃焼温度が低いので前記従来例のよう
な燃焼温度が高いことが原因の問題点は解消するが、電
磁弁やタイマ装置を要しコスト高になるとか一旦ガス流
を停止するためにシステムブランク(全炭素分が零の水
を注入した際に生ずるピーク)が高くなるという不利な
点がある。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 この発明は、上記のごとき従来例の問題点を改善すると
ともに、500〜700℃という比較的低温で試料中の炭素含
有物質を燃焼させしかも上記密封式の装置のように特別
の装置や操作を要せず、特に炭素成分の含有量が微量の
(1ppm以下)試料を多量に注入して炭素分を測定するい
わゆる高感度測定に好適な炭素測定装置を提供するもの
である。
ともに、500〜700℃という比較的低温で試料中の炭素含
有物質を燃焼させしかも上記密封式の装置のように特別
の装置や操作を要せず、特に炭素成分の含有量が微量の
(1ppm以下)試料を多量に注入して炭素分を測定するい
わゆる高感度測定に好適な炭素測定装置を提供するもの
である。
(ニ)問題を解決するための手段及び作用 この発明は、純酸素又は酸素を含有する不活性ガスのキ
ヤリヤガス供給部、加湿部、試料導入部、二酸化炭素な
どの炭素含有ガス成分を実質的に吸着せず、低熱伝導度
で耐熱性の維持状担体に酸化触媒を担持させた触媒が充
填され加熱炉を具備した燃焼部、水分凝縮除去部、濾過
部、非分散形赤外線ガス検出器、検出信号のピーク面積
の演算・定量部並びに表示部を順に連結してなる全炭素
測定装置を提供するものである。
ヤリヤガス供給部、加湿部、試料導入部、二酸化炭素な
どの炭素含有ガス成分を実質的に吸着せず、低熱伝導度
で耐熱性の維持状担体に酸化触媒を担持させた触媒が充
填され加熱炉を具備した燃焼部、水分凝縮除去部、濾過
部、非分散形赤外線ガス検出器、検出信号のピーク面積
の演算・定量部並びに表示部を順に連結してなる全炭素
測定装置を提供するものである。
この発明には純酸素ガス又は、酸素ガス含有の不活性ガ
スが用いられるが、後者のガスとしては高純度空気など
が用いられる。いずれも不純物としてCO2、CO、炭化水
素が1ppm以下のものが望ましい。
スが用いられるが、後者のガスとしては高純度空気など
が用いられる。いずれも不純物としてCO2、CO、炭化水
素が1ppm以下のものが望ましい。
加湿器は、水酸化ナトリウムなとで弱アルカリ性とした
水を入れた容器からなり、キヤリアガスをこの水面上も
しくは水面下を通過させることができるよう構成された
ものである。本発明の装置の触媒床はシステムブランク
の発生が極力小さくなつているが、加湿器によりキヤリ
アガスを加湿することにより、さらに抑制する効果があ
る。
水を入れた容器からなり、キヤリアガスをこの水面上も
しくは水面下を通過させることができるよう構成された
ものである。本発明の装置の触媒床はシステムブランク
の発生が極力小さくなつているが、加湿器によりキヤリ
アガスを加湿することにより、さらに抑制する効果があ
る。
なお、加湿器内の水をアルカリ性にするのは、水中に溶
解する二酸化炭素をアルカリ塩にして水中に固定するた
めと、キヤリアガス中にもし二酸化炭素が含まれている
場合、それを除去するためである。
解する二酸化炭素をアルカリ塩にして水中に固定するた
めと、キヤリアガス中にもし二酸化炭素が含まれている
場合、それを除去するためである。
試料導入部は通常燃焼部の入口部に取付られている。
燃焼部は石英などの耐熱性材料の容器からなり、次のよ
うな酸化触媒が充填されている。すなわち、白金、ロジ
ウム、これらの混合物などの貴金属触媒を担持させた、
二酸化炭素を実質的に吸着せず低熱伝導度の耐熱性維持
状担体(例えば石英ウール、アルミナと酸化珪素とから
なるセラミツク繊維など)が用いられる。
うな酸化触媒が充填されている。すなわち、白金、ロジ
ウム、これらの混合物などの貴金属触媒を担持させた、
二酸化炭素を実質的に吸着せず低熱伝導度の耐熱性維持
状担体(例えば石英ウール、アルミナと酸化珪素とから
なるセラミツク繊維など)が用いられる。
また上記燃焼部は前記触媒を500〜700℃以上に加熱しう
る加熱炉を具備している。
る加熱炉を具備している。
担体としては前記のような二酸化炭素を実質的に吸着し
ないものを用いているので、加湿器によるキヤリアガス
への加湿とあいまつてシステムブランクを低下させるこ
とができる。
ないものを用いているので、加湿器によるキヤリアガス
への加湿とあいまつてシステムブランクを低下させるこ
とができる。
また担体は前記のように熱伝導度が低く、しかも繊維状
で保水性の良好なものなので、多量(例えば400μl)
の試料を注入しても、全量が瞬時に気化するのではな
く、大半が触媒床の上部にいつたん保持される。それと
ともに、触媒床上部の温度は、水の気化熱などのために
一時的に低下するが、周囲から供給される熱により次第
に温度は回復し、保持されている水やTOC成分などが気
化する。
で保水性の良好なものなので、多量(例えば400μl)
の試料を注入しても、全量が瞬時に気化するのではな
く、大半が触媒床の上部にいつたん保持される。それと
ともに、触媒床上部の温度は、水の気化熱などのために
一時的に低下するが、周囲から供給される熱により次第
に温度は回復し、保持されている水やTOC成分などが気
化する。
ただし、試料注入により温度低下するのは触媒床上部の
一部だけであり、それより下流側の大半の部分は加熱炉
の温度(500〜700℃)のままである。したがつて、気化
温度の低い成分から順次気化するが、いずれも加熱炉の
温度に保持された触媒層を通過するため完全に燃焼し炭
素分はすべてCO2に酸化される。
一部だけであり、それより下流側の大半の部分は加熱炉
の温度(500〜700℃)のままである。したがつて、気化
温度の低い成分から順次気化するが、いずれも加熱炉の
温度に保持された触媒層を通過するため完全に燃焼し炭
素分はすべてCO2に酸化される。
全炭素成分の中には、気化−燃焼という過程を通らず
に、直接、熱分解するものもあるが、いずれにしても、
気化あるいは熱分解に要する温度が高い成分ほどCO2の
発生があとになり、最終的にはいずれの炭素物質もほぼ
完全にCO2になる。したがつて、この発明の装置で多量
の試料を注入することにより発生するピークの形状は、
従来方式のようにTC成分の種類に関係なく常に1つのピ
ークになるのとは異なり、ほとんどの場合連なつた2つ
のピークになる。
に、直接、熱分解するものもあるが、いずれにしても、
気化あるいは熱分解に要する温度が高い成分ほどCO2の
発生があとになり、最終的にはいずれの炭素物質もほぼ
完全にCO2になる。したがつて、この発明の装置で多量
の試料を注入することにより発生するピークの形状は、
従来方式のようにTC成分の種類に関係なく常に1つのピ
ークになるのとは異なり、ほとんどの場合連なつた2つ
のピークになる。
しかも種々検討した結果2つのピークは試料中に含まれ
る炭素成分の沸点に関係しており、沸点が約200℃以下
のものは前のピーク、約300℃以上のものは後のピーク
として出ることがわかつた。このことにより、この発明
の装置では、単に全炭素濃度を測定するだけでなく、含
まれる全炭素成分に低沸点物質が多いのか高沸点物質が
多いかも判断することも可能であり、例えば、純水製造
プラントの管理に使用する場合、汚染などにより全炭素
が増加した場合の原因推定のための有益な情報がえられ
ることになる。
る炭素成分の沸点に関係しており、沸点が約200℃以下
のものは前のピーク、約300℃以上のものは後のピーク
として出ることがわかつた。このことにより、この発明
の装置では、単に全炭素濃度を測定するだけでなく、含
まれる全炭素成分に低沸点物質が多いのか高沸点物質が
多いかも判断することも可能であり、例えば、純水製造
プラントの管理に使用する場合、汚染などにより全炭素
が増加した場合の原因推定のための有益な情報がえられ
ることになる。
この発明の装置では、生成した二酸化炭素量は、検出器
からの検出信号のピーク面積の演算・定量部によつて算
出され、さりに表示部によつて表示される。そしてこの
発明に用いられる前記演算・定量部は前記の2つのピー
クの面積の合計を演算・定量するものであつて、例えば
下記のようなもので用いられ、図面によつて説明する。
からの検出信号のピーク面積の演算・定量部によつて算
出され、さりに表示部によつて表示される。そしてこの
発明に用いられる前記演算・定量部は前記の2つのピー
クの面積の合計を演算・定量するものであつて、例えば
下記のようなもので用いられ、図面によつて説明する。
第2図は演算・定量部と表示部との構成説明図、第3図
はこの作動を示すフローチヤート、第4a〜4g図は作動を
説明するためのグラフである。
はこの作動を示すフローチヤート、第4a〜4g図は作動を
説明するためのグラフである。
次に演算・定量部の作動のステツプを説明する。
101データの初期化 非分散形赤外線ガス検出器(NDIR)からの瞬時値を現在
の値を含めtn時間前までの値n+1個を記憶する。
の値を含めtn時間前までの値n+1個を記憶する。
瞬時値 Sn……S6……S2、S1、S0 時 刻 tn………………t2、t1、t0 102第4a図におけるピークの立上り点をチエツクす
る。
る。
第4b図において、 103面積チエツク開始点補正 (i)ピーク立上り検出時の値S0がピーク検出開始時の
値S0がピーク検出時の値Saより小さいとき 第4c図においてS0≧Saとなるまで面積値加算は行なわな
いで(S=0)、S0≧Saとなつたらその時以後面積値加
算(S=S+S0)を行う。
値S0がピーク検出時の値Saより小さいとき 第4c図においてS0≧Saとなるまで面積値加算は行なわな
いで(S=0)、S0≧Saとなつたらその時以後面積値加
算(S=S+S0)を行う。
(ii)ピーク立上り検出時の値S0がSaより大きいとき 第4d図においてSi=Sa(n≦i<0)となるまで瞬時値
SiをSに加えておいて その後データサンプリング毎に面積値加算(S=S+S
c)を行う。
SiをSに加えておいて その後データサンプリング毎に面積値加算(S=S+S
c)を行う。
104ピーク点のチエツク Sp<S0のとき、S1=S0としてピーク値をメモリしてお
く。
く。
105ピーク終了チエツク 第4e図において 106ベースラインのドリフトチエツク 第4f図において、ピーク終了チエツク点が(イ)の場
合は不可、(ロ)の場合は可とする。
合は不可、(ロ)の場合は可とする。
107ピーク高さのチエツク Spが基準値Sp0より大きいときは可、Sp<Sp0のときは不
可とする。
可とする。
108ピーク幅チエツク (t−ts)の値が基準値t0より大きいときは可、小さい
ときは不可とする。
ときは不可とする。
109ベースラインドリフト補正 第4g図(a)及び(b)においてS′=S−S0として補
正する。
正する。
110面積値チエツク 補正面積S′が最小面積基準値S6より大きいときは可、
また小さいときは不可とする。なお、110のチエツクで
可となつたときピークが検出されたものとしてその値
S′の値をメモリーし、この値をもとに定量値演算を行
う。
また小さいときは不可とする。なお、110のチエツクで
可となつたときピークが検出されたものとしてその値
S′の値をメモリーし、この値をもとに定量値演算を行
う。
注:a)105及び106で不可となつた場合は引続きピーク終
了点をチエツクする。
了点をチエツクする。
b)107〜110のチエツクで不可となつた場合はあらため
てピーク立上りからチエツクする。
てピーク立上りからチエツクする。
(ホ)実施例 この発明の装置を、第1図に示す一実施例の構成説明図
で説明する。
で説明する。
第1図の全炭素測定装置(1)はキヤリアガス供給部
(2)、アルカリ性水(3)を入れた加湿器(4)、試
料注入部(6)、触媒(7)を充填した燃焼管(8)と
加熱炉(9)とからなる燃焼部(10)、水分凝縮除去部
(11)、濾過部(12)、NDIR(13)、NDIRからの検出信
号のピーク面積の演算・定量部(14)並びに表示部(1
5)から構成されている。なお、(5)は試料注入器で
ある。
(2)、アルカリ性水(3)を入れた加湿器(4)、試
料注入部(6)、触媒(7)を充填した燃焼管(8)と
加熱炉(9)とからなる燃焼部(10)、水分凝縮除去部
(11)、濾過部(12)、NDIR(13)、NDIRからの検出信
号のピーク面積の演算・定量部(14)並びに表示部(1
5)から構成されている。なお、(5)は試料注入器で
ある。
この装置によつて次のようにして試料の全炭素が測定さ
れる。
れる。
まずキヤリアガスをキヤリアガス供給部(2)から加湿
器(4)に送つて加湿してから所定温度に保持した燃焼
部(10)に送り触媒(7)中を通過させ、次いで水分凝
縮部(11)、濾過部(12)及びNDIR(13)を順に通過さ
せて定常状態に保持する。次いで試料注入器(5)から
試料を試料注入部(6)に注入する。試料は燃焼部(1
0)内で酸化されて炭素成分が二酸化炭素に変換され、
水分凝縮除去部(11)で水分が除去され、次いで濾過部
(12)で濾過された後、NDIR(13)に送られ二酸化炭素
が検出される。そしてNDIR(13)からの検出信号のピー
ク面積の演算・定量部(14)で二酸化炭素量が測定さ
れ、測定値が表示部(15)に表示される。
器(4)に送つて加湿してから所定温度に保持した燃焼
部(10)に送り触媒(7)中を通過させ、次いで水分凝
縮部(11)、濾過部(12)及びNDIR(13)を順に通過さ
せて定常状態に保持する。次いで試料注入器(5)から
試料を試料注入部(6)に注入する。試料は燃焼部(1
0)内で酸化されて炭素成分が二酸化炭素に変換され、
水分凝縮除去部(11)で水分が除去され、次いで濾過部
(12)で濾過された後、NDIR(13)に送られ二酸化炭素
が検出される。そしてNDIR(13)からの検出信号のピー
ク面積の演算・定量部(14)で二酸化炭素量が測定さ
れ、測定値が表示部(15)に表示される。
次に上記の測定装置を用い、下記の試料の炭素分を下記
条件下で測定した結果を述べる。
条件下で測定した結果を述べる。
(a)測定試料 超純水 エタノール(500ppb) フタル酸水素カリウム水溶液(500ppb) エタノール(250ppb)+フタル酸水素カリウム(250pp
b) 注:( )内は炭素濃度 試料注入量 400μl エタノールとフタル酸水素カリウムは標準試料 (b)測定条件 キヤリアガス:高純度空気 キヤリアガス流量:150ml/min 燃焼部内温度:680℃ 燃焼管:石英ガラス 酸化触媒:石英ウールに白金黒を担持させたもの。
b) 注:( )内は炭素濃度 試料注入量 400μl エタノールとフタル酸水素カリウムは標準試料 (b)測定条件 キヤリアガス:高純度空気 キヤリアガス流量:150ml/min 燃焼部内温度:680℃ 燃焼管:石英ガラス 酸化触媒:石英ウールに白金黒を担持させたもの。
上記測定の結果、えられたピークを第5図に示す。この
ピークのうちエタノール+フタル酸水素カリウム試料で
は、エタノール(左側)とフタル酸水素カリウム(右
側)の2つのピークが得られ、これらのピーク面積の合
計として全炭素分が測定される。
ピークのうちエタノール+フタル酸水素カリウム試料で
は、エタノール(左側)とフタル酸水素カリウム(右
側)の2つのピークが得られ、これらのピーク面積の合
計として全炭素分が測定される。
(ヘ)発明の効果 この発明の装置には次のような利点がある。
(i)燃焼温度が低いので、試料中の無機塩分によつて
測定値が干渉されたり燃焼管や酸化触媒がおかされたり
することがない。
測定値が干渉されたり燃焼管や酸化触媒がおかされたり
することがない。
(ii)キヤリアガスが加湿され、触媒の担体には二酸化
炭素を実質的に吸着しないものが用いられることから、
システムブランクを低下することができる。
炭素を実質的に吸着しないものが用いられることから、
システムブランクを低下することができる。
(iii)燃焼温度が500〜700℃という低温で、触媒の担
体として熱伝導度が低く、しかも繊維状で保水性の良好
なものが用いられるので、試料水分の気化がゆるやかに
なる。したがつて炭素成分が微量(1ppm以下)の試料の
炭素分を高精度で測定するために比較的多量の試料(例
えば400μl)を注入して行う高感度測定の場合でも一
挙に多量の水分が気化しないので、急激に内圧が上昇し
て発生ガスの触媒床への通過速度が急激すぎて、十分な
酸化反応がおこらないということがない。
体として熱伝導度が低く、しかも繊維状で保水性の良好
なものが用いられるので、試料水分の気化がゆるやかに
なる。したがつて炭素成分が微量(1ppm以下)の試料の
炭素分を高精度で測定するために比較的多量の試料(例
えば400μl)を注入して行う高感度測定の場合でも一
挙に多量の水分が気化しないので、急激に内圧が上昇し
て発生ガスの触媒床への通過速度が急激すぎて、十分な
酸化反応がおこらないということがない。
また高感度測定時に例えば1ppmの標準溶液を400μl注
入して検量線を作成する必要があるが、実際に1ppmの標
準溶液を調整することは使用する水の純度の問題や調製
操作中の外部からの汚染の問題のため極めてむつかしく
細心の注意を要する。この発明の方法によれば調製の容
易な40ppm標準液を10μl注入すれば同じ結果(同じピ
ーク面積)が得られるので、これで検量線を作成するこ
とができる。
入して検量線を作成する必要があるが、実際に1ppmの標
準溶液を調整することは使用する水の純度の問題や調製
操作中の外部からの汚染の問題のため極めてむつかしく
細心の注意を要する。この発明の方法によれば調製の容
易な40ppm標準液を10μl注入すれば同じ結果(同じピ
ーク面積)が得られるので、これで検量線を作成するこ
とができる。
上記のようにこの発明の装置は、特に上記の高感度測定
に好適である。
に好適である。
(iv)試料の燃焼は瞬時的には完了しないので、低沸点
の炭素含有成分のピークと高沸点の炭素含有成分のピー
クと高沸点の炭素含有成分のピークとの複合のピークが
得られ、試料中の炭素含有成分の情報が得られる。
の炭素含有成分のピークと高沸点の炭素含有成分のピー
クと高沸点の炭素含有成分のピークとの複合のピークが
得られ、試料中の炭素含有成分の情報が得られる。
第1図はこの発明の装置の一実施例の構成説明図、第2
図は、第1図における、検出信号のピーク面積の演算・
定量部(14)及び表示部(15)のブロツク図、第3図は
第1図における演算・定量部(14)の作動を示すフロー
チヤート、第4a図〜第4g図(a)及び(b)は第3図の
フローチヤート説明図、第5図はこの発明の装置で測定
して得られた生成二酸化炭素のピーク図である。 (1)……全炭素測定装置、(2)……キヤリアガス供
給部、(3)……アルカリ性水、(4)……加湿器、
(5)……試料注入器、(6)……試料導入部、(7)
……酸化触媒、(8)……燃焼管、(9)……加熱炉、
(10)……燃焼部、(11)……水分凝縮除去部、(12)
……濾過部、(13)非分散形赤外線ガス検出器、(14)
……検出信号のピーク面積の演算・定量部、(15)……
表示部。
図は、第1図における、検出信号のピーク面積の演算・
定量部(14)及び表示部(15)のブロツク図、第3図は
第1図における演算・定量部(14)の作動を示すフロー
チヤート、第4a図〜第4g図(a)及び(b)は第3図の
フローチヤート説明図、第5図はこの発明の装置で測定
して得られた生成二酸化炭素のピーク図である。 (1)……全炭素測定装置、(2)……キヤリアガス供
給部、(3)……アルカリ性水、(4)……加湿器、
(5)……試料注入器、(6)……試料導入部、(7)
……酸化触媒、(8)……燃焼管、(9)……加熱炉、
(10)……燃焼部、(11)……水分凝縮除去部、(12)
……濾過部、(13)非分散形赤外線ガス検出器、(14)
……検出信号のピーク面積の演算・定量部、(15)……
表示部。
Claims (1)
- 【請求項1】純酸素又は酸素を含有する不活性ガスのキ
ヤリヤガス供給部、加湿部、試料導入部、二酸化炭素な
どの炭素含有ガス成分を実質的に吸着せず、低熱伝導度
で耐熱性の繊維状担体に酸化触媒を担持させた触媒が充
填され加熱炉を具備した燃焼部、水分凝縮除去部、濾過
部、非分散形赤外線ガス検出器、検出信号のピーク面積
の演算・定量部並びに表示部を順に連結してなる全炭素
測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12463385A JPH076969B2 (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 全炭素測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12463385A JPH076969B2 (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 全炭素測定装置 |
Publications (2)
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|---|---|
| JPS61281966A JPS61281966A (ja) | 1986-12-12 |
| JPH076969B2 true JPH076969B2 (ja) | 1995-01-30 |
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ID=14890243
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP12463385A Expired - Fee Related JPH076969B2 (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 全炭素測定装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076969B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020137147A1 (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-02 | 株式会社堀場製作所 | 元素分析装置、元素分析装置用プログラム、及び元素分析方法 |
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-
1985
- 1985-06-07 JP JP12463385A patent/JPH076969B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| WO2020137147A1 (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-02 | 株式会社堀場製作所 | 元素分析装置、元素分析装置用プログラム、及び元素分析方法 |
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| WO2023042660A1 (ja) * | 2021-09-17 | 2023-03-23 | 株式会社トクヤマ | 無機固体の表面炭素量測定方法 |
Also Published As
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