JPH0770834A - 紡機におけるギヤ潤滑方法及びギヤ潤滑装置 - Google Patents
紡機におけるギヤ潤滑方法及びギヤ潤滑装置Info
- Publication number
- JPH0770834A JPH0770834A JP21431493A JP21431493A JPH0770834A JP H0770834 A JPH0770834 A JP H0770834A JP 21431493 A JP21431493 A JP 21431493A JP 21431493 A JP21431493 A JP 21431493A JP H0770834 A JPH0770834 A JP H0770834A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- oil
- gear
- gear train
- spinning machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 9
- 238000009987 spinning Methods 0.000 title claims description 17
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 title description 6
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims abstract description 114
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims abstract description 95
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 claims description 16
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 8
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 abstract description 3
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 4
- 238000007378 ring spinning Methods 0.000 description 3
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 潤滑油に少なくとも一部が浸る状態で駆動さ
れるギヤ列が、潤滑油が負荷となって始動遅れすること
を防止する。 【構成】 ギヤボックス1の排油管2はホース3,5に
よりオイルフィルタ4を介してポンプ6の吸込側と接続
されている。ポンプ6の吐出側はホース7,8,11に
より2つの切換弁9,10を介してギヤボックス1の給
油管13に連結されたジョイント部材12と接続されて
いる。切換弁9はオイルタンク16の給油管16aと接
続されるとともに、切換弁10がオイルタンク16のド
レンと接続されている。又、ジョイント部材12はホー
ス15を介して給油管14と接続されている。機台運転
開始前に予め潤滑油がギヤボックス1からオイルタンク
16に抜き取られ、機台運転開始と同時にポンプ6及び
切換弁9,10が駆動されて潤滑油がオイルタンク16
からギヤボックス1内に供給される。
れるギヤ列が、潤滑油が負荷となって始動遅れすること
を防止する。 【構成】 ギヤボックス1の排油管2はホース3,5に
よりオイルフィルタ4を介してポンプ6の吸込側と接続
されている。ポンプ6の吐出側はホース7,8,11に
より2つの切換弁9,10を介してギヤボックス1の給
油管13に連結されたジョイント部材12と接続されて
いる。切換弁9はオイルタンク16の給油管16aと接
続されるとともに、切換弁10がオイルタンク16のド
レンと接続されている。又、ジョイント部材12はホー
ス15を介して給油管14と接続されている。機台運転
開始前に予め潤滑油がギヤボックス1からオイルタンク
16に抜き取られ、機台運転開始と同時にポンプ6及び
切換弁9,10が駆動されて潤滑油がオイルタンク16
からギヤボックス1内に供給される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はギヤ列を少なくとも一部
が潤滑油に浸る状態で駆動させることによりギヤ列の潤
滑を行う紡機におけるギヤ潤滑方法及びギヤ潤滑装置に
関するものである。
が潤滑油に浸る状態で駆動させることによりギヤ列の潤
滑を行う紡機におけるギヤ潤滑方法及びギヤ潤滑装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】紡績機械におけるギヤの潤滑方法とし
て、ギヤをその一部が潤滑油に浸る状態で駆動させる潤
滑方法がある。例えば、リング精紡機におけるリフティ
ング装置は、ギヤボックス内に収容された切替機構を備
えている。切替機構を構成するギヤ列はギヤボックス内
に貯えられた潤滑油に一部浸る状態で駆動されることに
より潤滑されるようになっている。切替機構は入力軸と
出力軸とを備え、入力軸から入力された一方向の回転を
ギヤ列を介して正逆回転に変換して出力軸に出力する機
能を有している。そして、モータからの回転力が切替機
構を介して正逆回転に変換されることによるラインシャ
フトの正逆回転に基づきリングレールが昇降動されるよ
うになっている。
て、ギヤをその一部が潤滑油に浸る状態で駆動させる潤
滑方法がある。例えば、リング精紡機におけるリフティ
ング装置は、ギヤボックス内に収容された切替機構を備
えている。切替機構を構成するギヤ列はギヤボックス内
に貯えられた潤滑油に一部浸る状態で駆動されることに
より潤滑されるようになっている。切替機構は入力軸と
出力軸とを備え、入力軸から入力された一方向の回転を
ギヤ列を介して正逆回転に変換して出力軸に出力する機
能を有している。そして、モータからの回転力が切替機
構を介して正逆回転に変換されることによるラインシャ
フトの正逆回転に基づきリングレールが昇降動されるよ
うになっている。
【0003】入力軸と出力軸はギヤボックス内に上下方
向に所定間隔を隔した状態で入力軸が下側となる位置関
係で互いに平行に軸支され、両軸間には正転用ギヤ列と
逆転用ギヤ列が配設されている。両ギヤ列は入力軸側に
数枚のクラッチ板からなる多板式クラッチをそれぞれ備
え、接続状態とされたクラッチと対応する側のギヤ列を
介して入力軸と出力軸とが作動連結されるようになって
いる。即ち、正転用ギヤ列を介することにより出力軸が
正転し、逆転用ギヤ列を介することにより出力軸が逆転
するようになっている。そして、両クラッチが所定周期
で交互に接続され、出力軸と作動連結されたラインシャ
フトが正逆転されることによりリングレールが所定スト
ロークで昇降動されるようになっている。通常、入力軸
側のギヤ及びクラッチ板はギヤボックス内に貯えられた
潤滑油にほぼ半分程度まで浸されている。
向に所定間隔を隔した状態で入力軸が下側となる位置関
係で互いに平行に軸支され、両軸間には正転用ギヤ列と
逆転用ギヤ列が配設されている。両ギヤ列は入力軸側に
数枚のクラッチ板からなる多板式クラッチをそれぞれ備
え、接続状態とされたクラッチと対応する側のギヤ列を
介して入力軸と出力軸とが作動連結されるようになって
いる。即ち、正転用ギヤ列を介することにより出力軸が
正転し、逆転用ギヤ列を介することにより出力軸が逆転
するようになっている。そして、両クラッチが所定周期
で交互に接続され、出力軸と作動連結されたラインシャ
フトが正逆転されることによりリングレールが所定スト
ロークで昇降動されるようになっている。通常、入力軸
側のギヤ及びクラッチ板はギヤボックス内に貯えられた
潤滑油にほぼ半分程度まで浸されている。
【0004】図4に示すように、ギヤボックス41は1
つの排油管42と2つの給油管43,44とを有し、排
油管42はホース45,46,47を介して順次にオイ
ルフィルタ48及びポンプ49経て給油管43に固定さ
れたジョイント部材50と接続されている。そして、ジ
ョイント部材50と給油管44がホース51を介して接
続されている。機台運転中にはポンプ49が駆動され、
ギヤボックス41内に貯えられた潤滑油はホース45〜
47,51を介して同図矢印方向に循環され、オイルフ
ィルタ48にて濾過された後に給油管43,44から供
給されるようになっている。そして、ギヤボックス41
内のギヤ列及び各回転軸の潤滑は、給油管43,44か
ら供給される潤滑油と、潤滑油に一部浸漬された入力軸
側のギヤの回転により上方へ運ばれる潤滑油により行わ
れていた。
つの排油管42と2つの給油管43,44とを有し、排
油管42はホース45,46,47を介して順次にオイ
ルフィルタ48及びポンプ49経て給油管43に固定さ
れたジョイント部材50と接続されている。そして、ジ
ョイント部材50と給油管44がホース51を介して接
続されている。機台運転中にはポンプ49が駆動され、
ギヤボックス41内に貯えられた潤滑油はホース45〜
47,51を介して同図矢印方向に循環され、オイルフ
ィルタ48にて濾過された後に給油管43,44から供
給されるようになっている。そして、ギヤボックス41
内のギヤ列及び各回転軸の潤滑は、給油管43,44か
ら供給される潤滑油と、潤滑油に一部浸漬された入力軸
側のギヤの回転により上方へ運ばれる潤滑油により行わ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、入力軸側の
ギヤが潤滑油に浸った状態にあるため、機台運転開始時
に潤滑油が負荷抵抗となってギヤの始動遅れが発生する
場合があった。又、クラッチが潤滑油に浸る構成の場合
には、クラッチ板間に潤滑油が存在するので、クラッチ
板がスリップしてクラッチの接続遅れが発生し、その接
続遅れが原因でギヤの始動遅れが顕著になる場合があっ
た。特に、寒冷時には潤滑油の粘度が高粘度化するた
め、ギヤの始動遅れが著しかった。
ギヤが潤滑油に浸った状態にあるため、機台運転開始時
に潤滑油が負荷抵抗となってギヤの始動遅れが発生する
場合があった。又、クラッチが潤滑油に浸る構成の場合
には、クラッチ板間に潤滑油が存在するので、クラッチ
板がスリップしてクラッチの接続遅れが発生し、その接
続遅れが原因でギヤの始動遅れが顕著になる場合があっ
た。特に、寒冷時には潤滑油の粘度が高粘度化するた
め、ギヤの始動遅れが著しかった。
【0006】ギヤが始動遅れすると、リングレールの始
動タイミングがフロントローラやスピンドルの始動に対
して一息遅れ、フロントローラやスピンドルの回転速度
がリングレールの移動速度より常にリングレールの始動
時の遅れ分だけ先行する状態となる。そのため、リング
レールが最初のトップ位置にて反転する反転過程に、フ
ロントローラからその反転過程での適正な紡出糸長より
長い糸長が紡出されてしまいフロントローラとリングレ
ールとの間に糸の弛みが発生する。その後、リングレー
ルの下降に伴い一旦弛んだ糸が勢いをつけて引っ張られ
るので、糸に過大な張力が加わり糸切れとなる。このよ
うな理由から寒冷時には、ギヤの始動遅れが原因となっ
て機台運転始動時に通常より多くの糸切れが発生してい
た。
動タイミングがフロントローラやスピンドルの始動に対
して一息遅れ、フロントローラやスピンドルの回転速度
がリングレールの移動速度より常にリングレールの始動
時の遅れ分だけ先行する状態となる。そのため、リング
レールが最初のトップ位置にて反転する反転過程に、フ
ロントローラからその反転過程での適正な紡出糸長より
長い糸長が紡出されてしまいフロントローラとリングレ
ールとの間に糸の弛みが発生する。その後、リングレー
ルの下降に伴い一旦弛んだ糸が勢いをつけて引っ張られ
るので、糸に過大な張力が加わり糸切れとなる。このよ
うな理由から寒冷時には、ギヤの始動遅れが原因となっ
て機台運転始動時に通常より多くの糸切れが発生してい
た。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は潤滑油に少なくともギヤ列の一
部が浸る状態で駆動されるギヤ機構において、潤滑油が
負荷となって発生するギヤの始動遅れを防止することが
できる紡機におけるリフティング装置の潤滑方法及び潤
滑装置を提供することにある。
のであって、その目的は潤滑油に少なくともギヤ列の一
部が浸る状態で駆動されるギヤ機構において、潤滑油が
負荷となって発生するギヤの始動遅れを防止することが
できる紡機におけるリフティング装置の潤滑方法及び潤
滑装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、紡機機台運転中にギヤ列
の少なくとも一部が潤滑油に浸る状態で駆動されること
によりクラッチを備えたギヤ列の潤滑を行う紡機におけ
るギヤ潤滑装置において、機台運転開始前に予めギヤ列
の少なくとも一部が潤滑油に浸る状態に潤滑油を貯留す
る潤滑油貯留槽から潤滑油を予備タンクに一旦抜き取
り、機台運転開始時にギヤ列がその始動時にほぼ潤滑油
に浸らない状態となるように、予備タンクに貯留した潤
滑油を潤滑油貯留槽に供給するようにした。
め請求項1に記載の発明では、紡機機台運転中にギヤ列
の少なくとも一部が潤滑油に浸る状態で駆動されること
によりクラッチを備えたギヤ列の潤滑を行う紡機におけ
るギヤ潤滑装置において、機台運転開始前に予めギヤ列
の少なくとも一部が潤滑油に浸る状態に潤滑油を貯留す
る潤滑油貯留槽から潤滑油を予備タンクに一旦抜き取
り、機台運転開始時にギヤ列がその始動時にほぼ潤滑油
に浸らない状態となるように、予備タンクに貯留した潤
滑油を潤滑油貯留槽に供給するようにした。
【0009】請求項2に記載の発明では、排油口と給油
口とを有するとともに、クラッチを備えたギヤ列の少な
くとも一部を潤滑油に浸る状態とする所定量の潤滑油を
貯留可能なギヤボックスと、前記ギヤボックス内の潤滑
油を一時貯留する予備タンクと、前記ギヤボックス内の
潤滑油を前記排油口から吸込んで前記予備タンクまたは
前記給油口へ吐出するポンプと、前記ポンプから吐出さ
れた潤滑油を、予備タンク内に貯留する抜取位置と、前
記給油口へ循環させる循環位置とに切換え可能な流路切
換弁とを備えた。
口とを有するとともに、クラッチを備えたギヤ列の少な
くとも一部を潤滑油に浸る状態とする所定量の潤滑油を
貯留可能なギヤボックスと、前記ギヤボックス内の潤滑
油を一時貯留する予備タンクと、前記ギヤボックス内の
潤滑油を前記排油口から吸込んで前記予備タンクまたは
前記給油口へ吐出するポンプと、前記ポンプから吐出さ
れた潤滑油を、予備タンク内に貯留する抜取位置と、前
記給油口へ循環させる循環位置とに切換え可能な流路切
換弁とを備えた。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の紡機におけるギヤ潤滑装置において、前記ギヤボッ
クス内に収容されたギヤを嵌着するギヤシャフトに開口
を介して外部に開かれた中空部と、該中空部と外周面と
を連通する連通孔とを形成し、前記給油口を前記開口と
連結した。
載の紡機におけるギヤ潤滑装置において、前記ギヤボッ
クス内に収容されたギヤを嵌着するギヤシャフトに開口
を介して外部に開かれた中空部と、該中空部と外周面と
を連通する連通孔とを形成し、前記給油口を前記開口と
連結した。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、機台運転開始
前に予め潤滑油貯留槽の潤滑油が少なくともギヤ列がほ
ぼ潤滑油に浸らない程度に予備タンクに抜き取られる。
そして、機台運転開始時に予備タンクに貯留された潤滑
油が潤滑油貯留槽に供給され、ギヤ列はその始動時にほ
ぼ潤滑油に浸らない状態で駆動開始される。そのため、
ギヤ列は潤滑油にほぼ浸っていない状態にあるので始動
遅れすることがない。
前に予め潤滑油貯留槽の潤滑油が少なくともギヤ列がほ
ぼ潤滑油に浸らない程度に予備タンクに抜き取られる。
そして、機台運転開始時に予備タンクに貯留された潤滑
油が潤滑油貯留槽に供給され、ギヤ列はその始動時にほ
ぼ潤滑油に浸らない状態で駆動開始される。そのため、
ギヤ列は潤滑油にほぼ浸っていない状態にあるので始動
遅れすることがない。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、ギヤ列が
始動される前に、予め流路切換弁を抜取位置に配置した
状態でポンプが駆動されて潤滑油が予備タンク内に貯え
られる。その結果、ギヤボックス内のギヤ列がほぼ潤滑
油に浸らない状態とされる。その後、ギヤ列が始動され
る。ギヤ列の始動時には、流路切換弁が循環位置に切り
換えられるとともにポンプが駆動される。そして、予備
タンクからギヤボックス内に潤滑油がギヤ列の始動時に
ギヤ列がほぼ潤滑油に浸らないように供給される。その
ため、ギヤ列はほぼ潤滑油に浸らない状態から始動され
るので始動遅れすることがない。ギヤ列の始動後、ギヤ
列は少なくともその一部が潤滑油に浸る状態とされて潤
滑される。
始動される前に、予め流路切換弁を抜取位置に配置した
状態でポンプが駆動されて潤滑油が予備タンク内に貯え
られる。その結果、ギヤボックス内のギヤ列がほぼ潤滑
油に浸らない状態とされる。その後、ギヤ列が始動され
る。ギヤ列の始動時には、流路切換弁が循環位置に切り
換えられるとともにポンプが駆動される。そして、予備
タンクからギヤボックス内に潤滑油がギヤ列の始動時に
ギヤ列がほぼ潤滑油に浸らないように供給される。その
ため、ギヤ列はほぼ潤滑油に浸らない状態から始動され
るので始動遅れすることがない。ギヤ列の始動後、ギヤ
列は少なくともその一部が潤滑油に浸る状態とされて潤
滑される。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、ギヤボッ
クス内に供給される潤滑油は、給油口と連結された開口
を経て駆動中のギヤシャフト内の中空部を通って連通孔
から飛散される。そのため、潤滑すべきギヤ列に潤滑油
が均一かつ確実に給油される。
クス内に供給される潤滑油は、給油口と連結された開口
を経て駆動中のギヤシャフト内の中空部を通って連通孔
から飛散される。そのため、潤滑すべきギヤ列に潤滑油
が均一かつ確実に給油される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に基づいて説明する。図1に示すように、潤滑油貯
留槽としてのギヤボックス1は上半部1aと下半部1b
とが接合されて構成され、ギヤボックス1の下部には排
油口としての排油管2が固定されている。排油管2はホ
ース3を介してオイルフィルタ4の入口側と接続され、
オイルフィルタ4の出口側がホース5を介してポンプ6
の吸入側と接続されている。ポンプ6の吐出側はホース
7,8を介して2つの切換弁(電磁切換弁)9,10と
順次に接続され、さらに切換弁10がホース11を介し
て三叉形状のジョイント部材12と接続されている。ジ
ョイント部材12は給油管13を介してギヤボックス1
を構成する上半部1aと下半部1bとの接合位置にて固
定されている。又、ジョイント部材12はギヤボックス
1の上面に固定された給油管14とホース15を介して
接続されている。又、2つの切換弁9,10と対応する
位置にはオイルタンク16が配置されている。切換弁9
はオイルタンク16の上面に固定された給油管16aと
ホース17を介して接続され、切換弁10はオイルタン
ク16の下面に形成されたドレン(図示せず)とホース
18を介して接続されている。切換弁9,10はポンプ
6からの潤滑油をギヤボックス1へ送る循環位置と、ポ
ンプ6からの潤滑油をオイルタンク16に貯留する抜取
位置とに流路が切り換え可能となっている。尚、オイル
タンク16にはエア抜き孔(図示せず)が形成されてい
る。
図3に基づいて説明する。図1に示すように、潤滑油貯
留槽としてのギヤボックス1は上半部1aと下半部1b
とが接合されて構成され、ギヤボックス1の下部には排
油口としての排油管2が固定されている。排油管2はホ
ース3を介してオイルフィルタ4の入口側と接続され、
オイルフィルタ4の出口側がホース5を介してポンプ6
の吸入側と接続されている。ポンプ6の吐出側はホース
7,8を介して2つの切換弁(電磁切換弁)9,10と
順次に接続され、さらに切換弁10がホース11を介し
て三叉形状のジョイント部材12と接続されている。ジ
ョイント部材12は給油管13を介してギヤボックス1
を構成する上半部1aと下半部1bとの接合位置にて固
定されている。又、ジョイント部材12はギヤボックス
1の上面に固定された給油管14とホース15を介して
接続されている。又、2つの切換弁9,10と対応する
位置にはオイルタンク16が配置されている。切換弁9
はオイルタンク16の上面に固定された給油管16aと
ホース17を介して接続され、切換弁10はオイルタン
ク16の下面に形成されたドレン(図示せず)とホース
18を介して接続されている。切換弁9,10はポンプ
6からの潤滑油をギヤボックス1へ送る循環位置と、ポ
ンプ6からの潤滑油をオイルタンク16に貯留する抜取
位置とに流路が切り換え可能となっている。尚、オイル
タンク16にはエア抜き孔(図示せず)が形成されてい
る。
【0015】図2に示すように、ギヤボックス1内の上
半部1aと下半部1bとの接合位置にはギヤシャフトと
しての入力軸19が水平状態に軸支され、所定間隔を隔
てたその上方位置には出力軸20が入力軸19と平行に
軸支されている。入力軸19及び出力軸20はそれぞれ
一端側がギヤボックス1から外方に突出した状態となっ
ている。入力軸19と出力軸20との間には、3つのギ
ヤ列21,22,23が配設されている。各ギヤ列21
〜23の入力軸19側には各数枚のクラッチ板24a,
25a,26aからなる多板式のクラッチ24,25,
26が配設されている。ギヤ列21〜23を構成する入
力軸19側の各ギヤ27,28,29は、ギヤ27,2
8が出力軸20に嵌着されたギヤ30,31とそれぞれ
噛合し、ギヤ29が出力軸20に嵌着されたギヤ32と
中間ギヤ33を介して噛合されている。
半部1aと下半部1bとの接合位置にはギヤシャフトと
しての入力軸19が水平状態に軸支され、所定間隔を隔
てたその上方位置には出力軸20が入力軸19と平行に
軸支されている。入力軸19及び出力軸20はそれぞれ
一端側がギヤボックス1から外方に突出した状態となっ
ている。入力軸19と出力軸20との間には、3つのギ
ヤ列21,22,23が配設されている。各ギヤ列21
〜23の入力軸19側には各数枚のクラッチ板24a,
25a,26aからなる多板式のクラッチ24,25,
26が配設されている。ギヤ列21〜23を構成する入
力軸19側の各ギヤ27,28,29は、ギヤ27,2
8が出力軸20に嵌着されたギヤ30,31とそれぞれ
噛合し、ギヤ29が出力軸20に嵌着されたギヤ32と
中間ギヤ33を介して噛合されている。
【0016】クラッチ24〜26は制御装置C(図3に
示す)により駆動制御され、常にはいずれか1つが接続
されるようになっている。そして、接続状態にあるクラ
ッチ24〜26と対応するギヤ列21〜23を介して入
力軸19と出力軸20とが作動連結されるようになって
いる。各ギヤ列21〜23は所定回転比に設定され、出
力軸はギヤ列21を介することにより高速正転され、ギ
ヤ列22を介することにより低速正転され、さらにギヤ
列23を介することにより逆転されるようになってい
る。入力軸19はリフティングモータ34(図3に図
示)と作動連結され、出力軸20はラインシャフト(図
示せず)と作動連結されている。リングレールは出力軸
20の正転時に上昇し、出力軸20の逆転時に下降する
ようになっている。
示す)により駆動制御され、常にはいずれか1つが接続
されるようになっている。そして、接続状態にあるクラ
ッチ24〜26と対応するギヤ列21〜23を介して入
力軸19と出力軸20とが作動連結されるようになって
いる。各ギヤ列21〜23は所定回転比に設定され、出
力軸はギヤ列21を介することにより高速正転され、ギ
ヤ列22を介することにより低速正転され、さらにギヤ
列23を介することにより逆転されるようになってい
る。入力軸19はリフティングモータ34(図3に図
示)と作動連結され、出力軸20はラインシャフト(図
示せず)と作動連結されている。リングレールは出力軸
20の正転時に上昇し、出力軸20の逆転時に下降する
ようになっている。
【0017】図2に示すように、入力軸19の内部は空
洞に形成された油路19aとなっており、油路19aと
外周面は多数の給油孔19bにより連通されている。入
力軸19は同図左側端部にて給油管13と回転可能に連
結され、給油管13からの潤滑油が油路19aへ流入可
能になっている。尚、給油管14と対応するギヤボック
ス1内にはウォームギヤ(図示せず)が配設され、給油
管14から供給される潤滑油により主にウォームギヤが
潤滑されるようになっている。
洞に形成された油路19aとなっており、油路19aと
外周面は多数の給油孔19bにより連通されている。入
力軸19は同図左側端部にて給油管13と回転可能に連
結され、給油管13からの潤滑油が油路19aへ流入可
能になっている。尚、給油管14と対応するギヤボック
ス1内にはウォームギヤ(図示せず)が配設され、給油
管14から供給される潤滑油により主にウォームギヤが
潤滑されるようになっている。
【0018】ギヤ潤滑装置は機台を駆動制御する制御装
置Cにより駆動制御されるようになっている。図3に示
すように、制御装置Cはポンプ6、2つの切換弁9,1
0及びリフティングモータ34と電気的に接続されてい
る。制御装置Cは機台から運転開始信号S1を入力する
と、ポンプ6を駆動するとともに切換弁9,10を循環
位置に切り換えるようになっている。又、制御装置Cは
機台から運転停止信号S2を入力すると、ポンプ6の駆
動を停止させるとともに、切換弁9,10を抜取位置に
切り換えるようになっている。ポンプ6は制御装置Cが
運転停止信号S2を入力した後、ギヤボックス1内の潤
滑油を全てオイルタンク16に抜き取り可能な所定時間
だけ継続して駆動された後に停止されるようになってい
る。
置Cにより駆動制御されるようになっている。図3に示
すように、制御装置Cはポンプ6、2つの切換弁9,1
0及びリフティングモータ34と電気的に接続されてい
る。制御装置Cは機台から運転開始信号S1を入力する
と、ポンプ6を駆動するとともに切換弁9,10を循環
位置に切り換えるようになっている。又、制御装置Cは
機台から運転停止信号S2を入力すると、ポンプ6の駆
動を停止させるとともに、切換弁9,10を抜取位置に
切り換えるようになっている。ポンプ6は制御装置Cが
運転停止信号S2を入力した後、ギヤボックス1内の潤
滑油を全てオイルタンク16に抜き取り可能な所定時間
だけ継続して駆動された後に停止されるようになってい
る。
【0019】次に、上記のように構成されたギヤ潤滑装
置の作用について説明する。機台運転開始前には、前回
の機台運転終了時に潤滑油が全てギヤボックス1からオ
イルタンク16へ抜き取られるため、ギヤボックス1内
は潤滑油がほぼ空の状態になっており、各切換弁9,1
0は抜取位置に配置されている。制御装置Cは機台から
運転開始信号S1を入力すると、ポンプ6、リフティン
グモータ34を駆動させるとともに切換弁9,10を循
環位置に切り換える。ギヤボックス1内ではリフティン
グモータ34の駆動に基づき入力軸19が回転駆動され
るとともにクラッチ24〜26が所定周期で順次に繰り
返し接続され、各ギヤ列21〜23を介して出力軸19
が順次に高速正転、低速正転、逆転を繰り返す。又、こ
の始動と同時にギヤボックス1内では、入力軸19の外
周面に形成された多数の給油孔19bから潤滑油が飛散
されるとともに、給油管14を介してウォームギヤ上方
位置から潤滑油が供給される。
置の作用について説明する。機台運転開始前には、前回
の機台運転終了時に潤滑油が全てギヤボックス1からオ
イルタンク16へ抜き取られるため、ギヤボックス1内
は潤滑油がほぼ空の状態になっており、各切換弁9,1
0は抜取位置に配置されている。制御装置Cは機台から
運転開始信号S1を入力すると、ポンプ6、リフティン
グモータ34を駆動させるとともに切換弁9,10を循
環位置に切り換える。ギヤボックス1内ではリフティン
グモータ34の駆動に基づき入力軸19が回転駆動され
るとともにクラッチ24〜26が所定周期で順次に繰り
返し接続され、各ギヤ列21〜23を介して出力軸19
が順次に高速正転、低速正転、逆転を繰り返す。又、こ
の始動と同時にギヤボックス1内では、入力軸19の外
周面に形成された多数の給油孔19bから潤滑油が飛散
されるとともに、給油管14を介してウォームギヤ上方
位置から潤滑油が供給される。
【0020】この始動時には、ギヤボックス1内は潤滑
油がほぼ空の状態となっており、入力軸19側のギヤ2
7〜29やクラッチ板24a〜26aの一部が潤滑油に
浸った状態にない。そのため、例えば寒冷時に潤滑油の
粘度が高粘度化しても、高粘度化した潤滑油からギヤ2
7〜29が始動時に負荷抵抗を受けることがない。さら
に、各ギヤ27〜29とクラッチ板24a〜26a間に
潤滑油が存在しないので、クラッチ24〜26もスリッ
プすることなく即座に接続される。その結果、各ギヤ列
21〜23は適切な始動タイミングで駆動される。
油がほぼ空の状態となっており、入力軸19側のギヤ2
7〜29やクラッチ板24a〜26aの一部が潤滑油に
浸った状態にない。そのため、例えば寒冷時に潤滑油の
粘度が高粘度化しても、高粘度化した潤滑油からギヤ2
7〜29が始動時に負荷抵抗を受けることがない。さら
に、各ギヤ27〜29とクラッチ板24a〜26a間に
潤滑油が存在しないので、クラッチ24〜26もスリッ
プすることなく即座に接続される。その結果、各ギヤ列
21〜23は適切な始動タイミングで駆動される。
【0021】そして、リングレールはフロントローラや
スピンドルとほぼ同時に設定通りに始動し、リングレー
ルが最初のトップ位置に達した時点では、フロントロー
ラの紡出速度はリングレールの移動速度と対応する適正
速度となる。そのため、リングレールの反転時にフロン
トローラから紡出される糸長が適正な糸長となり、フロ
ントローラとリングレールとの間で糸が過剰に弛むこと
がない。その結果、過剰に弛んだ糸がリングレールの下
降時に急激に引っ張られて発生する糸切れが起こらな
い。
スピンドルとほぼ同時に設定通りに始動し、リングレー
ルが最初のトップ位置に達した時点では、フロントロー
ラの紡出速度はリングレールの移動速度と対応する適正
速度となる。そのため、リングレールの反転時にフロン
トローラから紡出される糸長が適正な糸長となり、フロ
ントローラとリングレールとの間で糸が過剰に弛むこと
がない。その結果、過剰に弛んだ糸がリングレールの下
降時に急激に引っ張られて発生する糸切れが起こらな
い。
【0022】機台運転開始から所定時間が経過すると、
オイルタンク16内の潤滑油が全てギヤボックス1内に
移動する。この状態では、入力軸19側のギヤ27〜2
9及びクラッチ板24a〜26aがほぼ半分程度まで潤
滑油に浸った状態となる。機台運転中はギヤボックス内
の潤滑油はポンプ6の駆動に基づきオイルフィルタ4を
経て循環され、給油孔19b及び給油管14からギヤボ
ックス1内に給油される。そして、各ギヤ列21〜2
3、入力軸19及び出力軸20は、主として給油孔19
bからの潤滑油とギヤ27〜29の回転により上方へ運
ばれる潤滑油により潤滑及び冷却され、クラッチ板24
〜26は浸漬された潤滑油により冷却される。
オイルタンク16内の潤滑油が全てギヤボックス1内に
移動する。この状態では、入力軸19側のギヤ27〜2
9及びクラッチ板24a〜26aがほぼ半分程度まで潤
滑油に浸った状態となる。機台運転中はギヤボックス内
の潤滑油はポンプ6の駆動に基づきオイルフィルタ4を
経て循環され、給油孔19b及び給油管14からギヤボ
ックス1内に給油される。そして、各ギヤ列21〜2
3、入力軸19及び出力軸20は、主として給油孔19
bからの潤滑油とギヤ27〜29の回転により上方へ運
ばれる潤滑油により潤滑及び冷却され、クラッチ板24
〜26は浸漬された潤滑油により冷却される。
【0023】そして、満管となって機台から制御装置C
に運転停止信号S2が入力されると、制御装置Cは運転
停止信号S2に基づきリフティングモータ34を駆動停
止させるとともに切換弁9,10を抜取位置に切り換え
る。ポンプ6は制御装置Cが運転停止信号S2を入力し
てから所定時間だけ継続して駆動され、ギヤボックス1
内の潤滑油が全てオイルタンク16に移し替えられる。
そして、ポンプ6は運転停止信号S2の入力から所定時
間が経過すると駆動停止される。こうしてリング精紡機
の運転が全て終了される。尚、機台運転開始時には、入
力軸19側のギヤ27〜29及びクラッチ板24a〜2
6aが潤滑油に浸された状態にないが、運転開始と同時
に入力軸19の給油孔19bから潤滑油が飛散されるう
え、摩擦による温度上昇していない段階にあるので摩耗
の心配はない。
に運転停止信号S2が入力されると、制御装置Cは運転
停止信号S2に基づきリフティングモータ34を駆動停
止させるとともに切換弁9,10を抜取位置に切り換え
る。ポンプ6は制御装置Cが運転停止信号S2を入力し
てから所定時間だけ継続して駆動され、ギヤボックス1
内の潤滑油が全てオイルタンク16に移し替えられる。
そして、ポンプ6は運転停止信号S2の入力から所定時
間が経過すると駆動停止される。こうしてリング精紡機
の運転が全て終了される。尚、機台運転開始時には、入
力軸19側のギヤ27〜29及びクラッチ板24a〜2
6aが潤滑油に浸された状態にないが、運転開始と同時
に入力軸19の給油孔19bから潤滑油が飛散されるう
え、摩擦による温度上昇していない段階にあるので摩耗
の心配はない。
【0024】以上詳述したように本実施例によれば、機
台運転始動時に入力軸19側のギヤ27〜29及びクラ
ッチ板24a〜26aが潤滑油に浸らない状態とされる
ので、ギヤ列21〜23の始動遅れを防止することがで
きる。特に、寒冷時等に潤滑油が高粘度化してもギヤ列
21〜23の始動遅れを防止することができる。そのた
め、リングレールの移動速度とフロントローラの紡出速
度とが正確に同期し、ギヤ列21〜23の始動遅れに起
因してに発生していた糸切れが確実に防止される。又、
ギヤボックス1内に供給される潤滑油を入力軸19の給
油孔19bから飛散させる構成としたので、潤滑すべき
ギヤ列21〜23等を均一かつ確実に潤滑することがで
きる。
台運転始動時に入力軸19側のギヤ27〜29及びクラ
ッチ板24a〜26aが潤滑油に浸らない状態とされる
ので、ギヤ列21〜23の始動遅れを防止することがで
きる。特に、寒冷時等に潤滑油が高粘度化してもギヤ列
21〜23の始動遅れを防止することができる。そのた
め、リングレールの移動速度とフロントローラの紡出速
度とが正確に同期し、ギヤ列21〜23の始動遅れに起
因してに発生していた糸切れが確実に防止される。又、
ギヤボックス1内に供給される潤滑油を入力軸19の給
油孔19bから飛散させる構成としたので、潤滑すべき
ギヤ列21〜23等を均一かつ確実に潤滑することがで
きる。
【0025】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに変更することができる。 (1)上記実施例ではギヤボックス1内に供給される潤
滑油量を一定としたが、オイルタンク16内に潤滑油を
一部残存させるなどしてギヤボックス1内に供給される
潤滑油量を変更できる構成としてもよい。例えば摩擦等
による温度上昇が相対的に少ない寒冷時に油量を少な目
に設定してよい。又、紡出条件に応じて油量を変更する
ことも効果的であり、例えばギヤ列の回転速度が遅くギ
ヤ列の始動遅れが起こり易い太番手のときに潤滑油量を
少なめに設定し、ギヤ列の回転速度が速い細番手のとき
にギヤの磨耗が抑えられるように潤滑油量を多めに設定
してもよい。この場合、ギヤボックス1やオイルタンク
16に油量を検知するレベルセンサを設けることにより
油量調整を行うことができる。
ではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次のよ
うに変更することができる。 (1)上記実施例ではギヤボックス1内に供給される潤
滑油量を一定としたが、オイルタンク16内に潤滑油を
一部残存させるなどしてギヤボックス1内に供給される
潤滑油量を変更できる構成としてもよい。例えば摩擦等
による温度上昇が相対的に少ない寒冷時に油量を少な目
に設定してよい。又、紡出条件に応じて油量を変更する
ことも効果的であり、例えばギヤ列の回転速度が遅くギ
ヤ列の始動遅れが起こり易い太番手のときに潤滑油量を
少なめに設定し、ギヤ列の回転速度が速い細番手のとき
にギヤの磨耗が抑えられるように潤滑油量を多めに設定
してもよい。この場合、ギヤボックス1やオイルタンク
16に油量を検知するレベルセンサを設けることにより
油量調整を行うことができる。
【0026】(2)上記実施例ではクラッチ24〜26
が潤滑油に浸る構成としたが、例えば入力軸19と出力
軸20との上下関係を逆にするなどしてクラッチが常に
潤滑油に浸らない構成としてもよい。この場合、ギヤ列
を構成するクラッチ以外のギヤの一部が潤滑油に浸漬さ
れていればギヤ列は潤滑される。
が潤滑油に浸る構成としたが、例えば入力軸19と出力
軸20との上下関係を逆にするなどしてクラッチが常に
潤滑油に浸らない構成としてもよい。この場合、ギヤ列
を構成するクラッチ以外のギヤの一部が潤滑油に浸漬さ
れていればギヤ列は潤滑される。
【0027】(3)上記実施例では機台運転中に潤滑油
を循環させる構成としたが、運転中継続的に給油を必要
とするウォームギヤ等がなければ、必ずしも潤滑油を循
環させる必要はない。例えば、潤滑油をオイルタンク1
6からギヤボックス1内に供給し終えたらポンプ6の駆
動を停止し、機台運転中においては潤滑油に浸漬された
ギヤの回転に基づく潤滑作用によりギヤ列を潤滑させる
構成としてもよい。
を循環させる構成としたが、運転中継続的に給油を必要
とするウォームギヤ等がなければ、必ずしも潤滑油を循
環させる必要はない。例えば、潤滑油をオイルタンク1
6からギヤボックス1内に供給し終えたらポンプ6の駆
動を停止し、機台運転中においては潤滑油に浸漬された
ギヤの回転に基づく潤滑作用によりギヤ列を潤滑させる
構成としてもよい。
【0028】(4)上記実施例ではオイルタンク16へ
の潤滑油の抜き取りをポンプ6により行ったが、ポンプ
に依らなくてもよい。例えば、ギヤボックスより低い位
置にオイルタンクを配置し、切換弁の開閉によりギヤボ
ックス内の潤滑油を自重によりオイルタンクに流し込む
構成としてもよい。
の潤滑油の抜き取りをポンプ6により行ったが、ポンプ
に依らなくてもよい。例えば、ギヤボックスより低い位
置にオイルタンクを配置し、切換弁の開閉によりギヤボ
ックス内の潤滑油を自重によりオイルタンクに流し込む
構成としてもよい。
【0029】(5)上記実施例では潤滑油を全てオイル
タンク16に抜き取ったが、必ずしも潤滑油を全て抜き
取る必要はない。例えば、ギヤが潤滑油に浸らない程度
まで抜き取るだけの構成としてもよい。この場合、潤滑
油の油量を検知するレべルセンサをギヤボックス1また
はオイルタンク16に設け、レベルセンサにより抜き取
り量を制御する構成としてもよい。又、レベルセンサに
油量不足を検知させ、油量不足を警告する構成としても
よい。
タンク16に抜き取ったが、必ずしも潤滑油を全て抜き
取る必要はない。例えば、ギヤが潤滑油に浸らない程度
まで抜き取るだけの構成としてもよい。この場合、潤滑
油の油量を検知するレべルセンサをギヤボックス1また
はオイルタンク16に設け、レベルセンサにより抜き取
り量を制御する構成としてもよい。又、レベルセンサに
油量不足を検知させ、油量不足を警告する構成としても
よい。
【0030】(6)上記実施例では潤滑油を入力軸19
の給油孔19bから散布する構成としたが、必ずしも回
転軸の給油孔から潤滑油を散布する必要はない。又、ギ
ヤを嵌着する回転軸の給油孔からの潤滑油散布は入力軸
19に限定されず、例えば出力軸20から潤滑油を散布
する構成としたり、両軸19,20から散布する構成と
してもよい。
の給油孔19bから散布する構成としたが、必ずしも回
転軸の給油孔から潤滑油を散布する必要はない。又、ギ
ヤを嵌着する回転軸の給油孔からの潤滑油散布は入力軸
19に限定されず、例えば出力軸20から潤滑油を散布
する構成としたり、両軸19,20から散布する構成と
してもよい。
【0031】(7)上記実施例では、機台運転開始と同
時にギヤボックス1内への潤滑油の供給を開始し、機台
運転停止後に潤滑油をオイルタンク16に抜き取った
が、潤滑油の供給開始時期や抜き取り時期は適宜設定し
てよい。例えば、ギヤやクラッチが始動時に潤滑油に浸
らない条件の下で、機台運転開始直前に潤滑油をギヤボ
ックスからオイルタンク16に抜き取ったり、潤滑油の
供給開始時期をギヤの始動前後にずらして設定してもよ
い。
時にギヤボックス1内への潤滑油の供給を開始し、機台
運転停止後に潤滑油をオイルタンク16に抜き取った
が、潤滑油の供給開始時期や抜き取り時期は適宜設定し
てよい。例えば、ギヤやクラッチが始動時に潤滑油に浸
らない条件の下で、機台運転開始直前に潤滑油をギヤボ
ックスからオイルタンク16に抜き取ったり、潤滑油の
供給開始時期をギヤの始動前後にずらして設定してもよ
い。
【0032】(8)本発明をリング精紡機以外の例えば
リング撚糸機等の紡機に適用してもよい。
リング撚糸機等の紡機に適用してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、潤
滑油に少なくともギヤ列の一部が浸る状態で駆動される
ギヤ機構において、潤滑油が負荷となって発生するギヤ
の始動遅れを防止することができるという優れた効果を
奏する。又、請求項3に記載の発明によれば、ギヤを嵌
着するギヤシャフトに形成された連通孔から潤滑油が飛
散されるので潤滑すべきギヤ列が均一かつ確実に潤滑さ
れる。
滑油に少なくともギヤ列の一部が浸る状態で駆動される
ギヤ機構において、潤滑油が負荷となって発生するギヤ
の始動遅れを防止することができるという優れた効果を
奏する。又、請求項3に記載の発明によれば、ギヤを嵌
着するギヤシャフトに形成された連通孔から潤滑油が飛
散されるので潤滑すべきギヤ列が均一かつ確実に潤滑さ
れる。
【図1】本発明を具体化した一実施例におけるギヤ潤滑
装置を示す斜視図である。
装置を示す斜視図である。
【図2】切替機構を示す一部破断断面図である。
【図3】ギヤ潤滑装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図4】従来技術におけるギヤ潤滑装置を示す斜視図で
ある。
ある。
【符号の説明】 1…潤滑油貯留槽としてのギヤボックス、2…排油口と
しての排油管、6…ポンプ、9,10…流路切換弁とし
ての切換弁、13,14…給油口としての給油管、16
…予備タンクとしてのオイルタンク、19…ギヤシャフ
トとしての入力軸、19a…中空部としての油路、19
b…連通孔としての給油孔、21〜23…ギヤ列、24
〜26…クラッチ、24a〜26a…クラッチ板、27
〜29…ギヤ。
しての排油管、6…ポンプ、9,10…流路切換弁とし
ての切換弁、13,14…給油口としての給油管、16
…予備タンクとしてのオイルタンク、19…ギヤシャフ
トとしての入力軸、19a…中空部としての油路、19
b…連通孔としての給油孔、21〜23…ギヤ列、24
〜26…クラッチ、24a〜26a…クラッチ板、27
〜29…ギヤ。
Claims (3)
- 【請求項1】 紡機機台運転中にギヤ列の少なくとも一
部が潤滑油に浸る状態で駆動されることによりクラッチ
を備えたギヤ列の潤滑を行う紡機におけるギヤ潤滑装置
において、 機台運転開始前に予めギヤ列の少なくとも一部が潤滑油
に浸る状態に潤滑油を貯留する潤滑油貯留槽から潤滑油
を予備タンクに一旦抜き取り、機台運転開始時にギヤ列
がその始動時にほぼ潤滑油に浸らない状態となるよう
に、予備タンクに貯留した潤滑油を潤滑油貯留槽に供給
する紡機におけるギヤ潤滑方法。 - 【請求項2】 排油口と給油口とを有するとともに、ク
ラッチを備えたギヤ列の少なくとも一部を潤滑油に浸る
状態とする所定量の潤滑油を貯留可能なギヤボックス
と、 前記ギヤボックス内の潤滑油を一時貯留する予備タンク
と、 前記ギヤボックス内の潤滑油を前記排油口から吸込んで
前記予備タンクまたは前記給油口へ吐出するポンプと、 前記ポンプから吐出された潤滑油を、予備タンク内に貯
留する抜取位置と、前記給油口へ循環させる循環位置と
に切換え可能な流路切換弁とを備えた紡機におけるギヤ
潤滑装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の紡機におけるギヤ潤滑
装置において、 前記ギヤボックス内に収容されたギヤを嵌着するギヤシ
ャフトに開口を介して外部に開かれた中空部と、該中空
部と外周面とを連通する連通孔とを形成し、前記給油口
を前記開口と連結した紡機におけるギヤ潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21431493A JPH0770834A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 紡機におけるギヤ潤滑方法及びギヤ潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21431493A JPH0770834A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 紡機におけるギヤ潤滑方法及びギヤ潤滑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0770834A true JPH0770834A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16653703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21431493A Pending JPH0770834A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 紡機におけるギヤ潤滑方法及びギヤ潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0770834A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106704564A (zh) * | 2016-12-20 | 2017-05-24 | 自贡金锐硬质合金工模具有限公司 | 一种主轴箱循环润滑系统 |
| CN111853512A (zh) * | 2020-07-28 | 2020-10-30 | 吉林省正轩车架有限公司 | 一种级进模气动节拍喷油装置 |
| CN114992316A (zh) * | 2022-07-06 | 2022-09-02 | 刘世民 | 一种棉纺设备机械用齿轮箱内部润滑油管理装置 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP21431493A patent/JPH0770834A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106704564A (zh) * | 2016-12-20 | 2017-05-24 | 自贡金锐硬质合金工模具有限公司 | 一种主轴箱循环润滑系统 |
| CN111853512A (zh) * | 2020-07-28 | 2020-10-30 | 吉林省正轩车架有限公司 | 一种级进模气动节拍喷油装置 |
| CN114992316A (zh) * | 2022-07-06 | 2022-09-02 | 刘世民 | 一种棉纺设备机械用齿轮箱内部润滑油管理装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DE112009000097B4 (de) | Kraftübertragungsvorrichtung | |
| JPH10103428A (ja) | 歯車式変速機構造 | |
| JPH0770834A (ja) | 紡機におけるギヤ潤滑方法及びギヤ潤滑装置 | |
| CN108253121B (zh) | 自润滑rv减速器 | |
| CN109899491A (zh) | 一种两挡amt变速箱润滑结构 | |
| JP3832883B2 (ja) | ミシンの給油装置 | |
| JP2000337485A (ja) | 変速機の潤滑装置 | |
| CN215668533U (zh) | 带有自动脱油装置的化纤自浸式上油机 | |
| JP4586231B2 (ja) | 変速機 | |
| JPS5829180Y2 (ja) | 粗紡機における自動給油装置 | |
| CN213017627U (zh) | 一种机床用自润滑齿轮箱 | |
| CN106438969A (zh) | 变速箱自动润滑结构 | |
| JPH07116644B2 (ja) | 粗紡機における潤滑装置 | |
| KR20220012556A (ko) | 차량용 변속기의 윤활 시스템 | |
| CN117212434B (zh) | 变速器 | |
| CN218539902U (zh) | 涤纶工业丝上油装置 | |
| KR200186380Y1 (ko) | 수직축후크용윤활장치 | |
| CN109537197B (zh) | 一种用于切刀结构的润滑装置 | |
| JP3635758B2 (ja) | 変速機の潤滑オイル調整装置 | |
| JP2585205B2 (ja) | 給脂装置付き粗紡機 | |
| CN222251188U (zh) | 一种加弹机自动上油装置 | |
| CN207483967U (zh) | 一种纱线上油器 | |
| CN223575437U (zh) | 一种便于加注润滑油的给料机 | |
| CN223953211U (zh) | 一种用于延绞机的过桥齿轮装置 | |
| CN219653276U (zh) | 缝纫机 |