JPH077177U - 電子機器の取付構造 - Google Patents

電子機器の取付構造

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JPH077177U
JPH077177U JP3604493U JP3604493U JPH077177U JP H077177 U JPH077177 U JP H077177U JP 3604493 U JP3604493 U JP 3604493U JP 3604493 U JP3604493 U JP 3604493U JP H077177 U JPH077177 U JP H077177U
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electronic device
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則之 見掛
武士 澤田
▲琢▼士 井上
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器において、コストの低減および品質
信頼性の向上を図ることのできる取付構造を提供する。 【構成】 電子手帳51の本体52には、電池ホルダ5
3が着脱自在に嵌り込む収納空間54が設けられ、電池
ホルダ53が収納空間54に嵌め込まれた状態における
電池ホルダ53と収納空間54との間には、コインなど
の挿入部材を挿入するための挿入溝62が形成される。
この挿入溝62にコインを挿入すると、電池ホルダ53
と収納空間54との係止状態が解除され、電池ホルダ5
3は収納空間54から取出し可能になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワープロおよび電子手帳などの電子機器の本体に電子機器用部品を 取付けるために好適に用いることができる電子機器用部品の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図16は第1の先行技術を示し、電子手帳1の本体1aに電池ホルダ2を取付 けるための取付構造を説明するための簡略化した断面図である。電子機器である たとえば電子手帳1の本体1aには、取付体である電池ホルダ2が着脱自在に嵌 り込む収納空間3が設けられ、この収納空間3を外囲する内面4には、収納空間 3内に突出する第1係合突起5と、第1係合突起5に対向し、内面4よりも凹ん で形成される第1係合凹所6とが設けられる。また第1係合凹所6側には、電池 ホルダ2が装着された状態で第1係合突起5側に向けて弾発的に押圧する圧縮ば ね9が設けられる。
【0003】 一方電池ホルダ2には、第1係合突起5に係合する第2係合凹所7と、第1係 合凹所6に係合する第2係合突起8が設けられ、第2係合凹所7側には、取出用 リボン10が、その端部を第2係合凹所7側上端部に固着されて、上方に延びた 状態で取付けられる。
【0004】 電池ホルダ2を本体1aの収納空間3に取付けるにあたっては、電池ホルダ2 に設けられた第2係合突起8の上面を、第1係合凹所6の上方隅角部分に当接さ せて押さえ、その後第2係合凹所7側を下方へ押し込む。電池ホルダ2は圧縮ば ね9によって、矢符X1方向にばね付勢され、第1係合突起5が第2係合凹所7 に嵌合して、収納空間3に電池ホルダ2は固定される。
【0005】 このように収納空間3に固定された電池ホルダ2を取出すにあたっては、取出 用リボン10を矢符Y1方向に引き寄せる。そうすると、収納空間3に収納され ている電池ホルダ2は、圧縮ばね9の弾発力に抗して矢符X1方向とは反対方向 に移動し、第2係合凹所7が第1係合突起5から離脱して電池ホルダ2は収納空 間3から取出し可能となる。
【0006】 しかし上述のような構成では、取出用リボン10を必要とするので、部品点数 が多くなるとともに、取出用リボン10の取付作業も行わなければならずコスト が高くなる。また取付けられた取出用リボン10が剥がれたりするおそれもあり 、品質信頼性の面においてもよくないという問題がある。
【0007】 図17は、第1の先行技術に類似した他の先行技術を示し、電子手帳11の本 体11aに電池ホルダ12を取付けるための取付構造を説明するための簡略化し た断面図である。電子機器であるたとえば電子手帳11の本体11aには、取付 体である電池ホルダ12が着脱自在に嵌り込む収納空間13が設けられ、この収 納空間13を外囲する内面14には、この内面14よりも凹んで形成される第1 係合凹所16と、この第1係合凹所16に対向し内面14よりも凹んで形成され る第2係合凹所17とが設けられる。また内面14を構成する底面14aには、 電池ホルダ12が装着された状態で上方に向けて弾発的に押圧する圧縮ばね19 が設けられる。
【0008】 一方、電池ホルダ12には、第1係合凹所16に係合する第1係合突起18と 、第2係合凹所17に対応して設けられる第3係合凹所20とが設けられる。
【0009】 また第2係合凹所17には、第2係合凹所17および第3係合凹所20間にわ たって固定片21が摺動自在に設けられる。
【0010】 電池ホルダ12を本体11aの収納空間13に取付けるにあたっては、電池ホ ルダ12に設けられた第1係合突起18の上面を、収納空間13の内面に設けら れた第1係合凹所16の上方隅角部分に当接させて押さえ、その後第2係合凹所 7側を下方へ押し込む。このとき電池ホルダ12は圧縮ばね19によって矢符X 2方向にばね付勢され、この状態で第2係合凹所17内に退避している固定片2 1を矢符Y2方向に移動させて第3係合凹所20に係合させ、電池ホルダ12は 収納空間13に固定される。また収納空間13から電池ホルダ12を取出すとき は、操作片21を矢符Y2方向とは反対方向に移動させて、第3係合凹所20と の係合を解除して取出し可能とする。
【0011】 しかし上述のような固定片21を用いる構成においても、部品点数が多くなる とともに構成が煩雑になるのでコストが高くなり、また部品点数が増加すること によって品質信頼性が低下する。また電池ホルダ12の収納空間13の省スペー ス化の妨げとなる。
【0012】 図18は、第2の先行技術を示し、携帯用通信機器31の本体31aにカバー 体32を取付けるための取付構造を説明するための簡略化した斜視図である。電 子機器であるたとえば携帯用通信機器31の本体31aの一側面34には、コネ クタが嵌着されるための図示しない複数の開口部が設けられており、これら開口 部に、ごみなどが進入することを防止するために取付体であるカバー体32が各 開口部を一体的に覆うように設けられる。カバー体32は略T字状に形成されて おり、前記開口部を一体的に覆う被覆部32aと、この被覆部32aおよび本体 31aを連結するための取付部32bとを有する。被覆部32aは、その一表面 から突出して一体的に形成され、前記開口部に着脱可能に嵌り込む図示しない複 数の嵌合片を有している。また取付部32bは、その一表面から突出して一体的 に形成される図示しない抜止め片を有しており、この抜止め片が本体31aの一 表面34に垂直に連なる他側面35に形成される図示しない抜止め孔に嵌り込み 、取付部32bは本体31aに固定される。
【0013】 コネクタを嵌着するときは、カバー体32の取付部32bを本体31aに連結 した状態で、被覆部32aを取外して行われる。
【0014】 しかし、上述のような構成ではカバー体32は、被覆部32aと本体31aと を連結するために取付部32bを有しており、この取付部32bはコネクタが嵌 着されるための開口部を保護するという目的とは直接的には外れており、したが ってカバー体32の面積が大きくなるのでコストが高くなり、また携帯用通信機 器31の小型化に向いてないうえデザイン上の美観を損ねてしまうという問題が ある。
【0015】 図19は第2の先行技術に類似した他の先行技術を示し、携帯用電子機器36 の本体36aにカバー体37を取付けるための取付構造を説明するための簡略化 した斜視図である。電子機器であるたとえば携帯用電子機器36の本体36aの 一側面36bには、凹所39が設けられており、この凹所39に臨む部分には複 数(本実施例では2)のコネクタが嵌着されるための開口部38が設けられる。 前記凹所39には開口部38を保護するために取付体であるカバー体37が取付 けられる。カバー体37には、その一表面から突出して一体的に形成され、開口 部38に着脱自在に嵌り込む複数(本実施例では2)の嵌合片40が設けられ、 各嵌合片40間には、カバー体37が折曲がりやすいように線状の溝が形成され ている。コネクタを嵌着する際において、いずれか1つの開口部38にコネクタ を嵌着するときには、前記溝に沿ってカバー体37を外方に向かって折曲げて使 用する側の開口部38を開放する。また全ての開口部38を使用する際には、カ バー体37を本体36aから取外して行う。
【0016】 上述のような構成では、図18に示す先行技術のような問題はないけれども、 全ての開口部38にコネクタを嵌着したとき、カバー体37が携帯用通信機器3 6と分離することになり、紛失するおそれがあるという問題がある。
【0017】 図20は、第3の先行技術を示し、電子手帳41の本体41aに、蓋体42を 取付けるための取付構造を説明するための簡略化した分解斜視図である。取付体 である蓋体42の一側部42a長手方向中央には、支持部43が一体的に形成さ れ、この支持部43両端には、ピン44a,44bが固定され、各ピン44a, 44bにはねじりばね45,46が挿通される。一方、電子機器であるたとえば 電子手帳41の本体41aの一側部41b長手方向両端には、溝47a,47b の形成された一対の保持部材48a,48bが設けられ、蓋体42の支持部43 に固定されたピン44a,44bの端部が保持部材48a,48bの溝47a, 47bに回動自在に嵌り込む。このときねじりばね45,46の一端部45a, 46aは蓋体42の一側部42aに形成された孔に差し込まれて固定され、また ねじりばね45,46の他端部45b,46bは、本体41aの一側部41bに 形成された孔49a,49bに差し込まれて固定される。
【0018】 以上のような構成によって、蓋体42は本体41aに角変位自在に連結され、 蓋体42はねじりばね45,46の弾発力によって閉じた状態から自動的に開く ことができる。
【0019】 しかし上述のような構成では、ねじりばね45,46の両端を固定しているた め、蓋体42がねじりばね45,46の弾発力によって設定された位置まで開か れた後、その開かれた状態から蓋体42を本体41aから離反する方向にそれ以 上に開こうと力を加えても、ねじりばね45,46の弾発力によって設定された 位置まで蓋体42は戻ってしまう。
【0020】
【考案が解決しようとする課題】
したがって本考案の第1の目的は、部品点数を少なくしてコストの低減および 品質信頼性の向上を図り、また電池ホルダの収納空間の省スペース化を図ること のできる電子機器用部品の取付構造を提供することである。
【0021】 また本考案の他の目的は、カバー体の面積を小さくして、コストの低減および 美観の向上を図り、またカバー体の紛失防止を図ることのできる電子機器用部品 の取付構造を提供することである。
【0022】 さらに本考案の他の目的は、蓋体42がねじりばね45,46の弾発力によっ て設定された位置まで開かれた後も、それ以上に開くことを可能にすることので きる電子機器の取付構造を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本考案は、電子機器本体と、この本体に着脱自在に取付けられる取付体とを有 し、 前記本体には、前記取付体が着脱自在に嵌り込む収納空間と、この収納空間を 外囲する内面からその空間内に突出する第1係合突起と、第1係合突起に対向し 、前記内面よりも凹んで形成される第1係合凹所とが設けられ、 前記取付体には、第1係合突起に係合する第2係合凹所と、第1係合凹所に係 合する第2係合突起とが設けられ、 前記収納空間とこの収納空間内に嵌り込んだ前記取付体との間には、挿入部材 を挿入するための挿入溝が形成されるとともに、前記取付体を第1係合突起側ま たは第1係合凹所側に向けて弾発的に押圧する圧縮ばねが前記挿入孔が形成され ている側とは反対側に介在されることを特徴とする電子機器の取付構造である。
【0024】 また本考案は、電子機器本体と、 前記本体の一表面から凹んで形成される凹所内に嵌り込み、この状態で外方に 臨む表面が前記本体の一表面にほぼ同一平面を成し、可撓性および弾発性を有す る材料から成る取付体と、 前記取付体の外表面とは反対側の内表面から突出して一体的に形成される抜止 め片と、 前記取付体の内表面から突出して一体的に形成され、前記本体の前記凹所に臨 む部分に設けられる開口部に着脱可能に嵌り込む嵌合片とを含み、 前記本体の前記凹所に臨む部分には、抜止め片が嵌り込んで抜止めされる抜止 め孔が形成されることを特徴とする電子機器の取付構造である。
【0025】 さらに本考案は、電子機器本体と、 前記本体に角変位自在に連結される取付体と、 一端部が前記本体または取付体に係止され、かつ他端部が前記取付体または本 体に当接する圧縮ばねとを含み、 前記圧縮ばねの両端部は、その軸線に関して各端部に少なくとも周方向に外力 が作用しない状態で、周方向に予め定める間隔をあけて設けられることを特徴と する電子機器の取付構造である。
【0026】
【作用】
本考案に従えば、圧縮ばねに押圧された状態で電子機器本体に設けられた収納 空間の第1係合突起に取付体の第2係合凹所が係合し、また前記収納空間の第1 係合凹所に、前記取付体の第2係合突起が係合して、前記取付体は前記収納空間 に固定される。このように収納される前記取付体を前記収納空間から取出すにあ たっては、収納空間とこの収納空間に嵌り込んだ前記取付体との間に形成される 挿入溝に挿入部材を挿入する。この挿入部材によって、前記第1係合突起および 第2係合凹所の係合状態または前記第1係合凹所および第2係合突起の係合状態 が解除されて、前記取付体は前記収納空間から取出し可能となる。
【0027】 また本考案に従えば、取付体に形成される抜止め片が電子機器本体に形成され る抜止め孔に嵌り込んで抜止めされており、この取付体に形成される嵌合片が前 記本体の開口部に着脱可能に嵌り込んで、外部側からごみなどが進入することを 防止している。このような構成で前記開口部を全て使用しても、取付体は抜止め 片によって前記本体に抜止めされているので、取付体が前記本体から分離してし まうことが防止される。
【0028】 さらに本考案に従えば、電子機器本体に取付体は圧縮ばねを介して角変位自在 に連結される。前記圧縮ばねは、少なくとも周方向に外力が作用しない状態、す なわち自然状態では、周方向に予め定める間隔をあけて設けられ、一端部が前記 本体または取付体に係止され、かつ他端部が前記取付体または本体に当接する。
【0029】 このような構成によって、外力が加わると前記予め定める間隔が変化し、ばね 力が作用して、これによって取付体は電子機器本体に対して予め定められた角度 分角変位し、その後、前記角変位した角度分以上に角変位させるときには、前記 ばね力に作用されることがない。
【0030】
【実施例】
図1は、請求項1記載の本考案の一実施例を示し、電子手帳51の本体52に 、電子ホルダ53を取付けるための取付構造を説明するための断面図である。電 子機器であるたとえば電子手帳51の本体52には、取付体である電池ホルダ5 3が着脱自在に嵌り込む収納空間54が設けられ、この収納空間54の上方側は 、蓋体55によって閉じられる。
【0031】 前記収納空間54を外囲する内面56には、収納空間54内に突出する第1係 合突起57と、第1係合突起57に対向し、内面56よりも凹んで形成される第 1係合凹所58とが設けられる。また収納空間54の第1係合凹所58の側には 、収納される電池ホルダ53を第1係合突起57側に向けて弾発的に押圧する一 対の圧縮ばね59が設けられる。
【0032】 電池ホルダ53には、電池ホルダ53の下面53a寄りに第2係合凹所60が 設けられ、また電池ホルダ53の上面53b寄りに第2係合突起61が設けられ 、第2係合凹所60は、本体52の第1係合突起57に係合し、第2係合突起6 1は本体52の第1係合凹所58に係合する。
【0033】 また電池ホルダ53が本体52の収納空間54に嵌り込んだ状態における電池 ホルダ53と収納空間54との間には、コインなどの挿入部材(図示せず)を挿 入するための挿入溝62が形成される。
【0034】 前記挿入溝62の一部を構成するのは、図2に示すような電池ホルダ53に形 成される切欠き63であり、この切欠き63は、電池ホルダ53が収納空間54 に収納された状態で電池ホルダ53の上面53bから下面53aになるにつれて 、第2係合凹所60が臨む内面56に近接する方向に傾斜して形成される案内面 64を有する。
【0035】 また本体52の収納空間54の内面56には、第1係合凹所58の上方側に連 なって形成される突起65が設けられる。
【0036】 図3は、図1および図2に示される電池ホルダ53を詳述するための分解斜視 図である。電池ホルダ53には、2本の乾電池66a,66bが嵌り込む嵌合凹 所67a,67bが形成されており、またこれら嵌合凹所67a,67bの一端 部に連なって、圧縮ばね69a,69bの一端部とともに電極板68a,68b が抜止めされる抜止め凹所70a,70bが形成される。また電池ホルダ53に は、これら抜止め凹所70a,70bに対応して電極板68a,68bの一部が 外部に臨んで露出するための透孔71a,71bが形成される。
【0037】 電極板68a,68bと、圧縮ばね69a,69bの一端部は相互に当接した 状態で電池ホルダ53の抜止め凹所70a,70bに嵌め込まれ、また嵌合凹所 67a,67bの他端部に圧縮ばね72が装着される。このような構成によって 乾電池66a,66bは電池ホルダ53の嵌合凹所67a,67b内に位置ずれ することなく、着脱自在に固定される。前記電極板68a,68bは導電性から 成る材料で板状に形成されており、また電池ホルダ53が本体52の収納空間5 4に収納された状態で、収納空間に設けられた一対の圧縮ばね59が透孔71a ,71bからその一部を露出する電極板68a,68bに弾発的に当接すること によって電気的接触される。
【0038】 以下に電池ホルダ53の収納空間54への着脱動作を図4に基づいて説明する 。図1に示される蓋体55を外した状態で、電池ホルダ53を装着するにあたっ ては図4(1)に示されるように、電池ホルダ53を第2係合突起61が形成さ れる一端部側を圧縮ばね59に向けて矢符73方向に挿入し、突起65の下面に 第2係合突起61の上面を当接させ、その状態で第2係合凹所60が形成された 他端部側を矢符74方向に押し込み、第2係合突起61を第1係合凹所58に嵌 め込む。この状態で第2係合凹所60に第1係合突起57を装着させ、電池ホル ダ53の収納空間54への装着作業は終了する。
【0039】 また電池ホルダ53を取出すにあたっては、図4(2)に示されるように、挿 入溝62に、たとえばコイン75を矢符76方向に挿入する。コイン75は、切 欠き63の案内面64に案内されてより深く挿入されてゆき、これによって図4 (3)に示すように電池ホルダ53は、コイン75の厚み分圧縮ばね59の弾発 力に抗して矢符77方向に移動し、第1係合突起57と第2係合凹所60との係 合が解除され、この状態でコイン75を矢符78方向に引上げると、電池ホルダ 53は、圧縮ばね59の弾発力によってコイン75に押圧された状態なので、そ の摩擦によってコイン75とともに矢符78方向に引上げられ、収納空間54か らの取出しが可能となる。
【0040】 図5は請求項2記載の本考案の一実施例を示し、携帯用通信機器91の本体9 2にカバー体93を取付けるための取付構造を説明するための断面図である。電 子機器であるたとえば携帯用通信機器91の本体92の一側面94には、その表 面から凹んで形成される凹所96が設けられ、この凹所96に臨む部分に、外部 からの図示しないコネクタが本体92側のコネクタ101と連結されるための開 口部98が複数(本実施例では3)設けられている。このような各開口部98を ごみなどの侵入から保護するために取付体であるカバー体93が凹所96内に嵌 め込まれる。
【0041】 前記カバー体93はたとえばゴムやエラストマなどの可撓性および弾発性を有 する材料から成り、板状の基部95と該基部95の一表面95aから突出して一 体的に形成される抜止め片99と、一表面95aから突出して一体的に形成され 、前記開口部98に着脱自在に嵌り込む嵌合片100とを有する。
【0042】 また本体92の凹所96に臨む部分には、カバー体93の抜止め片99が嵌り 込んで抜止めされる抜止め孔103が形成される。
【0043】 また前記カバー体93が凹所96内に嵌め込まれた状態で、抜止め片99およ び嵌合片100が形成されていない側の外方に臨む基部95の他表面95bが、 本体92の一側面94の表面94aにほぼ同一平面を成すように形成されている 。
【0044】 図6はカバー体93を基部95の一表面95a側から見た側面図である。嵌合 片100は基部95の長手方向に相互に間隔をあけて複数(本実施例では3)設 けられており、各嵌合片100間には、基部95の下端部から基部95の短辺方 向(すなわち図6の上下方向)に延びる切欠き104,105が形成される。
【0045】 また抜止め片99は基部95の長手方向中央部付近に相互に間隔をあけて本実 施例では2個設けられる。
【0046】 また前記各切欠き104,105の延長線方向に沿って基部95より小さい厚 みを有する折曲がり部106,107がそれぞれ形成され、また中央の嵌合片1 00と、抜止め片99との間には、各切欠き104,105間にわたって、前記 折曲がり部106,107と同様の折曲がり部108が形成される。
【0047】 図7はカバー体93を外した状態で図5で示される携帯用通信機器91を右方 から見た側面図である。凹所96に臨む部分には、図6に示すカバー体93の抜 止め片99および嵌合片100に対応して、抜止め孔103および開口部98が 設けられており、前記開口部98からはコネクタ101が外部に臨んでいる。
【0048】 前記抜止め孔103は、抜止め片99の頭部99aが挿入される挿入孔103 aと、該挿入孔103aから垂下がって形成され、抜止め片99の係合部99b が係合される係合孔103bとから成る。
【0049】 以下にカバー体93を本体92の凹所96に取付ける動作を図8および図9に 基づいて説明する。カバー体93は、基部95の一表面95a側を凹所96に向 けて矢符D1方向に移動され、図9(1)に示すように抜止め片99が抜止め孔 103の挿入孔103aに挿入され、抜止め片99の頭部99aが本体92内に 収納される。次にこの状態で、カバー体93を矢符D2方向に下げると、抜止め 片99の係合部99bが抜止め孔103の係合孔103bにずれて係合される。 このようにして抜止め片99は抜止め孔103に係止され、その後嵌合片100 を矢符D3方向に押圧して開口部98に嵌合し、取付動作は終了する。
【0050】 以上のようにして取付けられたカバー体93において、コネクタを使用する場 合の使用方法を図10に基づいて説明する。図10(1)はコネクタを使用して いない状態であり、このときカバー体93の外方に向かう表面は、本体92の表 面とほぼ同一平面上にあり、デザイン上すっきりしている。
【0051】 コネクタを使用するときは、図10(2)に示すようにたとえば2つのコネク タを使用する場合は、折曲がり部106,107を折曲げて使用したい部分の開 口部98を露出させ、外部からのコネクタ119a,119bと本体92側のコ ネクタ101との接続を行う。
【0052】 本考案の取付構造を用いると、全てのコネクタを使用してもカバー体93は、 カバー体93の抜止め片99が本体92の抜止め孔103に嵌り込み抜止めされ ているので、カバー体93と本体92が分離してしまうことがなく、カバー体9 3を紛失してしまうことが防止される。
【0053】 なお、本実施例ではコネクタが3個の場合を想定したけれども、コネクタは2 個もしくは4個以上の場合でも、コネクタの数に対応して構成され、基本的に同 様の構成で実施することが可能である。
【0054】 図11は請求項3記載の一実施例を示し、電子手帳121の本体122に蓋体 123を取付けるための取付構造を説明するための断面図であり、図12は、図 11の電子手帳121の分解斜視図である。電子機器であるたとえば電子手帳1 21の本体122には、一端部から上方に突出して突部125が形成され、また 取付体である蓋体123には、その一端部に前記突部125に嵌り込む凹所12 6が形成される。蓋体123には凹所126に臨んで開口するばね係止孔127 が形成されており、このばね係止孔127に圧縮コイルばね124の一端部12 8が係止され、圧縮コイルばね124の前記一端部128の残余の部分は、凹所 126に臨んで固定される軸棒131に挿入されて本体122の突部125に形 成されるばね収納孔129に収納され、このばね収納孔129内で圧縮コイルば ね124の他端部130は、蓋体123の開放方向A1方向へ変位自在な状態で 収納される。
【0055】 また前記ばね収納孔129を形成する内周面からは、前記圧縮コイルばね12 4の蓋体123の閉鎖方向A2の変位を規制するばね受け突部132が形成され る。
【0056】 図13は自然状態の圧縮コイルばね124の拡大正面図であり、図14は図1 3の圧縮コイルばね124を右側から見た側面図である。圧縮コイルばね124 の両端部128,130は自然状態ではその軸線133に関して、周方向に予め 定める角度Δθ(本実施例ではΔθ=90°)をあけて設けられている。このよ うな前記両端部128,130の角度によって、蓋体123の本体122へのロ ックが解除されたときに、圧縮コイルばね124のばね力によって開く角度が決 定される。
【0057】 以下に本体122に対する蓋体123の開閉動作を図15に基づいて説明する 。本体122の突部125が形成されていない側の他端部には、蓋体123の凹 所126が形成されていない側の他端部に設けられる係止爪134が係合される 係止爪135を有する操作部材136が、前後方向(図15(1)の左右方向) に移動可能に本体122内から一部を外方に突出させて設けられている。図15 (1)は蓋体123の係止爪134が、本体122の係止爪135に係合して蓋 体123が閉じている状態であり、このとき圧縮コイルばね124の一端部12 8と他端部130との軸線133に関する周方向の間隔はない。操作部材136 を本体122の内部側へ押圧すると、図15(2)に示されるように係止爪13 4と係止爪135の係合が解除され、これによって圧縮コイルばね124の元に 戻ろうとする反発力が解放され、圧縮コイルばね124の一端部128は、図1 5(3)に示すように、矢符137方向に90°移動し、蓋体123はこのばね 力によって90°の角度分開くことができる。また蓋体123を閉じようとする と、蓋体122に設けられたばね受け突部132に圧縮コイルばね124の他端 部130が当接し、これによって圧縮コイルばね124の一端部128は、ばね 力に抗して矢符138方向に移動することができる。
【0058】 圧縮コイルばね124の他端部130はばね受け突部132によって閉鎖方向 A2の変位のみ規制されるので蓋体123は開放方向A1へ開放するときには、 図14に示される予め定める角度θにわたってだけばね力が発生し、それ以降の 変位にはばね力が作用しない。
【0059】 以上のような構成で蓋体123は本体122に圧縮コイルばね124を介して 取付けられるので、蓋体123は予め定める角度θ分だけばね力によって自動的 に開いた後も、より大きい角度にばね力に作用されずに開くことができる。
【0060】 また圧縮コイルばね124の両端部128,130の軸線に関する周方向の角 度は本実施例では90°を選択したけれども、何度に選択してもよく、これによ ってばね力に作用される範囲を容易に変更することができる。
【0061】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、電子機器本体の収納空間に収納された取付体を 取出すには、挿入部材を挿入溝に挿入するだけでよく、また前記挿入部材はコイ ンなどを使用すればよいので大変便利である。このようにして取出しを可能とす ることができるので、取付体の電子機器本体への取付構造を煩雑にしなくてすみ 、部品点数も少なくて済むのでコストの低減および品質信頼性の向上を図ること ができる。ま収納空間のスペースの無駄を省くことができ、製品の小型化を図る ことができる。
【0062】 また以上のように本考案によれば、取付体に形成される抜止め片が電子機器本 体に形成される抜止め孔に嵌り込んでいるので、全ての開口部にコネクタを装着 する場合にも、取付体は本体に固定されているので、カバー体と前記本体とを分 離することがなく、したがって取付体の紛失を防止することができる。
【0063】 また前記本体の一表面から凹んで形成される凹所内に嵌り込む大きさに取付体 は構成されるので面積が小さくて済み、材料にかかるコストの低減を図ることが できる。
【0064】 また取付体は前記本体に取付けられた状態で外方に臨む表面が本体の一表面に ほぼ同一平面を成しているので、デザイン上においても美観の向上を図ることが できる。
【0065】 さらに以上のように本考案によれば、圧縮ばねの一端部だけを固定するので、 ばね力によって自動的に取付体が、電子機器本体に対して角変位した後には、圧 縮ばねのばね力に影響されることなくそれ以上の角度に角変位することができる 。
【0066】 また圧縮ばねの両端部の周方向における間隔は調節することができるので、ば ね力に作用される範囲を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の本考案の一実施例を示し、電子
手帳51の本体52に電池ホルダ53を取付けるための
取付構造を説明するための断面図である。
【図2】図1の電子手帳51の分解斜視図である。
【図3】電池ホルダ53を詳述するための分解斜視図で
ある。
【図4】電池ホルダ53の収納空間54への着脱動作を
説明するための断面図である。
【図5】請求項2記載の本考案の一実施例を示し、携帯
用通信機器91の本体92にカバー体93を取付けるた
めの取付構造を説明するための断面図である。
【図6】カバー体93を基部95の一表面95a側から
見た正面図である。
【図7】カバー体93を外した状態で図5で示される携
帯用通信機器91を右方から見た正面図である。
【図8】カバー体93を本体92の凹所96に取付ける
動作を説明するための斜視図である。
【図9】カバー体93を本体92の凹所96に取付ける
動作を説明するための断面図である。
【図10】コネクタを使用する場合の使用方法を説明す
るための斜視図である。
【図11】請求項3記載の一実施例を示し、電子手帳1
21の本体122に蓋体123を取付けるための取付構
造を説明するための断面図である。
【図12】図11の電子手帳121の分解斜視図であ
る。
【図13】自然状態の圧縮コイルばね124の拡大正面
図である。
【図14】図13の圧縮コイルばね124の右側から見
た側面図である。
【図15】蓋体123の開閉動作を説明するための断面
図である。
【図16】第1の先行技術を示し、電子手帳1の本体1
aに電池ホルダ2を取付けるための取付構造を説明する
ための簡略化した断面図である。
【図17】第1の先行技術に類似の他の先行技術を示
し、電子手帳11の本体11aに電池ホルダ12を取付
けるための取付構造を説明するための簡略化した断面図
である。
【図18】第2の先行技術を示し、携帯用通信機器31
の本体31aにカバー体32を取付けるための取付構造
を説明するための簡略化した斜視図である。
【図19】第2の先行技術に類似した他の先行技術を示
し、携帯用電子機器36の本体36aにカバー体37を
取付けるための取付構造を説明するための簡略化した斜
視図である。
【図20】第3の先行技術を示し、電子手帳41の本体
41aに蓋体42を取付けるための取付構造を説明する
ための簡略化した斜視図である。
【符号の説明】
51,121 電子手帳 52,92,122 本体 53 電池ホルダ 54 収納空間 57 第1係合突起 58 第1係合凹所 59 圧縮ばね 60 第2係合凹所 61 第2係合突起 62 挿入溝 91 携帯用通信機器 93 カバー体 98 開口部 99 抜止め片 100 嵌合片 103 抜止め孔 124 圧縮コイルばね 127 ばね係止孔 129 ばね収納孔 132 ばね受け突部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器本体と、この本体に着脱自在に
    取付けられる取付体とを有し、 前記本体には、前記取付体が着脱自在に嵌り込む収納空
    間と、この収納空間を外囲する内面からその空間内に突
    出する第1係合突起と、第1係合突起に対向し、前記内
    面よりも凹んで形成される第1係合凹所とが設けられ、 前記取付体には、第1係合突起に係合する第2係合凹所
    と、第1係合凹所に係合する第2係合突起とが設けら
    れ、 前記収納空間とこの収納空間内に嵌り込んだ前記取付体
    との間には、挿入部材を挿入するための挿入溝が形成さ
    れるとともに、前記取付体を第1係合突起側または第1
    係合凹所側に向けて弾発的に押圧する圧縮ばねが前記挿
    入孔が形成されている側とは反対側に介在されることを
    特徴とする電子機器の取付構造。
  2. 【請求項2】 電子機器本体と、 前記本体の一表面から凹んで形成される凹所内に嵌り込
    み、この状態で外方に臨む表面が前記本体の一表面にほ
    ぼ同一平面を成し、可撓性および弾発性を有する材料か
    ら成る取付体と、 前記取付体の外表面とは反対側の内表面から突出して一
    体的に形成される抜止め片と、 前記取付体の内表面から突出して一体的に形成され、前
    記本体の前記凹所に臨む部分に設けられる開口部に着脱
    可能に嵌り込む嵌合片とを含み、 前記本体の前記凹所に臨む部分には、抜止め片が嵌り込
    んで抜止めされる抜止め孔が形成されることを特徴とす
    る電子機器の取付構造。
  3. 【請求項3】 電子機器本体と、 前記本体に角変位自在に連結される取付体と、 一端部が前記本体または取付体に係止され、かつ他端部
    が前記取付体または本体に当接する圧縮ばねとを含み、 前記圧縮ばねの両端部は、その軸線に関して各端部に少
    なくとも周方向に外力が作用しない状態で、周方向に予
    め定める間隔をあけて設けられることを特徴とする電子
    機器の取付構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111478106A (zh) * 2020-05-18 2020-07-31 深圳市飞米机器人科技有限公司 接口结构及电子设备

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