JPH076996Y2 - 油圧駆動式閉塞鍛造機 - Google Patents
油圧駆動式閉塞鍛造機Info
- Publication number
- JPH076996Y2 JPH076996Y2 JP1991030392U JP3039291U JPH076996Y2 JP H076996 Y2 JPH076996 Y2 JP H076996Y2 JP 1991030392 U JP1991030392 U JP 1991030392U JP 3039291 U JP3039291 U JP 3039291U JP H076996 Y2 JPH076996 Y2 JP H076996Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- displacement
- difference
- punch
- hydraulic
- flow rate
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、上パンチと下パンチ
とが油圧シリンダによって駆動される油圧駆動式閉塞鍛
造機に関する。 【0002】 【従来の技術】閉塞鍛造機として、機械式駆動のもの、
機械式と油圧式とを併用して駆動されるもの、油圧式駆
動のものの3つのタイプのものがあり、いずれの場合
も、上下のスライド(パンチ)の変位が同調するように
種々の対策が施されている。 【0003】油圧駆動式のものにおいては、同期のため
に、サーボ弁を用いる方法、分流弁を用いる方法、
同調シリンダを用いる方法および同調機(例えば島
津製作所のフロイザ(商品名))を用いる方法等が知ら
れている。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】ところが油圧駆動の場
合、同期がずれる要因として、油温や配管長さの差によ
る流量変動、あるいは偏荷重による流量変動等、種々の
要因があるところ、それらすべての要因に対応できる同
調装置は従来全くなかった。また前記〜のような同
調装置の場合、これを油圧回路内に組み込んで使用する
ため、油圧回路自体が複雑化し、油圧装置のメンテナン
スが難しくなるという問題があった。 【0005】この考案は、以上のような油圧駆動式閉塞
鍛造機における同調装置の欠点を解消し、油温や配管長
さの差あるいは偏荷重等による圧油流量の変動が上下両
パンチの同期性に与える影響を防止し、かつ油圧回路構
成を簡単化して、きわめて精度のよい同調装置を備えた
油圧駆動式閉塞鍛造機の提供を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の油圧駆動式閉塞鍛造機は、上パンチおよ
び下パンチをそれぞれ駆動する一対の油圧シリンダと、
この油圧シリンダの油圧回路にそれぞれ設けられ、ソ
レノイド式切換弁の動作に応じて流量を非連続的に切り
換える流量切換部と、前記両パンチの変位量を測定す
る一対の差動トランスの出力に基づいて動作して、前記
両パンチの変位量の差が、予め設定されている許容範囲
内にあるか否かを判定する判定手段と、この判定手段
による判定動作の結果、前記変位量の差が前記許容範囲
を越えている場合には、前記ソレノイド式切換弁の一方
を動作させることによって変位量の大きい方のパンチに
係る油圧シリンダの速度を相対的に遅延させ、前記変位
量の差が許容範囲内になるまでその状態を維持する制御
手段とを特徴的に備えている。 【0007】 【作用】判定手段は、両パンチの変位量の差が、予め設
定されている許容範囲内にあるか否かを判定し、制御手
段は、変位量の差が許容範囲を越えている場合には、ソ
レノイド式切換弁の一方を動作させることによって変位
量の大きい方のパンチに係る油圧シリンダの速度を相対
的に遅延させ、変位量の差が許容範囲内になるまでその
状態を維持する。このようにして、制御手段は、上下両
パンチを同調駆動するので、油温の変化、配管長さの相
違、偏荷重、その他の各種要因により油圧回路に流量変
動が生じても、この流量変動が上下両パンチの同期性に
影響することはない。 【0008】また、この油圧駆動式閉塞鍛造機は、上下
両パンチの変位量の差が許容範囲を超えたときのみ、油
圧シリンダの速度を制御する簡易タイプであり、その制
御回路構成が簡単で、特に油圧回路は、従来のものに流
量切換部が付加されるだけでよい。 【0009】 【実施例】以下この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。本考案に係る油圧駆動式閉塞鍛造機の概略を図1
および図2に示す。1,2は上下の本体ベースであっ
て、複数のタイロッド3,3,…により一定の上下間隔
をもってフレーム4上に固設されている。上側の本体ベ
ース1上に、上パンチ駆動用の油圧シリンダ5とダイ締
付用の油圧シリンダ6,6が設けられるとともに、下側
の本体ベース2の下面に、下パンチ駆動用の油圧シリン
ダ7が設けられている。 【0010】8は上ダイ取付ベースであって、上記タイ
ロッド3に案内されて上下に移動可能とされている。9
は下ダイ取付ベースであって、上下に移動不能に固定さ
れている。10は締付シリンダ取付治具であり、11は
油タンクである。 【0011】以上において、上パンチ12および下パン
チ13のそれぞれの変位量を測定する変位計として、差
動トランス14,15が上記取付ベース8,9にそれぞ
れ設けられ、これら差動トランス14,15の摺動子を
駆動するバー16,17が、上パンチ12、下パンチ1
3、またはそれを駆動する手段(油圧シリンダ5,7の
ロッド)に固設されている。 【0012】上記油圧シリンダ5,7に圧油を供給する
油圧回路(図3参照)には、各油圧シリンダ5,7に対
応して、流量制御弁18,19とソレノイド式切換弁2
0,21とから流量切換部が設けられている。そして、
上パンチ12と下パンチ13との変位差が予め定めた設
定値を超えたとき、いずれか一方の流量切換部のソレノ
イド式切換弁20または21が励磁されて、該ソレノイ
ド式切換弁に対応する方の油圧シリンダ5または7の速
度が遅延されるようにされている。 【0013】上記両パンチ12,13の変位差の測定お
よびこれと設定値との比較は、図4に示す制御装置によ
り行われる。すなわち、上記差動トランス14,15の
各出力が、上パンチ変位測定器22および下パンチ変位
測定器23にそれぞれ入力されて、各パンチ12,13
の変位量が測定され、この測定値が演算器24に入力さ
れて、その変位差が演算される。 【0014】次に、この演算器24の出力が変位差範囲
設定器25に入力されて、予め設定された許容変位差範
囲と比較される。そして、その設定値を演算器24の出
力値が超えたとき、変位差範囲設定器25の出力により
制御器26が作動され、上記ソレノイド式切換弁20ま
たは21の励磁コイルが励磁される。すなわち、この実
施例においては、パンチ変位測定器22,23、演算器
24、及び変位差範囲設定器25によって判定手段が構
成されており、制御器26などによって制御手段が構成
されている。 【0015】また、上記各油圧シリンダ5,6,7に圧
油を供給する油圧回路は、図3に示すような極く普通の
回路構成でよく、これに流量制御弁18,19とソレノ
イド式切換弁20,21からなる流量切換部が設けられ
たものでよい。 【0016】すなわち、メインポンプ27の吐出した圧
油は、切換弁28,29,30を介して各油圧シリンダ
5,6,7に供給され、該油圧シリンダからの流出油が
油タンク11に戻される。各圧油管路には、可変絞り弁
31,32、逆止弁33,34,35が設けられ、圧力
計36が配置されている。37はダイ締付用の補助ポン
プであって、その吐出した圧油の逆流を阻止する逆止弁
38,39、および圧力計40を有する。Mは各ポンプ
駆動用モータ、41は遅送り用切換弁である。 【0017】この考案は以上のような構成であって、先
ず切換弁28,30の励磁により、油圧シリンダ5に圧
油が供給されて、上パンチ12の早送りが行われる一
方、油圧シリンダ6に圧油が供給されて、上ダイ取付ベ
ース8の早送りが行われ、またその途中で図示しないリ
ミットスイッチが動作される。 【0018】すると、遅送り用切換弁41が励磁され
て、メインポンプ27の吐出量が低下され、上パンチ1
2が遅送りに切換えられ、また上ダイ取付ベース8が所
定位置に固定される。 【0019】これと同時に切換弁29が励磁されて、上
パンチ12と下パンチ13との同調駆動が開始され、変
位計としての差動トランス14,15により、上下両パ
ンチ12,13の変位量の測定が開始される。 【0020】上パンチ12と下パンチ13との変位差が
設定値を超えた場合、変位量の大きい方の油圧シリンダ
5または7の流量切換部の切換弁20または21が励磁
される。これにより、油圧シリンダ5または7から戻流
する油路が切換えられて、流量制御弁18または19に
より流量が制限され、変位量の大きい方のパンチ12ま
たは13の変位速度が低下して、上下両パンチ12,1
3が同調すると、上記切換弁20または21が元の位置
に復帰される。この繰り返しにより、上下両パンチ1
2,13は完全に同調駆動されることとなる。 【0021】 【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
以下に列挙するような種々のすぐれた効果が得られる。 【0022】(1)上下量パンチの変位量が差動トラン
スにより直接測定され、これらの変位量の差に基づい
て、油圧シリンダの速度が、制御装置による流量切換部
の作動制御を介して制御されることにより、上下両パン
チが同調駆動されるから、油温の変化、配管長さの相
違、偏荷重、その他の各種要因により油圧回路に流量変
動が生じても、この流量変動が上下両パンチの同期性に
影響することはなく、上パンチと下パンチの同調駆動が
常時安定して行われる。 【0023】(2)制御装置が上下両パンチの変位量の
差を計測し、この変位量の差が一定値を超えたときの
み、油圧シリンダの速度を制御する簡易タイプのもので
あるから、その制御回路構成が簡単である。 【0024】すなわち、制御回路の構成要素が少なく、
その構成もきわめて簡単であって、特に油圧回路は、従
来のものに流量切換部が付加されるだけでよく、従来の
油圧式駆動のものに比較してはるかに簡素化した構成と
することができる。しかも、上記流量切換部は市販の汎
用バルブで構成することができる。したがって、製作が
容易で製作コストが低く抑えられるとともに、装置自体
のコンパクト化も図ることができ、またそのメンテナン
スにも何らの困難を生じない。 【0025】(3)制御回路構成が簡単であることか
ら、応答速度が早くて応答性に優れ、サイクルタイムの
大幅な短縮化が図れる。(4)上下両パンチの同調精度
は、スライド、スピードと変位差の設定の仕方で任意に
選ぶことができ、しかも、ある一定の変位差を常に確保
したような同調駆動を行うことも可能である。(5)上
下両パンチの同調精度を任意に選ぶことにより、適正な
加工精度を確保でき、許容公差範囲内での実用的な量産
が可能である。
とが油圧シリンダによって駆動される油圧駆動式閉塞鍛
造機に関する。 【0002】 【従来の技術】閉塞鍛造機として、機械式駆動のもの、
機械式と油圧式とを併用して駆動されるもの、油圧式駆
動のものの3つのタイプのものがあり、いずれの場合
も、上下のスライド(パンチ)の変位が同調するように
種々の対策が施されている。 【0003】油圧駆動式のものにおいては、同期のため
に、サーボ弁を用いる方法、分流弁を用いる方法、
同調シリンダを用いる方法および同調機(例えば島
津製作所のフロイザ(商品名))を用いる方法等が知ら
れている。 【0004】 【考案が解決しようとする課題】ところが油圧駆動の場
合、同期がずれる要因として、油温や配管長さの差によ
る流量変動、あるいは偏荷重による流量変動等、種々の
要因があるところ、それらすべての要因に対応できる同
調装置は従来全くなかった。また前記〜のような同
調装置の場合、これを油圧回路内に組み込んで使用する
ため、油圧回路自体が複雑化し、油圧装置のメンテナン
スが難しくなるという問題があった。 【0005】この考案は、以上のような油圧駆動式閉塞
鍛造機における同調装置の欠点を解消し、油温や配管長
さの差あるいは偏荷重等による圧油流量の変動が上下両
パンチの同期性に与える影響を防止し、かつ油圧回路構
成を簡単化して、きわめて精度のよい同調装置を備えた
油圧駆動式閉塞鍛造機の提供を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の油圧駆動式閉塞鍛造機は、上パンチおよ
び下パンチをそれぞれ駆動する一対の油圧シリンダと、
この油圧シリンダの油圧回路にそれぞれ設けられ、ソ
レノイド式切換弁の動作に応じて流量を非連続的に切り
換える流量切換部と、前記両パンチの変位量を測定す
る一対の差動トランスの出力に基づいて動作して、前記
両パンチの変位量の差が、予め設定されている許容範囲
内にあるか否かを判定する判定手段と、この判定手段
による判定動作の結果、前記変位量の差が前記許容範囲
を越えている場合には、前記ソレノイド式切換弁の一方
を動作させることによって変位量の大きい方のパンチに
係る油圧シリンダの速度を相対的に遅延させ、前記変位
量の差が許容範囲内になるまでその状態を維持する制御
手段とを特徴的に備えている。 【0007】 【作用】判定手段は、両パンチの変位量の差が、予め設
定されている許容範囲内にあるか否かを判定し、制御手
段は、変位量の差が許容範囲を越えている場合には、ソ
レノイド式切換弁の一方を動作させることによって変位
量の大きい方のパンチに係る油圧シリンダの速度を相対
的に遅延させ、変位量の差が許容範囲内になるまでその
状態を維持する。このようにして、制御手段は、上下両
パンチを同調駆動するので、油温の変化、配管長さの相
違、偏荷重、その他の各種要因により油圧回路に流量変
動が生じても、この流量変動が上下両パンチの同期性に
影響することはない。 【0008】また、この油圧駆動式閉塞鍛造機は、上下
両パンチの変位量の差が許容範囲を超えたときのみ、油
圧シリンダの速度を制御する簡易タイプであり、その制
御回路構成が簡単で、特に油圧回路は、従来のものに流
量切換部が付加されるだけでよい。 【0009】 【実施例】以下この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。本考案に係る油圧駆動式閉塞鍛造機の概略を図1
および図2に示す。1,2は上下の本体ベースであっ
て、複数のタイロッド3,3,…により一定の上下間隔
をもってフレーム4上に固設されている。上側の本体ベ
ース1上に、上パンチ駆動用の油圧シリンダ5とダイ締
付用の油圧シリンダ6,6が設けられるとともに、下側
の本体ベース2の下面に、下パンチ駆動用の油圧シリン
ダ7が設けられている。 【0010】8は上ダイ取付ベースであって、上記タイ
ロッド3に案内されて上下に移動可能とされている。9
は下ダイ取付ベースであって、上下に移動不能に固定さ
れている。10は締付シリンダ取付治具であり、11は
油タンクである。 【0011】以上において、上パンチ12および下パン
チ13のそれぞれの変位量を測定する変位計として、差
動トランス14,15が上記取付ベース8,9にそれぞ
れ設けられ、これら差動トランス14,15の摺動子を
駆動するバー16,17が、上パンチ12、下パンチ1
3、またはそれを駆動する手段(油圧シリンダ5,7の
ロッド)に固設されている。 【0012】上記油圧シリンダ5,7に圧油を供給する
油圧回路(図3参照)には、各油圧シリンダ5,7に対
応して、流量制御弁18,19とソレノイド式切換弁2
0,21とから流量切換部が設けられている。そして、
上パンチ12と下パンチ13との変位差が予め定めた設
定値を超えたとき、いずれか一方の流量切換部のソレノ
イド式切換弁20または21が励磁されて、該ソレノイ
ド式切換弁に対応する方の油圧シリンダ5または7の速
度が遅延されるようにされている。 【0013】上記両パンチ12,13の変位差の測定お
よびこれと設定値との比較は、図4に示す制御装置によ
り行われる。すなわち、上記差動トランス14,15の
各出力が、上パンチ変位測定器22および下パンチ変位
測定器23にそれぞれ入力されて、各パンチ12,13
の変位量が測定され、この測定値が演算器24に入力さ
れて、その変位差が演算される。 【0014】次に、この演算器24の出力が変位差範囲
設定器25に入力されて、予め設定された許容変位差範
囲と比較される。そして、その設定値を演算器24の出
力値が超えたとき、変位差範囲設定器25の出力により
制御器26が作動され、上記ソレノイド式切換弁20ま
たは21の励磁コイルが励磁される。すなわち、この実
施例においては、パンチ変位測定器22,23、演算器
24、及び変位差範囲設定器25によって判定手段が構
成されており、制御器26などによって制御手段が構成
されている。 【0015】また、上記各油圧シリンダ5,6,7に圧
油を供給する油圧回路は、図3に示すような極く普通の
回路構成でよく、これに流量制御弁18,19とソレノ
イド式切換弁20,21からなる流量切換部が設けられ
たものでよい。 【0016】すなわち、メインポンプ27の吐出した圧
油は、切換弁28,29,30を介して各油圧シリンダ
5,6,7に供給され、該油圧シリンダからの流出油が
油タンク11に戻される。各圧油管路には、可変絞り弁
31,32、逆止弁33,34,35が設けられ、圧力
計36が配置されている。37はダイ締付用の補助ポン
プであって、その吐出した圧油の逆流を阻止する逆止弁
38,39、および圧力計40を有する。Mは各ポンプ
駆動用モータ、41は遅送り用切換弁である。 【0017】この考案は以上のような構成であって、先
ず切換弁28,30の励磁により、油圧シリンダ5に圧
油が供給されて、上パンチ12の早送りが行われる一
方、油圧シリンダ6に圧油が供給されて、上ダイ取付ベ
ース8の早送りが行われ、またその途中で図示しないリ
ミットスイッチが動作される。 【0018】すると、遅送り用切換弁41が励磁され
て、メインポンプ27の吐出量が低下され、上パンチ1
2が遅送りに切換えられ、また上ダイ取付ベース8が所
定位置に固定される。 【0019】これと同時に切換弁29が励磁されて、上
パンチ12と下パンチ13との同調駆動が開始され、変
位計としての差動トランス14,15により、上下両パ
ンチ12,13の変位量の測定が開始される。 【0020】上パンチ12と下パンチ13との変位差が
設定値を超えた場合、変位量の大きい方の油圧シリンダ
5または7の流量切換部の切換弁20または21が励磁
される。これにより、油圧シリンダ5または7から戻流
する油路が切換えられて、流量制御弁18または19に
より流量が制限され、変位量の大きい方のパンチ12ま
たは13の変位速度が低下して、上下両パンチ12,1
3が同調すると、上記切換弁20または21が元の位置
に復帰される。この繰り返しにより、上下両パンチ1
2,13は完全に同調駆動されることとなる。 【0021】 【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
以下に列挙するような種々のすぐれた効果が得られる。 【0022】(1)上下量パンチの変位量が差動トラン
スにより直接測定され、これらの変位量の差に基づい
て、油圧シリンダの速度が、制御装置による流量切換部
の作動制御を介して制御されることにより、上下両パン
チが同調駆動されるから、油温の変化、配管長さの相
違、偏荷重、その他の各種要因により油圧回路に流量変
動が生じても、この流量変動が上下両パンチの同期性に
影響することはなく、上パンチと下パンチの同調駆動が
常時安定して行われる。 【0023】(2)制御装置が上下両パンチの変位量の
差を計測し、この変位量の差が一定値を超えたときの
み、油圧シリンダの速度を制御する簡易タイプのもので
あるから、その制御回路構成が簡単である。 【0024】すなわち、制御回路の構成要素が少なく、
その構成もきわめて簡単であって、特に油圧回路は、従
来のものに流量切換部が付加されるだけでよく、従来の
油圧式駆動のものに比較してはるかに簡素化した構成と
することができる。しかも、上記流量切換部は市販の汎
用バルブで構成することができる。したがって、製作が
容易で製作コストが低く抑えられるとともに、装置自体
のコンパクト化も図ることができ、またそのメンテナン
スにも何らの困難を生じない。 【0025】(3)制御回路構成が簡単であることか
ら、応答速度が早くて応答性に優れ、サイクルタイムの
大幅な短縮化が図れる。(4)上下両パンチの同調精度
は、スライド、スピードと変位差の設定の仕方で任意に
選ぶことができ、しかも、ある一定の変位差を常に確保
したような同調駆動を行うことも可能である。(5)上
下両パンチの同調精度を任意に選ぶことにより、適正な
加工精度を確保でき、許容公差範囲内での実用的な量産
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例である油圧駆動式閉塞鍛
造機を示す正面図である。 【図2】同油圧駆動式閉塞鍛造機を示す平面図である。 【図3】同油圧駆動式閉塞鍛造機の油圧装置の回路図で
ある。 【図4】同油圧駆動式閉塞鍛造機の制御装置の回路図で
ある。 【符号の説明】 1,2 本体ベース 3 タイロッド 5,6,7 油圧シリンダ 8 上ダイ取付ベース 9 下ダイ取付ベース 12 上パンチ 13 下パンチ 14,15 差動トランス 18,19 流量制御弁 20,21 ソレノイド式切換弁 22 上パンチ変位測定器 23 下パンチ変位測定器 25 変位差範囲設定器 26 制御器
造機を示す正面図である。 【図2】同油圧駆動式閉塞鍛造機を示す平面図である。 【図3】同油圧駆動式閉塞鍛造機の油圧装置の回路図で
ある。 【図4】同油圧駆動式閉塞鍛造機の制御装置の回路図で
ある。 【符号の説明】 1,2 本体ベース 3 タイロッド 5,6,7 油圧シリンダ 8 上ダイ取付ベース 9 下ダイ取付ベース 12 上パンチ 13 下パンチ 14,15 差動トランス 18,19 流量制御弁 20,21 ソレノイド式切換弁 22 上パンチ変位測定器 23 下パンチ変位測定器 25 変位差範囲設定器 26 制御器
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】(1)上パンチおよび下パ
ンチをそれぞれ駆動する一対の油圧シリンダと、この油
圧シリンダの油圧回路にそれぞれ設けられ、ソレノイド
式切換弁の動作に応じて流量を非連続的に切り換える流
量切換部と、 前記両パンチの変位量を測定する一対の差
動トランスの出力に基づいて動作して、前記両パンチの
変位量の差が、予め設定されている許容範囲内にあるか
否かを判定する判定手段と、 この判定手段による判定動
作の結果、前記変位量の差が前記許容範囲を越えている
場合には、前記ソレノイド式切換弁の一方を動作させる
ことによって変位量の大きい方のパンチに係る油圧シリ
ンダの速度を相対的に遅延させ、前記変位量の差が許容
範囲内になるまでその状態を維持する制御手段とを備え
ることを特徴とする油圧駆動式閉塞鍛造機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991030392U JPH076996Y2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 油圧駆動式閉塞鍛造機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991030392U JPH076996Y2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 油圧駆動式閉塞鍛造機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0490142U JPH0490142U (ja) | 1992-08-06 |
| JPH076996Y2 true JPH076996Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31765470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991030392U Expired - Lifetime JPH076996Y2 (ja) | 1991-04-03 | 1991-04-03 | 油圧駆動式閉塞鍛造機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076996Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55128341A (en) * | 1979-03-29 | 1980-10-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Precise forging press |
-
1991
- 1991-04-03 JP JP1991030392U patent/JPH076996Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0490142U (ja) | 1992-08-06 |
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