JPH0774638A - A−d変換器 - Google Patents

A−d変換器

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JPH0774638A
JPH0774638A JP21664293A JP21664293A JPH0774638A JP H0774638 A JPH0774638 A JP H0774638A JP 21664293 A JP21664293 A JP 21664293A JP 21664293 A JP21664293 A JP 21664293A JP H0774638 A JPH0774638 A JP H0774638A
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circuit
voltage
power supply
supply voltage
selection
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JP21664293A
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Inventor
Michiaki Kuroiwa
通明 黒岩
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低電源電圧を用いてもA−D変換精度の低下
を招来することのないA−D変換器を得る。 【構成】 電源電圧を昇圧回路により昇圧し、選択回路
の選択スイッチング手段とチョッパ型アンプの入力切替
スイッチング手段とに供給される制御信号を上記昇圧回
路で昇圧して得た昇圧電源電圧を基にレベル変換回路に
よりレベル変換するA−D変換器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電源電圧の変動によ
るA/D変換精度の低下を抑制し、電源電圧の変動に対
する信頼性を向上させたA−D変換器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9は、逐次近似方式により上位ビット
からA/D変換値が決定される2ビットの従来のA−D
変換器の構成を示す回路図である。図において1はディ
ジタル値に変換されるアナログ電圧が入力されるアナロ
グ電圧入力端子、2は基準電圧Vrefから分圧電圧を
生成し出力する抵抗ラダー回路である。3は抵抗ラダー
回路2により生成された分圧電圧のうちから1つを選択
する選択回路であり、トランスミッションゲート4,
5,6から構成されている。7はチョッパ型アンプであ
り、入力切替用のトランスミッションゲート8,9とイ
ンバータ回路11の入力側に挿入されたコンデンサ10
とインバータ回路11に並列接続されたトランスミッシ
ョンゲート12から構成されている。13は制御回路
(制御手段)であり、トランスミッションゲート4のゲ
ート端子に供給する制御信号J0、トランスミッション
ゲート5のゲート端子に供給する制御信号J1、トラン
スミッションゲート6のゲート端子に供給する制御信号
J2、トランスミッションゲート8とトランスミッショ
ンゲート9のゲート端子に供給する制御信号b,b-
(以下、信号bのインバートされた信号をいう)を出力
し、トランスミッションゲート4,5,6,8,9,1
2のオン/オフを制御する。なお、トランスミッション
ゲ−ト4,5,6,18,9,12は、Nチャネルトラ
ンジスタとPチャネルトランジスタとで構成されてい
る。
【0003】図10は、上述したA−D変換器の動作を
示すタイミングチャートであり、区間「I」は上位1ビ
ットのディジタル値が決定される期間、区間「II」は下
位1ビットのディジタル値が決定される期間を示してい
る。
【0004】次に、アナログ電圧入力端子1から入力さ
れるアナログ電圧レベルVaがVL1>Va>VL2の
ときのA−D変換動作について説明する。まず、図10
のタイミングチャートにおける区間「I」において制御
信号bが制御回路13から出力されると、チョッパ型ア
ンプ7のトランスミッションゲート8とトランスミッシ
ョンゲート12は導通状態となる。この結果、c点の電
位はインバータ回路11の閾値電圧VTHA付近にな
り、インバータ回路11の閾値電圧とアナログ電圧レベ
ルVaの差電圧により電荷がコンデンサ10に充電され
る。
【0005】この状態で次に、制御信号bが反転し、制
御信号b- がトランスミッションゲート9に供給され
る。また、このときトランスミッションゲート5のゲー
ト端子には制御信号J1が供給されている。この結果、
トランスミッションゲート8とトランスミッションゲー
ト12は非導通状態、トランスミッションゲート9は導
通状態となる。また選択回路3のトランスミッションゲ
ート5も導通状態となっている。トランスミッションゲ
ート5が導通していない状態では、コンデンサ10には
制御信号bが‘H’レベルのときに充電された電荷が保
存されているため、トランスミッションゲート5が導通
するとa点の電位(分圧電圧VL1)とアナログ電圧レ
ベルVaの大きさの大小に応じてc点の電位は上昇ある
いは下降する。a点の電位がアナログ電圧レベルVaよ
り大きいと図10の(ニ)に示すようにc点の電位が上
昇する。この結果、インバータ回路11の出力は‘L’
レベルになり、A/D変換値の上位ビットには「0」が
設定される。
【0006】次の区間「II」では、制御回路13から図
10の(ハ)に示す制御信号J2がトランスミッション
ゲート6のゲート端子に供給される。また、制御信号b
さらに制御信号b- が供給され、前記区間「I」と同様
な動作により今度はアナログ電圧レベルVaが分圧電圧
VL2と比較され、Va>VL2であるからc点の電位
は上昇することなく、制御信号bが‘L’レベルに変化
した直後(制御信号b- は‘H’レベルに変化する)に
図10の(ホ)に示すような‘H’レベルの信号がイン
バータ回路11から出力され、A/D変換値の下位ビッ
トには「1」が設定される。このようにして、アナログ
電圧入力端子1に供給された電圧レベルVa(VL1>
Va>VL2)は「0,1」のディジタル値にA/D変
換される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のA−D変換器は
以上のように構成されているので、電源電圧が低くなる
と、トランスミッションゲートにおけるチャネル抵抗値
の上昇やチョッパ型アンプ7の増幅率の低下などによ
り、A/D変換精度が低下する問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、低い電源電圧に対してA/D変
換精度の低下を招来することのない信頼性を向上させた
A−D変換器を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るA
−D変換器は、電源電圧を昇圧回路により昇圧し、選択
回路の選択スイッチング手段とチョッパ型アンプの入力
切替スイッチング手段とに供給される制御信号を、上記
昇圧回路により昇圧して得た昇圧電源電圧を基にレベル
変換回路によりレベル変換するようにしたものである。
【0010】請求項2の発明に係るA−D変換器は、チ
ョッパ型アンプ以外の他の回路または手段が備えるトラ
ンジスタの閾値より低い閾値のトランジスタによりチョ
ッパ型アンプを構成するようにしたものである。
【0011】請求項3の発明に係るA−D変換器は、電
源電圧を昇圧回路により昇圧し、選択回路の選択スイッ
チング手段の中で上記電源電圧の1/2のレベルの電圧
信号をスイッチングする選択スイッチング手段とチョッ
パ型アンプの入力切替スイッチング手段とに供給される
制御信号を、上記昇圧回路により昇圧して得た昇圧電源
電圧を基にレベル変換回路によりレベル変換すると共
に、他の回路または手段が備えるトランジスタより低い
閾値のトランジスタにより上記チョッパ型アンプを構成
するようにしたものである。
【0012】請求項4の発明に係るA−D変換器は、電
源電圧の低下を電圧低下検出回路により検出し、昇圧回
路により上記電源電圧を昇圧し昇圧電源電圧を生成し、
選択回路の選択スイッチング手段の中で上記電源電圧の
1/2のレベルの電圧信号をスイッチングする選択スイ
ッチング手段と上記チョッパ型アンプの入力切替スイッ
チング手段とに供給される制御信号をレベル変換回路に
よりレベル変換し、上記電圧低下検出回路の検出出力を
基に電源電圧切替回路により上記レベル変換回路に供給
される電源電圧を上記電源電圧あるいは上記昇圧電源電
圧に切り替えるようにしたものである。
【0013】請求項5の発明に係るA−D変換器は、電
源電圧とは異なった安定化されて出力電圧値が調整可能
な安定化電源電圧を基に昇圧回路により上記電源電圧を
昇圧し昇圧電源電圧を生成し、選択回路の選択スイッチ
ング手段の中で上記電源電圧の1/2のレベルの電圧信
号をスイッチングする選択スイッチング手段とチョッパ
型アンプの入力切替スイッチング手段とに供給される制
御信号を、上記昇圧電源電圧を基にレベル変換回路によ
りレベル変換するようにしたものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明におけるA−D変換器は、選択
スイッチング手段とチョッパ型アンプの入力切替スイッ
チング手段とに供給される制御信号が、昇圧回路により
昇圧して得られた昇圧電源電圧を基にレベル変換され、
この結果得られた制御信号により上記選択スイッチング
手段と上記入力切替スイッチング手段が制御されるた
め、上記電源電圧が低下した場合でも上記制御信号のレ
ベルの低下が抑制され、上記制御信号のレベルの低下に
よる上記選択スイッチング手段と入力切替スイッチング
手段が導通状態となった場合のインピーダンスの上昇が
抑制され、電源電圧の低下によるA/D変換精度の低下
を防止する。
【0015】請求項2の発明におけるA−D変換器は、
チョッパ型アンプを構成するトランジスタの閾値を、チ
ョッパ型アンプ以外の他の回路または手段が備えるトラ
ンジスタの閾値より低くすることで、チョッパ型アンプ
の閾値を低くして電源電圧の低下に有利に構成すること
で、電源電圧の低下によるA/D変換精度の低下を防止
する。
【0016】請求項3の発明におけるA−D変換器は、
電源電圧の1/2のレベルの電圧信号をスイッチングす
る選択スイッチング手段とチョッパ型アンプの入力切替
スイッチング手段とに供給される制御信号が、昇圧回路
により昇圧して得られた昇圧電源電圧を基にレベル変換
され、この結果得られた制御信号により選択スイッチン
グ手段と入力切替スイッチング手段が制御され、上記制
御信号のレベルの低下による上記選択スイッチング手段
と入力切替スイッチング手段が導通状態となった場合の
インピーダンスの上昇が抑制され、さらに、チョッパ型
アンプを構成するトランジスタの閾値を、チョッパ型ア
ンプ以外の他の回路または手段が備えるトランジスタの
閾値より低くすることで、電源電圧が低下に対し有利に
構成し、電源電圧の変動、特に電源電圧の低下によるA
/D変換精度の低下を防止する。
【0017】請求項4の発明におけるA−D変換器は、
昇圧回路により電源電圧が昇圧され昇圧電源電圧が生成
され、電源電圧の低下を検出すると選択回路の選択スイ
ッチング手段の中で上記電源電圧の1/2のレベルの信
号をスイッチングする選択スイッチング手段と上記チョ
ッパ型アンプの入力切替スイッチング手段とに供給され
る制御信号をレベル変換するレベル変換回路の電源電圧
が、上記昇圧電源電圧に切り替えられ上記制御信号がレ
ベル変換されるため、制御信号のレベルの低下による上
記選択スイッチング手段と入力切替スイッチング手段が
導通状態となった場合のインピーダンスの上昇が抑制さ
れ、電源電圧の変動、特に電源電圧の低下によるA/D
変換精度の低下を防止する。
【0018】請求項5の発明におけるA−D変換器は、
安定化されて出力電圧値が調整可能な安定化電源を基に
電源電圧が昇圧され、この結果得られた昇圧電源電圧を
基に、選択回路の選択スイッチング手段の中で上記電源
電圧の1/2のレベルの電圧信号をスイッチングする選
択スイッチング手段とチョッパ型アンプの入力切替スイ
ッチング手段とに供給される制御信号がレベル変換され
るため、上記電源電圧の変動による影響が抑制され、特
に電源電圧の低下によるA/D変換精度の低下を防止す
る。
【0019】
【実施例】実施例1.以下、請求項1の発明の一実施例
を図について説明する。図1は本実施例のA−D変換器
の構成を示す回路図である。図1において図9と同等ま
たは相当の部分については同一の符号を付し説明を省略
する。図において、14はクロック信号fを基に電源電
圧VDDを電源電圧VDDの2倍の昇圧電源電圧2VD
Dに昇圧する昇圧回路である。この昇圧回路14は、昇
圧用レベル変換回路15とPチャネルトランジスタ1
6,17とコンデンサ18,20と前記クロック信号f
をインバートする昇圧用インバータ回路19とから構成
されている。21は制御信号J1のレベルを、昇圧回路
14により昇圧された昇圧電源電圧2VDDを基にレベ
ル変換する制御信号J1用レベル変換回路(レベル変換
回路)、22は同様に電源電圧2VDDを基に制御信号
bをレベル変換する制御信号b用レベル変換回路(レベ
ル変換回路)である。なお、トランスミッションゲート
4,5,6は選択スイッチング手段であり、トランスミ
ッションゲート8,9は入力切替スイッチング手段であ
る。
【0020】次に動作について説明する。なお、選択回
路3やチョッパ型アンプ7の動作については、図9で説
明した動作と同一であるため説明を省略する。従ってこ
こでは昇圧回路14の動作について説明を行なう。この
昇圧回路14には、図2の(イ)に示すクロック信号が
入力される。このクロック信号は、昇圧回路14の昇圧
用レベル変換回路15に供給される。昇圧用レベル変換
回路15は、クロック信号fが‘H’レベルのときにP
チャネルトランジスタ17を導通させるための‘L’レ
ベルの制御信号を出力する。また、クロック信号fが
‘L’レベルのときにPチャネルトランジスタ16を導
通させるための‘L’レベルの制御信号を出力する。ク
ロック信号fが‘H’レベルのときは、昇圧用インバー
タ回路19の出力は‘L’レベルとなり、これと同時に
Pチャネルトランジスタ17が導通し、電源電圧VDD
から電流i1がコンデンサ18を介して昇圧用インバー
タ回路19の入力側に流れ込みコンデンサ18は電源電
圧VDDに充電される。次に、クロック信号fが‘L’
レベルになると、昇圧用インバータ回路19の出力が
‘H’レベル(=VDD)になるので、g点の電位は2
VDDとなる。一方、Pチャネルトランジスタ17は非
導通、Pチャネルトランジスタ16は導通状態となる。
よって、コンデンサ20は、コンデンサ18の電荷で
充電される。この場合、コンデンサ20の端子電圧は、
図2の(ハ)に示すように徐々に上昇しやがて電圧値2
VDDとなり、制御信号J1用レベル変換回路21と制
御信号b用レベル変換回路22には電圧値2VDDの昇
圧電源電圧が印加されることになる。
【0021】この結果、制御信号J1用レベル変換回路
21と制御信号b用レベル変換回路22は昇圧電源電圧
2VDDを基に制御信号J1と制御信号bとのレベル変
換を行なう。このレベル変換された制御信号J1と制御
信号bは、トランスミッションゲート5,8,9のゲー
ト端子に供給され、トランスミッションゲート5,8,
9を制御する。この場合、制御信号J1と制御信号bが
‘H’レベルとなったときの電圧値は昇圧電源電圧2V
DDのレベルであるから、トランスミッションゲート
5,8,9のソース―ゲート電圧は図9に示した従来の
A−D変換器に比べ2倍となっているため、トランスミ
ッションゲート5,8,9のインピーダンスが低くな
り、低い電源電圧を用いる場合に対し有利となる。
【0022】Vref=VDDの場合にはトランスミッ
ションゲート5のチャンネルに印加される電圧が電源電
圧VDD/2であり、電源電圧が低下して低電圧動作に
なるとトランスミッションゲート5のソース―ゲート電
圧も低くなる。すなわち、トランスミッションゲ−ト5
のPチャネルトランジスタとNチャネルトランジスタの
しさい値がほぼ等しい場合、ソ−ス−ゲ−ト電圧は両者
ともに低くなる。しかし、トランスミッションゲ−トに
印加される電圧を上げておけば、トランスミッションゲ
ートのインピーダンスが低いものとなりA/D変換の精
度はが低下しない。
【0023】実施例2.以下、請求項1の発明の他の実
施例を図について説明する。図3は本実施例のA−D変
換器の構成を示す回路図である。図3において図1と同
一または相当の部分については同一の符号を付し説明を
省略する。図において23は制御信号J0用レベル変換
回路、24は制御信号J2用レベル変換回路である。こ
れらレベル変換回路も制御信号J1用レベル変換回路2
1と制御信号b用レベル変換回路22と同様に昇圧回路
14により昇圧された昇圧電源電圧2VDDを基に制御
信号J0,J2をレベル変換し、選択回路3のトランス
ミッションゲート4,6を制御する。
【0024】従って、低電圧でのA/D変換の精度の低
下が防止でき、また抵抗ラダー回路2に印加される基準
電圧が電源電圧VDDと異なっている場合でも有効であ
る。
【0025】実施例3.以下、請求項2の発明の一実施
例を図について説明する。図4において図9と同一また
は相当の部分については同一の符号を付し説明を省略す
る。図において25,26はインバータ回路を構成する
NチャネルトランジスタとPチャネルトランジスタであ
る。Pチャネルトランジスタ26のは閾値を低くしたト
ランジスタである。また、27と28はNチャネルトラ
ンジスタ25とPチャネルトランジスタ26により構成
されるインバータ回路の入力と出力間に接続されたNチ
ャネルトランジスタとPチャネルトランジスタであり、
Pチャネルトランジスタ28はPチャネルトランジスタ
26と同様に閾値を低くしたトランジスタである。
【0026】Pチャネルトランジスタ26に低い閾値の
トランジスタを用いたのは、インバータ回路は入力電圧
が閾値付近で電圧増幅度が高くなり、またインバータ回
路における電圧増幅はNチャネルトランジスタ25とP
チャネルトランジスタ26の閾値の合計電圧以上である
ことから、Pチャネルトランジスタ26の閾値が高いこ
とは、A−D変換器の低電圧動作にとって不利となる。
よって、Pチャネルトランジスタ26の閾値を低くして
いる。
【0027】また、Pチャネルトランジスタ28に低い
閾値のトランジスタを用いたのは、電源電圧が低下して
も、Pチャネルトランジスタ28のインピーダンスを低
い値にするためある。そのようにして、Nチャネルトラ
ンジスタ25とPチャネルトランジスタ26により構成
されるインバータ回路の閾値付近にc点の電位を移行さ
せる際の速度を高速化している。
【0028】本実施例では、チョッパ型アンプ7に低閾
値のトランジスタを用いることで、チョッパ型アンプ7
で行なわれる増幅の低電圧特性が改善され、低電圧時の
A/D変換の精度が向上する。
【0029】実施例4.以下、請求項3の発明の一実施
例を図について説明する。図5において図1および図4
と同一または相当の部分については同一の符号を付し説
明を省略する。本実施例では、制御信号J1と制御信号
bが‘H’レベルとなったときの電圧値は昇圧電源電圧
2VDDのレベルであるから、トランスミッションゲー
ト5,8,9のソース―ゲート電圧は図9に示した従来
のA−D変換器に比べ2倍となっているため、トランス
ミッションゲート5,8,9が導通したときのインピー
ダンスが低く、電源電圧が低下したような場合に対し有
利となる。また、チョッパ型アンプ7に低閾値のトラン
ジスタを用いることで、チョッパ型アンプ7で行なわれ
る増幅の低電圧特性が改善され、低電圧時のA/D変換
の精度が向上する。
【0030】実施例5.以下、請求項4の発明の一実施
例を図について説明する。図6において図1と同一また
は相当の部分については同一の符号を付し説明を省略す
る。図において30は電源電圧VDDの電圧低下検出回
路であり、電源電圧VDDを常時監視しており、所定の
電圧値以下になると‘H’レベルの電圧低下検出信号を
出力する回路である。31は電圧低下検出信号をレベル
変換する電圧低下検出信号レベル変換回路(電源電圧切
替回路)であり、電圧低下検出信号が電圧低下検出回路
30から入力されるとダイオード32あるいはダイオー
ド33を介して印加される電源電圧を基に生成された
‘H’レベルのゲート制御信号をOUT端子からPチャ
ネルトランジスタ35(電源電圧切替回路)のゲート端
子に出力する。またこのときインバートOUT端子から
は、‘L’レベルのゲート制御信号がPチャネルトラン
ジスタ34(電源電圧切替回路)のゲート端子に出力さ
れる。37はアンド回路であり、クロック信号fと電圧
低下検出回路30から出力される電圧低下検出信号の論
理積演算を行ない、その演算した結果得られた信号を昇
圧用レベル変換回路15に出力する回路である。
【0031】次に動作について説明する。電源仕様の変
更等によって電源電圧VDDが所定の電圧値より下がる
と電圧低下検出回路30から‘H’レベルの電圧低下検
出信号が出力される。この結果、クロック信号が昇圧用
レベル変換回路15に供給され、昇圧回路14では電源
電圧VDDの2倍の昇圧電源電圧2VDDが生成され出
力される。この結果、電圧低下検出信号レベル変換回路
31には昇圧電源電圧2VDDが印加され、この昇圧電
源電圧2VDDを基に生成された‘H’レベルのゲート
制御信号がPチャネルトランジスタ35のゲート端子に
供給され、Pチャネルトランジスタ35を非導通にする
と共に、‘L’レベルのゲート制御信号がPチャネルト
ランジスタ34のゲート端子に供給され、Pチャネルト
ランジスタ34を導通させる。昇圧電源電圧2VDD
は、Pチャネルトランジスタ34を介して制御信号J1
用レベル変換回路21と制御信号b用レベル変換回路2
2に印加され、制御信号J1用レベル変換回路21は制
御信号J1を昇圧電源電圧2VDDを基にレベル変換し
出力し、制御信号b用レベル変換回路22は制御信号b
を昇圧電源電圧2VDDを基にレベル変換し出力する。
【0032】また、電源電圧VDDが所定の電圧値より
大きくなると電圧低下検出回路30からは電圧低下検出
信号が出力されないため、クロック信号は昇圧用レベル
変換回路15に供給されず、昇圧電源電圧2VDDは生
成されない。この結果、電圧低下検出信号レベル変換回
路31には電源電圧VDDのみが印加され、この電源電
圧VDDを基に生成された‘L’レベルのゲート制御信
号がPチャネルトランジスタ35のゲート端子に供給さ
れ、Pチャネルトランジスタ35を導通させると共に、
‘H’レベルのゲート制御信号がPチャネルトランジス
タ34のゲート端子に供給され、Pチャネルトランジス
タ34を非導通にする。電源電圧VDDは、Pチャネル
トランジスタ35を介して制御信号J1用レベル変換回
路21と制御信号b用レベル変換回路22に印加され、
制御信号J1用レベル変換回路21は制御信号J1を電
源電圧VDDを基に出力し、制御信号b用レベル変換回
路22は制御信号bを電源電圧VDDを基に出力する。
【0033】このように電圧低下検出回路30において
電源電圧と比較する所定の電圧値をA/D変換が困難に
なる電圧値に設定しておけば、電源が低い電圧のものに
変わったような場合でも精度のよいA/D変換が可能と
なり、かつ、高い電源電圧まで動作可能なA−D変換器
が得られる。
【0034】実施例6.なお、以上説明した実施例5で
は、電圧低下検出回路30を用いて電源電圧VDDが所
定の電圧値以下になったか否かを監視し、所定の電圧値
以下になったときに昇圧電源電圧2VDDを基に生成し
たゲート制御信号を出力するように構成したが、電圧低
下検出回路30を、図7に示すようなプログラマブルな
レジスタ36としてもよい。このレジスタは、書き込み
命令iが有意とされることにより、書き込み信号が書き
込まれるものである。書き込み信号は、‘H’又は、
‘L’である。ユ−ザは、例えば低電圧電源を用いる場
合には、レジスタ36に‘L’を書き込む。この場合、
昇圧回路14の使用/不使用の切替は、ユ−ザ−を介し
てなされることになる。よって、切替はより確実にな
る。
【0035】このように構成したときには、ユ−ザ−が
制御信号J1用レベル変換回路21に印加される電圧を
可変制御できるので、幅広い電源電圧範囲で精度よく動
作するA−D変換器が得られる。
【0036】実施例7.以下、請求項5の発明の一実施
例を図8について説明する。図8において図1と同一ま
たは相当の部分については同一の符号を付し説明を省略
する。図において38は電源電圧VDDに係わりなく安
定化された電圧を発生する定電圧回路(安定化電源)で
ある。本実施例では、昇圧回路14のPチャネルトラン
ジスタ17に印加される電源電圧が前記定電圧回路38
から供給されている。
【0037】本実施例では、定電圧回路38の出力は電
源電圧に係わりなく一定であるから、昇圧回路14によ
る昇圧電源電圧は一定となる。このため昇圧電源電圧を
A−D変換器の動作に問題ない値に設定しておけば幅広
い動作電圧範囲を有したA−D変換器が得られる。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
選択スイッチング手段とチョッパ型アンプの入力切替ス
イッチング手段が導通状態となるときのインピーダンス
が低い値になるように構成したので、低電源電圧を用い
たときのA/D変換精度の低下を防止できるA−D変換
器が得られる効果がある。
【0039】請求項2の発明によればチョッパ型アンプ
を構成するトランジスタの閾値を、チョッパ型アンプ以
外の他の回路または手段が備えるトランジスタの閾値よ
り低くするように構成したので、チョッパ型アンプは低
い電源電圧でも動作し、電源電圧の変動、特に電源電圧
の低下によるA/D変換精度の低下を防止出来る効果が
ある。
【0040】請求項3の発明によれば、選択スイッチン
グ手段とチョッパ型アンプの入力切替スイッチング手段
が導通状態となるときのインピーダンスを低い値にする
と共に、チョッパ型アンプを構成するトランジスタの閾
値を、チョッパ型アンプ以外の他の回路または手段が備
えるトランジスタの閾値より低くなるように構成したの
で、電源電圧の低下によるA/D変換精度の低下を防止
できるA−D変換器が得られる効果がある。
【0041】請求項4の発明によれば、電源電圧が低下
すると選択回路の選択スイッチング手段の中で電源電圧
の1/2のレベル信号をスイッチングする選択スイッチ
ング手段とチョッパ型アンプの入力切替スイッチング手
段とに供給される制御信号がレベル変換され、上記選択
スイッチング手段と入力切替スイッチング手段が導通状
態となった場合のインピーダンスが低い値になるように
構成したので、電源電圧の変動、特に電源電圧の低下に
よるA/D変換精度の低下を防止できるA−D変換器が
得られる効果がある。
【0042】請求項5の発明によれば、安定化されて出
力電圧値が調整可能な安定化電源を基に生成された昇圧
電源電圧により、選択スイッチング手段の中で電源電圧
の1/2のレベル信号をスイッチングする選択スイッチ
ング手段とチョッパ型アンプの入力切替スイッチング手
段とに供給される制御信号がレベル変換されるように構
成したので、上記電源電圧の変動による影響が抑制され
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例によるA−D変換器
を示す回路図である。
【図2】請求項1の発明の一実施例によるA−D変換器
の昇圧回路の各部の波形を示す波形図である。
【図3】請求項1の発明の他の実施例によるA−D変換
器を示す回路図である。
【図4】請求項2の発明の一実施例によるA−D変換器
を示す回路図である。
【図5】請求項3の発明の一実施例によるA−D変換器
を示す回路図である。
【図6】請求項4の発明の一実施例によるA−D変換器
を示す回路図である。
【図7】請求項4の発明の他の実施例によるA−D変換
器のプロブラマブル電圧低下検出回路を示すブロック図
である。
【図8】請求項5の発明の一実施例によるA−D変換器
を示す回路図である。
【図9】従来のA−D変換器を示す回路図である。
【図10】従来のA−D変換器の動作を示す各部の波形
図である。
【符号の説明】
2 抵抗ラダー回路 3 選択回路 4,5,6 トランスミッションゲート(選択スイッ
チング手段) 7 チョッパ型アンプ 8,9 トランスミッションゲート(入力切替スイッ
チング手段) 13 制御回路(制御手段) 14 昇圧回路 21 制御信号J1用レベル変換回路(レベル変換回
路) 22 制御信号b用レベル変換回路(レベル変換回
路) 30 電圧低下検出回路 31 電圧低下検出信号レベル変換回路(電源電圧切
替回路) 34,35 Pチャネルトランジスタ(電源電圧切替
回路) 38 定電圧回路(安定化電源)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準電圧を分割する抵抗ラダー回路と、
    その抵抗ラダー回路により分割された電圧のうちから1
    つを選択する選択スイッチング手段を有した選択回路
    と、A−D変換されるアナログ電圧と上記選択回路によ
    り選択された電圧とを比較する入力切替用の入力切替ス
    イッチング手段を有したチョッパ型アンプと、上記選択
    回路および上記チョッパ型アンプを制御する制御手段と
    を備えたA−D変換器において、電源電圧を昇圧する昇
    圧回路と、上記選択回路の選択スイッチング手段の中で
    上記電源電圧の1/2のレベルの電圧信号をスイッチン
    グする選択スイッチング手段と上記チョッパ型アンプの
    入力切替スイッチング手段とに供給される制御信号を上
    記昇圧回路により昇圧して得た昇圧電源電圧を基にレベ
    ル変換するレベル変換回路とを備えたことを特徴とする
    A−D変換器。
  2. 【請求項2】 基準電圧を分割する抵抗ラダー回路と、
    その抵抗ラダー回路により分割された電圧のうちから1
    つを選択する選択スイッチング手段を有した選択回路
    と、A−D変換されるアナログ電圧と上記選択回路によ
    り選択された電圧とを比較する入力切替用の入力切替ス
    イッチング手段を有したチョッパ型アンプと、上記選択
    回路および上記チョッパ型アンプを制御する制御手段と
    を備えたA−D変換器において、上記チョッパ型アンプ
    は他の回路または手段が備えるトランジスタより低い閾
    値のトランジスタにより構成されているチョッパ型アン
    プであることを特徴とするA−D変換器。
  3. 【請求項3】 基準電圧を分割する抵抗ラダー回路と、
    その抵抗ラダー回路により分割された電圧のうちから1
    つを選択する選択スイッチング手段を有した選択回路
    と、A−D変換されるアナログ電圧と上記選択回路によ
    り選択された電圧とを比較する入力切替用の入力切替ス
    イッチング手段を有したチョッパ型アンプと、上記選択
    回路および上記チョッパ型アンプを制御する制御手段と
    を備えたA−D変換器において、上記チョッパ型アンプ
    は他の回路または手段が備えるトランジスタより低い閾
    値のトランジスタにより構成されているチョッパ型アン
    プであり、さらに電源電圧を昇圧する昇圧回路と、上記
    選択回路の選択スイッチング手段の中で上記電源電圧の
    1/2のレベルの電圧信号をスイッチングする選択スイ
    ッチング手段と上記チョッパ型アンプの入力切替スイッ
    チング手段とに供給される制御信号を上記昇圧回路によ
    り昇圧して得た昇圧電源電圧を基にレベル変換するレベ
    ル変換回路とを備えたことを特徴とするA−D変換器。
  4. 【請求項4】 基準電圧を分割する抵抗ラダー回路と、
    その抵抗ラダー回路により分割された電圧のうちから1
    つを選択する選択スイッチング手段を有した選択回路
    と、A−D変換されるアナログ電圧と上記選択回路によ
    り選択された電圧とを比較する入力切替用の入力切替ス
    イッチング手段を有したチョッパ型アンプと、上記選択
    回路および上記チョッパ型アンプを制御する制御手段と
    を備えたA−D変換器において、電源電圧の低下を検出
    する電圧低下検出回路と、上記電源電圧を昇圧し昇圧電
    源電圧を生成する昇圧回路と、上記選択回路の選択スイ
    ッチング手段の中で上記電源電圧の1/2のレベルの電
    圧信号をスイッチングする選択スイッチング手段と上記
    チョッパ型アンプの入力切替スイッチング手段とに供給
    される制御信号をレベル変換するレベル変換回路と、そ
    のレベル変換回路に供給される電源電圧を上記電源電圧
    検出回路の検出出力を基に上記電源電圧あるいは上記昇
    圧回路により昇圧した昇圧電源電圧に切り替える電源電
    圧切替回路とを備えたことを特徴とするA−D変換器。
  5. 【請求項5】 基準電圧を分割する抵抗ラダー回路と、
    その抵抗ラダー回路により分割された電圧のうちから1
    つを選択する選択スイッチング手段を有した選択回路
    と、A−D変換されるアナログ電圧と上記選択回路によ
    り選択された電圧とを比較する入力切替用の入力切替ス
    イッチング手段を有したチョッパ型アンプと、上記選択
    回路および上記チョッパ型アンプを制御する制御手段と
    を備えたA−D変換器において、電源電圧をその電源電
    圧とは異なった安定化されて出力電圧値が調整可能な安
    定化電源を基に昇圧し昇圧電源電圧を生成する昇圧回路
    と、上記選択回路の選択スイッチング手段の中で上記電
    源電圧の1/2のレベルの電圧信号をスイッチングする
    選択スイッチング手段と上記チョッパ型アンプの入力切
    替スイッチング手段とに供給される制御信号を上記昇圧
    回路により昇圧した昇圧電源電圧を基にレベル変換する
    レベル変換回路とを備えたことを特徴とするA−D変換
    器。
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