JPH0774150B2 - 肝油用ソフトカプセル - Google Patents

肝油用ソフトカプセル

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JPH0774150B2
JPH0774150B2 JP19338887A JP19338887A JPH0774150B2 JP H0774150 B2 JPH0774150 B2 JP H0774150B2 JP 19338887 A JP19338887 A JP 19338887A JP 19338887 A JP19338887 A JP 19338887A JP H0774150 B2 JPH0774150 B2 JP H0774150B2
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JP
Japan
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gelatin
soft capsule
liver oil
less
capsule
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JP19338887A
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信三 立松
正人 山本
典一 伊藤
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Nitta Gelatin Inc
Original Assignee
Nitta Gelatin Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、肝油を充填するソフトカプセルに関する。
〔従来の技術〕
肝油を服用しやすくしたり、目標とする消化器官での吸
収を確実にしたりするために、肝油をソフトカプセル
(「軟カプセル」ともいう)に充填し、カプセル剤とす
ることが行われている。このようなソフトカプセルに
は、形状を維持するに足る程度の強度を有すること、し
かも、崩壊性を有すること、崩壊性が経時的に低下しな
いことなどの性能が要求される。
カプセルの崩壊性の低下は、これを構成しているゼラチ
ンが経時的に不溶化するためである。また、カプセルの
崩壊性は、内容物が魚肝油等である場合、特に著しく低
下する。これは、ゼラチンが肝油と反応することにより
不溶化するためであると言われている。
このようなゼラチンの不溶化を防止することができるソ
フトカプセルが、特開昭58−62120号公報に開示されて
いる。このソフトカプセルは、ゼラチンに対して0.5〜1
0重量%のポリペプチドを添加してなるものである。ポ
リペプチドがゼラチンよりも先に内容物と反応すること
により、ゼラチンとの反応を抑え、その不溶化を防止す
ると考えられる。
また、特公昭56−31981号公報には、従来品のソフトカ
プセルに比して崩壊性のすぐれているソフトカプセルが
開示されている。このソフトカプセルは、ゼリー強度60
〜120ブルーム、粘度22〜35mPのゼラチンにより皮膜を
形成してなるものである。ゼラチンを前記のような物性
のものに限定することにより、ソフトカプセルの崩壊性
を改善している。これは、前記の物性を有するゼラチン
が比較的多くのポリペプチドを含むためと考えられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、前記公開公報記載のソフトカプセルは、内容物
が反応性の高い肝油であると、反応により消費されるポ
リペプチドの量が多くなり、前記の範囲では不溶化防止
が不充分となるという問題点のあることが分かった。し
かも、この問題点を解決しようとして、ゼラチンに対す
るポリペプチドの添加量を増やすと、カプセルの強度低
下を招くという問題点が発生する。
また、前記公告公報記載のソフトカプセルも、内容物が
反応性の高い肝油であると、ゼラチンの不溶化防止が不
充分となることがあるという問題点が発生する。
この発明は、以上のことに鑑みて、ゼラチンの不溶化を
防ぐソフトカプセルを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明の肝油用ソフトカプセルは、ゼリー強度200ブ
ルーム以上かつ粘度35mP以下のゼラチンと可塑剤とを含
むpH5以下の水溶液を水分9重量%以下に乾燥する工程
を含む方法により得られたものである。
以下に、この発明を詳しく説明する。
この発明にかかるソフトカプセルは、pH5以下かつ水分
9重量%以下としている。ソフトカプセルのpHが5を上
回るか、または、水分が9重量%を上回ると、ゼラチン
の不溶化を防ぐ効果が小さくなる。
ソフトカプセルをpH5以下にする方法は、特に限定され
ないが、たとえば、無機酸および/または有機酸を添加
することにより、または、低pHのゼラチン(たとえば、
pH5.0以下)を用いることにより行うことができる。前
記無機酸としては、たとえば、塩酸、硫酸などが用いら
れ、前記有機酸としては、たとえば、リン酸などが用い
られる。ソフトカプセルを水分9重量%以下にする方法
は、特に限定されないが、たとえば、ソフトカプセル製
造時の乾燥時間を延ばすこと、乾燥温度を高くすること
などにより行うことができる。なお、pHを調整するタイ
ミングは、ソフトカプセル調整液を作る際に合わせる
か、そのようなpHを有するゼラチンを使用する等して行
う。また、ソフトカプセルを水分9重量%以下に保つ方
法は、特に限定されないが、たとえば、密閉容器中に保
存することにより行うことができる。
この発明にかかるソフトカプセルは、少なくともゼラチ
ンと可塑剤が用いられてなる。この発明にかかるソフト
カプセルは、ゼラチンおよび可塑剤以外にも、たとえ
ば、防腐剤、増粘剤、着色剤などが、必要に応じて1種
または2種以上添加されてもよい。前記可塑剤として
は、たとえば、グリセリンおよびソルビトールなどが挙
げられ、それぞれ、単独で用いられたり、あるいは、2
種以上が併用されたりする。前記増粘剤としては、たと
えば、アラビアガムおよびアルギン酸などが挙げられ、
それぞれ、単独で用いられたり、あるいは、2種以上が
併用されたりする。前記着色剤としては、たとえば、食
用色素などが挙げられ、それぞれ、単独で用いられた
り、あるいは、2種以上が併用されたりする。
ソフトカプセルのpHが上記の範囲に限定されていれば、
ゼラチンのpH依存性により、そのゼリー強度が低下し、
かつ、カプセル製造における溶解脱泡時の熱によるゼラ
チン物性の劣化が大きくなることがある。すなわち、ゼ
ラチンのゼリー強度が200ブルームを下回ると、ソフト
カプセルのpHを5以下にしたときに、その強度低下を防
ぐことが困難となることがある。また、ゼラチンの粘度
が35mPを上回ると、ソフトカプセルを製造する際の泡抜
けが遅くなってゼラチンの低pHでの熱劣化が進入し、ソ
フトカプセルの強度が低下しすぎる傾向がある。
この発明では、ゼラチンとして、ゼリー強度200ブルー
ム以上かつ粘度35mP以下のものを用いる。これにより、
カプセルを作る際の泡抜き時間が短くて済み、低pHでの
熱劣化を防ぐことができる。このため、ゼラチンの不溶
化を防ぎ、しかも、カプセルの強度劣化を防ぐことがで
きる。なお、ここで、ゼラチンのゼリー強度および粘度
とはJIS−K−6503(1977年)に準拠して測定したもの
である。
この発明にかかるソフトカプセルは、pHおよび水分が低
い点で従来のものと異なるが、カプセルを製造する方法
および装置は、従来用いられているものをそのまま使用
することができる。このため、この発明にかかるソフト
カプセルを製造するために、新たな設備投資などを行う
必要がない。たとえば、ゼラチンを含み、必要に応じて
他の成分を含有する水溶液を調製し、この水溶液を常法
にしたがって乾燥させてシートにする。このシートを用
い、たとえば、ロータリー充填機で内容物を充填するな
ど連続法によりカプセルを製造することができる。ま
た、前記シートを用い、平板法によりカプセルを製造す
ることもできる。予めシートを成形しておかずに、グロ
ーベックス法のようにカプセルを製造するのと一緒に内
容物を充填するというような方法によりカプセルを製造
してもよい。ゼリー強度200ブルーム以上かつ粘度35mP
以下のゼラチンと可塑剤とを含むpH5以下の水溶液を水
分9重量%以下に乾燥する工程を含むこと以外、この発
明の肝油用ソフトカプセルを製造する方法には特に限定
はない。
この発明にかかるソフトカプセルに充電されるものは、
肝油である。
〔作 用〕
この発明の肝油用ソフトカプセルは、ゼリー強度200ブ
ルーム以上かつ粘度35mP以下のゼラチンと可塑剤とを含
むpH5以下の水溶液を水分9重量%以下に乾燥する工程
を含む方法により得られたものであるので、ソフトカプ
セルを構成しているゼラチンの反応性が低下する。この
ため、経済的な崩壊性の低下が防止されるとともに、反
応性の高い肝油によるゼラチンの不溶化が長期に渡って
防がれる。
〔実 施 例〕
以下に、この発明の実施例を、従来例およびこの発明の
数値範囲からはずれた比較例と対比して説明する。しか
し、この発明は実施例に限定されない。
(実施例および比較例1,2) 第1表に示す各配合で、加熱溶解して各成分をよく混合
し、ソフトカプセル調製液を作った。各調製液をそれぞ
れシート状として冷却し、これを低温乾燥することによ
りソフトカプセル用シートを作った。各シートのpHを測
定して第1表に示した。なお、用いたゼラチンは、ゼリ
ー強度250ブルームで粘度31mPであった。
各シートの水分は、シート作製時の乾燥時間を調節する
ことにより第1表に示す値にした。
各シートについて崩壊性を調べた。各シートの崩壊性
は、製造直後、40℃で6か月間保存した後、および、魚
肝油に浸漬して20℃で1か月保存した後のそれぞれにつ
いて、崩壊性試験機を用いて、37℃の合成胃液中での溶
解時間を測定し、各シート0.2gあたりの溶解時間によっ
て第1表に示した。
第1表にみるように、実施例のシートは、比較例1,2の
各シートに比べて、経時的な崩壊性の低下が少ない。し
かも、実施例のシートは、肝油に1か月浸漬しても不溶
化していないのに、比較例1,2の各シートは、肝油に1
か月浸漬すると不溶化した。
〔発明の効果〕
この発明にかかる肝油用ソフトカプセルは、ゼリー強度
200ブルーム以上かつ粘度35mP以下のゼラチンと可塑剤
とを含むpH5以下の水溶液を水分9重量%以下に乾燥す
る工程を含む方法により得られたものであるので、肝油
を入れても、経時的な崩壊性の低下が小さくなってい
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゼリー強度200ブルーム以上かつ粘度35mP
    以下のゼラチンと可塑剤とを含むpH5以下の水溶液を水
    分9重量%以下に乾燥する工程を含む方法により得られ
    た、肝油用ソフトカプセル。
JP19338887A 1987-07-31 1987-07-31 肝油用ソフトカプセル Expired - Lifetime JPH0774150B2 (ja)

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JPS6438019A JPS6438019A (en) 1989-02-08
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