JPH0770855B2 - 壁面上において電磁波シールド性壁装材料を形成する方法 - Google Patents

壁面上において電磁波シールド性壁装材料を形成する方法

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JPH0770855B2
JPH0770855B2 JP2298998A JP29899890A JPH0770855B2 JP H0770855 B2 JPH0770855 B2 JP H0770855B2 JP 2298998 A JP2298998 A JP 2298998A JP 29899890 A JP29899890 A JP 29899890A JP H0770855 B2 JPH0770855 B2 JP H0770855B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は壁面上において電磁波シールド性壁装材料を形
成する方法に関するものである。
更に詳しく述べるならば、本発明は、電磁波に対しすぐ
れたシールド性を有し、かつ実用上十分美麗な外観と耐
久性とを有する壁装材料を壁面上において形成する方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
近年エレクトロニクス機器の発達および普及に伴い、こ
れらの機器を、静電気および/又は電磁波の悪影響から
保護することができ、かつ、実用上十分美麗な外観と耐
久性とを有する壁装材料が必要になってきた。従来、エ
レクトロニクス機器を静電気から保護するためには、カ
ーボン粉末又は繊維、或は金属箔又は粉を含有する導電
性材料を含有する導電性材料が用いられているが、この
ような従来の導電性材料は、電磁波から種々の、かつ複
数個のエレクトロニクス機器を包括的に同時に保護する
ためには必ずしも十分に効果的であるとは云えないもの
であり、また、壁装材料としては、その外観、および耐
久性について十分満足できるものとは云えないものであ
った。
そこで、エレクトロニクス機器を収容している室全体を
電磁波シールドした所謂シールドルームを形成すること
が試みられ、実用化に向っている。しかしながら、この
ような試みに十分対応し得る壁装材料の形成方法は未だ
提供されていない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、アモルファス金属薄膜を利用して静電気およ
び電磁波の両方に対して十分な遮蔽および保護効果を有
し、かつ外観上の要求を満足し、しかも、実用上十分な
耐久性を有する壁装材料を種々の要求に対応しつゝ容易
に壁面上で形成する方法を提供しようとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段および作用〕
本発明の壁面上において電磁波シールド性壁装材料を形
成する方法は、壁下地表面に、互に並列に配列され、か
つ互に電磁気的に接合している複数個のアモルファス金
属薄膜細幅シートよりなるアモルファス金属薄膜と、こ
のアモルファス金属薄膜の少なくとも1面を被覆してい
る可撓性樹脂被覆層とを有するアモルファス金属薄膜含
有芯層の2枚以上を互に並列に貼着し、このとき、前記
2枚以上のアモルファス金属薄膜含有芯層の互に隣接す
る前記アモルファス金属薄膜の端縁部を露出させて、こ
れらを互に電磁気的に接合し、このようにして形成され
た一連のアモルファス金属薄膜含有芯層上に壁紙シート
を貼着することとを含むものである。
本発明方法により形成される壁装材料は、前述のように
アモルファス金属薄膜を含有する芯層と、壁紙層とを含
むものである。
芯層中に含まれるアモルファス(非晶質)金属薄膜は磁
性体であり、磁界に対し、すぐれた電磁波シールド性を
示すことができる。特に高い磁界シールド性を要求され
る場合は、アモルファス金属薄膜が有効である。
最近アモルファス金属が、その特性に基いて種種の用途
に利用することが試みられている。一般にアモルファス
金属は幅2.54〜10.16cmのリボン状材料として供給され
ており、近い将来、幅20.32cmのものが供給されること
が期待されているが、このようなリボン状、又は小幅材
料を、被覆用シート材料に利用することは殆んど不可能
と考えられていた。
本発明方法においては、アモルファス金属材料は所望の
幅のシート状体として使用される。従来は、上述のよう
なリボン状又は小(細)幅材料を、100〜300cmの広幅が
要求される壁装材に利用することは殆んど不可能と考え
られていた。本発明方法においては複数個のアモルファ
ス金属薄膜細幅シートを並列に配列して、広幅シート状
体に形成して使用する。
アモルファス金属薄膜の少なくとも1面上に導電性金属
をメッキすると、得られる芯層は、前記アモルファス金
属薄膜の有する磁界シールド性に、メッキ層による電界
シールド性が加算され、芯層全体として、低周波から高
周波までの広範囲の電磁波に対して、すぐれたシールド
効果を示すことができる。また、導電性金属メッキ層
は、アモルファス金属薄膜の半田接着性を向上させる効
果も有している。
本発明方法に用いられるアモルファス金属の種類につい
ては、それが、静電気および電磁波から、エレクトロニ
クス機器を保護する効果を有している限り、格別の限定
はなく、市販材料から選択することができるが一般には
鉄を主成分とし、これにホウ素、硅素、炭素、ニッケ
ル、コバルト、およびモリブデンなどから選ばれた1種
以上を添加して得られるアモルファス合金から選ばれる
ことが好ましい。例えば、アライド社の商品名METGLAS
NO.2605SC(Fe:81%,B:13.5%,Si:3.5%,C:2%のアモル
ファス合金)、No.2605S−2(Fe:78%,B:13%,Si:9%
のアモルファス合金)、No.2605−CO(Fe:87部、B:14
部、Si:1部、Co:18部のアモルファス合金)、No.2826−
MB(Fe:40%,Ni:38%,Mo:4%,B:18%のアモルファス合
金)などを用いることができる。
また、アモルファス金属薄膜は、アモルファス金属の粉
末を利用して形成してもよい。或は、アモルファス金属
からなる細線から編織物状、又は不織布状シートとし
て、これをアモルファス金属シートとして用いてもよ
い。
前述のようなアモルファス金属は磁性体であって、磁界
に対しすぐれたシールド効果を有している。
また、アモルファス金属薄膜は、その電磁生シールド性
に実質的な影響のない範囲内で、有孔薄膜であってもよ
い。
上述のエレクトロニクス機器の保護効果とは、電磁波シ
ールド手段により電磁波エネルギーを吸収したり、或は
反射したりして、エレクトロニクス機器に電磁波エネル
ギーの影響が及ばないようにする効果を云う。この電磁
波シールド手段による電磁波エネルギー減衰の程度は単
位デシベル(dB)で表わされ、電磁波シールド材料とし
てはこの数値が大きい程減衰効果が大きく、好ましいこ
とになる。
本発明方法によって形成される壁装材料において、その
電磁波シールド効果は、それに含まれているアモルファ
ス金属薄膜のシールド効果にほぼ依存し、一般に、10dB
以上であることが好ましく、30dB以上であることがより
好ましく、60dB以上であることが更に好ましい。
本発明方法において、アモルファス金属薄膜層は、100
μm以下の厚さを有することが好ましく、1〜50μmの
厚さを有することがより好ましく、5〜30μmの厚さを
有することが更に好ましい。
また、アモルファス金属薄膜含有芯層中に含まれる導電
性金属メッキ層は、0.1μm以上の厚さを有することが
好ましく、0.1〜5μm程度の厚さを有することがより
好ましい。
アモルファス金属薄膜層の厚さが100μmより大きくな
ると、その剛性が過大となり、変形しにくく、ドレープ
性が不十分となり、鋭利な切断面を形成して作業上危険
を生ずることがある。またアモルファス金属薄膜又は金
属メッキされたアモルファス金属薄膜の表面に防錆剤、
その他の薄い保護膜が形成されたものであっても良い。
これらのアモルファス金属材料は、前述のようにリボン
又は細幅シートの形状で供給されているので、本発明方
法に、これらを使用するためには、複数個のリボン状又
は小幅シート状アモルファス金属薄膜材料を互に並列に
配列し、それらの対向する側縁部を重ね合わせて接触さ
せるか或は半田又は導電性接(粘)着剤で接着して、所
望の幅を有するシート状体とする。
このとき、細幅シートの接合にあたり、接合部による凸
部の形成をできるだけ小さくするよう工夫することが好
ましい、また、この凸部を、壁下地面および壁紙層によ
りできるだけ吸収し、平坦な壁仕上面が形成されるよう
にすることが好ましい。
このために、アモルファス金属薄膜含有芯層は、アモル
ファス金属薄膜(金属メッキされているものを含む)
と、その少なくとも1面を被覆している可撓性樹脂被覆
層とを有し、それによりアモルファス金属薄膜層の凹凸
を吸収して平坦化されている。
このような可撓性樹脂としては、天然ゴム;ネオプレン
ゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、ハイパロン
その他の合成ゴム;およびPVC樹脂、エチレン−酢酸ビ
ニールコポリマー(EVA)樹脂、ポリアクリル樹脂、シ
リコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン(PE)
樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、ポリエステル樹脂、
フッ素含有樹脂その他の合成樹脂を用いることができ
る。このような材料からなる可撓性樹脂層は、得られる
壁装材料に所望の平坦性を付与し、加えて、所望の防水
性並びに難燃性や機械的強度などを与えるのに十分な厚
さ、例えば、0.05mm以上の、好ましくは0.05〜1.0mmの
厚さを有する。
これらの可撓性樹脂層は、上記の如きゴム又は樹脂のフ
ィルム、溶液、ペースト又はストレートなどを用い、公
知の方法、例えば、トッピング、カレンダリング、コー
ティング、ディッピングなどの方法によって、アモルフ
ァス金属含有芯層の表面上に形成することができる。こ
れらのゴム又は樹脂中には、可塑剤、安定剤、着色剤、
紫外線吸収剤などや他の機能付与剤、例えば防炎剤、難
燃化剤などが含まれていてもよい。
従来、金属箔の表面に対し、防錆、および腐食防止の目
的で1〜10μm程度の厚さの樹脂層を形成することが知
られているが、本発明方法の壁装材料においては、可撓
性樹脂被覆層は一般に30μm以上の厚さに形成され、こ
の厚さは、好ましくは50〜5000μmであり、更に好まし
くは100〜3000μm、より一層好ましくは200〜2000μm
である。従って、本発明方法に用いられる可撓性樹脂被
覆層は、従来の金属箔上に形成される防錆、腐食防止被
膜層とは明確に異るものである。また、本発明方法に用
いられる可撓性樹脂被覆層は、上記の厚さを有していて
も使用上十分な可撓性を示すことができ、アモルファス
金属薄膜含有芯層の取り扱いを容易にするものである。
可撓性樹脂被覆層は、アモルファス金属薄膜の両面に形
成されていて、その一つの上に壁紙層が形成されていて
もよいし、或は、アモルファス金属薄膜の1面上のみに
形成され、その上に壁紙層が形成されていてもよいし、
或は、アモルファス金属薄膜の1面上にのみ形成され、
他の面上に壁紙層が形成されていてもよい。
また、上記平坦化および補強の目的のために、アモルフ
ァス金属薄膜の少なくとも1面上に適度の厚さを有する
繊維布帛、例えば編織物、不織布、圧縮変形可能な紙又
はこれらの複合体層を貼着してアモルファス金属薄層含
有芯層を形成することが好ましい。アモルファス金属薄
膜含有芯層は、可撓性樹脂被覆層と、繊維布帛層の両者
を含むものであってもよい。上記の繊維布帛層を構成す
る繊維の種類、太さ、長さ、或は、繊維布帛の構造に格
別の限定はないが、防炎性、防水性を有するものである
ことが好ましい。
壁紙層は、紙、繊維布、プラスチックシート、その他壁
紙として使用し得る装飾材料を包含する。
本発明方法において壁下地表面に前述のようなアモルフ
ァス金属薄膜含有芯層が、要すれば接着剤又は粘着剤を
用いて形成される。この芯層は、予じめ、所定の構成に
形成されたものを壁下地表面に貼着してもよいし、ま
た、壁下地表面上において、所定の構成に順次に積層し
て形成されてもよい。
本発明方法において、2枚以上のアモルファス金属薄膜
含有芯層を並列に配列して壁下地表面上に貼着する際
に、互に隣接するアモルファス金属薄膜の端縁部を、露
出させ、これらを互に電磁気的に接合する。このために
端縁部を、重ね合わせて直接接触させてもよいし、これ
ら端縁部を半田、又は、導電性接着剤又は粘着剤で接合
してもよい。このとき、接合部により壁面上に、顕著な
隆起部が形成されないよう、例えばこの部分の樹脂被覆
層および/又は、繊維布帛層を除去するか、或は接着剤
又は粘着剤の塗布量を減少させるなどの措置をとること
が好ましい。
アモルファス金属薄膜含有芯層の壁下地表面への貼着操
作の前、又は、後に、要すれば接着剤又は粘着剤を用い
て、壁紙シートを貼着する。壁紙シートは、所望の構
成、厚さ、色、模様などを有する紙、プラスチックシー
ト、繊維布帛シートおよび装飾材料などから任意に選択
することができる。特に、アモルファス金属薄膜の接合
により壁面に隆起部が形成されるときは、隆起部の形成
が目立たないような構成、厚さ、色および模様を有する
壁紙シート、が選択されることが望ましい。
本発明方法に用いられる接着材料の種類には格別の限定
はなく、イソシアネート系接着材料、エポキシ系接着材
料、ポリアクリル系接着材料、ポリウレタン系接着材
料、ポリアミド系接着材料、ゴム系(特に合成ゴム系)
接着材料などのいづれを用いてもよい。また、アミノ
基、イミノ基、エチレンイミン残基、アルキレンジアミ
ン残基を含むアクリレート、アジリジニル基を含有する
アクリレート、アミノエステル変性ビニル重合体、芳香
族エポキシ接着剤、アミノ窒素含有メタクリレート重合
体、なども好ましい接着材料であるがその他の接着剤を
併用してもよい。
本発明方法により形成される壁装材料において、その用
途や、要求される性能に応じて各成分層を結着するため
の接着剤などの1つ以上を、導電性、又は半導電性化し
てもよく、或は、絶縁性にしてもよい。或は、各層に異
る導電性ないし絶縁性を付与して、これらを組合せても
よい。このようにすることによって種々な特性又は性能
を有する製品を得ることができる。
本発明方法により、芯層と壁紙シートとを順次に壁下地
表面に貼着するようにすることにより、直接積層完成品
壁紙を壁下地表面に貼着するときの問題点、すなわち、
積層完成品壁紙がロールから巻き戻されるとき、アモル
ファス金属薄膜含有芯層と壁紙シートとの接合が不均一
になり、壁紙シートにしわ、浮き、波打ち、凹凸が形成
され、仕上り壁面状態が不良となるという問題点は解消
され、平坦、均一、かつ美麗な壁面仕上りを得ることが
できる。また、アモルファス金属薄膜含有芯層は、比較
的高価であるので、この芯層と、壁紙シートとを別々に
ストックし、これらの組合せを、所望の色、柄、厚さ、
材料に応じて任意に定めることのできる本発明方法は、
壁装材料のストックコストを大幅に低下させるという利
点も有している。
〔実施例〕
本発明方法を実施例により更に説明する。
実施例1 アモルファス合金(Fe:81%,B:13.5%,Si:3.5%,C:2
%、商標:METGLAS No.2605SC,アライド社製、幅7.62c
m、厚さ25μmのリボン状体)の全表面に、厚さ1μm
の銅メッキを施した。この銅メッキされたアモルファス
合金リボンの13枚を、互に並列に配列し、それぞれの側
縁端を半田接合して幅約95cmの広幅シートを作成した。
この広幅アモルファス合金シートの両面に合成ゴム系接
着剤(商標:SC 12N、ソニーケミカル社製)を塗布し、
その一面にガラス繊維寒冷紗(商標:K−5210、カネボウ
硝子繊維社製、厚さ:0.12mm、目付:52g/m2、組織:から
み織、経:(10+10)本/25.4mm、緯:10本/25.4mm)を
貼着し、アモルファス合金シートの他の一面と、前記繊
維布帛層の表面とに厚さ0.05mmのポリ塩化ビニル樹脂フ
ィルムを貼着剤で貼着し、アモルファス金属薄膜含有芯
層を形成した。
上記アモルファス金属薄膜含有芯層を、シールドルーム
の壁面の全下地表面に粘着剤を用いて貼着した。このと
き、互に並列に配列された2枚以上のアモルファス金属
薄膜含有芯層の端縁部において、幅1.5cmにわたり、前
記ポリ塩化ビニル樹脂フィルム層および繊維布帛層を、
剥離してアモルファス金属薄膜を露出させ、これらが、
互に重なり合うようにし、この重合部分に存在する前記
樹脂フィルム層および繊維布帛層は除去された。
貼着されたアモルファス金属薄膜含有芯層の上に、任意
に選択された壁紙が貼着された。このとき、芯層の接合
部と壁紙の接合部とが、重なり合わないように芯層と壁
紙を配置した。
得られたシールドルームの壁面は平坦で均一かつ美麗な
外観を有し、かつ、良好な電磁波シールド性を示した。
比較のためにアモルファス金属薄膜を使用せずに壁紙の
み、およびアモルファス金属薄膜を有しない繊維布帛お
よびポリ塩化ビニルフィルムを下張りし、その上に壁紙
を貼着したところ、壁面の電磁波シールド性は不良であ
った。
更に、アモルファス金属薄膜含有芯層を、作成し、その
1面にポリ塩化ビニール壁紙を貼着し、その反対面に粘
着剤を塗布し、離型紙を重ねて得られた壁装材料積層完
成品を巻き取った。この積層完成品を延展し離型紙を除
去しながら従来方法により壁の下地表面に貼着した。得
られた壁面はいづれも良好な電磁波シールド性を示した
が、巻きじわ、巻きぐせが残り仕上り壁装表面に波打ち
が見られ、その外観は前述のものより若干劣っていた。
〔効 果〕
本発明方法によって形成されるアモルファス金属薄膜含
有壁装材料は、シールドルームなどの壁面を、電磁波シ
ールド性にするために極めて有用なものである。特に、
広い壁面に対し、複数枚の壁装材料を並列に配置して貼
着する場合、本発明方法により壁面上で壁装材料を形成
することにより、アモルファス金属薄膜の電磁気的接合
を容易、かつ、完全に達成することができ、かつ所望の
色および模様の壁面を任意に形成することができる。更
に、アモルファス金属薄膜は、可撓性樹脂被覆層により
補強されており、さらに必要により繊維布帛層を併用す
ることによりアモルファス金属薄膜の接合の際の破断を
防止し、かつ壁面の局部的隆起を少なくし、又は吸収し
てしまうことができる。
また、本発明の壁装材料形成方法は、アモルファス金属
薄膜含有芯層と、種々な色、模様、厚さ、材料などの異
る多種多様な壁紙シートを別々にストックし、所望に応
じて、これらを任意に組合せることを可能にするので、
高価な壁装材料のデッドストックを避け、ストックコス
トを著しく低減させるというメリットを有するものであ
る。また、上述のように、芯層と壁紙シートとを別々に
ストックスするので、事前に壁紙と芯層とを積層して巻
き取ることによって生ずる巻きじわ、巻きぐせを発生さ
せることがなく、またそれに伴う波打ち、凹凸などの形
成も防止できる。従って、本発明方法により平坦、均
一、かつ所望の美観を有する電磁波シールド性壁面を形
成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 9/00 N

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁下地表面に、互に並列に配列され、かつ
    互に電磁気的に接合している複数個のアモルファス金属
    薄膜細幅シートよりなるアモルファス金属薄膜と、この
    アモルファス金属薄膜の少なくとも1面を被覆している
    可撓性樹脂被覆層とを有するアモルファス金属薄膜含有
    芯層の2枚以上を互に並列に貼着し、このとき、前記2
    枚以上のアモルファス金属薄膜含有芯層の互に隣接する
    前記アモルファス金属薄膜の端縁部を露出させて、これ
    らを互に電磁気的に接合し、このようにして形成された
    一連のアモルファス金属薄膜含有芯層上に壁紙シートを
    貼着することを含む、壁面上において電磁波シールド性
    壁装材料を形成する方法。
  2. 【請求項2】前記アモルファス金属薄膜含有芯層におい
    て、アモルファス金属薄膜の少なくとも1面上に導電性
    金属メッキ層が形成されている特許請求の範囲第1項記
    載の方法。
  3. 【請求項3】前記壁下地表面と、前記アモルファス金属
    薄膜含有芯層とが接着剤または粘着剤により結着され
    る、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  4. 【請求項4】前記アモルファス金属薄膜含有芯層と、前
    記壁紙シートとを接着剤又は粘着剤により結着する、特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 【請求項5】複数枚の前記アモルファス金属薄膜含有芯
    層を壁下地面に並列に接合して貼着し、その上に複数枚
    の前記壁紙シートを並列に接合して貼着するに際し、前
    記複数枚の芯層の接合部および前記複数枚の壁紙シート
    の接合部のそれぞれが、互に重なることのないように、
    前記芯層および壁紙シートを配列する、特許請求の範囲
    第4項記載の方法。
  6. 【請求項6】前記アモルファス金属が、Feを主成分と
    し、これにB,Si,C,Co,NiおよびMoから選ばれた少なくと
    も1種が添加されたアモルファス合金から選ばれる、特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
  7. 【請求項7】前記複数個のアモルファス金属薄膜細幅シ
    ートが互に隣接する側縁部において互に接合されてい
    る、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  8. 【請求項8】前記アモルファス金属薄膜が100μm以下
    の厚さを有する、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  9. 【請求項9】前記アモルファス金属薄膜含有芯層中の導
    電性金属メッキ層が0.1μm以上の厚さを有する、特許
    請求の範囲第2項記載の方法。
  10. 【請求項10】前記可撓性樹脂被覆層が、天然ゴム、合
    成ゴム、ポリ塩化ビニル樹脂、エチレン−酢酸ビニル
    (EVA)共重合樹脂、ポリアクリル樹脂、シリコーン樹
    脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピ
    レン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、および
    フッ素含有樹脂から選ばれた少なくとも1種を含んでな
    る、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  11. 【請求項11】前記可撓性樹脂被覆層が、30μm以上の
    厚さを有する、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  12. 【請求項12】前記アモルファス金属薄膜含有芯層にお
    いて、前記アモルファス金属薄膜の両面が前記可撓性樹
    脂層により被覆されている、特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
  13. 【請求項13】前記アモルファス金属薄膜含有芯層の貼
    着において、前記アモルファス金属薄膜の1面を前記可
    撓性樹脂被覆層を介して前記壁下地表面に貼着し、他の
    1面上に前記壁紙シートを貼着する、特許請求の範囲第
    1項記載の方法。
  14. 【請求項14】前記アモルファス金属薄膜含有芯層の貼
    着において、前記アモルファス金属薄膜の1面上に前記
    可撓性樹脂被覆層を介して前記壁紙シートを貼着する、
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
  15. 【請求項15】前記アモルファス金属薄膜含有芯層にお
    いて、前記アモルファス金属薄膜の少なくとも1面上に
    繊維布帛層が直接的に、又は間接的に配置されている、
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
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