JPH0770720A - バルブシート用鉄系焼結合金 - Google Patents

バルブシート用鉄系焼結合金

Info

Publication number
JPH0770720A
JPH0770720A JP21625093A JP21625093A JPH0770720A JP H0770720 A JPH0770720 A JP H0770720A JP 21625093 A JP21625093 A JP 21625093A JP 21625093 A JP21625093 A JP 21625093A JP H0770720 A JPH0770720 A JP H0770720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
iron
fine powder
valve seat
infiltrant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21625093A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Ito
与志彦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP21625093A priority Critical patent/JPH0770720A/ja
Publication of JPH0770720A publication Critical patent/JPH0770720A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】鉛化合物が生成される場合であっても、当り面
の摩耗量を抑制できるバルブシート用鉄系焼結合金を提
供すること。 【構成】この焼結合金は、硬質粒子であるFeMo、F
eCr、FeWを含む鉄系焼結体の空孔に鉛系溶浸材を
溶浸させて構成されている。溶浸材にはNi系合金から
なる粒径0.4〜2.1μmの微粉末粒子が9〜21%
含まれている。鉄系焼結体は、ベイナイト相、パーライ
ト相、オーステナイト相が混在している。微粉末粒子は
Ni−Mo−Cr−Fe系の高耐食性合金で構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバルブシート用鉄系焼結
合金に関する。本発明合金は内燃機関の動弁系に用いる
ことができる。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の動弁系のバルブは高温となり
易い。特に高温の燃焼ガスにさらされる排気バルブは高
温となり易い。従って高温のバルブと直接接触したり、
摺動したりするバルブシートの当り面も高温化し、摩耗
が進行し易い。特に有鉛ガソリン燃料を使用する内燃機
関の場合には、バルブ表面に腐食性の強いPbO等の鉛
化合物が生成するため、バルブシートの当り面は腐食が
進行し易く、よってその当り面に過大摩耗が生じるおそ
れがある。
【0003】そこで従来より、このような鉛化合物等に
よる腐食反応を抑制するため、バルブシートを構成する
焼結合金の空孔に伝熱性の優れた銅等を溶浸してバルブ
シートの当り面温度を低下させるバルブシートが知られ
ている(特開昭60ー251258号公報等)。更にバ
ルブシートのうち、当り面側の空孔に鉛を溶浸し、その
反対側に銅を溶浸し、固相状態の鉛による潤滑作用と、
銅による強度増加及び伝熱性向上効果とを組合せたバル
ブシートも知られている(特公昭55ー78118公
報、特開昭61ー104048号公報)。
【0004】また従来より、硬質粒子を分散させたバル
ブシート用鉄系焼結合金として、Cr、Mo、V等の炭
化物を有し平均粒径40〜150μm、硬度Hv300
〜700の硬質粒子をオーステナイト及びパーライトの
混合組織に分散させたものも知られている(特開昭60
ー251258号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで鉛溶浸等によ
りバルブシートの伝熱性を向上させたとしても、バルブ
シートの当り面が高温化する場合には、当り面が溶浸材
の融点を越える場合がある。この場合、溶浸材は溶融し
て焼結合金の空孔から外部に徐々に放出され、固相状態
の溶浸材による潤滑効果が低下するおそれがある。
【0006】例えば、有鉛ガソリン燃料使用で高出力タ
イプあるいは燃費改善のため空燃比をストイキ化(理論
空燃比)したタイプの内燃機関においては、燃焼温度が
高温化するため、バルブシートの当り面が高温化し、鉛
溶浸等により伝熱性を向上させても、当り面の温度が溶
浸材である鉛の融点327℃を越える場合がある。よっ
て溶浸した鉛は溶融し、バルブシートの当り面上に徐々
に放出され、固相状態の鉛による潤滑効果が低下し、こ
れによりバルブシートの当り面は、部分的にバルブ表面
と直接接触する機会が増える。更にこの種の内燃機関で
は、鉛化合物の生成量が多くしかも腐食反応も活発のた
め、鉛化合物による攻撃性が増す問題がある。
【0007】またバルブシートを構成する鉄系焼結合金
は特に要素粉タイプの場合には微視的にみれば組織が必
ずしも均一でなく、基地強化のためのCo、Ni等の合
金元素の拡散量が多い部分と少ない部分が不可避的に混
在する。合金元素の拡散量が多い部分はオーステナイト
相となり、高温耐摩耗性・耐食性に優れる。しかし合金
元素の拡散量が少ない部分は、オーステナイト相よりも
高温耐摩耗性・耐食性に劣るパーライト相あるいはベイ
ナイト相となる。従って鉛化合物による腐食反応が活発
な場合には、このパーライト相やベイナイト相が優先的
に腐食され、この部分から摩耗が進行し、バルブシート
の当り面において過大摩耗を引き起こすおそれがある。
【0008】本発明は上記した実情に鑑みなされたもの
であり、その目的は、組織の腐食を引き起こし易い鉛化
合物が生成される場合であっても、燃焼温度が高温化す
る場合であっても、摩耗量を抑制できるバルブシート用
鉄系焼結合金を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のバルブシート
用鉄系焼結合金は、鉄系焼結体と、鉄系焼結体の空孔に
溶浸させた溶浸材とで構成され、溶浸材は、wt%で溶
浸材全体を100%としたとき、Ni系合金からなる微
粉末粒子を3〜35%鉛系金属に分散させて構成されて
いることを特徴とするものである。なお本発明では特に
断らないかぎり、%はwt%を意味する。溶浸材を溶浸
する前の焼結体の空孔率はvol%で例えば10〜20
%にできる。
【0010】請求項2のバルブシート用鉄系焼結合金で
は、鉄系焼結体はマトリックスとマトリックスに分散し
た硬質粒子とで構成され、マトリックスは、焼結体全体
を100%としたとき、Ni系合金を6〜11%、Cを
0.5〜1.2%、残部実質的に鉄の組成をもち、Ni
系合金は、Ni系合金を100%としたとき、Niを3
5〜65%、Moを12〜27%、Crを5〜30%、
Feを2〜10%含む組成の合金、及び、Niを80〜
90%、Siを2〜20%、Cuを1〜7%を含む組成
の合金の少なくとも1種で構成され、溶浸材は、溶浸材
全体を100%としたとき、微粉末粒子が9〜21%、
残部実質的に鉛の組成であり、微粉末粒子は、微粉末粒
子全体を100%としたとき、Niを35〜65%、M
oを12〜27%、Crを5〜30%、Feを2〜10
%含む高耐食性合金、及び、Niを80〜90%、Si
を2〜20%、Cuを1〜7%含む高耐食性合金の少な
くとも1種で構成され、Ni系の微粉末粒子の粒径は
0.4〜2.1μmであることを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項3のバルブシート用鉄系焼結合金で
は、硬質粒子はFeMo、FeCr、FeWの少なくと
も1種で構成され、焼結体全体が100%のとき4%〜
16%含有されていることを特徴とするものである。 〔各成分混合率限定理由〕上記したバルブシート用鉄系
焼結合金において各成分の好ましい混合率について、マ
トリックス、溶浸材、硬質粒子に分けて説明する。 1.マトリックス <C量>焼結体にはCが含まれていることが好ましい。
Cは鉄中に固溶して鉄を強化する代表的な元素で、焼結
体で得られる基地(通常、オーステナイト相、パーライ
ト相、ベイナイト相等の少なくとも1つからなる組織)
に固溶して、焼結体の強度と硬度を向上する。しかし、
マトリックスにおけるCの混合率が0.5%未満では焼
結時の加熱で鉄中に拡散するC元素の量が少なく、上記
効果が十分に発揮されず、また1.2%を越えると逆に
拡散量が多くなり過ぎ、セメンタイト(Fe3 C)の析
出量が増え、焼結体のマトリックスが脆化するため、マ
トリックスにおけるC量は0.5〜1.2%が好まし
い。
【0012】<Ni系合金>焼結体のマトリックスには
Ni系合金が含まれているのが好ましい。このNi系合
金は、高温・腐食雰囲気における耐食性に優れた耐食性
Ni合金であり、ハステロイD、ハステロイCと呼ばれ
るものを採用できる。焼結時の加熱でこのNi系合金か
らNi元素が周囲の鉄系地に拡散し、マトリックスを更
にオーステナイト相に安定させ、高温強度、耐食性の一
層の向上を期待できる。マトリックスは、焼結体全体を
100%としたとき、Ni系合金を6〜11%含むこと
が好ましい。6%未満ではバルブシートの摩耗量が大き
く、11%を越えてもバルブシートの摩耗量はあまり減
少しないからである。
【0013】Ni系合金は、Ni系合金を100%とし
たとき、Niを35〜65%、Moを12〜26%、C
rを5〜30%、Feを2〜10%含む組成のNi−M
o−Cr系合金で構成できる。またNi系合金は、Ni
を80〜90%、Siを2〜20%、Cuを1〜7%を
含む組成のNi−Si−Cu系合金で構成できる。この
場合、Mnは3%以下、Alは3%以下が好ましい。
【0014】次に上記したNi系合金の組成の限定理由
についてNiーMoーCr系合金とNiーSiーCu系
合金とに分けて説明する。 ・NiーMoーCr系合金 Ni:他の合金成分と共に酸化・腐食雰囲気での耐食性
を増加するが、Niが35%未満ではその効果が少ない
(マトリックスに添加の場合は周囲のFe中への拡散量
が不十分で、オーステナイト相に安定させる領域が少な
い)。しかし、Niが65%を越えると他の合金成分の
効果を損なうと共に、耐食性向上効果が飽和するため、
Niは35〜65%添加が好ましい。
【0015】Mo:Niに添加すると酸化雰囲気での耐
食性を向上する効果があり、更に母材から拡散する炭素
と結びつき、Mo炭化物を形成し、耐摩耗性も向上させ
るが、12%未満ではいずれの効果も小さく、また、2
7%を越えると、炭化物の形成が多くなりすぎ、Ni系
合金が脆くなるとともに、相手攻撃性も増加するため、
Moは12〜27%添加が好ましい。
【0016】Cr:酸化雰囲気で不働態化し、Ni系合
金の高温での耐食性を向上させるが5%未満ではその効
果がほとんどなく、また30%を越えるとその効果が飽
和するため、Crは5〜30%が好ましい。 Fe:NiーMo系の合金に添加されると6%前後(2
〜10%)で耐食性が最小となり、MoやNiの量を低
減させる(Feで置き換える)ことが出来るためFeは
2〜10%が好ましい。
【0017】・NiーSiーCu系合金 Ni:NiーMoーCr系の場合と同じく80%未満で
は、耐食性向上効果が少なく、90%を越えると他の合
金成分の効果を損なうと共に、耐食性向上効果が飽和す
るため、Niは80〜90%が好ましい。 Si:Niに添加されるとNiのシリサイドの硬質相を
形成し、更に耐食性も向上させるが、2%未満ではその
効果が少なく、20%を越えると硬質相の形成が多くな
りすぎて脆くなり、しかも相手攻撃性が増加するため、
Siは2〜20%が好ましい。
【0018】Cu:Niに添加されると全率固溶して硬
度を上昇させ、更に、酸化雰囲気での耐食性を向上させ
るが、1%未満ではその効果がほとんどなく、7%を越
えるとその効果が飽和するためCuは1〜7%が好まし
い。 Mn:Niに添加されると、Ni系合金をオーステナイ
ト相に安定化させ高温強度を向上させるが3%を越える
と、その効果が飽和するため3%以下が好ましい。
【0019】Al:Niに添加されると耐食性を向上さ
せるが、その効果は比較的小さくまた3%を越えるとN
i合金を脆くさせるため3%以下が好ましい。 2.溶浸材 溶浸材のベ−スとなるのは鉛、鉛系合金であり、鉛の含
有率は焼結合金の種類に応じて適宜選択できる。この溶
浸材に分散したNi系合金からなる微粉末粒子は、高温
腐食雰囲気中の耐食性に優れる合金である。Ni系合金
からなる微粉末粒子は、焼結体のマトリックス中に混合
するNi系合金と同一成分にできる。即ち、微粉末粒子
は、微粉末粒子を100%としたとき、Niを35〜6
5%、Moを12〜27%、Crを5〜30%、Feを
2〜10%含む組成の合金で構成できる。またこの微粉
末粒子は、Niを80〜90%、Siを2〜20%、C
uを1〜7%を含む組成の合金で構成できる。この場
合、Mnは3%以下、Alは3%以下が好ましい。
【0020】本発明合金では溶浸材全体を100%とし
たとき、微粉末粒子が3〜35%含まれている。耐摩耗
性向上効果及びその飽和を考慮したものである。特に、
9〜21%含まれているのが好ましい。微粉末粒子の添
加に伴い、バルブシート摩耗量は9%あたりまで大きく
減少し、21%を越えるあたりから摩耗量は定常値に達
し、耐摩耗性向上効果は飽和傾向となるからである。微
粉末粒子の粒径は0.4〜2.1μmが好ましい。後述
する様に微粉末粒子の粒径が0.4〜2.1μmの範囲
でバルブシート摩耗量が最小となるため、また溶浸材が
溶浸される焼結体の空孔径が通常5〜15μm程度であ
るため、微粉末粒子が溶浸時に容易に焼結体の空孔内に
入り込める様にするためである。 3.硬質粒子 硬質粒子は、焼結合金の耐摩耗性を大きく向上させる。
硬質粒子としてはFeMo粒子、FeW粒子、FeCr
粒子を採用できる。
【0021】ここで、FeMoは硬度Hv1300〜1
400、FeWはHv1100〜1200、FeCrは
Hv1600〜1700といずれも高硬度な金属間化合
物であり、鉄系焼結合金のマトリックスの耐摩耗性を大
きく向上させ得る。硬質粒子の添加量が4%未満では、
この耐摩耗性向上効果が不十分であり、また16%を越
えると相手材(バルブフェース)摩耗量が増加し、許容
レベルを越えるとともに、切削性も悪化するため、前記
のごとく4〜16%が好ましい。ただし、FeCrは硬
度が極めて高く、添加量が10%を越えると相手攻撃性
が大きくなるため、添加量(単独あるいは組合せた場合
とも)の上限を10%とすることが好ましい。
【0022】
【作用】バルブシートの当り面の温度が高温となり溶浸
材の融点を越えると、微粉末粒子を混合した溶浸材は溶
融状態となり、焼結合金の空孔から最表層の外部に徐々
に放出される。その際に、溶浸材に混合しておいた微粉
末粒子も外部に放出される。この微粉末粒子はNi系合
金からなるため、融点が溶浸材よりも高温であるため、
固相状態が保持されており、バルブの着座等よってバル
ブシートの当り面を微粉末粒子が移動し、当り面の微細
な凹部に達し、その凹部内に入り込む。よって、その凹
部での腐食反応の進行が抑制され、バルブシートの当り
面の耐腐食性を向上させる。
【0023】
【実施例】
〔実施例の構成〕以下実施例について比較例と共に説明
する。図2はバルブシート100とバルブ200を備え
た要部の動弁系の断面を示す。この例では、バルブシー
ト100を構成する鉄系焼結体を形成するにあたり、1
00メッシュ(粒径150μm)程度に製造した鉄粉
末、黒鉛粉末およびNi系合金粉末を用いる。更に硬質
粒子としてのFeMoの粉末(粒径20〜50μm)も
用いる。これらの粉末を充分に混合して混合粉末を得
る。
【0024】ここで表1に示す様に、前記したNi系合
金粉末として、実施例1、実施例3、実施例5、実施例
7、実施例8ではNiーMoーCr系を採用する。また
前記したNi系合金粉末として、実施例2、実施例4、
実施例6ではNiーSiーCu系を採用する。各成分の
比率は表1に示す通りである。次に製造法を述べる。図
3(A)(B)に示す型2a〜2cからなる焼結用成形
型2を用い、上記した混合粉末1を焼結用成形型2内に
充填し、7ton/cm3 の圧力でパンチ型2eにより
加圧してリング状の圧粉体1Aを成形する。その後、ア
ンモニア分解ガス雰囲気中にて1100〜1150℃に
圧粉体1Aを45分加熱保持し、圧粉体1Aの焼結を行
ない、図3(C)に示す焼結体3を得る。この焼結体3
は密度が6.6〜7.0g/cm3 であり、空孔の比率
は10〜20vol%程度である。
【0025】上記した焼結条件について説明する。圧粉
体1Aでは各粉末粒子間は単に機械的な噛み合いによる
結合のみである。そこで更に各粉末を加熱し各粉末粒子
間に原子レベルでの結合を行なわせるのが焼結である
が、通常加熱条件は各成分融点以下であり、各粉末が固
相状態のまま粉末間で原子の拡散が十分行なわれる加熱
温度と加熱時間が生産性を考慮しつつ選ばれる。このこ
とを考慮して焼結条件は下記の様に選択されている。
【0026】(焼結加熱温度)上記した実施例ではマト
リックスを構成する主成分は鉄で、この鉄とNi合金間
の焼結反応が重要となる。鉄の融点は1535℃で、N
i合金の融点は51Niー19Moー17Crー6Fe
の場合1350℃であるため、鉄が主成分の場合に通常
設定される加熱温度(1100〜1150℃)を選ん
だ。この加熱温度範囲では、各粉末間の原子拡散が飽和
する時間(1〜2時間)保持した場合に、焼結体の密度
が6.6〜7.0g/cm3 となり、狙いの空孔率約1
0〜20vol%が得られる。
【0027】(焼結加熱時間)鉄とNiは互いに合金化
し合う元素で、焼結反応の初期には、まずNi合金粉末
からNi原子が表面拡散により鉄粉末の表面を包み、そ
の後、鉄粉末の内部にNi原子が拡散していき合金化が
行なわれる。このNi原子の拡散量は加熱温度が一定の
場合加熱時間とともに増加し、ある時間以上で飽和値に
達する。図4には焼結加熱温度を1100℃および11
50℃とした場合の加熱保持時間とNi拡散率(焼結体
の任意の断面内でNi元素が拡散した面積の割合…EP
MA分析機により元素分析)の関係を示す。図4の特性
線に示す様に、Ni拡散率の変化は焼結加熱温度により
異なり、即ち、より高温(1150℃)である程、Ni
拡散率が高く拡散が早く行なわれるが、最終的にはNi
拡散率は、温度差によらず同レベルの飽和値に達する。
そこで焼結加熱温度1100℃で拡散率が飽和状態に達
する45分を焼結加熱保持時間とした。
【0028】次に実施例で用いる溶浸材ついて説明す
る。即ち本例では粒径0.5〜2μm程度のNi系合金
の微粉末粒子を用いる。各例における微粉末粒子の組
成、粒径を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】そして、溶浸材全体を100%としたとき
表1に示す様な割合で微粉末粒子10〜20重量%、鉛
の融液中に混入し、攪拌する。その後、アトマイズ処理
により鉛の融液を粒径1mm程度の粒状に凝固させて、
これにより微粉末粒子を含む粒状の溶浸材を得る。そし
て図3(D)に示す様にこの粒状の溶浸材4を黒鉛トレ
ー5上に敷きつめ、その上に焼結体3を載せる。その状
態でアンモニア分解ガス雰囲気中で鉛の融点以上400
〜420℃に焼結体3を溶浸材4と共に加熱し、溶浸材
4の融液を毛細管現象により焼結体3の空孔に溶浸さ
せ、これによりNi系合金からなる微粉末粒子を焼結体
3の空孔に進入させる。
【0031】最後に、溶浸処理した焼結体3を適宜機械
加工してバルブシートに仕上げる。図5は焼結合金のバ
ルブシートの当り面の最表層付近の断面構造を模式的に
示す拡大図である。図5に示す様に、マトリックスで
は、Cが固溶したパーライト相またはベイナイト相から
なる鉄系地102中にNi系合金103が分散してお
り、そのNi系合金103の周囲に、Ni元素が拡散し
たオーステナイト相104が形成されている。更にその
マトリックスの連続状の空孔には溶浸材8が溶浸され、
溶浸材8にはNi系合金からなる微粉末粒子11が含ま
れている。更にマトリックスに硬質粒子が分散してい
る。
【0032】ところで、有鉛ガソリン燃料を使用した内
燃機関では、排気側バルブ上で腐食性の強いPbOやP
bSO4 が生成され、バルブに直接接触するバルブシー
トの当り面はPbOやPbSO4 により強く腐食され
る。このようなバルブシートの当り面を電子顕微鏡(S
EM)で観察すると、オーステナイト相では比較的腐食
が少ない。しかしNi拡散量の少ないパーライト相、ベ
イナイト相は強く腐食され、表面に多数の微細な凹部が
形成されており、その微細な凹部の底部では腐食が更に
進行している様子が見られる。 〔実施例の効果〕上記した本発明に係る各実施例によれ
ば、バルブシート摩耗量が減少する効果が得られる。こ
の様な摩耗量の減少効果は次の様なメカニズムによると
推察されている。即ち、バルブシートの当り面の温度が
鉛の融点(327℃)を越えると、微粉末粒子を混合し
た鉛の溶浸材8は溶融状態となり、図6(A)に示す様
に焼結合金の最表層の空孔から外部に徐々に放出され、
当り面101に放出され、放出部9となる。その際に、
溶浸材8に混合されている微粉末粒子11も同時に当り
面101に運び出される。このNi系合金からなる微粉
末粒子11は融点が1230℃あるいは1350℃と高
温であるため、固相状態が保持されており、バルブの矢
印Y1方向(図6(B))への着座、矢印Y2方向(図
6(C))への回転に伴なってバルブシートの当り面1
01上の腐食進行領域K1に微粉末粒子11が移動し、
上に述べた腐食進行領域K1の微細な凹部13に達し、
図6(C)に示す様に微粉末粒子11は凹部13内に入
り込む。更にバルブの着座力や燃焼圧によりこの微粉末
粒子11は凹部13中に埋没される。よって、その凹部
13での腐食反応の進行が抑制され、バルブシートの当
り面101の耐腐食性を向上させる。従って、摩耗を誘
発し易い有鉛ガソリン燃料を使用し燃焼温度が高くなる
内燃機関においても、排気側バルブシートの耐摩耗性が
保持され、大幅な摩耗増加が効果的に回避される。
【0033】バルブシート摩耗量が減少する効果を確認
すべく実施例の焼結合金及び比較例による焼結合金によ
りバルブシートを試作し、4気筒2200cc(1気筒
当りバルブ数4つ)の有鉛ガソリン燃料使用内燃機関の
シリンダヘッドの排気側に組み込み、6000rpmに
おいて全負荷×200時間(空燃比=13〜14)の運
転条件で耐久性を試験した。その試験結果を図1に示
す。図1の縦軸の上部はバルブシート摩耗量を示し、縦
軸の下部はバルブフェース摩耗量を示す。
【0034】図1に示す様に、各実施例はいずれも比較
例よりもバルブシート摩耗量が半分以下と良好であっ
た。従ってNi系合金からなる微粉末粒子を鉛の溶浸材
に混合したことによる耐摩耗性改善効果が確認され、ま
た鉛化合物腐食進行抑制の改善効果が確認された。 〔試験例〕 (試験例1)上記の様に製造した焼結合金を用い、焼結
体のマトリックスのNi系合金の混合率と腐食状態にお
けるバルブシート摩耗量との関係を試験した。試験は次
の様にして行った。即ち、図7に示す様にこの試験片3
00をPbO粉末303中に入れ、600℃において炉
305の中で1時間加熱する。この加熱によりPbO粉
末303は溶融しない(PbOの融点880℃)が、試
験片300とPbO粉末303との接触部で腐食反応が
進行し、試験片300のバルブシートの当り面は腐食を
うけた状態となる。次に図8に示す様にこのバルブシー
ト状の試験片300とバルブ400(SUE50製)と
をバルブ単体摩耗試験機に組み込み、バルブ400をバ
ーナ500で加熱しつつ、実際の内燃機関の動弁系と同
じ条件で相対運動させる。試験条件はバルブシート当り
温度:350℃、バルブ摺動速度:エンジン回転数で4
000rpm相当、バルブスプリング荷重:4kgf、
試験時間:10時間とした。
【0035】そして図9に示す様に、試験前のシート当
り幅をα1とし、試験後のシート当り幅をα2としたと
き、バルブシート摩耗量は、バルブシートの当り面幅増
加量つまり(α2−α1)を測定して得た。バルブフェ
ース摩耗量はバルブのβを測定して得た。試験結果を図
10に示す。図10の特選線P1から理解できる様にN
i系合金の混合率を増加させると、バルブシート摩耗量
が減少していくが、Ni系合金が5%を超えたあたりで
摩耗量は定常値に近づき、15wt%を超えたあたりか
ら摩耗量は若干増加する傾向が見られる。このNi系合
金は混合率が高くなる程切削性が悪化し、しかも材料費
が高くなる。そのためNi系合金の混合率範囲は6〜1
1wt%、つまり図10に示す領域M1付近が好ましい
ことがわかる。
【0036】(試験例2)硬質粒子としてFeMo、F
eW、FeCrの各粒子を用い、焼結体における硬質粒
子の添加量と腐食状態におけるバルブシート摩耗量との
関係を試験した。試験条件は試験例1と同様にした。F
eMoは硬度がHv1300〜1400、FeWは硬度
がHv1100〜1200、FeCrは硬度がHv16
00〜1700と高く、鉄系焼結体のマトリックスの耐
摩耗性を大きく向上させる。試験結果を図11に示す。
図11の特性線P2に示す様に、硬質粒子は4%未満の
添加率ではこの効果が不十分で、また16%を越えると
相手材であるバルブフェースの摩耗量が増加して許容レ
ベルを越えるとともに、自身の切削性も悪化するため、
硬質粒子の混合範囲は4〜16wt%、つまり図11に
示す領域M2付近が好ましい。なお、FeCrを用いた
場合の試験結果を図11の特性線P5、P6に示すが、
この場合には領域M3付近が好ましい。
【0037】(試験例3)溶浸材に含まれるNi系合金
からなる微粉末粒子の混合率と腐食後のバルブシートの
耐摩耗性との関係を試験した。試験条件は試験例1と同
様にした。試験結果を図12に示す。図12の特性線P
4から理解できる様にNi系合金からなる微粉末粒子の
混合率を増加させると、9%あたりまでバルブシート摩
耗量は大きく減少し、21wt%を越えるあたりからバ
ルブシート摩耗量は定常値に達し、耐摩耗性向上効果は
飽和傾向となる。そのため微粉末粒子の混合率は9〜2
1%、つまり図12に示す領域M4付近が好ましい。
【0038】次に、微粉末粒子の粒径とバルブシート摩
耗量との関係を試験した。試験条件は試験例1と同様に
した。試験結果を図13に示す。図13に示す様に粒径
が0.5〜2μmの範囲でバルブシート摩耗量が最小と
なるので、図13に示す領域M5付近が好ましい。
【0039】
【発明の効果】本発明にかかるバルブシート様焼結合金
によれば、バルブシートの当り面の耐腐食性を向上させ
得る。その理由は以下の様に推察されている。即ち、バ
ルブシートの当り面温度が高温となり溶浸材の融点を越
えると、溶浸材は溶融状態となり、微粉末粒子と共に焼
結合金の最表層の空孔から外部に徐々に放出される。こ
の微粉末粒子はNi系合金からなるため融点が溶浸材よ
りも高温であり、固相状態が保持されており、バルブの
着座等よってバルブシートの当り面を微粉末粒子が移動
し、当り面の微細な凹部に達し、その凹部内に入り込
み、その凹部での腐食反応の進行が抑制され、バルブシ
ートの当り面の耐腐食性を向上させる。
【0040】従って本発明にかかるバルブシート様焼結
合金によれば、腐食を誘発し易い有鉛ガソリン燃料を使
用する内燃機関、空燃比等の関係で燃焼温度が高くなる
内燃機関においても、バルブシートの耐摩耗性が保持さ
れ、摩耗量を減少させ得る。よってバルブシート摩耗に
起因する燃焼ガス抜け、燃焼ガス抜けによるバルブの溶
損の防止に有利である。更にバルブーシートの円周方向
の温度分布に起因したバルブシートの偏摩耗の抑制に有
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験結果を示すグラフである。
【図2】動弁機構の要部を示す断面図である。
【図3】圧粉体を生成し、その圧粉体を溶浸する過程を
示す工程図である。
【図4】焼結における加熱保持時間とNi拡散率との関
係を示すグラフである。
【図5】バルブフェースの当り面付近の組織を模式的に
示す断面図である。
【図6】溶浸材に含まれている微小粉末がバルブフェー
スの当り面に排出される過程を模式的に示す断面図であ
る。
【図7】PbO粉末中で試験片を加熱保持している状態
の断面図である。
【図8】試験している状態を模式的に示す構成図であ
る。
【図9】シート当たり幅増加量を示す構成図である。
【図10】Ni系合金混合率とバルブシート摩耗量との
関係を示すグラフである。
【図11】硬質粒子添加量とバルブシート摩耗量及びバ
ルブフェース摩耗量との関係を示すグラフである。
【図12】溶浸材中における微粉末粒子の混合率とバル
ブシート摩耗量との関係を示すグラフである。
【図13】溶浸材中における微粉末粒子の粒径とバルブ
シート摩耗量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
図中、3は焼結体、8は溶浸材、11は微粉末粒子、1
01は当り面、102は鉄基地、104はオーステナイ
ト相、303はPbO粉末を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄系焼結体と、該鉄系焼結体の空孔に溶浸
    させた溶浸材とで構成され、 該溶浸材は、wt%で溶浸材全体を100%としたと
    き、Ni系合金からなる微粉末粒子を3〜35%鉛系金
    属に分散させて構成されていることを特徴とするバルブ
    シート用鉄系焼結合金。
  2. 【請求項2】鉄系焼結体はマトリックスと該マトリック
    スに分散した硬質粒子とで構成され、 該マトリックスは、焼結体全体を100%としたとき、
    Ni系合金を6〜11%、Cを0.5〜1.2%、残部
    実質的に鉄の組成をもち、 該Ni系合金は、該Ni系合金を100%としたとき、
    Niを35〜65%、Moを12〜27%、Crを5〜
    30%、Feを2〜10%含む組成のNi−Mo−Cr
    系合金、及び、Niを80〜90%、Siを2〜20
    %、Cuを1〜7%を含む組成のNi−Si−Cu系合
    金の少なくとも1種で構成され、 該溶浸材は、溶浸材全体を100%としたとき、該微粉
    末粒子が9〜21%、残部実質的に鉛の組成であり、 該微粉末粒子は、該微粉末粒子全体を100%としたと
    き、Niを35〜65%、Moを12〜27%、Crを
    5〜30%、Feを2〜10%含む高耐食性合金、及
    び、Niを80〜90%、Siを2〜20%、Cuを1
    〜7%含む組成の高耐食性合金の少なくとも1種で構成
    され、 該微粉末粒子の粒径は0.4〜2.1μmであることを
    特徴とする請求項1に記載のバルブシート用鉄系焼結合
    金。
  3. 【請求項3】該硬質粒子はFeMo、FeCr、FeW
    の少なくとも1種で構成され、該焼結体全体が100%
    のとき4%〜16%含有されていることを特徴とする請
    求項2に記載のバルブシート用鉄系焼結合金。
JP21625093A 1993-08-31 1993-08-31 バルブシート用鉄系焼結合金 Pending JPH0770720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21625093A JPH0770720A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 バルブシート用鉄系焼結合金

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21625093A JPH0770720A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 バルブシート用鉄系焼結合金

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0770720A true JPH0770720A (ja) 1995-03-14

Family

ID=16685628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21625093A Pending JPH0770720A (ja) 1993-08-31 1993-08-31 バルブシート用鉄系焼結合金

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0770720A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000144351A (ja) * 1998-11-18 2000-05-26 Mitsubishi Materials Corp 鉄基焼結合金製バルブシートおよびその製造方法
JP2000226644A (ja) * 1999-02-04 2000-08-15 Mitsubishi Materials Corp 高強度Fe基焼結バルブシートおよびその製造方法
JP2007113101A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Hitachi Powdered Metals Co Ltd 焼結バルブシートおよびその製造方法
US7892481B2 (en) 2005-10-12 2011-02-22 Hitachi Powdered Metals Co., Ltd. Manufacturing method for wear resistant sintered member, sintered valve seat, and manufacturing method therefor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000144351A (ja) * 1998-11-18 2000-05-26 Mitsubishi Materials Corp 鉄基焼結合金製バルブシートおよびその製造方法
JP2000226644A (ja) * 1999-02-04 2000-08-15 Mitsubishi Materials Corp 高強度Fe基焼結バルブシートおよびその製造方法
US7892481B2 (en) 2005-10-12 2011-02-22 Hitachi Powdered Metals Co., Ltd. Manufacturing method for wear resistant sintered member, sintered valve seat, and manufacturing method therefor
JP2007113101A (ja) * 2005-10-24 2007-05-10 Hitachi Powdered Metals Co Ltd 焼結バルブシートおよびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4505988A (en) Sintered alloy for valve seat
JP4368245B2 (ja) 硬質粒子分散型鉄基焼結合金
JP3596751B2 (ja) 焼結合金配合用硬質粒子、耐摩耗性鉄基焼結合金、耐摩耗性鉄基焼結合金の製造方法及びバルブシート
EP1536028B1 (en) Alloy powder for forming hard phase and manufacturing method for wear resistant sintered alloy
KR100817457B1 (ko) 고강도 Fe-기 소결 밸브시이트 및 그 제조 방법
US6599345B2 (en) Powder metal valve guide
JP3469435B2 (ja) 内燃機関用バルブシート
JP2004156101A (ja) 硬質粒子、耐摩耗性鉄基焼結合金、耐摩耗性鉄基焼結合金の製造方法及びバルブシート
KR20040030358A (ko) Fe기 소결 합금제 밸브 시트의 제조 방법
JP3614237B2 (ja) 内燃機関用バルブシート
JP2017133046A (ja) 耐摩耗性鉄基焼結合金の製造方法、焼結合金用成形体、および耐摩耗性鉄基焼結合金
JPH10219411A (ja) 耐摩耗性焼結合金およびその製造方法
JPH0555589B2 (ja)
JP3257349B2 (ja) 強度および耐摩耗性に優れた鉄基焼結合金
JPH08291376A (ja) 鉄基焼結合金バルブシート材と耐熱耐摩耗合金バルブフェース材との組合せ
KR890001657B1 (ko) 2층 성형 소결 밸브시이트의 제조방법과 그 합금
JP3068127B2 (ja) 耐摩耗性鉄基焼結合金およびその製造方法
JPH0347952A (ja) 耐摩耗性鉄系焼結合金およびその製造方法
KR960015220B1 (ko) 자동차 밸브시이트용 Pb용침 소결합금 및 그 제조방법
JP3264092B2 (ja) 耐摩耗性鉄基焼結合金およびその製造方法
JPH07116489B2 (ja) 溶浸バルブシートリングの製造方法
JP3068128B2 (ja) 耐摩耗性鉄基焼結合金およびその製造方法
JP3331963B2 (ja) 焼結バルブシートおよびその製造方法
JP3346292B2 (ja) 高強度Fe基焼結バルブシート
JPH11323512A (ja) 鉄基焼結合金製バルブガイドおよびその製造方法