JPH0771563B2 - 人工歯根の製造方法及び人工歯根 - Google Patents
人工歯根の製造方法及び人工歯根Info
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- JPH0771563B2 JPH0771563B2 JP62166452A JP16645287A JPH0771563B2 JP H0771563 B2 JPH0771563 B2 JP H0771563B2 JP 62166452 A JP62166452 A JP 62166452A JP 16645287 A JP16645287 A JP 16645287A JP H0771563 B2 JPH0771563 B2 JP H0771563B2
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Description
本発明は、チタン又はチタン系合金インプラント材の改
良に係わるものであって、人工歯根の製造方法及びそれ
から得られる人工歯根に関する。
良に係わるものであって、人工歯根の製造方法及びそれ
から得られる人工歯根に関する。
従来、抜け歯を補うために、近接した天然歯に義歯をブ
リッヂすること等により対応してきたが、近年、天然歯
が不足する場合には、人工歯根を永久的に植込むインプ
ラント法が採用されつつある。インプラント法として
は、セラミックスやチタン系合金が使用されている。 チタン系合金は、生体とのなじみが良好で、且つ生体に
与える害のないことからインプラント材として、近年そ
の使用が拡大しつつある。しかしながら従来は、ロスト
ワックス鋳造法にて製造されていた。
リッヂすること等により対応してきたが、近年、天然歯
が不足する場合には、人工歯根を永久的に植込むインプ
ラント法が採用されつつある。インプラント法として
は、セラミックスやチタン系合金が使用されている。 チタン系合金は、生体とのなじみが良好で、且つ生体に
与える害のないことからインプラント材として、近年そ
の使用が拡大しつつある。しかしながら従来は、ロスト
ワックス鋳造法にて製造されていた。
ロストワックス鋳造法によると、人工歯根の形状に応じ
て鋳型を作成しなければならず、繁雑な型の製作を余儀
なくされ、多くの労力と時間を要する欠点があった。 また、溶湯の流し込みによるため、酸素や熱による変質
もおこりやすく、物性を阻害するおそれがあった。更
に、製造過程で不純物の混入を招きやすく、生体親和性
に悪影響を及ぼす危険がある。 本発明は、これらの問題点の解決法を提案するものであ
る。
て鋳型を作成しなければならず、繁雑な型の製作を余儀
なくされ、多くの労力と時間を要する欠点があった。 また、溶湯の流し込みによるため、酸素や熱による変質
もおこりやすく、物性を阻害するおそれがあった。更
に、製造過程で不純物の混入を招きやすく、生体親和性
に悪影響を及ぼす危険がある。 本発明は、これらの問題点の解決法を提案するものであ
る。
本発明の方法は、人工歯根をチタン又はチタン合金の圧
延、又は鍛造板材から数値制御プログラム(CNC)のワ
イヤカット放電加工法によって切り出し成形することを
特徴とするものである。 後に作用の項で詳述するが、このワイヤカット放電加工
法を用いると、従来にない優れた人工歯根の製品ができ
上がる。 すなわち、頭部、頸部、及び脚部を有するチタン又はチ
タン合金の人工歯根であって、該人工歯根の脚部はその
表面を5〜15μm Rmaxの凹凸面としてワイヤカット放電
加工により切出し成形してなる人工歯根であったり、人
工歯根の基本的な形態を同一とする単位人工歯根を連続
的にさせた形状を有する複数の人工歯根をワイヤカット
放電加工により切出し成形してなる人工歯根であった
り、あるいは人工歯根頭部の下部にはウィングを付与し
てワイヤカット放電加工により切出し成形してなる人工
歯根などである。 更に、脚部を、該部分を放電加工、特にワイヤカット放
電加工で加工成形することにより、表面に放電痕等の微
小凹凸を付与することは条件設定により極めて容易にで
きる。加えて、この脚部に2〜4mmφの貫通孔を付与す
るのは、骨との接触面積を拡大することによって、歯骨
との癒着が進行し易く接触も強固にするものであるが、
貫通孔が2mmφ以下では骨の把持面積が確保出来ず、歯
根が抜ける場合も生ずるので、2mmφ以上の大きさが必
要である。これら貫通孔もワイヤカット放電加工で微小
凹凸が自然に付与できる。 人工歯根の頭部にテーパを付与するのは、歯冠の嵌合を
容易にするためであり、頭部と頸部との境界にストッパ
を設けたのは、人工歯根の骨肉挿入時の初期の沈下を防
止するためである。更に、同一形状毎にユニット化する
ことにより、埋入部位、歯牙欠損形態に合わせて、適宜
連続化するなり、逆に連続化したものを分割して単一形
状で用いることも可能である。一方、骨質が悪く、初期
固定で不安定、或は咬合関係に不安要素がある場合に
は、頭部と本体とを2つに分割しておくことにより、埋
入時より骨梁が成長していく時期まで頭部は除いてお
き、歯根に咬合圧等が加わらないようにしておき、骨梁
がしっかり成長した後に頭部を二次的に付与するように
することによって、より最適な治療を施すことが可能と
なる。
延、又は鍛造板材から数値制御プログラム(CNC)のワ
イヤカット放電加工法によって切り出し成形することを
特徴とするものである。 後に作用の項で詳述するが、このワイヤカット放電加工
法を用いると、従来にない優れた人工歯根の製品ができ
上がる。 すなわち、頭部、頸部、及び脚部を有するチタン又はチ
タン合金の人工歯根であって、該人工歯根の脚部はその
表面を5〜15μm Rmaxの凹凸面としてワイヤカット放電
加工により切出し成形してなる人工歯根であったり、人
工歯根の基本的な形態を同一とする単位人工歯根を連続
的にさせた形状を有する複数の人工歯根をワイヤカット
放電加工により切出し成形してなる人工歯根であった
り、あるいは人工歯根頭部の下部にはウィングを付与し
てワイヤカット放電加工により切出し成形してなる人工
歯根などである。 更に、脚部を、該部分を放電加工、特にワイヤカット放
電加工で加工成形することにより、表面に放電痕等の微
小凹凸を付与することは条件設定により極めて容易にで
きる。加えて、この脚部に2〜4mmφの貫通孔を付与す
るのは、骨との接触面積を拡大することによって、歯骨
との癒着が進行し易く接触も強固にするものであるが、
貫通孔が2mmφ以下では骨の把持面積が確保出来ず、歯
根が抜ける場合も生ずるので、2mmφ以上の大きさが必
要である。これら貫通孔もワイヤカット放電加工で微小
凹凸が自然に付与できる。 人工歯根の頭部にテーパを付与するのは、歯冠の嵌合を
容易にするためであり、頭部と頸部との境界にストッパ
を設けたのは、人工歯根の骨肉挿入時の初期の沈下を防
止するためである。更に、同一形状毎にユニット化する
ことにより、埋入部位、歯牙欠損形態に合わせて、適宜
連続化するなり、逆に連続化したものを分割して単一形
状で用いることも可能である。一方、骨質が悪く、初期
固定で不安定、或は咬合関係に不安要素がある場合に
は、頭部と本体とを2つに分割しておくことにより、埋
入時より骨梁が成長していく時期まで頭部は除いてお
き、歯根に咬合圧等が加わらないようにしておき、骨梁
がしっかり成長した後に頭部を二次的に付与するように
することによって、より最適な治療を施すことが可能と
なる。
本発明のワイヤカット放電加工法を用いると、ロストワ
ックス鋳造法に比較して金属の劣化が少なく伸率が高い
ため良好な可撓性が得られ、挿入時や挿入後、上部構造
を付与して咬合圧が加わった時点でも破損する危険が少
ないといった利点がある。この他、ワイヤカット放電加
工が超純水中での高密度エネルギー加工なため、素材が
殺菌されるという副次的作用もある。 更に、ワイヤカット放電加工法は、CNC加工であるた
め、簡単なプログラムの修正によって形状、大きさ等の
変更が容易であり多種多様なニーズに対応した患者のデ
ータベースが出来、患者の顎骨形態に最適の形状を与え
ることができ、より良好な治療を施すといった利点があ
る。 人工歯根については、ワイヤカット放電加工によって脚
部の表面が5〜15μm Rmaxの凹凸面となるので、骨との
癒着が良好となる。単位人工歯根の連続体は顎骨内埋入
部位や歯牙欠損の状態に応じた頭部の数を任意に選択で
きる。頭部の下部にウイングのある人工歯根は頭部の埋
没を防ぎ、安定性の高いものとなる。 これら各種の要求に応じた加工がCNCワイヤカット放電
加工によって容易にできるのである。
ックス鋳造法に比較して金属の劣化が少なく伸率が高い
ため良好な可撓性が得られ、挿入時や挿入後、上部構造
を付与して咬合圧が加わった時点でも破損する危険が少
ないといった利点がある。この他、ワイヤカット放電加
工が超純水中での高密度エネルギー加工なため、素材が
殺菌されるという副次的作用もある。 更に、ワイヤカット放電加工法は、CNC加工であるた
め、簡単なプログラムの修正によって形状、大きさ等の
変更が容易であり多種多様なニーズに対応した患者のデ
ータベースが出来、患者の顎骨形態に最適の形状を与え
ることができ、より良好な治療を施すといった利点があ
る。 人工歯根については、ワイヤカット放電加工によって脚
部の表面が5〜15μm Rmaxの凹凸面となるので、骨との
癒着が良好となる。単位人工歯根の連続体は顎骨内埋入
部位や歯牙欠損の状態に応じた頭部の数を任意に選択で
きる。頭部の下部にウイングのある人工歯根は頭部の埋
没を防ぎ、安定性の高いものとなる。 これら各種の要求に応じた加工がCNCワイヤカット放電
加工によって容易にできるのである。
以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。 第1図は、本発明人工歯根(インプラント)の正面図
(頬舌側観図)、第2図A,Bは、夫々側面図(近遠心観
図)で、補綴物の装着に好ましいようにテーパを付け円
錐台状とした頭部1、頸部2、及び脚部3の一体結合体
から成り、1個の脚部3に体する頭部1の数は任意に選
定される。 即ち、頭部1、頸部2、及び脚部3から成る本発明人工
歯根の正面図、及び側面図の基本的な形態、パターンは
同一であるが、各部の寸法は、例えば歯骨内埋入部位や
歯牙欠損の状態等に合わせて、頭部1の数、頭部、頸
部、及び脚部の上下、及び左右間各寸法、板厚(近遠心
側径)等は、変更選定されるものである。しかし、この
人工歯根は、純チタン又はチタン合金(例えばNi−Ti合
金)の約1.2〜2.5mm厚の圧延、又は鍛造板材から成り、
かかる板材の1枚、1枚から、又は所望枚数積層一体化
した状態で、例えば特公昭56−16007号公報、同55−468
06号公報等に記載された数値制御(CNC)のワイヤカッ
ト放電加工法によって、所定の形状、寸法に切り出し加
工成形されるものである。又、脚部3の上下方向角部3a
と底部3b間の平坦面部分には、前述したように埋入後歯
骨との結合を強固にする2〜4mmφ程度の貫通孔3Aが分
布して形成してあり、この貫通孔3Aは機械加工や電解加
工、電子ビーム加工やレーザビーム加工等によって加工
形成するようにしても良いが、例えば特開昭56−69033
号公報に記載の如き放電細孔加工法によって加工成形す
るようにすれば、貫通孔3Aの内壁面が放電加工の微小凹
凸面となって表面積が増大し、顎骨との癒着結合が、良
好に行なわれるから好ましい。板材からワイヤカット放
電加工によって第1図、第2図の如き人工歯根を切り出
し加工成形すると、第1図の正面図に於いて、輪郭外周
側面の板厚部分の表面は、上記したワイヤカット放電加
工面となるが、表裏両面は圧延又は鍛造平面であるか
ら、この表裏両面に対し、例えば特開昭56−9129号公報
や同56−21733号公報に記載の如きワイヤカット放電加
工のセカンドカット加工法や同59−88221号公報に記載
のワイヤカット放電加工による表面加工方法、或は、又
通常の総型電極や表面走査加工用棒状電極による放電加
工により、上記表裏両面を放電加工の微小凹凸面3Bに加
工することが好ましいものである。この微小凹凸面は、
ワイヤカット放電加工に際し、ギャップに5〜30μFの
コンデンサを接続して加工するようにすると、月面クレ
ータ状の放電加工面となる。そして、各クレータ状の放
電加工面の各クレータの凹部は、その口径をD、深さを
Hとすると、その比D/H=50〜70で、脚部3の表面とし
て好ましい微小凹凸形状、寸法となった。 第3図は、前記の人工歯根を頭部1並設方向に長尺を造
るようにした場合の例で、例えば切り込みやミシン目の
如き切断部3Cが所定の間隔で設けてあり、歯骨内埋入部
位や歯牙欠損の状態に応じた頭部1が1個の部分3C−
1、2個の部分3C−2、及び3個の部分3C−3が適宜選
択して使用し得るように構成したものである。 第4図A及びBは他の実施例の説明正面図と上面図で骨
質が悪く固定が不安定なもの、或は咬合関係に不安要素
がある場合に頭部1を脚部3及び頸部2に一体の固定部
1Bと、該固定部1Bに対し着脱可能な着脱部1Aとから構成
し、人工歯根の埋入時により骨梁が成長してくる時期ま
で着脱部1Aを取り除いておいて、咬合圧等が埋入人工歯
根に作用しないようにしようとするものである。しか
し、着脱部1Aの固定部1Bに対する着装固定は、図示では
固定部1B側の嵌合孔と、着脱部1A側の嵌合突部1Cとの嵌
合回転による着脱であるが、この連結結合固定には各種
の形状の嵌合固定、さらには接着剤を共用したり、或は
ネジ等による機械的結合や溶接等も利用することができ
る。なお、第4図A中の1点鎖線は顎骨4の上部レベル
を示す。 第5図A及びBは、他の実施例の人工歯根の部分的斜視
図と使用状態の斜視図で、上顎骨等で骨が粗造な場合
や、骨内埋入時の初期に人工歯根が沈下、埋没等してし
まうのを防止するために頭部1の基礎近傍に骨間開創4D
に直角な方向に延びる翼状物をストッパ1Dとして前記直
角方向の一方又は両方に形成した場合の例を示す。 このストッパ1Dは、第5図Bに示すように、歯骨肩部4A
に対して施術した人工歯根を挿入する骨間開創4Bにかた
がって歯骨肩部4Aに乗り、人工歯根の頭部1の沈下又は
埋没を防止するもである。 次にワイヤカット放電加工法で加工した伸び試験の結果
を従来の型彫りのものと比較して第1表に示す。 鋳造 引張り強さ 伸び マグネシア系鋳型材 490〜539Mpa 9.43% リン酸塩系鋳型材 509.6Mpa 2% この結果から明らかなように、ワイヤカット放電加工で
は金属チタンのもつ性質をそのまま加工後も維持する
が、鋳造法では空気中の酸素と熱等により変質して伸び
の性質が若干低下し、曲げに対する脆さが幾分増大する
傾向にある。これは、人工歯根を医療用ペンチ等で湾曲
するような際にクラックが入るおそれが生じるので好ま
しくないが、本方法ではこのような伸びの劣化が抑えら
れるのである。 なお、第1表の欄外に他の材料による鋳造材の物性を比
較のため他のデータから転記したが、これらの材料に比
べて純チタンが物性的にも人工歯根として優れているこ
とがわかる。
(頬舌側観図)、第2図A,Bは、夫々側面図(近遠心観
図)で、補綴物の装着に好ましいようにテーパを付け円
錐台状とした頭部1、頸部2、及び脚部3の一体結合体
から成り、1個の脚部3に体する頭部1の数は任意に選
定される。 即ち、頭部1、頸部2、及び脚部3から成る本発明人工
歯根の正面図、及び側面図の基本的な形態、パターンは
同一であるが、各部の寸法は、例えば歯骨内埋入部位や
歯牙欠損の状態等に合わせて、頭部1の数、頭部、頸
部、及び脚部の上下、及び左右間各寸法、板厚(近遠心
側径)等は、変更選定されるものである。しかし、この
人工歯根は、純チタン又はチタン合金(例えばNi−Ti合
金)の約1.2〜2.5mm厚の圧延、又は鍛造板材から成り、
かかる板材の1枚、1枚から、又は所望枚数積層一体化
した状態で、例えば特公昭56−16007号公報、同55−468
06号公報等に記載された数値制御(CNC)のワイヤカッ
ト放電加工法によって、所定の形状、寸法に切り出し加
工成形されるものである。又、脚部3の上下方向角部3a
と底部3b間の平坦面部分には、前述したように埋入後歯
骨との結合を強固にする2〜4mmφ程度の貫通孔3Aが分
布して形成してあり、この貫通孔3Aは機械加工や電解加
工、電子ビーム加工やレーザビーム加工等によって加工
形成するようにしても良いが、例えば特開昭56−69033
号公報に記載の如き放電細孔加工法によって加工成形す
るようにすれば、貫通孔3Aの内壁面が放電加工の微小凹
凸面となって表面積が増大し、顎骨との癒着結合が、良
好に行なわれるから好ましい。板材からワイヤカット放
電加工によって第1図、第2図の如き人工歯根を切り出
し加工成形すると、第1図の正面図に於いて、輪郭外周
側面の板厚部分の表面は、上記したワイヤカット放電加
工面となるが、表裏両面は圧延又は鍛造平面であるか
ら、この表裏両面に対し、例えば特開昭56−9129号公報
や同56−21733号公報に記載の如きワイヤカット放電加
工のセカンドカット加工法や同59−88221号公報に記載
のワイヤカット放電加工による表面加工方法、或は、又
通常の総型電極や表面走査加工用棒状電極による放電加
工により、上記表裏両面を放電加工の微小凹凸面3Bに加
工することが好ましいものである。この微小凹凸面は、
ワイヤカット放電加工に際し、ギャップに5〜30μFの
コンデンサを接続して加工するようにすると、月面クレ
ータ状の放電加工面となる。そして、各クレータ状の放
電加工面の各クレータの凹部は、その口径をD、深さを
Hとすると、その比D/H=50〜70で、脚部3の表面とし
て好ましい微小凹凸形状、寸法となった。 第3図は、前記の人工歯根を頭部1並設方向に長尺を造
るようにした場合の例で、例えば切り込みやミシン目の
如き切断部3Cが所定の間隔で設けてあり、歯骨内埋入部
位や歯牙欠損の状態に応じた頭部1が1個の部分3C−
1、2個の部分3C−2、及び3個の部分3C−3が適宜選
択して使用し得るように構成したものである。 第4図A及びBは他の実施例の説明正面図と上面図で骨
質が悪く固定が不安定なもの、或は咬合関係に不安要素
がある場合に頭部1を脚部3及び頸部2に一体の固定部
1Bと、該固定部1Bに対し着脱可能な着脱部1Aとから構成
し、人工歯根の埋入時により骨梁が成長してくる時期ま
で着脱部1Aを取り除いておいて、咬合圧等が埋入人工歯
根に作用しないようにしようとするものである。しか
し、着脱部1Aの固定部1Bに対する着装固定は、図示では
固定部1B側の嵌合孔と、着脱部1A側の嵌合突部1Cとの嵌
合回転による着脱であるが、この連結結合固定には各種
の形状の嵌合固定、さらには接着剤を共用したり、或は
ネジ等による機械的結合や溶接等も利用することができ
る。なお、第4図A中の1点鎖線は顎骨4の上部レベル
を示す。 第5図A及びBは、他の実施例の人工歯根の部分的斜視
図と使用状態の斜視図で、上顎骨等で骨が粗造な場合
や、骨内埋入時の初期に人工歯根が沈下、埋没等してし
まうのを防止するために頭部1の基礎近傍に骨間開創4D
に直角な方向に延びる翼状物をストッパ1Dとして前記直
角方向の一方又は両方に形成した場合の例を示す。 このストッパ1Dは、第5図Bに示すように、歯骨肩部4A
に対して施術した人工歯根を挿入する骨間開創4Bにかた
がって歯骨肩部4Aに乗り、人工歯根の頭部1の沈下又は
埋没を防止するもである。 次にワイヤカット放電加工法で加工した伸び試験の結果
を従来の型彫りのものと比較して第1表に示す。 鋳造 引張り強さ 伸び マグネシア系鋳型材 490〜539Mpa 9.43% リン酸塩系鋳型材 509.6Mpa 2% この結果から明らかなように、ワイヤカット放電加工で
は金属チタンのもつ性質をそのまま加工後も維持する
が、鋳造法では空気中の酸素と熱等により変質して伸び
の性質が若干低下し、曲げに対する脆さが幾分増大する
傾向にある。これは、人工歯根を医療用ペンチ等で湾曲
するような際にクラックが入るおそれが生じるので好ま
しくないが、本方法ではこのような伸びの劣化が抑えら
れるのである。 なお、第1表の欄外に他の材料による鋳造材の物性を比
較のため他のデータから転記したが、これらの材料に比
べて純チタンが物性的にも人工歯根として優れているこ
とがわかる。
以上のように本発明はワイヤカット放電加工を利用する
ことにより、チタン又はチタン合金の圧延又は鍛造板材
から人工歯根を切り出し成形するようにしたので、ロス
トワックス等の鋳造材による場合に比較し、柔らかく伸
びがあるため曲げ加工や曲げ成形が容易で破損すること
が少ない等、材料金属の物性を鋳造材に比較して低下さ
せることがなく好ましいものであり、又表面積を増大し
た微小凹凸面であるから顎骨との癒着が容易で、且つ強
固にできる等の利点がある。加えて、本発明のワイヤカ
ット放電加工を用いる方法は、NCプログラムの変更によ
り、形状変化に対し容易に対処できるため、製造コスト
の低減にも役立つのである。
ことにより、チタン又はチタン合金の圧延又は鍛造板材
から人工歯根を切り出し成形するようにしたので、ロス
トワックス等の鋳造材による場合に比較し、柔らかく伸
びがあるため曲げ加工や曲げ成形が容易で破損すること
が少ない等、材料金属の物性を鋳造材に比較して低下さ
せることがなく好ましいものであり、又表面積を増大し
た微小凹凸面であるから顎骨との癒着が容易で、且つ強
固にできる等の利点がある。加えて、本発明のワイヤカ
ット放電加工を用いる方法は、NCプログラムの変更によ
り、形状変化に対し容易に対処できるため、製造コスト
の低減にも役立つのである。
第1図は、本発明人工歯根を頬舌側から観た正面図であ
り、第2図A,Bは近遠心側から観た側面図である。 第3図は、同一形式で連続化したものの正面図である。 第4図Aは、頭部とそれ以外の部とを分割した例の正面
図、Bは同頭部の平面図である。 第5図Aは、頭部の下部にウイングを付与したものの部
分斜視図、Bはこれを骨間開創に埋入したところを示す
斜視図である。 (1)頭部、(1A)着脱部 (1B)固定部、(2)頸部 (3)脚部、(3A)貫通孔 (3B)微小凹凸面、(3C)切断部 (4)顎骨
り、第2図A,Bは近遠心側から観た側面図である。 第3図は、同一形式で連続化したものの正面図である。 第4図Aは、頭部とそれ以外の部とを分割した例の正面
図、Bは同頭部の平面図である。 第5図Aは、頭部の下部にウイングを付与したものの部
分斜視図、Bはこれを骨間開創に埋入したところを示す
斜視図である。 (1)頭部、(1A)着脱部 (1B)固定部、(2)頸部 (3)脚部、(3A)貫通孔 (3B)微小凹凸面、(3C)切断部 (4)顎骨
Claims (4)
- 【請求項1】頭部、頸部、及び脚部を有する人工歯根の
製造に際して、チタン又はチタン合金の圧延又は鍛造板
材から数値制御プログラムのワイヤカット放電加工法に
よって切出し成形することを特徴とする人工歯根の製造
方法。 - 【請求項2】頭部、頸部、及び脚部を有するチタン又は
チタン合金の人工歯根であって、該人工歯根の脚部はそ
の表面を5〜15μm Rmaxの凹凸面としてワイヤカット放
電加工により切出し成形してなる人工歯根。 - 【請求項3】頭部、頸部、及び脚部を有するチタン又は
チタン合金の人工歯根であって、該人工歯根の基本的な
形態を同一とする単位人工歯根を連続的にさせた形状を
有する複数の人工歯根をワイヤカット放電加工により切
出し成形してなる人工歯根。 - 【請求項4】頭部、頸部、及び脚部を有するチタン又は
チタン合金の人工歯根であって、該人工歯根頭部の下部
にはウィングを付与してワイヤカット放電加工により切
出し成形してなる人工歯根。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62166452A JPH0771563B2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | 人工歯根の製造方法及び人工歯根 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62166452A JPH0771563B2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | 人工歯根の製造方法及び人工歯根 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6411539A JPS6411539A (en) | 1989-01-17 |
| JPH0771563B2 true JPH0771563B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=15831667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62166452A Expired - Fee Related JPH0771563B2 (ja) | 1987-07-03 | 1987-07-03 | 人工歯根の製造方法及び人工歯根 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0771563B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60137738A (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-22 | Honshu Paper Co Ltd | パルプシ−ト等の平板の供給装置 |
| JP6893838B2 (ja) * | 2017-07-12 | 2021-06-23 | 日本ピストンリング株式会社 | インプラントの表面構造およびインプラントの表面構造の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3544123A1 (de) * | 1985-12-13 | 1987-06-19 | Herbert Walter | Verfahren und vorrichtung zur herstellung von zahnersatz |
-
1987
- 1987-07-03 JP JP62166452A patent/JPH0771563B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6411539A (en) | 1989-01-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |