JPH0773470B2 - 麺帯からの麺線切り出し装置 - Google Patents

麺帯からの麺線切り出し装置

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JPH0773470B2
JPH0773470B2 JP1305149A JP30514989A JPH0773470B2 JP H0773470 B2 JPH0773470 B2 JP H0773470B2 JP 1305149 A JP1305149 A JP 1305149A JP 30514989 A JP30514989 A JP 30514989A JP H0773470 B2 JPH0773470 B2 JP H0773470B2
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常廣 古川
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さぬき麺機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、圧延装置によって帯状に圧延された麺帯か
ら、麺線を切り出す装置に関するものである。
〔従来の技術〕
麺の圧延装置によって一連の帯状に圧延された麺帯を、
麺線状に切断するための従来装置には、これを大別する
と次の2通りの装置がある。
その一つは、例えば特公昭53−41225号公報の第1・2
図又は特開昭52−151781号公報の第4・5図等に示され
ているような、麺帯の全巾に亘るロール状の回転刃を回
転させて、麺帯の長さ方向に沿って多数の麺線を同時に
切り出すことができるようになっている麺線切り出し装
置であり、他の一つは、例えば特開昭52−151781号公報
の第1〜3図、特開昭52−14075号公報の第1・2図又
は実公昭63−45902号公報等に示されているような、包
丁を上下動させて麺帯横断方向の麺線を一本宛切り出す
ことができるようになっている麺線切り出し装置であ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
麺線切り出し装置のうち、前者の、ロール状の回転刃を
回転させて行う麺線切り出し装置は、麺線を麺帯の圧延
方向に沿って切り出すようになっている点では、麺線
が、圧延された麺帯の繊維方向に沿って切り出されるこ
とになるといった長所をもっている。しかし、このロー
ル状の回転刃による麺線切り出し装置は、多数の切刃が
麺帯の巾方向の全巾に亘って一斉に切り込むもので、手
打ち風の麺生地の場合のように、麺生地における加水率
が高いと、つまり麺が軟らかいと、麺生地が切刃によっ
て押し潰されるため、麺線を一本宛包丁切りした手打ち
麺のように、角が立った形の麺線を得ることができな
い、といった問題がった。
上記したような欠点を解決したものとして、後者のよう
な包丁を上下動させて麺線を一本宛切り出すようになっ
ている機械的な麺線の切り出し装置が開発されているの
であるが、公知のこの種の機械的な麺線切り出し装置
は、何れも、麺帯をベルトコンベヤにて搬送し、麺帯を
その搬送終端部において、麺帯横断方向の包丁でもって
麺線状に切り出すものであるから、この後者の麺線切り
出し装置によって切り出された麺線では、麺線が、圧延
された麺帯のグルテン繊維を横断する方向に沿って、つ
まりそれを寸断する方向において切り出されているの
で、茹で上がった麺に手打ち風の腰の強い食味を得るこ
とができない、とった問題があった。
そこでこの発明は、麺帯を、機械的な手段によって、麺
帯の長さ方向に沿って包丁切りすることができる麺線の
切り出し装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために本発明がとった手段は、圧延
装置によって帯状に圧延された麺帯を所定の速度で送り
出す麺帯送り出し装置があって、その次段に、この麺帯
送り出し装置が送り出されてくる一連の麺帯を適宜の長
さの板状麺に分断する麺帯分断装置が配設されているこ
と、 上記麺帯分断装置の下方位に、一連の麺帯から分断され
た上記板状麺をその上に受け取ってそれを麺帯の圧延方
向と同一の方向に所定の位置まで搬送する板状麺中間搬
送装置が配設されていること、 上記板状麺中間搬送装置が、前記麺帯の圧延方向に沿っ
て往復移動自在に支持された往復移動枠と、この往復移
動枠の移動方向に沿ってこの往復移動枠上に配設された
ベルトコンベヤとでもって構成されていて、上記往復移
動枠にはそれを所定のストロークに亘って往復移動させ
るための駆動装置が配設されていること、及び、 上記板状麺中間搬送装置の下方位に、該板状麺中間搬送
装置から送り出されてくる板状麺をその上に受け取って
それを麺帯の圧延方向にほぼ直交する方向に搬送する板
状麺横方向搬送装置が配設されていて、この板状麺横方
向搬送装置の終端部に、板状麺の搬送方向に交差する方
向の切刃を備えた麺線切り出し装置が配設されているこ
と、を特徴とする麺帯からの麺線切り出し装置にある。
〔作用〕
この発明に係る麺帯からの麺線切り出し装置には、上記
せる如く、圧延装置によって帯状に圧延された一連の麺
帯を所定の速度でもって送り出す麺帯送り出し装置があ
って、その次段に麺帯分断装置が配設されているので、
上記麺帯送り出し装置から送り出されてくる一連の(つ
まり長尺の)麺帯は、この麺帯分断装置を経過し麺帯の
先端部が所定量垂れ下がったところで、麺帯分断装置を
作動させると、この麺帯分断装置によって、その都度そ
の先端部を所定の長さに分断される。すなわち所定の大
きさの方形の板状麺に分断される。
分断された板状麺は、下方に落下することになるが、上
記麺帯分断装置の下方位には前記したような板状麺中間
搬送装置が配設されているので、この板状麺中間搬送装
置を上記麺帯分断装置の下方位の適所に配設し、且つ、
この板状麺中間搬送装置を構成している前記往復移動枠
を前進位置(第1図位置)に保ち、この往復移動枠上の
ベルトコンベヤを往復移動枠の前進方向に駆動しておく
と、前記麺帯送り出し装置から送り出されて来た麺帯の
先端部が走行している上記ベルトコンベヤの上面に若干
摺接し以後の時点において前記麺帯分断装置を作動させ
るならば(第5図−a・b参照)、一連の麺帯から分断
された方形の板状麺は、その先端(下端)の一部が既に
ベルトコンベヤの上に載ってベルトコンベヤの走行方向
に運ばれているので、その全面が、走行しているベルト
コンベヤの上に接した状態になって(第1図参照)、こ
のベルトコンベヤの上に落下する。上記板状麺中間搬送
装置の下方位には、前記したような板状麺横方向搬送装
置が配設されているので、上記のようにしてベルトコン
ベヤの上に載った板状麺は、板状麺の先端部からベルト
コンベヤの先端部を越えてこの板状麺横方向搬送装置の
板状麺受取面(ベルトコンベヤの上面)に接触した時点
において(第5図−c参照)、上記中間搬送装置を構成
している往復移動枠を適宜の速度(ベルトコンベヤの速
度とほぼ等しいか又はそれよりも若干早い速度)でもっ
て復動(後退)させると(第5図−d参照)、ベルトコ
ンベヤ上の板状麺は、板状麺横方向搬送装置の上に、そ
の全下面を接触せしめた偏平状態になって供給される。
上記のようにしてその上に板状麺を受け取った板状麺横
方向搬送装置は、該板状麺を、麺帯の圧延方向にほぼ直
交する方向に搬送するが、この板状麺横方向搬送装置の
終端部には、板状麺の搬送方向に交差する方向の切刃を
備えた麺線切り出し装置が配設されているので、この板
状麺横方向搬送装置の上に載った板状麺は、この麺線切
り出し装置でもって、それを麺帯の圧延方向に沿って包
丁切りされることになる。
そして、この発明に係る麺帯からの麺線切り出し装置で
は、上記板状麺中間搬送装置が、前記麺帯の圧延方向に
沿って往復移動自在に支持された往復移動枠と、この往
復移動枠の移動方向に沿ってこの往復移動枠上に配設さ
れたベルトコンベヤとでもって構成されていて、上記往
復移動枠には、それを所定のストロークに亘って往復移
動させるための駆動装置が配設されているので、この板
状麺中間搬送装置は、麺帯が前記麺帯分断装置によって
分断されてから次に分断される迄の間において、つまり
一の板状麺が形成されてから次の板状麺が形成される迄
の間において、その都度、上記駆動装置でもって、それ
を一往復移動させることができるようになっている。
したがって、この発明に係る麺帯からの麺線切り出し装
置では、前記麺帯送り出し装置による麺帯の送り出し動
作を間欠的に停止させて置く必要がなく、麺帯を上記麺
帯分断装置に対して定速でもって連続的に供給しても、
該麺帯分断装置により分断されて生じた板状麺は、これ
を上記板状麺中間搬送装置の上に受取る際、該板状麺中
間搬送装置を一往復移動させることによって、該板状麺
をして前記板状麺の横方向搬送装置上の所定の位置に、
極めて正確に且つ円滑に供給することができる。
すなわち、板状麺中間搬送装置を前進位置に待機させた
状態において、それの回転しているベルトコンベヤの上
に受け取った板状麺を、該ベルトコンベヤの搬送終端部
からベルトコンベヤの外へと送り出し乍ら、該ベルトコ
ンベヤが取付けっれている往復移動枠を後退させると、
このベルトコンベヤ上の板状麺をして、上記ベルトコン
ベヤの搬送終端部から、このベルトコンベヤの下方位に
ある横方向搬送装置の上に、あたかも、板状の麺生地を
その一辺から敷いて行く様な要領でもって乗り移らせる
ことができる。
〔実施例〕
一実施例を第1〜5図について説明すると、図におい
て、1対の圧延ロール1・2は、図示していない麺帯圧
延装置の最終段の圧延ロールで、図示していない麺帯圧
延装置により圧延されてこの一対の圧延ロール1・2か
ら送り出されてくる一連の麺帯3は、多数のコロ4の上
を通って、この発明にしたがった麺帯からの麺線切り出
し装置に送り込まれるようになっている。5は、上記一
対の圧延ロール1・2の駆動モータである。
この実施例では、この発明にしたがった麺帯からの麺線
切り出し装置が、上記したような圧延装置の終端部に配
設されており、麺帯送り出し装置6は、左右一対の軸受
枠7a・7bの上に横架された一対の平ロール8・9でもっ
て構成されている。この一対の平ロール8・9は、図示
してない連動系を介して、それの駆動源であるモータ10
に連動連結されており、一方の平ロール9は、テークア
ップブロック11により軸受されていて、それでもってこ
の一対の平ロール8・9間の間隔を調節できるようにな
っている。勿論この一対の平ロール8・9は、両者間で
麺帯3を更に圧延することも可能である。
上記のような一対の平ロール8・9からなる麺帯送り出
し装置6は、両平ロール8・9間に送り込まれた一連の
麺帯3を、所定の速度でもって次段の(その下方位の)
麺帯分断装置12に向けて送り込むことが出来るようにな
っている。
麺帯分断装置12は、上記一対の軸受枠7a・7bにその軸13
を横架されたカッター14と、カッター14に対向せしめて
一対の軸受枠7a・7b間に配設されたその側面視がく字形
の案内板15とでもって構成されていて、前記麺帯送り出
し装置6から送り出されて来た麺帯3は、上記案内板15
の表面に接してその下方へと案内されるようになってお
り、上記カッター14を間欠的に一回転させると、この案
内板15に沿って降下する麺帯3が、この案内板15との間
でカットされ、所望の長さlの板状麺3′(方形の麺)
に分断されるようになっている。このため、上記カッタ
ー14の軸13は、一回転クラッチ16と図示していない連動
系を介して、その駆動源である前記モータ10に連結され
ている。なお第2図において、17はこのカッター14の軸
13の反動を防止するため該軸13の回転を常時一方向にの
み規制しているカムクラッチである。
上記麺帯分断装置12の下方位には、一連の麺帯3から分
断されて落下してくる上記板状麺3′を偏平な状態のま
まその上に受け取って、それをほぼ水平状態になしてそ
の上に載置せしめ、しかる後それを次段の板状麺横方向
搬送装置20の上に供給するための、次のような板状麺中
間搬送装置19が配設されているのであるが、この実施例
の上記麺帯分断装置12の下方位には、上記一対の軸受枠
7a・7b間に配して案内板21が架設されると共に、上記各
軸受枠7a・7bの下端面に、夫々、板状麺中間搬送装置19
のための張り出し枠22a・22bが取付けられていて、上記
軸受枠7a・7bが、この張り出し枠22a・22bを介して機枠
23の上の取付けられており、この張り出し枠22a・22bに
上記板状麺中間搬送装置19が取付けられている。すなわ
ち、この板状麺中間搬送装置19は、上記一対の張り出し
枠22a・22bの後部(基部)に配して横架された駆動軸24
に嵌着させる一対の駆動スプロケットホイール25a・25b
と一対の張り出し枠22a・22bの前部に配して各別に軸支
26a・26bされた一対の従動スプロケットホイール27a・2
7bとの間に一対の無端チェーン28a・28bを懸け回した上
この一対の無端チェーン28a・28b上の箇所にその上端部
を固定して懸架支持せしめた、往復移動枠30と、この往
復移動枠30上の前後に配して横架された従動ローラ31と
駆動ローラ32間に無端ベルト33を懸け回してなる、ベル
トコンベヤ34と、でもって構成されている。
なお、前記無端チェーン28a・28bの駆動軸24は図示して
ない連動系を介してそれの駆動源であるモータ35に連結
されており、上記駆動ローラ32は、往復移動枠30上の後
部に搭載されたモータ36に連動系37を介して連動連結さ
れていて(第4図参照)、上記ベルトコンベヤ34は、常
時矢印イ方向(第1図)に、上記モータ36でもって、前
記麺帯送り出し装置6による麺帯3の送り出し速度の数
倍の周速度でもって回転せしめられるようになってお
り、上記往復移動枠30は、第1図に示してある前進(待
機)位置から後退位置(第5図−dに示してある位置よ
りも若干後方)までの間に亘って、上記モータ35でもっ
て、麺帯送り出し装置6による麺帯送り出し速度の数倍
の高速で一往復せしめられるようになっている。
また、上記張り出し枠22aの前部と後部には、夫々、第
1図に示してある如く、その適所に配してリミットスイ
ッチ37・38が取付けられ、また上記一対の張り出し枠22
a・22b間の前部の下方位には、上記ベルトコンベヤ34の
前端部の下方位に対面せしめて、近接スイッチ39が配設
されていて、上記往復移動枠30は、上記近接スイッチ39
がベルトコンベヤ34の前端部から垂れ下がった板状麺
3′の先端部を検知すると後退を開始せしめられ、往復
移動枠30がリミットスイッチ38に作用するとその後退を
止めて前進せしめられ、往復移動枠30がリミットスイッ
チ37に作用するとその前進が止められて最前進位置(第
1図)に待機せしめられるようになっている。
機枠23に対して上記のように取付けられた一対の張り出
し枠22a・22bが機枠23から張り出している部位の下方位
には、すなわち前進位置にある往復移動枠30下方位に
は、上記張り出し枠22a・22bに対してほぼ90゜交差する
方向の横方向機枠40が配設され、該横方向機枠40上に
は、その前後(第2図上の左右)に配して横架された従
動ローラ41と駆動ローラ42との間に無端帯43を懸け回し
てなる板状麺横方向搬送装置20が配設されており、この
板状麺横方向搬送装置20の終端部には、この搬送装置20
の搬送方向ロに交差する方向の切刃(包丁)44を備えた
麺線切り出し装置45が配設されて、上記板状麺横方向搬
送装置20の駆動ロール42は、図示してない駆動装置でも
って、上記麺線切り出し装置45による麺線46の切り出し
に適した速度で駆動されるようになっている。
なお、上記麺線切り出し装置45の構造は、すでに周知の
ものと同一構造のものであるから、その詳細な説明につ
いてはこれを省略するが、第2図において、47・48は押
えロール、49はチョッピングロールである。
この実施例の、麺帯からの麺線切り出し装置は上記のよ
うに構成されているので、麺帯送り出し装置6を所定の
速度で回転させ、麺帯分断装置12のカッター14を、例え
ばタイマー等により制御して、所定の間隔を与えて間欠
的に一回転させると、麺帯3を所定の長さlの板状麺
3′に切断することができる(第6図−a参照)。な
お、上記板状麺3′の長さlは、上記タイマーの設定時
間を変えると任意の長さに選択することができる。
麺帯3から分断される板状麺3′は、その長さlが、カ
ッター14とベルトコンベヤ34間の距離よりも長い場合に
は、切断される前の麺帯3の先端部は、第5図−aに示
してあるように、それが麺帯3の送り出し速度よりも速
い(数倍速い)周速度でもって矢印イ方向に回転してい
るベルトコンベヤ34の上面に摺接しているので、該麺帯
3から分断された板状麺3′(第5図−b)は、すぐ第
1図に示してあるような状態となり、板状麺3′は、ベ
ルトコンベヤ34の上に偏平になって載る。
次に、第5図−cのような状態になると、すなわちベル
トコンベヤ34によって搬送される板状麺3′の先端部が
ベルトコンベヤ34先端部から垂れ下がると、近接スイッ
チ39がそのことをキャッチして、往復移動枠30が後退を
開始するが、この後退速度はベルトコンベヤ34の周速度
とほぼ同一の速度であるから、この時、ベルトコンベヤ
34上から送り出されている板状麺3′は、このベルトコ
ンベヤ34の下方位の板状麺横方向搬送装置20の無端帯43
上に、偏平になって供給される。なおこのとき、上記無
端帯43は、ベルトコンベヤ34の走行方向(イ方向)に対
してほぼ直交する横方向(ロ方向)に走行しているわけ
であるが、上記無端帯43上への板状麺3′の供給速度
は、往復移動枠20の後退速度が該無端帯43の走行速度に
比して非常に大(10〜20倍)であり、且つ、板状麺3′
の落下方向の慣性が大であるため、板状麺3′は、殆ど
ねじれ(又はよじれ)を生ずることなく、偏平な状態の
まま該無端帯43の上に供給載置される。
それでもなお、この時、無端帯43の上に供給された板状
麺3′の縦横方向が若干でもぶれるようであれば、実施
例に図示してある如くベルトコンベヤ34を若干前下がり
に設定しておくか、又は、前記横方向機枠40の前記張り
出し枠22a・22bに対する交差角を90゜近似の適当な値に
設定又は調節すればよい。
そうすれば、板状麺横方向搬送装置20の上に載って麺線
切り出し装置45まで送られた板状麺は正しくその長さ方
向の一辺に沿い、すなわち、それが麺帯3状に圧延され
たときに生じたグルテン繊維の並列方向(矢印イ・イ′
方向)(第6図参照)に沿って、切刃44でもって包丁切
りされることになる。
そしてこのとき、上記板状麺横方向搬送装置20の上に載
って麺線切り出し装置45に供給される板状麺3′の数
は、上記板状麺横方向搬送装置20の送り出し速度に対し
て前記麺帯送り出し装置6による麺の送り出し速度を上
げると、前後の板状麺3′が第2図及び第6図−cに示
してある如く、板状麺横方向搬送装置20の無端帯43上に
一部宛重複して載置されることになるから、この発明に
係る麺帯からの麺線切り出し装置の処理能力を上げて、
茹麺に適した麺線46を効率よく得ることができ、上記麺
帯送り出し装置6による麺帯3の送り出し速度を下げる
と、前後の板状麺3′が第6図−bに示してある如く、
板状麺横方向搬送装置20の無端帯43上に各板状麺3′間
に間隔を保って載置されるから、処理能力は下るが、姿
の綺麗な生の麺線(乾麺用を含む)46を得ることができ
る。
なお、上記第1図に示した実施例においては、本発明に
係る麺帯からの麺線切り出し装置を、麺帯圧延装置の終
端部に直結状態に配設した場合を例にとって説明した
が、この発明の装置によって麺線46状に切り出す麺帯3
は、他の実施例においては、予め麺帯の圧延装置によっ
て圧延された一連の麺帯3を、第7図に示してあるよう
に一旦巻き取りロール50に巻き取られたものであっても
よい。
〔発明の効果〕
この発明にしたがった麺帯からの麺線切り出し装置は、
その作用について詳述したように、麺帯を機械的な手段
でもって一旦適宜の長さの板状麺に分断した上、この板
状麺の搬送方向を、これも機械的な手段でもって約90゜
方向転換した上、それを、初めて麺線切り出し装置に供
給するようになっているので、このような装置によって
切り出された麺線は、麺帯製造の過程で麺をその長さ方
向に沿って圧延したとき板状麺の組織中に形成されてい
るグルテンの繊維を寸断することなく、該グルテン組織
の並列方向に沿って包丁切りされることになる。
したがって、本発明の装置によれば、冒頭に述べたよう
な、麺帯をロール状の回転刃で切断する従来の麺帯から
麺線切り出し装置に比較すると、茹で上がったときにお
ける姿が綺麗な、手打ち風の角が立った麺を得ることが
でき、冒頭に述べたような、麺帯を麺帯横断方向に切断
する従来の包丁切り麺線切り出し装置によって切り出さ
れた麺線に比較すると、茹で上がったときにおける姿が
角の立った綺麗な麺であって、しかも腰が強い手打ち風
の食味をもった麺を、麺帯から機械的手段によって得る
ことができる。
また本発明の装置は、前記麺帯分断装置による麺帯の分
断長さを変えると、包丁切りして得られる麺線の長さを
勿論自由に変えることができ、更にまた、前記麺帯送り
出し装置による麺帯の送り出し速度を変えると、実施例
について説明したように、自由に、板状麺を重ね切りし
て茹麺用の麺線を極めて効率よく包丁切りするか、又は
板状麺を一枚宛丁寧に包丁切りすることができる。
しかも、この発明にしたがった麺帯からの麺線切り出し
装置は、その作用について詳述したように、麺帯送り出
し装置による麺帯の送り出し動作を間欠的に停止させて
置く必要がなく、麺帯を前記麺帯分断装置に対して定速
でもって連続的に供給しても、該麺帯分断装置によって
分断されて出来た板状麺は、それが、その先端部から、
麺帯分断装置の下方位の、板状麺の搬送方向に前進して
いる前記板状麺中間搬送装置の走行しているベルトコン
ベヤ上に供給されることになるので、このベルトコンベ
ヤの上に供給された板状麺は、この板状麺中間搬送装置
のベルトコンベヤでもって前方に送り出され乍ら、該ベ
ルトコンベヤを支持している往復移動枠が後退すると
き、この板状麺を送り出し乍ら後退する板状麺中間搬送
装置でもって、あたかもその一辺から板状麺を前記板状
麺横方向搬送装置の上に敷いていくような要領でもって
供給されることになる。
したがって、この発明の装置によれば、板状麺の形を崩
すことなく、板状麺を上記板状麺横方向搬送装置上の所
定の位置に極めて正確に且つ円滑に供給することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの発明に係る麺帯からの麺線切り出し装
置の一実施例を示したもので、第1図は該装置の一部を
縦断して示した側面図、第2図は同一部縦断正面図(断
面は第1図のII−II線に沿う)、第3図は第1図におけ
る往復移動枠のチェーンに対する取付け部IIIの詳細を
示した拡大面、第4図はベルトコンベヤの駆動装置を示
した往復移動枠の断面図(断面は第1図のIV−IV線に沿
う)、第5図−a〜第5図dは板状麺中間搬送装置の作
用を経時的に示した模式図、第6図−a〜第6図−cは
麺帯から麺線が切り出されるまでの過程を平面図で示し
た模式図、第7図は他実施例を示した麺帯導入部の側面
図である。 3……麺帯、 3′……板状麺、 6……麺帯送り出し装置、 12……麺帯分断装置、 19……板状麺中間搬送装置、 20……板状麺横方向搬送装置、 30……往復移動枠、 34……ベルトコンベヤ、 45……麺線切り出し装置、 46……麺線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延装置によって帯状に圧延された麺帯を
    所定の速度で送り出す麺帯送り出し装置があって、その
    次段に、この麺帯送り出し装置から送り出されてくる一
    連の麺帯を適宜の長さの板状麺に分断する麺帯分断装置
    が配設されていること、 上記麺帯分断装置の下方位に、一連の麺帯から分断され
    た上記板状麺をその上に受け取ってそれを麺帯の圧延方
    向と同一の方向に所定の位置まで搬送する板状麺中間搬
    送装置が配設されていること、 上記板状麺中間搬送装置が、前記麺帯の圧延方向に沿っ
    て往復移動自在に支持された往復移動枠と、この往復移
    動枠の移動方向に沿ってこの往復移動枠上に配設された
    ベルトコンベヤとでもって構成されていて、上記往復移
    動枠にはそれを所定のストロークに亘って往復移動させ
    るための駆動装置が配設されていること、及び、 上記板状麺中間搬送装置の下方位に、該板状麺中間搬送
    装置から送り出されてくる板状麺をその上に受け取って
    それを麺帯の圧延方向にほぼ直交する方向に搬送する板
    状麺横方向搬送装置が配設されていて、この板状麺横方
    向搬送装置の終端部に、板状麺の搬送方向に交差する方
    向の切刃を備えた麺線切り出し装置が配設されているこ
    と、 を特徴とする麺帯からの麺線切り出し装置。
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