JPH0774934B2 - 暗号化装置 - Google Patents

暗号化装置

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JPH0774934B2
JPH0774934B2 JP15184087A JP15184087A JPH0774934B2 JP H0774934 B2 JPH0774934 B2 JP H0774934B2 JP 15184087 A JP15184087 A JP 15184087A JP 15184087 A JP15184087 A JP 15184087A JP H0774934 B2 JPH0774934 B2 JP H0774934B2
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栄司 岡本
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、センターと端末から成るネットワークにおい
て、端末からセンターへ送るデータの暗号化、あるいは
逆にセンターから端末へ送るデータの暗号化に関する。
(従来技術とその問題点) 暗号通信ではキー配送が必要となるが、従来から知られ
ている配送方式としては公開鍵配送方式が有名である。
この方式はたとえばアイイーイーイー・トランザクショ
ンズ・オン・インフォメーション・セオリー(IEEE Tra
nsactions on Information Theory)22巻6号644頁〜65
4頁などに記載されている。第6図はこの方式を装置と
して実現した例である。端末601はこの公開鍵配送方式
による暗号通信が可能な端末であり、接続しているネッ
トワーク602を介して他の端末と暗号通信を行う。ユー
ザは、ユーザインターフェース603を介して作成した通
信文か、あるいは既に作成されて記憶装置606に格納さ
れている通信文を他の端末に暗号化して送ろうとする。
このとき、ユーザはユーザインターフェース603を介し
て通信文の配送先を指定する。公開情報管理手段604
は、公開情報リスト605に指定された配送先の公開情報
が格納されているかどうか検索し、もし格納されていれ
ば該配送先に対応する公開情報を暗号装置607に送る。
暗号装置607は通信文を該公開情報を鍵として暗号化処
理を行い、ネットワークインターフェース608に受け渡
し、ネットワークインターフェース608はネットワーク6
02を介して指定された配送先へ暗号化された通信文を配
送する。一方、公開情報管理手段604が公開情報リスト6
05に指定された配送先の公開情報が存在しないと判断し
た場合には、ネットワークインターフェース608がネッ
トワーク602を介して該配送先の公開情報を入手する
か、あるいはユーザインターフェース603が配送先の公
開情報がない旨をユーザに伝え、ユーザが別途公開情報
を入手する。いずれにしても、新たに入手した公開情報
は、公開情報リスト605に追加される。
この方式は、公開情報リスト605の規模がネットワーク
の加入者の数に比例して大きくなってしまうという問題
点がある。
この問題点を解決する方法として、特願昭61−197611号
(特公平04−056502号公報)に掲載の方式がある。
第7図はこの方式を装置として実現した例である。
端末701および端末712はこの方式による暗号通信を行う
機能を備えた端末であり、ネットワーク702を介して暗
号通信を行おうとしている。いま、端末701のユーザが
端末712のユーザに向けてユーザインターフェース703を
介して作成した通信文か、あるいは既に作成されて記憶
装置704に格納されている通信文を端末712に暗号化して
送ろうとしているものとする。このとき、ユーザはイン
ターフェース703を介して通信文の配送先を指定する。
すると乱数発生装置706は、予め定められたビット長の
コードrをランダムに生成し、鍵情報生成手段708およ
び鍵生成手段707に送る。鍵情報生成手段708は、rと定
数記憶手段705に格納されている予め定められたコード
α,nと、記憶装置704に格納されている端末701の秘密情
報SAとから鍵情報XAを生成し、ネットワークインターフ
ェース710に送る。ネットワークインターフェース710
は、ネットワーク702を介して指定された配送先(この
場合は端末712)にXAと記憶装置704に記憶されている自
端末701の識別子IDAとを配送する。端末712のネットワ
ークインターフェース720はXAとIDAとを受け取ると鍵生
成手段717に送る。乱数発生装置716は、予め定められた
ビット長のコードtをランダムに生成し、鍵情報生成手
段718および鍵生成手段717に送る。鍵生成手段717はXA,
IDA,tおよび定数記憶手段715に格納されている予め定め
られたコードeとから鍵WKを生成し暗号装置714に送
る。鍵情報生成手段718は、tと、定数記憶手段715に格
納されている予め定められたコードα,nと、記憶装置71
4に格納されている端末712の秘密情報SBとから鍵情報XB
を生成し、ネットワークインターフェース720に送る。
ネットワークインターフェース720は、ネットワーク720
を介してIDAで指定された先の配送元(この場合は端末7
01)にXBと記憶装置714に記憶されている自端末712の識
別子IDBとを配送する。端末701のネットワークインター
フェース710XBとIDBとを受け取ると鍵生成手段707に送
る。鍵生成手段707は、XB,IDB,rおよび定数記憶手段705
に格納されている予め定められたコードeとから鍵WKを
生成し暗号装置709に送る。
第8図は、鍵情報生成手段708および718の構成を表した
図である。レジスタ(801)、レジスタ2(802),レジ
スタ3(803)は、それぞれ256ビットのデータを蓄える
機能を有している。巾乗剰余演算回路804は、端子Cに
パルスを検出すると端子I1からの256ビットを信号を整
数と見做した値を端子I2からの256ビットの信号を整数
と見做した値で巾乗した結果に対して端子I3からの256
ビットの信号を整数と見做した値で除算を行った剰余を
256ビットの整数として表現した信号を端子Oに出力
し、該処理が終了すると端子Fをセットし、端子Reset
にパルスを検出すると端子Fをリセットする機能を有す
る。乗算剰余演算回路805は、端子Cにパルスを検出す
ると端子I1からの256ビットを信号を整数と見做した値
に端子I2からの256ビットの信号を整数と見做した値を
乗じた結果に対して端子I3からの256ビットの信号を整
数と見做した値で除算を行った剰余を256ビットの整数
として表現した信号を端子Oに出力し、該処理が終了す
ると端子Fをセットし、端子Resetにパルスを検出する
と端子Fをリセットする機能を有する。第7図の構成に
おいては、端子S1からα、端子S2からr、端子S3からSA
およびSB、端子S4からnがそれぞれ入力され、端子Out
にXAおよびXBが出力される。第8図に沿って鍵情報生成
手段708(および718)の動作を説明する。まずG0,G1,G
2,G3,G4の各端子がリセットされ、Rからパルスが投入
されて巾乗剰余演算回路804と乗算剰余演算回路805のそ
れぞれF端子がリセットされる。次に端子G1がセットさ
れ、S1,S2,S4の信号がそれぞれレジスタ1(801)、レ
ジスタ2(802)、レジスタ3(803)にストアされる。
端子G1がリセットされ、端子G0がセットされる。端子T1
からパルスが投入され、巾乗剰余演算回路804はレジス
タ1(801)、レジスタ2(802)、レジスタ3(803)
のそれぞれの内容を端子I1,I2,I3からの信号として前記
の処理を行う。端子A1がセットされると端子G0がリセッ
トされ、端子G2がセットされ、レジスタ1(801)には
巾乗剰余演算回路804の端子Oからの出力が、レジスタ
2(802)にはS3からの信号がそれぞれストアされる。G
2をリセットし、Rからパルスが投入されて巾乗剰余演
算回路804と乗算剰余演算回路805のそれぞれF端子がリ
セットされる。次に端子G0がセットされ、端子T2からパ
ルスが投入され、乗算剰余演算回路805はレジスタ1(8
01)、レジスタ2(802)、レジスタ3(803)のそれぞ
れの内容を端子I1,I2,I3からの信号として前記の処理を
行う。端子A2がセットされると端子G0がリセットされ、
端子G3がセットされ、レジスタ1(801)には乗算剰余
演算回路805の端子Oからの出力がストアされる。端子G
4がセットされ、端子Outから結果が出力される。
第9図は、鍵生成手段707および717の構成を表した図で
ある。レジスタ1(901)、レジスタ2(902)、レジス
タ3(903)は、それぞれ256ビットのデータを蓄える機
能を有している。巾乗剰余演算回路904は、巾乗剰余演
算回路804と同じ機能を有する。除算剰余演算回路905
は、端子Cにパルスを検出すると端子I1からの256ビッ
トの信号を整数と見做した値に対する端子I2からの256
ビットの信号を整数と見做した値で端子I3からの256ビ
ットの信号を見做した値を法とする除算を行った結果を
256ビットの整数として表現した信号を端子Oに出力
し、該処理が終了すると端子Fをセットし、端子Reset
にパルスを検出すると端子Fをリセットする機能を有す
る。第7図の構成においては、端子S1からXBおよびXA
端子S2からe、端子S3からIDBおよびIDA、端子S4からn
がそれぞれ入力され、端子OutにWKが出力される。第9
図に沿って鍵生成手段707(および717)の動作を説明す
る。まずG0,G1,G2,G3,G4の各端子がリセットされ、Rか
らパルスが投入されて巾乗剰余演算回路904と除算剰余
演算回路905のそれぞれF端子がリセットされる。次に
端子G1がセットされ、S1,S2,S5の信号がそれぞれレジス
タ1(901)、レジスタ2(902)、レジスタ3(903)
にストアされる。端子G1がリセットされ、端子G0がセッ
トされる。端子T1からパルスが投入され、巾乗剰余演算
回路904はレジスタ1(901)、レジスタ2(902)、レ
ジスタ3(903)のそれぞれの内容を端子I1,I2,I3から
の信号として前記の処理を行う。端子A1がセットされる
と端子G0がリセットされ、端子G2がセットされ、レジス
タ1(901)には巾乗剰余演算回路904の端子Oからの出
力が、レジスタ2(902)にはS3からの信号がそれぞれ
ストアされる。G2をリセットし、Rからパルスが投入さ
れて巾乗剰余演算回路904と除算剰余演算回路905のそれ
ぞれF端子がリセットされる。次に、端子G0がセットさ
れ、端子T2からパルスが投入され、除算剰余演算回路90
5はレジスタ1(901)、レジスタ2(902)、レジスタ
3(903)のそれぞれの内容を端子I1,I2,I3からの信号
として前記の処理を行う。端子A2がセットされると端子
G0がリセットされ、端子G3がセットされ、レジスタ1
(801)には除算剰余演算回路905の端子Oからの出力
が、レジスタ2(802)にはS4からの信号がそれぞれス
トアされる。G3をリセットし、Rからパルスが投入され
て巾乗剰余演算回路904と除算剰余演算回路905のそれぞ
れF端子がリセットされる。次に端子G0がセットされ、
端子T1からパルスが投入され、巾乗剰余演算回路904は
レジスタ1(901)、レジスタ2(902)、レジスタ3
(903)のそれぞれの内容を端子I1,I2,I3からの信号と
して前記の処理を行う。端子A1がセットされると端子G0
がリセットされ、端子G2がセットされ、レジスタ1(90
1)には巾乗剰余演算回路904の端子Oからの出力がスト
アされる。端子G4がセットされ、端子Outから結果が出
力される。
この特願昭61−197611号(特公平04−056502号公報)に
掲載の方式においては、識別子IDA,IDB、予め定められ
たコードα,n,eはr,tの値がどのような値であっても、
鍵生成手段707で生成したWKと鍵生成手段717で生成した
WKとが一致するように予め定められている。したがっ
て、通信文を暗号装置709においてWKを鍵として暗号化
され、ネットワークインターフェース710、ネートワー
ク702およびネットワークインターフェース720を介して
端末712の暗号装置719に配送し、暗号装置719においてW
Kを鍵として復号することによって、端末712のユーザは
ユーザインターフェース713を介して通信文を読むこと
ができるのである。
この方式は、通信側と受信側とで鍵を共有する方式であ
るため、センターに掲示板があるような電子掲示板シス
テムには使えないという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、センターと端末とからなるネットワークで、 前記端末が、 乱数コードを発生する装置と、 当該端末のみが知っている第1の秘密のコードを記憶す
る装置と、 前記乱数コードと前記第1の秘密のコードと予め定めら
れた第1のディジタルパターンとを入力としてキー作成
用情報を生成するキー情報生成装置と、 暗号化キーを生成する暗号化キー生成装置と、 前記暗号化キーと平文を入力として暗号文を生成する第
1の暗号装置とを備え、 前記暗号化された暗号文と前記キー作成用情報と当該端
末の識別情報若しくは、当該端末を使用しているユーザ
に対応した識別情報とを送信し、 前記センターが、 復号キーと前記暗号文とを入力として前記平文を復元す
る第2の暗号装置を備える暗号化装置において、 前記端末が、 前記第1の暗号キー生成手段は、予め定められた第2の
ディジタルパターンと前記乱数コードとを入力として前
記端末の暗号キーを出力し、 前記センターが、 当該センターのみが知っている第2の秘密のコードを記
憶する装置と、 前記端末から受信した前記キー作成用情報と前記端末の
識別情報または前記端末を使用しているユーザに対応し
た識別情報とを予め定められた第3のディジタルパター
ンと前記第2の秘密コードとを入力として前記復号キー
を生成する復号キー生成装置とを備え、 前記端末側で発生した前記乱数コードの内容にかかわら
ず暗号化キーと復号キーとが一致するように前記第1の
ディジタルパターンと前記第2のディジタルパターンと
前記第3のディジタルパターンと前記端末の識別情報ま
たは前記端末を使用しているユーザに対応した識別情報
と前記端末の秘密コードと前記センターの秘密コードと
を定めることを特徴とする。
また、本発明は、センターと端末とからなるネットワー
クで、 前記端末が、 乱数コードを発生する装置と、 当該端末のみが知っている第1の秘密のコードを記憶す
る装置と、 前記乱数コードと前記第1の秘密のコードと予め定めら
れた第1のディジタルパターンとを入力としてキー作成
用情報を生成するキー情報生成装置と、 復号キーを生成する復号キー生成装置と、 前記復号キーと暗号文を入力として平文を復元する第1
の暗号装置とを備え、 前記キー作成用情報と当該端末の識別情報若しくは当該
端末を使用しているユーザに対応した識別情報とを送信
し、前記センターによって暗号化された暗号文を受信
し、 前記センターが、 暗号化キーと平文とを入力として暗号文を生成する第2
の暗号装置を備え、前記暗号文を前記端末に送信する暗
号化装置において、 前記端末が、 前記第1の暗号キー生成手段は、予め定められた第2の
ディジタルパターンと前記乱数コードとを入力として前
記端末の復号キーを出力し、 前記センターが、 当該センターのみが知っている第2の秘密のコードを記
憶する装置と、 前記端末から受信した前記キー作成用情報と前記端末の
識別情報または前記端末を使用しているユーザに対応し
た識別情報と予め定められた第3のディジタルパターン
と前記第2の秘密コードとを入力として前記暗号化キー
を生成する暗号化キー生成装置とを備え、 前記端末側で発生した前記乱数コードの内容にかかわら
ず暗号化キーと復号キーとが一致するように前記第1の
ディジタルパターンと前記第2のディジタルパターンと
前記第3のディジタルパターンと前記端末の識別情報ま
たは前記端末を使用しているユーザに対応した識別情報
と前記端末の秘密のコードと前記センターの秘密コード
とを定めることを特徴とする。
(作用) 第1図は本発明の作用・原理を示す図である。
第1図(a)はユーザAがセンターにデータを送る場
合、第1図(b)がユーザBの要求によりセンターから
ユーザBへデータを送る場合である。AとBは同一のこ
ともありうる。各ユーザiは秘密整数Siを持ち、さらに
全ユーザ共通の整数α、n、yを持つ。センターは秘密
整数rと他に整数e、nを持つ。これらの整数はあらか
じめ信頼できる人又は機関が定めて配っておく。定め方
は後述する。また各ユーザiには氏名や住所などをコー
ド化したIDiが対応していて、このIDiは誰でも知ってい
るものとする。図におけるEK(DaTa)、EK(ED)は各
々、DaTaをキーKで暗号化すること及びEDをキーKで符
号化することを示す。また、a(mod b)はaをbで割
った余りを意味する。第1図(a)が第1の発明、第1
図(b)が第2の発明の作用・原理を示している。
第1図(a)において、ユーザAは乱数rAを生成し、IK
ArA(mod n)とXA=SA・αrA(mod n)を計算する。IKA
をキーとしてデータをED=EIKA(DaTa)で暗号化し、
(IDA,XA,ED)をセンターに送る。センターはIK=(X
Ae.IDA)(mod n)を計算し、IKをキーとしてEDを復
号化してデータを得る。即ち、DaTa=IK(ED)。
ここで、Si、n、α、e、r、yを次のように定めてお
く。nは2つの素数p,qの積で、nの因数分解が困難な
程度にp,qの大きさを定める。例えばp,qとも2256程度な
ら十分である。eをn未満の素数とし、αはn未満の整
数とする。さらにdをe・b(mod(p−1)(q−
1))=1となるように定め、Si=IDi-d(mod n)とす
る。また、rはランダムに定めたn未満の整数とし、y
=αe・r(mod n)とおく。このときIDi=Si-e(mod
n)となる。これは雑誌コミュニケーション・オブ・ザ
・エーシーエム(Communication of the ACM)21巻2号
120頁〜126頁に記載されている、いわゆるRSA公開鍵暗
号系を用いているので、成立する。さて、IKA=yrA(mo
d n)=αe・r・rA(mod n)であり、一方IK=(XAe
・IDA)(mod n)=(SAe・αe・r・rA・IDA)
(mod n)=αe・r・rA(mod n)でIKAと等しくな
る。従ってEDをIKをキーとして復号すれば元のデータに
戻る。
Siはユーザiのみが知っている(但し、Siを作成した信
頼できる人又は機関は不正を働かないとする)のでXAは
ユーザAしか作れない。また、rはセンターのみが知っ
ているので、IK=(XAe・ID)(mod n)の処理をでき
るのはセンターだけである。従ってIKA=IKはユーザA
とセンターのみが作れる。以上により、第1の発明の動
作・原理が示された。
なお、IKの生成法には第1図に示す他にもある。例えば
次例に示す通りである。ユーザAはZA=αe・rA(mod
n)とWA=SAαc・rA(mod n)を送り、センターでは
(ZAc・WAe-1(mod n)=IDAならばIK=ZAr(mod n)
からIKを作るというようにする。(ZAc・WAe-1(mod
n)=IDAならば誤まりか改ざんがあったとしてキー配送
処理を中断する。ここでcはある一定の素数である。
第1図(b)はユーザからセンターにデータを要求する
場合である。図において、データの送信が第1図(a)
と逆になっている。しかし、データ暗号化用キーIKBとI
Kの作成方法は第1図(a)と全く同じである。従っ
て、Si、n、α、e、r、yを第1図(a)と同様に定
めれば、第3者に秘密にデータを転送できる。
(実施例) 第2図は本発明の第1の実施例を示す構成図である。本
実施例ではパーソナルコンピュータ・ネットワークにお
ける電子掲示板システム(以下BBSと記す)に本発明を
実施した例である。他にも電子メールシステムやデータ
ベースシステムにも実施できるが、説明を簡単にするた
め、BBSのみで説明する。
各ユーザiはIDi、Si、α、nを書込んであるICカード
を保持する。ユーザAがBBSにアクセスする場合には、
ある端末211のカード・リーダ212にICカード213に差し
込む。各端末211は第3図(a)に示すフローチャート
に従って処理を行なう。即ち、ICカードからSA、IDA、
α、nを読込み、乱数rAを生成してXAを計算する。な
お、今はユーザAが端末211にアクセスしているのでi
はAである。以下同じ。もし、BBSへの書込の場合にはI
KAを計算し、IKAをキーとしてBBSに書込むべきデータを
暗号化してIDA、XAと共にBBSに送る。逆にBBSに掲示さ
れている情報を読む場合には、BBSに送信要求を出す
が、その際にIDAとXAも送り、あとで用いる乱数rAを適
当な場所に格納する。一方、BBSでは第3図(b)に示
す通り、まず、書込みデータを送られた場合には、IKを
計算し、それで暗号文を復号化して掲示板に書く。も
し、掲示板の閲覧要求ならば、まずIKを計算し、それで
掲示板のメッセージを暗号化して送る。再び第3図
(a)に戻り、BBSから暗号文が送られれば、先に格納
していたrAを用いてIKAを計算し、送られた暗号文を復
号化する。なお、IKAはBBSからの暗号文が到着する前に
計算しておいてもよい。
第4図は本発明の第2の実施例を示す構成図である。本
実施例ではパーソナルコンピュータネットワークにおけ
る電子メールシステムに本発明を実施した例である。他
にも電子掲示板システムやデータベースファイルシステ
ムにも適用できる。
各ユーザiはIDi、Si、α、nを書込んであるICカード
を保持する。ユーザAがユーザBにメールを送るとして
説明する。ユーザAあるいは端末411のカードリーダ412
にICカード413を差込む。各端末は第5図(a)に示す
フローチャートに従って処理を行なう。即ち、ICカード
からSA、IDA、α、nを読込、乱数rAとWKを生成してX
A、IKAを計算する。なお、今ユーザAが端末411にアク
セスしているので図中のiはAとなる。以下同じ。IKA
をキーとしてワークキーWKを暗号化したものをEKAと
し、WKでメールを暗号化する。そして該暗号化メールを
IDA、IDB、XA、EKAと共にメールセンター430に送る。図
中IDjはメール受信ユーザの識別情報である。メールセ
ンター430は第5図(b)に示すフローチャートに従っ
て処理を行なう。即ち、ユーザAからIDA、IDB、XA、EK
A及び暗号メールを受信すると、XA、IDAからIKAを計算
し、WK=DIKA(EKA)からWKを求める。このWKと暗号メ
ールをユーザBへのメールボックス432に格納する。ユ
ーザBが自分宛のメール文を要求する場合には、任意の
端末(ここでは421とする)のICカードリーダ422にICカ
ード423を差込む。端末421は第5図(a)に示すように
ICカードからSB、IDB、α、nを読込み、乱数rBを生成
してXBを計算する。そしてメールセンター430にIDB、XB
を送ってメール要求を行なう。メールセンター430は第
5図(b)に示すように、IKBを計算し、B宛のメール
ボックスから読出したWKをIKBで暗号化したEKBと暗号メ
ールを端末421に送る。端末421は第5図(b)に示すよ
うに、EKBと暗号メールを受取るとIKBを計算したWK=D
IKB(EKB)からワークキーWKを求める。このWKを用いて
暗号メール文を復号化して元のメールを得る。なお、IK
Bはメールセンターから暗号メールが到着する前に計算
しておいてもよい。
本実施例においてメールセンターのメールボックスにワ
ークキーWKと暗号メールを格納するとして説明してきた
が、安全のため、ワークキーはメールボックスとは別の
場所を格納するか又は、メールセンター固有のキーMKを
定め、MKでMKを暗号化してメールボックスに格納してお
くことができる。
以上の実施例の説明において、Si、α、n、y、e、r
は一定として説明したが、ICカード盗まれしかもICカー
ドの暗証情報も盗まれた時の対策として、上記パラメー
タの幾つかに有効期限を設けることができる。例えばSi
=(IDi,年号)(mod n)とすればよい。ここで、(I
Di,年号)はIDiと年号のパターンを並べたパターンであ
る。
他のnなども有効期限を設けることが可能である。ま
た、ユーザをグループ分けし、各グループ毎に本発明方
式で示したキー配送を行ない、グループ間では従来のキ
ー配送方式や本発明方式を用いるという実施例もある。
これらは本発明の範囲に含まれる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明を用いれば、各ユー
ザ及びセンターはわずかな情報をもつだけで暗号通信が
できるという効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の作用・原理を示すため
の図、第2図、第4図は各々本発明の第1、第2の実施
例を示す構成図、第3図(a),(b)を第5図
(a),(b)は各々第2図と第4図の端末とセンター
がなすべき処理を示すフローチャート、第6図および第
7図は従来技術を利用した装置の構成図、第8図は第7
図における鍵情報生成手段708および718の構成図、第9
図は第7図における鍵生成手段707および717の構成図で
ある。 図において、201は電子掲示板、211、411、421は端末、
212、412、422はカードリーダ、213、413、423はICカー
ド、430はメールセンター、431、432はメールボック
ス、601は端末、602はネットワーク、603はユーザイン
ターフェース、604は公開情報管理手段、605は公開情報
リスト、606は記憶装置、607は暗号装置、608はネット
ワークインターフェース、609は603から608までの装置
ならびに手段を相互に接続するチャネル、702はネット
ワーク、701および712は端末、703,713はユーザインタ
ーフェース、704,714は記憶装置、705,715は定数記憶手
段、706,716は乱数発生装置、707,717は鍵生成手段、70
8,718は鍵情報生成手段、709,719は暗号装置、711は703
から710までの721は713から720までのそれぞれ装置なら
びに手段を相互に接続するチャネル、801,802,803は256
ビットのコードをストアすることのできるレジスタ、80
4は巾乗剰余演算回路、805は乗算剰余演算回路、901、9
02,903はいずれも256ビットのコードをストアすること
のできるレジスタ、904は巾乗剰余演算回路、905は除算
剰余演算回路である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センターと端末とからなるネットワーク
    で、 前記端末が、 乱数コードを発生する装置と、 当該端末のみが知っている第1の秘密のコードを記憶す
    る装置と、 前記乱数コードと前記第1の秘密のコードと予め定めら
    れた第1のディジタルパターンとを入力としてキー作成
    用情報を生成するキー情報生成装置と、 暗号化キーを生成する暗号化キー生成装置と、 前記暗号化キーと平文を入力として暗号文を生成する第
    1の暗号装置とを備え、 前記暗号化された暗号文と前記キー作成用情報と当該端
    末の識別情報若しくは、当該端末を使用しているユーザ
    に対応した識別情報とを送信し、 前記センターが、 復号キーと前記暗号文とを入力として前記平文を復元す
    る第2の暗号装置を備える暗号化装置において、 前記端末が、 前記第1の暗号キー生成手段は、予め定められた第2の
    ディジタルパターンと前記乱数コードとを入力として前
    記端末の暗号キーを出力し、 前記センターが、 当該センターのみが知っている第2の秘密のコードを記
    憶する装置と、 前記端末から受信した前記キー作成用情報と前記端末の
    識別情報または前記端末を使用しているユーザに対応し
    た識別情報とを予め定められた第3のディジタルパター
    ンと前記第2の秘密コードとを入力として前記復号キー
    を生成する復号キー生成装置とを備え、 前記端末側で発生した前記乱数コードの内容にかかわら
    ず暗号化キーと復号キーとが一致するように前記第1の
    ディジタルパターンと前記第2のディジタルパターンと
    前記第3のディジタルパターンと前記端末の識別情報ま
    たは前記端末を使用しているユーザに対応した識別情報
    と前記端末の秘密コードと前記センターの秘密コードと
    を定めることを特徴とする暗号化装置。
  2. 【請求項2】センターと端末とからなるネットワーク
    で、 前記端末が、 乱数コードを発生する装置と、 当該端末のみが知っている第1の秘密のコードを記憶す
    る装置と、 前記乱数コードと前記第1の秘密のコードと予め定めら
    れた第1のディジタルパターンとを入力としてキー作成
    用情報を生成するキー情報生成装置と、 復号キーを生成する復号キー生成装置と、 前記復号キーと暗号文を入力として平文を復元する第1
    の暗号装置とを備え、 前記キー作成用情報と当該端末の識別情報若しくは当該
    端末を使用しているユーザに対応した識別情報とを送信
    し、前記センターによって暗号化された暗号文を受信
    し、 前記センターが、 暗号化キーと平文とを入力として暗号文を生成する第2
    の暗号装置を備え、前記暗号文を前記端末に送信する暗
    号化装置において、 前記端末が、 前記第1の暗号キー生成手段は、予め定められた第2の
    ディジタルパターンと前記乱数コードとを入力として前
    記端末の復号キーを出力し、 前記センターが、 当該センターのみが知っている第2の秘密のコードを記
    憶する装置と、 前記端末から受信した前記キー作成用情報と前記端末の
    識別情報または前記端末を使用しているユーザに対応し
    た識別情報と予め定められた第3のディジタルパターン
    と前記第2の秘密コードとを入力として前記復号キーを
    生成する暗号化キー生成装置とを備え、 前記端末側で発生した前記乱数コードの内容にかかわら
    ず暗号化キーと復号キーとが一致するように前記第1の
    ディジタルパターンと前記第2のディジタルパターンと
    前記第3のディジタルパターンと前記端末の識別情報ま
    たは前記端末を使用しているユーザに対応した識別情報
    と前記端末の秘密コードと前記センターの秘密コードと
    を定めることを特徴とする暗号化装置。
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