JPH0775744A - 一般廃棄物系ゴミプラスチックフラフの重力選別装置 - Google Patents

一般廃棄物系ゴミプラスチックフラフの重力選別装置

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JPH0775744A
JPH0775744A JP22186293A JP22186293A JPH0775744A JP H0775744 A JPH0775744 A JP H0775744A JP 22186293 A JP22186293 A JP 22186293A JP 22186293 A JP22186293 A JP 22186293A JP H0775744 A JPH0775744 A JP H0775744A
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Haruo Hirauma
治夫 平馬
Hiroaki Yanai
弘明 谷内
Minoru Tsuji
実 辻
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JAPAN SMALL CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水及びフラフの流れを乱すことなく、水槽の
上部より浮上しようとする軽質フラフ群及び沈降しよう
とする重量フラフ群に機械的衝撃を与え、軽、重質双方
のフラフをときほぐし両フラフの分離効率を高めるゴミ
プラスチックフラフの重力選別装置を提供することであ
る。 【構成】 本重力選別装置は、回転軸が重力選別装置の
水面より上に設置された櫛形かき羽根を有することを特
徴とし、この櫛形かき羽根を回転させることによって軽
質フラフ群と重質フラフ群とが入り混じった重力選別槽
内のゴミプラスチックフラフに外部から機械的衝撃を与
えて、軽質フラフ群と重質フラフ群とに分離して、軽質
フラフ群の回収効率上昇により軽質フラフ群の油化効率
を上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般廃棄物系廃プラス
チック(ゴミプラスチック)の再生処理のための油化設
備の前処理設備に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックの利用は年々増大してきて
おり、1991年の生産量は1350万トンに達してい
る。このプラスチックは、即、廃棄物となるものと一定
のタイムラグを置いて廃棄物となるものがあるが、状況
として1991年は産業廃棄物系プラスチックが260
万トン、一般廃棄物系プラスチックが340万トン発生
している。一方リサイクル量は、単純再生、複合再生併
せて70万トンにすぎず、多くは焼却、埋立処理がなさ
れている。
【0003】廃プラスチックの再生利用を図るには選別
技術が進むことが必要であり、プラスチックの種類ごと
の選別がもし可能となればリサイクル量は増大する。こ
の意味で産業廃棄物系プラスチックはある程度、素性が
知れておりリサイクル化が比較的容易ということがいえ
る。廃プラスチックの再生利用方法は各種あるが、その
中のひとつに熱利用法がある。熱利用法は多くが、焼却
処理を行ない、その際に発生する熱エネルギーを利用す
るといういわゆるサーマルリサイクル法が中心である。
しかし近年、廃プラスチックを燃料化し、燃料としての
形態を整えてリサイクルさせるマテリアルリサイクルシ
ステムが構築されてきている。
【0004】廃プラスチックの燃料化の一つには、固形
燃料化がある。これは、塩素化合物の少ない廃プラスチ
ックを選別収集し、成型機にかけて燃料化し、これを産
業用ボイラーの燃料に供給しようというシステムであ
り、数ヶ所で操業を開始している。燃料化のもうひとつ
の方法は、数ヶ所で稼動をはじめた油化である。油化法
の一例について述べると、廃プラスチックを高温にて容
融し、更に加熱して気化させ、この蒸気をゼオライト触
媒と接触分解反応を生じせしめるとプラスチックは良質
な比較的軽質の石油に変換できる。石油に変換できるプ
ラスチックは、ポリオレフィン系プラスチックのポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレンであり、これら
からなる廃プラスチックは産業廃棄物系であるならば容
易に集めることができる。
【0005】しかし、一般廃棄物系プラスチック、中で
も一般家庭から排出される「ゴミプラスチック」は、塩
化ビニール等の塩素化合物や多くの熱硬化性の樹脂、金
属との積層品、その他の狭雑物を含んでおり、そのまま
油化原料とすることはできないので、油化の前処理とし
て原料プラスチックの洗浄や選別が必要となる。2〜3
種類の混合プラスチックから、1種類のプラスチックを
選別する方法には、乾式の風力選別法、流動層選別法、
湿式の重力選別法及びサイクロン法等がある。湿式重力
選別法は、ポリオレフィン系のポリエチレン、ポリプロ
ピレン及び発泡ポリスチレンの水に浮く性質を利用す
る。
【0006】湿式重力選別法は、従来、農業用ビニール
粉砕品の洗浄、選別及びPETボトル粉砕品の洗浄、選
別等に用いられた例はあるが、回収プラスチックの乾燥
に難があり最近はあまり利用されていない。しかし、ゴ
ミプラスチックのような物理的にも化学的にも多種多様
な廃プラスチックの選別には、重力選別が効果的であ
る。
【0007】従来の重力選別に扱う原料の性状は、ゴミ
プラスチックに比して単純であり、また、選別対象物同
士の比重差が大きいなどのため、重力選別槽自体にはあ
まり工夫がなされていなかった。例えば、プラスチック
は、表面を完全に濡らさないと、本来の比重選別ができ
ないが、選別用原料の種類が少ない単純系では、必ずし
も濡らすための工夫をしなくてもプラスチックを濡らす
ことができた。また、薄いフィルム類の存在する系にな
ると、水中で軽質フラフ群(水に浮くゴミプラスチック
の細片群)に重質のフラフが入りこんだり、重質フラフ
群(水に沈むゴミプラスチックの細片群)に軽質のフラ
フが入り込んだりするが、これらをときほぐし、重質フ
ラフ群、軽質フラフ群双方へのコンタミネーションを減
らす工夫等はなされていなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般廃棄物系の廃プラ
スチック(ゴミプラスチック)は、買物用ポリ袋、食品
包装材料、発泡トレイ、ポリスチレントレイ、ラップフ
ィルム、化粧びん、洗剤びん等の多種、多様なものから
構成されており、各材料の厚みが異なること、紙、アル
ミ箔、積層品が混合されていることが特徴である。
【0009】これらの廃プラスチックは、破砕機で5〜
10mm程度の大きさに破砕され、洗浄後、油化不適品選
別のために重力選別槽に供給されて選別される。重力選
別槽に入るフラフの成分は、ポリエチレン(比重0.91
〜0.96)、ポリプロピレン(0.90〜0.91)、発泡
ポリスチレン(0.5以下)、塩化ビニール(1.1 〜1.
6)、ポリ塩化ビニリデン(1.65〜1.72)、ポリス
チレン(1.04〜1.09)等及び熱硬化性樹脂であるフ
ェノール樹脂(1.2〜1.3)、尿素樹脂(1.47〜1.5
2)、アクリル樹脂(1.3〜1.4)等であり、これらの
うち、ポリエチレン、ポリプロピレン、発泡ポリスチレ
ンが原則的に水に浮かびその他の樹脂は水に沈む。
【0010】しかし、実際はフラフ同士が相互に重なり
合い、単一片として浮上、沈降するのが困難であり、浮
上しようとするフラフ群、沈降しようとするフラフ群に
機械的衝撃を与えなければ浮上するフラフは極端に減少
し、逆に沈降、または、水中に漂うフラフが増大する。
換言すれば、フラフは、水と共に洗浄槽を出て重力選別
槽に導かれ、比重差によって軽質フラフ群と重質フラフ
群に分離する重力選別が行われる。このとき、重力選別
槽に供給したままの状態で水流によりフラフを下流に押
流すと、軽質フラフ群に重なり合った重質フラフ群、重
質フラフ群に重なった軽質フラフ群は、そのまま浮上又
は沈降するので軽質フラフ群の回収率が下がり、軽質フ
ラフ群の油化効率が低下する。
【0011】本発明の目的は、上記課題を解決すべく、
水及びフラフの流れを乱すことなく、水槽の上部より浮
上しようとする軽質フラフ群及び沈降しようとする重質
フラフ群に機械的衝撃を与え、軽、重質双方のフラフを
ときほぐし、両フラフの分離効率を高める重力選別装置
を提供することである。
【0012】
【課題を解決する手段】本発明は、上記目的を達成すべ
く、ゴミプラスチックを破砕したゴミプラスチックフラ
フを濡らすための装置と、水を満たした重力選別槽とを
有し、前記ゴミプラスチックフラフを水に浮く軽質フラ
フ群と水に沈む重質フラフ群とに選別するゴミプラスチ
ックフラフの重力選別装置において、回転軸が前記重力
選別槽の前記水の表面より上に設置された櫛形かき羽根
をさらに設けたことを特徴とするゴミプラスチックフラ
フの重力選別装置を提供する。
【0013】
【実施例】以下図を参照して、本発明の実施例を単なる
例示として説明する。図1は、重力選別装置10を示
す。重力選別装置10は、ゴミプラスチックフラフ20
を濡らすための装置である供給用スクリューフィーダ3
0と、水を満たした重力選別槽40と、2対の第1櫛形
かき羽根50及び1対の第1櫛形かき羽根51とを有す
る。
【0014】供給用スクリューフィーダ30は、上部に
設置されたモータ等(図示せず)の駆動装置により回転
する回転軸31と、その回転軸に取り付けられた螺旋状
のスクリュー羽根32と、ゴミプラスチックフラフを導
入するための開口33を備えた竪型の外部ケーシング3
4とを有する。供給用スクリューフィーダ30は、竪型
の洗浄槽60内に設けられ、ゴミプラスチックフラフ2
0をスクリュー羽根32の回転で洗浄槽60内に押し込
むように構成されている。洗浄槽60は、循環水70に
より水がオーバフローするようになっている。洗浄槽6
0の上部には、ゴミプラスチックフラフ20を水中で攪
拌するための攪拌機80が設けられ、この攪拌機80
は、上部に設置されたモータ等(図示せず)の駆動装置
により回転する回転軸81と、この回転軸の下部に取り
付けられた羽根82とを有する。又、洗浄槽60の下部
には洗浄時に生じるゴミを排出するためのタンク元弁9
0が設けられている。さらに、洗浄槽60は、水ととも
にオーバフローしたゴミプラスチックフラフ20を重力
選別槽40に送るための樋100を備えている。従っ
て、洗浄槽60の設置レベルは、重力選別槽40より高
いのが好ましい。
【0015】重力選別槽40は、水を満たした横型角槽
であり、上部には水面より上に回転軸を備えた2対の第
1櫛型かき羽根50及び1対の第2櫛型かき羽根51
と、オーバーフロー堰110とが、重力選別槽40の底
部には、沈降物のかき寄せスクリュー120、沈降物汲
上用の水中ポンプ130が設けられている。水中ポンプ
130は、配管140を介して、表面に多孔を有する薄
肉円筒容器のトロンメル150に連結されている。トロ
ンメル150の下部には、重質フラフ群20Hを回収す
るためのシュート170及びコンベア180と、水を回
収するためのパン190及びパン190に連結され重力
選別槽40の入口部に戻される配管200とが設けられ
ている。
【0016】図2及び図3は、それぞれ第1櫛形かき羽
根50、第2櫛形かき羽根51の斜視図である。櫛形か
き羽根の櫛の形状は、3〜10mm径の丸棒52で、回転
軸53上に20〜50mmピッチで取り付けられている。
櫛の長さは、水深500mm以内、櫛の数は、回転軸53
に対して45゜ないしは90゜毎に取付けられるのが好
ましい。第1櫛形かき羽根50は、重力選別槽40の長
手方向長さに応じて、任意に台数を増すことが可能であ
る。。第2櫛形かき羽根51は、重力選別槽40の最後
尾用であり、軽質フラフ群20Lが水と共にオーバーフ
ロー堰120をオーバーフローするのを助長するよう
に、図3に示すように、回転軸53と反対側の端に平板
54を各櫛毎に有する。
【0017】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。ゴミプラスチックフラ
フ20は、コンベア210を介して洗浄槽60に運ば
れ、開口33を通して、供給用スクリューフィーダ30
内に供給される。次いで、ゴミプラスチックフラフ20
は、供給用スクリューフィーダ30の螺旋状のスクリュ
ー羽根32により水中に押込まれ、ゴミプラスチックフ
ラフ20全体が濡れされるとともに、循環水70と撹拌
機80によって水と混合されて洗浄される。タンク元弁
90は、通常は閉止状態にあるが、清掃時砂や針金等の
堆積物をゴミ受け220に受け入れる際に開かれる。洗
浄のための水及びフラフの洗浄槽60内滞留時間は、2
〜3分、連続供給する水とフラフの比率は、フラフ1重
量に対し、水は、30〜100重量である。
【0018】ゴミプラスチックフラフ20は、水と混合
されて食品粕等を除去された後、水と共にオーバーフロ
ーして樋100を経て重力選別槽40に入る。洗浄槽6
0から重力選別槽40に落下したゴミプラスチックフラ
フ20は、十分濡れているので重力選別槽40内で浮く
軽質フラフと沈降する重質フラフとに分離される。しか
し、落下時点ではこれらが混ざり合っており、第1、第
2櫛形かき羽根50、51の櫛部分がゴミプラスチック
フラフ20に機械的衝撃を与えることによって、浮上又
は沈降しつつあるフラフのときほぐしが行われ、分離が
促進される。櫛形かき羽根の各々50、51は、モータ
等(図示せず)を駆動装置として、チェーン等により図
1に示す同一方向に回転し、分離された各フラフは図1
の矢印の方向に流される。
【0019】浮上した軽質フラフ群は、水と共に堰11
0をオーバーフローして次の工程の脱水機(図示せず)
に入り、水と分離されて軽質フラフ群20Lとして回収
される。一方、水中に沈降した重質フラフ群20Hは、
底部のスクリュー120にて重力選別槽40の長手方向
の一方の端にかき寄せられ、水と共に水中ポンプ130
によって汲上げられて配管140を経てトロンメル15
0に入る。さらに、重質フラフ群20Hは、水と分離さ
れてシュート170、コンベア180を経て重質フラフ
群20Hとして回収される。トロンメル150で分離さ
れた水は、パン190、配管200を経て重力選別槽4
0の入口部に戻される。
【0020】一般廃棄物である家庭排出のゴミプラスチ
ックのフラフを以下の洗浄槽付重力選別槽にて選別し
た。 1. 原料 名称 ゴミプラスチックフラフ 寸法 10mm以下 処理量 60kg/h 2. 洗浄槽 型式 竪円筒型 寸法 900φ、1260mmH 撹拌機 0.75kw 3. 重力選別槽 型式 横置角型 寸法 1000mm巾、1500mm高、4000mm長 櫛型羽根: 羽根の段数 3 段 櫛の径 6mm 櫛の長さ 500mm 櫛の数(1段あたり) 4(90゜間隔) 櫛のピッチ 30mm 回転数 8 rpm 4. 選別結果 軽質フラフ群回収量 50
kg/h 軽質フラフ群中の重質フラフ群 0 kg/h 重質フラフ群中の軽質フラフ群 1.5kg/h 本発明の実施例を詳細に図示し、かつ説明したが、本発
明の範囲又は精神から逸脱することなく開示した実施例
に種々の変更をすることができるのは明らかである。例
えば、ゴミプラスチックフラフ20を水に濡らすための
装置である供給用スクリューフィーダ30を重力選別槽
40内に設けてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明による重力選別装置によれば、櫛
形かき羽根によって、軽質フラフ群と重質フラフ群とが
入り混じった重力選別槽内のゴミプラスチックフラフに
槽内の水及びフラフの流れを乱すことなく外部から機械
的衝撃を与えて、軽質フラフ群と重質フラフ群とに分離
して、軽質フラフ群の回収効率上昇により軽質フラフ群
の油化効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による重力選別装置の実施例を示す概略
図である。
【図2】本発明による第1櫛形かき羽根の斜視図であ
る。
【図3】本発明による第2櫛形かき羽根の斜視図であ
る。
【符号の説明】
10重力選別装置 20ゴミプラスチックフラフ 30供給用スクリューフィーダ 40重力選別槽 50第1櫛形かき羽根 51第2櫛形かき羽根 52丸棒 53回転軸 60洗浄槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミプラスチックを破砕したゴミプラス
    チックフラフを濡らすための装置と、水を満たした重力
    選別槽とを有し、前記ゴミプラスチックフラフを水に浮
    く軽質フラフ群と水に沈む重質フラフ群とに選別するゴ
    ミプラスチックフラフの重力選別装置において、回転軸
    が前記重力選別槽の前記水の表面より上に設置された櫛
    形かき羽根をさらに設けたことを特徴とするゴミプラス
    チックフラフの重力選別装置。
  2. 【請求項2】 前記櫛形かき羽根は、1つの前記回転軸
    と、前記回転軸のまわりに一定の角度を隔てた複数の櫛
    とからなり、前記櫛は、前記回転軸の長手方向に一定の
    間隔を隔てて、互いに略平行に前記回転軸に連結された
    複数の丸棒からなることを特徴とする請求項1に記載の
    重力選別装置。
  3. 【請求項3】 前記重力選別装置は、前記ゴミプラスチ
    ックフラフが前記重力選別槽で選別される前に前記ゴミ
    プラスチックフラフを洗浄するための洗浄槽をさらに有
    することを特徴とする請求項1に記載の重力選別装置。
JP22186293A 1993-09-07 1993-09-07 一般廃棄物系ゴミプラスチックフラフの重力選別装置 Pending JPH0775744A (ja)

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