JPH0772014A - 焦電型赤外線センサ - Google Patents

焦電型赤外線センサ

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JPH0772014A
JPH0772014A JP5217246A JP21724693A JPH0772014A JP H0772014 A JPH0772014 A JP H0772014A JP 5217246 A JP5217246 A JP 5217246A JP 21724693 A JP21724693 A JP 21724693A JP H0772014 A JPH0772014 A JP H0772014A
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pyroelectric
sensor
infrared
electrode
pyroelectric element
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Kazuhiko Hashimoto
和彦 橋本
Nobuyuki Yoshiike
信幸 吉池
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常に正確にセンシングが可能であることを確
認するための自己診断機能を有する焦電型赤外線センサ
を提供すること。 【構成】 焦電体基板表面31上に形成された板状の補
償電極34に接続された補償電極リード部35間に所定
の一定電圧を印加することにより、補償電極34に電流
を流し、温度をある一定値に上げ、補償電極34から放
出される赤外線を受光電極32で検知し、これを定期的
に行うことによって、検知量が一定である間はセンサの
作動状態は正常であると判断でき、検知量が低下してき
た時はセンサの劣化、故障等と判断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体などを検知するた
めの赤外線センサのうち、赤外線の吸収による温度変化
を利用した熱型センサに属する焦電型赤外線センサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、室内にいる人間の有無や活動量を
検知することによって、セキュリティや空調制御を行お
うという要求が高まりつつ有る。すなわち、人体から放
出された赤外線を検知することにより人体を検知し、そ
の信号を空気調和機・照明器具等の環境制御機器や防犯
システム等の制御に用いる目的で、赤外線センサを用い
て赤外線発生源を検出する装置が使用されるようになっ
てきた。赤外線センサとしては、赤外線を光子としてと
らえる量子型センサと、赤外光の吸収によって素子の温
度が上昇した結果生じる素子の物性変化を利用する熱型
センサの2種類が知られているが、前者については通常
液体窒素等による冷却が必要であり、高価、取扱が煩雑
であるため、一般的には後者の熱型センサが用いられて
いる。熱型センサの中でも、特に焦電型赤外線センサは
他の赤外線センサに比べて感度が高いため赤外線発生源
検知に適している。この焦電型赤外線センサは基本的に
は赤外線の変化を検出するものであるため、静止した赤
外線発生源を検知しようとした場合、何等かの方法で赤
外線が断続的にセンサ受光部に入射するように工夫する
必要があり、通常はスリット付き円板や平板等のチョッ
パーを回転あるいは振動させることにより赤外線の断続
入射(チョッピング)を実現している。
【0003】図8は、従来の焦電型赤外線センサの焦電
素子の電極パターンを示す概略図であり、同図(a)
は、焦電体基板表面側を示し、同図(b)は、焦電体基
板裏面側を示す。図8の焦電型赤外線センサにおいて、
焦電体基板表面71上には赤外線を受光するための受光
電極72及び、その受光電極72の1つ1つに対応して
補償電極74が形成されており、又、焦電体基板裏面7
6上には、それら受光電極72及び補償電極74に対応
して対向電極77が形成されている。焦電体基板表面7
1の受光電極72のみに赤外線が照射されることによっ
て電位差が生じ、その電圧を検知することにより赤外線
発生源を探知することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにして赤外線
を検知する焦電型赤外線センサは、常にセンシングが完
全に正確に行われていることが特に重要である。すなわ
ち、センサ使用中に、センサに使用している焦電体の劣
化や、センサ自身の故障等が起り、センシング不可能と
なった場合、重大な問題が生じ、早急にセンサの交換を
行わなければならないことがある。このような時は、時
間的にもロスが発生し、セキュリテイ・安全上も問題が
ある。そこで、センサの作動状態を常にチェックし、劣
化、故障の発生をいち早く調べ、素早く交換することが
必要となってくる。すなわち、センサの自己診断機能に
よって常にセンサの劣化、故障のチェックを行い、セン
シングが常に正確に行われていることを確認して、もし
行われていない時はすぐにそれを検出できるようにする
ことが必要である。
【0005】しかしながら、従来の焦電型赤外線センサ
には、このような自己診断機能がないため、劣化、故障
の発生を調べることができず、定期的に交換をするしか
ないという課題がある。
【0006】本発明は、従来の焦電型赤外線センサのこ
のような課題を考慮し、常に正確にセンシングが可能で
あることを確認するための自己診断機能が付与された焦
電型赤外線センサを提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、基
板上に赤外線を受光する受光電極部を有する焦電素子
と、その焦電素子の近傍又は基板上に設けられ、焦電素
子の動作状態を診断するために、焦電素子を所定量加熱
する加熱手段とを備えた焦電型赤外線センサである。
【0008】請求項6の本発明は、基板上に赤外線を受
光する受光電極部を有する焦電素子と、その焦電素子の
近傍又は基板上に設けられ、焦電素子の動作状態を診断
するために、焦電素子に赤外線を入射するための赤外線
発光素子とを備えた焦電型赤外線センサである。
【0009】
【作用】本発明は、焦電素子の近傍又は基板上に設けら
れた加熱手段が、焦電素子の動作状態を診断するため
に、焦電素子を所定量加熱する。
【0010】また本発明は、焦電素子の近傍又は基板上
に設けられた赤外線発光素子が、焦電素子の動作状態を
診断するために、焦電素子に赤外線を入射する。
【0011】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。
【0012】(実施例1)図1は、本発明にかかる第1
の実施例の焦電型赤外線センサの焦電素子の電極パター
ンを示す概略図であり、同図(a)は、その焦電体基板
表面側を示し、同図(b)は、焦電体基板裏面側を示
す。すなわち、焦電型赤外線センサの焦電体基板表面3
1上には赤外線を受光するための受光電極32と、その
受光電極32に対応した補償電極34とがそれぞれ形成
され、又、焦電体基板裏面36上には、受光電極32及
び補償電極34に対向した対向電極37が形成されてい
る。ここで、前述の補償電極34は1つの板状になって
おり、この補償電極34の両端には、補償電極リード部
35が2本取り付けられ、この補償電極34が加熱手段
のヒータを構成している。又、受光電極32には受光電
極リード部33が接続されている。
【0013】次に、上記第1の実施例の焦電型赤外線セ
ンサの動作原理について説明する。
【0014】まず、補償電極リード部間に所定の一定電
圧を印加することによって、補償電極34に電流を流
し、温度を所定の一定値に上げる。そうすると、温度が
上昇した補償電極34からは、ある一定量の赤外線が放
出され、この放出された赤外線は隣の受光電極32で検
知することができる。これを定期的に行えば、検知量が
一定の間はセンサの作動状態は正常であると判断でき、
検知量が低下してきた時はセンサの劣化、故障等と判断
できる。従って、検知量が低下してきた時点でセンサを
交換することによって、不良センサの使用による問題を
未然に防ぐことができる。
【0015】図2は、上記第1の実施例の焦電型赤外線
センサにおける電気回路を説明するための回路図であ
る。図2において、補償部42を連結し、この補償部に
ある一定の電圧を印加することによって、補償部42を
熱源として用い、この補償部42から赤外線を発生さ
せ、この赤外線を受光部41で検知し、検知量が変化し
てきたら、センサの劣化・故障と判断する。
【0016】このように、補償電極34をヒーター線と
して使用し、定期的にある一定量の赤外線を放出させ、
これを受光電極32で検知することによって、センサ自
身の性能を容易に判断することができる。さらに、電極
をそのままヒーター線として使用するので、コンパクト
でありコスト的にも安く作製することができ、また、信
頼性も高く、高精度に自己診断を行うことが可能であ
る。
【0017】以上のように、本実施例によれば、補償電
極34にリード部35を2本形成し、この間に電圧をか
けることによって、補償電極34をヒーター線として使
用することができ、容易に、高精度、高信頼性で自己診
断することができる焦電型赤外線センサを得ることがで
きる。
【0018】(実施例2)図3は、本発明にかかる第2
の実施例の焦電型赤外線センサの焦電素子の電極パター
ンの概略図であり、同図(a)は、その焦電体基板表面
側を示し、同図(b)は、焦電体基板裏面側を示す。本
実施例の焦電型赤外線センサが前述の第1の実施例の焦
電型赤外線センサと異なる点は、焦電体基板表面31上
の補償電極34は受光電極32に対応して形成され、一
方、受光電極32及び補償電極34に対向して、焦電体
基板裏面36上に設けられた対向電極37のうち、補償
電極34に対向した対向電極37が1つの板状に形成さ
れ、その対向電極37の両端に対向電極リード部38が
2本取り付けられ、この対向電極37が加熱手段のヒー
タを構成している点である。
【0019】本実施例の動作原理は、基本的には第1の
実施例と同様である。すなわち、対向電極リード部間に
所定の一定電圧を印加することによって、対向電極37
に電流を流し、温度を所定の一定値に上げる。そうする
と、温度が上昇した対向電極37からは、ある一定量の
赤外線が放出され、この放出された赤外線は受光電極3
2で検知することができる。これを定期的に行えば、検
知量が一定の間はセンサの作動状態は正常であると判断
でき、検知量が低下してきた時はセンサの劣化、故障等
と判断できる。従って、検知量が低下してきた時点でセ
ンサを交換することによって、不良センサの使用による
問題を未然に防ぐことができる。
【0020】このように、対向電極37をヒーター線と
して使用し、定期的にある一定量の赤外線を放出させ、
これを受光電極32で検知することによって、センサ自
身の性能を容易に判断することができる。さらに、電極
をそのままヒーター線として使用するので、コンパクト
でありコスト的にも安く作製することができ、また、信
頼性も高く、高精度に自己診断を行うことが可能であ
る。
【0021】以上のように、本実施例によれば、対向電
極37にリード部38を2本形成し、この間に電圧をか
けることによって、対向電極37をヒーター線として使
用することができ、容易に、高精度、高信頼性で自己診
断することができる焦電型赤外線センサを得ることがで
きる。
【0022】なお、上記実施例では、補償電極に対向し
た対向電極をヒーター線として使用したが、これに代え
て、受光電極に対向した対向電極を1つの板状にして、
ヒーター線として使用してもよい。
【0023】(実施例3)図4は、本発明にかかる第3
の実施例の焦電型赤外線センサの焦電素子の電極パター
ンの概略図であり、同図(a)は、その焦電体基板表面
側を示し、同図(b)は、焦電体基板裏面側を示す。本
実施例の焦電型赤外線センサが前述の第1や第2の実施
例の焦電型赤外線センサと異なる点は、焦電体基板表面
21上に形成された受光電極22及び、その受光電極2
2に対応した補償電極25の間に、ヒーター配線24が
形成されている点である。なお、焦電体基板裏面27上
には、第1の実施例と同様、受光電極22及び補償電極
25に対向した対向電極28が形成されている。
【0024】本実施例では、焦電体基板表面21に設け
られたヒーター配線24に、所定の一定電圧を印加する
ことによって電流を流し、温度を所定の一定値に上げ
る。そうすると、温度が上昇したヒーター配線24から
は、ある一定量の赤外線が放出され、この放出された赤
外線は受光電極22で検知することができる。これを定
期的に行えば、検知量が一定の間はセンサの作動状態は
正常であると判断でき、検知量が低下してきた時はセン
サの劣化、故障等と判断できる。従って、検知量が低下
してきた時点でセンサを交換することによって、不良セ
ンサの使用による問題を未然に防ぐことができる。
【0025】このように、受光電極22の近傍にヒータ
ー配線24を形成し、定期的に電圧をかけ、温度を上昇
させ、ある一定量の赤外線を放出させ、これを受光電極
22で検知することによって、センサ自身の性能を容易
に判断することができる。さらに、ヒーター配線24の
みを形成すればよいので、コンパクトでありコスト的に
も安く作製することができ、また、信頼性も高く、高精
度に自己診断を行うことが可能である。
【0026】以上のように、本実施例によれば、基板表
面の受光電極の近傍にヒーター配線を形成することのみ
によって、容易に、高精度、高信頼性で自己診断するこ
とができる焦電型赤外線センサを得ることができる。
【0027】(実施例4)図5は、本発明にかかる第4
の実施例の焦電型赤外線センサの焦電素子の電極パター
ンの概略図であり、同図(a)は、その焦電体基板表面
側を示し、同図(b)は、焦電体基板裏面側を示す。本
実施例が前述の第3の実施例と異なる点は、ヒーター配
線68が、焦電体基板裏面66の対向電極67の近傍に
形成されている点である。焦電体基板表面61上に形成
された受光電極62と補償電極64及び、焦電体基板裏
面66上に形成された対向電極67は、従来の焦電体基
板の場合と同様である。
【0028】本実施例では、焦電体基板裏面66に設け
られたヒーター配線68に、所定の一定電圧を印加する
ことによって電流を流し、温度を所定の一定値に上げ
る。そうすると、温度が上昇したヒーター配線68から
は、ある一定量の赤外線が放出され、この放出された赤
外線は受光電極62で検知することができる。これを定
期的に行えば、検知量が一定の間はセンサの作動状態は
正常であると判断でき、検知量が低下してきた時はセン
サの劣化、故障等と判断できる。従って、検知量が低下
してきた時点でセンサを交換することによって、不良セ
ンサの使用による問題を未然に防ぐことができる。
【0029】このように、対向電極67の近傍にヒータ
ー配線68を形成し、定期的に電圧をかけ、温度を上昇
させ、ある一定量の赤外線を放出させ、これを受光電極
62で検知することによって、センサ自身の性能を容易
に判断することができる。さらに、ヒーター配線68の
みを形成すればよいので、コンパクトでありコスト的に
も安く作製することができ、また、信頼性も高く、高精
度に自己診断を行うことが可能である。
【0030】以上のように、本実施例によれば、基板裏
面の対向電極の近傍にヒーター配線を形成することのみ
によって、容易に、高精度、高信頼性で自己診断するこ
とができる焦電型赤外線センサを得ることができる。
【0031】(実施例5)図6は、本発明にかかる第5
の実施例の焦電型赤外線センサの略示構成図である。す
なわち、本実施例の焦電型赤外線センサは、焦電体基板
11上に受光部を複数個マトリックス状に設けた赤外線
アレイセンサの電極パターンを形成して焦電素子とし、
この焦電素子の前面に、順に赤外線遮光板12、網目状
のヒーター線13、赤外線を焦電素子に集光するための
シリコン製の赤外線透過レンズ14を設け、更に、その
赤外線透過レンズ14の前面に、赤外線透過レンズ14
に入射する赤外線を断続的に遮断するためのチョッパー
15を設ける。このチョッパー15は、例えばステッピ
ングモータに機械的に接続され回転できるようになって
いる。前述の赤外線透過レンズ14が集光手段であり、
チョッパー15がチョッピング手段である。
【0032】本実施例では、焦電素子の前面に設けられ
たヒーター線13に、定期的に所定の一定電圧を印加す
ることによって電流を流し、温度をある一定値に上げ
る。そうすると、温度が上昇したヒーター線13から
は、ある一定量の赤外線が放出され、この放出された赤
外線は焦電素子の受光電極で検知することができる。こ
れを定期的に行えば、検知量が一定の間はセンサの作動
状態は正常であると判断でき、検知量が低下してきた時
はセンサの劣化、故障等と判断できる。従って、検知量
が低下してきた時点でセンサを交換することによって、
不良センサの使用による問題を未然に防ぐことができ
る。
【0033】このように、焦電体基板11と赤外線透過
レンズ14との間にヒーター線13を形成し、定期的に
電圧をかけ、温度を上昇させ、ある一定量の赤外線を放
出させ、これを受光電極で検知することによって、セン
サ自身の性能を容易に判断することができる。さらに、
ヒーター線13のみを取り付ければよいので、コンパク
トでありコスト的にも安く作製することができ、また、
信頼性も高く、高精度に自己診断を行うことが可能であ
る。
【0034】以上のように、本実施例によれば、焦電体
基板11と赤外線透過レンズ14との間にヒーター線1
3を設けることのみによって、容易に、高精度、高信頼
性で自己診断することができる焦電型赤外線センサを得
ることができる。
【0035】なお、上記実施例では、焦電体基板11と
赤外線透過レンズ14との間にヒーター線13を取り付
けたが、これに代えて、赤外線透過レンズ14とチョッ
パー15との間に取り付けてもよい。
【0036】(実施例6)図7は、本発明にかかる第6
の実施例の焦電型赤外線センサの略示構成図である。す
なわち、本実施例の焦電型赤外線センサは、複数個のマ
トリックス状に設けた赤外線アレイセンサを形成してい
る焦電体素子81が、キャン構造83の中に設置されて
おり、この素子の前面にはシリコン窓材82が設けられ
ている。更に、このキャン構造83の中に熱源としてL
ED(発光ダイドード)84がシリコン窓材82以外の
領域に取り付けられている。LED84が赤外線発光素
子である。
【0037】本実施例では、赤外線を発射するLED8
4を定期的に点灯させることによって、ある一定量の赤
外線を放出し、この放出された赤外線を焦電体素子81
の受光電極で検知する。これを定期的に行えば、検知量
が一定の間はセンサの作動状態は正常であると判断で
き、検知量が低下してきた時はセンサの劣化、故障等と
判断できる。従って、検知量が低下してきた時点でセン
サを交換することによって、不良センサの使用による問
題を未然に防ぐことができる。
【0038】このように、焦電体素子81が入っている
キャン構造83の中にLED84等の熱源を取り付け、
定期的に点灯させ、ある一定量の赤外線を放出させ、こ
れを受光電極で検知することによって、センサ自身の性
能を容易に判断することができる。さらに、LED84
のみを取り付ければよいので、コンパクトでありコスト
的にも安く作製することができ、また、信頼性も高く、
高精度に自己診断を行うことが可能である。
【0039】以上のように、本実施例によれば、焦電体
素子81が入っているキャン構造83の中に熱源を取り
付けることによって、容易に、高精度、高信頼性で自己
診断することができる焦電型赤外線センサを得ることが
できる。
【0040】以上のように、自己診断可能な焦電型赤外
線センサにより、容易に即座にセンサの劣化状態や故障
等のチェックを行うことができ、特に、従来使用してい
る補償電極、または対向電極を一定量の赤外線を放出す
ることができるヒーター配線として使用することによっ
て、容易にセンサの劣化状態や故障の判断を、正確に高
信頼性に行うことができる。また、受光部の近傍に一定
量の赤外線を放出するヒーター配線を形成することによ
っても、同様にセンサの状態をモニターすることができ
る。さらに、このようなヒーター配線を形成することに
よって、センサの寿命を判断することができ、寿命がつ
きた時にセンサを交換することができるので、コスト的
にも低くすることができる。また、センサの不良状態が
即座に把握できるので、不良センサの使用による問題を
解消し、セキュリテイ・安全面でも大きな効果を有する
ものである。このように、構造も非常に簡略であり、こ
の焦電型赤外線センサを用いることによって、容易に低
コストに正確な信頼性の高い自己診断を行うことができ
る。従って、本発明を用いることによって、容易に、高
精度に、信頼性・安全性の高い自己診断が付与された焦
電型赤外線センサの製造に大きく寄与することができ
る。
【0041】なお、上記実施例では、いずれも加熱手段
をヒータのみの構成とし、定期的な加熱を行うための加
熱制御部を別に設ける構成としたが、これに代えて、加
熱制御部をヒータと共に設けてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、焦電素子の近傍又は基板上に設けられ、焦電素
子の動作状態を診断するために、焦電素子を所定量加熱
する加熱手段を備えているので、常に正確にセンシング
が可能であることを確認するための自己診断機能を付与
することができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)、(b)は、本発明にかかる第1の
実施例の焦電型赤外線センサの焦電素子の電極パターン
を示す概略図である。
【図2】本発明にかかる第1の実施例の焦電型赤外線セ
ンサの電気回路を説明するための回路図である。
【図3】同図(a)、(b)は、本発明にかかる第2の
実施例の焦電型赤外線センサの焦電素子の電極パターン
を示す概略図である。
【図4】同図(a)、(b)は、本発明にかかる第3の
実施例の焦電型赤外線センサの焦電素子の電極パターン
を示す概略図である。
【図5】同図(a)、(b)は、本発明にかかる第4の
実施例の焦電型赤外線センサの焦電素子の電極パターン
を示す概略図である。
【図6】本発明にかかる第5の実施例の焦電型赤外線セ
ンサの略示構成図である。
【図7】本発明にかかる第6の実施例の焦電型赤外線セ
ンサの略示構成図である。
【図8】同図(a)、(b)は、従来の焦電型赤外線セ
ンサの焦電素子の電極パターンを示す概略図である。
【符号の説明】
11 焦電体基板 12 赤外線遮光板 13 ヒーター線 14 赤外線透過レンズ 15 チョッパー 22、32、62 受光電極 24、68 ヒーター配線 25、34、64 補償電極 28、37、67 対向電極 40 焦電体 41 受光部 42 補償部 43 対向部 44 増幅回路 84 LED

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に赤外線を受光する受光電極部を
    有する焦電素子と、その焦電素子の近傍又は前記基板上
    に設けられ、前記焦電素子の動作状態を診断するため
    に、前記焦電素子を所定量加熱する加熱手段とを備えた
    ことを特徴とする焦電型赤外線センサ。
  2. 【請求項2】 加熱手段はヒータを有することを特徴と
    する請求項1記載の焦電型赤外線センサ。
  3. 【請求項3】 加熱手段は、定期的に加熱を行う加熱制
    御部を有することを特徴とする請求項1、又は2記載の
    焦電型赤外線センサ。
  4. 【請求項4】 焦電素子の前記基板上には、前記受光電
    極部に対応した補償電極部と、その補償電極部及び前記
    受光電極部に対向して配置された対向電極部とが設けら
    れ、前記ヒータは、それら補償電極部及び対向電極部の
    うちの一部を用いることを特徴とする請求項2記載の焦
    電型赤外線センサ。
  5. 【請求項5】 焦電素子に赤外線を集光する集光手段
    と、前記焦電素子に入射する赤外線を断続的に遮断する
    ことができるチョッピング手段とを備え、前記ヒータ
    は、前記焦電素子と前記集光手段との間、又は前記集光
    手段と前記チョッピング手段との間に設けられているこ
    とを特徴とする請求項2記載の焦電型赤外線センサ。
  6. 【請求項6】 基板上に赤外線を受光する受光電極部を
    有する焦電素子と、その焦電素子の近傍又は前記基板上
    に設けられ、前記焦電素子の動作状態を診断するため
    に、前記焦電素子に赤外線を入射するための赤外線発光
    素子とを備えたことを特徴とする焦電型赤外線センサ。
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