JPH077344A - 利得平坦化高周波増幅器 - Google Patents

利得平坦化高周波増幅器

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JPH077344A
JPH077344A JP14361493A JP14361493A JPH077344A JP H077344 A JPH077344 A JP H077344A JP 14361493 A JP14361493 A JP 14361493A JP 14361493 A JP14361493 A JP 14361493A JP H077344 A JPH077344 A JP H077344A
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JP
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open
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microstrip line
terminal
wavelength
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JP14361493A
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Akihiro Kamiogura
明宏 上小倉
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用帯域内において、利得を平坦にし、かつ
信号入出力の整合を良好に保つ。 【構成】 従来の高周波増幅器の出力側に信号線路と並
列に、n個の薄膜抵抗と4分の1波長先端開放線路を接
続して構成。 【効果】 使用周波数帯下限で4分の1波長となる先端
開放線路を用い、低周波側で抵抗成分が寄与することで
減衰特性が低周波側で大きくなるような減衰回路を付加
することにより、FET単体の利得周波数特性を相殺す
るので、信号入出力の整合を良好に保ち、かつ増幅器全
体の利得周波数特性を平坦化する効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロストリップ
回路で構成される利得平坦化高周波増幅器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波帯の高周波増幅器では
小型・軽量化のため、能動素子として電界効果トランジ
スタ(以下、FETという)を用い、前記FETのゲー
ト端子、及びドレイン端子にそれぞれマイクロストリッ
プ線路を接続することによりマイクロストリップ回路を
構成した高周波増幅器が知られている。
【0003】上述の高周波増幅器の一実施例を図14に
示す。図14で1はFET、1aは前記FETのゲート
端子、1bは前記FETのドレイン端子、1cは前記F
ETのソース端子、2は第1のマイクロストリップ線
路、3は第2のマイクロストリップ線路、4は第3のマ
イクロストリップ線路、5は第1の先端開放線路、6は
第4のマイクロストリップ線路、7は第2の先端開放線
路、8は信号入力端子、9は第1のコンデンサ、10は
第2のコンデンサ、11は信号出力端子、12はゲート
側バイアス端子、13はドレイン側バイアス端子、14
はグランド端子である。
【0004】次に動作について説明する。従来の高周波
増幅器において、FET1のソース端子1cをグランド
端子14に接地し、ゲート端子1aにゲート側バイアス
端子12を介してグランド端子14に対して負になる電
圧を印加し、またドレイン端子1bにドレイン側バイア
ス端子13を介して正電圧を印加して適正なバイアス状
態に設定すると、FET1は増幅素子として動作可能な
状態となる。このFET1に信号を入力するために第1
のマイクロストリップ線路2をゲート端子1aに接続
し、信号出力のために第2のマイクロストリップ線路3
をドレイン端子1bに接続する。さらに入力側に関し
て、第1のマイクロストリップ線路2に、第3のマイク
ロストリップ線路4、及び第1の先端開放線路5を接続
してFET1の入力側インピーダンスを信号入力端子8
における入力インピーダンスに整合させる。また、同様
ににFET1の出力側に関して、第2のマイクロストリ
ップ線路3に第4のマイクロストリップ線路6、及び第
2の先端開放線路7を接続し、FET1の出力側のイン
ピーダンスを信号出力端子11におけるインピーダンス
に整合させることにより、動作周波数帯におけるFET
1の入力及び出力インピーダンスと外部回路のインピー
ダンスが整合させられ、信号入力端子8に入力された高
周波信号は、信号増幅された後に信号出力端子11より
出力される。なお、信号入力端子8と第3のマイクロス
トリップ線路4との間に直列に第1ののコンデンサ9を
接続し、高周波信号には影響を与えることなく、ゲート
端子へのバイアス電流が信号入力端子8から外部へ漏れ
出すことを防止している。同様にドレイン側バイアスに
関するDCカットとして、第2のコンデンサ11を第4
のマイクロストリップ線路と信号出力端子11の間に直
列接続している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の高周波増幅器は
以上のように構成されているので、使用周波数帯におい
て入出力のインピーダンス整合をとると、FETそのも
のの利得周波数特性がそのまま現われる。この利得周波
数特性は、最大有能電力として表現され、一般に図2に
示すように周波数が高くなるにつれて低下する特性とな
る。
【0006】したがって、インピーダンスの整合性を重
視した高周波増幅器で増幅器としての利得およびリター
ンロスは図3に示すような周波数特性となり、リターン
ロス特性が良い半面、帯域内での利得偏差が大きくなる
という解決すべき課題があった。
【0007】一方、帯域内での利得を平坦化するために
は、図4に示すように低周波域でリターンロス特性を劣
化させ、不整合損失を生じさせることで利得を低下させ
る必要がある。この場合には多重反射による帯域内偏差
特性の劣化を防ぐために、この従来の増幅器の前後に接
続される機器との間にリターンロス特性の低下を補償す
るためのアイソレータ、又は減衰器を配置し、インピー
ダンス整合を保つ必要があり、回路規模が大型化すると
いう解決すべき課題があった。
【0008】この発明に係る利得平坦化高周波増幅器は
上記のような課題を解決するためになされたもので、使
用帯域内で入出力の整合を良好に保ち、かつ利得を平坦
にする高周波増幅器を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の実施例1は、
従来の高周波増幅器の出力側に信号線路とは並列に、n
個の薄膜抵抗と4分の1波長先端開放線路を接続したも
のである。
【0010】また、この発明の実施例2は、従来の高周
波増幅器の出力側に信号線路とは並列に、1個の薄膜抵
抗とそれぞれ長さの異なる2種の4分の1波長先端開放
線路を接続したものである。
【0011】さらに、この発明の実施例3は、従来の高
周波増幅器の出力側に、n個の薄膜抵抗と先端開放線路
からなる並列回路2つを4分の1波長マイクロストリッ
プ線路でπ型に接続した回路を付加したものである。
【0012】さらにまた、この発明の実施例4は、従来
の高周波増幅器の出力側に、同一点に先端開放線路とn
個の薄膜抵抗と先端開放線路からなる線路を接続した並
列回路を8分の1波長マイクロストリップ線路の両端に
π型に接続した回路を付加したものである。
【0013】
【作用】この発明の実施例1においては、インピーダン
ス整合をとり利得偏差をもった状態の増幅器に対して、
使用周波数帯下限で4分の1波長となる先端開放線路を
用い、低周波側で抵抗成分が寄与し、減衰特性が低周波
側で大きくなるような回路を付加することにより、FE
T単体の利得周波数特性を相殺するので、増幅器全体の
利得周波数特性は平坦化する。
【0014】また、この発明の実施例2においては、イ
ンピーダンス整合をとり利得偏差をもった状態の増幅器
に対して、2点の周波数でそれぞれ4分の1波長の長さ
となる2種の先端開放線路を用い、この2点の周波数に
おいて抵抗成分が寄与し、減衰特性が大きくなるような
回路を付加することにより、FET単体の利得周波数特
性を相殺するので、増幅器全体の利得周波数特性は平坦
化し、かつ仕様周波数帯域幅を広げる。
【0015】さらに、この発明の実施例3においては、
インピーダンス整合をとり利得偏差をもった状態の増幅
器に対して、使用周波数帯下限で4分の1波長となる先
端開放線路により低周波側で抵抗成分が寄与し、減衰特
性が低周波側で大きくなるような回路を用い、さらにこ
の回路を4分の1波長マイクロストリップ線路をはさん
でπ型に並列接続する構成の回路を付加することによ
り、FET単体の利得周波数特性を相殺するので、増幅
器全体の利得周波数特性は平坦化し、さらに増幅器全体
のリターンロス特性をも改善する。
【0016】さらにまた、この発明の実施例4において
は、インピーダンス整合をとり利得偏差をもった状態の
増幅器に対して、使用周波数帯下限で4分の1波長とな
る先端開放線路により低周波側で抵抗成分が寄与し、減
衰特性が低周波側で大きくなるような回路を用い、この
回路2つを8分の1波長マイクロストリップ線路をはさ
んでπ型に並列接続する構成の回路を構成し、さらに並
列接続した2箇所の薄膜抵抗線路の分岐部と同一地点に
それぞれ先端開放線路を付加して減衰回路を構成し、こ
の減衰回路を従来の高周波増幅器に接続することによ
り、FET単体の利得周波数特性を相殺するので、増幅
器全体の利得周波数特性は平坦化し、さらに増幅器全体
のリターンロス特性をも改善する。また8分の1波長マ
イクロストリップ線路を用いることにより回路を小型化
する。
【0017】
【実施例】実施例1.以下、本発明に係る利得平坦化高
周波増幅器の一実施例を図について説明する。図1で1
はFET、1aは前記FETのゲート端子、1bは前記
FETのドレイン端子、1cは前記FETのソース端
子、2は第1ののマイクロストリップ線路、3は第2の
マイクロストリップ線路、4は第3のマイクロストリッ
プ線路、5は第1の先端開放線路、6は第4のマイクロ
ストリップ線路、7は第2の先端開放線路、8は信号入
力端子、9は第1のコンデンサ、10は第2のコンデン
サ、11は信号出力端子、12はゲート側バイアス端
子、1はドレイン側バイアス端子、14はグランド端
子、15は第1のボンディングパッド、16は第1の抵
抗、17は第2のボンディングパッド、18は第2の抵
抗、19は第3のボンディングパッド、20は第nのボ
ンディングパッド、21は第nの抵抗、22は4分の1
波長先端開放線路である。
【0018】次に動作について説明する。図1の利得平
坦化高周波増幅器において、FET1のソース端子1c
をグランド端子14に接地し、ゲート端子1aにゲート
側バイアス端子12を介してグランド端子14に対して
負になる電圧を印加し、またドレイン端子1bにドレイ
ン側バイアス端子13を介して正電圧を印加して適正な
バイアス状態に設定すると、FET1は増幅素子として
動作可能な状態となる点は従来の高周波増幅器と全く同
じである。また、このFET1に信号を入力するために
第1のマイクロストリップ線路2をゲート端子1aに接
続し、信号出力のために第2のマイクロストリップ線路
3をドレイン端子1bに接続する点も従来の高周波増幅
器と全く同じである。さらに入力側に関して、第1のマ
イクロストリップ線路2に、第3のマイクロストリップ
線路4、及び第1の先端開放線路5を接続してFET1
の入力側インピーダンスを信号端子8における入力イン
ピーダンスに整合させ、同様にFET1の出力側に関し
て、第2のマイクロストリップ線路3に第4のマイクロ
ストリップ線路6、及び第2の先端開放線路7を接続
し、FET1の出力側のインピーダンスを信号出力端子
11におけるインピーダンスに整合させることにより、
動作周波数帯におけるFET1の入力及び出力インピー
ダンスと外部回路のインピーダンス整合をとり、信号入
力端子8に入力された高周波信号を信号増幅させて信号
出力端子11から出力させる点も従来の高周波増幅器と
全く同じである。
【0019】しかし、本発明の実施例1においては、第
2のコンデンサ10と信号出力端子11の間にこれと並
列に、n個(nは任意の正の整数)の抵抗と使用周波数
帯下限で4分の1波長となる先端開放線路(22)を用
いることにより、低周波側で抵抗成分が寄与し、減衰特
性が低周波側で大きくなるような減衰特性を得ることが
できる。また、たとえば金箔のような導体でボンディン
グパッド間を接続し、n個の抵抗の使用数量を調整する
ことによって、図5に示すように減衰量も調整できる。
【0020】上述の減衰特性をもつ回路を付加すること
により、本実施例ではFET単体の利得周波数特性を相
殺するので、増幅器全体の利得周波数特性の平坦化を実
現できる。
【0021】また、使用する抵抗成分を1個からn個ま
で変化させることにより、FETのばらつきなどによる
利得周波数偏差の変化に対応し、微調整できる。
【0022】さらに4分の1波長線路22の長さを4分
の1の奇数倍である(2m+1)/4波長(mは任意の
整数)にしても本実施例と同様の効果を奏し、なおかつ
周波数による減衰量の変化を急峻に設定することができ
る。
【0023】実施例2.以下、本発明に係る利得平坦化
高周波増幅器の一実施例を図について説明する。図7で
22は第1の4分の1波長先端開放線路、23は第2の
4分の1波長先端開放線路である。また、図1及び図1
4とに示した実施例及び従来例と同一ないし相当部分に
は同一符号を付している。
【0024】次に動作を説明する。本実施例ではFET
1の動作、及びインピーダンス整合に関する動作は従来
例と同一である。
【0025】しかるに本実施例による回路は、第1の4
分の1波長先端開放線路22によって抵抗16が寄与す
る周波数、及び第2の4分の1波長先端開放線路23に
よって抵抗16が寄与する周波数の合計2種の周波数に
おいて、それぞれ抵抗成分による損失特性をもつ。この
ため、結果として図8に示すように通過損失特性をも
つ。したがって、本実施例では全体の特性が図3の利得
周波数特性に図8の通過損失特性を加えたものとなり、
図9に示すように平坦な周波数帯域がより広くなる特性
を得る。
【0026】上述の減衰特性をもつ回路を付加すること
により、本実施例ではFET単体の利得周波数特性を補
償するので、増幅器全体の利得周波数特性の平坦化を実
現し、かつ広帯域化を実現できる。
【0027】実施例3.以下、本発明に係る利得平坦化
高周波増幅器の一実施例を図について説明する。図10
で22は第1の4分の1波長先端開放線路、24は第n
+1のボンディングパッド、25は第n+1の抵抗、2
6は第n+2のボンディングパッド、27は第n+2の
抵抗、28は第n+3のボンディングパッド、29は第
2nのボンディングパッド、30は第2nの抵抗、31
は長さが第1の4分の1波長先端開放線路22と同一な
第3の4分の1波長先端開放線路、32は4分の1波長
マイクロストリップ線路である。また、図1及び図14
とに示した実施例及び従来例と同一ないしは相当部分に
は同一符号を付している。
【0028】次に動作を説明する。本実施例ではFET
1の動作、及びインピーダンス整合に関する動作は従来
例と同一である。
【0029】しかし、本実施例においては、従来の高周
波増幅器の出力側に、n個の薄膜抵抗と先端開放線路か
らなり、形状諸元値の全く同一な並列回路2つを4分の
1波長マイクロストリップ線路でπ型に接続した減衰回
路を付加し、先端開放線路の長さを増幅器の使用周波数
帯下限で4分の1波長とるように設定することにより、
低周波側で抵抗成分が寄与し、減衰特性が低周波側で大
きくなるような減衰特性を得ることができる。したがっ
て、全体の利得周波数特性として、図3の従来の高周波
増幅器の利得周波数特性に図5に示す減衰回路部分の周
波数特性を加えた図11の曲線aに示すような平坦化さ
れた利得周波数特性を得ることができる。
【0030】さらに本実施例では、リターンロス特性を
大きくとれる特徴がある。すなわち、1本の先端開放線
路しか用いない場合には、通過特性では所望の減衰特性
が得られるが、一方でインピーダンスとしては整合状態
が回路の前後のインピーダンスからずれてしまい、例え
ば実施例1のリターンロス特性として示す図6の曲線b
のように、リターンロスを大きくとることができない。
しかるに本実施例では、同一の形状・諸元をもつ2本の
先端開放線路を4分の1波長線路を介してπ型に接続
し、先端開放線路1本だけの場合に生ずるインピーダン
スのずれを補償している。これによって、減衰回路部分
の入出力インピーダンスを増幅器のインピーダンスに整
合させ、図11の曲線bに示すように本実施例による利
得平坦化高周波増幅器全体のリターンロスを大きくとる
ことができる。
【0031】上述の減衰特性をもつ回路を付加すること
により、本実施例ではFET単体の利得周波数特性を相
殺するので、増幅器全体の利得周波数特性の平坦化を実
現できる。また、増幅器全体のリターンロス特性を良好
に保ち、後段に接続する他の回路との整合性を高めるこ
とができる。
【0032】また、例えば金箔のような導体でボンディ
ングパッド間を接続し、n個の抵抗の使用数量を調整す
ることによって、図5に示すように減衰量も調整でき、
FETのばらつきなどによる利得周波数偏差の変化に対
応し、微調整できる。
【0033】さらに第1の4分の1波長先端開放線路
(22)及び第3の4分の1波長先端開放線路(31)
の長さを4分の1の奇数倍である(2m+1)/4波長
(mは任意の整数)にしても本実施例と同様の効果を奏
し、なおかつ周波数による減衰量の変化を急峻に設定す
ることができる。
【0034】実施例4.以下、本発明に係る利得平坦化
高周波増幅器の一実施例を図について説明する。図12
で33は8分の1波長マイクロストリップ線路、34は
第3の先端開放線路、35は第4の先端開放線路であ
り、図1、図10及び図14に示した実施例及び従来例
と同一ないしは相当部分には同一符号を付している。
【0035】次に動作を説明する。本実施例ではFET
1の動作、及びインピーダンス整合に関する動作は従来
例と同一である。
【0036】しかし、本実施例においては、従来の高周
波増幅器の出力側に、n個の薄膜抵抗と4分の1波長先
端開放線路からなる並列回路2つを8分の1波長マイク
ロストリップ線路でπ型に接続した減衰回路を付加し、
この2つの4分の1波長先端開放線路の長さを増幅器の
使用周波数帯下限で4分の1波長となるように設定する
ことにより、低周波側で抵抗成分が寄与し、減衰特性が
低周波側で大きくなるような減衰特性を得ることができ
る。したがって、全体の利得周波数特性として、図3の
従来の高周波増幅器の利得周波数特性に図5に示す減衰
回路部分の周波数特性を加えた図14の曲線aに示すよ
うな平坦化された利得周波数特性を得ることができる。
【0037】さらに本実施例では、リターンロス特性を
大きくとれる特徴がある。すなわち、1本の先端開放線
路しか用いない場合には、通過特性では所望の減衰特性
が得られるが、一方でインピーダンスとしては整合状態
が回路の前後のインピーダンスからずれてしまい、例え
ば実施例1のリターンロス特性として示す図6の曲線b
のように、リターンロスを大きくとることができない。
しかるに本実施例では2本の4分の1波長先端開放線路
を8分の1波長回路を介してπ型接続することにより、
先端開放線路1本だけの場合に生ずるインピーダンスの
ずれを補償し、さらに第3の先端開放線路(34)及び
第4の先端開放線路(35)を用いて補正しているた
め、減衰回路部分の入出力インピーダンスを増幅器のイ
ンピーダンスに整合させ、図13の曲線bに示すように
本実施例による利得平坦化高周波増幅器全体のリターン
ロスを大きくとることができる。本実施例でのリターン
ロスの改善量は実施例1に比べれば大きい反面、周波数
特性を持つ第3の先端開放線路(34)と第4の先端開
放線路(35)を用いているため、第3の実施例に比較
するとリターンロスの改善量は小さい。
【0038】一方、本実施例では先端開放線路を接続す
る線路を8分の1波長とし、実施例3の4分の1波長か
ら短縮しているため、回路を小型化できる特徴を有す
る。
【0039】上述の減衰特性をもつ回路を付加すること
により、本実施例ではFET単体の利得周波数特性を相
殺するので、増幅器全体の利得周波数特性の平坦化を実
現できる。また、増幅器全体のリターンロス特性を良好
に保ち、後段に接続する他の回路との整合性を高めるこ
とができる。さらに実施例3より回路を小型化できる。
【0040】また、たとえば金箔のような導体でボンデ
ィングパッド間を接続し、n個の抵抗の使用数量を調整
することによって、図5に示すように減衰量も調整で
き、FETのばらつきなどによる利得周波数偏差の変化
に対応し、微調整できる。
【0041】さらに第1の4分の1波長先端開放線路2
2及び第3の4分の1波長先端開放線路31の長さを4
分の1の奇数倍である(2m+1)/4波長(mは任意
の整数)にしても本利得平坦化高周波増幅器と同様の効
果を奏し、なおかつ周波数による減衰量の変化を急峻に
設定することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明の実施例1による利得平坦化高周
波増幅器によれば、使用周波数帯下限で4分の1波長と
なる先端開放線路を用い、低周波側で抵抗成分が寄与
し、減衰特性が低周波側で大きくなるような回路を付加
することにより、FET単体の利得周波数特性を相殺す
るので、増幅器全体の利得周波数特性は平坦化する。
【0043】本発明の実施例2による利得平坦化高周波
増幅器によれば、インピーダンス整合をとり利得偏差を
もった状態の増幅器に対して、2点の周波数でそれぞれ
4分の1波長の長さとなる2種の先端開放線路を用い、
この2点の周波数において抵抗成分が寄与し、減衰特性
が大きくなるような回路を付加することにより、FET
単体の利得周波数特性を相殺するので、増幅器全体の利
得周波数特性は平坦化し、かつ使用周波数帯域幅を広げ
る。
【0044】本発明の実施例3による利得平坦化高周波
増幅器によれば、インピーダンス整合をとり利得偏差を
もった状態の増幅器に対して、使用周波数帯下限で4分
の1波長となる先端開放線路により低周波側で抵抗成分
が寄与し、減衰特性が低周波側で大きくなるような回路
を用い、この回路2つを4分の1波長マイクロストリッ
プ線路をはさんでπ型に並列接続する構成の減衰回路を
付加することにより、FET単体の利得周波数特性を相
殺するので、増幅器全体の利得周波数特性は平坦化し、
かつ増幅器全体のリターンロス特性を改善する。
【0045】本発明の実施例4による利得平坦化高周波
増幅器によれば、インピーダンス整合をとり利得偏差を
もった状態の増幅器に対して、使用周波数帯下限で4分
の1波長となる先端開放線路により低周波側で抵抗成分
が寄与し、減衰特性が低周波数側で大きくなるような回
路を用い、この回路2つを8分の1波長マイクロストリ
ップ線路をはさんでπ型に並列接続する構成の回路を構
成し、さらに並列接続した2箇所の薄膜抵抗線路の分岐
部と同一地点にそれぞれ先端開放線路を付加して減衰回
路を構成し、この減衰回路を従来の高周波増幅器に接続
することにより、FET単体の利得周波数特性を相殺す
るので、増幅器全体の利得周波数特性は平坦化し、さら
に増幅器全体のリターンロス特性をも改善する。また8
分の1波長マイクロストリップ線路を用いることにより
回路を小型化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の実施例1を示す構成図であ
る。
【図2】図2はFETの最大有能電力の周波数特性を示
す図である。
【図3】図3は従来の構成による高周波増幅器でインピ
ーダンス整合を重視して設計した場合の利得及びリター
ンロスの周波数特性を示す図である。
【図4】図4は従来の構成による高周波増幅器で利得の
平坦性を重視して設計した場合の利得及びリターンロス
の周波数特性を示す図である。
【図5】図5はこの発明の実施例1による損失回路の通
過損失の周波数特性を示す図である。
【図6】図6はこの発明の実施例1による利得平坦化高
周波増幅器の利得及びリターンロスの周波数特性を示す
図である。
【図7】図7はこの発明の実施例2を示す構成図であ
る。
【図8】図8はこの発明の実施例2による損失回路の通
過損失の周波数特性を示す図である。
【図9】図9はこの発明の実施例2による利得平坦化高
周波増幅器の利得及びリターンロスの周波数特性を示す
図である。
【図10】図10はこの発明の実施例3を示す構成図で
ある。
【図11】図11はこの発明の実施例3による利得平坦
化高周波増幅器の利得及びリターンロスの周波数特性を
示す図である。
【図12】図12はこの発明の実施例4を示す構成図で
ある。
【図13】図13はこの発明の実施例4による利得平坦
化高周波増幅器の利得及びリターンロスの周波数特性を
示す図である。
【図14】図14は従来の構成による高周波増幅器の一
実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 FET 1a ゲート端子 1b ドレイン端子 1c ソース端子 2 第1のマイクロストリップ線路 3 第2のマイクロストリップ線路 4 第3のマイクロストリップ線路 5 第1の先端開放線路 6 第4のマイクロストリップ線路 7 第2の先端開放線路 8 信号入力端子 9 第1のコンデンサ 10 第2のコンデンサ 11 信号出力端子 12 ゲート側バイアス端子 13 ドレイン側バイアス端子 14 グランド端子 15 第1のボンディングパッド 16 第1の抵抗 17 第2のボンディングパッド 18 第2の抵抗 19 第3のボンディングパッド 20 第nのボンディングパッド 21 第nの抵抗 22 第1の4分の1波長先端開放線路 23 第2の4分の1波長先端開放線路 24 第n+1のボンディングパッド 25 第n+1の抵抗 26 第n+2のボンディングパッド 27 第n+2の抵抗 28 第n+3のボンディングパッド 29 第2nのボンディングパッド 30 第2nの抵抗 31 第3の4分の1波長先端開放線路 32 4分の1波長マイクロストリップ線路 33 8分の1波長マイクロストリップ線路 34 第3の先端開放線路 35 第4の先端開放線路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果トランジスタと、入力信号端子
    と、一端が前記信号入力端子に接続され、他端が前記電
    界効果トランジスタのゲート端子に接続される第1のマ
    イクロストリップ線路と、一端が前記第1のマイクロス
    トリップ線路に接続され他端が開放の第1の先端開放線
    路と、一端が前記電界効果トランジスタのドレイン端子
    に接続される第2のマイクロストリップ線路と、一端が
    前記第2のマイクロストリップ線路に接続され他端が開
    放の第2の先端開放線路と信号出力端子とで構成される
    高周波増幅器において、一端が前記信号出力端子に接続
    する第1から第n(nは1を除く正の整数)のn個の薄
    膜抵抗と、一端が前記第nの薄膜抵抗に接続され他端が
    開放の4分の1波長先端開放線路を備えたことを特徴と
    する利得平坦化高周波増幅器。
  2. 【請求項2】 電界効果トランジスタと、入力信号端子
    と、一端が前記信号入力端子に接続され、他端が前記電
    界効果トランジスタのゲート端子に接続される第1のマ
    イクロストリップ線路と、一端が前記第1のマイクロス
    トリップ線路に接続され他端が開放の第1の先端開放線
    路と、一端が前記電界効果トランジスタのドレイン端子
    に接続される第2のマイクロストリップ線路と、一端が
    前記第2のマイクロストリップ線路に接続され他端が開
    放の第2の先端開放線路と信号出力端子とで構成される
    高周波増幅器において、一端が前記信号出力端子に接続
    する薄膜抵抗と一端が前記薄膜抵抗に接続され他端が開
    放の第1の4分の1波長先端開放線路と、一端が前記薄
    膜抵抗に接続され他端が開放の第2の4分の1波長先端
    開放線路とを備えたことを特徴とする利得平坦化高周波
    増幅器。
  3. 【請求項3】 電界効果トランジスタと、入力信号端子
    と、一端が前記信号入力端子に接続され、他端が前記電
    界効果トランジスタのゲート端子に接続される第1のマ
    イクロストリップ線路と、一端が前記第1のマイクロス
    トリップ線路に接続され他端が開放の第1の先端開放線
    路と、一端が前記電界効果トランジスタのドレイン端子
    に接続される第2のマイクロストリップ線路と、一端が
    前記第2のマイクロストリップ線路に接続され他端が開
    放の第2の先端開放線路と信号出力端子とで構成される
    高周波増幅器において、一端が前記ドレイン端子に接続
    し、他端が前記信号出力端子に接続する4分の1波長マ
    イクロストリップ線路と、一端が前記4分の1波長マイ
    クロストリップ線路に接続する第1から第n(nは1を
    除く正の整数)のn個の薄膜抵抗と、一端が前記第nの
    薄膜抵抗に接続され他端が開放の第1の4分の1波長先
    端開放線路と、一端が前記信号出力端子に接続する第
    (n+1)から第2nのn個の薄膜抵抗と、一端が前記
    第2nの薄膜抵抗に接続され他端が開放の第2の4分の
    1波長先端開放線路とを備えたことを特徴とする利得平
    坦化高周波増幅器。
  4. 【請求項4】 電界効果トランジスタと、入力信号端子
    と、一端が前記信号入力端子に接続され、他端が前記電
    界効果トランジスタのゲート端子に接続される第1のマ
    イクロストリップ線路と、一端が前記第1のマイクロス
    トリップ線路に接続され他端が開放の第1の先端開放線
    路と、一端が前記電界効果トランジスタのドレイン端子
    に接続される第2のマイクロストリップ線路と、一端が
    前記第2のマイクロストリップ線路に接続され他端が開
    放の第2の先端開放線路と信号出力端子とで構成される
    高周波増幅器において、一端が前記ドレイン端子に接続
    し、他端が前記信号出力端子に接続する8分の1波長マ
    イクロストリップ線路と、一端が前記8分の1波長マイ
    クロストリップ線路に接続する第1から第n(nは1を
    除く正の整数)のn個の薄膜抵抗と、一端が前記第nの
    薄膜抵抗に接続され他端が開放の第1の4分の1波長先
    端開放線路と、一端が前記8分の1波長マイクロストリ
    ップ線路に接続し、他端が開放の第3の先端開放線路
    と、一端が前記信号出力端子に接続する第(n+1)か
    ら第2nのn個の薄膜抵抗と、一端が前記第2nの薄膜
    抵抗に接続され他端が開放の第2の4分の1波長先端開
    放線路と、一端が前記信号出力端子に接続し、他端が開
    放の第4の先端開放線路とを備えたことを特徴とする利
    得平坦化高周波増幅器。
JP14361493A 1993-06-15 1993-06-15 利得平坦化高周波増幅器 Pending JPH077344A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009303027A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Mitsubishi Electric Corp 安定化回路及び増幅器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009303027A (ja) * 2008-06-16 2009-12-24 Mitsubishi Electric Corp 安定化回路及び増幅器

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