JPH0777065A - 高速ヘリコプタ - Google Patents
高速ヘリコプタInfo
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- JPH0777065A JPH0777065A JP21981393A JP21981393A JPH0777065A JP H0777065 A JPH0777065 A JP H0777065A JP 21981393 A JP21981393 A JP 21981393A JP 21981393 A JP21981393 A JP 21981393A JP H0777065 A JPH0777065 A JP H0777065A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来のヘリコプタは、前進側ロータブレード
の音速域への接近による急激な抵抗増大、後退側ロータ
ブレードの低速化に伴う失速の問題から、200kt以上
の高速化は困難であった。本発明は、ロータブレードに
付随して高速化を困難していた問題をたくみに解決し
て、200kt以上の高速化を可能にした高速ヘリコプタ
を提供することを目的とする。 【構成】 複数枚のロータブレード各々を個別にピッチ
コントロールするIBC制御器と、出力がロータブレー
ドを駆動する軸力と機体に直接推進力を作用させる推力
に分けられ、且軸力と推力を比を制御する軸力/推力制
御器を具えるとともに、出力回転数を制御するFADE
Cを具えたコンバーチブルエンジンと、機体のピッチン
グ運動を制御するスタビレータとを具え、高速時におい
てはロータブレードに機体支持を主に分担させ、推進は
主にエンジンの推力ファンで直接行う様にして、高速時
のロータブレードの負担を軽減することにより、従来ヘ
リコプタのホバリング特性を損うことなく高速化を可能
にした。
の音速域への接近による急激な抵抗増大、後退側ロータ
ブレードの低速化に伴う失速の問題から、200kt以上
の高速化は困難であった。本発明は、ロータブレードに
付随して高速化を困難していた問題をたくみに解決し
て、200kt以上の高速化を可能にした高速ヘリコプタ
を提供することを目的とする。 【構成】 複数枚のロータブレード各々を個別にピッチ
コントロールするIBC制御器と、出力がロータブレー
ドを駆動する軸力と機体に直接推進力を作用させる推力
に分けられ、且軸力と推力を比を制御する軸力/推力制
御器を具えるとともに、出力回転数を制御するFADE
Cを具えたコンバーチブルエンジンと、機体のピッチン
グ運動を制御するスタビレータとを具え、高速時におい
てはロータブレードに機体支持を主に分担させ、推進は
主にエンジンの推力ファンで直接行う様にして、高速時
のロータブレードの負担を軽減することにより、従来ヘ
リコプタのホバリング特性を損うことなく高速化を可能
にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来のヘリコプタの形
態を保ちつつ、従来のヘリコプタで実現できなかった、
より高速域の飛行を可能にする高速ヘリコプタに関す
る。
態を保ちつつ、従来のヘリコプタで実現できなかった、
より高速域の飛行を可能にする高速ヘリコプタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のヘリコプタは、一定の場所,高度
に静止(ホバリング状態)して、固定翼機では不可能な
オペレーションが出来る反面、固定翼機のように高速で
飛ぶことができない。すなわちヘリコプタは機体の上方
に設けたロータブレード(回転翼)を回転させて、この
ロータブレードにより機体重量を支持する揚力、および
機体を推進する推進力を得なければならない構成となっ
ていることが、その原因となっている。
に静止(ホバリング状態)して、固定翼機では不可能な
オペレーションが出来る反面、固定翼機のように高速で
飛ぶことができない。すなわちヘリコプタは機体の上方
に設けたロータブレード(回転翼)を回転させて、この
ロータブレードにより機体重量を支持する揚力、および
機体を推進する推進力を得なければならない構成となっ
ていることが、その原因となっている。
【0003】このことを、ヘリコプタを上から見た図で
ある、図19にもとづいて説明すると、機体07の前進
速度Vを大きくすると、前進側のロータブレード01の
先端速度(ΩR+V)05(但し、Ωはロータブレード
の回転数,Rはその半径を示す)が音速に近づき抵抗
(ドラッグ)が急激に大きくなるため、それ以上速度を
上げることができず、また、後退側のロータブレード0
2については、機体の前進速度Vを大きくすると、その
先端速度(ΩR−V)06が、小さくなり失速を起し
て、ロータブレード02が発生すべき所要揚力を得るこ
とができなくなるためである。なお同図で、矢印はロー
タブレード01〜04のそれぞれの回転方位角での、ス
パン方向の速度の大きさを示す。
ある、図19にもとづいて説明すると、機体07の前進
速度Vを大きくすると、前進側のロータブレード01の
先端速度(ΩR+V)05(但し、Ωはロータブレード
の回転数,Rはその半径を示す)が音速に近づき抵抗
(ドラッグ)が急激に大きくなるため、それ以上速度を
上げることができず、また、後退側のロータブレード0
2については、機体の前進速度Vを大きくすると、その
先端速度(ΩR−V)06が、小さくなり失速を起し
て、ロータブレード02が発生すべき所要揚力を得るこ
とができなくなるためである。なお同図で、矢印はロー
タブレード01〜04のそれぞれの回転方位角での、ス
パン方向の速度の大きさを示す。
【0004】また、ロータブレード01〜04は、前述
の通り機体重量を空中で支持するため、及びロータブレ
ードの回転面を傾けて機体推進力を得るために、1回転
中の個々ロータブレードの速度変動に対応してピッチ角
を付与する必要がある。このため、従来のヘリコプタで
は図20,図21に示すように、スウォッシュプレ−ト
08を機体07上部とロータブレード01〜04の間に
設け、この傾きを用いてロータブレード01〜04の1
回転中のピッチコントロールを行っている。図20に示
すように、このピッチコントロールは、1回転中の各方
位角Ψに特定された傾き面を摺動するスウォッシュプレ
−ト08の傾きに合せて、ピッチコントロールロッド0
9で、ロータブレード01〜04のピッチコントロール
を行うようにしているため、1回転に1回変化する、数
式1に示すようなピッチコントロールを行う。
の通り機体重量を空中で支持するため、及びロータブレ
ードの回転面を傾けて機体推進力を得るために、1回転
中の個々ロータブレードの速度変動に対応してピッチ角
を付与する必要がある。このため、従来のヘリコプタで
は図20,図21に示すように、スウォッシュプレ−ト
08を機体07上部とロータブレード01〜04の間に
設け、この傾きを用いてロータブレード01〜04の1
回転中のピッチコントロールを行っている。図20に示
すように、このピッチコントロールは、1回転中の各方
位角Ψに特定された傾き面を摺動するスウォッシュプレ
−ト08の傾きに合せて、ピッチコントロールロッド0
9で、ロータブレード01〜04のピッチコントロール
を行うようにしているため、1回転に1回変化する、数
式1に示すようなピッチコントロールを行う。
【0005】
【数1】
【0006】図22は、V/Ω=μ=0.32で飛行し
ているヘリコプタに設けられている、ある特定の翼型A
のロータブレード先端部(X/R=X=0.913,但
し、Xはロータブレード回転中心からの距離)が、1回
転するうちに各方位角Ψで経験する、速度M(マッハ
数)および迎角α(度)について示したものである。同
図に示すように、ブレード先端部の速度M(マッハ数)
と迎角αは1回転する間に、謂る「ブレードの8の字
形」という軌跡を描く。これを、前述したように抵抗が
大きくなり、それ以上の速度に出来ない、又は速度が小
さくなりこれをカバーするためにピッチ角を大きくと
り、ロータブレードの気流に対する迎角を大きくして所
要の揚力を得ようとしても失速を起してしまう、いわゆ
る「翼型の作動限界」と重ねて示したものが図23であ
る。同図に示されるように、翼型Aのロータブレードを
持つ機体を上記速度で飛行させた場合、前進側及び後退
側のロータブレードの先端部は、前記ブレードの8の字
形軌跡上のA点及びB点で翼型Aの作動限界を超えるこ
とが分る。また、機体の速度Vを減ずれば、「ブレード
の8の字形」は左側に平行移動し、翼型Aの作動限界に
入るようになることは容易に理解できよう。
ているヘリコプタに設けられている、ある特定の翼型A
のロータブレード先端部(X/R=X=0.913,但
し、Xはロータブレード回転中心からの距離)が、1回
転するうちに各方位角Ψで経験する、速度M(マッハ
数)および迎角α(度)について示したものである。同
図に示すように、ブレード先端部の速度M(マッハ数)
と迎角αは1回転する間に、謂る「ブレードの8の字
形」という軌跡を描く。これを、前述したように抵抗が
大きくなり、それ以上の速度に出来ない、又は速度が小
さくなりこれをカバーするためにピッチ角を大きくと
り、ロータブレードの気流に対する迎角を大きくして所
要の揚力を得ようとしても失速を起してしまう、いわゆ
る「翼型の作動限界」と重ねて示したものが図23であ
る。同図に示されるように、翼型Aのロータブレードを
持つ機体を上記速度で飛行させた場合、前進側及び後退
側のロータブレードの先端部は、前記ブレードの8の字
形軌跡上のA点及びB点で翼型Aの作動限界を超えるこ
とが分る。また、機体の速度Vを減ずれば、「ブレード
の8の字形」は左側に平行移動し、翼型Aの作動限界に
入るようになることは容易に理解できよう。
【0007】このため、従来に於ては、機体の速度Vを
上げる努力は、主として次の点において払われていた。 (1)翼型を改良して翼型の作動限界を拡げる。翼型A
を翼型Bに改良することにより、図23に示すように翼
型の作動限界Aを作動限界Bまで拡げることができる。 (2)機体の有害抵抗をできるだけ小さくする。スマー
トな機体にして、高速時においても、揚力と推進力の両
方を負担するロータブレードの負担を軽くする。 (3)ロータブレードの先端部に後退角をつける。前進
側のロータブレード先端部の圧縮性の影響を、後退角を
つけることにより小さくして、音速に近づくのを遅ら
せ、抵抗の上昇を押さえる。
上げる努力は、主として次の点において払われていた。 (1)翼型を改良して翼型の作動限界を拡げる。翼型A
を翼型Bに改良することにより、図23に示すように翼
型の作動限界Aを作動限界Bまで拡げることができる。 (2)機体の有害抵抗をできるだけ小さくする。スマー
トな機体にして、高速時においても、揚力と推進力の両
方を負担するロータブレードの負担を軽くする。 (3)ロータブレードの先端部に後退角をつける。前進
側のロータブレード先端部の圧縮性の影響を、後退角を
つけることにより小さくして、音速に近づくのを遅ら
せ、抵抗の上昇を押さえる。
【0008】しかし、このような努力にもかかわらず、
ヘリコプタの速度限界は200ノットと超えることはむ
つかしく、技術的な壁につき当っているのが現状であ
る。このため、近年では高速をねらう垂直離着陸機(V
TOL機)としては、機体の上方にロータブレードを備
える、従来のヘリコプタの形態をあきらめ、ティルトロ
ータ機やティルトウィング機のような、従来のヘリコプ
タとは、形態を変えた飛行体の開発に関する技術的努力
が払われつつある。しかし、この様な形態の飛行体が開
発されたとしても、ヘリコプタが利点としている、前記
ホバリング性能は犠牲にせざるを得ず、特殊な用途に限
られることは否めない。
ヘリコプタの速度限界は200ノットと超えることはむ
つかしく、技術的な壁につき当っているのが現状であ
る。このため、近年では高速をねらう垂直離着陸機(V
TOL機)としては、機体の上方にロータブレードを備
える、従来のヘリコプタの形態をあきらめ、ティルトロ
ータ機やティルトウィング機のような、従来のヘリコプ
タとは、形態を変えた飛行体の開発に関する技術的努力
が払われつつある。しかし、この様な形態の飛行体が開
発されたとしても、ヘリコプタが利点としている、前記
ホバリング性能は犠牲にせざるを得ず、特殊な用途に限
られることは否めない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、機体上方に
ロータブレードを具える、従来のヘリコプタの形態は保
ち、従来のヘリコプタが有する、ホバリング状態を実現
出来るという特性は、生かしつつ、ロータブレードの回
転に付随して、その高速化を阻害していた原因を、出来
る限り回避して、より高速域までの飛行を可能にした高
速ヘリコプタを提供することを課題とする。
ロータブレードを具える、従来のヘリコプタの形態は保
ち、従来のヘリコプタが有する、ホバリング状態を実現
出来るという特性は、生かしつつ、ロータブレードの回
転に付随して、その高速化を阻害していた原因を、出来
る限り回避して、より高速域までの飛行を可能にした高
速ヘリコプタを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の高速ヘリコプタ
は次の手段とした。
は次の手段とした。
【0011】(1) ロータブレード1回転中のピッチ
角の変化、いわゆるピッチコントロールがロータブレー
ド1枚毎に、独立して行うことができるとともに、従来
のヘリコプタで行われている、ロータブレードの1回転
中の各方位角で1回だけピッチ角が設定される「回転数
1次の制御」を、ロータブレードの1回転中の間に2回
(2次),3回(3次)─の割合でピッチ角を設定でき
る、「高次制御」にした個別ブレード制御器(Individu
al Blade Control 装置およびHigher Harmonic Cont
rol 制御器、以下、併せてIBC制御器という)を設け
た。
角の変化、いわゆるピッチコントロールがロータブレー
ド1枚毎に、独立して行うことができるとともに、従来
のヘリコプタで行われている、ロータブレードの1回転
中の各方位角で1回だけピッチ角が設定される「回転数
1次の制御」を、ロータブレードの1回転中の間に2回
(2次),3回(3次)─の割合でピッチ角を設定でき
る、「高次制御」にした個別ブレード制御器(Individu
al Blade Control 装置およびHigher Harmonic Cont
rol 制御器、以下、併せてIBC制御器という)を設け
た。
【0012】(2) エンジンの出力が、ロータブレー
ド回転のための軸力と、ロータブレードを介さず直接に
機体に推進力を発生する推力とに分けられ、しかも軸力
/推力の割合を変えることのできる、軸力/推力制御器
を具えたコンバーチブルエンジンを設けた。
ド回転のための軸力と、ロータブレードを介さず直接に
機体に推進力を発生する推力とに分けられ、しかも軸力
/推力の割合を変えることのできる、軸力/推力制御器
を具えたコンバーチブルエンジンを設けた。
【0013】(3) IBC制御器を作動させ、飛行速
度に応じたロータブレードのピッチコントロールを行う
とともに、軸力/推力制御器を作動させコンバーチブル
エンジンの軸力と推力との比を、飛行速度に応じて制御
するフライトマネジメント制御器を設けた。
度に応じたロータブレードのピッチコントロールを行う
とともに、軸力/推力制御器を作動させコンバーチブル
エンジンの軸力と推力との比を、飛行速度に応じて制御
するフライトマネジメント制御器を設けた。
【0014】また、他の本発明の高速ヘリコプタは、上
記(1)〜(3)の手段に加え、次の手段とした。
記(1)〜(3)の手段に加え、次の手段とした。
【0015】(4) 前記コンバーチブルエンジンの燃
料コントロールシステムに、飛行中にコンバーチブルエ
ンジンの出力回転速度を変えることのできる、電子燃料
制御装置(Full Authority Digital Electronic Con
trol, 以下FADECという)を設けた。
料コントロールシステムに、飛行中にコンバーチブルエ
ンジンの出力回転速度を変えることのできる、電子燃料
制御装置(Full Authority Digital Electronic Con
trol, 以下FADECという)を設けた。
【0016】(5) 前記フライトマネジメント制御器
は、前記(4)の手段に加え、飛行速度に応じFADE
Cを介してコンバーチブルエンジンの出力回転速度を変
え、ロータブレードの回転数を制御し得るものとした。
は、前記(4)の手段に加え、飛行速度に応じFADE
Cを介してコンバーチブルエンジンの出力回転速度を変
え、ロータブレードの回転数を制御し得るものとした。
【0017】(6) ロータブレードは、変動する回転
数と共振しない構造設計が容易な複合材で形成したさら
に、他の本発明の高速ヘリコプタは、上記(1)〜
(4)の手段に加え、又は上記(1)〜(6)の手段に
加え、次の手段とした。
数と共振しない構造設計が容易な複合材で形成したさら
に、他の本発明の高速ヘリコプタは、上記(1)〜
(4)の手段に加え、又は上記(1)〜(6)の手段に
加え、次の手段とした。
【0018】(7) 機体の後端部に、機体のピッチン
グ運動を制御できるスタビレータを設けた。
グ運動を制御できるスタビレータを設けた。
【0019】(8) 前記フライトマネジメント制御器
は、前記(4)又は前記(6)の手段に加え、機体のピ
ッチング運動に対応させて、機体のピッチング運動が減
少する方向に、スタビレータ作動させる制御を行い得る
ものとした。
は、前記(4)又は前記(6)の手段に加え、機体のピ
ッチング運動に対応させて、機体のピッチング運動が減
少する方向に、スタビレータ作動させる制御を行い得る
ものとした。
【0020】
【作用】本発明の高速ヘリコプタは、 (1) フライトマネジメント制御器によるIBC制御
器の作動により、ロータブレードの個別の高次制御を行
うようにしたので、(a) 「ブレードの8の字形」を
変形させて、前進側ロータブレード先端部における圧縮
性による抵抗の発散(drag divergence )を押え、後退
側ロータブレードにおける低速,高迎角による失速(st
all)を回避して、翼型の作動限界を越えるのを、機体が
より高速になるまで遅らせることができる。
器の作動により、ロータブレードの個別の高次制御を行
うようにしたので、(a) 「ブレードの8の字形」を
変形させて、前進側ロータブレード先端部における圧縮
性による抵抗の発散(drag divergence )を押え、後退
側ロータブレードにおける低速,高迎角による失速(st
all)を回避して、翼型の作動限界を越えるのを、機体が
より高速になるまで遅らせることができる。
【0021】(b) ロータブレードのピッチング,ロ
ーリングのバランスをとることにより、高速におけるト
リム飛行が可能となる。
ーリングのバランスをとることにより、高速におけるト
リム飛行が可能となる。
【0022】(c) 高速における機体自重を支持する
揚力を発生できる。
揚力を発生できる。
【0023】(2) フライトマネジメント制御器によ
る軸力/推力制御器の作動により、コンバーチブルエン
ジンの出力を、軸力と推力とに分け、しかも、軸力/推
力の比を変えられるようにしたので、高速飛行時には、
揚力は軸力によるロータブレードで、推進力はエンジン
の推力で分担することができ、高速飛行時のロータブレ
ードの負担を軽減でき、これにより「ブレードの8の字
形」の縦軸、すなわちブレード先端部の迎角の大きさ
と、変化の巾を小さくできるので翼型の作動限界内での
高速飛行が可能になる。
る軸力/推力制御器の作動により、コンバーチブルエン
ジンの出力を、軸力と推力とに分け、しかも、軸力/推
力の比を変えられるようにしたので、高速飛行時には、
揚力は軸力によるロータブレードで、推進力はエンジン
の推力で分担することができ、高速飛行時のロータブレ
ードの負担を軽減でき、これにより「ブレードの8の字
形」の縦軸、すなわちブレード先端部の迎角の大きさ
と、変化の巾を小さくできるので翼型の作動限界内での
高速飛行が可能になる。
【0024】また、他の本発明の高速ヘリコプタは上記
(1)〜(2)の作用に加え、 (3) FADECを具え、フライトマネジメント制御
器によりFADECを介して、コンバーチブルエンジン
の出力回転速度(回転数)を変えられるようにしたの
で、(a) 高速飛行中に、ロータブレードの回転数を
減らすことにより、「ブレードの8の字形」の横軸、す
なわちロータブレード先端部の速度の変化巾を小さくで
き、これにより前進側ブレードの圧縮性による抵抗発散
(drag divergence)を押さえ、翼型の作動限界内での高
速飛行が可能になる。
(1)〜(2)の作用に加え、 (3) FADECを具え、フライトマネジメント制御
器によりFADECを介して、コンバーチブルエンジン
の出力回転速度(回転数)を変えられるようにしたの
で、(a) 高速飛行中に、ロータブレードの回転数を
減らすことにより、「ブレードの8の字形」の横軸、す
なわちロータブレード先端部の速度の変化巾を小さくで
き、これにより前進側ブレードの圧縮性による抵抗発散
(drag divergence)を押さえ、翼型の作動限界内での高
速飛行が可能になる。
【0025】(b) また、高速飛行時ロータブレード
の回転数を減らすことによる、前進側ロータブレードの
圧縮性の影響を小さくすることによる前記作用のほか、
逆にロータブレードの回転数を増速することにより、後
退側ロータブレードの失速を防止することも可能にな
り、ロータブレードの翼型特性,作動状況に合せロータ
ブレードの作動環境を、より適切にする制御が可能にな
る。
の回転数を減らすことによる、前進側ロータブレードの
圧縮性の影響を小さくすることによる前記作用のほか、
逆にロータブレードの回転数を増速することにより、後
退側ロータブレードの失速を防止することも可能にな
り、ロータブレードの翼型特性,作動状況に合せロータ
ブレードの作動環境を、より適切にする制御が可能にな
る。
【0026】(c) 従来のヘリコプタが持たなかっ
た、前記ロータブレードの個別の高次制御,軸力・推力
の比制御、および回転数制御と制御パラメータが多くな
り(自由度が増し)、これらを適正に組合わせることに
より、「ブレードの8の字形」を翼型の作動限界に収め
ることが容易になり、より音速に近い高速での飛行が可
能になる。
た、前記ロータブレードの個別の高次制御,軸力・推力
の比制御、および回転数制御と制御パラメータが多くな
り(自由度が増し)、これらを適正に組合わせることに
より、「ブレードの8の字形」を翼型の作動限界に収め
ることが容易になり、より音速に近い高速での飛行が可
能になる。
【0027】(4) ロータブレードを複合材で形成し
たので、繊維の通し方(角度,本数および繊維の種類)
を変えることにより、ロータブレードの剛性,重量を容
易に変えることができ、ロータブレードの変動する回転
数に対して共振しないような固有振動数のものにでき、
安定した高速飛行が可能になる。
たので、繊維の通し方(角度,本数および繊維の種類)
を変えることにより、ロータブレードの剛性,重量を容
易に変えることができ、ロータブレードの変動する回転
数に対して共振しないような固有振動数のものにでき、
安定した高速飛行が可能になる。
【0028】さらに、他の本発明の高速ヘリコプタは、
上記(1)〜(2)の作用又は(1)〜(4)の作用に
加え、フライトマネジメント制御器により、機体の後端
部に設けたスタビレータを作動制御するようにしたの
で、ロータブレードの先進速度、および後退速度が大き
くなる機体の左右位置での、ロータブレードの揚力不足
に伴う機体縦方向の制御力不足が生じても、スタビレー
タに生じる空気力によって縦方向の制御を行うことがで
き、安定した高速飛行が出来る。
上記(1)〜(2)の作用又は(1)〜(4)の作用に
加え、フライトマネジメント制御器により、機体の後端
部に設けたスタビレータを作動制御するようにしたの
で、ロータブレードの先進速度、および後退速度が大き
くなる機体の左右位置での、ロータブレードの揚力不足
に伴う機体縦方向の制御力不足が生じても、スタビレー
タに生じる空気力によって縦方向の制御を行うことがで
き、安定した高速飛行が出来る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面により説
明する。図2は、本発明の一実施例としての高速ヘリコ
プタの全体図を示し、図2(A)は平面図、図2(B)
は側面図である。
明する。図2は、本発明の一実施例としての高速ヘリコ
プタの全体図を示し、図2(A)は平面図、図2(B)
は側面図である。
【0030】図において、1は複合材で形成したロータ
ブレード3のピッチコントロールの自由度を増すための
IBC制御器、2はロータブレードの回転数を飛行中に
可変とするためのFADEC6を具えたコンバーチブル
エンジン、4は機体後端に設けられ、機体のピッチング
方向のコントロール力を補うためのスタビレータ、5は
IBC制御器,FADEC装置,コンバーチブルエンジ
ンの軸力/推力制御器、及びスタビレータなどへ、パイ
ロットの操作や飛行状況に応じて作動量を計算し出力す
るためのフライトマネジメント制御器である。
ブレード3のピッチコントロールの自由度を増すための
IBC制御器、2はロータブレードの回転数を飛行中に
可変とするためのFADEC6を具えたコンバーチブル
エンジン、4は機体後端に設けられ、機体のピッチング
方向のコントロール力を補うためのスタビレータ、5は
IBC制御器,FADEC装置,コンバーチブルエンジ
ンの軸力/推力制御器、及びスタビレータなどへ、パイ
ロットの操作や飛行状況に応じて作動量を計算し出力す
るためのフライトマネジメント制御器である。
【0031】更に、これらを機能的にブロック図で示し
たものが図1である。システムの中心になるのはフライ
トマネジメント制御器5であり、ここでパイロットの操
舵に従って、最適な制御量を算出して出力し、IBC制
御器1,コンバーチブルエンジン(FADEC6,軸力
/推力制御器)、およびスタビレータ4をコントロール
する。
たものが図1である。システムの中心になるのはフライ
トマネジメント制御器5であり、ここでパイロットの操
舵に従って、最適な制御量を算出して出力し、IBC制
御器1,コンバーチブルエンジン(FADEC6,軸力
/推力制御器)、およびスタビレータ4をコントロール
する。
【0032】次に、IBC制御器1について説明する。
IBC制御器は、従来のピッチコントロールロッドの代
りに、電磁油圧式のIBCアクチュエータを取付け、こ
れをコンピュータで制御することにより数式2で示すよ
うに、1回転中の各方位角Ψにおいて、ロータブレード
のピッチ角が1回,2回,3回,─と変化するようにピ
ッチコントロールを行わせることができる。しかも、各
ロータブレード毎にコントロールを変えることも可能と
している。
IBC制御器は、従来のピッチコントロールロッドの代
りに、電磁油圧式のIBCアクチュエータを取付け、こ
れをコンピュータで制御することにより数式2で示すよ
うに、1回転中の各方位角Ψにおいて、ロータブレード
のピッチ角が1回,2回,3回,─と変化するようにピ
ッチコントロールを行わせることができる。しかも、各
ロータブレード毎にコントロールを変えることも可能と
している。
【0033】
【数2】
【0034】すなわち、従来のヘリコプタのピッチコン
トロールが、数式1で示すように、〔θ0 ,A1 ,
B1 〕の3個のパラメータしかコントロールの自由度を
持たせ得なかったのに対し、本実施例では〔θ0 ,
A1 ,B1 ,A2 ,B2 ,A3 ,B3,─〕と5個以上
のパラメータを自由度として持つコントロールを可能と
している。
トロールが、数式1で示すように、〔θ0 ,A1 ,
B1 〕の3個のパラメータしかコントロールの自由度を
持たせ得なかったのに対し、本実施例では〔θ0 ,
A1 ,B1 ,A2 ,B2 ,A3 ,B3,─〕と5個以上
のパラメータを自由度として持つコントロールを可能と
している。
【0035】図3により、IBC制御器1について説明
する。回転スウォッシュプレ−ト102 とピッチリンク10
3 の間は前述したように、ピッチコントロールロッドに
代え、IBCアクチュエータ101 を介して結合すること
により、ロータシャフト104の上端部に取付けられ回転
するロータブレード3の各方位角Ψにおけるピッチ角
を、1回転中に2回,3回,─と、各ブレード毎に変え
ることが可能になる。また、IBCアクチュエータ101
は電磁・油圧式に作動させるため、油圧や電気信号がロ
ータリカップリングやスリップリングを介して固定系か
ら回転系に伝えられ、ロータヘッド上で油圧配管及び電
線105 を通してIBCアクチュエータ101に結合され
る。なお、IBCアクチュエータ101 が万一故障した場
合にも、従来のヘリコプタと同様の操縦ができるような
安全性を確保するため、操縦桿からの動きはロッド106,
107,108 を介して固定スウォッシュプレ−ト109 、及び
回転スウォッシュ−プレ−ト102 を傾け、前述した主ロ
ータブレード3の迎角を、1回転中に1回変化するよう
なピッチコントロールを行う従来の操縦機構はそのまま
残している。なお同図で、114 は回転シザー,110 は固
定シザー,111 はメインギャボックスを示す。
する。回転スウォッシュプレ−ト102 とピッチリンク10
3 の間は前述したように、ピッチコントロールロッドに
代え、IBCアクチュエータ101 を介して結合すること
により、ロータシャフト104の上端部に取付けられ回転
するロータブレード3の各方位角Ψにおけるピッチ角
を、1回転中に2回,3回,─と、各ブレード毎に変え
ることが可能になる。また、IBCアクチュエータ101
は電磁・油圧式に作動させるため、油圧や電気信号がロ
ータリカップリングやスリップリングを介して固定系か
ら回転系に伝えられ、ロータヘッド上で油圧配管及び電
線105 を通してIBCアクチュエータ101に結合され
る。なお、IBCアクチュエータ101 が万一故障した場
合にも、従来のヘリコプタと同様の操縦ができるような
安全性を確保するため、操縦桿からの動きはロッド106,
107,108 を介して固定スウォッシュプレ−ト109 、及び
回転スウォッシュ−プレ−ト102 を傾け、前述した主ロ
ータブレード3の迎角を、1回転中に1回変化するよう
なピッチコントロールを行う従来の操縦機構はそのまま
残している。なお同図で、114 は回転シザー,110 は固
定シザー,111 はメインギャボックスを示す。
【0036】なお、IBC制御器1は、上述実施例のも
のに代え、HHC(Higher Harmonic Control)制御器と
呼称されるものでも良い。即ち、上記実施例におけるピ
ッチリンク103 と回転スウォッシュプレート102 を連結
するIBCアクチュエータ101 を、従来通り一定長さの
ピッチコントロールロッドにし、固定スウォッシュプレ
ート109 と回転スウォッシュプレート102 との間に、I
BCアクチュエータ101 と同じ構造のHHCアクチュエ
ータを介して結合する。そして、ロータヘッド上からの
配管及び電線を通じて、HHCアクチュエータを電磁、
油圧式に駆動して、回転スウォッシュプレート102 を作
動させ、ロータシャフト104 の上端に取付けられ回転す
るロータブレード3のピッチ角を、前記ピッチコントロ
ールロッドを介して、1回転に2回,3回,─と、各ロ
ータブレード毎に変える。このHHC制御器によるロー
タブレード3のピッチコントロールは、HHCアクチュ
エータにより、回転スウォッシュプレート102 を直接制
御することとなり、高次の周波数帯域のピッチ角制御は
可能となるが、上述実施例のIBC制御器による場合に
比べ、ピッチ角制御の自由度が小さくなる欠点があり、
主として振動、騒音抑制をして快適性向上を目的とする
場合に、利点があるものである。
のに代え、HHC(Higher Harmonic Control)制御器と
呼称されるものでも良い。即ち、上記実施例におけるピ
ッチリンク103 と回転スウォッシュプレート102 を連結
するIBCアクチュエータ101 を、従来通り一定長さの
ピッチコントロールロッドにし、固定スウォッシュプレ
ート109 と回転スウォッシュプレート102 との間に、I
BCアクチュエータ101 と同じ構造のHHCアクチュエ
ータを介して結合する。そして、ロータヘッド上からの
配管及び電線を通じて、HHCアクチュエータを電磁、
油圧式に駆動して、回転スウォッシュプレート102 を作
動させ、ロータシャフト104 の上端に取付けられ回転す
るロータブレード3のピッチ角を、前記ピッチコントロ
ールロッドを介して、1回転に2回,3回,─と、各ロ
ータブレード毎に変える。このHHC制御器によるロー
タブレード3のピッチコントロールは、HHCアクチュ
エータにより、回転スウォッシュプレート102 を直接制
御することとなり、高次の周波数帯域のピッチ角制御は
可能となるが、上述実施例のIBC制御器による場合に
比べ、ピッチ角制御の自由度が小さくなる欠点があり、
主として振動、騒音抑制をして快適性向上を目的とする
場合に、利点があるものである。
【0037】IBC制御器1の他の実施例を図4及び図
5に示す。いずれもロータブレード根元で機械的にピッ
チ角の変更を行うのではなくロータブレード3の後縁
に、トリムタブ112 を設けて操舵することにより、ある
いは、ロータブレード後縁に吹き出し口113 を設けて、
吹き出し口113 を上下動して、ロータブレード3のピッ
チコントロールを行ったときと同じ効果を空気力学的に
発生させ、ピッチコントロール量A2 ,B2 ,A3 ,B
3 ,─を与えるようにしたものである。
5に示す。いずれもロータブレード根元で機械的にピッ
チ角の変更を行うのではなくロータブレード3の後縁
に、トリムタブ112 を設けて操舵することにより、ある
いは、ロータブレード後縁に吹き出し口113 を設けて、
吹き出し口113 を上下動して、ロータブレード3のピッ
チコントロールを行ったときと同じ効果を空気力学的に
発生させ、ピッチコントロール量A2 ,B2 ,A3 ,B
3 ,─を与えるようにしたものである。
【0038】このように、IBC制御器1を設けること
により、ロータブレード3の1回転中にピッチ角が何回
も変るような高次の、それもロータブレード3の個々に
ついて、制御ができるようにしたので、図6に示すよう
に、「ブレードの8の字形」を変形させて、前進側ロー
タブレードにおける圧縮性による抵抗の発散を押え、後
退側ロータブレードにおける低速,高迎角による失速を
回避して、ロータブレードが翼型の作動限界を越えるの
を、機体がより高速になるまで遅らせることができる。
また、翼型の作動限界に収めながら、ロータブレードの
機体軸(X−X軸)まわり、および機体軸と直交する水
平軸(Y−Y軸)まわりのモーメントの釣り合いがと
れ、ローリングのトリムおよびピッチングのトリムが取
れて、高速におけるトリム飛行が可能になる。さらに、
ロータブレードによって高速における機体自重を支持す
る揚力を発生できる。
により、ロータブレード3の1回転中にピッチ角が何回
も変るような高次の、それもロータブレード3の個々に
ついて、制御ができるようにしたので、図6に示すよう
に、「ブレードの8の字形」を変形させて、前進側ロー
タブレードにおける圧縮性による抵抗の発散を押え、後
退側ロータブレードにおける低速,高迎角による失速を
回避して、ロータブレードが翼型の作動限界を越えるの
を、機体がより高速になるまで遅らせることができる。
また、翼型の作動限界に収めながら、ロータブレードの
機体軸(X−X軸)まわり、および機体軸と直交する水
平軸(Y−Y軸)まわりのモーメントの釣り合いがと
れ、ローリングのトリムおよびピッチングのトリムが取
れて、高速におけるトリム飛行が可能になる。さらに、
ロータブレードによって高速における機体自重を支持す
る揚力を発生できる。
【0039】次に、軸力/推力制御器を具えたコンバー
チブルエンジン2について説明する。従来のヘリコプタ
に搭載されている、エンジンの出力はすべて出力軸から
取り出す、いわゆるターボシャフトエンジンが用いられ
ている。本実施例のものでは、エンジンの出力を上記タ
ーボシャフトエンジンのように軸出力としても取り出
せ、かつ、同エンジンに大バイパス比の低圧ファンを取
り付けることにより、ターボファンエンジンのようにフ
ァン推力としても取り出せるようなコンバーチブルエン
ジン2を採用した。このようなターボシャフト/ターボ
ファンの両特性を持ったコンバーチブルエンジン2の詳
細については後述するとして、コンバーチブルエンジン
2の採用によりエンジン出力のファン出力への配分比e
=(ファン出力)/(軸出力)とすれば、コンバーチブ
ルエンジン2を使うことにより、例えば0.5>e>0
というように、eを変えることができる。大切なこと
は、従来のヘリコプタではe=0に固定されていたのに
対し、本実施例においては、eを変化させるという自由
度が有る。これによりロータブレードの負荷を軽減し、
従来できなかったような高速の飛行を可能とした点に特
徴を有するものである。
チブルエンジン2について説明する。従来のヘリコプタ
に搭載されている、エンジンの出力はすべて出力軸から
取り出す、いわゆるターボシャフトエンジンが用いられ
ている。本実施例のものでは、エンジンの出力を上記タ
ーボシャフトエンジンのように軸出力としても取り出
せ、かつ、同エンジンに大バイパス比の低圧ファンを取
り付けることにより、ターボファンエンジンのようにフ
ァン推力としても取り出せるようなコンバーチブルエン
ジン2を採用した。このようなターボシャフト/ターボ
ファンの両特性を持ったコンバーチブルエンジン2の詳
細については後述するとして、コンバーチブルエンジン
2の採用によりエンジン出力のファン出力への配分比e
=(ファン出力)/(軸出力)とすれば、コンバーチブ
ルエンジン2を使うことにより、例えば0.5>e>0
というように、eを変えることができる。大切なこと
は、従来のヘリコプタではe=0に固定されていたのに
対し、本実施例においては、eを変化させるという自由
度が有る。これによりロータブレードの負荷を軽減し、
従来できなかったような高速の飛行を可能とした点に特
徴を有するものである。
【0040】次に、前述したターボシャフト/ターボフ
ァンの両特性を持った、コンバーチブルエンジン2の一
実施例を図7,図8および図9に示す。図7はコンバー
チブルエンジンの一実施例を示す全体断面図、図8は図
7の部分詳細断面図、図9は図8を簡略化して理解しや
すいように概要図にしたものである。これらの図に示す
ように、コンバーチブルエンジンの基本構成は、通常の
ターボファンエンジンと変りがないが、このコンバーチ
ブルエンジン2の特徴は、低圧タービン201 の軸202 が
ロータブレード3駆動用の出力軸204 と、推力ファン21
4 の両方に接続されており、推力と軸出力(軸力)の出
力比率(e)を、図9に示すように、可変流量式油圧ポ
ンプ/モータ215 の流量を制御することで行うことがで
きることにある。同図に基づいて、その作用をのべる
と、コンバーチブルエンジン2の低圧タービン201 の回
転力は、傘歯車203 により低圧タービン201 の軸202 か
らロータブレード駆動用の出力軸204 を経由して、トラ
ンスミッション205 に導びかれ、可変容積式油圧ポンプ
215 とロータブレード3を駆動する。一方、出力タービ
ン201 の回転力は、エンジン2内部に設けられた太陽歯
車210 を介して伝達され、遊星歯車装置207 で減速され
て推力ファン214 も駆動する。ここで、遊星歯車装置20
7 の遊星キャリヤ209 は油圧ポンプ211 に回転結合され
ている。
ァンの両特性を持った、コンバーチブルエンジン2の一
実施例を図7,図8および図9に示す。図7はコンバー
チブルエンジンの一実施例を示す全体断面図、図8は図
7の部分詳細断面図、図9は図8を簡略化して理解しや
すいように概要図にしたものである。これらの図に示す
ように、コンバーチブルエンジンの基本構成は、通常の
ターボファンエンジンと変りがないが、このコンバーチ
ブルエンジン2の特徴は、低圧タービン201 の軸202 が
ロータブレード3駆動用の出力軸204 と、推力ファン21
4 の両方に接続されており、推力と軸出力(軸力)の出
力比率(e)を、図9に示すように、可変流量式油圧ポ
ンプ/モータ215 の流量を制御することで行うことがで
きることにある。同図に基づいて、その作用をのべる
と、コンバーチブルエンジン2の低圧タービン201 の回
転力は、傘歯車203 により低圧タービン201 の軸202 か
らロータブレード駆動用の出力軸204 を経由して、トラ
ンスミッション205 に導びかれ、可変容積式油圧ポンプ
215 とロータブレード3を駆動する。一方、出力タービ
ン201 の回転力は、エンジン2内部に設けられた太陽歯
車210 を介して伝達され、遊星歯車装置207 で減速され
て推力ファン214 も駆動する。ここで、遊星歯車装置20
7 の遊星キャリヤ209 は油圧ポンプ211 に回転結合され
ている。
【0041】可変容積式油圧ポンプ/モータ215 の斜板
217 の斜きをアクチュエータ218 でゼロとした時、吐出
流量もゼロとなって、油圧ポンプ211 の回転は停止し、
遊星キャリヤ209 も停止して、遊星歯車装置207 は通常
の減速機として機能する。また、可変容積式油圧ポンプ
/モータ215 の斜板217 の斜きをアクチュエータ218で
調整すると、その斜きに応じて作動油が配管219 を介し
て循環し、油圧ポンプ211 および遊星キャリヤ209 の回
転速度を制御することができる。遊星キャリヤ209 が回
転することにより、リング歯車208 の回転速度、すなわ
ち推力ファン214 の回転速度は、停止状態から最大速の
間で、任意に調整することが可能となる。なお、同図に
おいて216,212 は、それぞれ可変容積式油圧ポンプ/モ
ータ215、および油圧ポンプ211 のプランジャ,213 は
油圧ポンプの斜板である。さらに、222 はエンジンナセ
ル,220 はガスジェネレータを示す。
217 の斜きをアクチュエータ218 でゼロとした時、吐出
流量もゼロとなって、油圧ポンプ211 の回転は停止し、
遊星キャリヤ209 も停止して、遊星歯車装置207 は通常
の減速機として機能する。また、可変容積式油圧ポンプ
/モータ215 の斜板217 の斜きをアクチュエータ218で
調整すると、その斜きに応じて作動油が配管219 を介し
て循環し、油圧ポンプ211 および遊星キャリヤ209 の回
転速度を制御することができる。遊星キャリヤ209 が回
転することにより、リング歯車208 の回転速度、すなわ
ち推力ファン214 の回転速度は、停止状態から最大速の
間で、任意に調整することが可能となる。なお、同図に
おいて216,212 は、それぞれ可変容積式油圧ポンプ/モ
ータ215、および油圧ポンプ211 のプランジャ,213 は
油圧ポンプの斜板である。さらに、222 はエンジンナセ
ル,220 はガスジェネレータを示す。
【0042】可変容積式油圧ポンプ/モータ215 と油圧
ポンプ211 の間を循環する作動油の流量,圧力,伝達馬
力と推力ファンの回転速度との関係(推力ファンの10
0%回転速度における馬力を100%とする。)は図1
0のようになり、油圧による伝達馬力がゼロになる点
A、および点Bを、それぞれホバリング、及び巡航状態
に選ぶことで、使用頻度の高い状態での油圧ポンプ/モ
ータによる損失馬力を最少限にすることができる。
ポンプ211 の間を循環する作動油の流量,圧力,伝達馬
力と推力ファンの回転速度との関係(推力ファンの10
0%回転速度における馬力を100%とする。)は図1
0のようになり、油圧による伝達馬力がゼロになる点
A、および点Bを、それぞれホバリング、及び巡航状態
に選ぶことで、使用頻度の高い状態での油圧ポンプ/モ
ータによる損失馬力を最少限にすることができる。
【0043】コンバーチブルエンジン2の他の実施例と
して、図11に示すような遊星歯車装置207 と摩擦クラ
ッチ223 を用いたものを使用することもできる。この場
合は摩擦クラッチ223 の油圧ピストン224 による接,切
により推力ファン214 への動力伝達が制御される。
して、図11に示すような遊星歯車装置207 と摩擦クラ
ッチ223 を用いたものを使用することもできる。この場
合は摩擦クラッチ223 の油圧ピストン224 による接,切
により推力ファン214 への動力伝達が制御される。
【0044】コンバーチブル・エンジン2のもう1つの
実施例として、図12に示すような、エンジンの推力フ
ァン214 のピッチを可変ピッチリンケージ226 を介し
て、可変ピッチアクチュエータ225 でコントロールする
ことにより、推力ファン214 の出力を制御するようにし
たものを使用することもできる。
実施例として、図12に示すような、エンジンの推力フ
ァン214 のピッチを可変ピッチリンケージ226 を介し
て、可変ピッチアクチュエータ225 でコントロールする
ことにより、推力ファン214 の出力を制御するようにし
たものを使用することもできる。
【0045】このように、軸力/推力制御器を具えたコ
ンバーチブルエンジンの採用により、エンジン出力を軸
力と推力とに分け、しかも軸力/推力の比を変えられる
ようにしたので、高速飛行時には、揚力はロータブレー
ドで、推進力はエンジンの推力で分担することができ、
高速飛行時のロータブレードの負担を軽減でき、これに
より「ブレードの8の字形」の縦軸、すなわちブレード
先端部の迎角の大きさと変化の巾を、図13に示す実線
のものから点線のものに小さくできるので、翼型の作動
限界内での高速飛行が可能になる。
ンバーチブルエンジンの採用により、エンジン出力を軸
力と推力とに分け、しかも軸力/推力の比を変えられる
ようにしたので、高速飛行時には、揚力はロータブレー
ドで、推進力はエンジンの推力で分担することができ、
高速飛行時のロータブレードの負担を軽減でき、これに
より「ブレードの8の字形」の縦軸、すなわちブレード
先端部の迎角の大きさと変化の巾を、図13に示す実線
のものから点線のものに小さくできるので、翼型の作動
限界内での高速飛行が可能になる。
【0046】次に、コンバーチブルエンジンの出力回転
数制御について説明する。従来のヘリコプタでは、ロー
タブレードの回転数は飛行中、常に一定に保たれるよう
に設計されている。その理由は、 (1) 回転数を変化させる最も簡単な方法は、エンジ
ンの出力回転数が変えられるように、エンジンの燃料制
御システムを作ることであるが、従来、これがハイドロ
メカニカル式の制御で行われていたため、飛行中に回転
数を変化させるようなコントロールが機構上非常に困難
であった。
数制御について説明する。従来のヘリコプタでは、ロー
タブレードの回転数は飛行中、常に一定に保たれるよう
に設計されている。その理由は、 (1) 回転数を変化させる最も簡単な方法は、エンジ
ンの出力回転数が変えられるように、エンジンの燃料制
御システムを作ることであるが、従来、これがハイドロ
メカニカル式の制御で行われていたため、飛行中に回転
数を変化させるようなコントロールが機構上非常に困難
であった。
【0047】(2) ロータブレードの回転数を飛行中
に変化させると、ロータブレードやドライブシャフトな
どのダイナミックな系を、その変化する回転数に対し
て、共振しないよう固有振動数を避ける設計をしなけれ
ばならない。従来は、ロータブレードに金属などを主用
しているため、構造上、加工上これらの固有振動数を避
けた設計が困難であった。
に変化させると、ロータブレードやドライブシャフトな
どのダイナミックな系を、その変化する回転数に対し
て、共振しないよう固有振動数を避ける設計をしなけれ
ばならない。従来は、ロータブレードに金属などを主用
しているため、構造上、加工上これらの固有振動数を避
けた設計が困難であった。
【0048】(3) それらの困難を、敢えて解決して
までロータブレードの回転数を変えなければならない強
いニーズがなかった。 等による。しかしながら、ロータブレードの回転数を減
らすことは、後述するようにヘリコプタの高速化には有
効な手段である。
までロータブレードの回転数を変えなければならない強
いニーズがなかった。 等による。しかしながら、ロータブレードの回転数を減
らすことは、後述するようにヘリコプタの高速化には有
効な手段である。
【0049】次にロータブレードの出力回転数の制御を
行うことの出来る、FADECを具えたエンジンの燃料
制御システムの実施例を図14に基づき説明する。 (1) まず、エンジン2は出力軸回転速度501 が一定
になるような制御が行われている。 (2) 飛行中に、図1に示すフライトマネ−ジメント
制御器5から出力軸回転速度501 を変更する信号が出さ
れると、それは出力軸回転速度設定502 ラインを通して
出力軸回転速度制御部503 に伝えられる。 (3) 出力軸回転速度制御部503 では、回転数の変更
に対して、 (ア) エンジンの出力が大きく変らないように、エン
ジン自身の出力特性を組み込んだアルゴリズムにより制
御信号を出す。 (イ) パイロットが順応できる速度で回転数を変える
ような制御信号を出す。以上のことにより、回転数は現
設定値NR から新設定値NR ′に変えられる。 (4) また、システムに対する主な外乱はロータブレ
ードに働く負荷変化504である。 (5) 負荷変化504 により出力軸回転速度501 の変動
が起る。 (6) この変動を少くするために、FADECは燃料
流量を操作して外乱の負荷に見合う値に出力軸回転速度
501 を調整する。 (7) このときの燃料流量変化速度は、速い方が出力
応答性は速くなるが、余り速すぎるとサージ,炎の吹き
消えなどの危険がある。 (8) このため、出力変化にともない、例えば高圧軸
回転速度(NG )505 の大きさを、ある決められた値以
下になるように加速制御506 及び減速制御507 が働き、
最小値選択508 及び最大値選択509 を通ることで燃料流
量510 変化速度のリミッタ的な働きをする。 (9) NG 以外の他のリミッタ変数511 についても前
項と同じ働きをする。 (10) このような制御はすべて冗長性を持ったディ
ジタル制御系によって行う。
行うことの出来る、FADECを具えたエンジンの燃料
制御システムの実施例を図14に基づき説明する。 (1) まず、エンジン2は出力軸回転速度501 が一定
になるような制御が行われている。 (2) 飛行中に、図1に示すフライトマネ−ジメント
制御器5から出力軸回転速度501 を変更する信号が出さ
れると、それは出力軸回転速度設定502 ラインを通して
出力軸回転速度制御部503 に伝えられる。 (3) 出力軸回転速度制御部503 では、回転数の変更
に対して、 (ア) エンジンの出力が大きく変らないように、エン
ジン自身の出力特性を組み込んだアルゴリズムにより制
御信号を出す。 (イ) パイロットが順応できる速度で回転数を変える
ような制御信号を出す。以上のことにより、回転数は現
設定値NR から新設定値NR ′に変えられる。 (4) また、システムに対する主な外乱はロータブレ
ードに働く負荷変化504である。 (5) 負荷変化504 により出力軸回転速度501 の変動
が起る。 (6) この変動を少くするために、FADECは燃料
流量を操作して外乱の負荷に見合う値に出力軸回転速度
501 を調整する。 (7) このときの燃料流量変化速度は、速い方が出力
応答性は速くなるが、余り速すぎるとサージ,炎の吹き
消えなどの危険がある。 (8) このため、出力変化にともない、例えば高圧軸
回転速度(NG )505 の大きさを、ある決められた値以
下になるように加速制御506 及び減速制御507 が働き、
最小値選択508 及び最大値選択509 を通ることで燃料流
量510 変化速度のリミッタ的な働きをする。 (9) NG 以外の他のリミッタ変数511 についても前
項と同じ働きをする。 (10) このような制御はすべて冗長性を持ったディ
ジタル制御系によって行う。
【0050】このように、ハードウエアを変えることな
しに、ソフトウエアの変更だけで回転数を可変とするこ
とが可能である。なおかつ、 (ア) エンジンの出力特性をほとんど低下させない。
しに、ソフトウエアの変更だけで回転数を可変とするこ
とが可能である。なおかつ、 (ア) エンジンの出力特性をほとんど低下させない。
【0051】(イ) 重量増,コスト増がほとんどな
い。
い。
【0052】(ウ) 高い信頼性を持たせることができ
る。などの利点も得られる。
る。などの利点も得られる。
【0053】次に、ロータブレード3の回転数が変化し
た場合にも対応できるような複合材製ロータブレード3
の実施例について説明する。図15に示すように、フラ
ップ方向の曲げ304 剛性は、主としてスパーA301 の長
手方向(一方向)繊維の数で決まる。そのためスパーA
301 の繊維の数を変えることによりフラップ方向の曲げ
304 剛性を調節できる。これはフラップ方向の曲げ304
固有振動数を調整することにつながる。同様にして、ス
パーB302 の繊維の数を変えることにより、コード方向
の曲げ305 固有振動数を調整できる。また、捩りについ
てはスキン303の繊維の積層数を変える、又は交差する
繊維の角度を変えることで捩り306 の固有振動数を調節
できる。
た場合にも対応できるような複合材製ロータブレード3
の実施例について説明する。図15に示すように、フラ
ップ方向の曲げ304 剛性は、主としてスパーA301 の長
手方向(一方向)繊維の数で決まる。そのためスパーA
301 の繊維の数を変えることによりフラップ方向の曲げ
304 剛性を調節できる。これはフラップ方向の曲げ304
固有振動数を調整することにつながる。同様にして、ス
パーB302 の繊維の数を変えることにより、コード方向
の曲げ305 固有振動数を調整できる。また、捩りについ
てはスキン303の繊維の積層数を変える、又は交差する
繊維の角度を変えることで捩り306 の固有振動数を調節
できる。
【0054】このような構造にすることにより、図16
に示すように、NR ,NR ′の2つの回転数と1次捩り
振動数、1次〜2次コード方向曲げ振動数、および1次
〜4次フラップ方向曲げ振動数との交点を、ロータブレ
ード3の回転数の整数倍の直線(1Ω〜8Ω)より離
し、回転数NR ,NR ′での共振を避けることのできる
設計を実現することが、金属製回転翼に比べて容易にで
きる。
に示すように、NR ,NR ′の2つの回転数と1次捩り
振動数、1次〜2次コード方向曲げ振動数、および1次
〜4次フラップ方向曲げ振動数との交点を、ロータブレ
ード3の回転数の整数倍の直線(1Ω〜8Ω)より離
し、回転数NR ,NR ′での共振を避けることのできる
設計を実現することが、金属製回転翼に比べて容易にで
きる。
【0055】このようにして、ロータブレード3の回転
数を飛行中に変化させることが可能になり、さらに回転
数を変えてもロータブレード3の共振の問題がなくなる
ので、これにより、ロータブレード3の回転数をコント
ロールするという自由度が増えるため、従来できなかっ
たような飛行条件を作ることが可能となる。すなわち、
高速飛行中にロータブレードの回転数を減らすことによ
り、図17に示すように「ブレードの8の字形」の横
軸、すなわちロータブレード先端部の速度の変化巾を、
実線のものから点線で示すように小さくでき、これによ
り前進側ブレード先端部の圧縮性による抵抗発散を押さ
え、翼型の作動限界での高速飛行が可能になる。また、
高速飛行時ロータブレードの回転数を減らすことによ
る、前進側ロータブレードの圧縮性の影響を小さくする
ことによる作用のほか、逆にロータブレードの回転数を
増速することにより、後退側ロータブレードの失速を防
止することも可能になり、ロータブレードの翼型特性,
作動状況に合せロータブレードの作動環境をより適切に
できる。
数を飛行中に変化させることが可能になり、さらに回転
数を変えてもロータブレード3の共振の問題がなくなる
ので、これにより、ロータブレード3の回転数をコント
ロールするという自由度が増えるため、従来できなかっ
たような飛行条件を作ることが可能となる。すなわち、
高速飛行中にロータブレードの回転数を減らすことによ
り、図17に示すように「ブレードの8の字形」の横
軸、すなわちロータブレード先端部の速度の変化巾を、
実線のものから点線で示すように小さくでき、これによ
り前進側ブレード先端部の圧縮性による抵抗発散を押さ
え、翼型の作動限界での高速飛行が可能になる。また、
高速飛行時ロータブレードの回転数を減らすことによ
る、前進側ロータブレードの圧縮性の影響を小さくする
ことによる作用のほか、逆にロータブレードの回転数を
増速することにより、後退側ロータブレードの失速を防
止することも可能になり、ロータブレードの翼型特性,
作動状況に合せロータブレードの作動環境をより適切に
できる。
【0056】上述のように、本実施例の高速ヘリコプタ
は、従来のヘリコプタが持たなかった、前記ロータブレ
ードの個別の高次制御,軸力・推力の比制御、および回
転数制御と制御パラメータが多くなり(自由度が増
し)、これらを適正に組合わせることにより「ブレード
の8の字形」を翼型の作動限界に収めることが容易にな
り、より高速での飛行が可能になる。そして高速飛行時
のロータブレードは図18の斜線で示す、前後の部分で
は自重を支えるための揚力(L)をかせぎ、左右の部分
はほとんどロータブレードの揚力は期待しないという飛
び方になる。
は、従来のヘリコプタが持たなかった、前記ロータブレ
ードの個別の高次制御,軸力・推力の比制御、および回
転数制御と制御パラメータが多くなり(自由度が増
し)、これらを適正に組合わせることにより「ブレード
の8の字形」を翼型の作動限界に収めることが容易にな
り、より高速での飛行が可能になる。そして高速飛行時
のロータブレードは図18の斜線で示す、前後の部分で
は自重を支えるための揚力(L)をかせぎ、左右の部分
はほとんどロータブレードの揚力は期待しないという飛
び方になる。
【0057】ロータブレードの左右の部分であまりロー
タ揚力を発生させ得ないということは、ヘリコプターの
操縦性には問題が生じる。すなわち、ロータブレードは
約90°のプリセッションをするので、左右ロータブレ
ードの揚力不足は、機体にとっては前後方向(ピッチン
グ)のコントロール力が不足することを意味する。
タ揚力を発生させ得ないということは、ヘリコプターの
操縦性には問題が生じる。すなわち、ロータブレードは
約90°のプリセッションをするので、左右ロータブレ
ードの揚力不足は、機体にとっては前後方向(ピッチン
グ)のコントロール力が不足することを意味する。
【0058】この問題を解消するため、機体7の後端部
に従来設けられている水平安定板をコントローラブルな
ものにしたスタビレータ4を設けた。スタビレータ4は
水平安定板全体を可動にするものでも、水平安定板の一
部にエレベータ式のタブを付けるものでも良い。そし
て、図1に示すように、飛行状態、若しくはパイロット
操縦桿操作に応じた作動量を計算した、フライトマネジ
メント制御器5からの作動信号により、ピッチング方向
のコントロール力を補うように作動させる。これによっ
て、ロータブレードの先進および後退速度が大きくな
る、機体の左右位置でのロータブレードの揚力不足に伴
う、機体縦方向の制御力不足が生じてもスタビレータに
生じる空気力によって、縦方向の制御を充分に行うこと
ができ安定した高速飛行が出来る。
に従来設けられている水平安定板をコントローラブルな
ものにしたスタビレータ4を設けた。スタビレータ4は
水平安定板全体を可動にするものでも、水平安定板の一
部にエレベータ式のタブを付けるものでも良い。そし
て、図1に示すように、飛行状態、若しくはパイロット
操縦桿操作に応じた作動量を計算した、フライトマネジ
メント制御器5からの作動信号により、ピッチング方向
のコントロール力を補うように作動させる。これによっ
て、ロータブレードの先進および後退速度が大きくな
る、機体の左右位置でのロータブレードの揚力不足に伴
う、機体縦方向の制御力不足が生じてもスタビレータに
生じる空気力によって、縦方向の制御を充分に行うこと
ができ安定した高速飛行が出来る。
【0059】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明の高速ヘリ
コプタによれば、特許請求の範囲に示す構成により、 (1) 純ヘリコプタの形態を保持したままで、従来の
ヘリコプタでは得られなかった、200ノットを越す高
速で安定した飛行が可能となる。
コプタによれば、特許請求の範囲に示す構成により、 (1) 純ヘリコプタの形態を保持したままで、従来の
ヘリコプタでは得られなかった、200ノットを越す高
速で安定した飛行が可能となる。
【0060】(2) また、実証された技術,又はその
延長上の技術をたくみに組合わせることにより実用化で
きるため、信頼性が高いものが得られる。等の効果が得
られるものである。
延長上の技術をたくみに組合わせることにより実用化で
きるため、信頼性が高いものが得られる。等の効果が得
られるものである。
【図1】本発明の高速ヘリコプタの機能を示す一実施例
としての機能ブロック図、
としての機能ブロック図、
【図2】本発明の高速ヘリコプタの一実施例を示す全体
図であって、図2(A)は平面図、図2(B)は側面
図、
図であって、図2(A)は平面図、図2(B)は側面
図、
【図3】本発明の高速ヘリコプタを構成するIBC制御
器の一実施例を示す斜視図、
器の一実施例を示す斜視図、
【図4】図3の第二実施例を示す斜視図、
【図5】図3の第三実施例を示す斜視図、
【図6】IBC制御器におけるロータブレードのピッチ
コントロールにより、翼型の作動限界に収めた状態を示
す図、
コントロールにより、翼型の作動限界に収めた状態を示
す図、
【図7】本発明の高速ヘリコプタを構成するコンバーチ
ブルエンジンの一実施例としての固定ピッチ、油圧ポン
プ/モータ方式のコンバーチブルの全体断面図、
ブルエンジンの一実施例としての固定ピッチ、油圧ポン
プ/モータ方式のコンバーチブルの全体断面図、
【図8】図8の部分詳細を示す断面図、
【図9】本発明の高速ヘリコプタを構成する、コンバー
チブルエンジンの一実施例を示す概要図、
チブルエンジンの一実施例を示す概要図、
【図10】図7に示すコンバーチブルエンジンの性能,
効率を示す図、
効率を示す図、
【図11】本発明の高速ヘリコプタを構成する、コンバ
ーチブルエンジンの第二実施例の詳細を示す断面図、
ーチブルエンジンの第二実施例の詳細を示す断面図、
【図12】本発明の高速ヘリコプタを構成する、コンバ
ーチブルエンジンの第三実施例の詳細を示す断面図、
ーチブルエンジンの第三実施例の詳細を示す断面図、
【図13】高速飛行時に、エンジンに推力を分担させる
ことにより、翼型の作動限界に収めた状態を示す図、
ことにより、翼型の作動限界に収めた状態を示す図、
【図14】本発明の高速ヘリコプタを構成する、FAD
ECの作動を示すブロック図、
ECの作動を示すブロック図、
【図15】本発明の高速ヘリコプタを構成する、ロータ
ブレードを示す図であって、図15(A)は1枚のロー
タブレードの斜視図、図15(B)は図15(A)の矢
視A−A断面図、図15(C),図15(D)は複合材
の1方向繊維の積層状態を示す図、図15(E)は複合
材の角度を変えた繊維の積層状態を示す図、
ブレードを示す図であって、図15(A)は1枚のロー
タブレードの斜視図、図15(B)は図15(A)の矢
視A−A断面図、図15(C),図15(D)は複合材
の1方向繊維の積層状態を示す図、図15(E)は複合
材の角度を変えた繊維の積層状態を示す図、
【図16】複合材によるロータブレードの捩り振動,フ
ラップ方向曲げ振動,コード方向振動とロータブレード
の回転数(整数倍)を示す図、
ラップ方向曲げ振動,コード方向振動とロータブレード
の回転数(整数倍)を示す図、
【図17】ロータブレード回転減速により、翼型の作動
限界に収めた状態を示す図、
限界に収めた状態を示す図、
【図18】高速飛行時の、揚力分担を示すための本発明
の高速ヘリコプタの平面図、
の高速ヘリコプタの平面図、
【図19】ヘリコプタの速度限界を説明するための、ロ
ータブレード速度分布図、
ータブレード速度分布図、
【図20】従来のスウォッシュプレ−トによる、ロータ
ブレードのピッチコントロールを説明する斜視図、
ブレードのピッチコントロールを説明する斜視図、
【図21】ロータブレードの方位角とピッチ角を説明す
る図で、図21(A)はヘリコプタの平面図、図21
(B)は図21(A)の矢視A−Aを示す図、
る図で、図21(A)はヘリコプタの平面図、図21
(B)は図21(A)の矢視A−Aを示す図、
【図22】従来のロータブレードが、1回転する間のロ
ータブレード先端部の各方位角における速度と迎角の変
化による「ブレードの8の字形」を示す図、
ータブレード先端部の各方位角における速度と迎角の変
化による「ブレードの8の字形」を示す図、
【図23】図22の「ブレードの8の字形」と翼型の作
動限界を示す図
動限界を示す図
1 IBC制御器 2 コンバーチブルエンジン 3 ロータブレード 4 スタビレータ 5 フライトマネジメント制御器 6 FADEC 7 機体 101 IBCアクチュエータ 102 回転スウォッシュープレ−ト 103 ピッチリンク 104 ロータシャフト 105 油圧配管及び電線 106 操縦桿からの動き(前後及び上下)を伝達する
ロッド 107 操縦桿からの動き(右及び上下)を伝達するロ
ッド 108 操縦桿からの動き(左及び上下)を伝達するロ
ッド 109 固定スウォッシュープレ−ト 110 固定シザー 111 メインギャボックス 112 トリムタブ 113 吹き出し 114 回転シザー 201 低圧タービン 202 低圧タービンの軸 203 傘歯車 204 出力軸 205 トランスミッション 207 遊星歯車装置 208 リング歯車 209 遊星キャリア 210 太陽歯車 211 油圧ポンプ 212 プランジャ(油圧ポンプ) 213 斜板(油圧ポンプ) 214 推力ファン 215 可変流量式油圧ポンプ/モータ 216 プランジャ(可変流量式油圧ポンプ/モータ) 217 斜板(可変流量式油圧ポンプ/モータ) 218 アクチュエータ 219 配管 220 ガスジェネレータ 222 エンジンナセル 223 摩擦クラッチ 224 油圧ピストン 225 (推力ファンの)可変ピッチアクチュエータ 226 可変ピッチリンケージ 301 スパーA 302 スパーB 303 スキン 304 フラップ方向曲げ 305 コード方向曲げ 306 捩り 501 出力軸回転速度 502 出力軸回転速度設定 503 出力軸回転速度制御部 504 負荷変化 505 高圧軸回転速度 506 加速制御 507 減速制御 508 最小値選択 509 最大値選択 510 燃料流量 511 リミッタ変数
ロッド 107 操縦桿からの動き(右及び上下)を伝達するロ
ッド 108 操縦桿からの動き(左及び上下)を伝達するロ
ッド 109 固定スウォッシュープレ−ト 110 固定シザー 111 メインギャボックス 112 トリムタブ 113 吹き出し 114 回転シザー 201 低圧タービン 202 低圧タービンの軸 203 傘歯車 204 出力軸 205 トランスミッション 207 遊星歯車装置 208 リング歯車 209 遊星キャリア 210 太陽歯車 211 油圧ポンプ 212 プランジャ(油圧ポンプ) 213 斜板(油圧ポンプ) 214 推力ファン 215 可変流量式油圧ポンプ/モータ 216 プランジャ(可変流量式油圧ポンプ/モータ) 217 斜板(可変流量式油圧ポンプ/モータ) 218 アクチュエータ 219 配管 220 ガスジェネレータ 222 エンジンナセル 223 摩擦クラッチ 224 油圧ピストン 225 (推力ファンの)可変ピッチアクチュエータ 226 可変ピッチリンケージ 301 スパーA 302 スパーB 303 スキン 304 フラップ方向曲げ 305 コード方向曲げ 306 捩り 501 出力軸回転速度 502 出力軸回転速度設定 503 出力軸回転速度制御部 504 負荷変化 505 高圧軸回転速度 506 加速制御 507 減速制御 508 最小値選択 509 最大値選択 510 燃料流量 511 リミッタ変数
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02K 3/06
Claims (3)
- 【請求項1】 機体の上方に揚力を発生できる複数枚の
ロータブレードを具えたヘリコプタにおいて、該ロータ
ブレード各々のピッチ角を独立に高次制御するIBC制
御器と、出力が前記ロータブレードを駆動する軸力およ
び前記機体に直接作用する推力とに分岐され前記軸力お
よび前記推力の比を制御する軸力/推力制御器を具えた
コンバーチブルエンジンと、前記IBC制御器および軸
力/推力制御器を前記機体の飛行速度に応じて作動させ
るフライトマネジメント制御器とを具えていることを特
徴とする高速ヘリコプタ。 - 【請求項2】 前記ロータブレードを複合材で形成し、
前記コンバーチブルエンジンが出力回転速度を増減でき
るFADECを具え、前記フライトマネジメント制御器
が前記機体の飛行速度に対応した出力回転速度になるよ
うに前記FADECを作動させるようにしたことを特徴
とする請求項1の高速ヘリコプタ。 - 【請求項3】 前記機体の後端部に機体のピッチング運
動を制御するスタビレータを具え、前記フライトマネジ
メント制御器が前記機体のピッチング運動を軽減する姿
勢角に前記スタビレータを作動させるようにしたことを
特徴とする請求項1および請求項2の高速ヘリコプタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21981393A JPH0777065A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 高速ヘリコプタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21981393A JPH0777065A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 高速ヘリコプタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0777065A true JPH0777065A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16741439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21981393A Withdrawn JPH0777065A (ja) | 1993-09-03 | 1993-09-03 | 高速ヘリコプタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0777065A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09512079A (ja) * | 1994-04-12 | 1997-12-02 | ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイション | 遊星歯車列用カップリング・システム |
| JP2003160099A (ja) * | 2001-11-16 | 2003-06-03 | Goodrich Pump & Engine Control Systems Inc | ロータトルク予測装置 |
| JP2018052186A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 | コンパウンドヘリコプタ |
-
1993
- 1993-09-03 JP JP21981393A patent/JPH0777065A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09512079A (ja) * | 1994-04-12 | 1997-12-02 | ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイション | 遊星歯車列用カップリング・システム |
| JP2003160099A (ja) * | 2001-11-16 | 2003-06-03 | Goodrich Pump & Engine Control Systems Inc | ロータトルク予測装置 |
| JP2018052186A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 | コンパウンドヘリコプタ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001107 |