JPH077098A - 半導体装置用キャップ及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置用キャップ及びその製造方法

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JPH077098A
JPH077098A JP30504693A JP30504693A JPH077098A JP H077098 A JPH077098 A JP H077098A JP 30504693 A JP30504693 A JP 30504693A JP 30504693 A JP30504693 A JP 30504693A JP H077098 A JPH077098 A JP H077098A
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cap
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Takeshi Yoda
猛 依田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップ内での迷光を防止し、誤動作を防止
し、信頼性の高い半導体装置用キャップを提供する。 【構成】 キャップ本体21に耐蝕下地めっき皮膜23
が形成され、該耐蝕下地めっき皮膜23上に黒色ニッケ
ルめっき皮膜26が形成されている。耐蝕下地めっき皮
膜としては電解ニッケル、無電解ニッケル、電解ニッケ
ル−リン、電解ニッケル−ボロンが好適に使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置用キャップ及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LD(レーザーディスク)用の投受光装
置は、これが組み込まれる家電製品等が小型化すること
により、必然的に小型化の要請が強い。図4は上記の投
受光装置であり、ステム10の所要個所に投光用のレー
ザー素子11、受光用のレーザー素子12が搭載され、
これら素子を硬質ガラス等からなる光透過用窓体13を
有するキャップ14にて気密に封止している。15はレ
ーザ素子11、12に対応するモニター素子である。光
透過用窓体13はキャップ本体17の透孔18を覆って
低融点ガラス16にて溶着されている。19はホログラ
ムガラスである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】LD用の投受光装置は
従来、投光用、受光用がそれぞれ別個に設けられていた
が、昨今において、上記のように小型化の要請等から共
通のステム上に素子を搭載した投受光兼用の装置が開発
されている。このように装置が小型化していること、ま
た投受光兼用のものになってきていることで最大の問題
は、特に受光の際の迷光による誤動作の問題である。な
お、図5は光透過用窓体を有しないタイプのレーザ素子
搭載装置を示す。この装置ではホログラムガラス19を
樹脂系接着剤でキャップ本体17に接着保持している。
このように光透過用窓体を有しないキャップ14の場合
も上述したと同様な迷光による問題がある。
【0004】そこで本発明は上記問題点を解決すべくな
されたものであり、その目的とするところは、反射光を
吸収し、迷光を防止できる半導体装置用キャップ及びそ
の製造方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、半導体装置用キ
ャップにおいて、キャップ本体に耐蝕下地めっき皮膜が
形成され、該耐蝕下地めっき皮膜上に黒色ニッケルめっ
き皮膜が形成されていることを特徴とする。また、キャ
ップ本体に光透過用窓体が気密に封止されている半導体
装置用キャップにおいて、前記キャップ本体に耐蝕下地
めっき皮膜が形成され、該耐蝕下地めっき皮膜上に黒色
ニッケルめっき皮膜が形成されていることを特徴とす
る。また、前記耐蝕下地めっき皮膜が電解ニッケル、無
電解ニッケル、電解ニッケル−リンまたは電解ニッケル
−ボロンであることを特徴とする。また、半導体装置用
キャップの製造方法において、前記キャップ本体に耐蝕
下地めっき皮膜を形成し、該耐蝕下地めっき皮膜上に黒
色ニッケルめっき皮膜を形成した後、大気中で加熱処理
することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に係る半導体装置用キャップによれば、
キャップ表面に設けた黒色めっき皮膜により光反射を防
止して迷光の発生を極力防止でき、信頼性の高い半導体
装置用キャップを提供できる。また、光透過用窓体を取
り付けた半導体装置用のキャップの場合は、光透過用窓
体を固定する低融点ガラスの表面にも黒色ニッケルめっ
き皮膜が形成されるから、該膜が低融点ガラスの保護膜
として作用し、寿命の長い半導体装置用キャップを提供
できる。また、半導体装置用キャップの製造方法におい
て、黒色めっきを施した後に加熱処理を施すことによっ
てめっき皮膜からのガスの発生を防止し、レーザ素子を
実装した後のレーザ素子搭載装置の信頼性を向上させる
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は光透過用窓体付のレーザ
素子搭載装置用キャップの第1の実施例を示す。21は
キャップ本体であり、鉄−ニッケル合金、鉄−ニッケル
−コバルト合金等の金属からなる。キャップ本体21の
上面には透孔22が形成されている。キャップ本体21
には、まずその表面に耐蝕下地めっき皮膜23が形成さ
れる。この耐蝕下地めっきとしては電解ニッケルめっ
き、電解ニッケル−リンめっき、電解ニッケル−ボロン
めっき、あるいは無電解ニッケルめっきが好適である。
耐蝕下地めっき皮膜23の厚さは特に限定されないが、
2〜7μm程度でよい。
【0008】次いでキャップ本体21の透孔22を覆う
ように硬質ガラス等からなる光透過用窓体25が低融点
ガラス24により溶着される。この溶着温度は450〜
500℃程度である。このように光透過用窓体25を溶
着したキャップ本体21に電解黒色ニッケルめっきを施
し黒色ニッケルめっき皮膜26を形成する。電解黒色ニ
ッケルめっきには添加剤に硫化亜鉛を含むものや電解錫
−ニッケルめっきなどがある。低融点ガラス24中には
鉛成分が多く含有されているから、黒色ニッケルめっき
皮膜26は耐蝕下地めっき皮膜23上ばかりでなく、低
融点ガラス24の表面上にも析出し、薄い皮膜が形成さ
れる。電解黒色ニッケルめっきによる黒色ニッケルめっ
き皮膜26があまり厚いとキャップをステムに抵抗溶接
等で固定するキャッピングの際の障害となるので、その
厚さは0.1〜1.0μm程度が好適である。
【0009】上記のようにして作製したキャップをステ
ムにレーザー溶接により固定し、投受光特性を調べたと
ころ、特に受光の際、入光された光の反射光がキャップ
本体21の黒化処理された内面にて吸収され、迷光の発
生を防止できた。そして、通常、低融点ガラス24は湿
気等に弱く、経時的に徐々に気密性が劣化する傾向にあ
るが、本実施例では上記したように低融点ガラス24上
にも黒色ニッケルめっき皮膜26が形成されることか
ら、該皮膜が低融点ガラス24の保護膜として作用し、
低融点ガラス24の耐候性が格段に向上し、光装置の寿
命特性が改善された。
【0010】図2はレーザ素子搭載装置用キャップの第
2の実施例を示す。本実施例では、キャップ本体21を
炉中に入れて加熱して酸化し、表面に酸化皮膜(図示せ
ず)を形成し、この酸化皮膜を介して光透過用窓体25
を低融点ガラス24にてキャップ本体21に溶着する。
低融点ガラス24と酸化膜とのなじみがよいことから、
低融点ガラス24とキャップ本体21との密着性が良好
となる。
【0011】次いで、低融点ガラス24が溶着した部分
以外の酸化膜を除去した後、キャップ本体21の露出し
た表面上に耐蝕下地めっき皮膜23を形成する。耐蝕下
地めっき皮膜23は前記実施例と同様の電解ニッケルめ
っき皮膜等とする。そして前記実施例と同様にして、耐
蝕下地めっき皮膜23並びに低融点ガラス24上に黒色
ニッケルめっき皮膜26を形成する。黒色ニッケルめっ
きは電解黒色ニッケルめっき、電解錫−ニッケルめっき
などによる。本実施例の場合も、耐蝕下地めっき皮膜2
3および低融点ガラス24上に黒色ニッケルめっき皮膜
26が設けられるから、実施例1と同様に迷光の発生を
有効に防止することができる。また、黒色ニッケルめっ
き皮膜26が低融点ガラス24の保護膜として作用する
点も同様である。
【0012】図3はレーザ素子搭載装置用キャップで光
透過用窓体を有しないタイプの実施例を示す。この実施
例では、まずキャップ本体21に電解ニッケルめっき、
あるいは電解ニッケル−リンめっき等の耐蝕下地めっき
を施し、さらに黒色ニッケルめっきを施した後、加熱処
理して製品とする。耐蝕下地めっき皮膜23の厚さは2
〜7μm程度でよい。また、黒色ニッケルめっきは上記
実施例と同様に電解黒色ニッケルめっき、電解錫−ニッ
ケルめっき等が使用できる。黒色ニッケルめっき皮膜2
6の厚さは0.1〜1.0μm程度が好適である。
【0013】本実施例では黒色ニッケルめっきを施した
後に加熱処理を施すが、これは、レーザ素子を実装した
後、加熱状態になった際にめっき膜から水蒸気を含む酸
化性ガスが発生することを防止することを目的とする。
実施例では大気中で150℃、60分の熱処理を行っ
た。このように加熱処理を施すことによってめっき皮膜
からのガスの発生を防止し、レーザ素子搭載装置の信頼
性を向上させることができる。なお、この加熱処理は前
述した光透過用窓体を有するキャップについても同様に
適用して有効である。本実施例のレーザ素子搭載装置用
キャップも上記実施例と同様にキャップの表面に黒色ニ
ッケルめっき皮膜26を設けたことによって迷光の発生
を効果的に防止することができた。
【0014】上記各実施例において示したレーザ素子搭
載装置用キャップは、投受光兼用の装置ばかりでなく、
投光用、受光用専用の装置にも用いることができること
はもちろんである。またキャップ本体21の内面は鏡面
でなく、梨地加工等により表面を粗面にすることでさら
に光の吸収性を向上させることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置用キャップは、
上述したように、キャップ表面に黒色皮膜が形成される
ので、迷光の発生を極力防止することができ、誤動作等
を防止することができる。また、光透過用窓体を有する
キャップの場合には低融点ガラスの表面にも黒色ニッケ
ルめっき皮膜を形成でき、該皮膜が低融点ガラスの保護
膜として作用する結果、寿命の長い半導体装置用キャッ
プを提供できる。また、半導体装置用キャップの製造に
おいて、加熱処理を施すことによって半導体装置用キャ
ップの信頼性を向上させることができる等の著効を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ素子搭載装置用キャップの実施例を示す
断面図である。
【図2】レーザ素子搭載装置用キャップの実施例を示す
断面図である。
【図3】レーザ素子搭載装置用キャップの他の実施例を
示す断面図である。
【図4】従来のレーザ素子搭載装置の断面図である。
【図5】従来のレーザ素子搭載装置の断面図である。
【符号の説明】
21 キャップ本体 22 透孔 23 耐蝕下地めっき皮膜 24 低融点ガラス 25 光透過用窓体 26 黒色ニッケルめっき皮膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/12 J 7210−4M

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップ本体に耐蝕下地めっき皮膜が形
    成され、該耐蝕下地めっき皮膜上に黒色ニッケルめっき
    皮膜が形成されていることを特徴とする半導体装置用キ
    ャップ。
  2. 【請求項2】 キャップ本体に光透過用窓体が気密に封
    止されている半導体装置用キャップにおいて、 前記キャップ本体に耐蝕下地めっき皮膜が形成され、該
    耐蝕下地めっき皮膜上に黒色ニッケルめっき皮膜が形成
    されていることを特徴とする半導体装置用キャップ。
  3. 【請求項3】 耐蝕下地めっき皮膜が電解ニッケル、無
    電解ニッケル、電解ニッケル−リンまたは電解ニッケル
    −ボロンであることを特徴とする請求項1または2記載
    の半導体装置用キャップ。
  4. 【請求項4】 キャップ本体に耐蝕下地めっき皮膜を形
    成し、該耐蝕下地めっき皮膜上に黒色ニッケルめっき皮
    膜を形成した後、大気中で加熱処理することを特徴とす
    る半導体装置用キャップの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007094049A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Shinko Electric Ind Co Ltd 光学部品用キャップ及びその製造方法
US7448861B2 (en) 2003-06-26 2008-11-11 Nec Electronics Corporation Resin molded semiconductor device and mold

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