JPH077461A - 受信信号の等化方法 - Google Patents
受信信号の等化方法Info
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- JPH077461A JPH077461A JP6075486A JP7548694A JPH077461A JP H077461 A JPH077461 A JP H077461A JP 6075486 A JP6075486 A JP 6075486A JP 7548694 A JP7548694 A JP 7548694A JP H077461 A JPH077461 A JP H077461A
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- JP
- Japan
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- received signal
- equations
- signal
- coefficients
- equalizer
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/02—Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
- H04L25/03—Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
- H04L25/03006—Arrangements for removing intersymbol interference
-
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- H04L25/03—Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
- H04L25/03006—Arrangements for removing intersymbol interference
- H04L2025/0335—Arrangements for removing intersymbol interference characterised by the type of transmission
- H04L2025/03375—Passband transmission
- H04L2025/03401—PSK
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 計算時間の早い等化器を実現する。
【構成】 受信信号のチャネル信号劣化を補正する際
に、受信信号をサンプリングし、このサンプリングによ
り得られた複数の受信信号サンプルから、等化器で使用
される係数を決定するのに使用される共通値解を表す方
程式を生成し、この方程式のセットの1つを繰り返し検
査する。この検査は、そのセット内の前に検査された方
程式からなるサブセット内の1つが再検査された後の
み、新たな方程式を検査する。続いて、受信信号で、等
化器内の係数の適応型収束を達成する為に、係数を繰り
返し計算する。
に、受信信号をサンプリングし、このサンプリングによ
り得られた複数の受信信号サンプルから、等化器で使用
される係数を決定するのに使用される共通値解を表す方
程式を生成し、この方程式のセットの1つを繰り返し検
査する。この検査は、そのセット内の前に検査された方
程式からなるサブセット内の1つが再検査された後の
み、新たな方程式を検査する。続いて、受信信号で、等
化器内の係数の適応型収束を達成する為に、係数を繰り
返し計算する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル通信に使用
される等化システムに関し、特に、好ましくない信号劣
化を補償する等化システムに関する。
される等化システムに関し、特に、好ましくない信号劣
化を補償する等化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル通信システムは、ワイヤレス
通信などに益々使用されるようになっている。このディ
ジタル変調された信号の劣化は、符号間干渉の形態で発
生する。このような信号劣化は、受信機内の等化器によ
り補正される。従来の等化構成としては、大きく分け
て、トランスバーサル・フィルタとビタビ等化器とがあ
る。このトランスバーサル・フィルタは、タップ遅延線
からなり、ディジタル変調された受信信号はシフトさ
れ、各タップの出力は、異なる係数で多重化される。こ
の等化器のトランスバーサル・フィルタの出力は、この
係数により多重化されたタップからの出力の和である。
一方、ビタビ等化器は、受信信号のシーケンスを検知
し、その最大尤度予測値を得る。ビタビ等化器で使用さ
れるトレリスは、伝送信号のあらゆる可能性のあるシー
ケンスを表し、このトレリスを用いて、このビタビ等化
器は最も確率の高いシーケンスを選択する。
通信などに益々使用されるようになっている。このディ
ジタル変調された信号の劣化は、符号間干渉の形態で発
生する。このような信号劣化は、受信機内の等化器によ
り補正される。従来の等化構成としては、大きく分け
て、トランスバーサル・フィルタとビタビ等化器とがあ
る。このトランスバーサル・フィルタは、タップ遅延線
からなり、ディジタル変調された受信信号はシフトさ
れ、各タップの出力は、異なる係数で多重化される。こ
の等化器のトランスバーサル・フィルタの出力は、この
係数により多重化されたタップからの出力の和である。
一方、ビタビ等化器は、受信信号のシーケンスを検知
し、その最大尤度予測値を得る。ビタビ等化器で使用さ
れるトレリスは、伝送信号のあらゆる可能性のあるシー
ケンスを表し、このトレリスを用いて、このビタビ等化
器は最も確率の高いシーケンスを選択する。
【0003】マルチパスのフェージングチャネルを介し
て伝搬する速度特性と受信機の特性により、劣化した受
信信号を補正するには、様々な制限がある。そのような
制限の例は、計算複雑さとそれに伴う膨大な計算時間、
必要とされる大きなメモリ容量である。現在上記の基本
的な等化器から発展した様々な等化器が存在するが、い
ずれも、上記の制限を解決出来るものは存在していな
い。
て伝搬する速度特性と受信機の特性により、劣化した受
信信号を補正するには、様々な制限がある。そのような
制限の例は、計算複雑さとそれに伴う膨大な計算時間、
必要とされる大きなメモリ容量である。現在上記の基本
的な等化器から発展した様々な等化器が存在するが、い
ずれも、上記の制限を解決出来るものは存在していな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、十分な特性を有しながら計算時間の速い等化器を提
供することである。これにより、消費電力の低減、応答
性が改良でき、携帯電話機、コードレス電話機などに採
用できる。
は、十分な特性を有しながら計算時間の速い等化器を提
供することである。これにより、消費電力の低減、応答
性が改良でき、携帯電話機、コードレス電話機などに採
用できる。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する為
に、本発明の等化器は、受信信号のチャネル信号劣化を
補正する際に、(A)受信信号をサンプリングするステ
ップと、(B)ステップ(A)により得られた複数の受
信信号サンプルから、等化器で使用される係数を決定す
るのに使用される共通値解を表す方程式を生成するステ
ップと、(C)前記方程式のセットの1つを繰り返し検
査するステップと、(D)受信信号で、等化器内の係数
の適応型収束を達成する為に、係数を繰り返し計算する
ステップとからなる受信信号の等化方法を使用する。検
査ステップ(C)は、そのセット内の前に検査された方
程式からなるサブセット内の1つが再検査された後の
み、新たな方程式を検査する。
に、本発明の等化器は、受信信号のチャネル信号劣化を
補正する際に、(A)受信信号をサンプリングするステ
ップと、(B)ステップ(A)により得られた複数の受
信信号サンプルから、等化器で使用される係数を決定す
るのに使用される共通値解を表す方程式を生成するステ
ップと、(C)前記方程式のセットの1つを繰り返し検
査するステップと、(D)受信信号で、等化器内の係数
の適応型収束を達成する為に、係数を繰り返し計算する
ステップとからなる受信信号の等化方法を使用する。検
査ステップ(C)は、そのセット内の前に検査された方
程式からなるサブセット内の1つが再検査された後の
み、新たな方程式を検査する。
【0006】
【実施例】図1に、例えばディジタルセルラ電話端末に
おいて実行される機能の高水準ブロック図を示す。本発
明の等化方式は、このようなディジタルセルラ電話機で
直ちに使用可能である。アンテナ101を通じて受信さ
れた信号は、IF/RF成分ブロック102で受信され
る。このブロック102で、無線周波数から、受信した
信号のベースバンド周波数への変換が実行される。ま
た、このブロックは、アンテナを通じて送信するための
信号を出力する送信器も含むため、ベースバンド周波数
から無線周波数への変換も同様にこのブロック102で
実行される。
おいて実行される機能の高水準ブロック図を示す。本発
明の等化方式は、このようなディジタルセルラ電話機で
直ちに使用可能である。アンテナ101を通じて受信さ
れた信号は、IF/RF成分ブロック102で受信され
る。このブロック102で、無線周波数から、受信した
信号のベースバンド周波数への変換が実行される。ま
た、このブロックは、アンテナを通じて送信するための
信号を出力する送信器も含むため、ベースバンド周波数
から無線周波数への変換も同様にこのブロック102で
実行される。
【0007】ブロック102からの受信信号はモデム1
10に送られる。モデム110では、ブロック111〜
118によって示されているいくつものディジタル信号
処理機能が実行される。これらの各処理機能は周知であ
り、従来のモデムの一部となっている。
10に送られる。モデム110では、ブロック111〜
118によって示されているいくつものディジタル信号
処理機能が実行される。これらの各処理機能は周知であ
り、従来のモデムの一部となっている。
【0008】モデム110において特に重要な機能に等
化器115がある。等化器115は、ディジタル変調信
号の伝送中に生じたチャネル劣化の補償を行う。この等
化器機能は周知であるが、その複雑さ、電力消費、符号
サイズ(ROMサイズ条件)および記憶メモリサイズ
(RAMサイズ条件)の縮小による性能の改善が所望さ
れており、これは本発明によって実現される。等化器1
15としての使用に適した等化器については図7に示
し、後述する。
化器115がある。等化器115は、ディジタル変調信
号の伝送中に生じたチャネル劣化の補償を行う。この等
化器機能は周知であるが、その複雑さ、電力消費、符号
サイズ(ROMサイズ条件)および記憶メモリサイズ
(RAMサイズ条件)の縮小による性能の改善が所望さ
れており、これは本発明によって実現される。等化器1
15としての使用に適した等化器については図7に示
し、後述する。
【0009】モデム110には音声コーデック121が
接続されている。音声コーデック121は、モデム11
0から受信したディジタル符号化音声をアナログ音声波
形に変える変換およびその逆の変換を実行する。音声コ
ーデック121にはユーザインタフェース122が接続
されており、これはユーザがセルラ電話端末を制御し使
用することを可能にする。
接続されている。音声コーデック121は、モデム11
0から受信したディジタル符号化音声をアナログ音声波
形に変える変換およびその逆の変換を実行する。音声コ
ーデック121にはユーザインタフェース122が接続
されており、これはユーザがセルラ電話端末を制御し使
用することを可能にする。
【0010】図2に、本発明によって、チャネル劣化し
た受信信号に対して等化を行う際の等化器115の動作
を説明する流れ図を示す。最小2乗法を反復使用して実
現される凸集合射影法(POCS法)に基づくプロセス
によって係数適応が実現される。このプロセスはステッ
プ201から開始される。ステップ201で、初期化パ
ラメータ、すなわち、メモリ内の式kの値が0にセット
される。このステップ201から、プロセスはステップ
202に進む。ステップ202で、新しいサンプルが、
新たに所望される信号、すなわち、新たに計算された信
号の推定値とともに入力され、後続の処理ステップのた
めに使用される。ステップ202から、プロセスはステ
ップ203に進む。ステップ203で、前に入力された
値によって形成される式がメモリに入れられる。ステッ
プ204、205、206、およびさらにその中間のス
テップ(図示せず)で、前に記憶した式が新しい係数推
定値によって再計算される。判定207で、プロセス
は、すべての入力サンプルを使用したかどうかを判定す
る。使用していない場合、ステップ208で、k−Bと
いう添字を有する式がメモリから削除され、ステップ2
09で、式kの値が1だけ増加され、プロセスはステッ
プ202から再開される。判定207で、すべての入力
が使用されたと判定された場合、プロセスは終了する。
た受信信号に対して等化を行う際の等化器115の動作
を説明する流れ図を示す。最小2乗法を反復使用して実
現される凸集合射影法(POCS法)に基づくプロセス
によって係数適応が実現される。このプロセスはステッ
プ201から開始される。ステップ201で、初期化パ
ラメータ、すなわち、メモリ内の式kの値が0にセット
される。このステップ201から、プロセスはステップ
202に進む。ステップ202で、新しいサンプルが、
新たに所望される信号、すなわち、新たに計算された信
号の推定値とともに入力され、後続の処理ステップのた
めに使用される。ステップ202から、プロセスはステ
ップ203に進む。ステップ203で、前に入力された
値によって形成される式がメモリに入れられる。ステッ
プ204、205、206、およびさらにその中間のス
テップ(図示せず)で、前に記憶した式が新しい係数推
定値によって再計算される。判定207で、プロセス
は、すべての入力サンプルを使用したかどうかを判定す
る。使用していない場合、ステップ208で、k−Bと
いう添字を有する式がメモリから削除され、ステップ2
09で、式kの値が1だけ増加され、プロセスはステッ
プ202から再開される。判定207で、すべての入力
が使用されたと判定された場合、プロセスは終了する。
【0011】等化問題は以下のベクトル/行列方程式に
よって表現することができる。
よって表現することができる。
【数1】 ただし、dは所望される記号/推定記号(トレーニング
モード/判定モード)のベクトルであり、Xは受信記号
の行列であり、cは等化器係数のベクトルであり、eは
誤差ベクトルである。等価的に、この式は次のように書
くこともできる。
モード/判定モード)のベクトルであり、Xは受信記号
の行列であり、cは等化器係数のベクトルであり、eは
誤差ベクトルである。等価的に、この式は次のように書
くこともできる。
【数2】 ただし、xk Hは、xkの共役転置ベクトルである。線形
トランスバーサル等化器の場合、ベクトルxkは、時刻
kにおいてトランスバーサル・フィルタ内に存在する記
号のセットを表す。パラメータLは、フィルタの処理サ
イズを表し、Nはフィルタのタップ数を表す。等化問題
における任意の隣り合う2つのベクトルxkおよびxk+1
は、フィルタを通してデータをシフトし、新しいデータ
点を供給し、最も古いデータ点を捨てることによって得
られる。式(1)は、幾何学的には交差する超平面の集
合として表すことができる。
トランスバーサル等化器の場合、ベクトルxkは、時刻
kにおいてトランスバーサル・フィルタ内に存在する記
号のセットを表す。パラメータLは、フィルタの処理サ
イズを表し、Nはフィルタのタップ数を表す。等化問題
における任意の隣り合う2つのベクトルxkおよびxk+1
は、フィルタを通してデータをシフトし、新しいデータ
点を供給し、最も古いデータ点を捨てることによって得
られる。式(1)は、幾何学的には交差する超平面の集
合として表すことができる。
【0012】図3は、2次元の場合の交差する超平面の
図形的表示である。この図形的表示は、次式のような、
単純な2係数(タップ)等化器に対する10個の方程式
の集合を表す。
図形的表示である。この図形的表示は、次式のような、
単純な2係数(タップ)等化器に対する10個の方程式
の集合を表す。
【数3】
【0013】等化の作業は、何らかの誤差基準を最小化
するようなcを見つけることである。‖e‖を最小化す
る最小2乗解は次式によって与えられる。
するようなcを見つけることである。‖e‖を最小化す
る最小2乗解は次式によって与えられる。
【数4】
【0014】行列XHXの逆は必ずしも存在しない。す
なわち、データの性質によって不安定になることがあ
る。従って、確かに存在して同時に安定である他の何ら
かの正規化された逆(反転)c=X†dが所望される。
説明するように、POCSに基づく反復法はこの条件を
満たす。
なわち、データの性質によって不安定になることがあ
る。従って、確かに存在して同時に安定である他の何ら
かの正規化された逆(反転)c=X†dが所望される。
説明するように、POCSに基づく反復法はこの条件を
満たす。
【0015】図3に示した10個の方程式のセットのそ
れぞれは、1個の所望サンプル値および2個の入力信号
値から構成されている。理想的には、すべての方程式が
ただ1点で交わるべきであるが、歪みおよびノイズのた
めそうはならない。あらゆる等化法の目標は、図に表さ
れたすべての方程式に共通の解を、一般的に共通の交点
によって得ることである。方程式のセットを検査し解く
プロセスは、図4、図5および図6において0で示した
初期信号推定値から始まり、全方程式が解かれたところ
で終了する軌跡によって表すことができる。異なる等化
法は異なる係数適応法を使用し、その解軌跡も異なる。
れぞれは、1個の所望サンプル値および2個の入力信号
値から構成されている。理想的には、すべての方程式が
ただ1点で交わるべきであるが、歪みおよびノイズのた
めそうはならない。あらゆる等化法の目標は、図に表さ
れたすべての方程式に共通の解を、一般的に共通の交点
によって得ることである。方程式のセットを検査し解く
プロセスは、図4、図5および図6において0で示した
初期信号推定値から始まり、全方程式が解かれたところ
で終了する軌跡によって表すことができる。異なる等化
法は異なる係数適応法を使用し、その解軌跡も異なる。
【0016】次に、図4および図5に、2つの既知の等
化方式に対する解軌跡を示す。これらの図の各方程式は
1つの直線によって表されている。
化方式に対する解軌跡を示す。これらの図の各方程式は
1つの直線によって表されている。
【0017】方程式のセットの確率論的勾配解への簡単
な近似は、次式のようなLMS適応式によって与えられ
る。
な近似は、次式のようなLMS適応式によって与えられ
る。
【数5】
【0018】この方法の主な問題点は、収束が遅いこと
である。LMS法では、すべてのデータベクトルxkお
よび対応する方程式すなわち超平面は、解に到達するま
でに1度しか使用されない。
である。LMS法では、すべてのデータベクトルxkお
よび対応する方程式すなわち超平面は、解に到達するま
でに1度しか使用されない。
【0019】雑誌Digital Signal Processing、第2巻
第14〜26ページ(1992年)のジェー.エフ.ド
ハーティ(J. F. Doherty)他の論文「正規化適応フィル
タリングに対する高速な方法」では、正規化されたLM
Sに基づく反復法が研究されている。ドハーティは、ブ
ロック処理のように、同じ方程式のセットに対してLM
S適応を反復して使用することを提案している。これ
は、適当な添字の指定により、次式によって表すことが
できる。
第14〜26ページ(1992年)のジェー.エフ.ド
ハーティ(J. F. Doherty)他の論文「正規化適応フィル
タリングに対する高速な方法」では、正規化されたLM
Sに基づく反復法が研究されている。ドハーティは、ブ
ロック処理のように、同じ方程式のセットに対してLM
S適応を反復して使用することを提案している。これ
は、適当な添字の指定により、次式によって表すことが
できる。
【数6】 ここで、j=(mod)iであり、添字変化の列はi=
1,...,L×Iに対して(i,j)によって指定さ
れる。ただし、Iは1つの方程式が再使用される回数で
ある。方程式の再使用のしかたを図5に示す。この図
は、すべての方程式直線を複数回通る等化方式を示して
いる。理解されるように、いずれの方程式(直線)も、
すべての方程式を1度通過した後にのみ次に再び通過す
る。図4の等化方式と比較すれば、図5の等化方式によ
り方程式のセットに対するより良い解が得られている。
(最終解が交点に近いほど、最終解は良い。)
1,...,L×Iに対して(i,j)によって指定さ
れる。ただし、Iは1つの方程式が再使用される回数で
ある。方程式の再使用のしかたを図5に示す。この図
は、すべての方程式直線を複数回通る等化方式を示して
いる。理解されるように、いずれの方程式(直線)も、
すべての方程式を1度通過した後にのみ次に再び通過す
る。図4の等化方式と比較すれば、図5の等化方式によ
り方程式のセットに対するより良い解が得られている。
(最終解が交点に近いほど、最終解は良い。)
【0020】次に図6に、反復ルーチンで動作し、計算
量が少ない係数適応しか必要としない、本発明による等
化方式の図形的表示を示す。この等化方式は、プロセス
において、いついくつの方程式を再使用するかを指定す
る。このPOCSに基づく反復プロセスの解析的表式は
次の通りである。
量が少ない係数適応しか必要としない、本発明による等
化方式の図形的表示を示す。この等化方式は、プロセス
において、いついくつの方程式を再使用するかを指定す
る。このPOCSに基づく反復プロセスの解析的表式は
次の通りである。
【数7】
【数8】
【0021】このプロセスで、ルックバック深さを定義
するパラメータBが導入されている。特に、これは、新
しい方程式(データ点)を使用する前に、前の方程式を
いくつ通過して反復係数計算のために使用したかを指定
する。このプロセスの解軌跡を図6の図形的表示中に示
す。このプロセスは、図2の流れ図のルーチンによって
実行可能である。
するパラメータBが導入されている。特に、これは、新
しい方程式(データ点)を使用する前に、前の方程式を
いくつ通過して反復係数計算のために使用したかを指定
する。このプロセスの解軌跡を図6の図形的表示中に示
す。このプロセスは、図2の流れ図のルーチンによって
実行可能である。
【0022】本発明の等化方式は、ドハーティ他の前掲
論文に記載されたブロック処理方式の再帰的かつ適応的
な改良である。巡回等化を扱った他の関連する仕事は、
ケー.エイチ.ミュラー(K. H. Mueller)他、「巡回等
化:同期データ通信のための新しい急速収束等化技
術」、The Bell System Technical Journal、第534
巻第369〜406ページ(1975年2月)に報告さ
れている。
論文に記載されたブロック処理方式の再帰的かつ適応的
な改良である。巡回等化を扱った他の関連する仕事は、
ケー.エイチ.ミュラー(K. H. Mueller)他、「巡回等
化:同期データ通信のための新しい急速収束等化技
術」、The Bell System Technical Journal、第534
巻第369〜406ページ(1975年2月)に報告さ
れている。
【0023】本発明によれば、等化方程式を解く際に、
POCSに基づく方式によって効果的に正規化された逆
を求め、階数が小さくたちの悪い行列の逆を求めること
に関連する最小2乗解の問題を回避する。ディ.シー.
ユーラ(D. C. Youla)他、「凸射影の方法による画像復
元、第1部:理論」、IEEE Trans. Medical Imaging,Vo
l. MI、第81〜94ページ(1982年10月)に
は、POCSに基づく等化が、正規化された反復擬反転
形式で表せることが示されている。
POCSに基づく方式によって効果的に正規化された逆
を求め、階数が小さくたちの悪い行列の逆を求めること
に関連する最小2乗解の問題を回避する。ディ.シー.
ユーラ(D. C. Youla)他、「凸射影の方法による画像復
元、第1部:理論」、IEEE Trans. Medical Imaging,Vo
l. MI、第81〜94ページ(1982年10月)に
は、POCSに基づく等化が、正規化された反復擬反転
形式で表せることが示されている。
【0024】これは以下のように表される。
【数9】 ただし、
【数10】 および
【数11】 である。ここで、V=B+1である。
【0025】さらに計算を進めると、これらの式の表示
は、ケイ.タナベ(K. Tanabe)、「特異系の線形方程式
を解くための射影法とその応用」、第17巻第203〜
214ページ(1971年)に記載されているような擬
反転形式になる。この形式は次式のとおりである。
は、ケイ.タナベ(K. Tanabe)、「特異系の線形方程式
を解くための射影法とその応用」、第17巻第203〜
214ページ(1971年)に記載されているような擬
反転形式になる。この形式は次式のとおりである。
【数12】 これは、特異値
【数13】 を有する。POCSプロセスは、反復指数lを通じて正
規化される。小さい特異値は逓減的に反転され、0特異
値は0へ反転される。特異値が小さいほど、それだけ減
衰される。データ構造は収束性に影響しない。
規化される。小さい特異値は逓減的に反転され、0特異
値は0へ反転される。特異値が小さいほど、それだけ減
衰される。データ構造は収束性に影響しない。
【0026】図7は、本発明の原理に従って動作可能な
等化器の図である。この等化器の構造は判定フィードバ
ック型である。本発明の適応技術の目的は、等化器の入
力においてライン701に供給される入力ディジタル信
号(x)が、出力ライン702上の出力ディジタル信号
(y)として出力される前に、チャネル劣化が補償され
るように係数を適応させることである。タイムステップ
ごとに、入力信号はタップ703、704、705を1
度に1つずつ伝搬する。タップ703、704、705
は記号時間Tの一部(T/fに等しい)だけ信号を遅延
させる(T/fを有することにより、この等化器は分数
離間判定フィードバック等化器となる)。各時刻ごと
に、ノード706、707、708および709に現れ
る信号サンプルはそれぞれ乗算器710、711、71
2および713において係数値C1、C2、C3および
C4と乗算され、加算器714で加算される。同時に、
rで表された、出力702の信号(判定モードの場
合)、または、スイッチ729によって選択される信号
d(トレーニングモードの場合)は、乗算器723で係
数値C5と乗算されるか、または、タップ721を通っ
て伝搬し、乗算器722で係数値C6と乗算される。続
いてこれらの2つの信号は加算器724で加算される。
加算器714および724の出力は、信号サンプル期間
Tごとに1度ずつ、加算器725で加算される。検出器
726で、信号は適当なしきい値によって検出される。
検出器の出力は出力信号yである。
等化器の図である。この等化器の構造は判定フィードバ
ック型である。本発明の適応技術の目的は、等化器の入
力においてライン701に供給される入力ディジタル信
号(x)が、出力ライン702上の出力ディジタル信号
(y)として出力される前に、チャネル劣化が補償され
るように係数を適応させることである。タイムステップ
ごとに、入力信号はタップ703、704、705を1
度に1つずつ伝搬する。タップ703、704、705
は記号時間Tの一部(T/fに等しい)だけ信号を遅延
させる(T/fを有することにより、この等化器は分数
離間判定フィードバック等化器となる)。各時刻ごと
に、ノード706、707、708および709に現れ
る信号サンプルはそれぞれ乗算器710、711、71
2および713において係数値C1、C2、C3および
C4と乗算され、加算器714で加算される。同時に、
rで表された、出力702の信号(判定モードの場
合)、または、スイッチ729によって選択される信号
d(トレーニングモードの場合)は、乗算器723で係
数値C5と乗算されるか、または、タップ721を通っ
て伝搬し、乗算器722で係数値C6と乗算される。続
いてこれらの2つの信号は加算器724で加算される。
加算器714および724の出力は、信号サンプル期間
Tごとに1度ずつ、加算器725で加算される。検出器
726で、信号は適当なしきい値によって検出される。
検出器の出力は出力信号yである。
【0027】係数は係数適応プロセッサブロック728
で計算される。このプロセッサブロック728は、RO
M、RAMを含むマイクロコンピュータを使用し、適当
なコーディングを用いて実現可能である。このようなマ
イクロコンピュータは当業者に周知であり、シグネティ
クス、インテル、AMDおよびAT&Tのような半導体
メーカから容易に入手可能である。
で計算される。このプロセッサブロック728は、RO
M、RAMを含むマイクロコンピュータを使用し、適当
なコーディングを用いて実現可能である。このようなマ
イクロコンピュータは当業者に周知であり、シグネティ
クス、インテル、AMDおよびAT&Tのような半導体
メーカから容易に入手可能である。
【0028】プロセッサブロック728への入力は、ブ
ロック727から得られる測定された推定値誤差信号
e、ノード706、707、708、709、731お
よび732に現在存在する信号xのセット、ならびに、
信号rである。等化のトレーニングモードで動作中は、
信号rは既知のトレーニング信号dに等しく、所定数の
記号の間、等化器への入力として供給される。例えば、
米国ディジタルセルラ通信システム(IS−54)で
は、トレーニング期間は14記号長である。等化の判定
モードで動作中は、信号rは等化器の出力の推定信号y
に等しい。プロセスブロック728では、図2の流れ図
に指定され、さらに、式(7)で定義されるPOCS法
を使用して詳細に指定されたように、係数値が計算され
る。係数値の計算後、それらの値は乗算器710、71
1、712、713、722および723で使用され
る。この手順は、ライン701に新しい入力サンプルx
が現れるごとに反復される。
ロック727から得られる測定された推定値誤差信号
e、ノード706、707、708、709、731お
よび732に現在存在する信号xのセット、ならびに、
信号rである。等化のトレーニングモードで動作中は、
信号rは既知のトレーニング信号dに等しく、所定数の
記号の間、等化器への入力として供給される。例えば、
米国ディジタルセルラ通信システム(IS−54)で
は、トレーニング期間は14記号長である。等化の判定
モードで動作中は、信号rは等化器の出力の推定信号y
に等しい。プロセスブロック728では、図2の流れ図
に指定され、さらに、式(7)で定義されるPOCS法
を使用して詳細に指定されたように、係数値が計算され
る。係数値の計算後、それらの値は乗算器710、71
1、712、713、722および723で使用され
る。この手順は、ライン701に新しい入力サンプルx
が現れるごとに反復される。
【0029】ドハーティによって提案されたRAP法
と、本発明によるここに開示した方法との相違は、単に
図5と図6を比較することによって見ることができる。
本発明の長所となる相違点が多くあるので、本発明の改
良された等化技術の利点を強調するために以下に説明す
る。第1に、POCS法は、反復手順のあらゆるステッ
プですべての方程式を再使用する必要がない。第2に、
POCS法ではほんの少しの以前の方程式しか再使用す
る必要がないため、すべての方程式をメモリに記憶する
必要がない。POCS法においてメモリに記憶しなけれ
ばならない方程式の数は、ルックバック深さBによって
決定される。重要なことは、再使用する必要がある方程
式を記憶するのに必要なメモリは一般の場合L/Bに等
しいことである。特に、米国ディジタルセルラIS−5
4の場合、POCS法で記憶する必要のある方程式数は
RAP法で必要なメモリの約2分の1である。第3に、
POCS法はルックバック深さパラメータの選択および
適応的変化において柔軟性がある。POCS法は、シス
テムの信号推定誤差の測定に基づいてルックバック深さ
パラメータの値を適応させ、プロトコルのフレーム構造
によって必要とされるのとほぼ同時に収束を完了するこ
とができる。これは、むだな計算がないことを保証す
る。特に、米国ディジタルセルラIS−54の場合、P
OCSによる収束は、等化器のトレーニングモードで使
用される約14記号で完了することができる。
と、本発明によるここに開示した方法との相違は、単に
図5と図6を比較することによって見ることができる。
本発明の長所となる相違点が多くあるので、本発明の改
良された等化技術の利点を強調するために以下に説明す
る。第1に、POCS法は、反復手順のあらゆるステッ
プですべての方程式を再使用する必要がない。第2に、
POCS法ではほんの少しの以前の方程式しか再使用す
る必要がないため、すべての方程式をメモリに記憶する
必要がない。POCS法においてメモリに記憶しなけれ
ばならない方程式の数は、ルックバック深さBによって
決定される。重要なことは、再使用する必要がある方程
式を記憶するのに必要なメモリは一般の場合L/Bに等
しいことである。特に、米国ディジタルセルラIS−5
4の場合、POCS法で記憶する必要のある方程式数は
RAP法で必要なメモリの約2分の1である。第3に、
POCS法はルックバック深さパラメータの選択および
適応的変化において柔軟性がある。POCS法は、シス
テムの信号推定誤差の測定に基づいてルックバック深さ
パラメータの値を適応させ、プロトコルのフレーム構造
によって必要とされるのとほぼ同時に収束を完了するこ
とができる。これは、むだな計算がないことを保証す
る。特に、米国ディジタルセルラIS−54の場合、P
OCSによる収束は、等化器のトレーニングモードで使
用される約14記号で完了することができる。
【0030】本発明の等化器の性質は次に列挙するとお
りである。 ・等化器係数の収束が速い(RLS収束と同等)。 ・計算量の少ない係数適応(LMS法と同等か、LMS
法から線形に増大)。 ・ディジタル処理またはASIC実装における低い電力
消費。 ・固定点実現に対する数値的安定性。 ・最小のプログラムコードサイズ(LMS法と同じ)。 ・最小のRAMメモリサイズ。 ・等化器の計算量の制御可能性。
りである。 ・等化器係数の収束が速い(RLS収束と同等)。 ・計算量の少ない係数適応(LMS法と同等か、LMS
法から線形に増大)。 ・ディジタル処理またはASIC実装における低い電力
消費。 ・固定点実現に対する数値的安定性。 ・最小のプログラムコードサイズ(LMS法と同じ)。 ・最小のRAMメモリサイズ。 ・等化器の計算量の制御可能性。
【0031】本発明の技術を米国ディジタルセルラ通信
システム(IS−54)に応用し、その性能を確認し
た。このシステムで動作させたときの性能の結果を図
8、図9および図10に示す。このシステムで使用した
変調は(π/4)DQPSKであり、ビット速度は4
8.6kb/sであり、記号速度は24.3kbaud
である。マルチパス・レイリー・フェージング・チャネ
ルを使用した。ここで、許容ドップラー拡散は80Hz
までであり、マルチパス成分間の分離は1記号時間まで
であって41マイクロ秒に等しいとした。受信器では、
自動利得制御と、必要なときにベースバンドキャリア回
復を使用した。
システム(IS−54)に応用し、その性能を確認し
た。このシステムで動作させたときの性能の結果を図
8、図9および図10に示す。このシステムで使用した
変調は(π/4)DQPSKであり、ビット速度は4
8.6kb/sであり、記号速度は24.3kbaud
である。マルチパス・レイリー・フェージング・チャネ
ルを使用した。ここで、許容ドップラー拡散は80Hz
までであり、マルチパス成分間の分離は1記号時間まで
であって41マイクロ秒に等しいとした。受信器では、
自動利得制御と、必要なときにベースバンドキャリア回
復を使用した。
【0032】図8に、RLS係数適応法に基づく等化器
と、本発明のPOCS係数適応法に基づく等化器との収
束速度についての性能比較を示す。横軸の値は時間であ
り、縦軸の値は誤差信号eの大きさである。この図に示
されているように、誤差の極大値はRLS法とPOCS
法とで相違する。この図は、通信チャネルおよび関連す
るモデムブロックをシミュレートすることによって得ら
れたものである。このシミュレーションで、チャネルの
ドップラー拡散は10Hzに等しく、マルチパス特性
は、第2パスが第1マルチパス成分から1/8記号だけ
離れ、等しい平均電力を有するようなものである。観察
されるように、RLSに基づく等化器およびPOCSに
基づく等化器が14記号長のトレーニングモードに入っ
ているピークの時間(ここで係数が収束する)は、ほぼ
等しい。これによって、POCSに基づく等化が所望の
収束速度を達成していることが確認される。
と、本発明のPOCS係数適応法に基づく等化器との収
束速度についての性能比較を示す。横軸の値は時間であ
り、縦軸の値は誤差信号eの大きさである。この図に示
されているように、誤差の極大値はRLS法とPOCS
法とで相違する。この図は、通信チャネルおよび関連す
るモデムブロックをシミュレートすることによって得ら
れたものである。このシミュレーションで、チャネルの
ドップラー拡散は10Hzに等しく、マルチパス特性
は、第2パスが第1マルチパス成分から1/8記号だけ
離れ、等しい平均電力を有するようなものである。観察
されるように、RLSに基づく等化器およびPOCSに
基づく等化器が14記号長のトレーニングモードに入っ
ているピークの時間(ここで係数が収束する)は、ほぼ
等しい。これによって、POCSに基づく等化が所望の
収束速度を達成していることが確認される。
【0033】図9に、RLS係数適応法に基づく等化器
の収束速度と、本発明のPOCS係数適応法に基づく等
化器の収束速度との比較を示す。横軸の値は時間であ
り、縦軸の値は誤差信号eの大きさである。この図は、
通信チャネルおよび関連するモデムブロックをシミュレ
ートすることによって得られたものである。このシミュ
レーションで、チャネルのドップラー拡散は15Hzに
等しく、マルチパス特性は、第2パスが第1マルチパス
成分から1/4記号だけ離れ、等しい平均電力を有する
ようなものである。観察されるように、これらの等化器
が収束しているピークの時間は、ほぼ等しい。これによ
って、POCSに基づく等化が、上述のチャネル条件下
で所望の収束速度を達成していることが確認される。ま
た、POCSはRLSと同等に急速に収束すること、お
よび、POCSでは、図示されているように、極端に低
い誤差の値が生じないことがわかる。これは、POCS
法がより安定であることを示唆するものである。
の収束速度と、本発明のPOCS係数適応法に基づく等
化器の収束速度との比較を示す。横軸の値は時間であ
り、縦軸の値は誤差信号eの大きさである。この図は、
通信チャネルおよび関連するモデムブロックをシミュレ
ートすることによって得られたものである。このシミュ
レーションで、チャネルのドップラー拡散は15Hzに
等しく、マルチパス特性は、第2パスが第1マルチパス
成分から1/4記号だけ離れ、等しい平均電力を有する
ようなものである。観察されるように、これらの等化器
が収束しているピークの時間は、ほぼ等しい。これによ
って、POCSに基づく等化が、上述のチャネル条件下
で所望の収束速度を達成していることが確認される。ま
た、POCSはRLSと同等に急速に収束すること、お
よび、POCSでは、図示されているように、極端に低
い誤差の値が生じないことがわかる。これは、POCS
法がより安定であることを示唆するものである。
【0034】図10に、RLS係数適応法に基づく等化
器の収束速度と、本発明のPOCS係数適応法に基づく
等化器の収束速度との比較を示す。横軸の値は時間であ
り、縦軸の値は誤差信号eの大きさである。この図で注
意すべきことであるが、誤差の極大値はRLS法とPO
CS法とで相違する。この図は、通信チャネルおよび関
連するモデムブロックをシミュレートすることによって
得られたものである。このシミュレーションで、チャネ
ルのドップラー拡散は30Hzに等しく、マルチパス特
性は、第2パスが第1マルチパス成分から3/7記号だ
け離れ、等しい平均電力を有するようなものである。観
察されるように、これらの等化器が収束しているピーク
の時間は、ほぼ等しい。これによって、POCSに基づ
く等化が、上述のチャネル条件下で所望の収束速度を達
成していることが確認される。
器の収束速度と、本発明のPOCS係数適応法に基づく
等化器の収束速度との比較を示す。横軸の値は時間であ
り、縦軸の値は誤差信号eの大きさである。この図で注
意すべきことであるが、誤差の極大値はRLS法とPO
CS法とで相違する。この図は、通信チャネルおよび関
連するモデムブロックをシミュレートすることによって
得られたものである。このシミュレーションで、チャネ
ルのドップラー拡散は30Hzに等しく、マルチパス特
性は、第2パスが第1マルチパス成分から3/7記号だ
け離れ、等しい平均電力を有するようなものである。観
察されるように、これらの等化器が収束しているピーク
の時間は、ほぼ等しい。これによって、POCSに基づ
く等化が、上述のチャネル条件下で所望の収束速度を達
成していることが確認される。
【0035】表1に、POCS法と他の等化法との比較
の要約を示す。この表に、計算量の少なさ、電力節約お
よびメモリ条件に関するPOCSの長所が示されてい
る。この表は、およその計算量、RAMメモリ条件およ
びコードサイズ(ROMメモリ)条件を示している。L
MS処理条件は、RAMメモリサイズおよびコードサイ
ズの参照点としてとられている。括弧内の値は、RAP
およびPOCSの正規化版(本明細書で説明したもの)
に関するものである。
の要約を示す。この表に、計算量の少なさ、電力節約お
よびメモリ条件に関するPOCSの長所が示されてい
る。この表は、およその計算量、RAMメモリ条件およ
びコードサイズ(ROMメモリ)条件を示している。L
MS処理条件は、RAMメモリサイズおよびコードサイ
ズの参照点としてとられている。括弧内の値は、RAP
およびPOCSの正規化版(本明細書で説明したもの)
に関するものである。
【0036】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、等
化器係数の収束が速く、係数適応の際の計算量が少な
く、電力消費が低く、数値的安定性が高く、プログラム
コードサイズが小さく、RAMメモリサイズが小さく、
等化器の計算量の制御可能性がある等化方法が実現され
る。
化器係数の収束が速く、係数適応の際の計算量が少な
く、電力消費が低く、数値的安定性が高く、プログラム
コードサイズが小さく、RAMメモリサイズが小さく、
等化器の計算量の制御可能性がある等化方法が実現され
る。
【図1】セルラ電話機のようなディジタル受信器内で実
行される機能のブロック図である。
行される機能のブロック図である。
【図2】基本POCS等化動作の流れ図である。
【図3】2次元の場合の等化器方程式の超平面表示であ
る。
る。
【図4】方程式のセットのLMSに基づく反復解の図で
ある。
ある。
【図5】方程式のセットのドハーティ(RAP)に基づ
く反復解の図である。
く反復解の図である。
【図6】方程式のセットのPOCSに基づく反復解の図
である。
である。
【図7】分数離間判定フィードバック等化器の図であ
る。
る。
【図8】さまざまな等化方式間の収束速度に関する性能
比較の図である。
比較の図である。
【図9】さまざまな等化方式間の収束速度に関する性能
比較の図である。
比較の図である。
【図10】さまざまな等化方式間の収束速度に関する性
能比較の図である。
能比較の図である。
101 アンテナ 102 IF/RF成分ブロック 110 モデム 115 等化器 121 音声コーデック 122 ユーザインタフェース 701 入力 702 出力 703 タップ 704 タップ 705 タップ 710 乗算器 711 乗算器 712 乗算器 713 乗算器 714 加算器 721 タップ 722 乗算器 723 乗算器 724 加算器 725 加算器 726 検出器 728 係数適応プロセッサ 729 スイッチ
【表1】
Claims (11)
- 【請求項1】 受信信号のチャネル信号劣化を補正する
等化方法において、 (A) 受信信号をサンプリングするステップと、 (B) 前記ステップにより得られた複数の受信信号サ
ンプルから、等化器で使用される係数を決定するのに使
用される共通値解を表す方程式を生成するステップと、 (C) 前記方程式のセットの1つを繰り返し検査する
ステップと、 この検査ステップは、そのセット内の前に検査された方
程式からなるサブセット内の1つが再検査された後の
み、新たな方程式を検査する、 (D) 受信信号で、等化器内の係数の適応型収束を達
成する為に、係数を繰り返し計算するステップと からなることを特徴とする受信信号の等化方法。 - 【請求項2】 前記(C)ステップは、前記サブセット
内で再検査中の方程式の数を前記サブセット内の方程式
の数Nに制限するステップを含み、ここで数Nは、サブ
セット内のN個の最後に検査された方程式の数であるこ
とを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項3】 前記(B)ステップは、前記受信信号サ
ンプルと組合わせる為に、複数のトレーニング信号サン
プルを提供するトレーニング信号を提供するステップを
含むことを特徴とする請求項2の方法。 - 【請求項4】 前記受信信号内の受信信号サンプルは、
トレーニング信号内に提供される信号サンプルに等しい
係数により調整されることにより、チャネル劣化が補償
されることを特徴とする請求項3の方法。 - 【請求項5】 前記(B)ステップは、前記受信信号内
の劣化を補償する際、係数の適応型収束の特定レベル提
供するのに必要な収束速度を表す振幅を有する誤差信号
を提供するステップを有することを特徴とする請求項2
の方法。 - 【請求項6】 誤差信号の振幅の変化に応答して、数N
を変更するステップをさらに有することを特徴とする請
求項2の方法。 - 【請求項7】 前記数Nを変更するステップは、係数の
適応型収束の特定レベルの達成に必要な収束速度は速い
時は、数Nを増加し、係数の適応型収束の特定レベルの
達成に必要な収束速度は遅い時は、数Nを減少すること
を特徴とする請求項6の方法。 - 【請求項8】 前に検査された方程式のサブセットの決
定に使用されるルックバック深さのパラメータBの最初
の値を選択するステップを更に有し、 このパラメータBの選択された選択は、係数の適応型収
束のある選択されたレベルを受信信号で達成するに十分
なレベルを意味するすることを特徴とする請求項1の方
法。 - 【請求項9】 受信信号で、係数の適応型収束の特定レ
ベルを表す誤差信号を提供するステップと、 この誤差信号値の変化に応答して、パラメータBの後続
の値を選択するステップと、 を更に有し、 この誤差信号の変化は、受信信号の劣化の変化を表し、 パラメータBの選択された選択は、係数の適応型収束の
ある選択されたレベルを受信信号で達成するに十分なレ
ベルを意味するすることを特徴とする請求項8の方法。 - 【請求項10】 前記パラメータBの値を、信号の劣化
を補償する係数の適応型収束のレベルが速い時は、増加
し、信号の劣化を補償する係数の適応型収束のレベルが
遅い時は、減少することを特徴とする請求項6の方法。 - 【請求項11】 前記(C)ステップは、前記サブセッ
ト内で再検査中の方程式の数を前記サブセット内の方程
式の数Nに制限するステップを含み、ここで数Nは、サ
ブセット内のN個の最後に検査された方程式を表すパラ
メータBの割当てられた値を表すことを特徴とする請求
項10の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US035860 | 1993-03-23 | ||
| US08/035,860 US5448590A (en) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | Equalization technique for compensating for degradation to the transmission of digitally modulated signals |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH077461A true JPH077461A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=21885225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6075486A Pending JPH077461A (ja) | 1993-03-23 | 1994-03-23 | 受信信号の等化方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5448590A (ja) |
| EP (1) | EP0617521A3 (ja) |
| JP (1) | JPH077461A (ja) |
| CA (1) | CA2119625C (ja) |
| SG (1) | SG43765A1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| US5608728A (en) * | 1995-04-13 | 1997-03-04 | Lancity Corp. | System and method for equalization of forward and reverse channels of a communication network system |
| US5648983A (en) * | 1995-04-24 | 1997-07-15 | Lucent Technologies Inc. | CDMA rake receiver with sub-chip resolution |
| US5677951A (en) * | 1995-06-19 | 1997-10-14 | Lucent Technologies Inc. | Adaptive filter and method for implementing echo cancellation |
| US5809065A (en) * | 1996-02-20 | 1998-09-15 | Usa Digital Radio Partners, L.P. | Method and apparatus for improving the quality of AM compatible digital broadcast system signals in the presence of distortion |
| US5898732A (en) * | 1996-02-20 | 1999-04-27 | Usa Digital Radio Partners, L.P. | Data service channel provision for an AM compatible broadcast system |
| US5703954A (en) * | 1996-02-20 | 1997-12-30 | Usa Digital Radio Partners, L.P. | Method and apparatus for improving the quality of AM compatible digital broadcast system signals in the presence of distortion |
| FR2754125B1 (fr) * | 1996-09-30 | 2004-07-09 | Sc Reprosol | Dispositif et procede d'egalisation vectorielle d'un signal ofdm |
| US5930687A (en) * | 1996-09-30 | 1999-07-27 | Usa Digital Radio Partners, L.P. | Apparatus and method for generating an AM-compatible digital broadcast waveform |
| US6128334A (en) * | 1997-02-21 | 2000-10-03 | Usa Digital Radio, Inc. | Receiver addressable AM compatible digital broadcast system |
| US5878089A (en) * | 1997-02-21 | 1999-03-02 | Usa Digital Radio Partners, L.P. | Coherent signal detector for AM-compatible digital audio broadcast waveform recovery |
| US6078573A (en) * | 1997-04-11 | 2000-06-20 | Research Foundation Of State University Of New York | Circuitry and method for demodulating code division multiple access (CDMA) signals |
| EP1371200B1 (en) | 2001-03-01 | 2011-10-12 | Broadcom Corporation | Compensation of distortion due to channel and to receiver, in a parallel transmission system |
| US7113540B2 (en) * | 2001-09-18 | 2006-09-26 | Broadcom Corporation | Fast computation of multi-input-multi-output decision feedback equalizer coefficients |
| KR100556401B1 (ko) * | 2003-12-04 | 2006-03-03 | 엘지전자 주식회사 | Vsb 수신 시스템의 등화 장치 |
| US8612502B2 (en) * | 2007-03-21 | 2013-12-17 | Qualcomm Incorporated | Simplified equalization for correlated channels in OFDMA |
| US8711916B2 (en) * | 2007-07-27 | 2014-04-29 | Intel Corporation | Tap initialization of equalizer based on estimated channel impulse response |
| US20090168856A1 (en) * | 2007-12-28 | 2009-07-02 | Khurram Muhammad | System and Method for Adaptive Equalization of In-Package Signals |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0387813B1 (en) * | 1989-03-13 | 1997-06-25 | Sony Corporation | Automatic equalizer |
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