JPH0773999A - 高周波四重極装置 - Google Patents
高周波四重極装置Info
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- JPH0773999A JPH0773999A JP5218844A JP21884493A JPH0773999A JP H0773999 A JPH0773999 A JP H0773999A JP 5218844 A JP5218844 A JP 5218844A JP 21884493 A JP21884493 A JP 21884493A JP H0773999 A JPH0773999 A JP H0773999A
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Landscapes
- Particle Accelerators (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 RFQ型加速器は、6本の棒状の四重極電極
群1〜6と、ベース9と、ベース9に立設されて四重極
電極群1〜6を支持する第1ポスト7および第2ポスト
8とからなる電極アセンブリ10を備えている。電極群
1〜4および電極群3〜6の各中心部にそれぞれ四重極
電場が形成されるように、第1ポスト7が電極1・3・
5を支持し、第2ポスト8が電極2・4・6を支持して
いる。 【効果】 同一真空チャンバ内に2つのRFQ構造を持
った加速器を実現でき、一つの高周波電力供給手段によ
って両方のRFQ構造を励起できる。2つのRFQ構造
のビーム出射部と入射部とを偏向角180°の電磁石等
のビーム輸送手段を用いて接続することによって、全体
の長さを略半分に短縮できる。
群1〜6と、ベース9と、ベース9に立設されて四重極
電極群1〜6を支持する第1ポスト7および第2ポスト
8とからなる電極アセンブリ10を備えている。電極群
1〜4および電極群3〜6の各中心部にそれぞれ四重極
電場が形成されるように、第1ポスト7が電極1・3・
5を支持し、第2ポスト8が電極2・4・6を支持して
いる。 【効果】 同一真空チャンバ内に2つのRFQ構造を持
った加速器を実現でき、一つの高周波電力供給手段によ
って両方のRFQ構造を励起できる。2つのRFQ構造
のビーム出射部と入射部とを偏向角180°の電磁石等
のビーム輸送手段を用いて接続することによって、全体
の長さを略半分に短縮できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばイオン注入や表
面改質を行う装置に適用される高周波四重極(以下、R
FQ:Radio Frequency Quadrupoleと称する) 型加速器
や、イオン分析に利用されるRFQ型質量分析器等のR
FQ装置に関するものである。
面改質を行う装置に適用される高周波四重極(以下、R
FQ:Radio Frequency Quadrupoleと称する) 型加速器
や、イオン分析に利用されるRFQ型質量分析器等のR
FQ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】イオン注入装置は、拡散したい不純物を
イオン化し、この不純物イオンを磁界を用いた質量分析
法により選択的に取り出し、電界により加速してイオン
照射対象物に照射することで、イオン照射対象物内に不
純物を注入するものである。そして、このイオン注入装
置は、半導体プロセスにおいてデバイスの特性を決定す
る不純物を任意の量および深さに制御性良く注入できる
ことから、現在の集積回路の製造に重要な装置になって
いる。
イオン化し、この不純物イオンを磁界を用いた質量分析
法により選択的に取り出し、電界により加速してイオン
照射対象物に照射することで、イオン照射対象物内に不
純物を注入するものである。そして、このイオン注入装
置は、半導体プロセスにおいてデバイスの特性を決定す
る不純物を任意の量および深さに制御性良く注入できる
ことから、現在の集積回路の製造に重要な装置になって
いる。
【0003】近年、半導体デバイスメーカでは、MeV
級の高エネルギーイオン注入装置の必要性が高まってい
る。これは、C−MOSデバイス製造プロセスにおける
レトログレイドウエルの形成、ROM後書込み等を、高
エネルギーイオン注入で行う利点が明らかになってきた
ためである。
級の高エネルギーイオン注入装置の必要性が高まってい
る。これは、C−MOSデバイス製造プロセスにおける
レトログレイドウエルの形成、ROM後書込み等を、高
エネルギーイオン注入で行う利点が明らかになってきた
ためである。
【0004】上記高エネルギーイオン注入装置には、イ
オン加速手段としてRFQ型加速器が用いられている。
このRFQ型加速器には、図5に示すように、真空雰囲
気中に4本の棒(Rod )状の四重極電極51〜54を互
いに90゜の間隔で水平軸まわりに配置し、これらの四
重極電極51〜54を、所定間隔をおいて導電性のベー
ス57に立設された導電性の第1ポスト55および第2
ポスト56で支持した構造の4Rod−RFQ型加速器
がある。
オン加速手段としてRFQ型加速器が用いられている。
このRFQ型加速器には、図5に示すように、真空雰囲
気中に4本の棒(Rod )状の四重極電極51〜54を互
いに90゜の間隔で水平軸まわりに配置し、これらの四
重極電極51〜54を、所定間隔をおいて導電性のベー
ス57に立設された導電性の第1ポスト55および第2
ポスト56で支持した構造の4Rod−RFQ型加速器
がある。
【0005】上記四重極電極51〜54の向かい合った
面には、四重極電極51〜54の軸方向に加速電場を形
成するためのモジュレーション(波)が形成されてい
る。モジュレーションの山と谷との間(通常、1セルと
称する)は、1/2βλ(β:イオンの速度と光速との
比、λ:共振周波の波長)に設定されており、イオンの
速度が小さい入射部は、1セルが短く、出射部に近づく
程1セルが長くなるように加工されている。
面には、四重極電極51〜54の軸方向に加速電場を形
成するためのモジュレーション(波)が形成されてい
る。モジュレーションの山と谷との間(通常、1セルと
称する)は、1/2βλ(β:イオンの速度と光速との
比、λ:共振周波の波長)に設定されており、イオンの
速度が小さい入射部は、1セルが短く、出射部に近づく
程1セルが長くなるように加工されている。
【0006】また、上記第1ポスト55は対角線上に位
置する一対の電極51・52を支持する一方、第2ポス
ト56は対角線上に位置する一対の電極53・54を支
持している。通常は、上記ポスト55・56を、ベース
57に4〜10本程度設けて四重極電極51〜54を支
持するようになっている。この電極アセンブリ(四重極
電極51〜54、ポスト55・56およびベース57)
は、真空チャンバ内に固定されている。
置する一対の電極51・52を支持する一方、第2ポス
ト56は対角線上に位置する一対の電極53・54を支
持している。通常は、上記ポスト55・56を、ベース
57に4〜10本程度設けて四重極電極51〜54を支
持するようになっている。この電極アセンブリ(四重極
電極51〜54、ポスト55・56およびベース57)
は、真空チャンバ内に固定されている。
【0007】上記4Rod−RFQ型加速器は、電極間
のキャパシタンスと第1および第2ポスト55・56の
インダクタンスとで結合された共振器となり、その構造
により共振周波数が決定される。従って、所定の共振周
波数を得ようとする場合、電極間の間隔やポスト55・
56の高さやこれらの間隔が適当に選定される。
のキャパシタンスと第1および第2ポスト55・56の
インダクタンスとで結合された共振器となり、その構造
により共振周波数が決定される。従って、所定の共振周
波数を得ようとする場合、電極間の間隔やポスト55・
56の高さやこれらの間隔が適当に選定される。
【0008】そして、真空チャンバ外に設けられた図示
しない高周波電源から、磁場結合あるいは電場結合によ
って真空チャンバ内の電極アセンブリに高周波電力を供
給することにより、四重極電極51〜54の中心軸上に
加速電場および収束電場(四重極電場)ができ、この中
を通過するイオンが、上記共振周波数と四重極電極51
〜54の長さ(即ち、セル数)に応じて所定エネルギー
まで加速される。
しない高周波電源から、磁場結合あるいは電場結合によ
って真空チャンバ内の電極アセンブリに高周波電力を供
給することにより、四重極電極51〜54の中心軸上に
加速電場および収束電場(四重極電場)ができ、この中
を通過するイオンが、上記共振周波数と四重極電極51
〜54の長さ(即ち、セル数)に応じて所定エネルギー
まで加速される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、4Ro
d−RFQ型加速器では、その共振周波数が、電極アセ
ンブリの構造によって決まる一定値に固定されているた
め、加速エネルギーは、その長さで略決まってしまう。
このため、イオンを高エネルギーまで加速させる必要が
ある場合には、加速器の長さが必然的に長くなり、この
結果、高エネルギーイオン注入装置全体の長さが長くな
ってしまうという問題がある。したがって、従来の4R
od−RFQ型加速器を用いた高エネルギーイオン注入
装置は、設置スペースを広くとらなければならず、場合
によっては実用化し難いのが現状である。
d−RFQ型加速器では、その共振周波数が、電極アセ
ンブリの構造によって決まる一定値に固定されているた
め、加速エネルギーは、その長さで略決まってしまう。
このため、イオンを高エネルギーまで加速させる必要が
ある場合には、加速器の長さが必然的に長くなり、この
結果、高エネルギーイオン注入装置全体の長さが長くな
ってしまうという問題がある。したがって、従来の4R
od−RFQ型加速器を用いた高エネルギーイオン注入
装置は、設置スペースを広くとらなければならず、場合
によっては実用化し難いのが現状である。
【0010】本発明は、上記に鑑みなされたものであ
り、その目的は、全体の長さを短縮することができる高
周波四重極装置を提供することにある。
り、その目的は、全体の長さを短縮することができる高
周波四重極装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波四重極装
置は、棒状の四重極電極群と、導電性ベースと、この導
電性ベースに立設され、電極群の中心に四重極電場が形
成されるように上記四重極電極群を半分ずつ支持する導
電性第1ポストおよび導電性第2ポストとからなる電極
アセンブリを備えると共に、この電極アセンブリを真空
チャンバ内に収納してなるものであって、上記の課題を
解決するために、以下の手段が講じられていることを特
徴とするものである。
置は、棒状の四重極電極群と、導電性ベースと、この導
電性ベースに立設され、電極群の中心に四重極電場が形
成されるように上記四重極電極群を半分ずつ支持する導
電性第1ポストおよび導電性第2ポストとからなる電極
アセンブリを備えると共に、この電極アセンブリを真空
チャンバ内に収納してなるものであって、上記の課題を
解決するために、以下の手段が講じられていることを特
徴とするものである。
【0012】即ち、上記四重極電極群は少なくとも6本
以上の偶数本の電極からなり、その内の隣接する4本の
電極の組み合わせによって少なくとも2箇所以上で四重
極電場が形成されるように、上記第1ポストおよび第2
ポストが、それぞれ、隣接する4本の電極の組み合わせ
全てにおいて対角線上に位置する異なる電極群を支持し
ている。
以上の偶数本の電極からなり、その内の隣接する4本の
電極の組み合わせによって少なくとも2箇所以上で四重
極電場が形成されるように、上記第1ポストおよび第2
ポストが、それぞれ、隣接する4本の電極の組み合わせ
全てにおいて対角線上に位置する異なる電極群を支持し
ている。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、従来1つの電極アセンブ
リに4本の棒状電極が用いられていたのに対し、本発明
では少なくとも6本以上の偶数本(4+2n本、nは0
以外の自然数)の棒状電極が1つの電極アセンブリに用
いられる。そして、これらの四重極電極群は、導電性ベ
ースに立設された導電性第1ポストおよび導電性第2ポ
ストによって半分ずつ支持される。上記第1ポストおよ
び第2ポストは、四重極電極群の内の隣接する4本の電
極の組み合わせによって少なくとも2箇所以上で四重極
電場が形成されるように、それぞれ、隣接する4本の電
極の組み合わせ全てにおいて対角線上に位置する異なる
電極群を支持している。
リに4本の棒状電極が用いられていたのに対し、本発明
では少なくとも6本以上の偶数本(4+2n本、nは0
以外の自然数)の棒状電極が1つの電極アセンブリに用
いられる。そして、これらの四重極電極群は、導電性ベ
ースに立設された導電性第1ポストおよび導電性第2ポ
ストによって半分ずつ支持される。上記第1ポストおよ
び第2ポストは、四重極電極群の内の隣接する4本の電
極の組み合わせによって少なくとも2箇所以上で四重極
電場が形成されるように、それぞれ、隣接する4本の電
極の組み合わせ全てにおいて対角線上に位置する異なる
電極群を支持している。
【0014】上記電極アセンブリは、電極間のキャパシ
タンスと第1および第2ポストのインダクタンスとで結
合された共振器であり、これに高周波電力を供給して共
振させれば、例えば、電極が6本のときは2本の電極が
共通電極となって2箇所に四重極電場が形成されるとい
うように、4+2n本の電極で1+n箇所に四重極電場
が形成されることになる。
タンスと第1および第2ポストのインダクタンスとで結
合された共振器であり、これに高周波電力を供給して共
振させれば、例えば、電極が6本のときは2本の電極が
共通電極となって2箇所に四重極電場が形成されるとい
うように、4+2n本の電極で1+n箇所に四重極電場
が形成されることになる。
【0015】このように、同一真空チャンバ内に、複数
のRFQ構造を、長さ方向と直交する方向に重ねて持た
せることができ、一つの高周波電力供給手段によって複
数のRFQ構造を励起できる。そして、複数のRFQ構
造のビーム出射部と入射部とを、偏向角180°の電磁
石等のビーム輸送手段を用いて接続することによって、
全体の長さを約1/(1+n)倍に短縮できる。
のRFQ構造を、長さ方向と直交する方向に重ねて持た
せることができ、一つの高周波電力供給手段によって複
数のRFQ構造を励起できる。そして、複数のRFQ構
造のビーム出射部と入射部とを、偏向角180°の電磁
石等のビーム輸送手段を用いて接続することによって、
全体の長さを約1/(1+n)倍に短縮できる。
【0016】例えば、各電極の対向面にモジュレーショ
ンを形成したRFQ型加速器を、高エネルギーイオン注
入装置に適用する場合、上記ビーム輸送手段として偏向
角180°の分析マグネットを用いることができ、高エ
ネルギーイオン注入装置の長さを大幅に短縮できる。
ンを形成したRFQ型加速器を、高エネルギーイオン注
入装置に適用する場合、上記ビーム輸送手段として偏向
角180°の分析マグネットを用いることができ、高エ
ネルギーイオン注入装置の長さを大幅に短縮できる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図4に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0018】本実施例に係るRFQ型加速器は、図1に
示すように、6本の棒状の四重極電極群1〜6と、導電
性の第1ポスト7と、導電性の第2ポスト8と、導電性
のベース9とを含む電極アセンブリ10を備えている。
示すように、6本の棒状の四重極電極群1〜6と、導電
性の第1ポスト7と、導電性の第2ポスト8と、導電性
のベース9とを含む電極アセンブリ10を備えている。
【0019】上記電極1〜4は、それらの電極中心軸上
に四重極電場ができるように、互いに90゜の間隔で水
平軸まわりに配置されている。また、電極5・6は、電
極4・3の下方において、電極4・3を対称軸として電
極1・2と対称に配置されている。
に四重極電場ができるように、互いに90゜の間隔で水
平軸まわりに配置されている。また、電極5・6は、電
極4・3の下方において、電極4・3を対称軸として電
極1・2と対称に配置されている。
【0020】上記第1ポスト7および第2ポスト8は、
所定間隔をおいてベース9に立設され、それぞれ3本ず
つの電極を支持する。即ち、上記第1ポスト7は、隣接
する4本の電極1〜4の対角線上に位置する電極1・3
と、隣接する4本の電極3〜6における電極3の対角線
上に位置する電極5とを支持している。一方、上記第2
ポスト8は、上記電極1〜4の対角線上に位置する電極
2・4と、上記電極3〜6における電極4の対角線上に
位置する電極6とを支持している。上記一対の第1およ
び第2ポスト7・8は、電極1〜6の長さに応じて、複
数対設けられるが、一対だけであってもよい。
所定間隔をおいてベース9に立設され、それぞれ3本ず
つの電極を支持する。即ち、上記第1ポスト7は、隣接
する4本の電極1〜4の対角線上に位置する電極1・3
と、隣接する4本の電極3〜6における電極3の対角線
上に位置する電極5とを支持している。一方、上記第2
ポスト8は、上記電極1〜4の対角線上に位置する電極
2・4と、上記電極3〜6における電極4の対角線上に
位置する電極6とを支持している。上記一対の第1およ
び第2ポスト7・8は、電極1〜6の長さに応じて、複
数対設けられるが、一対だけであってもよい。
【0021】電極1〜6の中央に位置する電極3は、そ
の両端部が電極1および電極5に対向するように断面L
字状に加工されている。同じく電極1〜6の中央に位置
する電極4は、その両端部が電極2および電極6に対向
するように断面L字状に加工されている。
の両端部が電極1および電極5に対向するように断面L
字状に加工されている。同じく電極1〜6の中央に位置
する電極4は、その両端部が電極2および電極6に対向
するように断面L字状に加工されている。
【0022】上記電極1〜4の対角線上に位置する電極
1・3の対向面、および電極2・4の対向面には、これ
らの電極1〜4の中心に軸方向の加速電場を形成するた
めに、それぞれモジュレーションが形成されており(対
向面が波面状に加工されており)、電極1・3のモジュ
レーションと電極2・4のモジュレーションとは相互に
180゜ずれている。また、上記電極3〜6の対角線上
に位置する電極3・5の対向面、および電極4・6の対
向面には、これらの電極3〜6の中心に軸方向の加速電
場を形成するために、それぞれモジュレーションが形成
されており、電極3・5のモジュレーションと電極4・
6のモジュレーションとは相互に180゜ずれている。
1・3の対向面、および電極2・4の対向面には、これ
らの電極1〜4の中心に軸方向の加速電場を形成するた
めに、それぞれモジュレーションが形成されており(対
向面が波面状に加工されており)、電極1・3のモジュ
レーションと電極2・4のモジュレーションとは相互に
180゜ずれている。また、上記電極3〜6の対角線上
に位置する電極3・5の対向面、および電極4・6の対
向面には、これらの電極3〜6の中心に軸方向の加速電
場を形成するために、それぞれモジュレーションが形成
されており、電極3・5のモジュレーションと電極4・
6のモジュレーションとは相互に180゜ずれている。
【0023】各電極1〜6に形成されているモジュレー
ションの山と谷との間(以下、1セルと称する)は、1
/2βλ(β:イオンの速度と光速との比、λ:共振周
波の波長)に設定されており、イオンの速度が小さい入
射部は、1セルが短く、出射部に近づく程1セルが長く
なっている。
ションの山と谷との間(以下、1セルと称する)は、1
/2βλ(β:イオンの速度と光速との比、λ:共振周
波の波長)に設定されており、イオンの速度が小さい入
射部は、1セルが短く、出射部に近づく程1セルが長く
なっている。
【0024】本実施例では、上記電極1〜4に囲まれる
空間においてRFQ電場が形成されると共に、電極3〜
6に囲まれる空間においてもRFQ電場が形成される。
以下、電極1〜4に囲まれる空間を第1RFQ加速部1
1、電極3〜6に囲まれる空間を第2RFQ加速部12
と称する。
空間においてRFQ電場が形成されると共に、電極3〜
6に囲まれる空間においてもRFQ電場が形成される。
以下、電極1〜4に囲まれる空間を第1RFQ加速部1
1、電極3〜6に囲まれる空間を第2RFQ加速部12
と称する。
【0025】本実施例では、第1RFQ加速部11の出
射部と第2RFQ加速部12の入射部とを、偏向角18
0°の電磁石を用いて接続することにより、第1RFQ
加速部11で加速したイオンビームを、さらに第2RF
Q加速部12で加速するようになっている(図2参
照)。そこで、イオンビームの導入部となる第1RFQ
加速部11の入射部付近には、イオンビームを集群(バ
ンチ)するバンチ部が設けられている。尚、第1RFQ
加速部11から出射されるイオンビームは、バンチ構造
であるので、第2RFQ加速部12の入射部にはバンチ
部を設ける必要はない。
射部と第2RFQ加速部12の入射部とを、偏向角18
0°の電磁石を用いて接続することにより、第1RFQ
加速部11で加速したイオンビームを、さらに第2RF
Q加速部12で加速するようになっている(図2参
照)。そこで、イオンビームの導入部となる第1RFQ
加速部11の入射部付近には、イオンビームを集群(バ
ンチ)するバンチ部が設けられている。尚、第1RFQ
加速部11から出射されるイオンビームは、バンチ構造
であるので、第2RFQ加速部12の入射部にはバンチ
部を設ける必要はない。
【0026】上記電極アセンブリ10は、図示しない真
空チャンバ内に固定されている。真空チャンバの外部に
は、図示しない高周波電源が設けられ、例えばドライブ
ループによる磁場結合、あるいは電場結合によって真空
チャンバ内の電極アセンブリに高周波電力を供給するよ
うになっている。
空チャンバ内に固定されている。真空チャンバの外部に
は、図示しない高周波電源が設けられ、例えばドライブ
ループによる磁場結合、あるいは電場結合によって真空
チャンバ内の電極アセンブリに高周波電力を供給するよ
うになっている。
【0027】上記構成のRFQ型加速器を、高エネルギ
ーイオン注入装置に適用した例を、図2を参照して以下
に説明する。
ーイオン注入装置に適用した例を、図2を参照して以下
に説明する。
【0028】この高エネルギーイオン注入装置は、基本
的には、イオン源物質をプラズマ化してイオンを生成す
るイオン源13と、このイオン源13から引き出された
イオンビームを整形(収束)するレンズ14と、上記電
極アセンブリ10を備えたRFQ型加速器15と、所望
質量のイオンのみを選択的に取り出す偏向角180°の
分析マグネット16と、半導体ウェハ等のイオン照射対
象物をセットして所定エネルギーまで加速されたイオン
ビームをイオン照射対象物に照射して注入処理を行う照
射室17とから構成される。
的には、イオン源物質をプラズマ化してイオンを生成す
るイオン源13と、このイオン源13から引き出された
イオンビームを整形(収束)するレンズ14と、上記電
極アセンブリ10を備えたRFQ型加速器15と、所望
質量のイオンのみを選択的に取り出す偏向角180°の
分析マグネット16と、半導体ウェハ等のイオン照射対
象物をセットして所定エネルギーまで加速されたイオン
ビームをイオン照射対象物に照射して注入処理を行う照
射室17とから構成される。
【0029】イオン源13から引き出されたイオンビー
ムは、レンズ14によって整形された後、RFQ型加速
器15の第1RFQ加速部11に導入される。尚、イオ
ンビームは、このRFQ型加速器15に適合する速度で
第1RFQ加速部11に導入される。そこで、必要であ
れば、RFQ型加速器15のビーム入射にマッチングさ
せるための静電型加速器を、イオン源13とレンズ14
との間に設けてもよい。
ムは、レンズ14によって整形された後、RFQ型加速
器15の第1RFQ加速部11に導入される。尚、イオ
ンビームは、このRFQ型加速器15に適合する速度で
第1RFQ加速部11に導入される。そこで、必要であ
れば、RFQ型加速器15のビーム入射にマッチングさ
せるための静電型加速器を、イオン源13とレンズ14
との間に設けてもよい。
【0030】このRFQ型加速器15は、電極間のキャ
パシタンスと第1および第2ポスト7・8のインダクタ
ンスとで結合された共振器であり、高周波電源から磁場
結合あるいは電場結合によって真空チャンバ内の電極ア
センブリ10に高周波電力が供給されることによって共
振し、第1RFQ加速部11および第2RFQ加速部1
2に、それぞれ、軸方向の加速電場および収束電場(四
重極電場)が形成される。
パシタンスと第1および第2ポスト7・8のインダクタ
ンスとで結合された共振器であり、高周波電源から磁場
結合あるいは電場結合によって真空チャンバ内の電極ア
センブリ10に高周波電力が供給されることによって共
振し、第1RFQ加速部11および第2RFQ加速部1
2に、それぞれ、軸方向の加速電場および収束電場(四
重極電場)が形成される。
【0031】RFQ型加速器15の第1RFQ加速部1
1に導入されたイオンビームは、先ず、入射部付近に設
けられたバンチ部でバンチングされた後、第1RFQ加
速部11を通過するに連れて加速され、ある程度加速さ
れた状態で第1RFQ加速部11から出射される。
1に導入されたイオンビームは、先ず、入射部付近に設
けられたバンチ部でバンチングされた後、第1RFQ加
速部11を通過するに連れて加速され、ある程度加速さ
れた状態で第1RFQ加速部11から出射される。
【0032】第1RFQ加速部11から出射されたイオ
ンビームは、偏向角180°の分析マグネット16に導
入され、ここで質量分析が行われる。第1RFQ加速部
11の出射部と第2RFQ加速部12の入射部とは、こ
の分析マグネット16によって接続されており、分析マ
グネット16から出射された所望質量のイオンからなる
イオンビームは、第2RFQ加速部12に導入される。
尚、この場合、第2RFQ加速部12のビーム入射条件
に適合させるために、分析マグネット16にはレンズ効
果を持たせる必要がある。例えば、分析マグネット16
の出射部と第2RFQ加速部12の入射部との間にレン
ズを設けてもよい。
ンビームは、偏向角180°の分析マグネット16に導
入され、ここで質量分析が行われる。第1RFQ加速部
11の出射部と第2RFQ加速部12の入射部とは、こ
の分析マグネット16によって接続されており、分析マ
グネット16から出射された所望質量のイオンからなる
イオンビームは、第2RFQ加速部12に導入される。
尚、この場合、第2RFQ加速部12のビーム入射条件
に適合させるために、分析マグネット16にはレンズ効
果を持たせる必要がある。例えば、分析マグネット16
の出射部と第2RFQ加速部12の入射部との間にレン
ズを設けてもよい。
【0033】RFQ型加速器15の第1RFQ加速部1
2に導入されたイオンビームは、第1RFQ加速部11
とは逆方向に進行しながら、さらに加速されて出射さ
れ、照射室17に導入される。そして、上記RFQ型加
速器15で所定エネルギーに加速されたイオンビーム
は、照射室17にセットされたイオン照射対象物に照射
される。
2に導入されたイオンビームは、第1RFQ加速部11
とは逆方向に進行しながら、さらに加速されて出射さ
れ、照射室17に導入される。そして、上記RFQ型加
速器15で所定エネルギーに加速されたイオンビーム
は、照射室17にセットされたイオン照射対象物に照射
される。
【0034】通常、11B+ を1MeVまで加速する場合
には、加速管の長さは約2mになるが、上記RFQ型加
速器15の場合、1つの真空チャンバの中に2つのRF
Q構造を有し、第1RFQ加速部11と第2RFQ加速
部12とが上下に重なっているため、第1RFQ加速部
11と第2RFQ加速部12との合計の長さは約2mで
も、全体の長さは約1mに短縮される。
には、加速管の長さは約2mになるが、上記RFQ型加
速器15の場合、1つの真空チャンバの中に2つのRF
Q構造を有し、第1RFQ加速部11と第2RFQ加速
部12とが上下に重なっているため、第1RFQ加速部
11と第2RFQ加速部12との合計の長さは約2mで
も、全体の長さは約1mに短縮される。
【0035】また、上記では、通常、イオン源13とレ
ンズ14との間に設けられる分析マグネット(この場合
は、主に偏向角90°のものが用いられる)を、RFQ
型加速器15の第1RFQ加速部11と第2RFQ加速
部12とを接続するビーム輸送手段として用いているの
で、高エネルギーイオン注入装置の小型化を図ることが
できる。
ンズ14との間に設けられる分析マグネット(この場合
は、主に偏向角90°のものが用いられる)を、RFQ
型加速器15の第1RFQ加速部11と第2RFQ加速
部12とを接続するビーム輸送手段として用いているの
で、高エネルギーイオン注入装置の小型化を図ることが
できる。
【0036】勿論、イオン源13とレンズ14との間に
分析マグネットを設け、偏向角180°の電磁石等の何
らかのビーム輸送系によって、RFQ型加速器15の第
1RFQ加速部11と第2RFQ加速部12とを接続し
てもよい。偏向角180°の電磁石を用いた場合、通
常、第1RFQ加速部11の出射部から第2RFQ加速
部12の入射部までのビーム輸送距離は、数十センチメ
ートルと短く、イオンビームのバンチ構造が大きく壊れ
ることはない。
分析マグネットを設け、偏向角180°の電磁石等の何
らかのビーム輸送系によって、RFQ型加速器15の第
1RFQ加速部11と第2RFQ加速部12とを接続し
てもよい。偏向角180°の電磁石を用いた場合、通
常、第1RFQ加速部11の出射部から第2RFQ加速
部12の入射部までのビーム輸送距離は、数十センチメ
ートルと短く、イオンビームのバンチ構造が大きく壊れ
ることはない。
【0037】以上のように、本実施例のRFQ型加速器
15は、図1に示すように、6本の棒状の四重極電極群
1〜6と、導電性ベース9と、このベース9に所定間隔
をおいて立設されて四重極電極群1〜6を半分ずつ支持
する導電性第1ポスト7および導電性第2ポスト8とか
らなる電極アセンブリ10を備えると共に、この電極ア
センブリ10が真空チャンバ内に収納されたものであっ
て、隣接する4本の電極1〜4および電極3〜6の各中
心部にそれぞれ四重極電場が形成されるように、上記第
1ポスト7が電極群1〜4および電極群3〜6の対角線
上にある電極1・3・5を支持すると共に、上記第2ポ
スト8が別の対角線上にある電極2・4・6を支持して
いる構成である。
15は、図1に示すように、6本の棒状の四重極電極群
1〜6と、導電性ベース9と、このベース9に所定間隔
をおいて立設されて四重極電極群1〜6を半分ずつ支持
する導電性第1ポスト7および導電性第2ポスト8とか
らなる電極アセンブリ10を備えると共に、この電極ア
センブリ10が真空チャンバ内に収納されたものであっ
て、隣接する4本の電極1〜4および電極3〜6の各中
心部にそれぞれ四重極電場が形成されるように、上記第
1ポスト7が電極群1〜4および電極群3〜6の対角線
上にある電極1・3・5を支持すると共に、上記第2ポ
スト8が別の対角線上にある電極2・4・6を支持して
いる構成である。
【0038】これにより、同一真空チャンバ内に2つの
RFQ構造を持った加速器を実現でき、一つの高周波電
力供給手段によって両方のRFQ構造を励起できる。そ
して、上記のように、第1RFQ加速部11の出射部と
第2RFQ加速部12の入射部を偏向角180°の電磁
石等のビーム輸送手段を用いて接続することによって、
従来と同じ加速能力を有するものであっても、全体の長
さを従来の略半分に短縮できる。
RFQ構造を持った加速器を実現でき、一つの高周波電
力供給手段によって両方のRFQ構造を励起できる。そ
して、上記のように、第1RFQ加速部11の出射部と
第2RFQ加速部12の入射部を偏向角180°の電磁
石等のビーム輸送手段を用いて接続することによって、
従来と同じ加速能力を有するものであっても、全体の長
さを従来の略半分に短縮できる。
【0039】また、このRFQ型加速器15を高エネル
ギーイオン注入装置に適用した場合、図2に示すよう
に、偏向角180°の分析マグネット16をビーム輸送
手段として用いることができ、高エネルギーイオン注入
装置の長さの短縮化に非常に有効である。
ギーイオン注入装置に適用した場合、図2に示すよう
に、偏向角180°の分析マグネット16をビーム輸送
手段として用いることができ、高エネルギーイオン注入
装置の長さの短縮化に非常に有効である。
【0040】尚、上記実施例では、第1ポスト7および
第2ポスト8が同一方向に延びて一つのベース9に固定
されているが、これに限定されるものではない。例え
ば、図3に示すように、電極1・3・5を支持する第1
ポスト7′および電極2・4・6を支持する第2ポスト
8′が互いに逆方向に延びて2つのベース9′・9′に
固定されていてもよい。尚、この場合、2つのベース
9′・9′は、両方とも真空チャンバの内壁に接触する
ように固定される。
第2ポスト8が同一方向に延びて一つのベース9に固定
されているが、これに限定されるものではない。例え
ば、図3に示すように、電極1・3・5を支持する第1
ポスト7′および電極2・4・6を支持する第2ポスト
8′が互いに逆方向に延びて2つのベース9′・9′に
固定されていてもよい。尚、この場合、2つのベース
9′・9′は、両方とも真空チャンバの内壁に接触する
ように固定される。
【0041】また、上記実施例では、四重極電極群とし
て6本の電極1〜6が用いられ、2箇所で四重極電場が
形成されるようになっているが、これに限定されるもの
ではない。例えば、図4に示すように、四重極電極群と
して8本の電極21〜26を用い、ベース9″に立設さ
れた第1ポスト7″が電極21・23・25・27を支
持し、ベース9″に立設された第2ポスト8″が電極2
2・24・26・28を支持する電極アセンブリを用い
ることもでき、この電極アセンブリでは、隣接する4本
の電極に囲まれる空間、即ち、電極群21〜24に囲ま
れる空間、電極群23〜26に囲まれる空間、および電
極群25〜28に囲まれる空間の3箇所で四重極電場が
形成される。
て6本の電極1〜6が用いられ、2箇所で四重極電場が
形成されるようになっているが、これに限定されるもの
ではない。例えば、図4に示すように、四重極電極群と
して8本の電極21〜26を用い、ベース9″に立設さ
れた第1ポスト7″が電極21・23・25・27を支
持し、ベース9″に立設された第2ポスト8″が電極2
2・24・26・28を支持する電極アセンブリを用い
ることもでき、この電極アセンブリでは、隣接する4本
の電極に囲まれる空間、即ち、電極群21〜24に囲ま
れる空間、電極群23〜26に囲まれる空間、および電
極群25〜28に囲まれる空間の3箇所で四重極電場が
形成される。
【0042】さらに、四重極電極群が10本以上の電極
からなり、4箇所以上で四重極電場が形成されるように
することもできる。即ち、本発明のRFQ型加速器は、
4+2n本(nは0以外の自然数)の四重極電極群を有
し(即ち、少なくとも6以上の偶数本の四重極電極群を
有し)、その内の隣接する4本の電極の組み合わせによ
って、1+n箇所(即ち、少なくとも2箇所以上)で四
重極電場が形成されるように、ベースに立設された第1
ポストおよび第2ポストが、それぞれ、隣接する4本の
電極の組み合わせ全てにおいて対角線上に位置する異な
る電極群を支持してなる電極アセンブリを備えたもので
あり、同一真空チャンバ内に複数のRFQ構造を持った
加速器を実現でき、一つの高周波電力供給手段によって
複数のRFQ構造を励起できる。そして、複数のRFQ
構造のビーム出射部と入射部とを、偏向角180°の電
磁石等のビーム輸送手段を用いて接続することによっ
て、全体の長さを約1/(1+n)倍に短縮できる。
からなり、4箇所以上で四重極電場が形成されるように
することもできる。即ち、本発明のRFQ型加速器は、
4+2n本(nは0以外の自然数)の四重極電極群を有
し(即ち、少なくとも6以上の偶数本の四重極電極群を
有し)、その内の隣接する4本の電極の組み合わせによ
って、1+n箇所(即ち、少なくとも2箇所以上)で四
重極電場が形成されるように、ベースに立設された第1
ポストおよび第2ポストが、それぞれ、隣接する4本の
電極の組み合わせ全てにおいて対角線上に位置する異な
る電極群を支持してなる電極アセンブリを備えたもので
あり、同一真空チャンバ内に複数のRFQ構造を持った
加速器を実現でき、一つの高周波電力供給手段によって
複数のRFQ構造を励起できる。そして、複数のRFQ
構造のビーム出射部と入射部とを、偏向角180°の電
磁石等のビーム輸送手段を用いて接続することによっ
て、全体の長さを約1/(1+n)倍に短縮できる。
【0043】また、上記実施例では、高周波四重極装置
としてRFQ型加速器15を例に挙げて説明したが、こ
れに限定されるものではなく、例えばQマス(quadrupo
le mass spectrometer)等の加速をともなわないRF共
振器にも適用できる。上記実施例は、あくまでも、本発
明の技術内容を明らかにするものであって、そのような
具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではな
く、本発明の精神と特許請求の範囲内で、いろいろと変
更して実施することができるものである。
としてRFQ型加速器15を例に挙げて説明したが、こ
れに限定されるものではなく、例えばQマス(quadrupo
le mass spectrometer)等の加速をともなわないRF共
振器にも適用できる。上記実施例は、あくまでも、本発
明の技術内容を明らかにするものであって、そのような
具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではな
く、本発明の精神と特許請求の範囲内で、いろいろと変
更して実施することができるものである。
【0044】
【発明の効果】本発明の高周波四重極装置は、以上のよ
うに、棒状の四重極電極群と、導電性ベースと、この導
電性ベースに立設され、電極群の中心に四重極電場が形
成されるように上記四重極電極群を半分ずつ支持する導
電性第1ポストおよび導電性第2ポストとからなる電極
アセンブリを備えると共に、この電極アセンブリを真空
チャンバ内に収納してなるものであって、上記四重極電
極群は少なくとも6本以上の偶数本の電極からなり、そ
の内の隣接する4本の電極の組み合わせによって少なく
とも2箇所以上で四重極電場が形成されるように、上記
第1ポストおよび第2ポストは、それぞれ、隣接する4
本の電極の組み合わせ全てにおいて対角線上に位置する
異なる電極群を支持している構成である。
うに、棒状の四重極電極群と、導電性ベースと、この導
電性ベースに立設され、電極群の中心に四重極電場が形
成されるように上記四重極電極群を半分ずつ支持する導
電性第1ポストおよび導電性第2ポストとからなる電極
アセンブリを備えると共に、この電極アセンブリを真空
チャンバ内に収納してなるものであって、上記四重極電
極群は少なくとも6本以上の偶数本の電極からなり、そ
の内の隣接する4本の電極の組み合わせによって少なく
とも2箇所以上で四重極電場が形成されるように、上記
第1ポストおよび第2ポストは、それぞれ、隣接する4
本の電極の組み合わせ全てにおいて対角線上に位置する
異なる電極群を支持している構成である。
【0045】それゆえ、同一真空チャンバ内に、複数の
RFQ構造を、長さ方向と直交する方向に重ねて持たせ
ることができ、複数箇所に四重極電場を形成できる。こ
のため、複数のRFQ構造のビーム出射部と入射部と
を、偏向角180°の電磁石等のビーム輸送手段を用い
て接続することによって、従来と同じ能力(例えば、加
速能力)を有するものであっても、全体の長さを従来よ
りも大幅に短縮できるという効果を奏する。
RFQ構造を、長さ方向と直交する方向に重ねて持たせ
ることができ、複数箇所に四重極電場を形成できる。こ
のため、複数のRFQ構造のビーム出射部と入射部と
を、偏向角180°の電磁石等のビーム輸送手段を用い
て接続することによって、従来と同じ能力(例えば、加
速能力)を有するものであっても、全体の長さを従来よ
りも大幅に短縮できるという効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、高周波四
重極型加速器の電極アセンブリを示す概略の斜視図であ
る。
重極型加速器の電極アセンブリを示す概略の斜視図であ
る。
【図2】上記高周波四重極型加速器を用いた高エネルギ
ーイオン注入装置の要部を示す概略構成図である。
ーイオン注入装置の要部を示す概略構成図である。
【図3】本発明の電極アセンブリの一変形例を示す概略
の斜視図である。
の斜視図である。
【図4】本発明の電極アセンブリの他の変形例を示す概
略の斜視図である。
略の斜視図である。
【図5】従来の高周波四重極型加速器の電極アセンブリ
を示す概略の斜視図である。
を示す概略の斜視図である。
1〜6 電極 7 第1ポスト 8 第2ポスト 9 ベース 10 電極アセンブリ 11 第1RFQ加速部 12 第2RFQ加速部 15 高周波四重極型加速器 16 分析マグネット
Claims (1)
- 【請求項1】棒状の四重極電極群と、導電性ベースと、
この導電性ベースに立設され、電極群の中心に四重極電
場が形成されるように上記四重極電極群を半分ずつ支持
する導電性第1ポストおよび導電性第2ポストとからな
る電極アセンブリを備えると共に、この電極アセンブリ
を真空チャンバ内に収納してなる高周波四重極装置にお
いて、 上記四重極電極群は少なくとも6本以上の偶数本の電極
からなり、その内の隣接する4本の電極の組み合わせに
よって少なくとも2箇所以上で四重極電場が形成される
ように、上記第1ポストおよび第2ポストは、それぞ
れ、隣接する4本の電極の組み合わせ全てにおいて対角
線上に位置する異なる電極群を支持していることを特徴
とする高周波四重極装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5218844A JPH0773999A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 高周波四重極装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5218844A JPH0773999A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 高周波四重極装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0773999A true JPH0773999A (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=16726233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5218844A Pending JPH0773999A (ja) | 1993-09-02 | 1993-09-02 | 高周波四重極装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0773999A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1097838A (ja) * | 1996-07-30 | 1998-04-14 | Yokogawa Analytical Syst Kk | 誘導結合プラズマ質量分析装置 |
| GB2492893A (en) * | 2011-07-14 | 2013-01-16 | Bruker Daltonics Inc | A linear multipole ion collision cell |
| CN117500140A (zh) * | 2023-11-21 | 2024-02-02 | 中国科学院近代物理研究所 | 一种盘片式射频四极加速器 |
-
1993
- 1993-09-02 JP JP5218844A patent/JPH0773999A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1097838A (ja) * | 1996-07-30 | 1998-04-14 | Yokogawa Analytical Syst Kk | 誘導結合プラズマ質量分析装置 |
| GB2492893A (en) * | 2011-07-14 | 2013-01-16 | Bruker Daltonics Inc | A linear multipole ion collision cell |
| GB2492893B (en) * | 2011-07-14 | 2014-07-02 | Bruker Daltonics Inc | Lens free collision cell with improved efficiency |
| DE102012211593B4 (de) * | 2011-07-14 | 2016-08-11 | Bruker Daltonics, Inc. | Linsenfreie Stoßzelle mit verbesserter Effizienz |
| CN117500140A (zh) * | 2023-11-21 | 2024-02-02 | 中国科学院近代物理研究所 | 一种盘片式射频四极加速器 |
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