JPH0769814A - 土壌性の菌・カビ類およびこれを原因とする疾病を防止し、抑制し、改善するための方法および組成物 - Google Patents

土壌性の菌・カビ類およびこれを原因とする疾病を防止し、抑制し、改善するための方法および組成物

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JPH0769814A
JPH0769814A JP6117624A JP11762494A JPH0769814A JP H0769814 A JPH0769814 A JP H0769814A JP 6117624 A JP6117624 A JP 6117624A JP 11762494 A JP11762494 A JP 11762494A JP H0769814 A JPH0769814 A JP H0769814A
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V James Spadafora
ブイ・ジエイムズ・スパダフオラ
Thomas E Brady
トーマス・ユージーン・ブラデイ
Masatoshi Motoyoshi
政俊 元吉
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American Cyanamid Co
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    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 土壌性の植物病原性菌・カビ類を殺菌・殺カ
ビ剤として有効な量のチオシアン酸2−アミノ−5−チ
アゾリル化合物と接触させることを特徴とする上記の菌
・カビ類の抑制、防止または改善方法、ならびに植物も
しくは植物種子、または植物もしくは植物種子が成育す
る土壌もしくは水に上記の化合物を適用することを特徴
とする土壌性の植物病原性菌・カビ類による攻撃から植
物および植物種子を保護する方法。 【効果】 本発明記載の方法により、特にフサリウム
ガエウマノミセスマクロフォミナスクレロチニア
よびテイラビオプシスに属する植物病原性の菌・カビ類
を効果的に防除することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】土壌性の植物病原性菌・カビ類は、成育
しつつある、また収穫した作物または作物種子に侵入
し、感染させる疾病の原因となる。土壌性の菌・カビ類
の有害な効果に対抗するために使用される現在の方法の
中には種子の浸漬および種子の液浴の態様があるが、こ
れらの態様は耐性の問題につながっている、すなわち、
標的の菌・カビ類が耐性株を発生させ、使用中の殺菌・
殺カビ剤の有効性の損失の原因となる。さらに、フサリ
ウムFusarium)のような菌・カビ類は抑制の
困難な、収穫量と作物の品質とに有意の低下を齎す疾病
の原因となる。フサリウムはまた、貯蔵作物中で生産さ
れる毒素の発生源でもある。したがって、農学者らは現
在も、土壌性の植物病原性菌・カビ類を抑制するための
効果的な手段および耐性の問題を克服する新規な組成物
の探索を継続している。
【0002】単純なアミノチアゾリルチオシアン酸エス
テルは1世紀近く異節環化学における合成の中間体とし
て使用されてきており、そのある種の誘導体はたとえば
JP74031096に抗菌剤として記述されている。
しかし、当該技術においてはチオシアン酸2−アミノ−
5−チアゾリルおよびその誘導体の土壌性の植物病原性
菌・カビ類の防止、抑制、または改善のための使用に関
する例示または示唆は存在しない。2−ホルムアミド−
5−チオシアナトチアゾール類および2−アセタミド−
5−チオシアナトチアゾール類の医学的病原体、たとえ
トリコフィトンTrichophyton)および
カンジダCandida)、ならびに植物の葉の病原
体、たとえばピリクラリアオリザエPiricul
ariaorizae)およびアルテルナリアソラニ
Alternariasolani)の抑制用の使用
は、岐阜薬科大学紀要,12号,27−33(196
2)(CA5814635d)に記載されている。しか
し、土壌性の病原体の2−アミド−5−チオシアナトチ
アゾール類の使用による抑制、防止または改善はここに
も開示されていない。
【0003】したがって、2−アミノ−5−チアゾリル
エステルチオシアン酸化合物およびその誘導体を用いる
土壌性の菌・カビ類の侵入の抑制、防護または改善に効
果的な方法および組成物を提供することが本発明の目標
である。
【0004】さらに、成育中の、および収穫後の双方の
作物を土壌性の植物病原性菌・カビ類に起因する侵入お
よび感染により生ずる損傷から保護することも本発明の
目標である。
【0005】
【発明の概要】本発明は、土壌性の植物病原性菌・カビ
類を殺菌・殺カビ剤として有効な量の式I
【0006】
【化4】
【0007】式中、Rは水素、1個もしくは2個以上の
ハロゲンもしくはC1−C4−アルコキシ基により置換さ
れていることもあるC1−C8−アルキル基またはCXR
1であり;Xは酸素または硫黄であり;R1は水素、任意
に1個もしくは2個以上のハロゲンにより置換されてい
ることもあるC1−C4−アルコキシ、任意に1個もしく
は2個以上のハロゲン、C1−C4−アルコキシまたは任
意に1個ないし3個のハロゲン、C1−C4−アルキル基
もしくはC1−C4−アルコキシ基により置換されている
こともあるフェニルにより置換されていることもあるC
1−C8−アルキル、または、任意に1個ないし3個のハ
ロゲン、C1−C4−アルキル基もしくはC1−C4−アル
コキシ基により置換されていることもあるフェニルであ
るの化合物と接触させるこ段階を含む上記の菌・カビ類
の抑制、防止、または改善方法を提供する。
【0008】本発明はまた、植物の葉もしくは種子に、
または植物もしくは種子が成育している、もしくは成育
する予定の土壌もしくは水に殺菌・殺カビ剤として有効
な量の式Iの化合物を適用する段階を含む、土壌性の植
物病原性菌・カビ類による攻撃から収穫用の植物または
種子を保護する方法をも提供する。
【0009】さらに、農学的に受容し得る担体と殺菌・
殺カビ剤として有効な量の式Iの化合物を含む組成物も
提供される。
【0010】
【発明の記述】多くの農学的な菌・カビ性疾病は検出後
には治癒不可能であり、したがって、成育中の作物およ
び収穫後の作物に対して常に脅威を与えている。土壌性
の菌・カビ類、たとえばフサリウムは抑制の困難な、作
物の収穫量と穀物の品質とに有意の低下を齎す疾病の原
因となる。フサリウム菌・カビ類はまた、貯蔵作物中で
の主要な問題である毒素、たとえばゼアラレノンおよび
トリコテシンの発生源でもある。
【0011】本発明記載の方法に使用した場合に、式I
の化合物が取扱いの困難な、損傷を与える土壌性の植物
病原性菌・カビ類、たとえばフサリウムガエウマノミ
セスGaeumannomyces)、マクロフォミ
Macrophomina)、スクレロチニア
clerotinia)およびチエラビオプシスTh
eilaviopsis)の効果的な抑制を提供するこ
とがここに見いだされた。これらの菌・カビ類は主要な
農学的疾病、たとえば萎れ病、根腐れ病、茎腐れ病、立
枯れ病、胴枯れ病、足腐れ病、種子腐れ病等の多くのも
のの原因体である。本発明記載の方法により保護され得
る重要な経済的作物の中には、野菜作物たとえばキュウ
リ、トマト、キャベツ、レタス等;穀類作物たとえばコ
ムギ、イネ、オオムギ、トウモロコシ、ライムギ等およ
び芝草がある。本発明記載の方法は特に、イネの栽培に
おいて特に問題である重大な土壌性疾病、たとえばイネ
のばかなえ病、イネの立枯れ病および種子腐れ病の優れ
た抑制を提供する。最も特定的には、本発明記載の方法
は極端に低い適用率においてフサリウムの有意に高いレ
ベルの抑制を提供する。
【0012】本発明記載の方法に有用な化合物は、式I
【0013】
【化5】
【0014】式中、Rは水素、任意に1個もしくは2個
以上のハロゲンもしくはC1−C4−アルコキシ基により
置換されていることもあるC1−C8−アルキル基または
CXR1であり;Xは酸素または硫黄であり;R1は水
素、任意に1個もしくは2個以上のハロゲンによび置換
されていることもあるC1−C4−アルコキシ、任意に1
個もしくは2個以上のハロゲン、C1−C4−アルコキシ
または任意に1個ないし3個のハロゲン、C1−C4−ア
ルキル基もしくはC1−C4−アルコキシ基により置換さ
れていることもあるフェニルにより置換されていること
もあるC1−C8−アルキル、または、任意に1個ないし
3個のハロゲン、C1−C4−アルキル基もしくはC1
4−アルコキシ基により置換されていることもあるフ
ェニルであるのチオシアン酸2−アミノ−5−チアゾリ
ル化合物である。
【0015】本発明記載の方法における使用に好ましい
式Iの化合物は、式中のRが水素またはCOR1であ
り、R1がC1−C4−アルキルまたは任意に1ないし3
個のハロゲン、C1−C4−アルキル基もしくはC1−C4
−アルコキシ基により置換されていることもあるフェニ
ルであるものである。本発明記載の方法における使用に
より好ましい式Iの化合物はチオシアン酸2−アミノ−
5−チアゾリルである。
【0016】式Iの化合物は、市販の2−アミノチアゾ
ールを出発物質として使用し、遊離のアミノ基を標準的
なアルキル化またはアシル化の手順を用いてアルキル化
またはアシル化し、ついで、この置換アミノチアゾール
中間体を臭素およびチオシアン酸カリウムまたはチオシ
アン酸アンモニウムと反応させて所望の式Iのチオシア
ン酸2−(置換)−アミノ−5−チアゾリルを形成させ
る工程により製造することができる。この一連の反応は
流れ図Iに示されているが、流れ図中のR2はC1−C8
−アルキルである。
【0017】流れ図I
【0018】
【化6】
【0019】これに替えて、最初に臭素の存在下に2−
アミノチアゾールをチオシアン酸カリウムと反応させて
チオシアン酸2−アミノ−5−チアゾリルを形成させ、
ついで上記のチオシアン酸エステルをアシル化またはア
ルキル化して式Iの化合物を製造することもできる。
【0020】式Iの化合物は、本発明記載の方法に従っ
て使用する場合には、成育中の、または収穫後の植物ま
たは植物種子の存在下における土壌性の植物病原性菌・
カビ類の増殖の抑制、防止または状況改善に有効であ
る。本件化合物は植物の葉もしくは茎または植物の種子
に、または植物もしくは種子が成育している、もしくは
成育する土壌もしくは水に適用することができるが、好
ましい適用方法は液浴または浸漬により種子に適用して
発芽する種子を感染から効果的に保護するものである。
他の好ましい適用方法は、植物または種子が成育してい
る、または成育させる予定の土壌または水に適用するも
のである。
【0021】実際の農学的な実施態様においては、本件
化合物を植物または種子が成育している、または成育さ
せる予定の土壌または水に、スプレー、粉末、粉塵また
は顆粒の形状で、好ましくは水性スプレーとして適用す
る。一般には約20ppmないし約1000ppmの、
好ましくは50ppm−500ppmの式Iの化合物を
含有する水溶液または水性懸濁液が本発明記載の方法に
おける使用に適している。約0.5重量/重量%ないし
約95重量/重量%の式Iの化合物を含有する粉塵、粉
末または顆粒状の組成物を本発明記載の方法に使用する
ことができる。本発明記載の組成物は、殺菌・殺カビ剤
として効果的な量の式Iの化合物と農学的に受容し得る
担体とを含有する。本発明記載の組成物には液体組成
物、たとえば水溶液、水性懸濁液、懸濁液濃縮物、乳化
性濃縮物、濃縮微細乳濁液等、および固体組成物、たと
えば湿潤性粉末、粉塵、粉塵濃縮物、乾燥圧縮顆粒等が
含まれる。
【0022】本発明記載の方法に従えば、式Iのチオシ
アン酸2−アミノ−5−チアゾリル化合物は単独で、ま
たは1種もしくは2種以上の有害生物防除剤もしくは植
物成長調節剤との組合わせで配合し、適用することがで
きる。組合わせに使用する有害生物防除剤には、除草
剤、殺虫剤もしくは他の殺菌・殺カビ剤、またはこれら
の組合わせが可能である。式Iの化合物を1種または2
種以上の他の殺菌・殺カビ剤との組合わせで使用する場
合には、これらを同時に適用しても、順次に適用しても
よい。式Iの化合物との組合わせで使用し得る、入手可
能な殺菌・殺カビ剤の中には4,6−ジニトロ−−ク
レゾール、ベナラキシル、ベノミル、カプタフォル、カ
プタン、カルベンダジン、クロロタロニル、銅、シモキ
サニル、ジクロフルアニド、ジクロン、ジフェノコナゾ
ール、ジメトモルフ、ジニコナゾール、ジノキャップ、
ジチアノン、フェンピクロニル、フェンプロピオモル
フ、ヒメキサゾール、イマザリル、イプロジオン、イソ
プロチオラン、カスガマイシン、マンコゼブ、メプロニ
ル、酸化水銀(II)、オキサジキシル、オキソリン
酸、ペンコナゾール、プロピネブ、ピリフェノックス、
チアベンダゾール、チウラム、トルクロフォスメチル、
トリアジメフォン、トリフルミゾール、トリフォリン、
バリダマイシンA、ビンクロゾリン、ジネブ、ジラム等
がある。
【0023】本発明のより明確な理解のために、その特
定の実施例を以下に示す。これらの実施例は単に説明的
なものであって、いかなる様式においても本発明の範囲
および基礎となる原理を限定するものとして理解すべき
ではない。NMR、CIMSおよびIRの語は、それぞ
れ核磁気共鳴、化学イオン化質量分析および赤外吸収を
意味する。
【0024】
【実施例1】チオシアン酸2−アミノ−5−チアゾリルの製造
【0025】
【化7】
【0026】2−アミノ−5−チアゾール(2.0g、
20mM)とチオシアン酸カリウム(3.80g、40
mM)とをメタノールに溶解させた撹拌されている溶液
を、10℃において臭素で滴々処理し、放置して室温に
温め、氷上に注ぐ。得られる反応混合物を濾過して標題
の生成物を黄色の固体(1.0g、融点142℃)とし
て得、1HNMR分析、CIMS分析およびIR分析に
より同定する。
【0027】
【実施例2】チオシアン酸2−ホルムアミド−5−チアゾリルの製造
【0028】
【化8】
【0029】2.0mlのギ酸と20mlの無水酢酸と
の混合物を還流温度において2時間加熱し、氷浴中で冷
却し、チオシアン酸2−アミノ−5−チアゾリル(1.
0g、6.37mM)で処理し、環境温度で60時間撹
拌する。得られる反応混合物を濾過して標題の生成物を
黄色の固体(0.65g、融点223−225℃)とし
て得、1HNMR分析、CIMS分析およびIR分析に
より同定する
【0030】
【実施例3】チオシアン酸2−(イソプロピルアミノ)−5−チアゾ
リルの製造
【0031】
【化9】
【0032】2−アミノチアゾール(10.0g、10
0mM)の25mlの濃硫酸中の溶液を、2−プロパノ
ール(6.0g、100mM)で少量ずつ処理し、50
℃で2時間撹拌し、冷却し、50%水性水酸化ナトリウ
ムで中和する。得られる反応混合物を濾過して2−(イ
ソプロピルアミノ)−5−チアゾール(13.0g、融
点93−94℃)を得る。
【0033】2−(イソプロピルアミノ)−5−チアゾ
ール(2.82g、20mM)とチオシアン酸カリウム
(4.0g、40mM)とのメタノール中の溶液を10
℃で臭素(3.2g、20mM)で滴々処理し、室温に
加温し、真空中で濃縮する。残留物を水中で擦り潰し、
濾過する。濾液を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液で処理
し、得られる沈澱を濾別して、標題の生成物を黄色の固
体(0.75g、融点184−185℃)として得、1
HNMR分析、CIMS分析およびIR分析により同定
する。
【0034】
【実施例4】チオシアン酸2−(t−ブチルアミド)−5−チアゾリ
ルの製造
【0035】
【化10】
【0036】2−アミノチアゾール(4.0g、40m
M)とトリエチルアミン(4.04g、46mM)との
溶液を塩化ピバロイル(40mM)を用いて室温で滴々
処理し、1時間撹拌し、濾過する。濾液を乾燥状態にま
で蒸発させて2−(t−ブチルアミド)−チアゾールを
残留物として得る。この残留物をメタノールに溶解さ
せ、40mMのチオシアン酸カリウムで処理し、つい
で、10℃で臭素(1.0ml、20mM)で滴々処理
する。この反応混合物を撹拌しながら室温に加温し、氷
上に注ぎ、濾過して、標題の生成物を黄色の固体(2.
06g、融点98−100℃)として得、1HNMR分
析、CIMS分析およびIR分析により同定する。
【0037】
【実施例5−9】実施例4において記述したものと実施
的に同一の方法に従い、適当に置換された酸塩化物を用
いて表Iに示す以下の式Iの化合物を得る。
【0038】表I
【0039】
【化11】
【0040】 実施例番号 R1 融点℃ 5 CH3 152−154 6 OCH265 163−164 7 CH2OCH3 119−121 8 OCH3 210−211 9 C65 171−172
【0041】
【実施例10】試験化合物の最低防止濃度の試験管内評価 標的の土壌性菌・カビ類を菌・カビ類増殖媒体中の胎芽
の懸濁液として96−窪み板の窪みに添加する。試験化
合物をジメチルスルホキシドに溶解させ、水を用いて5
倍希釈シリーズ中の適当な濃度に希釈し、ついで、菌・
カビ類を含有する96−窪み板に添加する。菌・カビ類
の増殖が生じたのちに、菌・カビ類の増殖の90%を防
止する各化合物の最低濃度を記録する。未処理の対照例
の窪みおよび溶媒(ジメチルスルホキシド)のみで処理
した窪みを比較に使用する。
【0042】 試験微生物 見出し記号 学名 FUSAAV フサリウムアベバケウムFusariumaveba ceum) FUSACU フサリウムクルモルムFusariumculmor um) FUSAEQ フサリウムエキセチFusariumequiset ) FUSAGR フサリウムグラミネアルムFusariumgram inearum) FUSACE フサリウムオキシスプロルム亜種ケペアFusari umoxysporumf.sp.cepea) FUSACC フサリウムオキシスプロルム亜種ククメリヌムFus ariumoxysporumf.sp.cucumer inum) FUSALY フサリウムオキシスプロルム亜種リコペルシキFus ariumoxysporumf.sp.lycoper sici) FUSAPO フサリウムポアエFusariumpoae) FUSAPR フサリウムプロリフェラトゥムFusariumpr oliferatum) FUSASI フサリウムソラニ亜種ピシFusariumsola nif.sp.pisi) FUSASG フサリウムスブグルチナンスFusariumsub glutinans) 各化合物は、90%またはそれ以上の菌・カビ類の増殖
妨害(MIC90)を示す最低濃度(ppmで測定)に
関して評価される。
【0043】各化合物はまた、菌・カビ類の増殖に対し
て何等かの妨害を示す最低濃度に関しても評価される。
【0044】結果は表IIに報告されている。
【0045】
【表1】
【0046】
【実施例11】試験化合物の試験管内土壌性菌・カビ防除活性の評価 試験化合物をアセトンに溶解させ、土壌菌・カビ類の菌
糸体の栄養剤培養基中の懸濁液を含有する小室窪み板に
分散させる。検定板を21℃で3−4日培養する。増殖
妨害を目視的に測定し、以下の基準を用いて評価した:評点 %妨害 0 0 1 1−29 3 30−59 5 60−89 7 90−99 9 100 未処理の対照例、溶媒空試験および対照標準を各試験に
包含させる。
【0047】評価用の菌・カビ類には、植物病原体の
サリウム・オキシスポルム亜種ククメリヌムFusa
riumoxysporumf.spcucumeri
num)(Fusoxc);プスードケルコスポレルラ
・ヘルポトリコイデスPseudocerocosp
orellaherpotrichoides)(Ps
dche);ピチウム・ウルチムムPythiumu
ltimum)(Pythul);リゾクトニア・ソラ
Rhizoctoniasolani)(Rhiz
oc);イネのバカナエ病(RiceBakanaeD
isease)(RBD)およびキウリのフサリウム立
枯れ(CucumberFusariumWilt)の
フサリウム・オキシスポルム亜種ククメリヌムFus
ariumoxysporumf.spcucumer
inum)(CUFO)が含まれる。
【0048】得られたデータは表IIIに示されてい
る。
【0049】
【表2】
【0050】
【実施例12】チオシアン酸2−アミノ−5−チアゾリルの生体内土壌
性菌・カビ類防除性評価 イネの種子を水中に25℃で3日間浸漬する。400m
lの汚染された土壌を含有するプラスチックの箱(種苗
箱の1/10)に発芽した種子を発芽した種子を播種
し、ついで、この種子を100mlの殺菌した土壌で覆
い、湿潤箱(27℃、相対湿度100%)に3日間維持
する。殺菌土壌で覆う前に、0.05%のトゥイーン
(TWEENR)20を含有する5%アセトン/水混合
物中の試験化合物の溶液を土壌表面に振り掛けて、各鉢
に50mlの試験溶液を適用する。典型的な割合は、種
苗箱1個あたり試験化合物200mg、100mgおよ
び50mgである。ついで箱を温室に移し、ここで毎日
地下給水する。疾病抑制の評価は播種の7−10日後に
健康な苗を計数して行い、このデータを以下の0−9の
評点に転化する。2回以上の試験を行った場合にはデー
タを平均する。結果は表IVに示されている。
【0051】評点 %妨害 0 0 1 1−14 2 15−29 3 30−44 4 45−59 5 60−74 6 75−89 7 90−95 8 96−99 9 100 試験微生物 見出し記号 学名 F.r フサリウムロゼウムFusariumroseum) P.g ピチウムグラミニコーラPythiumgraminico la) R.s リゾクトニアソラニRhizoctoniasolani) R.c リゾプスキネンシスRhizopuschinensis) G.v グリオクラジウムビレンスGliocladiumvire ns表IV チオシアン酸2−アミノ−5−チアゾリルの生体内評価 割合 mg/種苗箱F.r P.g R.s R.c G.v 200 7.5 8.5 9.0 9.0 9.0 100 8.0 8.0 9.0 9.0 9.0 50 8.0 7.5 8.0 8.0 8.5 * 種苗箱1個あたりの試験化合物のmg数
【0052】
【実施例13】チオシアン酸2−アミノ−5−チアゾリルの生体内土壌
性菌・カビ防除性評価 イネのばかなえ病(RBD) 病原体(フサリウムモニリフォルメFusariu
mmoniliforme))に感染したイネの種子
(約500粒=12g)を、殺菌のために、直径6cm
のプラスチックのカップに入れた0.05%のトゥイー
R20を含有するアセトン/水混合物に試験化合物を
溶解させた30mlの溶液に25℃で24時間浸漬す
る。使用する試験化合物の典型的な濃度は250、50
0および1000ppmである。24時間後、この試験
溶液をカップから傾瀉し、30mlの脱イオン水をカッ
プに添加する。種子を含有するカップを28℃の孵欄器
に2日間入れて発芽を開始させる。各処理操作からの発
芽した種子を、殺菌した鉢植え媒体を含有する2個のプ
ラスチックの箱(種苗箱の1/10の寸法)に播種し、
湿潤箱に3日間保持する。ついで植物を温室に移し、こ
こで毎日地下給水する。播種の3−4週間後に、実施例
12に示した評点尺度を用いて疾病抑制の評価を行う。
結果は表Vに示されている。
【0053】キュウリのフサリウム萎れ病(CUFO) キュウリの種子(未処理)を高湿、25℃のプラスチッ
クの箱内で2日間発芽させる。殺菌した土壌(100m
l)を6cmのプラスチックカップに添加し、30ml
の病原体(フサリウムオキシスポルム亜種ククメリヌ
)で汚染された土壌で覆う。キュウリの種子を汚染さ
れた土壌の上に播種し、この種子を20mlの殺菌土壌
で覆う。15mlの試験溶液を土壌表面に注ぐ方法で試
験化合物のアセトン/水溶液を各鉢に適用する。つい
で、処理試料を温室に入れて疾病を発現させる。処理の
14−18日後に実施例12に示した評点尺度を用いて
疾病抑制の評価を行う。結果は表Vに示されている。
【0054】 表V 土壌性の菌・カビ抑制に関するチオシアン酸2−アミノ−5−チアゾリルの 生体内土壌性菌・カビ防除性評価 割合 疾病 割合 疾病 (ppm) RBD (kg/Ha) CUFO 1000 9 10.0 9 500 9 5.0 9 250 8 2.5 9 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
【0055】1.土壌性の植物病原性菌・カビ類を殺菌
・殺カビ剤として有効な量の式I
【0056】
【化12】
【0057】式中、Rは水素、CXR1または任意に1
個もしくは2個以上のハロゲンもしくはC1−C4−アル
コキシ基により置換されていることもあるC1−C8−ア
ルキル基であり;Xは酸素または硫黄であり;R1は水
素、任意に1個もしくは2個以上のハロゲンにより置換
されていることもあるC1−C4−アルコキシ、任意に1
個もしくは2個以上のハロゲン、C1−C4−アルコキシ
または任意に1個ないし3個のハロゲン、C1−C4−ア
ルキル基もしくはC1−C4−アルコキシ基により置換さ
れていることもあるフェニルにより置換されていること
もあるC1−C8−アルキル、または、任意に1個ないし
3個のハロゲン、C1−C4−アルキル基もしくはC1
4−アルコキシ基により置換されていることもあるフ
ェニルであるの化合物と接触させることを特徴とする上
記の菌・カビ類の抑制、防止、または改善方法。
【0058】2.植物もしくは植物種子、または植物も
しくは植物種子が成育している、もしくは成育する土壌
もしくは水に殺菌・殺カビ剤として有効な量の式I
【0059】
【化13】
【0060】式中、Rは水素、CXR1または任意に1
個もしくは2個以上のハロゲンもしくはC1−C4−アル
コキシ基により置換されていることもあるC1−C8−ア
ルキル基であり;Xは酸素または硫黄であり;R1は水
素、任意に1個もしくは2個以上のハロゲンにより置換
されていることもあるC1−C4−アルコキシ、任意に1
個もしくは2個以上のハロゲン、C1−C4−アルコキシ
または任意に1個ないし3個のハロゲン、C1−C4−ア
ルキル基もしくはC1−C4−アルコキシ基により置換さ
れていることもあるフェニルにより置換されていること
もあるC1−C8−アルキル、または、任意に1個ないし
3個のハロゲン、C1−C4−アルキル基もしくはC1
4−アルコキシ基により置換されていることもあるフ
ェニルであるの化合物を適用することを特徴とする、土
壌性の植物病原性菌・カビ類による攻撃から植物および
植物種子を保護する方法。
【0061】3.上記の土壌性の植物病原性菌・カビ類
フサリウムFusarium)、ガエウマノミセス
Gaeumannomyces)、マクロフォミナ
Macrophomina)、スクレロチニアSc
lerotinia)およびテイラビオプシスThe
ilaviopsis)よりなるグループから選択した
ものであることを特徴とする1または2記載の方法。
【0062】4.上記の菌・カビ類がフサリウムオキ
シスポルムFusariumoxysporum)、
フサリウム・ソラニ(Fusariumsolan
)、フサリウムロゼウムFusariumros
eum)またはフサリウムモニリフォルメFusa
riummoniliforme)であることを特徴と
する3記載の方法。
【0063】5.上記の菌・カビ類がフサリウムモニ
リフォルメFusariummoniliform
)であることを特徴とする4記載の方法。
【0064】6.さらに式中のRが水素またはCOR1
であり、R1がC1−C4−アルキルまたは任意に1ない
し3個のハロゲン、C1−C4−アルキル基もしくはC1
−C4−アルコキシ基により置換されていることもある
フェニルである式Iの化合物をも特徴とする1または2
記載の方法。
【0065】7.上記の式Iの化合物がチオシアン酸2
−アミノ−5−チアゾリルであることを特徴とする6記
載の方法。
【0066】8.農学的に許容し得る担体および殺菌・
殺カビ剤として有効な量の式I
【0067】
【化14】
【0068】式中、Rは水素、CXR1または任意に1
個もしくは2個以上のハロゲンもしくはC1−C4−アル
コキシ基により置換されていることもあるC1−C8−ア
ルキル基であり;Xは酸素または硫黄であり;R1は水
素、任意に1個もしくは2個以上のハロゲンにより置換
されていることもあるC1−C4−アルコキシ、任意に1
個もしくは2個以上のハロゲン、C1−C4−アルコキシ
または任意に1個ないし3個のハロゲン、C1−C4−ア
ルキル基もしくはC1−C4−アルコキシ基により置換さ
れていることもあるフェニルにより置換されていること
もあるC1−C8−アルキル、または、任意に1個ないし
3個のハロゲン、C1−C4−アルキル基もしくはC1
4−アルコキシ基により置換されていることもあるフ
ェニルであるの化合物を特徴とする土壌性の菌・カビ類
用の殺菌・殺カビ剤組成物。
【0069】9.式中のRが水素またはCOR1であ
り、R1がC1−C4−アルキルまたは任意に1ないし3
個のハロゲン、C1−C4−アルキル基もしくはC1−C4
−アルコキシ基により置換されていることもあるフェニ
ルであることを特徴とする8記載の組成物。
【0070】10.上記の式Iの化合物がチオシアン酸
2−アミノ−5−チアゾリルであることを特徴とする9
記載の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・ユージーン・ブラデイ アメリカ合衆国ニユージヤージイ州08889 リーデイントンタウンシツプ・ハンタード ンカウンテイ・ホワイトハウスステーシヨ ン・ドーセツトレイン8 (72)発明者 元吉 政俊 愛知県豊橋市佐藤町平子49−4−501

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土壌性の植物病原性菌・カビ類を殺菌・
    殺カビ剤として有効な量の式I 【化1】 式中、Rは水素、CXR1または任意に1個もしくは2
    個以上のハロゲンもしくはC1−C4−アルコキシ基によ
    り置換されていることもあるC1−C8−アルキル基であ
    り;Xは酸素または硫黄であり;R1は水素、任意に1
    個もしくは2個以上のハロゲンにより置換されているこ
    ともあるC1−C4−アルコキシ、任意に1個もしくは2
    個以上のハロゲン、C1−C4−アルコキシまたは任意に
    1個ないし3個のハロゲン、C1−C4−アルキル基もし
    くはC1−C4−アルコキシ基により置換されていること
    もあるフェニルにより置換されていることもあるC1
    8−アルキル、または、任意に1個ないし3個のハロ
    ゲン、C1−C4−アルキル基もしくはC1−C4−アルコ
    キシ基により置換されていることもあるフェニルである
    の化合物と接触させることを特徴とする上記の菌・カビ
    類の抑制、防止、または改善方法。
  2. 【請求項2】 植物もしくは植物種子、または植物もし
    くは植物種子が成育している、もしくは成育する土壌も
    しくは水に殺菌・殺カビ剤として有効な量の式I 【化2】 式中、Rは水素、CXR1または任意に1個もしくは2
    個以上のハロゲンもしくはC1−C4−アルコキシ基によ
    り置換されていることもあるC1−C8−アルキル基であ
    り;Xは酸素または硫黄であり;R1は水素、任意に1
    個もしくは2個以上のハロゲンにより置換されているこ
    ともあるC1−C4−アルコキシ、任意に1個もしくは2
    個以上のハロゲン、C1−C4−アルコキシまたは任意に
    1個ないし3個のハロゲン、C1−C4−アルキル基もし
    くはC1−C4−アルコキシ基により置換されていること
    もあるフェニルにより置換されていることもあるC1
    8−アルキル、または、任意に1個ないし3個のハロ
    ゲン、C1−C4−アルキル基もしくはC1−C4−アルコ
    キシ基により置換されていることもあるフェニルである
    の化合物を適用することを特徴とする、土壌性の植物病
    原性菌・カビ類による攻撃から植物および植物種子を保
    護する方法。
  3. 【請求項3】 農学的に許容し得る担体および殺菌・殺
    カビ剤として有効な量の式I 【化3】 式中、Rは水素、CXR1または任意に1個もしくは2
    個以上のハロゲンもしくはC1−C4−アルコキシ基によ
    り置換されていることもあるC1−C8−アルキル基であ
    り;Xは酸素または硫黄であり;R1は水素、任意に1
    個もしくは2個以上のハロゲンにより置換されているこ
    ともあるC1−C4−アルコキシ、任意に1個もしくは2
    個以上のハロゲン、C1−C4−アルコキシまたは任意に
    1個ないし3個のハロゲン、C1−C4−アルキル基もし
    くはC1−C4−アルコキシ基により置換されていること
    もあるフェニルにより置換されていることもあるC1
    8−アルキル、または、任意に1個ないし3個のハロ
    ゲン、C1−C4−アルキル基もしくはC1−C4−アルコ
    キシ基により置換されていることもあるフェニルである
    の化合物を特徴とする土壌性の菌・カビ類用の殺菌・殺
    カビ剤組成物。
JP6117624A 1993-05-10 1994-05-06 土壌性の菌・カビ類およびこれを原因とする疾病を防止し、抑制し、改善するための方法および組成物 Pending JPH0769814A (ja)

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