JPH0771690B2 - 導電用耐熱アルミニウム合金線の製造方法 - Google Patents
導電用耐熱アルミニウム合金線の製造方法Info
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- JPH0771690B2 JPH0771690B2 JP61001862A JP186286A JPH0771690B2 JP H0771690 B2 JPH0771690 B2 JP H0771690B2 JP 61001862 A JP61001862 A JP 61001862A JP 186286 A JP186286 A JP 186286A JP H0771690 B2 JPH0771690 B2 JP H0771690B2
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- JP
- Japan
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- wire
- aluminum alloy
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- alloy wire
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は優れた導電性と耐熱性を共有する送電および配
電用の耐熱アルミニウム合金線の製造方法に関するもの
であり、近年、送電容量の増大に伴つて要望されている
送電線の使用温度の向上化に対応しようとするものであ
る。
電用の耐熱アルミニウム合金線の製造方法に関するもの
であり、近年、送電容量の増大に伴つて要望されている
送電線の使用温度の向上化に対応しようとするものであ
る。
「従来の技術」 従来よりこの種のアルミニウム合金線として、Al中にZr
を固溶限(0.28%)までの所要量固溶させて耐熱性を向
上させたAl−Zr系合金、あるいは、AlにMgやSiを添加し
て引張り強さを向上させたAl−Mg−Si系合金が知られて
いる。
を固溶限(0.28%)までの所要量固溶させて耐熱性を向
上させたAl−Zr系合金、あるいは、AlにMgやSiを添加し
て引張り強さを向上させたAl−Mg−Si系合金が知られて
いる。
「発明が解決しようとする問題点」 前記Al−Zr系合金線にあつては、Zrの固溶限までの範囲
でZrを添加することによつて耐熱性は向上するものの、
Zrの添加量の増大に伴い導電率が大幅に低下し、引張り
強さの向上割合が少ないという問題があり、更に耐熱性
の向上にも限界があるといつた問題を有している。ま
た、前記Al−Mg−Si系合金にあつては、Mg,Siの添加量
向上とともに引張り強さは向上するものの、導電率の低
下割合が大きく、耐熱性の向上割合も小さい問題があ
る。
でZrを添加することによつて耐熱性は向上するものの、
Zrの添加量の増大に伴い導電率が大幅に低下し、引張り
強さの向上割合が少ないという問題があり、更に耐熱性
の向上にも限界があるといつた問題を有している。ま
た、前記Al−Mg−Si系合金にあつては、Mg,Siの添加量
向上とともに引張り強さは向上するものの、導電率の低
下割合が大きく、耐熱性の向上割合も小さい問題があ
る。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、Mg、Si、
Zr等の元素を適宜添加した従来の高導電用アルミ合金線
並の60%あるいはそれ以上の高導電率と高強度を有し、
しかも、前記元素を添加した従来の耐熱性アルミ合金線
と同等の耐熱性を併せ持つ送電および配電用のアルミニ
ウム合金線を提供することを目的とする。
Zr等の元素を適宜添加した従来の高導電用アルミ合金線
並の60%あるいはそれ以上の高導電率と高強度を有し、
しかも、前記元素を添加した従来の耐熱性アルミ合金線
と同等の耐熱性を併せ持つ送電および配電用のアルミニ
ウム合金線を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、前記問題点を解決するために、0.1〜0.3%
(重量%,以下同じ)のFeと通常のアルミニウム地金に
含有されるSi等の不可避不純物からなるAl合金溶湯を鋳
造し、凝固直後に550〜400℃の間の温度で熱間加工を開
始し、熱間加工量80%以上で荒引線を製造した後、更に
該荒引線に対し、加工度70%以上の冷間伸線加工を行つ
てアルミニウム合金線を得るものである。
(重量%,以下同じ)のFeと通常のアルミニウム地金に
含有されるSi等の不可避不純物からなるAl合金溶湯を鋳
造し、凝固直後に550〜400℃の間の温度で熱間加工を開
始し、熱間加工量80%以上で荒引線を製造した後、更に
該荒引線に対し、加工度70%以上の冷間伸線加工を行つ
てアルミニウム合金線を得るものである。
本発明において、0.1〜0.3重量%のFeのみを含有したAl
合金を使用する理由は、アルミニウム地金中に地元素を
添加した場合、熱処理を施さない限り導電率が低下する
ためであるといつた理由と、FeはZrに比較して耐熱性の
向上に貢献する程度は小さいものの導電性を損なう程度
が小さいために、導電率の確保と耐熱性の向上の両方の
要求を満たすためである。
合金を使用する理由は、アルミニウム地金中に地元素を
添加した場合、熱処理を施さない限り導電率が低下する
ためであるといつた理由と、FeはZrに比較して耐熱性の
向上に貢献する程度は小さいものの導電性を損なう程度
が小さいために、導電率の確保と耐熱性の向上の両方の
要求を満たすためである。
そして、Feの含有量を0.1〜0.3重量%と規定したのは、
含有量が0.1重量%未満では耐熱アルミニウム合金線と
して必要な強度と耐熱性が得られないためであり、含有
量が0.3重量%を越えると導電率が低くなつて所望の電
気用アルミニウム地金相当の導電率が得られないためで
ある。
含有量が0.1重量%未満では耐熱アルミニウム合金線と
して必要な強度と耐熱性が得られないためであり、含有
量が0.3重量%を越えると導電率が低くなつて所望の電
気用アルミニウム地金相当の導電率が得られないためで
ある。
更に、熱間加工開始温度を400℃以上に規定したのは、4
00℃未満の温度では圧延温度が低く圧延途中に圧延割れ
等の障害を生じるためであり、また優れた伸び特性を出
すためにも400℃であることが必要である。また、熱間
加工開始温度の上限を550℃に規定したのは、これ以上
の温度では荒引線の十分な強度が得られないためであ
る。
00℃未満の温度では圧延温度が低く圧延途中に圧延割れ
等の障害を生じるためであり、また優れた伸び特性を出
すためにも400℃であることが必要である。また、熱間
加工開始温度の上限を550℃に規定したのは、これ以上
の温度では荒引線の十分な強度が得られないためであ
る。
さらに、熱間加工量を80%以上と規定したのは、これよ
り低い加工量では熱間加工歪が少なく荒引線の十分な強
度が得られないためであり、冷間伸線加工量を70%以上
としたのは、70%未満では冷間加工歪量が小さく、素線
の強度が不足するためである。
り低い加工量では熱間加工歪が少なく荒引線の十分な強
度が得られないためであり、冷間伸線加工量を70%以上
としたのは、70%未満では冷間加工歪量が小さく、素線
の強度が不足するためである。
なお、前記アルミニウム合金線を仕上がり線径まで縮径
した後に、120〜280℃で30分から5時間の熱処理を施す
ことにより、Feの低温時効効果によつて伸線加工の引き
上がり時より更に引張り強さと耐熱性の向上をなした耐
熱アルミニウム合金線をうることができる。
した後に、120〜280℃で30分から5時間の熱処理を施す
ことにより、Feの低温時効効果によつて伸線加工の引き
上がり時より更に引張り強さと耐熱性の向上をなした耐
熱アルミニウム合金線をうることができる。
即ち本発明によれば、添加する成分がFeであつて、前記
した温度で熱間加工と冷間加工を行うものであり、特別
な設備を必要としないために、導電率が高く耐熱性の優
秀なアルミニウム合金線を容易に低コストで製造できる
特徴がある。
した温度で熱間加工と冷間加工を行うものであり、特別
な設備を必要としないために、導電率が高く耐熱性の優
秀なアルミニウム合金線を容易に低コストで製造できる
特徴がある。
「実施例1」 Fe0.113重量%(以下%と略す)、Si0.038%,V0.001%,
Ti0%,Cu0%,Zr0%,残部Feの組成を有する電気軟アル
ミの母材を黒鉛るつぼで溶解し、これにAl−10%Fe合金
を所要量添加した後沈静させ、第1図に示す金型1に鋳
物込む。この際、金型1に鋳込む溶湯は添加するAl−10
%Fe合金の量によつてFe含有量の異なる溶湯(Fe含有量
0.175%と0.25%と0.225%の溶湯)を作成する。そして
これら各種の溶湯を多数用意した金型1の各々に鋳込
み、各金型1の第1図に示す真直部分(直径20mm)の約
600mmを切り出して510℃に加熱し、次いで後述するよう
にスエージング加工を施し、口出し伸線機を用いて直径
2.9mmの線材試料を作成した。これら直径2.9mmの試料の
作成には、前記鋳造後の直径20mmの線材を510℃におい
てスエージング装置により1回あたりの圧下率20%ずつ
でスエージング加工を施して直径9.5mmの線材を得、こ
の線材に口出し伸線機により1回あたりの圧下率20%で
伸線加工を施して直径6.4mmの線材を得、更にこの線材
を口出し伸線機を用いて1回あたりの圧下率20%で伸線
加工を施して前記直径2.9mmの線材試料を得た。
Ti0%,Cu0%,Zr0%,残部Feの組成を有する電気軟アル
ミの母材を黒鉛るつぼで溶解し、これにAl−10%Fe合金
を所要量添加した後沈静させ、第1図に示す金型1に鋳
物込む。この際、金型1に鋳込む溶湯は添加するAl−10
%Fe合金の量によつてFe含有量の異なる溶湯(Fe含有量
0.175%と0.25%と0.225%の溶湯)を作成する。そして
これら各種の溶湯を多数用意した金型1の各々に鋳込
み、各金型1の第1図に示す真直部分(直径20mm)の約
600mmを切り出して510℃に加熱し、次いで後述するよう
にスエージング加工を施し、口出し伸線機を用いて直径
2.9mmの線材試料を作成した。これら直径2.9mmの試料の
作成には、前記鋳造後の直径20mmの線材を510℃におい
てスエージング装置により1回あたりの圧下率20%ずつ
でスエージング加工を施して直径9.5mmの線材を得、こ
の線材に口出し伸線機により1回あたりの圧下率20%で
伸線加工を施して直径6.4mmの線材を得、更にこの線材
を口出し伸線機を用いて1回あたりの圧下率20%で伸線
加工を施して前記直径2.9mmの線材試料を得た。
これらの線材試料について、引張り強さ(σΒ)と伸び
(δ)と導電率(λ)と耐熱性(HR)の各特性を測定し
た結果を第2図ないし第5図に示す。各特性の測定にお
いて、引張り強さと伸びにおいてはアムスラー引張り試
験を行い、導電率の測定は、恒温油槽中に線材試料を浸
漬し、20℃との温度差は硬アルミ線の抵抗温度係数で補
正してダブルブリッジ法により測定するものとした。ま
た、耐熱性は230℃で1時間加熱した後の強度残存率で
評価した。即ち、 HR={(σΒ)heat/(σΒ)origin}×100(%) (σΒ)heat:230℃×1時間後の引張り強さ (σΒ)origin: 加熱前の引張り強さ このHR値で90%以上であることが、60TAl(耐熱アル
ミ)の規格である。尚、230℃×1時間という加熱条件
はアレニウス線図をもとに換算すると60TAlの短時間耐
熱許容温度である180℃×1000時間に相当する。
(δ)と導電率(λ)と耐熱性(HR)の各特性を測定し
た結果を第2図ないし第5図に示す。各特性の測定にお
いて、引張り強さと伸びにおいてはアムスラー引張り試
験を行い、導電率の測定は、恒温油槽中に線材試料を浸
漬し、20℃との温度差は硬アルミ線の抵抗温度係数で補
正してダブルブリッジ法により測定するものとした。ま
た、耐熱性は230℃で1時間加熱した後の強度残存率で
評価した。即ち、 HR={(σΒ)heat/(σΒ)origin}×100(%) (σΒ)heat:230℃×1時間後の引張り強さ (σΒ)origin: 加熱前の引張り強さ このHR値で90%以上であることが、60TAl(耐熱アル
ミ)の規格である。尚、230℃×1時間という加熱条件
はアレニウス線図をもとに換算すると60TAlの短時間耐
熱許容温度である180℃×1000時間に相当する。
第2図においては、伸線後の線材試料の引張り強さとFe
量との関係を示し、第3図においては伸線後の線材試料
の強度残存率とFe量との関係を示す。また、前記直径2.
9mmの線材試料に、後述する各条件で焼鈍処理を施して
線材試料を得、それらの各条件で得られた線材試料にお
ける引張り強さと耐熱性を測定し、その結果を第4図な
いし第7図に示した。前記焼鈍時の加熱条件としては、
170℃で3時間加熱する条件と200℃で3時間加熱する条
件と230℃で3時間加熱する条件と260℃で3時間加熱す
る条件である。
量との関係を示し、第3図においては伸線後の線材試料
の強度残存率とFe量との関係を示す。また、前記直径2.
9mmの線材試料に、後述する各条件で焼鈍処理を施して
線材試料を得、それらの各条件で得られた線材試料にお
ける引張り強さと耐熱性を測定し、その結果を第4図な
いし第7図に示した。前記焼鈍時の加熱条件としては、
170℃で3時間加熱する条件と200℃で3時間加熱する条
件と230℃で3時間加熱する条件と260℃で3時間加熱す
る条件である。
第4図にFe含有量0.175%の線材試料の測定結果を示
し、第5図にFe含有量0.2%の線材試料の測定結果を示
し、第6図にFe含有量0.225%の線材試料の測定結果を
示し、更に第7図にFe含有量0.25%の線材試料の測定結
果を示した。第4図ないし第7図に示す結果より、焼鈍
開始温度は230℃より低い範囲が好ましいことが判明し
た。
し、第5図にFe含有量0.2%の線材試料の測定結果を示
し、第6図にFe含有量0.225%の線材試料の測定結果を
示し、更に第7図にFe含有量0.25%の線材試料の測定結
果を示した。第4図ないし第7図に示す結果より、焼鈍
開始温度は230℃より低い範囲が好ましいことが判明し
た。
そこで、165℃において3時間の焼鈍処理を施した線材
試料について引張り強さと導電率と耐熱性と伸びについ
て各々測定し、第8図に引張り強さと導電率について示
し、第9図に耐熱性と伸びについて示した。この焼鈍処
理を施した線材試料においては、導電率62%程度の高い
値を示し、耐熱性も90%以上を示し、優秀な値を示して
いる。
試料について引張り強さと導電率と耐熱性と伸びについ
て各々測定し、第8図に引張り強さと導電率について示
し、第9図に耐熱性と伸びについて示した。この焼鈍処
理を施した線材試料においては、導電率62%程度の高い
値を示し、耐熱性も90%以上を示し、優秀な値を示して
いる。
また、第10図に前記各線材試料の強度残存率の測定結果
を示す。第10図においては、直径2.9mmの線材試料(硬
線材)においてFe含有量0.225%のものの残存率につい
て白抜きの四角マークで示し、Fe含有量0.25%のものの
残存率については白抜きの逆三角マークで示し、Fe含有
量0.3%のものの残存率についている×印で示し、直径
2.9mmの焼鈍後の線材試料においてFe含有量0.175%のも
のの残存率については黒丸マークで示し、Fe含有量0.2
%のものの残存率については黒三角マークで示し、Fe含
有量0.225%のものの残存率については黒四角で示し、F
e含有量0.25%のものの残存率については逆三角黒マー
クで示し、Fe含有量0.3%のものの残存率については
印で示した。なお、第10図において加熱温度は、180℃
に設定してある。第10図において明らかなように、各線
材試料の強度残存率は概ね90%前後以上を示し優秀な特
性を示した。
を示す。第10図においては、直径2.9mmの線材試料(硬
線材)においてFe含有量0.225%のものの残存率につい
て白抜きの四角マークで示し、Fe含有量0.25%のものの
残存率については白抜きの逆三角マークで示し、Fe含有
量0.3%のものの残存率についている×印で示し、直径
2.9mmの焼鈍後の線材試料においてFe含有量0.175%のも
のの残存率については黒丸マークで示し、Fe含有量0.2
%のものの残存率については黒三角マークで示し、Fe含
有量0.225%のものの残存率については黒四角で示し、F
e含有量0.25%のものの残存率については逆三角黒マー
クで示し、Fe含有量0.3%のものの残存率については
印で示した。なお、第10図において加熱温度は、180℃
に設定してある。第10図において明らかなように、各線
材試料の強度残存率は概ね90%前後以上を示し優秀な特
性を示した。
「実施例2」 連続鋳造圧延機(プロペルチ)を使用するとともに、第
1表に示す組成の各合金を用い、第2表に示す加工条件
で加工を施し、耐熱アルミニウム合金線と比較用のアル
ミニウム合金線を試作するとともに、更に各合金線の特
性を測定してその結果を第3表に示した。
1表に示す組成の各合金を用い、第2表に示す加工条件
で加工を施し、耐熱アルミニウム合金線と比較用のアル
ミニウム合金線を試作するとともに、更に各合金線の特
性を測定してその結果を第3表に示した。
第1表において、試作した各アルミニウム合金線の組成
を示す。
を示す。
第2表に各合金線の加工条件と熱処理条件を示した。
第3表より、Feの含有量が0.10%の合金線(3,4)では
引張り強さの低下が見られる。従つて本発明においては
Fe含有量の0.1%を下限とした。
引張り強さの低下が見られる。従つて本発明においては
Fe含有量の0.1%を下限とした。
第3表より明らかなように本発明合金線は電気アルミの
導電率と同等の導電率を有し、かつ、軟化温度も高くな
つており、使用温度を高くできる優秀な特性を示してい
る。
導電率と同等の導電率を有し、かつ、軟化温度も高くな
つており、使用温度を高くできる優秀な特性を示してい
る。
「発明の効果」 以上説明したように本発明によつてアルミニウム合金線
を製造することにより、Feのみを0.1〜0.3%含み、その
他のSi、Zr、Ti等の元素を不可避不純物として含むAl合
金を用いても、従来のSiやZr、Mgなどの元素を添加した
電気アルミ合金線なみの高電導率と高強度を有し、しか
も、従来のFe以外の元素を添加した耐熱アルミ合金線と
同程度の耐熱性を併せ持つ優れたアルミ合金線を得るこ
とができる効果がある。
を製造することにより、Feのみを0.1〜0.3%含み、その
他のSi、Zr、Ti等の元素を不可避不純物として含むAl合
金を用いても、従来のSiやZr、Mgなどの元素を添加した
電気アルミ合金線なみの高電導率と高強度を有し、しか
も、従来のFe以外の元素を添加した耐熱アルミ合金線と
同程度の耐熱性を併せ持つ優れたアルミ合金線を得るこ
とができる効果がある。
また、本発明方法において、Alに添加する元素はFeのみ
であり、しかもこのFeのみを添加したAl合金に特別な温
度範囲と加工率で熱間加工を施し、その後に特別な加工
率で冷間伸線加工するものであるので、特別な元素を添
加するための溶解設備や特別な加工設備を必要としない
ので、実施が容易で製造コストを安くできる効果があ
る。
であり、しかもこのFeのみを添加したAl合金に特別な温
度範囲と加工率で熱間加工を施し、その後に特別な加工
率で冷間伸線加工するものであるので、特別な元素を添
加するための溶解設備や特別な加工設備を必要としない
ので、実施が容易で製造コストを安くできる効果があ
る。
第1図は本発明の一例を実施するために使用する金型と
るつぼを示す断面図、第2図ないし第3図は、本発明の
実施による効果を説明するためのもので、第2図は伸線
後の線材試料におけるFe量と引張り強さの関係を示す線
図、第3図は伸線後の線材試料におけるFe量と引張り強
さの関係を示す線図、第4図ないし第7図は焼鈍条件を
決定するために行つた試験結果を示すもので、第4図は
Fe含有量0.175%の線材試料において各温度で焼鈍を行
つた場合の引張り強さを示す線図、第5図はFe含有量0.
2%の線材試料において各温度で焼鈍を行つた場合の引
張り強さを示す線図、第6図はFe含有量0.225%の線材
試料において各温度で焼鈍を行つた場合の引張り強さを
示す線図、第7図はFe含有量0.25%の線材試料において
各温度で焼鈍を行つた場合の引張り強さを示す線図、第
8図は各線材試料において165℃×3時間の焼鈍処理を
施した場合の引張り強さと導電率を示す線図、第9図は
各線材試料において165℃×3時間の焼鈍処理を施した
場合の耐熱性と伸びを示す線図、第10図は各線材試料に
ついて行つた強度残存率を示す線図である。
るつぼを示す断面図、第2図ないし第3図は、本発明の
実施による効果を説明するためのもので、第2図は伸線
後の線材試料におけるFe量と引張り強さの関係を示す線
図、第3図は伸線後の線材試料におけるFe量と引張り強
さの関係を示す線図、第4図ないし第7図は焼鈍条件を
決定するために行つた試験結果を示すもので、第4図は
Fe含有量0.175%の線材試料において各温度で焼鈍を行
つた場合の引張り強さを示す線図、第5図はFe含有量0.
2%の線材試料において各温度で焼鈍を行つた場合の引
張り強さを示す線図、第6図はFe含有量0.225%の線材
試料において各温度で焼鈍を行つた場合の引張り強さを
示す線図、第7図はFe含有量0.25%の線材試料において
各温度で焼鈍を行つた場合の引張り強さを示す線図、第
8図は各線材試料において165℃×3時間の焼鈍処理を
施した場合の引張り強さと導電率を示す線図、第9図は
各線材試料において165℃×3時間の焼鈍処理を施した
場合の耐熱性と伸びを示す線図、第10図は各線材試料に
ついて行つた強度残存率を示す線図である。
Claims (1)
- 【請求項1】0.1〜0.3%(重量%)のFeと通常のアルミ
ニウム地金に含有されるSi等の不可避不純物からなるAl
合金溶湯を鋳造し、凝固直後に550〜400℃の間の温度で
熱間加工を開始し、熱間加工重80%以上で荒引線を製造
した後、更に該荒引線に対し、加工度70%以上の冷間伸
線加工を行うことにより導電率を60%以上とすることを
特徴とする導電用耐熱アルミニウム合金線の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61001862A JPH0771690B2 (ja) | 1986-01-08 | 1986-01-08 | 導電用耐熱アルミニウム合金線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61001862A JPH0771690B2 (ja) | 1986-01-08 | 1986-01-08 | 導電用耐熱アルミニウム合金線の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62161416A JPS62161416A (ja) | 1987-07-17 |
| JPH0771690B2 true JPH0771690B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=11513353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61001862A Expired - Lifetime JPH0771690B2 (ja) | 1986-01-08 | 1986-01-08 | 導電用耐熱アルミニウム合金線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0771690B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100442120B1 (ko) * | 2000-12-28 | 2004-07-30 | 한국전기연구원 | 철계 및 알루미늄계 합금의 제조방법 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5770020A (en) * | 1980-10-20 | 1982-04-30 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Manufacture of heat resisting aluminum alloy wire for conductor |
-
1986
- 1986-01-08 JP JP61001862A patent/JPH0771690B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62161416A (ja) | 1987-07-17 |
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