JPH0773658B2 - 排ガスの脱硫方法 - Google Patents

排ガスの脱硫方法

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JPH0773658B2
JPH0773658B2 JP63084106A JP8410688A JPH0773658B2 JP H0773658 B2 JPH0773658 B2 JP H0773658B2 JP 63084106 A JP63084106 A JP 63084106A JP 8410688 A JP8410688 A JP 8410688A JP H0773658 B2 JPH0773658 B2 JP H0773658B2
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wall
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雅和 鬼塚
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、冷却塔を用いず直接カルシウム化合物を含有
する吸収液で排ガスを処理する湿式の排ガスの脱硫方法
に関する。
〔従来の技術〕
第3図の概念図を用いて従来の吸収液と排ガスとを気液
接触させる脱硫方法に説明する。吸収塔1の塔頂より導
入された水分未飽和排ガス3に対向して複数の母管7の
各々に取付けられた複数のノズル6から吸収液2を噴出
させて気液接触させ、さらに気液接触面積の向上のため
その下流に充填物4を設けて排煙等の排ガスの脱硫を行
なっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記の脱硫方法においては、第3図に示した
充填物4の壁寄り部分にハッチングで示した部分aや吸
収塔1の吸収液2の噴出部分に近い壁面のハッチングで
示した部分bなどでカルシウム化合物のスケールが発生
した。これは、吸収塔1の壁近くではノズル6から噴出
している吸収液2の噴出量が吸収塔1の内部よりも少な
くなることと、吸収塔1の塔頂から導入した排ガス3が
水分未飽和であり吸収液1の壁寄りでは充分に増湿され
ていないことが原因と考えられる。即ち、吸収塔1の内
でのノズルからの吸収液の噴出分布状況の概念図である
第4図に示すように、黒丸で示したノズル6′から噴出
した吸収液は線2′で示す拡がりをもつが、吸収塔1の
中央部分でのノズル6′から噴出した吸収液の拡がりは
互いに隣接するノズル6′から噴出している吸収液の拡
がりの範囲が重なる部分があり充分吸収液が充分に分散
されている。しかし、吸収塔1の内壁部分にハッチング
cで示した部分などは全く吸収液が分散されておらず、
このためこの部分は排ガスの通気圧力損失も低くなり排
ガスは吸収等の中央部よりもより多く流れやすい環境と
なる。このように、吸収塔の内壁寄りでは噴出液量が少
なく、然も増湿されていない排ガスが吸収塔の内部より
多く流れやすくなっているために第3図のb部やa部で
スケーリングがみられていた。
本発明は、上記の欠点を解消しようとするものであり、
吸収塔内壁を吸収液で充分濡れるようにすると共に、吸
収塔の内壁寄りでの排ガスの通気量が増加することを抑
制しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、亜硫酸ガスを含有する水分が未飽和な排ガス
を気液並流式吸収塔の塔頂部より導入し、複数のノズル
からカルシウム化合物を含有する吸収液を噴出させて上
記排ガスと吸収液とを気液接触処理して排煙脱硫するに
当って、上記吸収液と上記排ガスの気液接触開始部分の
吸収塔の断面積を拡巾したことを特徴とする。
〔作 用〕
本発明は上記のように気液接触開始部分の吸収塔の断面
積を拡巾しているために、この拡巾した部分にもノズル
を設けることが可能になり、吸収塔の内壁よりの部分に
もノズルから噴出された収収液が分散されて気液の接触
が行なわれる。また上記内壁よりの部分に吸収液を噴出
されることによって、この部分の通気圧力損失は低下せ
ず、排ガスが内壁寄りの部分を多く流れることがない。
このように、排ガスは吸収塔内の全域において充分に吸
収液と気液接触して増湿され、吸収塔の断面にわたって
均一な量で流れることになり、吸収塔内壁面及び下流側
の充填物におけるカルシウム化合物のスケールの発生が
防がれる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図に基づいて説明する。
本実施例では、SO2を含んだ水分未飽和の排ガス3を塔
頂より導入する吸収塔1には、複数個設けられた母管7
の各々に複数取付けたノズル6からカルシウム化合物を
含有する吸収液2を前記排ガス3の流れに対向して上方
に噴出させるが、記吸収液2の噴出部分の吸収塔1は、
ノズル6から噴出している吸収液2の噴出高さ程度の位
置iの部分から母管7の下の位置jに互って断面積を拡
巾5させると共にこの拡巾部分にも吸収液2の噴出ノズ
ル6を配設する。これによって吸収塔1内で排ガス3が
吸収液2と気液接触させるに当って、上記母管7の下の
位置j以下の吸収塔1の内壁寄りでの吸収液2の噴出量
が少なくなることが解消されると共に、前記拡巾部5に
も吸収液2の噴出ノズル6を配したことによって排ガス
3が吸収塔1の内壁寄りに偏よって流れることが防止さ
れる。
即ち、第1図における拡巾部5でのノズル6からの噴出
液量の分布状況を示す第2図において、母管中心線7′
上の各ノズル6′から噴出された吸収液は環状2′に拡
がり、第1図のj部での吸収塔の断面J′に対応する部
分及び拡巾部5で拡巾された吸収塔の断面5′の範囲内
にもノズル6′を配したことによって、これらのノズル
6から噴出される吸収液の抵抗によって拡巾の拡巾され
た部分5′に排ガスが偏よって多量流れることを防止す
るとともに、この部分5′で噴出させた吸収液は第1図
の吸収塔1の拡巾部分5から縮少されたjの部分で集め
られ、j位置以下の吸収塔の壁寄りに流れることとな
る。
以上のように、本実施例では、吸収塔1の内壁よりに排
ガスの流れやすい部分が発生することが防止され、か
つ、この部分を通る排ガスは吸収液3に充分に気液接触
してこれを増湿させ、後流側の吸収塔1の内壁及び充填
層4にカルシウム化合物のスケールが発生することが防
止される。
(実験例) 第1図に示した吸収塔の構造をもち、且つ第2図に示し
たような吸収液噴出ノズルの配設を施した装置を用い
て、SO2760ppmを含み温度が126℃で水分を7.9%を含ん
だ石炭燃焼排ガス20,000m3N/Hrを処理した。本実施例で
は、第1図の拡巾部の断面は1.2m正方形とし、第1図の
j部での断面は1m正方形として吸収塔を用い、また、吸
収塔の拡巾部の始まりであるi部からj部までの高さは
1mとし、該拡巾部の上部のi部からの拡がり角度は45度
とし又j部迄の絞り角も45゜とした。この該拡幅部に40
Aのノズル6本を0.2m間隔で上向きに設けた80Aの母管を
6本0.2m間隔で取付けた。また各母管における1番目の
ノズルと6番目のノズルは拡巾部吸収塔の壁から0.1m離
して設置した。同様に両端の母管も拡巾部吸収塔の壁面
から0.1m離して設置した。また、充填物は2mのものを3
段設けた。この仕様の吸収塔を用いて流量300m3/HrのCa
CO3を含む吸収液を噴射SO2の吸収剤として吸収したSO2
のほぼ当量のCaCO3粉沫を供給して脱硫運転を約700時間
実施した後吸収塔の開放点検を実施した。その結果吸収
塔内壁及び充填物にはスケールの発生はなかった。
(比較例) 実施例と同じ排ガス20000m3N/Hrを、第3図の態様をな
す吸収塔で処理した。吸収塔の断面は1m正方形であり、
母管は100Aのものを5本用い0.2m間隔で取付け、又各母
管には40Aのノズル5本を0.2m間隔で取付けた。5本の
母管の両端の母管は吸収塔内壁より各々0.1mずつ離して
設置した。各母管の1番目と5番目のノズルは吸収塔壁
より0.1m離して設置した。この仕様の吸収塔を用いて30
0m3/Hrの吸収液を噴射し、実験例と同様吸収剤としてCa
CO3を用いて約700時間運転後開放点検を実施した結果、
第1図のb部に2〜15mmの厚みのスケールがみられ、ま
た、充填物についても吸収塔壁から50mm程度の幅のスケ
ールが吸収塔内壁周囲の充填物に発生しており、充填物
の高さ方向については、充填高さ2mのものを3段用いた
が各段とも多少の差異はあったもののスケールの発生を
確認した。また充填物については母管に近いもの程厚み
の厚いスケールが発生した。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように、吸収塔内で水分未飽和
な排ガスを複数のノズルから噴出されたカルシウム化合
物を含む吸収液と気液接触させ湿式脱硫するに当って、
上記排ガスと上記吸収液との気液接触開始部分の吸収塔
断面積を拡巾することによって、気液接触開始後の吸収
塔の内壁寄り部分での排ガスの偏った流れを抑制すると
共に吸収塔内壁寄りでの吸収液の噴出量を充分に確保で
き、これにより、吸収塔内でのスケール発生を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概念図、第2図は同実
施例における吸収液の分布状況を示す説明図、第3図は
従来例を示す概念図、第4図は従来例における吸収液の
分布状況を示す説明図である。 1……吸収塔,2……吸収液,3……排ガス,4……充填物,5
……拡巾部,6……ノズル,7……母管,7′……母管中心
線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/77 B01D 53/34 ZAB

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】亜硫酸ガスを含有する水分が未飽和な排ガ
    スを気液並流式吸収塔の塔頂部より導入し、複数のノズ
    ルからカルシウム化合物を含有する吸収液を噴出させ、
    上記排ガスと吸収液とを気液接触処理して排煙脱硫する
    脱硫方法において、上記吸収液と上記排ガスの気液接触
    開始部分の吸収塔断面積を拡巾したことを特徴とする排
    ガスの脱硫方法。
JP63084106A 1988-04-07 1988-04-07 排ガスの脱硫方法 Expired - Fee Related JPH0773658B2 (ja)

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