JPH0770105A - 茶カテキン類の製造方法 - Google Patents

茶カテキン類の製造方法

Info

Publication number
JPH0770105A
JPH0770105A JP5232232A JP23223293A JPH0770105A JP H0770105 A JPH0770105 A JP H0770105A JP 5232232 A JP5232232 A JP 5232232A JP 23223293 A JP23223293 A JP 23223293A JP H0770105 A JPH0770105 A JP H0770105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tea
chromatographic column
tea catechins
catechins
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5232232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3052174B2 (ja
Inventor
Bunichi Suehiro
文一 末広
Kenji Shibata
憲司 柴田
Fumihisa Yoshibe
文久 良辺
Chuichi Takeo
忠一 竹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOKUHIN SANGYO HIGH SEPAREESHIYON SYST GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Original Assignee
SHOKUHIN SANGYO HIGH SEPAREESHIYON SYST GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHOKUHIN SANGYO HIGH SEPAREESHIYON SYST GIJUTSU KENKYU KUMIAI filed Critical SHOKUHIN SANGYO HIGH SEPAREESHIYON SYST GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Priority to JP5232232A priority Critical patent/JP3052174B2/ja
Publication of JPH0770105A publication Critical patent/JPH0770105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3052174B2 publication Critical patent/JP3052174B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 商業規模の茶カテキン類の製造にあたり、
従来技術では茶カテキン類を混合物でしか回収すること
ができなかった点を改良し、エステル型カテキン類、遊
離型カテキン類、さらには個々の茶カテキン類に分離精
製し、高純度でかつ安価に製造することができる茶カテ
キン類を製造する方法を提供すること。 【構成】 夾雑物をあらかじめ除去することに着目し
たもので、茶抽出液を第1のクロマトカラムに注入し
て、第1のクロマトカラムにより夾雑物を除いた回収液
を得る第1の分離工程と、この回収液を第2のクロマト
カラムに注入して、第2のクロマトカラムにより茶カテ
キン類を分離精製する第2の分離工程と、を有すること
をを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は茶カテキン類の製造方法
にかかるもので、とくに茶葉から高純度の茶カテキン類
を製造する茶カテキン類の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】茶葉中に多く含まれている茶カテキン類
は、ポリフェノール化合物の一種であって、(−)エピ
カテキン(EC)、(−)エピガロカテキン(EG
C)、ならびにこれらの没食子酸エステルである(−)
エピカテキンガレート(ECg)および(−)エピガロ
カテキンガレート(EGCg)の4種が主なもので、乾
燥茶葉中には10〜15wt%が含まれている。
【0003】これらの茶カテキン類には、抗酸化作用、
抗菌作用、消臭作用、血中コレステロール抑制作用など
の化学的・生理的活性作用があることが知られている。
またこれらの作用は、遊離型カテキンよりも、エステル
型カテキンの方が強く、とくに(−)エピガロカテキン
ガレートが強いと報告されている。
【0004】こうした茶カテキン類を高純度で製造する
には、茶葉中に上記茶カテキン類と共存する夾雑物の分
離が不可欠である。この夾雑物としては、カフェイン
(Caf)、糖類、アミノ酸、有機酸およびカテキン酸
化重合物などがある。
【0005】従来、茶葉から茶カテキン類を回収する技
術としては、有機溶媒を用いた液液抽出やクロマト分離
を用いる方法が知られている。
【0006】たとえば、特公平1−44234号には、
クロロホルムでカフェインを除去し、酢酸エチルにより
茶カテキン類を抽出することで、天然抗酸化剤を工業的
に製造可能と記述されている。
【0007】また特開平2−311474号では、クロ
マト分離を用い、茶カテキン類を選択的に充填剤に吸着
させ、親水性有機溶媒により溶出させ、茶カテキン類を
製造している。
【0008】さらに、特開平3−14572号には、ゲ
ルビーズを用いて、高負荷条件が可能な多段バッチプロ
セスにより、茶カテキン類の製造が可能であると記載さ
れている。
【0009】しかしながら、これら従来の製造方法によ
り得られる製品は、茶カテキン類の混合物、すなわち、
(−)エピカテキン、(−)エピガロカテキン、(−)
エピカテキンガレート、(−)エピガロカテキンガレー
トを主とした茶カテキン類の混合物として得ている。
【0010】液液抽出法においては、通常の溶媒では茶
カテキン類と他の夾雑物との分配係数が1前後であるた
め多段抽出を必要とし、回収率の低下を来たしていると
ともに、茶カテキン類の混合物しか回収することができ
ない。
【0011】一方、クロマト分離では、比較的粒径の大
きい樹脂を充填剤として用いた低圧クロマト分離によっ
て茶カテキン類を混合物として高効率で回収している。
上記バッチプロセスにおいても茶カテキン類を混合物と
して回収している。
【0012】また、中圧の分取用クロマト分離を用いれ
ば、エステル型カテキン類と遊離カテキン類との分離が
可能であるとともに、高圧の分取用クロマト分離を用い
れば、個々の茶カテキン類を得ることは可能である。
【0013】ところが、従来の中高圧の分取用クロマト
カラム装置においては、クロマトカラム圧力損失が上昇
して、通液が困難となり、負荷量が低圧クロマト分離と
比較して小さいなどの問題があった。このため、茶カテ
キン類の製造コストが非常に高くなるほか、装置自体も
耐圧仕様のため、高価であるという問題がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、商業規模の茶カテキ
ン類の製造にあたり、従来技術では茶カテキン類を混合
物でしか回収することができなかった点を改良し、エス
テル型カテキン類、遊離型カテキン類、さらには個々の
茶カテキン類に分離精製し、高純度でかつ安価に製造す
ることができる茶カテキン類の製造方法を提供すること
を課題とする。
【0015】具体的には、中高圧の分取用クロマト分離
におけるカラム圧力損失の上昇や通液困難の問題を解消
し、高負荷量処理を可能とすることにより生産性を高
め、茶カテキン類を高純度かつ安価に製造することがで
きる茶カテキン類の製造方法を提供することを課題とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、クロ
マトカラムを多段にして夾雑物をあらかじめ除去するこ
とに着目したもので、茶葉から水溶性成分を抽出するこ
とにより茶抽出液を得る抽出工程と、この茶抽出液を第
1のクロマトカラムに注入して、該第1のクロマトカラ
ムにより夾雑物を除いた回収液を得る第1の分離工程
と、この回収液を第2のクロマトカラムに注入して、該
第2のクロマトカラムにより茶カテキン類を分離精製す
る第2の分離工程と、を有することを特徴とする茶カテ
キン類の製造方法である。
【0017】なお、上記第1のクロマトカラムに上記茶
抽出液を注入し、水を用いてこの第1のクロマトカラム
を洗浄することにより上記夾雑物を除き、この第1のク
ロマトカラムに吸着するとともに水では洗浄されない成
分を、メタノール、エタノールもしくはアセトン溶媒の
一種、あるいはこれらの混合物からなる水溶液を溶媒と
して回収することにより回収液を得ることができる。
【0018】また、上記回収液の上記溶媒を除去した上
で、該回収液を上記第2のクロマトカラムに注入し、メ
タノール、エタノールもしくはアセトン溶媒の一種、あ
るいはこれらの混合物からなる水溶液により溶出させ、
茶カテキン類を精製分離することができる。
【0019】また、上記茶カテキン類は、これを(−)
エピカテキン、(−)エピガロカテキン、(−)エピカ
テキンガレート、(−)エピガロカテキンガレートとす
ることができる。
【0020】また、上記第1のクロマトカラムの充填剤
は、これをスチレン・ジビニルベンゼン系、メタアクリ
ル酸エステル系、あるいは親水性ビニール系である親水
性ポリマー粒子とすることができる。
【0021】また、上記第2のクロマトカラムの充填剤
は、これをシリカゲル系、あるいは親水性ポリマー粒子
とすることができる。
【0022】以下本発明を具体的に説明する。本発明
は、茶葉の水溶性分を温水により抽出することで得た茶
抽出液を原料とし、図1に示す第1のクロマトカラムに
より夾雑物を除き、第2のクロマトカラムにより茶カテ
キン類の分離精製を行うことを特徴とする茶カテキン類
の製造方法である。
【0023】本発明においてとくに重要な点は、第1の
クロマトカラムにより茶抽出液中に含まれる夾雑物をあ
らかじめ除くことにある。
【0024】本発明者らはこれまでにクロマト分離によ
り、混合物ではあるが、茶カテキン類を安価に商業規模
で製造する方法を見いだしている(特開平2−3114
74号、特開平4−182479号)。こうした方法に
よれば、充填剤として粒径の大きなポリマーを用いてお
り、カラム圧力損失の上昇による問題や充填剤の圧密化
などの問題は生じなかった。
【0025】一方、これと平行して、個々の茶カテキン
類を回収すべく、中高圧の分取用クロマトカラムを用い
ても分離実験を始めていたが、前述したように負荷量を
上げると、カラムの圧力損失が上昇し、最悪の場合には
通液を行うことができなくなるなどの問題があった。
【0026】こうした問題は、当初、粒子径の小さな充
填剤を用いているために生じると考えていた。しかしな
がら、その後、前記低圧クロマトカラムの実験の中でク
ロマト画分の粘度を測定したところ、意外なことに夾雑
物を含む画分の粘度は高いが、茶カテキン類を含む画分
の粘度は小さいという結果を得た。
【0027】一般にカラムの圧力損失は、Kozeny
−Carman式などから推定することができるよう
に、粘度に比例することから、あらかじめ夾雑物を除去
した原料を中高圧のクロマトカラムに供給することによ
り、圧力損失の上昇を抑えることが可能であると考え
て、検討を進めた結果、本発明を完成させるに至った。
【0028】以下本発明を詳細に説明する。図1に示す
ように、まず茶葉の水溶性分を温水を用いて抽出するこ
とにより茶抽出液を得る。
【0029】第1のクロマトカラムにこの茶抽出液を注
入し、つぎに水を用いてクロマトカラムを洗浄して夾雑
物を除き、つぎに水では洗浄することができないととも
に第1のクロマトカラムに吸着した成分を、メタノー
ル、エタノールもしくはアセトン溶媒の一種、あるいは
これら混合物からなる水溶液により回収する。
【0030】つぎに、第1のクロマトカラムで得た回収
液を減圧濃縮することにより溶媒を除去する。
【0031】この濃縮液を第2のクロマトカラムに通液
し、メタノール、エタノールもしくはアセトン溶媒の一
種、あるいはこれら混合物からなる水溶液により溶出さ
せ、茶カテキン類を精製する。
【0032】以下本発明をさらに具体的に説明する。原
料には、通常、生茶あるいは不発酵の乾燥葉を、たとえ
ば温度80℃以上の熱湯を用いて抽出したのち、ろ過、
遠心分離、濃縮した茶抽出液を用いる。
【0033】第1のクロマトカラムの充填剤としては、
スチレン・ジビニルベンゼン系、メタアクリル酸エステ
ル系、親水性ビニール系などの親水性ポリマーであっ
て、粒径が200〜1200μm程度のものを適用する
ことができる。
【0034】たとえば、ダイヤイオンHP20、HP2
1、HP40、セパビーズSP800、SP850、S
P900、SP206、SP207、HP1MG、HP
2MG(以上、三菱化成製)、デュオライトS861、
S862、S876(以上、ローム&ハース製)、レバ
チットOC1062(バイエル製)、アンバーライトX
AD7、XAD8(以上、オルガノ製)、およびトヨパ
ールHW40EC(東ソー製)などである。
【0035】これらの充填剤を充填した第1のクロマト
カラムに茶抽出液を通じることにより、茶カテキン類を
選択的に充填剤に吸着させ、一方、糖類やアミノ酸など
の非吸着性の夾雑物をカラム出口から排出させる。
【0036】つぎに水でカラムを洗浄することにより、
カラム内の空隙に残留している夾雑物を排出させる。こ
のときの洗浄に用いる水の量は、カラムへの負荷量によ
っても異なるが、カラム容積の0.5〜4倍とすればよ
い。
【0037】つぎに、カラムに吸着している茶カテキン
類を、親水性有機溶媒、たとえばメタノール、エタノー
ルもしくはアセトン溶媒の一種、あるいはこれら混合物
からなる50〜90vol%水溶液により溶出させて回
収する。
【0038】こうして得られる回収液の成分は、充填剤
の種類や分離条件により成分比は異なるが、茶カテキン
類、カフェイン、およびカテキン酸化重合物の混合物で
ある。
【0039】つぎに、上述の第1のクロマトカラムの回
収液を減圧濃縮し、溶媒を除去する。
【0040】ついで、この濃縮液を第2のクロマトカラ
ムに通液する。
【0041】第2のクロマトカラムの充填剤としては、
シリカゲル系や親水性ポリマーであって、粒径が5〜1
00μm程度のものを適用することができる。
【0042】たとえば、ODS、Capcell Pa
k C−18(以上、資生堂製)、トヨパールHW40
C、トヨパールHW40F(以上、東ソー製)、Sun
pearl ODP、S−ODS、I−ODS、GS、
VP、S−SIL、I−SIL(以上、旭化成工業
製)、Sephadex LH−20(以上、ファルマ
シア製)、アンバークロムCG71(トーソーハース
製)などである。
【0043】つぎに、メタノール、エタノールもしくは
アセトン溶媒の一種、あるいはこれら混合物からなる2
0〜100vol%水溶液を用いて溶出させ、順次目的
の茶カテキン類を含む画分を得る。
【0044】
【作用】本発明による茶カテキン類の製造方法において
は、原料としての茶抽出液を第1のクロマトカラムに通
液することにより、まず夾雑物を除去した上で、つぎに
第2のクロマトカラムに通液することにより、茶カテキ
ン類を得るようにしている。
【0045】したがって、分子量の比較的大きな夾雑物
を除去することができるので、とくにクロマト分離を中
高圧で、あるいは通液を大量に行う場合に、カラム圧力
損失の上昇や通液困難性を解消するとともに、高負荷量
による処理を可能として、第2のクロマトカラムにおい
て目的の茶カテキン類を高純度でかつ安価に分離精製す
ることができる。
【0046】
【実施例】つぎに本発明の実施例を説明する。 「実施例1」緑茶1Kgを温度95℃の温水15リット
ルで10分間抽出し、抽出残差を除いたのち、200メ
ッシュのフィルターでろ過し、ろ液中の微小固定分を5
000rpmの遠心分離により取り除き、最後に減圧濃
縮して15Brix%の茶抽出液1.5Kgを得た。こ
の抽出液の粘度は温度25℃で53cPであった。
【0047】充填剤HP1MGを1リットル充填したク
ロマトカラムに上記茶抽出液1リットルを注入し、この
ときのカラム排液を回収した。ついで、水2リットルで
カラムを水洗いし、同じくカラム排液を回収した。
【0048】最後に、70vol%のエタノール水溶液
2.5リットルを通液し、茶カテキン類を含む回収液を
得た。このときの各画分の粘度は、温度25℃でそれぞ
れ8.7、1.9、および2.2cPであった。
【0049】つぎに、茶カテキン類回収液を温度45℃
で減圧濃縮してエタノールを除き、濃縮液750ミリリ
ットルを得た。この濃縮液の粘度は1.8cPであっ
た。
【0050】常法の高速液体クロマトグラフィー(HP
LC)により(−)エピカテキン、(−)エピガロカテ
キン、(−)エピカテキンガレート、(−)エピガロカ
テキンガレートを定量した結果、濃縮液には37.9g
のこれら茶カテキン類を含み、回収率は96.4%であ
った。
【0051】このようにして、茶抽出液から夾雑物を除
去することにより、粘度を約1/30倍に下げた濃縮液
を得ることができた。
【0052】「実施例2」実施例1で得た濃縮液100
ミリリットルを、YMC製のODS R354(カラム
容積687ミリリットル)に通液し、つぎに25vol
%メタノール水溶液4.6リットルを通液し、つぎに溶
離液を100%メタノールに切り替えて1.0リットル
通液した。
【0053】このときの通液状態は良好で、カラム出口
液をUV検出器(波長280〜350nm)で測定した
クロマトグラムを図2に示す。
【0054】「実施例3」実施例1で得た濃縮液500
ミリリットルを、東ソー製のトヨパールHW40C(カ
ラム容積147ミリリットル)に通液し、つぎに30v
ol%アセトン水溶液294ミリリットルを通液し、つ
ぎに60vol%アセトン水溶液294ミリリットルを
通液した。
【0055】このときのカラム出口液を一定間隔で採取
し、塩化第2鉄で発色し、540nmの吸光度を測定し
た。この測定結果を図3に示す。
【0056】図3の溶出ピークAおよびBは、それぞれ
エステル型カテキンおよび遊離型カテキンであることを
常法のHPLCで確認した。
【0057】従来の茶抽出液を用いたときの条件と比較
すると、茶カテキン類の注入量を1.3倍に、通液速度
を10倍にすることができ、夾雑物除去により生産性が
向上した。
【0058】「実施例4」実施例1で得た濃縮液200
ミリリットルを、資生堂製のCapcellPak C
18(カラム容積8.6リットル)に通液し、つぎに3
0vol%メタノール水溶液45リットルを通液し、つ
ぎに溶離液を100%メタノールに切り替えて18リッ
トル通液した。
【0059】このときの通液状態は良好で、カラム入口
圧力は50Kg/cm2G以下と安定し、圧力損失の上
昇も生じなかった。カラム出口液をUV検出器(波長2
80〜350nm)で測定したクロマトグラムを図4に
示す。
【0060】図4から分かるように、茶カテキン類を個
別に分けることができ、また濃縮液中に共存するカフェ
インやカテキン酸化重合物との分離も良好であることが
確認できた。
【0061】なお、従来の茶抽出液を用いた場合、茶カ
テキン類の注入量を上述の約1/3としてもカラム圧力
損失が上昇し、通液が困難であった。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、茶抽出液
に含まれる粘性の高い夾雑物を選択的に除去することに
より、中高圧の分取クロマト分離におけるカラム圧力損
失の問題を解消し、遊離型カテキンとエステル型カテキ
ンとの分離するか、あるいは(−)エピカテキン、
(−)エピガロカテキン、(−)エピカテキンガレー
ト、(−)エピガロカテキンガレートをそれぞれ単独に
分離するというように、精製した茶カテキン類を安価に
製造することができるようになった。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による茶カテキン類の製造方法の工程を
概略的に示す説明図である。
【図2】同、実施例2によるカラム出口液のUVクロマ
トグラムである。
【図3】同、実施例3によるカラム出口液を一定間隔で
採取し、塩化第2鉄で発色し、540nmの吸光度を測
定した図である。
【図4】同、実施例4によるカラム出口液のUVクロマ
トグラムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 良辺 文久 静岡県榛原郡相良町女神21番地 株式会社 伊藤園中央研究所内 (72)発明者 竹尾 忠一 静岡県榛原郡相良町女神21番地 株式会社 伊藤園中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶葉から水溶性成分を抽出することに
    より茶抽出液を得る抽出工程と、 この茶抽出液を第1のクロマトカラムに注入して、該第
    1のクロマトカラムにより夾雑物を除いた回収液を得る
    第1の分離工程と、 この回収液を第2のクロマトカラムに注入して、該第2
    のクロマトカラムにより茶カテキン類を分離精製する第
    2の分離工程と、 を有することを特徴とする茶カテキン類の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のクロマトカラムに前記茶抽
    出液を注入し、 水を用いてこの第1のクロマトカラムを洗浄することに
    より前記夾雑物を除き、 この第1のクロマトカラムに吸着するとともに水では洗
    浄されない成分を、メタノール、エタノールもしくはア
    セトン溶媒の一種、あるいはこれらの混合物からなる水
    溶液を溶媒として回収することにより回収液を得ること
    を特徴とする請求項1記載の茶カテキン類の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記回収液の前記溶媒を除去した上
    で、該回収液を前記第2のクロマトカラムに注入し、メ
    タノール、エタノールもしくはアセトン溶媒の一種、あ
    るいはこれらの混合物からなる水溶液により溶出させ、 茶カテキン類を精製分離することを特徴とする請求項2
    記載の茶カテキン類の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記茶カテキン類が、(−)エピカテ
    キン、(−)エピガロカテキン、(−)エピカテキンガ
    レート、(−)エピガロカテキンガレートであることを
    特徴とする請求項1記載の茶カテキン類の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のクロマトカラムの充填剤
    は、これをスチレン・ジビニルベンゼン系、メタアクリ
    ル酸エステル系、あるいは親水性ビニール系である親水
    性ポリマー粒子とすることを特徴とする請求項1記載の
    茶カテキン類の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2のクロマトカラムの充填剤
    は、これをシリカゲル系、あるいは親水性ポリマー粒子
    とすることを特徴とする請求項1記載の茶カテキン類の
    製造方法。
JP5232232A 1993-08-26 1993-08-26 茶カテキン類の製造方法 Expired - Lifetime JP3052174B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5232232A JP3052174B2 (ja) 1993-08-26 1993-08-26 茶カテキン類の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5232232A JP3052174B2 (ja) 1993-08-26 1993-08-26 茶カテキン類の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0770105A true JPH0770105A (ja) 1995-03-14
JP3052174B2 JP3052174B2 (ja) 2000-06-12

Family

ID=16936050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5232232A Expired - Lifetime JP3052174B2 (ja) 1993-08-26 1993-08-26 茶カテキン類の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3052174B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001097968A (ja) * 1999-08-16 2001-04-10 F Hoffmann La Roche Ag エピガロカテキンガレートの製造方法
KR20030060723A (ko) * 2002-01-09 2003-07-16 박근형 차엽으로부터 카페인, 에피갈로카테킨, 에피카테킨,에피갈로카테킨갈레이트, 에피카테킨갈레이트의 분리 및제조방법
JP2004514679A (ja) * 2000-11-03 2004-05-20 プロテオテック・インコーポレーテッド ウンカリア・トメントーサおよび関連植物からアミロイド阻害化合物を単離する方法ならびに単離した化合物の使用
KR100460133B1 (ko) * 2000-07-31 2004-12-10 정선생열귀영농조합법인 생열귀나무 추출물로부터 항산화활성이 우수한 카테킨의 생산방법
WO2007041891A1 (en) * 2005-10-08 2007-04-19 The Hong Kong Polytechnic University Methods of separating catechins from green tea leaves
JP2007155465A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Hitachi High-Technologies Corp 分析方法
US7510736B2 (en) * 2004-02-06 2009-03-31 UNIVERSITé LAVAL Method for selectively and sequentially extracting catechins from green tea leaf
US7981449B2 (en) 2005-05-20 2011-07-19 Kao Corporation Production process of purified green tea extract
CN103524473A (zh) * 2012-07-04 2014-01-22 江苏天晟药业有限公司 高纯度表儿茶素没食子酸酯制备方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001097968A (ja) * 1999-08-16 2001-04-10 F Hoffmann La Roche Ag エピガロカテキンガレートの製造方法
US7012149B2 (en) 1999-08-16 2006-03-14 Dsm Ip Assets B.V. Process for the production of (−)-epigallocatechin gallate
KR100460133B1 (ko) * 2000-07-31 2004-12-10 정선생열귀영농조합법인 생열귀나무 추출물로부터 항산화활성이 우수한 카테킨의 생산방법
JP2004514679A (ja) * 2000-11-03 2004-05-20 プロテオテック・インコーポレーテッド ウンカリア・トメントーサおよび関連植物からアミロイド阻害化合物を単離する方法ならびに単離した化合物の使用
KR20030060723A (ko) * 2002-01-09 2003-07-16 박근형 차엽으로부터 카페인, 에피갈로카테킨, 에피카테킨,에피갈로카테킨갈레이트, 에피카테킨갈레이트의 분리 및제조방법
US7510736B2 (en) * 2004-02-06 2009-03-31 UNIVERSITé LAVAL Method for selectively and sequentially extracting catechins from green tea leaf
US7981449B2 (en) 2005-05-20 2011-07-19 Kao Corporation Production process of purified green tea extract
WO2007041891A1 (en) * 2005-10-08 2007-04-19 The Hong Kong Polytechnic University Methods of separating catechins from green tea leaves
JP2007155465A (ja) * 2005-12-05 2007-06-21 Hitachi High-Technologies Corp 分析方法
CN103524473A (zh) * 2012-07-04 2014-01-22 江苏天晟药业有限公司 高纯度表儿茶素没食子酸酯制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3052174B2 (ja) 2000-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11795130B2 (en) Process for separating a constituent/cannabinoid using a chromatographic resin
EP3896050B1 (en) Method for preparing cannabidiol by means of high-speed countercurrent chromatography separation and purification
JP4643808B2 (ja) エピガロカテキンガレートの製造方法
JP3281733B2 (ja) 低カフェイン茶ポリフェノールの製造法
EP3890859A2 (en) Process for purifying tetrahydrocannabinol using a chromatographic stationary phase
CN106543248A (zh) 高速逆流色谱分离纯化莲子心中黄酮苷类化合物的方法
JP3052172B2 (ja) 茶カテキン類の製造方法
JPH0770105A (ja) 茶カテキン類の製造方法
Vanhaelen et al. Countercurrent chromatography for isolation of flavonol glycosides from Ginkgo biloba leaves
JP7305870B2 (ja) テトラガロイルグルコースの製造方法
EP1909750B1 (en) Grape seeds extracts obtainable by fractionating on a resin
JP5337574B2 (ja) プロアントシアニジンの分離精製方法
KR20110103620A (ko) 녹차로부터 카테친의 추출방법
CN103910705B (zh) 从绿茶的下脚料中快速提取分离纯化表没食子儿茶素没食子酸酯的方法
CN109293509B (zh) 一种从竹叶提取物中制备高纯度绿原酸的方法
JPH02311474A (ja) 茶カテキン類の製造方法
CN107118242B (zh) 苦杏仁苷的制备方法
JPS617285A (ja) 精製サポニン抽出方法
JPH01175978A (ja) 粗カテキン化合物製造方法
CN1212319C (zh) 表没食子儿茶素没食子酸酯单体纯化工艺
JP2000302797A (ja) アクテオシドの抽出法
JPH04182480A (ja) 茶カテキン類の精製方法
CN114085258B (zh) 一种逆流色谱连续进样从油橄榄叶中分离橄榄苦苷的方法
CN1869051B (zh) 一种三醇组人参皂苷和二醇组人参皂苷的制备方法
KR100690928B1 (ko) 에피갈로카테킨 갈레이트의 분리정제방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080407

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 14

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 14

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 14

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 14

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term