JPH0774487B2 - 運動競技場等の排水構造 - Google Patents

運動競技場等の排水構造

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JPH0774487B2 JP33464990A JP33464990A JPH0774487B2 JP H0774487 B2 JPH0774487 B2 JP H0774487B2 JP 33464990 A JP33464990 A JP 33464990A JP 33464990 A JP33464990 A JP 33464990A JP H0774487 B2 JPH0774487 B2 JP H0774487B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、運動競技場等の排水構造に関し、特に詳し
く言うと、土やアンツーカあるいは天然芝生等の非人工
芝生部分と人工芝生の部分とを有する運動競技場等にお
ける排水構造に関する。
〔従来の技術〕
野球場においては内野を土のグランドにし、外野は人工
芝生にしたり、陸上競技場等においてはトラックをアン
ツーカにし、それ以外の部分は人工芝生にすることが広
く実施されている。このような各種運動競技場が屋外に
設置されている場合には、土グランドやアンツーカから
人工芝生側に雨水が侵入する場合があり、この境界部に
排水処理を施す必要がある。特に野球場の場合は、一般
にピッチャーマウンドを頂点として、その周囲に水勾配
を配するようにしており、土グランドに降った雨等はこ
の勾配を下って外野の芝生側に流れる可能性があるた
め、土グランドと芝生との境界部に透水処理を施し、こ
の透水部から雨水を浸透させて下方に設けられた排水溝
から外部に排水する必要がある。そこで人工芝生に透水
性を持たせるとともに、透水アスコン等で人工芝生の支
持下層基盤を構成して、人工芝生の部分で排水するよう
にしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、透水処理部の排水能力以上に降雨があっ
た場合は、表面排水により外野側に流れ込むのが通常で
あった。また、透水アスコンを下層基盤として施工して
も、透水アスコンの透水係数はうまく施工できても1×
10-3cm/sec〜1×10-2cm/secであり、多量の降雨には対
処できない。また、雨水により運ばれたり、プレーヤに
よって移動させられた土泥砂等が人工芝生内に入り込
み、その透水性を劣化させたり、外観を悪くさせるた
め、メンテナンスに大きな負担を加えていた。特に芝目
内に砂を入れた砂入り人工芝生の場合、砂層内に土泥が
残り易く、砂入り人工芝生の本来の性能である高排水
性、保水性、砂の動きによる靴の適度な滑り性と緩衝性
等を低下させてしまう。
そこでこの発明の目的は、天然芝生や土あるいはアンツ
ーカ等の非人工芝生部分と人工芝生の部分との境界部に
おける人工芝生部分の透水性能を向上させ、多量の降雨
等にも対処でき、メンテナンスも容易な運動競技場や遊
舗道等の排水構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この発明は、土、アンツーカ
あるいは天然芝生等からなる非人工芝生部分と、透水下
層基盤上に敷設された透水性人工芝生からなる人工芝生
部分とを有する運動競技場等の上記非人工芝生部分と上
記人工芝生部分との境界部の排水構造において、上記非
人工芝生部分との境界部から所定幅の上記透水性人工芝
生の下部には、残りの透水性人工芝生下部の透水下層基
盤よりも大きい透水性能を有する透水下層基盤が施工さ
れていることを特徴としている。
この場合、上記非人工芝生部分との境界部から所定幅の
上記透水性人工芝生は、上記残りの透水性人工芝生より
も透水性能が高められいることが好ましい。
〔作用〕
土等の表面を伝った降水等は人工芝生の境界部に流入し
てくるが、この境界部の人工芝生の下部には残りの人工
芝生の透水下層基盤より大きい透水性能を有する透水下
層基盤が位置しているので、流入した水は人工芝生から
その透水下層基盤に急速に浸透するので、多量の水がこ
の境界部に流れ込んでも、直ちに吸水することができ
る。
また、非人工芝生部分との境界部から所定幅の透水性人
工芝生を残りの透水性人工芝生よりも透水性能を高くす
ることにより、急速な透水性能を一層確実なものとする
ことができる。
〔実施例〕
以下、この発明を図面に示す実施例について説明する。
なお、各実施例を通して実質的に類似の構成には同一参
照番号を付して、その詳細な説明は省略する。
まず、第1図に示す第1実施例について説明すると、非
人工芝生部分である、土グランド1と透水性の人工芝生
2の境界部には縁石3をその上面が露呈するように埋設
し、人工芝生2の端部を縁石3の上面を通って側面に垂
すように配置する。人工芝生2の端部は縁石3の側面に
固定する。人工芝生2は、その詳細は図示しないが、例
えば葉片ペイプ4を植設する基布5に多数の小径の透水
孔を穿孔することにより透水性を持たせている。人工芝
生2の芝目内には所定の厚さをもって砂6が充填されて
いる。
縁石3から土グランド1とは相反する方向に延在する人
工芝生2の下面は所定の幅に粒径の大きい砕石で構成
し、例えば1×10-2cm/sec以上の透水性能を有するよう
にした第1透水下層基盤7が形成されている。この第1
透水下層基盤7上の人工芝生2は残りの人工芝生2の部
分より透水孔の穿孔率を大きくする等して透水率を高く
しておくことが好ましい。なお、図示していないが、こ
の第1透水下層基盤7の下部に暗渠等を配置して第1透
水下層基盤7からの水を排水するようにすればよい。こ
の第1透水下層基盤7に隣接して第2透水下層基盤8が
所定の幅をもって形成されている。第2透水下層基盤8
は第1透水下層基盤7の砕石より粒径が小さい砕石で構
成され、第1透水下層基盤7よりは透水性能は低いが、
従来の透水アスコン等の基盤と略同じ程度の透水性能を
有するように構成する。したがってこの第2透水下層基
盤8は従来の透水アスコンで構成してもよく、第2透水
下層基盤8を通った水は従来の透水性人工芝生と同様に
適当な間隔を設けて設置した暗渠等に排水するようにす
ればよい。
第1透水下層基盤7の幅は、豪雨でもない限り、経験的
に降雨による土グランド1部分からの流水の人工芝生2
部分への侵入は、50cm程度である。したがって、縁石3
の幅が10cmであるとすると、第1透水下層基盤7の施工
幅は、少なくとも40cm程度であれば十分である。
これにより降雨等による土グランド1部分からの流水は
人工芝生2上に流入するが、人工芝生2から第1透水下
層基盤7の部分で急速に排水され、この第1透水下層基
盤7の部分で吸水できなかった流水は第2透水下層基盤
8の部分で排水させることができる。
第2図に示す第2実施例は、第1実施例の第1透水下層
基盤7の部分の他の実施例を示すもので、第1透水下層
基盤をU型の側溝11で構成したものである。すなわち、
縁石3の側面に隣接するようにU型のコンクリート製の
側溝11がその開口部を上方にして埋設されている。側溝
11の第2透水下層基盤8側の側壁12の一部には第2透水
下層基盤8に浸透した水をこの側溝11に導入するため透
水壁13になっている。側溝11の開口部には多数の排水孔
14が形成されたコンクリート製の蓋体15が載置され、こ
れにより暗渠構造になっている。第2透水下層基盤8の
下面には砂層16にして、第2透水下層基盤8に浸透した
水を側溝11の透水壁13に導入するようになっている。な
お、この砂層16は基礎地盤に代えてもよい。また側溝は
透水壁13を設けず、その上方からの水のみを受けるよう
にし、第2透水下層基盤8に浸透した水は独自に排水処
理するようにしてもよい。
土グランド1部分からの流水はその大部分が人工芝生2
から側溝11の蓋体15の排水孔14を通り側溝11内に流入す
る。側溝11上で吸収できなかった水は更に人工芝生2上
を伝っていくが、側溝11に続く部分は第2透水下層基盤
8であるので、この第2透水下層基盤8で吸収され、第
2透水下層基盤8に浸透した水は側溝11の透水壁13を通
って側溝11内に導入される。
第3図に示す第3実施例は、第1実施例の第1透水下層
基盤7の部分の更に他の実施例を示すもので、第1透水
下層基盤を上方が開口したU型の側溝21と、この側溝21
内に充填された砕石22とで構成したものである。砕石22
は第1透水下層基盤7の砕石と略同じ粒径にして第1透
水下層基盤7と同程度の吸水性能を持たせている。人工
芝生2からこの砕石22内に浸透した水は側溝21により集
められ、場外に排出される。そのため、側溝21には適度
の勾配を持たせておくことが好ましい。なお、砕石22は
上部に径の小さい砕石を位置させ、下部に径の大きい砕
石を位置させてもよい。
上述各実施例においては、土グランド1と人工芝生2と
の境界部に排水機構を設けているが、アンツーカや天然
芝生と人工芝生2との境界部にも提供できることは勿論
である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明は、土、アンツーカある
いは天然芝生等からなる非人工芝生部分と、透水下層基
盤上に敷設された透水性人工芝生からなる人工芝生部分
とを有する運動競技場等の上記非人工芝生部分と上記人
工芝生部分との境界部の排水構造において、上記非人工
芝生部分との境界部から所定幅の上記透水性人工芝生の
下部に、残りの透水性人工芝生下部の透水下層基盤より
も大きい透水性能を有する透水下層基盤が施工したもの
であり、これにより土等の表面を伝って人工芝生の境界
部に流入してくる降水等は、この境界部の人工芝生から
透水下層基盤に急速に浸透するので、多量の水がこの境
界部に流れ込んでも、直ちに吸水することができる。し
たがって、土等の表面を伝って来ることにより土等を含
んだ降水が人工芝生の境界部以外の残りの人工芝生に流
入するのを防止することができ、境界部に土等が付着し
ても、その面積は小さいので保守は狭い範囲を行なうだ
けでよい。
また、透水性能が大きくされた透水下層基盤の上部に位
置する人工芝生を残りの人工芝生より透水性能を高くす
ることにより、急速な透水性能を一層確実なものにする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例における排水構造を示す
要部縦断説明図、第2図は第2実施例における排水構造
を示す要部縦断説明図、第3図は第3実施例における排
水構造を示す要部縦断説明図である。 図面において、1は土グランド、2は人工芝生、3は縁
石、7は第1透水下層基盤、8は第2透水下層基盤、1
1,21は側溝、13は透水壁、14は排水孔、15は蓋体、22は
砕石である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】土、アンツーカあるいは天然芝生等からな
    る非人工芝生部分と、透水下層基盤上に敷設された透水
    性人工芝生からなる人工芝生部分とを有する運動競技場
    等の上記非人工芝生部分と上記人工芝部分との境界部の
    排水構造において、上記非人工芝生部分との境界部から
    所定幅の上記透水性人工芝生の下部には、残りの透水性
    人工芝生下部の透水下層基盤よりも大きい透水性能を有
    する透水下層基盤が施工されていることを特徴とする運
    動競技場等の排水構造。
  2. 【請求項2】上記非人工芝生部分との境界部から所定幅
    の上記透水性人工芝生は、上記残りの透水性人工芝生よ
    りも透水性能が高められいることを特徴とする請求項1
    に記載の運動競技場等の排水構造。
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