JPH0776758A - 高耐食性電磁ステンレス鋼材 - Google Patents
高耐食性電磁ステンレス鋼材Info
- Publication number
- JPH0776758A JPH0776758A JP5224750A JP22475093A JPH0776758A JP H0776758 A JPH0776758 A JP H0776758A JP 5224750 A JP5224750 A JP 5224750A JP 22475093 A JP22475093 A JP 22475093A JP H0776758 A JPH0776758 A JP H0776758A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stainless steel
- corrosion resistance
- weight
- electromagnetic stainless
- steel material
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気特性は同程度で、耐食性がより優れた電
磁ステンレス鋼材を提供する。 【構成】 15〜25重量%のクロム、0.5〜5重量
%のケイ素、0.2〜6重量%のタングステン、残部鉄
および不可避不純物からなる。
磁ステンレス鋼材を提供する。 【構成】 15〜25重量%のクロム、0.5〜5重量
%のケイ素、0.2〜6重量%のタングステン、残部鉄
および不可避不純物からなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた耐食性をもつ電
磁ステンレス鋼材に関する。
磁ステンレス鋼材に関する。
【0002】
【従来の技術】優れた耐食性、磁気特性を有する電磁ス
テンレス鋼材としてクロム−ケイ素−鉄系の合金が知ら
れている。この系の合金は、耐食性を有すると共に、磁
気特性として保磁力が1.0Oe以下、磁束密度が9.
0kG以上を有しているので、電磁バルブ、電磁ポンプ
などに用いられている。
テンレス鋼材としてクロム−ケイ素−鉄系の合金が知ら
れている。この系の合金は、耐食性を有すると共に、磁
気特性として保磁力が1.0Oe以下、磁束密度が9.
0kG以上を有しているので、電磁バルブ、電磁ポンプ
などに用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなクロム−ケイ素−鉄系合金では、塩酸、硫酸などの
酸の環境などでの使用時に腐食し、これらの環境下でも
より高い耐食性を持つ電磁ステンレス鋼の開発に対して
強い要請がなされている。
うなクロム−ケイ素−鉄系合金では、塩酸、硫酸などの
酸の環境などでの使用時に腐食し、これらの環境下でも
より高い耐食性を持つ電磁ステンレス鋼の開発に対して
強い要請がなされている。
【0004】本発明の目的は、この系の合金を改良し、
磁気特性は該合金と少なくとも同程度で耐食性のより優
れた材料を提供することにある。
磁気特性は該合金と少なくとも同程度で耐食性のより優
れた材料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明者は鋭意研究した結果、タングステンの添加
が有効なことを見出し、本発明に到達した。即ち本発明
は、15〜25重量%のクロム、0.5〜5重量%のケ
イ素、0.2〜6重量%のタングステン、残部鉄および
不可避不純物からなる高耐食性電磁ステンレス鋼材であ
る。
に、本発明者は鋭意研究した結果、タングステンの添加
が有効なことを見出し、本発明に到達した。即ち本発明
は、15〜25重量%のクロム、0.5〜5重量%のケ
イ素、0.2〜6重量%のタングステン、残部鉄および
不可避不純物からなる高耐食性電磁ステンレス鋼材であ
る。
【0006】
【作用】本発明の高耐食性電磁ステンレス鋼は、焼結体
でも溶製材でもどちらでもよい。また、本発明の成分組
成において、クロムは耐食性向上に寄与する元素であ
り、15重量%未満ではこの寄与が充分ではなく、一
方、25重量%を超えると磁気特性が劣る。また、ケイ
素は磁気特性を得るために必要な元素であり、0.5重
量%未満では磁気特性が不足し、5重量%を超えると、
後加工する際に加工性が低下しクラックが生じる。
でも溶製材でもどちらでもよい。また、本発明の成分組
成において、クロムは耐食性向上に寄与する元素であ
り、15重量%未満ではこの寄与が充分ではなく、一
方、25重量%を超えると磁気特性が劣る。また、ケイ
素は磁気特性を得るために必要な元素であり、0.5重
量%未満では磁気特性が不足し、5重量%を超えると、
後加工する際に加工性が低下しクラックが生じる。
【0007】本発明においては、さらにタングステンを
添加することが重要である。この添加により、従来材と
比較し保磁力、磁束密度が同程度であり、孔食電位、耐
硫酸性および耐塩酸性がいずれも大幅に向上する。タン
グステンの添加率が0.2重量%未満であると従来材と
同程度の耐食性しか有せず、6重量%を超えると磁束密
度が低下する。
添加することが重要である。この添加により、従来材と
比較し保磁力、磁束密度が同程度であり、孔食電位、耐
硫酸性および耐塩酸性がいずれも大幅に向上する。タン
グステンの添加率が0.2重量%未満であると従来材と
同程度の耐食性しか有せず、6重量%を超えると磁束密
度が低下する。
【0008】次に、製法例について説明する。まず焼結
体の場合、クロム−ケイ素−タングステン−鉄合金粉末
を用いるかあるいはクロム−ケイ素−鉄合金粉末と該粉
末と同程度の粒径を持つタングステン粉末とを用いて、
必要により有機バインダーとの混練後、成型を行う。成
型体は必要により脱バインダー後、真空中で加熱し焼結
体を得ることができる。また、溶製材の場合、鉄、クロ
ム、ケイ素、タングステンを配合し、溶解鋳造した後、
用途に応じて加工、熱処理を施す。
体の場合、クロム−ケイ素−タングステン−鉄合金粉末
を用いるかあるいはクロム−ケイ素−鉄合金粉末と該粉
末と同程度の粒径を持つタングステン粉末とを用いて、
必要により有機バインダーとの混練後、成型を行う。成
型体は必要により脱バインダー後、真空中で加熱し焼結
体を得ることができる。また、溶製材の場合、鉄、クロ
ム、ケイ素、タングステンを配合し、溶解鋳造した後、
用途に応じて加工、熱処理を施す。
【0009】
実施例1〜7、比較例1〜3 純度99.9重量%の電解鉄、電解クロム、鉄−ケイ素
母合金、タングステンをAr気流中で高周波溶解し、3
0×100×200mmの鋳型に鋳造した。得られた鋳
塊を板厚10mmまで熱間圧延後、外径20mm、内径
10mm、高さ10mmのリング状に切削加工した後、
950℃×1時間の熱処理を施した。
母合金、タングステンをAr気流中で高周波溶解し、3
0×100×200mmの鋳型に鋳造した。得られた鋳
塊を板厚10mmまで熱間圧延後、外径20mm、内径
10mm、高さ10mmのリング状に切削加工した後、
950℃×1時間の熱処理を施した。
【0010】得られた試料の化学分析と磁気特性および
耐食性の測定を行った。磁気特性は保磁力と磁束密度と
をチオフィ直流自記磁束計により測定した。また、耐食
性は孔食電位をJIS G0577に規定された「ステ
ンレス鋼の孔食電位測定方法」に基づき、酸全浸漬試験
を常温の夫々5重量%硫酸水溶液、5重量%塩酸水溶液
に24時間浸漬後の腐食減量を測定することにより行っ
た。得られた結果を表1に示す。
耐食性の測定を行った。磁気特性は保磁力と磁束密度と
をチオフィ直流自記磁束計により測定した。また、耐食
性は孔食電位をJIS G0577に規定された「ステ
ンレス鋼の孔食電位測定方法」に基づき、酸全浸漬試験
を常温の夫々5重量%硫酸水溶液、5重量%塩酸水溶液
に24時間浸漬後の腐食減量を測定することにより行っ
た。得られた結果を表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】実施例8〜10、比較例4 平均粒径22μmの鉄−クロム−ケイ素−タングステン
合金粉末と2重量%のパラフィンワックスとを混練しプ
レス成形した。得られた成型体を真空中、700℃で3
0分脱バインダーした後、1350℃で2時間焼結し
た。
合金粉末と2重量%のパラフィンワックスとを混練しプ
レス成形した。得られた成型体を真空中、700℃で3
0分脱バインダーした後、1350℃で2時間焼結し
た。
【0013】得られた試料の化学分析と磁気特性、耐食
性の測定は実施例1と同様に行った。結果を表2に示
す。
性の測定は実施例1と同様に行った。結果を表2に示
す。
【0014】
【表2】
【0015】表1から、従来材である比較例3に対し、
実施例1〜7はいずれも保磁力、磁束密度が従来材と同
程度であるとともに耐食性が大幅に向上していることが
判る。表2からも、実施例8〜10はいずれも、従来材
である比較例4に対し、上記と同様なことが言える。
実施例1〜7はいずれも保磁力、磁束密度が従来材と同
程度であるとともに耐食性が大幅に向上していることが
判る。表2からも、実施例8〜10はいずれも、従来材
である比較例4に対し、上記と同様なことが言える。
【0016】
【発明の効果】本発明に係わるステンレス鋼材は、磁気
特性は従来材と同程度を保ちつつ、硫酸および塩酸など
の厳しい環境下でもその使用に耐え得る耐食性を持つと
いう、著しく優れた効果をもたらす。
特性は従来材と同程度を保ちつつ、硫酸および塩酸など
の厳しい環境下でもその使用に耐え得る耐食性を持つと
いう、著しく優れた効果をもたらす。
Claims (3)
- 【請求項1】 15〜25重量%のクロム、0.5〜5
重量%のケイ素、0.2〜6重量%のタングステン、残
部鉄および不可避不純物からなる高耐食性電磁ステンレ
ス鋼材。 - 【請求項2】 ステンレス鋼材が溶製材である請求項1
記載の高耐食性電磁ステンレス鋼材。 - 【請求項3】 ステンレス鋼材が焼結体である請求項1
記載の高耐食性電磁ステンレス鋼材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5224750A JPH0776758A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 高耐食性電磁ステンレス鋼材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5224750A JPH0776758A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 高耐食性電磁ステンレス鋼材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0776758A true JPH0776758A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16818656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5224750A Pending JPH0776758A (ja) | 1993-09-09 | 1993-09-09 | 高耐食性電磁ステンレス鋼材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0776758A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8172956B2 (en) | 2007-05-21 | 2012-05-08 | Mitsubishi Steel Mfg. Co., Ltd. | Sintered soft magnetic powder molded body |
-
1993
- 1993-09-09 JP JP5224750A patent/JPH0776758A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8172956B2 (en) | 2007-05-21 | 2012-05-08 | Mitsubishi Steel Mfg. Co., Ltd. | Sintered soft magnetic powder molded body |
| EP2863400A2 (en) | 2007-05-21 | 2015-04-22 | Mitsubishi Steel MFG. CO., LTD. | Sintered soft magnetic powder molded body |
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