JPH0772943A - 定電圧回路 - Google Patents

定電圧回路

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JPH0772943A
JPH0772943A JP5220235A JP22023593A JPH0772943A JP H0772943 A JPH0772943 A JP H0772943A JP 5220235 A JP5220235 A JP 5220235A JP 22023593 A JP22023593 A JP 22023593A JP H0772943 A JPH0772943 A JP H0772943A
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JP
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voltage
circuit
bias
power supply
channel transistor
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JP5220235A
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English (en)
Inventor
Tadashi Kuroda
田 正 黒
Eiji Kajiwara
原 栄 次 梶
Takashi Taguchi
口 隆 田
Hiroshi Yoshida
田 博 史 吉
Hideaki Uchida
田 英 明 内
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路規模の増大を招くことなく電源電圧の変
動の影響を抑制し一定の電圧を得ることが可能な定電圧
回路を提供する。 【構成】 電源電圧を与えられてバイアス電圧Bias1 及
びBias2 を発生するバイアス回路1と、電源電圧とバイ
アス電圧Bias2 とを与えられて基準電圧Vref を発生す
る基準電圧発生回路2と、差動増幅段3と出力段P6,
R3及びR4、C1とを有し、バイアス電圧Bias1 と基
準電圧Vref とを与えられて基準電圧Vref のn倍の電
圧を出力するボルテージフォロワ回路であって、差動増
幅段3の一方の入力端子には基準電圧が入力され、他方
の入力端子にはボルテージフォロワ回路から出力された
電圧の1/nの電圧が入力されるボルテージフォロワ回
路とを備え、このボルテージフォロワ回路から出力され
た電圧がバイアス回路1及び基準電圧発生回路2に電源
電圧として与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源電圧を安定化する
ために用いる定電圧回路に関し、特に電卓や時計、マイ
クロコンピュータ等の小型電子機器に内蔵する集積回路
として好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電卓、時計、電子手帳等の小型電
子機器は、複雑な機能を有するシステムとして構成され
ている。また、液晶表示部を持つ電子機器も多く、この
ような機器は液晶駆動用電源に4倍昇圧回路等を有して
いる。ここで、4倍昇圧回路に供給する電源には、電源
電圧の変動に拘らず一定を保つ定電圧回路の出力を用い
るのが一般的である。
【0003】図7に、従来の定電圧回路の構成を示す。
バイアス回路11から電圧Bias1 とBias2が発生され、
電圧Bias2 は基準電圧発生回路12へ与えられ、電圧Bi
as1は差動アンプ13へバイアス供給している。基準電
圧発生回路12は、電圧Vref を出力して差動アンプ1
3の反転入力端子に与える。
【0004】差動アンプ13と、抵抗R3及びR4、P
チャネルトランジスタP6とでボルテージフォロワ回路
が構成されている。ここで、抵抗R3とR4とを接続す
るノード15が、差動アンプ13の非反転入力端子に接
続されている。
【0005】抵抗R3及びR4と、Pチャネルトランジ
スタP6とは、接地電圧Vss端子と電源電圧VDD端子と
の間に直列に接続されており、抵抗R4とトランジスタ
P6との間からは定電圧Vreg2が出力される。また、抵
抗R4とPチャネルトランジスタP6とを接続するノー
ドと差動アンプ13の出力端子との間には、位相補償用
のコンデンサC1が接続されている。
【0006】図8に、この定電圧回路の具体的な構成を
示す。ここで、各トランジスタは飽和領域であって、閾
値電圧よりも低い電圧で動作する弱反転領域にあるとす
る。
【0007】バイアス回路11は、Nチャネルトランジ
スタN1及びN2と、抵抗R1、Pチャネルトランジス
タP1及びP2から構成され、電源電圧VDD及び接地電
圧Vssを供給されてバイアス電圧Bias1 及び Bias2を出
力する。
【0008】基準電圧発生回路12は、接地電圧Vss端
子と電源電圧VDD端子との間に抵抗R2とPチャネルト
ランジスタP3とが直列に接続されている。トランジス
タP3のゲートにバイアス電圧Bias2 が供給され、抵抗
R2とPチャネルトランジスタP3のソースとを接続す
るノードから基準電圧Vref が出力される。
【0009】ここで、バイアス回路11のバイアス電圧
Bias1 は電源電圧VDDに依存せずに一定であり、またバ
イアス電圧Bias2 は電源電圧VDDの変化に応じてPチャ
ネルトランジスタP1のドレイン・ソース間電圧とPチ
ャネルトランジスタP2のゲート・ソース間電圧とが一
定になるように追随する。この結果、基準電圧発生回路
12から発生される基準電圧Vref は、電源電圧VDDに
依存せずに一定を維持する。
【0010】差動アンプ13は、Nチャネルトランジス
タN3〜N5と、PチャネルトランジスタP4及びP5
とでカレントミラー型の回路を構成している。Nチャネ
ルトランジスタN3のゲートにはバイアス電圧Bias1 が
入力され、NチャネルトランジスタN4のゲートには基
準電圧Vref が入力される。NチャネルトランジスタN
4とPチャネルトランジスタP4とを接続するノードか
ら発生される電圧がノード14を介してPチャネルトラ
ンジスタP6のゲートに入力され、Pチャネルトランジ
スタP6のドレイン電流が制御される。
【0011】また、NチャネルトランジスタN5のゲー
トには、抵抗R3及びR4を接続するノード15が接続
されている。このため、このノード15が基準電圧Vre
f と等電位になるように、ノード14の電位がPチャネ
ルトランジスタP6、抵抗R4及びR3を介してノード
15へフィードバックされる。
【0012】ここで、差動アンプ13へ入力される電圧
Vref と、ノード15の電位とが一致して平衡状態に到
達したとき、即ち抵抗R3の両端の電圧VR3がVref に
等しい場合には、抵抗R4の両端の電圧VR4は、 VR4=Vref ×R4/R3 (1) となる。
【0013】この結果、抵抗R4とPチャネルトランジ
スタP6とを接続するノードから出力される電圧Vreg2
は、 Vreg2=Vref +VR4 (2) となる。
【0014】また、バイアス回路11において、Nチャ
ネルトランジスタN1及びN2のそれぞれのゲート・ソ
ース間電圧をVGSN1、VGSN2とすると、この両者は一致
する。バイアス電圧Bias2 は電源電圧VDDの変動に対し
て一定の電圧差を維持しながら追随することになる。即
ち、PチャネルトランジスタP1及びP2のゲート・ソ
ース間電圧をVGSP1、VGSP2とすると、この両者も一致
して一定の値を維持する。
【0015】この結果、電源電圧VDD端子から、Pチャ
ネルトランジスタP1、抵抗R1、Nチャネルトランジ
スタN1、接地電圧Vss端子を流れる電流I1は、電源
電圧VDDに依存せずに一定である。同様に、電源電圧V
DD端子、PチャネルトランジスタP2、Nチャネルトラ
ンジスタN2、接地電圧Vss端子を流れる電流I2は、
電源電圧VDDに依存せずに一定である。
【0016】基準電圧発生回路12において、バイアス
電圧Bias2 をゲートに印加されるPチャネルトランジス
タP3のゲート・ソース間電圧VGSは、Pチャネルトラ
ンジスタP2のゲート・ソース間電圧VGSと一致する。
このため、電源電圧VDD端子、Pチャネルトランジスタ
P3、抵抗R2、接地電圧Vss端子を流れる電流I3
は、 I3=I2×P3/P2 (3) となる。
【0017】この結果、基準電圧発生回路12の基準電
圧Vref は、次のような式(4)で表される。 Vref =I3×R2 (4) このように、基準電圧Vref は電源電圧VDDに依存する
ことなく一定の値を維持することができる。
【0018】差動アンプ13において、Nチャネルトラ
ンジスタN3はバイアス電圧Bias1をゲートに入力され
定電流動作を行う。また、NチャネルトランジスタN4
及びN5は、サイズが一致しており、同様にPチャネル
トランジスタP4及びP5もサイズが一致している。
【0019】基準電圧Vref がNチャネルトランジスタ
N4のゲートに入力されると、電源電圧VDD、Pチャネ
ルトランジスタP4、NチャネルトランジスタN4、N
チャネルトランジスタN3、及び接地電圧Vss端子との
間に電流が流れて、ノード14の電位が決定される。こ
のノード14の電位がPチャネルトランジスタP6のゲ
ートに入力され、このトランジスタP6が動作して、電
源電圧VDD端子から抵抗R4、R3、及び接地電圧Vss
端子の間に電流が流れる。
【0020】抵抗R3及びR4とを接続するノード15
の電圧をV15とすると、差動アンプ13は基準電圧Vre
f と電圧V15とが一致するように動作する。即ち、差動
アンプ13は、ノード14から出力する電位をPチャネ
ルトランジスタP6のゲートに与えることで、電源電圧
VDD端子、PチャネルトランジスタP6、抵抗R4及び
R3、接地電圧Vss端子の間を流れる電流を制御し、V
ref =V15となるように動作する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の定電
圧回路には、次のような問題があった。
【0022】電源電圧VDDが変動しても基準電圧Vref
は一定を維持し、出力電圧Vreg も一定を保つ。しか
し、バイアス電圧Bias1 及びBias2 、基準電圧Vref が
一定であって、電源電圧VDDが大きく変動した場合に
は、PチャネルトランジスタP2とPチャネルトランジ
スタP3との間のドレイン・ソース間電圧VDSは大きく
なる。
【0023】トランジスタP2及びP3は上述したよう
に飽和領域で動作しており、本来はそれぞれに流れる電
流はドレイン・ソース間電圧VDSに依存することなくほ
ぼ一定を維持するように動作する。ところが、図9に示
されたように、電圧VDSが大きくなると、ドレイン電流
IDSが徐々に増加していく。図中、A点とB点とでは差
が生じる。これは、トランジスタの製造プロセスに起因
する現象であって、飽和領域でありながら、ドレイン・
ソース間電圧VDSにドレイン電流IDSが依存している。
【0024】電源電圧VDDが大きくなると、結果的にド
レイン・ソース間電圧VDSも大きくなるため、ドレイン
電流IDSも徐々に増加していくことになる。図8におけ
るバイアス回路11において、電源電圧VDD端子、Pチ
ャネルトランジスタP2、NチャネルトランジスタN
2、接地電圧Vss端子を流れる電流I2と、基準電圧発
生回路12における電源電圧VDD端子、Pチャネルトラ
ンジスタP3、抵抗R2、接地電圧Vss端子を流れる電
流I3とが増加することになり、基準電圧Vrefが大き
くなってしまう。これにより、この定電圧回路の出力電
圧Vreg も大きくなり、一定を維持することができなく
なる。
【0025】以下に、このような問題を具体的な数値を
用いて説明する。出力電圧Vreg が1.6Vとなるよう
に、抵抗R3及びR4をともに500kオームに設定す
る。また、電源電圧VDD端子、Pチャネルトランジスタ
P3、抵抗R2、接地電圧Vss端子を流れる電流I3
が、1μAであって、抵抗R2が800kオームに設定
されているとする。この場合、基準電圧Vref は0.8
Vであり、出力電圧Vreg はV15の2倍に等しいことか
ら、Vreg は1.6Vと所望の値になることがわかる。
【0026】ここで、電源電圧VDDが1.6Vよりも上
昇し、約5Vまで高くなったとする。Pチャネルトラン
ジスタP3には上述したようなドレイン・ソース間電圧
VDSによりドレイン電流Idsが変化する特性があるた
め、電流I3が1μAよりも大きくなる。仮に、電流I
3が1.1μAになったとすると、基準電圧Vref は、
Vref =1.1μA×800kオーム=0.88Vとな
る。これにより、出力電圧Vreg は、Vreg =0.88
×2=1.76Vとなり、所望の値1.6Vが得られな
くなる。
【0027】電源電圧VDD端子、Pチャネルトランジス
タP2、NチャネルトランジスタN2、接地電圧Vss端
子を流れる電流I2も電流I3と同様に、電源電圧VDD
により変化する。この結果、出力電圧Vreg も電源電圧
VDDの影響を受けて変動することになる。例えば、出力
電圧Vreg を基準電圧として液晶表示用に4倍昇圧電圧
を得ようとすると、1.76×4=7.04Vとなっ
て、本来の1.6V×4=6.4Vとは大きく異なる電
圧となる。この結果、液晶にかかる電圧が過大となっ
て、表示品質を劣化させるなどの問題が生じる。
【0028】従来の定電圧回路には、図10に示された
ような構成を有するものもあった。この図10に示され
た回路のより詳細な回路構成は図11に示している。
【0029】この定電圧回路は図7に示された回路を2
つ備えており、バイアス回路11、基準電圧発生回路1
2、差動アンプ13、抵抗R3及びR4、Pチャネルト
ランジスタP6、容量C1から成る1段目の定電圧回路
から電圧Vreg11 を発生させる。この電圧Vreg11 を、
次段のバイアス回路21、基準電圧発生回路22、差動
アンプ23、抵抗R7及びR8、Pチャネルトランジス
タP12、容量C2から成る1段目の定電圧回路から最
終的な出力電圧Vreg12 を発生させる。
【0030】電圧Vreg11 は、電源電圧VDDに対して大
きく変動することがない。このため、出力電圧Vreg12
は、電源電圧VDDの影響を受けにくい。
【0031】しかし、この図10に示された定電圧回路
では、図7に示された回路の2倍の素子数及びパターン
面積を必要とする。
【0032】さらに、図10に示された定電圧回路は、
図7に示された回路の2倍の消費電流が必要となる。
【0033】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、回路規模の増大を招くことなく電源電圧の変動の影
響を抑制し一定の電圧を得ることが可能な定電圧回路を
提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の定電圧回路は、
電源電圧を与えられて第1及び第2のバイアス電圧を発
生するバイアス回路と、前記電源電圧と、前記バイアス
回路から発生された前記第1のバイアス電圧とを与えら
れて基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、差動増幅
段と出力段とを有し、前記バイアス回路から発生された
前記第2のバイアス電圧と前記基準電圧発生回路から発
生された前記基準電圧とを与えられて前記基準電圧のn
倍の電圧を出力するボルテージフォロワ回路であって、
前記差動増幅段の一方の入力端子には前記基準電圧発生
回路から発生された前記基準電圧が入力され、他方の入
力端子には前記ボルテージフォロワ回路から出力された
前記電圧の1/nの電圧が入力される、前記ボルテージ
フォロワ回路とを備え、前記ボルテージフォロワ回路か
ら出力された前記電圧が、前記バイアス回路及び前記基
準電圧発生回路に前記電源電圧として与えられることを
特徴としている。
【0035】
【作用】定電圧回路から出力された電圧をバイアス回路
及び基準電圧発生回路への電源電圧として与えること
で、バイアス回路及び基準電圧発生回路の電源電圧は定
電圧回路から出力された電圧以上に高くなることがなく
なり、バイアス回路から発生される第1及び第2のバイ
アス電圧と基準電圧発生回路から発生される基準電圧と
は精度が高く安定したものとなり、その結果ボルテージ
フォロワ回路から安定した高精度な電圧が出力される。
【0036】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0037】図1に、本実施例における定電圧回路の構
成を示す。バイアス回路1は、バイアス電圧Bias1 及び
Bias2 を発生し、バイアス電圧Bias1 は差動アンプ3へ
供給し、バイアス電圧Bias2 は基準電圧発生回路2へ供
給する。基準電圧発生回路2は、基準電圧Vref を発生
して差動アンプ3の反転入力端子に入力する。また、差
動アンプ3と、抵抗R3及びR4、Pチャネルトランジ
スタP6、容量C1でボルテージフォロワ回路が構成さ
れている。ここで、抵抗R3とR4とを接続するノード
5は、差動アンプ3の非反転入力端子に接続されてい
る。さらに、PチャネルトランジスタP6と抵抗R4と
を接続するノードからは、この定電圧回路の出力電圧に
相当する電圧Vreg が出力される。このトランジスタP
6と抵抗R4とを接続するノードと、差動アンプ3の出
力端子とPチャネルトランジスタP6のゲートとを接続
するノードとは、位相補償用のコンデンサC1が接続さ
れている。
【0038】そして、本実施例による定電圧回路は、出
力電圧Vreg が、バイアス回路1と基準電圧発生回路2
の電圧源として供給される点に特徴がある。
【0039】図2に、本実施例による定電圧回路の詳細
な回路構成を示す。図8に示された定電圧回路と比較
し、PチャネルトランジスタP1,P2及びP3のドレ
インに、電源電圧VDDの替わりに出力電圧Vreg を供給
する点が相違する。図8の要素と同一の要素にはそれぞ
れ同一の番号を付して説明を省略する。
【0040】次に、本実施例における定電圧回路の動作
について、電源電圧VDD、基準電圧Vref 、出力ノード
4及び5、バイアス電圧Bias1 及びBias2 、本実施例に
おける出力電圧Vreg1と従来の定電圧回路における出力
電圧Vreg2の時間的変化を示した図3を用いて説明す
る。
【0041】差動アンプ3のPチャネルトランジスタP
4及びP5のソースと、PチャネルトランジスタP6の
ソースにそれぞれ電源電圧VDDを供給して比較的速く電
位を上昇させていくと、PチャネルトランジスタP4の
ゲート・ソース間電圧VGSが増大して、Pチャネルトラ
ンジスタP4がオンする方向へ向かう。
【0042】しかしながら、ノード4は、VDD、Pチャ
ネルトランジスタP4、ノード4、C1、R4、R3、
Vssの経路でスタート回路を形成しているため、C1と
PチャネルトランジスタP4とでCRの時定数でレベル
が生じる。従って、電源立ち上げ段階、つまり、図3の
領域の状態となり、ノード4とVDDとの間に電位差が生
じることになる。言い換えれば、Pチャネルトランジス
タP6にVGSが生じ、ON状態に至る。
【0043】この結果、VDD、Pチャネルトランジスタ
P6、抵抗R4、R3、Vss間に電源が流れ始め、ノー
ド5及び出力電圧Vreg1にレベルが生じ、この出力電圧
Vreg1がバイアス回路1へ供給されると、バイアス回路
1が徐々に動作を開始する。これにより、バイアス回路
1から出力されるバイアス電圧Bias1 及びBias2 と接地
電圧Vssとの間に電圧レベルが生じていく。バイアス電
圧Bias2 に電圧レベルが生じると、この電圧Bias2 を入
力される基準電圧発生回路2のPチャネルトランジスタ
P3が動作し、基準電圧Vref と接地電圧Vssとの間に
電位差が生じる。また、バイアス電圧Bias1 に電圧レベ
ルが生じると、この電圧Bias1 を入力される差動アンプ
3のNチャネルトランジスタN3が動作する。これは図
3の領域Iの動作を示す。
【0044】更に電源電圧VDDのレベルが上昇していく
と、差動アンプ3の出力ノード4の電位と電源電圧VDD
との間の電位差が大きくなる。この電位差は、Pチャネ
ルトランジスタP6のゲート・ソース間電圧VGSに相当
し、閾値電圧Vthまで大きくなると、Pチャネルトラン
ジスタP6がオンする。これにより、出力電圧Vreg1は
電源電圧VDDとほぼ等しいレベルになる。これは図3の
領域IIの動作を示す。
【0045】電源電圧VDDがさらに上昇すると、バイア
ス回路1及び基準電圧発生回路2には定電流が流れ始め
る。この結果、基準電圧発生回路2において、電圧Vre
g1端子、PチャネルトランジスタP3、抵抗R2、接地
電圧Vss端子の間に流れる定電流と、抵抗R2との積に
等しい基準電圧Vref が発生され出力されることにな
る。
【0046】また、差動アンプ3において定電流が流れ
だすと、この出力ノード4の電位がPチャネルトランジ
スタP6に流れるドレイン電流を制御する。これによ
り、抵抗R3及びR4を接続するノード5の電圧レベル
が基準電圧Vref と一致するように、電源電圧VDD端
子、PチャネルトランジスタP6、抵抗R4及びR3、
接地電圧Vss端子の間を流れる電流が調整される。この
結果、出力電圧Vreg1も設定されたレベルを保持するよ
うに動作する。
【0047】そして、本実施例では上述のようにバイア
ス回路及び基準電圧発生回路に供給する電源として、出
力電圧Vreg1 を用いている。このため、図3に示され
たように、電源電圧VDDが定常レベルよりも大きくなっ
た場合にも、従来の回路における出力電圧Vreg2とは異
なり、バイアス回路及び基準電圧発生回路に供給される
電源は出力電圧Vreg1以上に高くなることがなく、安定
した基準電圧Vref を発生させて一定の定電圧Vreg1を
出力することができる。
【0048】また、従来は高精度な定電圧Vreg を得る
ためには、図10を用いて説明したように2段構成とな
り、素子数の増加を招いていた。これに対し、本実施例
では1段の構成で素子数の増加を招くことなく安定した
定電圧出力を得ることができる。このため、集積回路化
した場合にパターン面積の増大を防止することができ
る。
【0049】また、図10に示された回路のように2段
構成とした場合には消費電流が増加するが、本実施例で
は消費電流の増加を招くことなく高精度の定電圧Vreg
を得ることができる。
【0050】次に、本発明の他の実施例による定電圧回
路の構成を図4に示す。この実施例は、負の電源電圧V
DDを使用して負の出力電圧Vreg を発生する点に特徴が
ある。負の電源電圧VDDを用いることで、バイアス回路
31、基準電圧発生回路32、差動アンプ33、出力段
を構成するトランジスタの極性が反転している。また、
出力段において図2に示された実施例で用いていた抵抗
R3及びR4の替わりに、NチャネルトランジスタN1
6〜N18からなるMOS抵抗を用いている。
【0051】図5に、本発明のさらに他の実施例による
定電圧回路の構成を示す。本実施例では、2段の差動ア
ンプ43及び46を用いている点に特徴がある。Nチャ
ネルトランジスタN21及びN22と、Pチャネルトラ
ンジスタP21及びP22、抵抗R21を有するバイア
ス回路41と、抵抗R22及びPチャネルトランジスタ
P23を有する基準電圧発生回路42と、Nチャネルト
ランジスタN23〜N25、PチャネルトランジスタP
24及びP25を有する差動アンプ43と、抵抗R23
及びR24、PチャネルトランジスタP26、容量C2
1,C22を有する出力段とで、出力電圧Vreg21 を発
生する。この電圧Vreg21 が、2段目のNチャネルトラ
ンジスタN26〜N28とPチャネルトランジスタP2
7及びP28を有する作動アンプ46の、Nチャネルト
ランジスタN27のゲートに与えられる。また、Nチャ
ネルトランジスタN26のゲートには、バイアス回路4
1から発生されたバイアス電圧Bias1 が入力される。こ
の作動アンプ46の出力ノード27から出力された電位
が、PチャネルトランジスタP29、抵抗R25及び容
量C23から成る出力段に与えられ、トランジスタP2
9及び抵抗R25に流れる電流が調節されて、出力電圧
Vreg2のレベルが制御される。
【0052】この実施例では、抵抗R24とPチャネル
トランジスタP26とを接続するノードから出力される
電圧Vreg21 が、バイアス回路41と基準電圧発生回路
42とに電源として供給される。これにより、上述した
図2に示された実施例と同様に、電源電圧VDDの影響を
受けずに一定の電圧Vreg21 が発生される。この定電圧
Vreg21 とバイアス電圧Bias1 とが差動アンプ46に入
力され、発生された出力ノード27の電位により出力段
のトランジスタP29及び抵抗R25に流れる電流が調
節され、出力電圧Vreg22 のレベルが決定される。これ
により、図2の実施例以上に電源電圧VDDの変動の影響
を受けない定電圧Vreg22 を発生することができる。
【0053】図6に、本発明のさらに他の実施例による
定電圧発生回路の構成を示す。この実施例は、図5に示
された実施例と比較し、バイアス回路41、基準電圧発
生回路42に供給する電源に、出力段のPチャネルトラ
ンジスタP26のソースから出力される電圧Vreg21 で
はなく、PチャネルトランジスタP29のソースから出
力される電圧Vreg22 を用いている点が相違する。この
実施例においても、電源電圧VDDが高くなってもバイア
ス回路41及び基準電圧発生回路42に供給される電源
は電圧Vreg22 以上になることがなく、安定した基準電
圧Vref を発生させることで、電源変動の影響を受けず
に安定した電圧Vreg を出力することができる。
【0054】上述した実施例はいずれも一例であり、本
発明を限定するものではない。図2、図4〜図6に示さ
れたものと具体的な回路構成が異なっていてもよく、例
えばバイアス回路を例にとれば電源を与えられてバイア
ス電圧を発生し得るものであればいかなる構成から成る
ものであっても本発明を適用することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明の定電圧回路
は、定電圧回路から出力された電圧をバイアス回路及び
基準電圧発生回路への電源電圧として与えるため、バイ
アス回路及び基準電圧発生回路の電源電圧は定電圧回路
から出力された電圧以上に高くならず、第1及び第2の
バイアス電圧と基準電圧は精度が高く安定したものとな
り、ボルテージフォロワ回路から安定した高精度な電圧
が出力される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による定電圧回路の構成を示
したブロック図。
【図2】同定電圧回路の詳細な構成を示した回路図。
【図3】同定電圧回路における各電圧波形の時間的変化
を示した説明図。
【図4】本発明の他の実施例による定電圧回路の構成を
示したブロック図。
【図5】本発明のさらに他の実施例による定電圧回路の
構成を示したブロック図。
【図6】本発明のさらに他の実施例による定電圧回路の
構成を示したブロック図。
【図7】従来の定電圧回路の構成を示したブロック図。
【図8】同定電圧回路の詳細な構成を示した回路図。
【図9】同定電圧回路におけるトランジスタP2及びP
3のドレイン・ソース間電圧とドレイン電流との関係を
示した説明図。
【図10】従来の他の定電圧回路の構成を示したブロッ
ク図。
【図11】同定電圧回路の詳細な構成を示した回路図。
【符号の説明】
1,31,41 バイアス回路 2,32,42 基準電圧発生回路 3,33,43,46 差動アンプ N1〜N5,N11〜N19,N21〜N28 Nチャ
ネルトランジスタ P1〜P6,P11〜P15,P21〜P29 Pチャ
ネルトランジスタ R1〜R4,R21〜R25 抵抗 C1,C21〜C23 容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田 口 隆 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内 (72)発明者 吉 田 博 史 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 内 田 英 明 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源電圧を与えられて第1及び第2のバイ
    アス電圧を発生するバイアス回路と、 前記電源電圧と、前記バイアス回路から発生された前記
    第1のバイアス電圧とを与えられて基準電圧を発生する
    基準電圧発生回路と、 差動増幅段と出力段とを有し、前記バイアス回路から発
    生された前記第2のバイアス電圧と前記基準電圧発生回
    路から発生された前記基準電圧とを与えられて前記基準
    電圧のn(nは、任意の正の数)倍の電圧を出力するボ
    ルテージフォロワ回路であって、前記差動増幅段の一方
    の入力端子には前記基準電圧発生回路から発生された前
    記基準電圧が入力され、他方の入力端子には前記ボルテ
    ージフォロワ回路から出力された前記電圧の1/nの電
    圧が入力される前記ボルテージフォロワ回路とを備え、 前記ボルテージフォロワ回路から出力された前記電圧
    が、前記バイアス回路及び前記基準電圧発生回路に前記
    電源電圧として与えられることを特徴とする定電圧回
    路。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08272463A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Nec Corp 半導体集積回路
US6940335B2 (en) 2003-05-30 2005-09-06 Oki Electric Industry Co., Ltd. Constant-voltage circuit
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JP2007066046A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Ricoh Co Ltd 基準電圧発生回路及び基準電圧発生回路を使用した定電圧回路
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JP2010152510A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Seiko Instruments Inc 基準電圧回路

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