JPH0773792B2 - スポット溶接電極の溶着力測定方法 - Google Patents
スポット溶接電極の溶着力測定方法Info
- Publication number
- JPH0773792B2 JPH0773792B2 JP2115729A JP11572990A JPH0773792B2 JP H0773792 B2 JPH0773792 B2 JP H0773792B2 JP 2115729 A JP2115729 A JP 2115729A JP 11572990 A JP11572990 A JP 11572990A JP H0773792 B2 JPH0773792 B2 JP H0773792B2
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- Japan
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- welding
- electrode
- welded
- torque
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電気抵抗溶接に係わる抵抗溶接試験方法に関す
る。
る。
(従来の技術) スポット溶接などの電気抵抗溶接は、対向する上下一対
の電極で被溶接物を押圧し所定の時間、電流を通じて溶
接を行うもので、生産部門を広く利用されている。この
場合第2図に示すように、被溶接材Sは、電極ホルダー
3,4に固着された電極1,2に押圧された状態で溶接される
が、過大な溶接電流が流れた場合や、電極の片当り,電
極の偏摩耗などにより局部的に大電流が流れた場合など
に、電極と被溶接材とが固着し容易には剥離出来ないす
なわち電極溶着の状況になることがある。また特に亜鉛
めっき鋼板をはじめとする各種表面処理鋼板では、鋼板
表面のめっき金属と電極の銅とが合金化するため電極溶
着が起こり易い。
の電極で被溶接物を押圧し所定の時間、電流を通じて溶
接を行うもので、生産部門を広く利用されている。この
場合第2図に示すように、被溶接材Sは、電極ホルダー
3,4に固着された電極1,2に押圧された状態で溶接される
が、過大な溶接電流が流れた場合や、電極の片当り,電
極の偏摩耗などにより局部的に大電流が流れた場合など
に、電極と被溶接材とが固着し容易には剥離出来ないす
なわち電極溶着の状況になることがある。また特に亜鉛
めっき鋼板をはじめとする各種表面処理鋼板では、鋼板
表面のめっき金属と電極の銅とが合金化するため電極溶
着が起こり易い。
生産ラインで電極溶着が起きると、一連の溶接作業動作
が停止したり、電極がホルダーから抜けて水漏れを起こ
し、同時にそれ以後の溶接が空打ち状態になるなど大き
な問題となる。従って被溶接材料を生産ラインに適用す
る際には、あらかじめ適正溶接電流範囲を調査し、電極
溶着電流値(溶着限界値)を正確に求めておく必要があ
る。
が停止したり、電極がホルダーから抜けて水漏れを起こ
し、同時にそれ以後の溶接が空打ち状態になるなど大き
な問題となる。従って被溶接材料を生産ラインに適用す
る際には、あらかじめ適正溶接電流範囲を調査し、電極
溶着電流値(溶着限界値)を正確に求めておく必要があ
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら従来の電極溶着判定法は、電極に固着した
試験片をペンチその他の治具でつかんで捻ったり、小型
のハンマーで叩いて試験片を剥し、その時の測定者の感
触で電極溶着か否かを判定するなど、定性的な判定方法
でしかなかった。そのため測定者を変えたり、繰り返し
実験を行うと溶着限界値が2000A〜5000A程度まで変化す
ることも多いことから、最適溶接電流値の設定が困難で
あった。それ故測定者間でのバラツキがなく、取り扱い
が容易な溶着力の定量的測定法の開発が要望されてい
た。
試験片をペンチその他の治具でつかんで捻ったり、小型
のハンマーで叩いて試験片を剥し、その時の測定者の感
触で電極溶着か否かを判定するなど、定性的な判定方法
でしかなかった。そのため測定者を変えたり、繰り返し
実験を行うと溶着限界値が2000A〜5000A程度まで変化す
ることも多いことから、最適溶接電流値の設定が困難で
あった。それ故測定者間でのバラツキがなく、取り扱い
が容易な溶着力の定量的測定法の開発が要望されてい
た。
一方これら溶着問題を解消する手段として、例えば特開
昭50−55559号公報,特開昭57−7389号公報および特開
昭57−56178号公報などが知られているが、前二者の場
合は溶着防止剤を電極または被溶接材に塗布(散布)し
て溶着を起こし難くする方法であり、後者は溶接後シー
ケンスの開放が正常に動作したか否かを電気的に検出す
る手段である。従って例示の各公報は、実験室的にある
いは生産ラインで精度よく、かつ定量的に溶着力を測定
する手段ではないことが明らかである。
昭50−55559号公報,特開昭57−7389号公報および特開
昭57−56178号公報などが知られているが、前二者の場
合は溶着防止剤を電極または被溶接材に塗布(散布)し
て溶着を起こし難くする方法であり、後者は溶接後シー
ケンスの開放が正常に動作したか否かを電気的に検出す
る手段である。従って例示の各公報は、実験室的にある
いは生産ラインで精度よく、かつ定量的に溶着力を測定
する手段ではないことが明らかである。
本発明の目的は、かかる従来の電極溶着判定方法の問題
点を解消するもので、定量的で精度のよい溶着力測定方
法を提供することにある。
点を解消するもので、定量的で精度のよい溶着力測定方
法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本発明は、 (1) スポット溶接後の被溶接試験材が、対向する上
下一対の電極の少なくとも一方に溶着した場合、スリッ
ト付きビットで前記試験材を挟みこんでトルクを与え、
かつ被溶接試験材を電極から剥離するのに必要なトルク
値を測定することを特徴とするスポット溶接電極の溶着
力測定方法、 (2) スポット溶接後の被溶接試験材が、対向する上
下一対の電極の少なくとも一方に溶着した場合、スリッ
ト付きビットで前記試験材を挟みこんでその一部にトル
クを与え、かつ被溶接試験材を電極から剥離するのに必
要なトルク値を測定することを特徴とするスポット溶接
電極の溶着力測定方法、 である。
下一対の電極の少なくとも一方に溶着した場合、スリッ
ト付きビットで前記試験材を挟みこんでトルクを与え、
かつ被溶接試験材を電極から剥離するのに必要なトルク
値を測定することを特徴とするスポット溶接電極の溶着
力測定方法、 (2) スポット溶接後の被溶接試験材が、対向する上
下一対の電極の少なくとも一方に溶着した場合、スリッ
ト付きビットで前記試験材を挟みこんでその一部にトル
クを与え、かつ被溶接試験材を電極から剥離するのに必
要なトルク値を測定することを特徴とするスポット溶接
電極の溶着力測定方法、 である。
(作 用) 本発明に関し図面を参照しながら以下に説明する。
第1図に本発明の一実施態様例を示す。スポット溶接
後、電極1に被溶接試験材Sが固着した場合、この固着
の程度が溶着と判定すべきレベルであるか否かを判断す
るため、固着の中心点Pを作用点として、被溶接試験材
Sを挟むためのスリットを配設したビット5で試験材S
を挟んで矢印Aまたは矢印Bのようにトルクを与える。
ここで第1図に図示はしていないが、ビット5はトルク
を測定できる周知の装置(例えばトルクレンチ、トルク
ドライバー)に固定されており、試験材Sを電極1から
剥離するに必要なトルク値を測定できるようにしてお
く。なお溶着力は試験片が剥離するまでの最大トルク値
(kg−cm)とするのが妥当であるが、電極溶着と判定す
るトルク値は、被溶接材の種類,板厚,形状などにより
適宜基準値を設定すればよい。しかし少なくとも、電極
抜け(電極ホルダーから電極が抜ける)が生じる溶着状
態(溶着力)より小さい値に設定すべきである。
後、電極1に被溶接試験材Sが固着した場合、この固着
の程度が溶着と判定すべきレベルであるか否かを判断す
るため、固着の中心点Pを作用点として、被溶接試験材
Sを挟むためのスリットを配設したビット5で試験材S
を挟んで矢印Aまたは矢印Bのようにトルクを与える。
ここで第1図に図示はしていないが、ビット5はトルク
を測定できる周知の装置(例えばトルクレンチ、トルク
ドライバー)に固定されており、試験材Sを電極1から
剥離するに必要なトルク値を測定できるようにしてお
く。なお溶着力は試験片が剥離するまでの最大トルク値
(kg−cm)とするのが妥当であるが、電極溶着と判定す
るトルク値は、被溶接材の種類,板厚,形状などにより
適宜基準値を設定すればよい。しかし少なくとも、電極
抜け(電極ホルダーから電極が抜ける)が生じる溶着状
態(溶着力)より小さい値に設定すべきである。
第3図には、第1図で説明した態様のうち矢印Aのよう
にトルクを作用させた場合の詳細な態様を示し、第4図
には第1図で説明した態様のうち矢印Bのようにビット
5の中心軸でトルクを作用させた場合の詳細な態様を示
す。
にトルクを作用させた場合の詳細な態様を示し、第4図
には第1図で説明した態様のうち矢印Bのようにビット
5の中心軸でトルクを作用させた場合の詳細な態様を示
す。
なお被溶接試験材Sにトルクを作用させるスリット付き
ビット5の形状は、第3図および第4図で例示した形状
に限定されるものではなく、第5図に示すような電極を
取り囲むように被溶接材を挟むビット形状、あるいは第
6図に示すように断面形状が円形または楕円形でも差支
えない。またスリット付きビット5は、トルク測定装置
に着脱可能な状態で固定してあり、被溶接材の形状・寸
法特にスリット幅に合わせて適宜交換して使用する。
ビット5の形状は、第3図および第4図で例示した形状
に限定されるものではなく、第5図に示すような電極を
取り囲むように被溶接材を挟むビット形状、あるいは第
6図に示すように断面形状が円形または楕円形でも差支
えない。またスリット付きビット5は、トルク測定装置
に着脱可能な状態で固定してあり、被溶接材の形状・寸
法特にスリット幅に合わせて適宜交換して使用する。
第1図、第3図、第4図では被溶接試験材が上部電極に
溶着した場合について例示したが、下部電極に溶着した
場合、あるいは上下電極同時に溶着した場合でも全く同
様であり、溶着力の測定に何等差し支えないことは勿論
である。
溶着した場合について例示したが、下部電極に溶着した
場合、あるいは上下電極同時に溶着した場合でも全く同
様であり、溶着力の測定に何等差し支えないことは勿論
である。
以上説明したように、トルク値を測定できる周知の装置
に被溶接試験材を挟むためのスリットを配設したビット
を固定し、このビットを介してトルクを作用させる測定
方法で、電極溶着力をトルク値として精度よく定量的に
測定することができる。この結果、適正溶接電流範囲の
調査における電極溶着電流値(溶着限界値)は、測定者
間のバラツキがなくなり、得られる溶着電流値のバラツ
キ幅も少なくなることから、生産ラインでの設定電流値
は容易に最適電流値とすることができ、生産性の向上,
生産管理および研究開発などに極めて重要な役割を果た
すものである。
に被溶接試験材を挟むためのスリットを配設したビット
を固定し、このビットを介してトルクを作用させる測定
方法で、電極溶着力をトルク値として精度よく定量的に
測定することができる。この結果、適正溶接電流範囲の
調査における電極溶着電流値(溶着限界値)は、測定者
間のバラツキがなくなり、得られる溶着電流値のバラツ
キ幅も少なくなることから、生産ラインでの設定電流値
は容易に最適電流値とすることができ、生産性の向上,
生産管理および研究開発などに極めて重要な役割を果た
すものである。
(実施例) 以下、本発明に係わるスポット溶接電極溶着力測定に関
する実施例につき説明する。
する実施例につき説明する。
被溶接試験材は板厚(t)0.8mmの電気亜鉛めっき鋼板2
0/20(g/m2)を2枚重ねで用いた。溶接条件をまとめて
次に示す。
0/20(g/m2)を2枚重ねで用いた。溶接条件をまとめて
次に示す。
溶接機:定置式スポット溶接機 60kvA 電極形状:ドーム型(6φ、40R)、D=16mmφ 加圧力:250kg 通電時間:10サイクル 溶接電流:変化 試験片形状:30*50mm(中央に打点) 溶着力測定:A…トルクレンチ :本発明法 B…トルクドライバー:本発明法 注:トルクレンチ、トルクドライバーとも同一ビットを
使用 ビットのスリット深さ=15mm ビットのスリット間口=10mm ビットのスリット幅=2mm 表1に溶接条件・溶接結果と共に、従来法での溶着判定
結果と比較して、本発明法での溶着力(トルク値)測定
結果と溶着判定結果を示す。
使用 ビットのスリット深さ=15mm ビットのスリット間口=10mm ビットのスリット幅=2mm 表1に溶接条件・溶接結果と共に、従来法での溶着判定
結果と比較して、本発明法での溶着力(トルク値)測定
結果と溶着判定結果を示す。
従来法では溶着と判定された電流値は各測定者で12,100
A、14,300A、15,600Aであり、そのバラツキ幅は3,500A
であった。これに対し、本発明法では溶着を20kg−cm以
上と設定した場合、本発明法AおよびBとも13,400Aで
あり全く差異は見られなかった。
A、14,300A、15,600Aであり、そのバラツキ幅は3,500A
であった。これに対し、本発明法では溶着を20kg−cm以
上と設定した場合、本発明法AおよびBとも13,400Aで
あり全く差異は見られなかった。
(発明の効果) 以上表1の結果からも明らかなように、本発明のスポッ
ト溶接電極の溶着力測定方法は、取り扱いが簡便で測定
者の熟練を必要とせず、電極溶着電流値(溶着限界値)
を正確に測定できることから、生産ラインでの最適溶着
電流値を容易に設定することができ、生産性の向上、生
産管理(品質向上)および研究開発の効率化などに極め
て重要な役割を果たすなど、産業利用上多大な効果をも
たらすものである。
ト溶接電極の溶着力測定方法は、取り扱いが簡便で測定
者の熟練を必要とせず、電極溶着電流値(溶着限界値)
を正確に測定できることから、生産ラインでの最適溶着
電流値を容易に設定することができ、生産性の向上、生
産管理(品質向上)および研究開発の効率化などに極め
て重要な役割を果たすなど、産業利用上多大な効果をも
たらすものである。
第1図は本発明法の態様を示す側面図、第2図は従来の
溶接状況の態様を示す側面図、第3図は本発明方法に用
いた装置の実施の一態様を示す斜視図、第4図は本発明
方法に用いた装置の実施の他の態様を示す斜視図、第5
図は本発明方法に用いた装置の一例を示す斜視図、第6
図は本発明方法に用いた装置の他の例を示す斜視図であ
る。 1,2……電極、3,4……電極ホルダー、5……スリット付
ビット(トルク測定機の先端部)。
溶接状況の態様を示す側面図、第3図は本発明方法に用
いた装置の実施の一態様を示す斜視図、第4図は本発明
方法に用いた装置の実施の他の態様を示す斜視図、第5
図は本発明方法に用いた装置の一例を示す斜視図、第6
図は本発明方法に用いた装置の他の例を示す斜視図であ
る。 1,2……電極、3,4……電極ホルダー、5……スリット付
ビット(トルク測定機の先端部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林田 国洋 神奈川県相模原市淵野辺5―10―1 新日 本製鐵株式会社第二技術研究所内 (72)発明者 梶本 佳邦 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−144906(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】スポット溶接後の被溶接試験材が、対向す
る上下一対の電極の少なくとも一方に溶着した場合、ス
リット付ビットで前記試験材を挟みこんでトルクを与
え、かつ被溶接試験材を電極から剥離するのに必要なト
ルク値を測定することを特徴とするスポット溶接電極の
溶着力測定方法。 - 【請求項2】スポット溶接後の被溶接試験材が、対向す
る上下一対の電極の少なくとも一方に溶着した場合、ス
リット付ビットで前記試験材を挟みこんでその一部にト
ルクを与え、かつ被溶接試験材を電極から剥離するのに
必要なトルク値を測定することを特徴とするスポット溶
接電極の溶着力測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2115729A JPH0773792B2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | スポット溶接電極の溶着力測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2115729A JPH0773792B2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | スポット溶接電極の溶着力測定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0413485A JPH0413485A (ja) | 1992-01-17 |
| JPH0773792B2 true JPH0773792B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=14669660
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2115729A Expired - Lifetime JPH0773792B2 (ja) | 1990-05-07 | 1990-05-07 | スポット溶接電極の溶着力測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0773792B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5248582B2 (ja) | 2010-12-13 | 2013-07-31 | 株式会社ホンダアクセス | リアスポイラー |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55144976A (en) * | 1979-04-18 | 1980-11-12 | Katsuyuki Totsu | Torque detector |
-
1990
- 1990-05-07 JP JP2115729A patent/JPH0773792B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0413485A (ja) | 1992-01-17 |
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