JPH077499U - マイクロマニピュレータ - Google Patents

マイクロマニピュレータ

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JPH077499U
JPH077499U JP4421993U JP4421993U JPH077499U JP H077499 U JPH077499 U JP H077499U JP 4421993 U JP4421993 U JP 4421993U JP 4421993 U JP4421993 U JP 4421993U JP H077499 U JPH077499 U JP H077499U
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忠 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【構成】微細操作用器具10、11のホルダ16、17を球面部
35aと球面座32bを介し支持する受け部材12、13を、移
動装置により移動させる。その球面部35aが球面座32b
に弾性的に押し付けられることで球面部35aの球面座32
bに対する回転抵抗が付与される。 【効果】微細操作用器具によるオペレータの怪我や微細
操作用器具の破損を防止でき、オペレータはメインの作
業に集中でき、ホルダの受け部材に対する微小な角度調
節を容易に行なえる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バイオテクノロジー分野において細胞にDNA等を注入したり、マ イクロサンプリング分野等において工業材料から微小な異物を採取するといった 微細操作を行なうために用いられるマイクロマニピュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】
微細操作用器具のホルダと、このホルダに設けられる球面部を球面座を介し支 持する受け部材と、この受け部材にねじ合わされると共に球面部を球面座に押し 付ける調節ネジと、その受け部材を移動させる移動装置とを備え、その調節ネジ を緩めて球面部の球面座への押し付けを解除して球面部を球面座に対し回転させ ることで、受け部材に対するホルダの角度を変化させ、微小操作用器具と操作対 象との位置関係を調節することができるマイクロマニピュレータが従来より用い られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のマイクロマニピュレータでは、前記調節ネジを緩めると、球面部の 球面座への押付力が急激に減少するため、ホルダが自重により不慮に急回転して しまうことがあった。そうすると、そのホルダに保持される微細操作用器具は、 一般にガラスや金属により成形された針や小形ナイフであるため、そのホルダの 急回転によりオペレータの手指を傷付けたり、破損したり、その破損により飛散 した破片によりオペレータが怪我をするおそれがあった。そのため、微小操作用 器具と操作対象との位置関係を調節するという非常に集中力を要するメインの作 業にオペレータが集中できなかった。また、その調節ネジを緩めた場合、ホルダ は僅かな力で回転するため受け部材に対する微小な角度調節が困難であった。
【0004】 本考案は、上記従来技術の問題を解決することのできるマイクロマニピュレー タを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、微細操作用器具のホルダと、このホルダを球面部と受け座を介し支 持する受け部材と、この受け部材を移動させる移動装置とを備えるマイクロマニ ピュレータにおいて、その球面部が受け座に弾性的に押し付けられることで球面 部の受け座に対する回転抵抗が付与されることを特徴とする。そのホルダを受け 部材に対し固定する時は、ネジの締め付け力等により球面部を受け座に密着させ てもよい。これにより、通常はホルダは完全に受け部材に対し固定される。
【0006】
【作用】
本考案の構成によれば、通常はネジの締め付け力等により球面部が受け座に密 着した状態とでき、そのネジを緩めた時に球面部が受け座に弾性的に押し付けら れることで球面部の受け座に対する回転抵抗が付与され、球面部の受け座への押 付力が急激に減少するのを防止できる。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0008】 図4に示すマイクロマニピュレータ1は、ベース2上に設けられた一対の移動 装置3、4と、各移動装置3、4の間の顕微鏡ステージ5と、その顕微鏡ステー ジ5上の試料を拡大して撮像する撮像装置6と、その撮像装置6により撮像され た画像のモニター7と、コンピュータにより構成される制御装置8と、キーボー ドタイプの操作盤9と、顕微鏡ステージ5上の試料を取り扱うための微細操作用 器具10、11を保持する一対のホルダ16、17と、各ホルダ16、17を支 持する受け部材12、13とを備え、各受け部材12、13は移動装置3、4に 連結されている。
【0009】 各移動装置3、4は、基台と、この基台にX軸方向移動可能に取り付けられた 第1移動体と、この第1移動体にY軸方向に移動可能に取り付けられた第2移動 体と、この第2移動体にZ軸方向に移動可能に取り付けられた第3移動体とを有 し、各基台に、パルスモータによって回転駆動されるX軸方向に沿うスクリュー が取り付けられ、そのスクリューにねじ合わされるナットとパルスモータによっ て回転駆動されるY軸方向に沿うスクリューとが第1移動体に取り付けられ、そ のY軸方向に沿うスクリューにねじ合わされるナットとパルスモータによって回 転駆動されるZ軸方向に沿うスクリューとが第2移動体に取り付けられ、そのZ 軸方向に沿うスクリューにねじ合わされるナットが第3移動体に取り付けられ、 その第3移動体に前記受け部材12、13が連結ロッド18、19を介し連結さ れている。各パルスモータは、前記操作盤9に設けられた一対のジョイスティッ ク14、15、キースイッチあるいはダイヤルスイッチの操作によって制御装置 8を介し回転駆動され、この回転により各移動装置3、4はX、Y、Z軸方向に 移動する。なお、本実施例ではパルスモータにより移動装置3、4を粗動させる だけでなく微動もさせているが、移動装置3、4は粗動のみさせ、第3移動体と 受け部材12、13との間に微動機構を介在させてもよい。
【0010】 各微細操作用器具10、11は、例えば図3に示すように、ガラス製キャピラ リーの先端を先鋭にしたものであって、一方11は、顕微鏡の対物レンズ27の 上方のステージ5に置かれたシャーレ内の細胞26を吸着して固定するために用 いられ、他方10は、その細胞26にDNA等を注入するために用いられる。
【0011】 各ホルダ16、17は筒状であって、一端に微小操作用器具10、11が連結 され、他端に配管21、22を介し微小操作用器具10、11による細胞26等 の吸引圧力およびDNA等の吐出圧力の調節機器(図示省略)が接続される。
【0012】 各受け部材12、13はそれぞれ同一構造であって、図1、図2に示すように 、ホルダグリップ31と前記連結ロッド18、19に接続されるジョイントブロ ック32とを有する。各ホルダ16、17は、そのホルダグリップ31に形成さ れた凹部31aに挿入され、ホルダグリップ31にねじ合わされたネジ33によ り固定される。なお、そのネジ33にかえて、外周に雄ネジを有する円筒プラン ジャと、このプランジャ内の凹部に挿入されるバネとボールとを有するボールプ ランジャをホルダグリップ31にねじ合わせ、完全固定時にはプランジャでホル ダ16、17を押し付け、そのプランジャを緩めることでボールを介し弾性力を ホルダ16、17に作用させるようにしてもよい。
【0013】 そのホルダグリップ31に支持軸34を介しボール35が連結され、そのボー ル35はジョイントブロック32に設けられた一端に雌ネジを有する貫通孔32 a内に挿入され、その支持軸34は貫通孔32aの一端開口から突出する。その 貫通孔32aの内面に、そのボール35の外周の球面部35aと曲率が一致する 球面座32bが設けられている。その貫通孔32aの他端開口に調節ネジ36が ねじ込まれ、この調節ネジ36とボール35との間に、ボール35の球面部35 aに円錐面を介し接するスリップ部材38が挿入され、その調節ネジ36の先端 部に形成された凹部にバネ39が挿入されている。その調節ネジ36を先端面が スリップ部材38に密着するまで貫通孔32a内にねじ込むことで、そのねじ込 み力によりボール35の球面部35aは球面座32bに押し付けられ、これによ り、球面部35aの球面座32bに対する回転を阻止することができる。その調 節ネジ36の貫通孔32a内へのねじ込みを緩めることで、そのバネ39の弾性 力によりボール35の球面部35aは球面座32bに弾性的に押し付けられ、こ れにより、球面部35aの球面座32bに対する回転抵抗を付与することができ 、その回転抵抗の大きさは、調節ネジ36の貫通孔32a内へのねじ込み量を変 化させることで徐々に調節できる。
【0014】 上記構成によれば、調節ネジ23の貫通孔32a内へのねじ込みを少し緩める ことで、球面部35aを球面座32bに対し回転させて受け部材12、13に対 するホルダ16、17の角度を任意方向に変化させ、微小操作用器具10、11 と操作対象の細胞26等との位置関係を調節することができる。この際、球面部 35aが球面座32bに弾性的に押し付けられることで球面部35aの球面座3 2bに対する回転抵抗が付与されるので、球面部35aの球面座32aへの押付 力が急激に減少することはない。よって、ホルダが自重により不慮に急回転する ことはなく、微細操作用器具10、11がオペレータの手指を傷付けたり、破損 したり、その破損により飛散した破片によりオペレータが怪我をするのを防止で きる。また、その調節ネジ36の貫通孔32a内へのねじ込み量を変化させるこ とで球面部35aの球面座32bに対する回転抵抗の大きさを適正な大きさとし 、受け部材12、13に対するホルダ16、17の角度調節を容易に行なえる。 また、その角度調節後に調節ネジ36の貫通孔32a内へのねじ込み力により球 面部35aを球面座32bに押し付け、調節ネジ36とスリップ部材38とを密 着させることで、受け部材12、13に対しホルダ16、17を確実に固定でき る。
【0015】 なお、本件考案は上記実施例に限定されるものではない。例えば、球面部の受 け座は球面である必要はない。また、マイクロマニピュレータはバイオテクノロ ジー分野において用いられるものに限定されず、その操作対象を拡大するための 顕微鏡や撮像装置等の手段を有するマニピュレータであれば本考案を適用できる 。
【0016】
【考案の効果】
本考案のマイクロマニピュレータによれば、微細操作用器具を保持するホルダ が不慮に急回転することはなく、オペレータの怪我や微細操作用器具の破損を防 止でき、オペレータはメインの作業に集中でき、また、ホルダの受け部材に対す る微小な角度調節を容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のマイクロマニピュレータの要
部の側面図
【図2】本考案の実施例のマイクロマニピュレータの要
部の断面図
【図3】本考案の実施例の微小操作用器具の説明図
【図4】本考案の実施例を示すマイクロマニピュレータ
の斜視図
【符号の説明】
3、4 移動装置 10、11 微小操作用器具 12、13 受け部材 16、17 ホルダ 32b 球面座 35a 球面部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細操作用器具のホルダと、このホルダ
    を球面部と受け座を介し支持する受け部材と、この受け
    部材を移動させる移動装置とを備えるマイクロマニピュ
    レータにおいて、その球面部が受け座に弾性的に押し付
    けられることで球面部の受け座に対する回転抵抗が付与
    されるマイクロマニピュレータ。
JP1993044219U 1993-07-19 1993-07-19 マイクロマニピュレータ Expired - Lifetime JP2600817Y2 (ja)

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JPH077499U true JPH077499U (ja) 1995-02-03
JP2600817Y2 JP2600817Y2 (ja) 1999-10-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008021657A (ja) * 2007-08-27 2008-01-31 Hitachi Ltd マイクロマニピュレータ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02180578A (ja) * 1988-12-28 1990-07-13 Toshiro Higuchi 関節装置

Patent Citations (1)

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JP2600817Y2 (ja) 1999-10-25

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