JPH0771996A - 浴槽用満水報知装置 - Google Patents

浴槽用満水報知装置

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JPH0771996A
JPH0771996A JP34369293A JP34369293A JPH0771996A JP H0771996 A JPH0771996 A JP H0771996A JP 34369293 A JP34369293 A JP 34369293A JP 34369293 A JP34369293 A JP 34369293A JP H0771996 A JPH0771996 A JP H0771996A
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bathtub
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Toshiyasu Nonaka
敏康 野中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、浴槽に簡単に着脱でき、しかも、
正確に満水を報知できるようにした浴槽用満水報知装置
を提供することを目的とするものである。 【構成】 本発明は、浴槽内の水位が所定値以上になる
と動作をする水位検出部と、この水位検出部を浴槽内の
任意の水位検出位置に着脱自在に固定させる着脱手段
と、浴槽内の水面に一部分が水面上に突出するように浮
かぶ浮体と、この浮体内に設けられ、且つ上記水位検出
部の検出動作に基づいて作動する音響警報装置とを備え
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴槽に簡単に着脱でき、
しかも、正確に満水を報知できるようにした浴槽用満水
報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水道や給湯設備から浴槽への水
又は湯の落とし込みにはかなりの時間が掛かり、この間
に他の家事が処理されるが、余分に水又は湯が落とし込
まれないように気配りをする必要がある。このため、他
の家事の能率が損なわれるうえ、他の家事の処理に気を
取られて余分に水又は湯が落とし込まれることも少なく
ない。
【0003】このような不便さを解消するため、生活水
準が向上した近年では、風呂装置そのものが多機能化さ
れ、自動落とし込み機能や自動焚き上げ機能ないし自動
追焚機能を備えた風呂装置が市販されている。
【0004】上記自動落とし込み機能を備える風呂装置
では、例えば浴槽と風呂釜との間に設けられる循環水路
に水位センサを設け、この水位センサが浴槽内の水位が
所定値に達したことを検出した時に水又は湯の落とし込
みを自動停止させるように構成されている。
【0005】又、自動焚き上げ機能ないし自動追焚機能
を備える風呂装置では、循環水路の水温を水温センサで
検出し、その水温が所定値以下である時には風呂釜を加
熱装置を作動させて追焚を実行し、任意に設定された湯
温に達すると風呂釜の加熱装置を停止させるように構成
されている。
【0006】このような多機能化された風呂装置が効果
であることは言うまでもないが、同時に風呂場の新築や
改築を必要とするので、一般家庭がこのような多機能化
された風呂装置を持つことは経済性等を考慮すると極め
て困難なことである。
【0007】そこで、既存の風呂装置の循環水路を水位
センサを介在させた循環水路に取り替え、浴槽蛇口に至
る水道又は給湯回路に電磁弁を介在させ、浴槽内の水位
が設定値になったことを水位センサが検出した時に電磁
弁を閉弁させる制御回路を設けることにより、浴槽への
落とし込みを自動化することが考えられる。
【0008】同様に、既存の風呂装置の循環水路を水温
センサを介在させた循環水路に取り替え、水温が設定値
になったことを検出した時に風呂釜の加熱装置を停止さ
せる制御回路を設けることにより、焚き上げないし追焚
を自動化することが考えられる。
【0009】しかしながら、これらの改造は、循環回路
の取替えや制御回路の制御特性の調整という専門技術が
必要となり、素人には簡単にできない上、借家などの場
合には、この程度の改造でも家主の承諾が必要になり、
法的にも両者関係が複雑化するという課題がある。
【0010】このような観点から、例えば実開平1−1
31125号公報に開示されているように、浮体、液高
設定作用紐及び重りからなり、浮体に、電池、重力移動
スイッチ及びブザーを内蔵し、浮体の外側上部と重りを
液高設定作用紐で接続した液面報知機が提案されてい
る。
【0011】この従来例においては、上記の電池、重力
移動スイッチ及びブザーは浮体の下部内に配置され、液
面が上昇する間に液高設定作用紐が緊張するまではこれ
らの重量によって浮体が下部を下にして液面に浮遊する
ようにしてあり、液高設定作用紐が緊張した後に浮体に
作用する浮力で浮体の上下が水平になる姿勢を経て、浮
体の下部が上側に移動するように浮体が回転する。そし
て、浮体の下部が上側に移動した後、液面の上昇につれ
て浮体の一部分が水面上に突出して液面報知機全体が浮
くように、浮体の容積が浮体、重力移動スイッチ、ブザ
ー、液高設定作用紐及び重りの総重量を越える浮力を有
するように設定される。
【0012】更に、この液面報知機の検出水位は、液高
設定作用紐の長さをその中間部分を括ることにより調整
することにより調整される。
【0013】上記重力移動スイッチとしては、一端に対
をなす固定電極が固定された筒体と、この筒体内に転動
自在に挿入されたボール形状の可動電極とを備えるもの
と、マイクロスイッチの可動電極に重りを連結したもの
とが用いられている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、浴槽内の湯
面高さは、入浴者の好み、体調などによって、例えば脇
の下、肩、首の上など異なり、又、入浴者の座高などの
体格によってもその脇の下、肩、首の上など基準そのも
のが異なっているので、上記液面報知機が検出すべき満
水位の設定値は非常に広い範囲にわたって簡単に変更で
きるようにすることが好ましい。
【0015】上記のように、この従来の液面報知機にお
いては、液高設定作用紐の中間部分を括ることにより液
高設定作用紐の長さを調整し、満水位を決定するように
しているが、このような調整は使用者にとって非常に煩
瑣であるうえ、適切に調整することが容易ではない。
【0016】その結果、全く調整することなく使用した
り、一度調整したまま放置されたりすることが多く、入
浴者が、入浴時に湯を抜いたり注ぎ足したりして液面を
調整し直したり、湯面の高さに合わせて浴槽内での入浴
姿勢を最も安楽な姿勢から他の姿勢に変えたりしている
ことが多い。
【0017】又、この従来の液面報知機は、浮体の下部
に電池、重力移動スイッチ及びブザーが内蔵されている
ので、液面に浮上した浮体の下部が上側に移動するよう
にするために、浮体の外側上部に液高設定作用紐で連結
される重りの重量を電池、重力移動スイッチ及びブザー
の合計重量よりも重くする必要がある。このため、浮体
を比較的大きくする必要があり、全体として大型になる
とともに、材料費、保管や輸送に要する費用が割高にな
るといいう問題がある。
【0018】更に、上記浮体が球殻形に形成されている
ので、浮体の上下寸法が比較的短くなり、液面に浮上し
た浮体が液面の波動によって回転し易い。このため液面
が満水位に達する前に、ボール形状の可動電極を備える
重力移動スイッチの可動接点が簡単に固定電極側に転が
り、慣性で両固定接点に接触して誤動作するという問題
が生じる。
【0019】又、マイクロスイッチを有する重力移動装
置の場合には浮体の転がりによって重りの揺動方向に対
する重力の作用方向が変動し、動作特性が不安定にな
り、満水位前の誤動作が生じる恐れが生じる。即ち、従
来の液面報知機では、液面の検出に対する信頼性が低
く、満水位前に誤動作する恐れがある。
【0020】特に、多忙な家事を担う家庭の主婦にとっ
ては、満水位前に誤動作した場合には、浴室に来て誤動
作であることを認識した後、誤動作後に満水位に達する
までに他の家事を行うために浴室を離れることが多く、
結局、満水位をかなりオーバーしてから再び浴室に戻っ
て給水或いは給湯を停止させることになり、液面報知機
の本来の役目が十分に果たされていないことが多い。
【0021】本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされ
たものであり、浴槽に簡単に着脱でき、しかも、正確に
満水を報知できるようにした浴槽用満水報知装置を提供
することを目的とするものであり、大別して2つの技術
的手段を提案するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明に係る第1
の浴槽用満水報知装置は、上記目的を達成するために、
浴槽内の水位が所定値以上になると動作をする水位検出
部と、この水位検出部を浴槽内の任意の水位検出位置に
着脱自在に固定させる着脱手段と、浴槽内の水面に一部
分が水面上に突出するように浮かぶ浮体と、この浮体内
に設けられ、且つ上記水位検出部の検出動作に基づいて
作動する音響警報装置とを備えることを特徴としてい
る。
【0023】この浴槽用満水報知装置が設置される浴槽
は特に限定されず、洋式の浴槽であっても和式の浴槽で
あってもよく、又、風呂釜が浴槽内に配置されているも
のであっても、浴槽外に配置されているものでもよい。
【0024】上記水位検出部は、浴槽内の水位が所定値
以上になると検出動作をするように構成してあればよ
く、例えば浴槽内の水によって短絡される一対の裸電
極、浴槽内の水によって短絡される一対の裸電極のうち
の1つの裸電極、フロートスイッチ、浴槽内の水圧によ
ってオンオフされる圧力スイッチ、光センサと、この光
センサへの入射量によりオンオフされるスイッチ回路等
のスイッチ手段を備えるように構成されている。
【0025】なお、浴槽内の水によって短絡される一対
の裸電極のうちの1つの裸電極が水位検出部に設けられ
る場合には、他の1つの裸電極は、例えば浮体に支持さ
せることにより水面下に配置すればよい。
【0026】上記水位検出部が配置される水位検出位置
は、上記水位検出部の構成によって異なり、一対の裸電
極のうちの1つ又は両方を備える水位検出部、フロート
スイッチを備える水位検出部の場合には満水位又はおよ
そ満水位に設定される。
【0027】又、圧力スイッチを備える水位検出部の場
合には水位検出位置は満水位よりも下方に設定されるの
であり、又、光センサと、この光センサへの入射光量に
よりオンオフされるスイッチ回路とを備える水位検出部
の場合には水位検出位置は満水位よりも下方に設定され
る。
【0028】上記着脱手段は、水位検出部を水位検出位
置に着脱自在に固定させるように構成してあればよく、
例えば水位検出部に設けた吸盤で構成したり、或いは浴
槽の水抜栓を浴槽の周壁上部に連結する鎖と、上記水位
検出部に連結され且つ上記鎖に任意の位置の鎖環に係脱
されるフックとで構成したり、水位検出部に連結され又
は水位検出部に形成された上下複数段の係合部と、この
複数段の係合部の中から任意に択一された係合部及び浴
槽の縁に係合されるフックとで構成したりすることがで
きる。
【0029】上記浮体は、その内部に上記水位検出部の
検出動作に基づいて作動する音響警報装置を備え、又、
必要に応じて、水や湯の落とし込み後の焚き上げを検出
するために、浴湯の温度が所定値以上になったことを検
出する温度センサと、この温度センサの検出動作に基づ
いて作動する音響式焚上報知装置とを内蔵することがで
きる。
【0030】上記音響警報装置としては、ブザー、ベ
ル、音声発生装置などが考えられ、又、この音響警報装
置を重みの異なる複数種類の警報を発生できるように構
成し、この音響警報装置の始動後、所定の時間が経過す
るごとに警報音の重みを変更させる制御回路を設けて、
例えば水位検出部の検出動作の開始直後には比較的長い
周期で間欠的にブザーを鳴らし、1〜2分経過後には短
い周期で間欠的にブザーを鳴らし、5分経過後には連続
的にブザーを鳴らすというように、音響警報装置の始動
後、所定の時間が経過するごとに警報音の重みを変更さ
せることができる。
【0031】上記音響式焚上報知装置としては、ブザ
ー、ベル、音声発生装置などが考えられる。この音響式
焚上報知装置は、水位検出位置に基づく水位検出部の検
出動作によって作動する音響警報装置とは別に設けても
よいが、浮体にかかる重量を軽減するため、この音響警
報装置と兼用することが好ましい。
【0032】上記音響式焚上報知装置は、例えばバイメ
タルなどの温度センサと設定温度調節装置とを有するサ
ーモスタットを有し、設定温度になれば、回路を閉路に
し、ブザー、ベル、音声発生装置等の音響警報装置が作
動するように構成されている。
【0033】この音響式焚上報知装置はその音響警報装
置として、水位検出位置の水位検出動作に基づいて作動
する音響警報装置と兼用する事が望ましい。
【0034】この場合、音響式焚上報知装置は、所望の
温度が設定できる様、ダイヤルやカムスイッチ等で温度
設定をできる様に構成してもよい。
【0035】温度の設定方法としては、具体的には、例
えば夏・冬用の2段階切り替え、夏、冬、春秋用の3段
階切り替え等にすることにより、大人や子供更に老人等
何人を問わず、簡単に操作、設定できるのである。
【0036】ところで、通常、上記浴槽用満水報知装置
を用いる場合、浴槽に給水を行うと、この装置が満水を
検出、警報を発し(報知し)、その後、給水を止めた
後、焚上作業を行うのであり、給水作業と焚上作業は連
続して行うことが多い。
【0037】この場合、浴槽用満水報知装置が浴槽満水
によって作動した時に音響警報装置を備えた浮体を浴槽
内の水面より引き上げる事により回路内に導通がなくな
り、浴槽用満水報知装置の音響警報装置の作動が停止す
る。次いで、追焚、或いは焚上げを行い、この音響式焚
上報知装置はその温度センサが湯の設定温度を検出する
と、音響警報装置が作動し、焚上げが終了したことを報
知するのである。
【0038】この場合、浴槽用満水報知装置の水位検出
部に音響式焚上報知装置の温度センサを設け、温度を検
出する事により、この水位検出部は、吸盤等の前述の取
付手段により、任意の位置に設定できるため、焚上時や
追焚時には、浴槽内の水は水面付近より高温になる事か
ら、そのやや下部に設置する事も可能であり、焚上時や
追焚時の湯の対流を考慮して最も効果的な位置に設置す
る事もできる。
【0039】また音響式焚上報知装置の音響警報装置を
作動後停止させる場合には、音響警報装置を備えた浮
体、或いは水位検出部の両方又はどちらか一方を浴槽内
水面より上げるか、とりだす事により、温度センサの温
度検出箇所が湯の設定温度以下になるので、音響警報装
置からの警報が停止する。
【0040】そして、入浴時には、当該発明の浴槽用満
水報知装置を浴槽外に取りだすか、入浴の妨げにならな
い位置に設置することにより入浴が可能である。
【0041】ところで、この音響式焚上報知装置はその
温度センサが当該センサ箇所の温度検出を行っており、
湯に浸かっている場合にはその湯温を、又、浴室に露出
しているときにはその箇所の温度を、それぞれ検出して
おり、換言すると、水の有無に関係なく、常に温度セン
サは当該部位をの温度を検出している。
【0042】従って、誤って空焚きをした場合、音響式
焚上報知装置における温度センサが設定温度以上になる
と、音響警報装置が作動するので、空焚きによる火災等
の事故も未然に防止できるのである。
【0043】又、上記音響警報装置を兼ねる音響式焚上
報知装置を設ける場合、音響警報装置の機能によって満
水位が報知された後、音響警報装置の機能を解除して音
響式焚上報知装置の機能を発揮するように機能の切替え
をするようにしても良いのである。この場合、水位検出
部又は浮体に水位検出部の検出動作を無効にするキャン
セルスイッチを設ければよい。
【0044】このキャンセルスイッチが設けられる場合
には、キャンセルスイッチの切替え状態を簡単に認識で
きるようにするため、キャンセルスイッチがオン又はオ
フのいずれか一方に切替えられた時に点灯される発光装
置を設けたり、上記キャンセルスイッチのオンオフ切替
え時に音響報知装置又は音響式焚上報知装置を短時間に
わたり作動させる制御回路が設けたりすることが好まし
い。
【0045】上記発光装置としては、豆電球、LED、
ELP、液晶パネルなどを用いることができるが、これ
らの中では軽量で、安価で、消費電力が小さく、しか
も、切替え状態を表示するに十分な機能を果たすLED
を用いることが好ましい。
【0046】又、キャンセルスイッチのオンオフ切替え
時に音響報知装置又は音響式焚上報知装置を短時間にわ
たり作動させる制御回路としては、切替え方向を容易に
認識できるようにするため、例えばオンへの切替え時に
は1短音、オフへの切替え時には3短音が発生するとい
うように、切替え方向によって異なる音又は音声を発生
させるように構成することが好ましい。
【0047】もっとも、音響警報装置、音響式焚上報知
装置以外のキャンセルスイッチ、発光装置及び制御回路
は浮体に設けずに水位検出部に設け、水位検出部と浮体
とを音響警報装置、音響式焚上報知装置に電力を供給す
るコードで連結するように構成してもよい。
【0048】なお、音響警報装置、音響式焚上報知装
置、発光装置などの部品を駆動する電源としては、商用
電源を用いることも可能であるが、設置を簡単にするた
めに、市販の乾電池を用いることが好ましい。又、この
乾電池は浮体内に収容してもよいが、浮体にかかる重量
を軽減し、浮体を小型にするため水位検出部に設けるこ
とが好ましい。
【0049】又、上記浮体は、その一部分を浴槽内の水
面に水面上に突出するように浮かばせるために、その体
積が、浮体及びこれに内蔵される音響警報装置、音響式
焚上報知装置、発光装置などの部品の合計重量に対応す
る水の体積よりも大きく形成される。
【0050】次に、本発明に係る第2の浴槽用満水報知
装置は、浴槽内の水面に浮かぶ少なくとも一部分が棒状
に形成された浮体と、この浮体の一端部内に設けられ
て、又は、浮体外に設けられるととみに浮体の一端部に
連結されて、この浮体の一端部を水面下に沈降させる錘
と、上記浮体内に内蔵された電池、満水検出スイッチ、
及びこの満水検出スイッチの満水検出動作に基づいて作
動する音響警報装置とを備える。
【0051】そして、上記浮体、電池、満水検出スイッ
チ、音響警報装置及び錘の合計重量よりも浮体及び錘が
受ける浮力が大きくなるように錘を内蔵した浮体又は浮
体とこれの外部に設けられた錘の体積と浮体、電池、満
水検出スイッチ、音響警報装置及び錘の各重量とを設定
したことを特徴とする。
【0052】この浴槽用満水報知装置において、浮体は
少なくとも一部分が棒状に形成されることが必要であ
り、これにより、錘によって水面下に沈められる浮体の
中心及び一端の深さを球殻状の浮体に比べて深くするこ
とができ、浴槽内の水面の波動の影響を小さくできる。
【0053】上記錘は、浮体の一端部内に設ける場合と
浮体の外部に設けられる場合とがあり、浮体の外部に設
けられる場合には、浮体の一端部に連結される。又、こ
の浮体外に設けられた錘を浮体の一端部に連結する構造
としては、錘を直接浮体支持させる構造、浮体と錘とを
鎖、紐、糸などの条体で連結する構造などが考えられ
る。
【0054】上記電池としては、特に限定されないが、
浮体にかかる重量を軽減するため、市販の乾電池、水銀
電池など比較的軽量のものを用いることが好ましい。
【0055】満水検出スイッチとしては、浮体に昇降可
能に支持されるフロートと、このフロートの浮体に対す
る高さによってオンオフされるスイッチとを備えるフロ
ートスイッチ、浮体内に円錐揺動可能に吊持された振子
からなる可動電極と、この電極の揺動範囲内の所定の位
置でのみこの電極に接触するように浮体に固定される対
向電極とを備える振子スイッチなどで構成することがで
きる。
【0056】上記フロートスイッチとしては、上記フロ
ートが浮体に沿って昇降可能に浮体に支持され、上記ス
イッチが浮体に内蔵された近接スイッチと、フロートに
支持され、この近接スイッチを駆動する駆動片とを備え
るもの、上記フロートがレバー又はロッドを介して浮体
に対して昇降揺動可能に浮体に支持され、上記スイッチ
の可動接点がフロートを浮体に昇降揺動可能に支持させ
るレバー又はロッドに連動連結されたものなどが考えら
れる。
【0057】しかしながら、これらのフロートスイッチ
の中では、浴槽内の水面の波動の影響が小さい前者の構
造を採用することが好ましい。
【0058】上記可動電極を浮体内に円錐揺動可能に吊
持する構造としては、一端が球面軸受を介して浮体に連
結される剛体の他端に可動軸受を連結する構造が考えら
れるが、可動電極の重量で簡単に弾性変形する柔軟な部
材、例えば糸の一端を浮体に連結し、その他端に可動電
極を連結する構造も考えられる。
【0059】又、上記浮体内に円錐揺動可能に吊持され
る振子が設けられる場合には、上記満水検出スイッチを
この振子の揺動範囲内の所定の位置でのみこの振子によ
って駆動される近接スイッチで構成することができる。
【0060】この他にも、満水検出スイッチはたとえば
錘に内蔵され、或いは、錘に連結された圧力スイッチ、
浮体の他端寄り部分に設けられた光センサ、錘の重量に
よりオンオフ切替えされるスイッチなどが考えられる。
【0061】なお、本発明の第2の浴槽用満水報知装置
においても、浮体内に上記の温度センサ、音響式焚上報
知装置、キャンセルスイッチ、発光装置などを設けるこ
とは可能である。
【0062】
【作用】本発明の第1の浴槽用満水報知装置において
は、浴槽内の水位が所定値以上になると検出動作をする
水位検出部が、着脱手段によって、浴槽内の任意の水位
検出位置に着脱自在に固定され、これにより任意に満水
位を調整することができる。
【0063】従って、例えば紐の一部分を括ってその長
さを調整するなどの面倒な水位調整作業が不要になる。
そして、水位検出部を浴槽内の水位検出位置に固定する
ことにより正確に水位が満水位に達したことを検出でき
るようになる。
【0064】浴槽内の水面が満水位に達すると水位検出
部が検出動作を行い、音響警報装置が作動する。この音
響警報装置は一部分が水面上に突出するように浮かぶ浮
体内に設けられているので、水位が満水位よりも高くな
っても、浮体及びこの浮体に内蔵された音響警報装置が
水没する恐れはなく、音響警報装置が水面下に沈んでそ
の音、或いは、音声が聞こえ難くなることを防止でき
る。
【0065】このように、満水位以上になれば音響警報
装置によって満水位以上であることが報知されるので、
浴槽内への水又は湯の落とし混みの完了を風呂から離れ
たところで他の家事を処理しながら簡単に認識でき、浴
室から離れたところで処理している他の家事の処理能率
が損なわれることを防止できる。
【0066】本発明の第2の浴槽用満水報知装置におい
ては、浮体及び錘を浴槽に投入するだけで簡単に浴槽用
満水報知装置を任意の浴槽に設置することができ、又、
浴槽から浮体及び錘を取り出すことにより簡単に浴槽用
満水報知装置をその浴槽から撤去できる。
【0067】浴槽内の水位が0の状態では浮体が横に寝
て、満水検出スイッチはオフになり、水位が上昇するに
連れて次第に浮体の一端部に対して他端部が高くなり、
浮体が起立してくる。そして、満水位になった時に満水
検出スイッチがオンになり、音響警報装置が作動し、周
囲に満水位以上であることを報知する。
【0068】浮体、電池、満水検出スイッチ、音響警報
装置及び錘の合計重量よりも浮体及び錘が受ける浮力が
大きくなるように錘を内蔵した浮体又は浮体とこれの外
部に設けられた錘の体積と浮体、電池、満水検出スイッ
チ、音響警報装置及び錘の各重量とを設定しているの
で、音響警報装置を内蔵する浮体の一部分は必ず水面上
に突出する。
【0069】従って、水位が満水位よりも高くなって
も、浮体及びこの内蔵された音響警報装置が水没する恐
れはなく、音響警報装置が水面下に沈んでその音、或い
は、音声が聞こえ難くなることを防止できる。
【0070】ところで、上記浮体は棒状に形成されてい
るので、球殻状の浮体に比べて、満水位に近付くほど浮
体の中心及び一端部は水面下に深く沈むことになる。従
って、波動の影響が小さくなり、浮体の姿勢の安定性が
高められる。その結果、満水検出スイッチの検出精度が
高められ、正確に満水位を検出できるようになる。
【0071】このように、満水位以上になれば音響警報
装置によって正確に満水位以上であることが報知される
ので、浴槽内への水又は湯の落とし混みの完了を風呂か
ら離れたところで他の家事を処理しながら簡単に認識で
き、浴室から離れたところで処理している他の家事の処
理能率が損なわれることを防止できる。
【0072】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定され
るものではない。
【0073】先ず、本発明の第1の実施例に係る浴槽用
満水報知装置を図1ないし図5に基づいて具体的に説明
すると、以下の通りである。
【0074】図1の構成図に示すように、本発明の第1
の実施例に係る浴槽用満水報知装置は、浴槽1内の水位
が所定値以上になると検出動作をする水位検出部2と、
この水位検出部2を浴槽1内の任意の水位検出位置に着
脱自在に固定させる着脱手段3と、浴槽1内の水面に一
部分が水面上に突出するように浮かぶ浮体4と、この浮
体4内に設けられ、上記水位検出部2の検出動作に基づ
いて作動する音響警報装置としての薄膜形ブザー11
(図1では省略)とを備える。
【0075】上記浴槽1は、一般に浴槽として使用され
ているものであればよく、ここではFRP製で風呂釜が
浴槽1外に配置されたものを用いている。
【0076】図2の縦断正面図及び図3の縦断側面図に
示すように、上記水位検出部2は、互いに水密状に、か
つ、中心軸心回りに回転可能に嵌合される身5及び蓋6
を備え、その内部に乾電池7が収納される。
【0077】これら身5及び蓋6は例えば60℃〜10
0℃程度の耐熱性を有する合成樹脂で形成され、その蓋
6の周壁7の表面に軸心方向に並べて2つの裸電極8が
固定される。各裸電極8は身5の周壁の外周面に埋設し
た各電極リング9に導電性を有するシュー10を介して
個別に電気的に接続され、更に各電極リング9のうちの
一方は乾電池7に、その他方は浮体4に向かって導出さ
れるコード11に接続される。
【0078】図2及び図3に示すように、上記着脱手段
3は水位検出部2の身3の端壁にネジ12で固定される
3つの吸盤が構成され、この着脱手段3によって水位検
出部2を浴槽1の周壁のほぼ満水位に吸着固定した後、
蓋6を回転させて両裸電極8の高さを微津調整すること
ができる。
【0079】又、図4の縦断面図に示すように、上記浮
体4内には、音響警報装置兼音響式焚上報知装置として
の薄膜形ブザー12、バイメタルなどの温度センサと設
定温度調節装置とを有するサーモスタット13、発光装
置としてのLED14及びキャンセルスイッチ15が内
蔵されている。
【0080】即ち、上記浮体4は基端キャップ16と、
この基端キャップ16の先端部に回転可能に、かつ、水
密状に嵌合されるボデー17と、このボデー17の先端
部に回転可能に、かつ、水密状に嵌合される透明又は半
透明の先端キャップ18とを備え、上記薄膜形ブザー1
2、サーモスタット13及びLED14をボデー17に
支持させている。
【0081】上記サーモスタット13の回転操作軸19
は先端キャップ18の中心部に設けたポス20に突入さ
せてあり、回転操作軸19とポス20とにわたってピン
21を挿通してある。これにより、ボデー17を以て先
端キャップ18を回すとサーモスタット13の設定温度
が例えば36℃〜50℃の範囲内で調整される。
【0082】上記キャンセルスイッチ15はボデー17
の内周面に互いに対向させて固定した固定接点22と、
ボデー17及び固定接点22の内周面に摺接するように
基端キャップ16に固定された一対の可動電極23とを
備え、ボデー17を持って基端キャップ16を90°回
転させるごとに各可動電極23が各固定接点22の内周
面に接するオン状態と、各可動接点23がボデー17の
内周面に接触するオフ状態とに切替えられる。
【0083】上記乾電池7、裸電極8、ブザー12、サ
ーモスタット13、LED14及びキャンセルスイッチ
15は図5の回路図に示すように接続され、水位検出部
2に設けられる乾電池7及び裸電極8と浮体4に設けら
れるブザー12、サーモスタット13、LED14及び
キャンセルスイッチ15とはコード11によって接続さ
れる。
【0084】上記キャンセルスイッチ15をオンにした
状態で両裸電極8が浴槽1内の水によって短絡される
と、LED14が発光するとともにブザー12が鳴動す
る。
【0085】この回路には、ブザー12の動作をその始
動時から所定の時間が経過するごとに切替える制御回路
24が設けられ、例えば水位検出部2の検出動作の開始
直後から1〜2分経過するまでは比較的長い周期で間欠
的にブザーを鳴らし、この1〜2分経過後には短い周期
で間欠的にブザーを鳴らし、更に、これから5分経過後
には連続的にブザーを鳴らすというように、音響警報装
置の始動後、所定の時間が経過するごとに警報音の重み
を変更させるようにしている。
【0086】上記のように、この浴槽用満水報知装置に
おいては、水位検出部2を着脱手段3によって浴槽1の
周壁内面の任意の位置に吸着固定することにより、ワン
タッチで簡単に、かつ、正確に任意の高さに水位を設定
することができ、設置前に紐の長さなどを調整すること
により設定水位を調整する必要がなくなり、使用勝手が
良くなる。
【0087】又、浴槽1内の水面Lが図1に1点鎖線で
示す低水位から実線で示す満水位に達した時に両裸電極
8が水によって短絡され、正確に満水位が検出され、ブ
ザー12が作動して満水位への到達が報知される。
【0088】ここで、上記水位検出部2は着脱手段3を
介して浴槽1の周壁内面の任意の位置に吸着固定されて
いるので、液面の波動によって検出精度が変化する恐れ
がなくなり、正確に満水位を検出することができる。
【0089】満水位に到達した後には、浮体4の一部分
が水面上に突出するように浮体4が水面Lに浮遊するの
で、浮体4が水面L下に没してブザー12の音が聞こえ
難くなる恐れがなくなり、確実に満水位以上であること
が報知される。
【0090】又、満水位に到達した後には、水位検出部
2の検出動作の開始直後から1〜2分経過するまでは比
較的長い周期で間欠的にブザーを鳴らし、1〜2分経過
後には短い周期で間欠的にブザーを鳴らし、5分経過後
には連続的にブザーを鳴らすというように、ブザー12
の始動後、所定の時間が経過するごとに警報音の重みを
変更される。
【0091】このように警報音に重みをつけることによ
り、ブザー12の鳴り具合によって水位が満水位からど
の程度高くなっているかの目安ができ、又、オバーフロ
ーする恐れが生じた時には重みの重い警報音を発するこ
とにより落とし込み停止の要急性を認識させることがで
きる。
【0092】なお、LED14は水位検出部2の検出動
作の開始とともに点灯される。そして、ブザー12の音
を認識した者が浴室に来て、キャンセルスイッチ15を
オフにすると、ブザー12が例えば3短音発した後に停
止され、又、LED14も消灯され、このブザー音とL
ED14との変化、またはこれらのうちのいずれか一方
によって使用者は水温検出モードに切替えられたことを
認識できる。
【0093】浴槽用満水報知装置を水温検出モードに切
替えた後、浴槽1内の水温がサーモスタット13によっ
て設定された所定の設定温度まで昇温すると、サーモス
タット13がオンになり、再びブザー12が鳴り出す。
この場合にも、制御回路24の作用によって警報音の重
みがサーモスタット13のオン切替え直後から1〜2分
経過するまでは比較的長い周期で間欠的にブザーを鳴ら
し、1〜2分経過後には短い周期で間欠的にブザーを鳴
らし、5分経過後には連続的にブザーを鳴らされ、これ
により、湯温が設定温度以上でどの程度まで昇温したか
を知る目安が得られるとともに、異常に高温になる恐れ
が生じた時には重みの重い警報音を発することにより追
焚停止の要急性を認識させることができる。
【0094】風呂の焚上げが終了し、ブザー12が鳴っ
ている浴槽用満水報知装置を浴湯から取り出す際には、
着脱手段3を浴槽1から剥がすことにより簡単に、か
つ、短時間で水位検出部2、浮体4及びこれらの間に設
けられたコード11を浴槽から取り出すことができる。
【0095】浴槽用満水報知装置を浴槽1から取り出し
た後、キャンセルスイッチ15をオンにして水位検出モ
ードに切替えると、水位検出部2の両裸電極8が断絶さ
れてブザー12が停止する。
【0096】図6は音響式焚上報知装置と浴槽用満水報
知装置を併用した第2の実施例の回路図を示す。
【0097】乾電池7とブザー12は浮体4に内蔵さ
れ、裸電極8aは浴槽1の水と接触するように浮体4か
ら露出して取り付けられており、一方、水位検出部2に
は浴槽1の水と接触する裸電極8bとサーモスタット
(温度センサ)13が取り付けられており、これらはコー
ド11によって接続されている。
【0098】乾電池7、裸電極8、ブザー12、サーモ
スタット(温度センサ)13及びトランジスタ50は図6
の回路図に示すように接続され、浮体4における乾電池
7、裸電極8a及びブザー12と、水位検出部2におけ
る裸電極8bとサーモスタット(温度センサ)13とはコ
ード11によって接続される。
【0099】この構成により、浴槽1内の水が満水にな
ると、浮体4から露出している裸電極8aと水位検出部
2における裸電極8bが一点鎖線で示すように導通状態
になりブザー12が鳴動する。
【0100】次いで、人が給水を止め、浮体4を浴槽内
の水面より引き上げると、浮体4から露出している裸電
極8aと水位検出部2における裸電極8bの導通状態が
解除され、ブザー12の鳴動は停止する。
【0101】そして、人が焚上或いは追焚を行い、設定
温度になると、音響式焚上報知装置におれるサーモスタ
ット(温度センサ)13が設定温度を検知し、バイメタル
等の働きによって、実線13aで示すオフ状態から一点
鎖線13bで示すオン状態になってブザー12は鳴動す
る。
【0102】そして、サーモスタット(温度センサ)13
を装備している水位検出部2を浴槽1の水面より引き上
げるか、取り出す事によりサーモスタット(温度センサ)
13箇所が設定温度以下になるため、サーモスタット
(温度センサ)13は再びオフ状態13aになってブザー
12が停止する。
【0103】ところで、このサーモスタット(温度セン
サ)13は水位や水の有無に関係なく常にその箇所の温
度を検知しているので、例えば空焚き等で浴槽1や室温
が設定温度に達した場合は、オン状態13bになり、ブ
ザー12が鳴動し、注意を喚起するのである。
【0104】また回路内においてトランジスタ50等に
よりブザーが鳴動しない状態でも微小電流が流れる事も
あり、未使用時等は電池7の消耗を防止するため、電源
を切るようにしてもよいのである。
【0105】上記の第1及び2の実施例では、両裸電極
8が水位検出部2に設けられているが、このことは本発
明に必須のことではなく、例えば図7の構成図に示す本
発明の第2の実施例に係る浴槽用満水報知装置のよう
に、両裸電極8のうちの1つの裸電極8を水位検出部2
に設け、他の1つの裸電極8を浮体4に水面L下に位置
するように設けてもよいのである。
【0106】この場合、上記コード11を1芯コードに
することができ、部品単価を安価にできる。又、両裸電
極8間に与えられる電圧及び電流を所定値以下の低電
圧、低電流の高周波に制御することにより適度の電気的
刺激が感じられる、いわゆる、高周波風呂を手軽に実現
することができ、健康増進にも役立つ。この場合には、
高周波風呂に静粛な入浴ができるようにブザー12の鳴
動を禁止する手段を設けることが好ましい。
【0107】又、この実施例に係る浴槽用満水報知装置
では、着脱手段3が、浴槽1の水抜栓25を浴槽1の周
壁上部に連結する鎖26と、上記水位保持部2に連結さ
れ、上記鎖26の任意の位置の鎖環に係脱されるフック
27とを備え、フック27を鎖26を任意の位置の鎖環
に係合して水位検出部2を鎖26に吊持させることによ
り水位検出位置が設定される。
【0108】この実施例では、フック27を鎖26の任
意の位置の鎖環に係合して水位検出部2を鎖26に吊持
させるという方法で簡単に水位設定ができる。又、この
実施例のその他の構成、作用ないし効果は上記の第1の
実施例のそれらと同様であるので、重複を避けるためこ
れらの説明は省略する。
【0109】この実施例において、上記鎖26に代えて
浴槽1の縁に係合され、浴槽1内に垂れ下がるとともに
上下多段の係合孔を形成した帯板からなる梯子を用い、
この梯子の上下多段の係合孔のうちから任意に択一され
た係合孔に上記フックを係脱する構成を採用するように
変形することが可能である。
【0110】又、この実施例では、フック27を水位検
出部の身5と一体に例えば射出成形により形成している
が、フック27を身5とは別体に形成し、身5に接着、
溶着、ビス止めなどによって固定したり、鎖、紐などを
介して身5に連結したりしてもよい。
【0111】図8の構成図及び図9の縦断側面図に示す
本発明の第4の実施例に係る浴槽用満水報知装置は、水
位検出部2に形成された上下複数段の係合部28と、こ
の複数段の係合部28の中から任意に択一された係合部
28及び浴槽1の縁に係合される帯板状のフック29と
を備える。
【0112】もっとも、上記上下複数段の係合部28
を、水位検出部2の身5と一体に形成することは本発明
に必須のことではなく、例えば水位検出部2の身5に鎖
を連結し、この鎖の各鎖環で係合部28を形成したり、
上下多段に貫通孔を形成した帯板を連結して、各貫通孔
で係合部28を形成したりすることができる。
【0113】図9に示すように、上記水位検出部2内に
は蓋6に形成した通水孔30を介して外部に連通する通
水室31が設けられ、この通水室31内に、上記裸電極
8に代わる水圧センサ32が設けられる。又、身5の端
面には水位検出部2を浴槽1の周壁内面に安定良く受け
止めさせるための弾性体33が固定される。
【0114】この実施例の場合には、圧力スイッチ32
で浴槽1内の水の水圧を検出するために、水位検出部2
が設定される満水位よりも低い位置に保持される。又、
上記フック29は規格化された浴槽1内の平均的な満水
位に対応する位置で水位検出部2を吊持し、水位検出部
2の係合部28の位置を選択することにより、例えば脇
の下、肩口、首などの微妙な満水位の調整ができるよう
にしている。
【0115】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は前例と同様であるので、ここでは重複を避けるため
にこれらの説明は省略する。
【0116】又、図示しないが、この水圧を利用する他
の方法としては、浴槽の底面に高分子材料で被覆した磁
石等の固定手段を設け、これに高分子材料で浮体を形成
し、その内面に鉄やニッケル等の磁性材料からなる板状
体を固定し、満水位になると水圧による浮力が磁力より
大となって浮体が浮上するとともに警報が発せられるよ
うに構成しても良い。
【0117】この場合、固定手段から浮体が離れること
によってスイッチがオン状態になり、警報が発せられる
ように構成すれば良いのである。
【0118】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は前例と同様であるので、ここでは重複を避けるため
にこれらの説明は省略する。
【0119】図10の構成図に示す本発明の第5の実施
例では、上記水位検出部2に裸電極8或いは圧力スイッ
チ32に代えてフロートスイッチ34が設けられる。こ
のフロートスイッチ34は、水位検出部2にロッド35
を介して昇降揺動可能に支持されたフロート36と、こ
のロッド35に連結された図示しないスイッチとを備え
る。
【0120】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記第1の実施例のそれらと同様であるので、ここ
では重複を避けるためにこれらの説明は省略する。
【0121】図11の縦断正面図に要部を示す本発明の
第6の実施例に係る浴槽用満水報知装置では、前例のフ
ロートスイッチ34に代えて、別な構造のフロートスイ
ッチ37が設けられる。
【0122】このフロートスイッチ37は、水位検出部
2内にその径方向に進退可能に収納されたフロート38
と、このフロート38に支持させた駆動片39と、フロ
ート38の進退を案内する案内孔40の一端部に望ませ
た近接スイッチ41とを備えている。
【0123】又、この水位検出部2の身5と蓋6とは互
いに固定され、蓋6の上下に案内孔40を外部に連通さ
せる通水孔42が形成される。この実施例のその他の構
成、作用ないし効果は上記第1の実施例のそれらと同様
であるので、ここでは重複を避けるためにこれらの説明
は省略する。
【0124】図12の縦断正面図に要図を示す本発明の
第7の実施例に係る浴槽用満水報知装置では、上記裸電
極8、圧力スイッチ32、或いはフロートスイッチ34
・37に代えて光センサ43と、この光センサへの入射
光量によりオンオフされるスイッチ回路44とを備え
る。
【0125】この実施例では、水位検出部2は満水位よ
りも高位置で浴槽1の周壁内面に着脱手段3により着脱
可能に固定される。この実施例のその他の構成、作用な
いし効果は上記第1の実施例のそれらと同様であるの
で、重複を避けるためにこれらの説明は省略する。
【0126】図13の縦断正面図に示す本発明の第8の
実施例に係る浴槽用満水報知装置は、浮体51と、これ
に条体52を介して連結された錘53とを備える。
【0127】上記浮体51は両端が丸められた中空の棒
状、即ち円筒形に形成され、その内部に電池54と、満
水検出スイッチ55と、水温検出スイッチ56と、キャ
ンセルスイッチ57と、薄膜形ブザー58と、表示灯5
9とが設けられる。
【0128】この浮体51は、吃水線以下の体積が内蔵
物と、条体52の重量と、錘53を組み込んだ重量に対
応する浮力が得られる程度の大きさに形成してあればよ
く、その材質は特に限定されない。従って、この浮体5
1は金属、合成樹脂など任意の素材を用いて形成するこ
とができるが、ここでは、安価に、かつ、容易に成形で
きる合成樹脂で浮体51を形成している。
【0129】また、この浮体51は、電池54、満水検
出スイッチ55、水温検出スイッチ56、キャンセルス
イッチ57、薄膜形ブザー58及び表示灯59からなる
内蔵物の組み込みと、電池54の交換とを可能にするた
め、2つのキャップ状のハーフ51a・51bに分割形成
され、これらハーフ51a・51bを互いに螺合して一体
化できるようにしている。この場合、一体化された両ハ
ーフ51a・51bの間には水が内部に侵入することを防
止するため、Oリングからなる封止部材51cが挟み込
まれる。
【0130】更に、上記浮体51にはキャンセルスイッ
チ57の操作用の孔1dが形成され、この孔1dから内部
への浸水を防止するため、浮体51に例えばゴムからな
る防水スリーブ51eが水密状に外嵌される。
【0131】上記電池54、満水検出スイッチ55、水
温検出スイッチ56、キャンセルスイッチ57、薄膜形
ブザー58及び表示灯59、即ち、内蔵物の配置は、特
に限定されず、浮体51及びこれらの内蔵物の複合重心
と浮体51の中心とが一致することは必要ではない。こ
の複合重心と浮体51の中心とが一致する場合には所定
の水位以下で水面に浮上した浮体51が水平になり、一
致しない場合には所定の水位以下で水面に浮上した浮体
51が傾斜する。
【0132】この実施例では、比較的重量が重い電池が
浮体51の一端部側に配置してあるので、図14の1点
鎖線図または2点鎖線図に示すように、所定の水位以下
では浮体がこの一端部側を下にして傾斜した状態で水面
に浮上する。
【0133】ただし、この実施例では、満水検出スイッ
チ55として後に説明するように傾斜検出スイッチタイ
プのものを用いているので、所定の水位以下で水面に浮
上した浮体51の傾斜角が満水検出スイッチ55のオン
オフ切替角を下回るように内蔵物を浮体51の全長にわ
たって分散配置している。
【0134】上記電池54は、一般に市販されている種
々の乾電池、ボタン形電池などを用いることができ、例
えば長期間にわたって所定の出力を得ることができる単
3アルカリ乾電池が用いられる。
【0135】上記満水検出スイッチ55としては、後述
する本発明の第9の実施例で用いられるフロートスイッ
チタイプのものを用いることが可能であるが、この実施
例では、浮体51の傾斜角度に依存してオンオフ切替さ
れる傾斜検出スイッチタイプのものを用いている。
【0136】この満水検出スイッチ5は、図15の断面
図に示すように、内部に半球状の空洞60を形成した絶
縁体からなるケース61と、このケース61中で円錐振
子運動をする電気良導体からなる振子62と、振子62
の基端部に摺接させた電極63と、空洞60の半球面上
の所定の位置に露出させた対向電極64とを備え、同図
において実線で示すように振子62の先端が対向電極6
4に接触する時に電極63と対向電極64とが振子62
を介して電気的に導通され、同図において2点鎖線で示
すように振子62の先端が空洞60の半球面上の他の位
置に接触する時には非導通となるようにしている。この
場合、この振子式スイッチに代えて、水銀スイッチを用
いても良い。
【0137】図16の回路図に示すように、上記満水検
出スイッチ55と、薄膜形ブザー58と、キャンセルス
イッチ57は電池4の両極間に直列に接続され、これに
より、満水検出スイッチ55が満水検出作動をしている
時にキャンセルスイッチ57をオフにすることにより満
水検出スイッチ55の満水検出作動が無効にされる。
【0138】又、上記表示灯59は電池54とブザー5
8との間に満水検出スイッチ55と並列に接続され、キ
ャンセルスイッチ57をオフにしたキャンセル時に消灯
され、キャンセルスイッチ57をオンにしたセット時に
点灯されるようにしている。
【0139】更に、上記満水検出スイッチ55、キャン
セルスイッチ57及び表示灯59と並列に水温検出スイ
ッチ56が接続され、これにより、水温検出スイッチ5
6の検出温度が所定値、例えば42℃を上回るときに薄
膜形ブザー58が作動するようにしている。
【0140】この実施例に係る投入型満水報知装置は、
内蔵物を組み込んだ浮体51、条体52及び錘53を浴
槽1内に投入することによって簡単に設置され、又、浴
槽1から取り出すことにより簡単に撤去される。
【0141】キャンセルスイッチ57をセット状態(オ
ン状態)にしてから浴槽1内に投入型満水報知装置を投
入した後、水又は湯を落とし込むと、図14の1点鎖線
図、或いは2点鎖線図に示すように、浴槽1内の水位が
上昇し、浮体1は水位の上昇に伴って浴槽1の底から水
面に浮かぶ。
【0142】図14に2点鎖線図に示すように、条体5
2が浮体51に作用する浮力によって緊張された後、更
に水又は湯が落とし込まれると、浮体51の傾斜角が一
端部を中心にして次第に増大し、最終的には図14に実
線で示すように、他端部が一端部の上側に位置する直立
状態になる。
【0143】浮体51の傾斜角の所定値を下回る間は、
満水検出スイッチ55の振子62の先端が空洞60の半
球面上の他の位置に接触する時には非導通となり、薄膜
形ブザー58が鳴ることはないが、浮体51が直立状態
に近付くと、満水検出スイッチ55の振子62の先端が
対向電極64に接触して導通となり、薄膜形ブザー58
が鳴動する。
【0144】ここで、上記浮体51が棒状に形成されて
いるので、浮体51が直立状態に近付くに連れて、浮体
51の中心及び一端部が、球殻状の浮体に比べて深く水
中に沈み、水面Lの波動の影響が小さくなる。これによ
り、満水検出スイッチ55の振子52が大きく揺れて満
水位前に誤検出が発生することが防止され、検出精度を
高めることができる。
【0145】従って、水又は湯の落とし込みの開始後に
この薄膜形ブザー58の音が鳴るまでは浴槽1の近くで
水位を見守ったり、時々水位を見に行く必要がなくな
り、浴室外で処理する他の家事の処理に専念することが
でき、他の家事の処理の能率が損なわれることを防止で
きることになる。
【0146】薄膜形ブザー58の音を聞いてから、水又
は湯の落とし込みを止め、キャンセルスイッチ57を操
作して当該キャンセルスイッチ57をキャンセル状態
(オフ状態)にすれば、表示灯59が消灯されるととも
に、薄膜形ブザー58の音が止まり、必要に応じて風呂
釜の加熱装置を作動させてから再び他の家事の処理に戻
ることができる。
【0147】この後、浴槽1内の水温が所定の温度に昇
温すると、水温検出スイッチ56がオンになり、再び薄
膜形ブザー58が鳴り出すので、この薄膜形ブザー58
の音が聞こえるまで、他の家事の処理に専念することが
できる。
【0148】浴槽1に湯が落とし込まれる場合に、湯温
が所定値以上の湯が落とし込まれると、水位が満水位に
達していなくても薄膜形ブザー58が鳴り出す。この場
合には、落とし込みの湯温調整をして適温の湯を満水位
まで落とし込むか、条体52を途中で括って短くし、高
温の湯の落とし込み量が満水位よりも低水位である時に
薄膜形ブザー58で報知させ、この報知に基づいて高温
の湯の落とし込みを止めるとともに、条体52の括り目
を解き、更に、水を落とし込むかすることにより、満水
位でブザー58が鳴動し始めるまで他の家事の処理に専
念すればよい。
【0149】上記第9の実施例に示す満水検出スイッチ
55は振子62が空洞60の半球面又は対向電極64に
接触するように構成しているが、本発明の第9の実施例
に係る満水報知装置では、図17の断面図に示すよう
に、ケース61内に、振子62が所定の位置に来るとき
に振子12によって駆動される近接スイッチ65を設け
るように構成してもよい。
【0150】図18の断面図に示す本発明の第10の実
施例に係る浴槽用満水報知装置は、上記満水検出スイッ
チ55が浮体51に昇降可能に支持されるフロート66
と、このフロート66の浮体51に対する高さによって
オンオフされるスイッチ67とを備えるフロートスイッ
チで構成される。
【0151】上記満水検出スイッチ55をフロートスイ
ッチで構成する場合、上記フロート66をレバー又はロ
ッドを介して浮体51に対して昇降揺動可能に浮体51
に支持させ、上記スイッチ67の可動接点がこのレバー
又はロッドに連動連結されるように構成してもよい。
【0152】しかしながら、この実施例では、フロート
66に対する水面の波動の影響を小さくするため、フロ
ート66を浮体に沿って昇降可能に浮体51に支持さ
せ、上記スイッチ67が浮体51に内蔵された近接スイ
ッチで構成されるとともに、このスイッチ67を駆動す
る駆動片をフロート66に支持させている。
【0153】上記浮体51内の一端側には乾電池54と
水温検出スイッチ56とが収納され、他端側にはその一
端側よりも小径に形成されたガイド部68と、ガイド部
68の他端側に形成され、ガイド部68に外嵌したフロ
ート66の脱出を防止する抜け止め部69とが設けられ
る。
【0154】この抜け止め部69にはその他端側面を覆
う半球殻状のキャップ70が回転可能にかつ、抜け止め
状に嵌着され、このキャップ70内に薄膜形ブザー58
が固定される。
【0155】キャンセルスイッチ57は、キャップ70
とブザー58を回転させることにより、当該ブザー58
の時化を面に露出させた接点71の位置を周方向に変位
させ、ガイド部68の内周面に固設されたリード線72
との接続をオフに切替えることにより、上記スイッチ6
7の検出動作を無効にできるようにしている。
【0156】この浴槽用満水報知装置は、水位が上昇す
るに連れて、先ず浮体51が一端部を浴槽1の底に付く
状態で次第に立ち上がり、この後、浮体20が直立状態
になって水面に浮かびながら水位とともに上昇する。所
定の水位で条体52が緊張し、この後、更に水位が上昇
すると浮体51の上昇が錘53の重さによって制限され
る一方、フロート66は更に水位とともに上昇する。そ
して、フロート66が抜け止め部69に受け止められる
高さまで上昇すると、スイッチ67がオンになり、ブザ
ー58が鳴り出すことになる。
【0157】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の実施例のそれらと同様であるので、重複を避
けるためにこれらの説明は省略する。
【0158】上記第8ないし第10の実施例において、
浮体51の一端部と錘53とが条体52を介して連結さ
れているが、浮体51の一端部内に錘53を設けたり、
浮体51の一端部に直接に錘53を支持させることも可
能である。この場合で、傾斜検出スイッチタイプの満水
検出スイッチ55を用いる場合には、満水位で浮体51
の一端が浴槽1の底に着いた状態で浮体51が所定の傾
斜角度、例えば直立状態に達するように浮体51の長さ
を設定する必要があり、又、フロートスイッチタイプの
満水検出スイッチを用いる場合には、満水位で浮体51
の一端が浴槽1の底に着いた状態で、フロート66が所
定の水位まで浮上できるようにガイド部68の長さない
し位置を設定する必要がある。
【0159】
【発明の効果】本発明の第1の浴槽用満水報知装置は、
以上に説明したように構成しているので、水位検出部を
例えば着脱手段を浴槽の周壁内面に吸着させたり、浴槽
の水抜栓を浴槽の周壁上部に連結する鎖に引っ掛けた
り、フックで浴槽の縁に吊り下げたりするというワンタ
ッチ操作によって水位検出部を任意の高さに固定して、
浴槽に浴槽用満水報知装置を装着できると共に、満水位
の設定ができ、又、この逆の簡単な操作で水位検出部を
浴槽から撤去できる。
【0160】しかも、この水位検出部が着脱手段によっ
て浴槽内の所定の高さに保持されるので、水面の波動の
影響が小さくなり、満水位の検出精度を高めることがで
き、満水位警報に対する信頼性を高めることができる。
【0161】このように、本発明の第1の浴槽用満水報
知装置によれば、簡単に、任意の高さに満水位の設定が
できるとともに、正確に満水位が検出され、音響警報装
置によって満水位以上であることが報知されるので、浴
槽内への水又は湯の落とし込みの完了を風呂から離れた
ところで他の家事を処理しながら簡単に認識でき、浴室
から離れたところで処理している他の家事の処理能率が
損なわれることを防止できる。
【0162】本発明の第1の浴槽用満水報知装置におい
て、特に、上記水位検出部が、浴槽内の水によって短絡
される一対の裸電極を備え、上記水位検出位置が満水位
又はおよそ満水位に設定される場合には、簡単な構成で
正確に満水位の検出ができ、又、この場合に、一対の裸
電極のうちの一方の裸電極が設けられるとともに、上記
浮体にその他方の裸電極が設けられ、上記水位検出位置
が満水位又はおよそ満水位に設定される場合には、両裸
電極間に低周波電流を流すことにより、いわゆる、低周
波風呂を簡単に実現することができる。
【0163】本発明の第1の浴槽用満水報知装置におい
て、特に、上記水位検出部がフロートスイッチを備え、
上記水位検出位置が満水位又はおよそ満水位に設定され
る場合、上記水位検出部が浴槽内の水圧によってオンオ
フされる圧力スイッチを備え、上記水位検出位置が満水
位よりも下方に設定される場合、上記水位検出部が光セ
ンサと、この光センサへの入射光量によりオンオフされ
るスイッチ回路とを備え、上記水位検出位置が満水位以
上に設定される場合にも簡単な構成で正確に満水位を検
出することができる。
【0164】本発明の第1の浴槽用満水報知装置におい
て、上記着脱手段を水位検出部に支持される吸盤で構成
する場合には、吸盤を浴槽の周壁内面に押しつけるだけ
で水位検出部を簡単に、しかも、短時間で浴槽に装着す
ることができ、また、吸盤を浴槽の周壁内面から剥がす
ことにより水位検出部を簡単に、しかも、短時間で浴槽
から撤去することができるので有利である。
【0165】又、本発明の第1の浴槽用満水報知装置に
おいて、上記着脱手段が、浴槽の水抜栓を浴槽の周壁上
部に連結する鎖と、上記水位検出部に連結され、上記鎖
に任意の位置の鎖環に係脱されるフックとを備える場合
には、鎖にフックで水位検出部を吊り下げるだけで水位
検出部を簡単に、しかも、短時間で浴槽に装着すること
ができ、またフックを鎖から掛け外すことにより、水位
検出部を簡単に、しかも、短時間で浴槽から撤去するこ
とができるので有利である。
【0166】又、本発明の第1の浴槽用満水報知装置に
おいて、上記着脱手段が、水位検出部に連結され、又は
水位検出部に形成された上下複数段の係合部と、この複
数段の係合部の中から任意に択一された係合部及び浴槽
の縁に係合されるフックとを備える場合にも、フックの
掛け外しという簡単な操作で水位検出部を簡単に、しか
も、短時間で浴槽に装着したり、水位検出部を簡単に、
しかも、短時間で浴槽から撤去したりすることができる
ので有利である。
【0167】本発明の第2の浴槽用満水報知装置は、以
上に説明したように構成しているので、浮体及び錘を浴
槽に投入するだけで簡単に浴槽用満水報知装置を任意の
浴槽に設置することができ、又、浴槽から浮体及び錘を
取り出すことにより簡単に浴槽用満水報知装置をその浴
槽から撤去できる。
【0168】そして、浮体の少なくとも一部分が棒状に
形成されているので、満水位を検出する水位の近傍まで
水面が上昇して来たときには、球殻状の浮体に比べて浮
体の中心及び一端部が水面下深く沈んで、浮体が受ける
水面の波動の影響が小さくなり、浮体が揺れたり、回転
したりして誤動作することが防止され、検出精度を高め
て正確に満水位を検出できるようになる。
【0169】又、浮体、電池、満水検出スイッチ、音響
警報装置及び錘の合計重量よりも浮体及び錘が受ける浮
力が大きくなるように錘を内蔵した浮体又は浮体とこれ
の外部に設けられた錘の体積と浮体、電池、満水検出ス
イッチ、音響警報装置及び錘の各重量とを設定している
ので、音響警報装置を内蔵する浮体の一部分は必ず水面
上に突出し、水位が満水位よりも高くなっても、浮体及
びこの浮体に内蔵された音響警報装置が水没する恐れは
なく、音響警報装置が水面下に沈んでその音、或いは、
音声が聞こえ難くなることを防止できる。
【0170】このように、本発明の第2の浴槽用満水報
知装置によれば、簡単に、設置及び撤去ができるととも
に、正確に満水位が検出され、音響警報装置によって満
水位以上であることが報知されるので、浴槽内への水又
は湯の落とし込みの完了を風呂から離れたところで他の
家事を処理しながら簡単に認識でき、浴室から離れたと
ころで処理している他の家事の処理能率が損なわれるこ
とを防止できる。
【0171】本発明の第2の浴槽用満水報知装置におい
て、特に上記満水検出スイッチが浮体に昇降可能に支持
されるフロートと、このフロートの浮体に対する高さに
よってオンオフされるスイッチとを備えるフロートスイ
ッチからなる場合には、簡単な構成で浮体の傾斜方向と
関係なく、正確に満水位を検出することができる。
【0172】又、この場合、上記フロートがレバー又は
ロッドを介して浮体に対して昇降揺動可能に浮体に支持
され、上記スイッチの可動接点がフロートを浮体に昇降
揺動可能に支持させるレバー又はロッドに連動連結する
構成を採用してもよいが、特に、フロートが浮体に沿っ
て昇降可能に浮体に支持され、上記スイッチが浮体に内
蔵された近接スイッチと、フロートに支持され、この近
接スイッチを駆動する駆動片と備える構成を採用する場
合には、水面の波動の影響を一層小さくできるので一層
有利である。
【0173】本発明の第2の浴槽用満水報知装置におい
て、上記満水検出スイッチが浮体内に円錐揺動可能に吊
持された振子からなる可動電極と、この電極の揺動範囲
内の所定の位置でのみこの電極に接触するように浮体に
固定される対向電極とを備える振子スイッチからなる場
合、或いは、上記浮体内に円錐揺動可能に吊持される振
子が設けられ、上記満水検出スイッチがこの振子の揺動
範囲内の所定の位置でのみこの振子によって駆動される
近接スイッチからなる場合にも、浮体の傾斜方向と関係
なく、正確に満水位を検出することができるので有利で
ある。
【0174】本発明において、上記水位検出部又は浮体
に浴湯の温度が所定値以上になったことを検出する温度
センサが設けられ、上記浮体にこの温度センサの検出動
作に基づいて作動する音響式焚上報知装置が内蔵される
場合には、浴槽用満水報知装置を焚上報知装置に兼用で
きるので有利である。
【0175】この場合に、特に、上記音響警報装置を音
響式焚上報知装置に兼用し、水位検出部の検出作動を無
効にするキャンセルスイッチを設ければ、回路構成を簡
単にできるので有利になる。
【0176】又、温度センサ、焚上報知装置又はこれに
兼用される音響警報装置、及びキャンセルスイッチを設
ける場合には、上記キャンセルスイッチがオンオフいず
れか一方に切替えられている時に点灯される発光装置を
備えれば、浴槽用満水報知装置が満水検出機能を有する
満水検出モードか、焚上検出機能を有する焚上げモード
かを簡単に認識することができるようになるので、使用
勝手が良くなる。
【0177】又、上記発光装置に代えて、又は、これと
ともに上記キャンセルスイッチのオンオフ切替時に音響
報知装置を短時間にわたり作動させる制御回路が設けら
れる場合には、キャンセルスイッチの切替え時に浴槽用
満水報知装置のモードが切替えられたことを聴覚的に認
識することができるので、使用勝手が良くなる。
【0178】更に、本発明において、上記音響警報装置
が重みの異なる複数種類の警報を発生できるように構成
され、この音響警報装置の始動後、所定の時間が経過す
るごとに警報音の重みを変更させる制御回路が設けられ
る場合には、この音響警報装置の始動後、所定の時間が
経過するごとに警報音の重みを重くして、湯または水の
落とし込みの停止の要急性の高まりを認識させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施例の構成図である。
【図2】図2は本発明の第1の実施例の水位検出部の縦
断正面図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施例の水位検出部の縦
断側面図である。
【図4】図4は本発明の第1の実施例の浮体の縦断面図
である。
【図5】図5は本発明の第1の実施例の電気回路図であ
る。
【図6】図6は本発明の第2の実施例の電気回路図であ
る。
【図7】図7は本発明の第3の実施例の構成図である。
【図8】図8は本発明の第4の実施例の構成図である。
【図9】図9は本発明の第4の実施例の水位検出部の縦
断側面図である。
【図10】図10は本発明の第5の実施例の構成図であ
る。
【図11】図11は本発明の第6の実施例の水位検出部
の縦断正面図である。
【図12】図12は本発明の第7の実施例の水位検出部
の縦断正面図である。
【図13】図13は本発明の第8の実施例の縦断面図で
ある。
【図14】図14は本発明の第8の実施例の使用例の説
明図である。
【図15】図15は本発明の第8の実施例の満水検出ス
イッチの断面図である。
【図16】図16は本発明の第8の実施例の満水検出ス
イッチの回路図である。
【図17】図17は本発明の第9の実施例の満水検出ス
イッチの断面図である。
【図18】図18は本発明の第10の実施例の縦断面図
である。
【符号の説明】
L 水面 1 浴槽 2 水位検出部 3 着脱手段 4 浮体 8 裸電極 12 ブザー 13 サーモスタット 14 LED 15 キャンセルスイッチ 24 制御回路 25 水抜栓 26 鎖 27 フック 28 係合部 29 フック 32 圧力スイッチ 34,37 フロートスイッチ 43 光センサ 44 スイッチ回路 51 浮体 53 錘 54 電池 55 満水検出スイッチ 56 水温センサ 57 キャンセルスイッチ 58 ブザー 59 表示灯 62 振子 64 対向電極 65 近接スイッチ 66 フロート 67 スイッチ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内の水位が所定値以上になると動作
    をする水位検出部と、この水位検出部を浴槽内の任意の
    水位検出位置に着脱自在に固定させる着脱手段と、浴槽
    内の水面に一部分が水面上に突出するように浮かぶ浮体
    と、この浮体内に設けられ、且つ上記水位検出部の検出
    動作に基づいて作動する音響警報装置とを備えることを
    特徴とする浴槽用満水報知装置。
  2. 【請求項2】 水位検出部が、浴槽内の水によって短絡
    される一対の裸電極を備え、上記水位検出位置が満水位
    又はおよそ満水位に設定されてなる請求項1に記載の浴
    槽用満水報知装置。
  3. 【請求項3】 水位検出部に浴槽内の水によって短絡さ
    れる一対の裸電極のうちの一方の裸電極が設けられると
    ともに、浮体にその他方の裸電極が設けられ上記水位検
    出位置が満水位又はおよそ満水位に設定されてなる請求
    項1に記載の浴槽用満水報知装置。
  4. 【請求項4】 水位検出部がフロートスイッチを備え、
    上記水位検出位置が満水位又はおよそ満水位に設定され
    ている請求項1に記載の浴槽用満水報知装置。
  5. 【請求項5】 水位検出部が浴槽内の水圧によってオン
    オフされる圧力スイッチを備え、上記水位検出位置が満
    水位よりも下方に設定されている請求項1に記載の浴槽
    用満水報知装置。
  6. 【請求項6】 水位検出部が光センサと、この光センサ
    への入射光量によりオンオフされるスイッチ回路とを備
    え、上記水位検出位置が満水位以上に設定されている請
    求項1に記載の浴槽用満水報知装置。
  7. 【請求項7】 着脱手段が水位検出部に支持される吸盤
    からなる請求項1ないし6のいずれかに記載の浴槽用満
    水報知装置。
  8. 【請求項8】 着脱手段が、浴槽の水抜栓を浴槽の周壁
    上部に連結する鎖と、水位保持部に連結され、且つ上記
    鎖に任意の位置の鎖環に係脱されるフックとを備える請
    求項1ないし6のいずれかに記載の浴槽用満水報知装
    置。
  9. 【請求項9】 着脱手段が、水位検出部に連結され又は
    水位検出部に形成された上下複数段の係合部と、この複
    数段の係合部の中から任意に択一された係合部及び浴槽
    の縁に係合されるフックとを備える請求項1ないし6の
    いずれかに記載の浴槽用満水報知装置。
  10. 【請求項10】 浴槽内の水面に浮かぶ少なくとも一部
    分が棒状に形成された浮体と、この浮体の一端部内に設
    けられて、又は、浮体外に設けられると共に浮体の一端
    部に連結されて、この浮体の一端部を水面下に沈降させ
    る錘と、上記浮体内に内蔵された電池、満水検出スイッ
    チ、及びこの満水検出スイッチの満水検出動作に基づい
    て作動する音響警報装置とを備え、上記浮体、電池、満
    水検出スイッチ、音響警報装置及び錘の合計重量よりも
    浮体及び錘が受ける浮力が大きくなるように錘を内蔵し
    た浮体又は浮体とこれの外部に設けられた錘の体積と浮
    体、電池、満水検出スイッチ、音響警報装置及び錘の各
    重量とを設定したことを特徴とする浴槽用満水報知装
    置。
  11. 【請求項11】 満水検出スイッチが浮体に昇降可能に
    支持されるフロートと、このフロートの浮体に対する高
    さによってオンオフされるスイッチとを備えるフロート
    スイッチからなる請求項10に記載の浴槽用満水報知装
    置。
  12. 【請求項12】 フロートが浮体に沿って昇降可能に浮
    体に支持され、スイッチが浮体に内蔵された近接スイッ
    チと、フロートに支持され、この近接スイッチを駆動す
    る駆動片と備える請求項11に記載の浴槽用満水報知装
    置。
  13. 【請求項13】 フロートがレバー又はロッドを介して
    浮体に対して昇降揺動可能に浮体に支持され、スイッチ
    の可動接点がフロートを浮体に昇降揺動可能に支持させ
    るレバー又はロッドに連動連結されている請求項11に
    記載の浴槽用満水報知装置。
  14. 【請求項14】 満水検出スイッチが浮体内に円錐揺動
    可能に吊持された振子からなる可動電極と、この電極の
    揺動範囲内の所定の位置でのみこの電極に接触するよう
    に浮体に固定される対向電極とを備える振子スイッチか
    らなる請求項11に記載の浴槽用満水報知装置。
  15. 【請求項15】 浮体内に円錐揺動可能に吊持される振
    子が設けられ、満水検出スイッチがこの振子の揺動範囲
    内の所定の位置でのみこの振子によって駆動される近接
    スイッチからなる請求項11に記載の浴槽用満水報知装
    置。
  16. 【請求項16】 水位検出部又は浮体に浴湯の温度が所
    定値以上になったことを検出する温度センサが設けら
    れ、浮体にこの温度センサの検出動作に基づいて作動す
    る音響式焚上報知装置が内蔵されている請求項1ないし
    15のいずれかに記載の浴槽用満水報知装置。
  17. 【請求項17】 音響警報装置が音響式焚上報知装置に
    兼用され、水位検出部の検出作動を無効にするキャンセ
    ルスイッチが設けられている請求項16に記載の浴槽用
    満水報知装置。
  18. 【請求項18】 キャンセルスイッチがオンオフいずれ
    か一方に切替えられている時に点灯される発光装置を備
    える請求項17に記載の浴槽用満水報知装置。
  19. 【請求項19】 キャンセルスイッチのオンオフ切替時
    に音響報知装置を短時間にわたり作動させる制御回路が
    設けられている請求項17又は18に記載の浴槽用満水
    報知装置。
  20. 【請求項20】 音響警報装置が重みの異なる複数種類
    の警報を発生できるように構成され、この音響警報装置
    の始動後、所定の時間が経過するごとに警報音の重みを
    変更させる制御回路が設けられている請求項1ないし1
    9のいずれかに記載の浴槽用満水報知装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018189505A (ja) * 2017-05-08 2018-11-29 日本アンテナ株式会社 水位計および通信システム

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