JPH0777127A - 電磁燃料噴射弁及び電磁燃料噴射弁における燃料噴 射量調整方法 - Google Patents
電磁燃料噴射弁及び電磁燃料噴射弁における燃料噴 射量調整方法Info
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- JPH0777127A JPH0777127A JP24756193A JP24756193A JPH0777127A JP H0777127 A JPH0777127 A JP H0777127A JP 24756193 A JP24756193 A JP 24756193A JP 24756193 A JP24756193 A JP 24756193A JP H0777127 A JPH0777127 A JP H0777127A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 開閉弁の最大ストローク及び微少流量の設定
を極めて高精度で且つ容易に行なうことのできる電磁燃
料噴射弁の提供。 【構成】 ハウジングの一端A側の開閉弁案内孔2B内
には弁座体8が、また他端B側に配置された他側磁極部
3の固定コア3Bの調整管挿入孔3F内には調整管6
が、夫々調整工程の際長手軸心方向に移動可能なるよう
比較的に軽い圧入荷重にて挿入配設され、調整工程後カ
シメ固定される。開閉弁案内孔2B内には、スプリング
Sによって押圧された開閉弁4が移動自在に配置され
る。開閉弁全開調整工程は、弁座体8を開閉弁案内孔2
B内において移動させて開閉弁4の後端部4Fと固定コ
ア3Bの前端部3Eとの間隙Xを調整することにより、
スプリング力調整工程は、調整管6を長手軸心方向に移
動させることによって行なわれる。燃料噴射量の調整
は、電磁燃料噴射弁の組みつけ工程の後に開閉弁全開調
整工程を行ない、次いでスプリング力調整工程を行な
う。
を極めて高精度で且つ容易に行なうことのできる電磁燃
料噴射弁の提供。 【構成】 ハウジングの一端A側の開閉弁案内孔2B内
には弁座体8が、また他端B側に配置された他側磁極部
3の固定コア3Bの調整管挿入孔3F内には調整管6
が、夫々調整工程の際長手軸心方向に移動可能なるよう
比較的に軽い圧入荷重にて挿入配設され、調整工程後カ
シメ固定される。開閉弁案内孔2B内には、スプリング
Sによって押圧された開閉弁4が移動自在に配置され
る。開閉弁全開調整工程は、弁座体8を開閉弁案内孔2
B内において移動させて開閉弁4の後端部4Fと固定コ
ア3Bの前端部3Eとの間隙Xを調整することにより、
スプリング力調整工程は、調整管6を長手軸心方向に移
動させることによって行なわれる。燃料噴射量の調整
は、電磁燃料噴射弁の組みつけ工程の後に開閉弁全開調
整工程を行ない、次いでスプリング力調整工程を行な
う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関における電子
制御式燃料噴射装置に用いられる電磁燃料噴射弁と、電
磁燃料噴射弁の製造工程時における燃料噴射量の調整方
法に関する。
制御式燃料噴射装置に用いられる電磁燃料噴射弁と、電
磁燃料噴射弁の製造工程時における燃料噴射量の調整方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭58−137864号公報の中で
従来技術としてとらえられる第1図に示された構造(第
1の従来例という)は、バルブハウジングと磁気ハウジ
ングとの間にスペーサが配置され、スペーサと開閉弁の
フランジとの間に間隙が形成され、一方アーマチュアと
固定磁心との間に間隙が形成される。そして開閉弁の最
大ストロークは開閉弁のフランジがスペーサに当接する
間隙によって決定される。
従来技術としてとらえられる第1図に示された構造(第
1の従来例という)は、バルブハウジングと磁気ハウジ
ングとの間にスペーサが配置され、スペーサと開閉弁の
フランジとの間に間隙が形成され、一方アーマチュアと
固定磁心との間に間隙が形成される。そして開閉弁の最
大ストロークは開閉弁のフランジがスペーサに当接する
間隙によって決定される。
【0003】実開昭58−137864号公報に示され
る考案(第2の従来例という)には、アーマチュアの後
端面に非磁性スペーサを固着し、バルブハウジングと磁
気ハウジングとの結合面の間に一定厚さの強磁性スペー
サを介在させ、固定磁心の前端面は磁気ハウジングの結
合面と同一面ないしこれより後方に位置させ、アーマチ
ュアの後端面及びバルブハウジングの結合面を調整して
開閉弁のストロークを調整する技術が開示される。そし
て開閉弁の最大ストロークは、強磁性スペーサの厚さ
と、バルブハウジングの後端面とアーマチュアの非磁性
スペーサの後端面との差より決定される。
る考案(第2の従来例という)には、アーマチュアの後
端面に非磁性スペーサを固着し、バルブハウジングと磁
気ハウジングとの結合面の間に一定厚さの強磁性スペー
サを介在させ、固定磁心の前端面は磁気ハウジングの結
合面と同一面ないしこれより後方に位置させ、アーマチ
ュアの後端面及びバルブハウジングの結合面を調整して
開閉弁のストロークを調整する技術が開示される。そし
て開閉弁の最大ストロークは、強磁性スペーサの厚さ
と、バルブハウジングの後端面とアーマチュアの非磁性
スペーサの後端面との差より決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例によると
次の問題を有する。開閉弁の最大ストロークを設定す
る際、開閉弁を弁座に圧接して、バルブハウジングの後
端面とバルブフランジの後端面との差を計測し、これに
基づいてバルブハウジングの後端面又はバルブフランジ
の後端面に加工を加える。かかる計測時においてフラン
ジをスペーサに当接させてストロークを規制することか
ら、バルブフランジの後端面はバルブハウジングの後端
面より必ず内方に位置するので、精度よく前記計測を行
なうことが困難であり、これに基づくバルブハウジング
の後端面、バルブフランジの後端面の加工精度を向上す
ることが困難であり、もって最大ストロークの精度維持
に難点を有する。アーマチュアの後端面と固定鉄心の
前端面との間にエア、ギャップを設ける際、磁気ハウジ
ングと固定鉄心との組合せ寸法、バルブハウジングと開
閉弁のフランジと、アーマチュアとの組合せ寸法を計測
し、スペーサの厚さを決定してスペーサを選定する。か
かる計測時において、磁気ハウジングと固定鉄心の計測
は穴の内部の軸方向を計測することになり精密な計測が
困難であり、又、バルブハウジングとアーマチュアを含
む開閉弁は固定されることがなく且つバルブハウジング
より大きく突出しているので倒れの影響を受け精密な計
測が困難である。而して、スペーサの厚さを正確に決定
することが困難である。又、前記計測に基づいてスペー
サの厚さが決定されるが、1μmごとに同種類もの厚さ
違いのスペーサを用意する必要があり、部品点数の増加
と選択作業、管理作業が複雑となり、生産効率を阻害す
るとともに製造コスト高を招来して好ましいものでな
い。
次の問題を有する。開閉弁の最大ストロークを設定す
る際、開閉弁を弁座に圧接して、バルブハウジングの後
端面とバルブフランジの後端面との差を計測し、これに
基づいてバルブハウジングの後端面又はバルブフランジ
の後端面に加工を加える。かかる計測時においてフラン
ジをスペーサに当接させてストロークを規制することか
ら、バルブフランジの後端面はバルブハウジングの後端
面より必ず内方に位置するので、精度よく前記計測を行
なうことが困難であり、これに基づくバルブハウジング
の後端面、バルブフランジの後端面の加工精度を向上す
ることが困難であり、もって最大ストロークの精度維持
に難点を有する。アーマチュアの後端面と固定鉄心の
前端面との間にエア、ギャップを設ける際、磁気ハウジ
ングと固定鉄心との組合せ寸法、バルブハウジングと開
閉弁のフランジと、アーマチュアとの組合せ寸法を計測
し、スペーサの厚さを決定してスペーサを選定する。か
かる計測時において、磁気ハウジングと固定鉄心の計測
は穴の内部の軸方向を計測することになり精密な計測が
困難であり、又、バルブハウジングとアーマチュアを含
む開閉弁は固定されることがなく且つバルブハウジング
より大きく突出しているので倒れの影響を受け精密な計
測が困難である。而して、スペーサの厚さを正確に決定
することが困難である。又、前記計測に基づいてスペー
サの厚さが決定されるが、1μmごとに同種類もの厚さ
違いのスペーサを用意する必要があり、部品点数の増加
と選択作業、管理作業が複雑となり、生産効率を阻害す
るとともに製造コスト高を招来して好ましいものでな
い。
【0005】第2の従来例によると、次の問題を有す
る。強磁性スペーサの厚さを一定とするとはいえ、こ
の寸法をミクロン精度に保持する為には当然の如く加工
を要するもので、この厚さを計測することは容易であっ
てもその寸法精度の維持は従来のスペーサと同程度に管
理されなければならないとともに同種類もの厚さ違いの
スペーサを用意する必要があり、部品点数の増加と選択
作業、管理作業が複雑となり、生産効率を阻害するとと
もに製造コスト高を招来して好ましいものでない。バ
ルブハウジングの後端面とアーマチュアの非磁性スペー
サの後端面との差を一定に保持することは困難である。
この差は、バルブハウジングと、非磁性スペーサを含む
アーマチュアと、開閉弁とによって決定されるもので、
バルブハウジングと非磁性スペーサ、アーマチュアを含
む開閉弁は固定されることがなく且つバルブハウジング
より大きく突出しているので、倒れの影響を受け精密な
計測が困難である。而して、スペーサの厚さを正確に決
定することが困難である。尚、前述した差に対して磁気
ハウジングの結合面と固定鉄心の前端面とが同一平面に
同時加工されたことの効果が及ぶものでない。
る。強磁性スペーサの厚さを一定とするとはいえ、こ
の寸法をミクロン精度に保持する為には当然の如く加工
を要するもので、この厚さを計測することは容易であっ
てもその寸法精度の維持は従来のスペーサと同程度に管
理されなければならないとともに同種類もの厚さ違いの
スペーサを用意する必要があり、部品点数の増加と選択
作業、管理作業が複雑となり、生産効率を阻害するとと
もに製造コスト高を招来して好ましいものでない。バ
ルブハウジングの後端面とアーマチュアの非磁性スペー
サの後端面との差を一定に保持することは困難である。
この差は、バルブハウジングと、非磁性スペーサを含む
アーマチュアと、開閉弁とによって決定されるもので、
バルブハウジングと非磁性スペーサ、アーマチュアを含
む開閉弁は固定されることがなく且つバルブハウジング
より大きく突出しているので、倒れの影響を受け精密な
計測が困難である。而して、スペーサの厚さを正確に決
定することが困難である。尚、前述した差に対して磁気
ハウジングの結合面と固定鉄心の前端面とが同一平面に
同時加工されたことの効果が及ぶものでない。
【0006】本発明は前記不具合に鑑み成されたもの
で、電磁燃料噴射弁の全開流量に寄与する開閉弁の最大
ストローク、及びアイドリング運転等における微少流量
及び流量傾斜特性に寄与する開閉弁を閉方向に付勢する
スプリングのバネ力を極めて高い精度に設定できる燃料
噴射特性の秀れた電磁燃料噴射弁を提供するとともに開
閉弁の最大ストローク及びスプリングのバネ力を高精度
で且つ極めて容易に調整することのできる燃料噴射量調
整方法を提供することにある。
で、電磁燃料噴射弁の全開流量に寄与する開閉弁の最大
ストローク、及びアイドリング運転等における微少流量
及び流量傾斜特性に寄与する開閉弁を閉方向に付勢する
スプリングのバネ力を極めて高い精度に設定できる燃料
噴射特性の秀れた電磁燃料噴射弁を提供するとともに開
閉弁の最大ストローク及びスプリングのバネ力を高精度
で且つ極めて容易に調整することのできる燃料噴射量調
整方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記、課題を達成する為
に、本発明の電磁燃料噴射弁においては、一端に、弁座
を介して燃料噴射孔に連なり開閉弁を移動自在に案内支
持する開閉弁案内孔が穿設された弁座形成部を備え、他
端に、平板状の磁極片部と、磁極片部より一端側に向か
う固定コアと、磁極片部より他端側に向かう燃料流路ボ
スと、燃料流路ボスの後端部より固定コアの前端部に向
かって貫通する調整管挿入孔とを有する他側磁極部を備
えた筒状のハウジングと、前記ハウジングの磁極片部と
弁座形成部との間のハウジング内に配置され、軸部の長
手軸心方向に沿って固定コア挿入孔が貫通して穿設され
るとともに軸部の外周にコイルが巻回された電磁装置
と、少なくとも弁座形成部の開閉弁案内孔内に移動自在
に配置され、弁座を開閉し得る弁体を備え、スプリング
にて弁体が弁座を閉塞するよう弾性的に付勢された開閉
弁と、他側磁極部の調整管挿入孔内に挿入され、その長
手軸心方向に燃料通路が貫通して穿設されるとともにそ
の前端部がスプリングの後端に係止される調整管とを有
する電磁燃料噴射弁において、弁座と、弁座に連なる燃
料噴射孔とを備える弁座体を弁座形成部と別部材にて形
成し、前記弁座体を弁座形成部の前端部より開閉弁案内
孔内に向けて挿入配置することによって弁座体の弁座を
開閉弁の弁体に対向配置し、開閉弁の後端部を固定コア
の前端部に調整された間隙をもって対向配置するととも
に同状態にある弁座体を弁座形成部に対して固定配置し
たものである。
に、本発明の電磁燃料噴射弁においては、一端に、弁座
を介して燃料噴射孔に連なり開閉弁を移動自在に案内支
持する開閉弁案内孔が穿設された弁座形成部を備え、他
端に、平板状の磁極片部と、磁極片部より一端側に向か
う固定コアと、磁極片部より他端側に向かう燃料流路ボ
スと、燃料流路ボスの後端部より固定コアの前端部に向
かって貫通する調整管挿入孔とを有する他側磁極部を備
えた筒状のハウジングと、前記ハウジングの磁極片部と
弁座形成部との間のハウジング内に配置され、軸部の長
手軸心方向に沿って固定コア挿入孔が貫通して穿設され
るとともに軸部の外周にコイルが巻回された電磁装置
と、少なくとも弁座形成部の開閉弁案内孔内に移動自在
に配置され、弁座を開閉し得る弁体を備え、スプリング
にて弁体が弁座を閉塞するよう弾性的に付勢された開閉
弁と、他側磁極部の調整管挿入孔内に挿入され、その長
手軸心方向に燃料通路が貫通して穿設されるとともにそ
の前端部がスプリングの後端に係止される調整管とを有
する電磁燃料噴射弁において、弁座と、弁座に連なる燃
料噴射孔とを備える弁座体を弁座形成部と別部材にて形
成し、前記弁座体を弁座形成部の前端部より開閉弁案内
孔内に向けて挿入配置することによって弁座体の弁座を
開閉弁の弁体に対向配置し、開閉弁の後端部を固定コア
の前端部に調整された間隙をもって対向配置するととも
に同状態にある弁座体を弁座形成部に対して固定配置し
たものである。
【0008】そして、燃料噴射量調整方法としては、弁
座が開閉弁の弁体に対向して挿入配置された弁座体を含
む弁座形成体と、調整管挿入孔内に調整管が挿入された
他側磁極部とを含むハウジングにスプリングによって弁
体が弁座に弾性的に付勢される開閉弁と、電磁装置とを
組みつける電磁燃料噴射弁の組みつけ工程と、弁座形成
部の前端部より開閉弁案内孔内に挿入配置された弁座体
を、開閉弁案内孔の長手軸心方向に移動することによっ
て固定コアの前端部と開閉弁の後端部との間隙を調整し
て開閉弁の最大ストロークを調整した後に弁座体を弁座
形成部に固定する開閉弁全開調整工程と、他側磁極部の
調整管挿入孔内に挿入配置された調整管を長手軸心方向
に移動することによって調整管の前端部と開閉弁との間
に縮設されるスプリングのバネ力を調整して開閉弁に対
するスプリングSの閉方向付勢力を調整した後に調整管
を他側磁極部に固定するスプリング力調整工程とよりな
り、電磁燃料噴射弁の組みつけ工程の後に開閉弁全開調
整工程を行ない次いでスプリング力調整工程を行なう。
座が開閉弁の弁体に対向して挿入配置された弁座体を含
む弁座形成体と、調整管挿入孔内に調整管が挿入された
他側磁極部とを含むハウジングにスプリングによって弁
体が弁座に弾性的に付勢される開閉弁と、電磁装置とを
組みつける電磁燃料噴射弁の組みつけ工程と、弁座形成
部の前端部より開閉弁案内孔内に挿入配置された弁座体
を、開閉弁案内孔の長手軸心方向に移動することによっ
て固定コアの前端部と開閉弁の後端部との間隙を調整し
て開閉弁の最大ストロークを調整した後に弁座体を弁座
形成部に固定する開閉弁全開調整工程と、他側磁極部の
調整管挿入孔内に挿入配置された調整管を長手軸心方向
に移動することによって調整管の前端部と開閉弁との間
に縮設されるスプリングのバネ力を調整して開閉弁に対
するスプリングSの閉方向付勢力を調整した後に調整管
を他側磁極部に固定するスプリング力調整工程とよりな
り、電磁燃料噴射弁の組みつけ工程の後に開閉弁全開調
整工程を行ない次いでスプリング力調整工程を行なう。
【0009】
【作用】固定コアの前端部と開閉弁の後端部との間隙を
調整するには、弁座形成部の開閉弁案内孔内に配置され
る弁座体を開閉弁案内孔の長手軸心方向に移動させるこ
とによって調整され、かかる弁座体が調整された状態に
おいて、弁座体を弁座形成部へ固定し、もって開閉弁の
最大ストロークが調整された。一方、スプリングによる
開閉弁に対する閉方向のバネ力を調整するには、調整管
挿入孔内に挿入された調整管の挿入位置を調整すること
によって開閉弁を閉方向に付勢するスプリングのバネ力
を調整し、かかる調整された状態において、調整管を他
側磁極部に対して固定し、もってスプリングによる開閉
弁の閉方向のバネ力が調整された。
調整するには、弁座形成部の開閉弁案内孔内に配置され
る弁座体を開閉弁案内孔の長手軸心方向に移動させるこ
とによって調整され、かかる弁座体が調整された状態に
おいて、弁座体を弁座形成部へ固定し、もって開閉弁の
最大ストロークが調整された。一方、スプリングによる
開閉弁に対する閉方向のバネ力を調整するには、調整管
挿入孔内に挿入された調整管の挿入位置を調整すること
によって開閉弁を閉方向に付勢するスプリングのバネ力
を調整し、かかる調整された状態において、調整管を他
側磁極部に対して固定し、もってスプリングによる開閉
弁の閉方向のバネ力が調整された。
【0010】そして、開閉弁の最大ストロークを調整し
た後に弁座体を弁座形成部に固定する開閉弁全開調整工
程を行ない、次いで、開閉弁に対するスプリングの閉方
向付勢力を調整した後に調整管を他側磁極部に固定する
スプリング力調整工程を行なうことによって、特にスプ
リングの開閉弁に対する閉方向付勢力を極めて精度よく
調整することができる。
た後に弁座体を弁座形成部に固定する開閉弁全開調整工
程を行ない、次いで、開閉弁に対するスプリングの閉方
向付勢力を調整した後に調整管を他側磁極部に固定する
スプリング力調整工程を行なうことによって、特にスプ
リングの開閉弁に対する閉方向付勢力を極めて精度よく
調整することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1により
説明する。ハウジング1には、一端A(図1において右
方)に弁座形成部2が形成され、他端B(図1において
左方)に他側磁極部3が形成される。ハウジング1は円
筒状をなし、一端A側に右方に向かって弁座形成部2が
突出し、この弁座形成部2内には、ハウジング1の底部
1Aから弁座形成部2の前端部2Aに達する開閉弁案内
孔2Bが貫通して穿設される。ハウジング1の他端B
(図において左方)側の開口近傍には、係止段部1Bが
形成され、係止段部1Bより更に他端B側に向けて薄肉
部1Cが形成される。他側磁極部3は、磁極片部3A
と、固定コア3Bと、燃料流路ボス3Cとによって構成
される。磁極片部3Aはハウジング1の係止段部1B上
に配置される平板状の鍔部よりなり、磁極片部3Aより
一端A(図において右方)側に向けて固定コア3Bが突
出し、一方磁極片部3Aより他端B(図において左方)
側に向けて燃料流路ボス3Cが突出する。これら燃料流
路ボス3Cと磁極片部3Aと固定コア3Bは同軸上に形
成され、燃料流路ボス3Cの後端部3Dから磁極片部3
Aを通り、固定コア3Bの前端部3Eに向けてその中心
の長手軸心方向に調整管挿入孔3Fが貫通して穿設され
る。
説明する。ハウジング1には、一端A(図1において右
方)に弁座形成部2が形成され、他端B(図1において
左方)に他側磁極部3が形成される。ハウジング1は円
筒状をなし、一端A側に右方に向かって弁座形成部2が
突出し、この弁座形成部2内には、ハウジング1の底部
1Aから弁座形成部2の前端部2Aに達する開閉弁案内
孔2Bが貫通して穿設される。ハウジング1の他端B
(図において左方)側の開口近傍には、係止段部1Bが
形成され、係止段部1Bより更に他端B側に向けて薄肉
部1Cが形成される。他側磁極部3は、磁極片部3A
と、固定コア3Bと、燃料流路ボス3Cとによって構成
される。磁極片部3Aはハウジング1の係止段部1B上
に配置される平板状の鍔部よりなり、磁極片部3Aより
一端A(図において右方)側に向けて固定コア3Bが突
出し、一方磁極片部3Aより他端B(図において左方)
側に向けて燃料流路ボス3Cが突出する。これら燃料流
路ボス3Cと磁極片部3Aと固定コア3Bは同軸上に形
成され、燃料流路ボス3Cの後端部3Dから磁極片部3
Aを通り、固定コア3Bの前端部3Eに向けてその中心
の長手軸心方向に調整管挿入孔3Fが貫通して穿設され
る。
【0012】8は弁座8A、燃料噴射孔8Bを有する弁
座体であり、燃料噴射孔8Bが弁座体8の前端部8Cか
ら後端部8Dに向かって貫通して穿設され、該燃料噴射
孔の後端部8Dへの開口に弁座8Aが形成される。この
弁座体8の外形状は筒状をなして開閉弁案内孔2B内に
比較的に軽い圧入荷重をもって挿入配置される。
座体であり、燃料噴射孔8Bが弁座体8の前端部8Cか
ら後端部8Dに向かって貫通して穿設され、該燃料噴射
孔の後端部8Dへの開口に弁座8Aが形成される。この
弁座体8の外形状は筒状をなして開閉弁案内孔2B内に
比較的に軽い圧入荷重をもって挿入配置される。
【0013】次に、電磁燃料噴射弁の組みつけについて
説明する。まず、ハウジング1の開閉弁案内孔2B内に
弁座体8を挿入配置するもので、このとき弁座体8の弁
座8Aはハウジング1の底部1A側(図において左方)
に向かう。この弁座体8の開閉弁案内孔2B内における
挿入深さは適当でよいが浅い方(浅いということは弁座
体8の後端部8Dがハウジング1の底部1Aに近づかな
いこと)が後の調整が容易となる。一方、他側磁極部3
の調整管挿入孔3F内に調整管6を挿入配置する。この
とき固定コア3Bの前端部3Eの近傍に調整管6の前端
部6Bが配置される。
説明する。まず、ハウジング1の開閉弁案内孔2B内に
弁座体8を挿入配置するもので、このとき弁座体8の弁
座8Aはハウジング1の底部1A側(図において左方)
に向かう。この弁座体8の開閉弁案内孔2B内における
挿入深さは適当でよいが浅い方(浅いということは弁座
体8の後端部8Dがハウジング1の底部1Aに近づかな
いこと)が後の調整が容易となる。一方、他側磁極部3
の調整管挿入孔3F内に調整管6を挿入配置する。この
とき固定コア3Bの前端部3Eの近傍に調整管6の前端
部6Bが配置される。
【0014】4は開閉弁案内孔2B内に移動自在に配置
される開閉弁であり、その一端A(図において右側)に
後述する弁座を開閉する弁体4Aを備えるとともにその
外周には流路溝4Bが穿設され、開閉弁案内孔2Bとこ
の流路溝4Bとにより流路4Cが形成される。又、開閉
弁4の他端B側(図において左側)の後端部4Fにはス
リ割り溝4Dが開閉弁4の直径方向に横断して穿設さ
れ、このスリ割り溝4Dは流路溝4Bに連なり、更に開
閉弁4内にはスプリング保持孔4Eが穿設される。
される開閉弁であり、その一端A(図において右側)に
後述する弁座を開閉する弁体4Aを備えるとともにその
外周には流路溝4Bが穿設され、開閉弁案内孔2Bとこ
の流路溝4Bとにより流路4Cが形成される。又、開閉
弁4の他端B側(図において左側)の後端部4Fにはス
リ割り溝4Dが開閉弁4の直径方向に横断して穿設さ
れ、このスリ割り溝4Dは流路溝4Bに連なり、更に開
閉弁4内にはスプリング保持孔4Eが穿設される。
【0015】5は電磁装置であり、長手軸心方向にのび
る軸部5Aの両端には側方に向かう鍔部5Bが各々形成
され、軸部5Aの外周にはコイル5Cが巻回されるとと
もに軸部5Aの長手軸心方向の中心には一方の鍔部5B
から他方の鍔部5Bに至る固定コア挿入孔5Dが貫通し
て穿設される。6は、円管状をなし長手軸心方向に燃料
通路6Aが貫通して穿設された調整管であり、他側磁極
部3の調整管挿入孔3F内に比較的に軽い圧入荷重にて
挿入配置される。尚、5Eは一端がコイル5Cに接続さ
れ、他端が鍔部5Bより突出する端子である。又、前記
調整管挿入孔3Fの他端B側(図において左側)はその
直径が拡大されてストレーナ7を挿入配置できる。そし
て、ハウジング1の係止段部1B側の開口より電磁装置
5をハウジング1内に配置する。これによると電磁装置
5の一端(右方)の鍔部5Bはハウジング1の底部1A
に当接し、他端(左方)の鍔部5Bは係止段部1Bと略
同一位置に配置される。
る軸部5Aの両端には側方に向かう鍔部5Bが各々形成
され、軸部5Aの外周にはコイル5Cが巻回されるとと
もに軸部5Aの長手軸心方向の中心には一方の鍔部5B
から他方の鍔部5Bに至る固定コア挿入孔5Dが貫通し
て穿設される。6は、円管状をなし長手軸心方向に燃料
通路6Aが貫通して穿設された調整管であり、他側磁極
部3の調整管挿入孔3F内に比較的に軽い圧入荷重にて
挿入配置される。尚、5Eは一端がコイル5Cに接続さ
れ、他端が鍔部5Bより突出する端子である。又、前記
調整管挿入孔3Fの他端B側(図において左側)はその
直径が拡大されてストレーナ7を挿入配置できる。そし
て、ハウジング1の係止段部1B側の開口より電磁装置
5をハウジング1内に配置する。これによると電磁装置
5の一端(右方)の鍔部5Bはハウジング1の底部1A
に当接し、他端(左方)の鍔部5Bは係止段部1Bと略
同一位置に配置される。
【0016】次に、電磁装置5の固定コア挿入孔5Dを
介して開閉弁4を開閉弁案内孔2B内に配置するもの
で、これによると開閉弁4の弁体4Aは弁座体8の弁座
8Aに対向して配置されるとともに開閉弁4は開閉弁案
内孔2B内において移動自在に配置され、更に開閉弁4
の後端部4Fは他側B(図において左方)に向かう、固
定コア挿入孔5Dは開閉弁4を挿入し得る孔径に選定さ
れた。かかる状態にある開閉弁4に向けて電磁装置5の
固定コア挿入孔5Dを介してスプリングSが投入配置さ
れる。これによると、スプリングSは開閉弁4のスプリ
ング保持孔4E内に配置され、スプリングSの前端S1
は開閉弁4に係止し、スプリングSの後端S2は開閉弁
4の後端部4Fより他端B側(図において左方)へ突出
していまだ自由状態にある。
介して開閉弁4を開閉弁案内孔2B内に配置するもの
で、これによると開閉弁4の弁体4Aは弁座体8の弁座
8Aに対向して配置されるとともに開閉弁4は開閉弁案
内孔2B内において移動自在に配置され、更に開閉弁4
の後端部4Fは他側B(図において左方)に向かう、固
定コア挿入孔5Dは開閉弁4を挿入し得る孔径に選定さ
れた。かかる状態にある開閉弁4に向けて電磁装置5の
固定コア挿入孔5Dを介してスプリングSが投入配置さ
れる。これによると、スプリングSは開閉弁4のスプリ
ング保持孔4E内に配置され、スプリングSの前端S1
は開閉弁4に係止し、スプリングSの後端S2は開閉弁
4の後端部4Fより他端B側(図において左方)へ突出
していまだ自由状態にある。
【0017】次に、ハウジング1の係止段部1B上に他
側磁極部3を配置するものであり、これによると、固定
コア3は電磁装置5の固定コア挿入孔5D内に配置さ
れ、磁極片部3Aは係止段部1B上に配置され、燃料流
路ボス3Cは他端B側(図において左方)へ突出する。
かかる状態において、ハウジング1の薄肉部1Cを磁極
片部3Aに向けて内方へローリングカシメするもので、
これによって他側磁極部3がハウジング1に固着され
た。以上によると、開閉弁4の後端部4Fは固定コア3
の前端部3Eに間隙をもって対向して配置され、一方、
調整管6の前端部6BにはスプリングSの後端S2が係
止され、開閉弁4の弁体4Aは弁座8Aに弾性的に付勢
される。かかる状態において、開閉弁4の最大ストロー
ク及びスプリングSの開閉弁4に対する閉方向のバネ力
は未だ調整されていない。以上で電磁燃料噴射弁の組み
つけ工程は終了する。
側磁極部3を配置するものであり、これによると、固定
コア3は電磁装置5の固定コア挿入孔5D内に配置さ
れ、磁極片部3Aは係止段部1B上に配置され、燃料流
路ボス3Cは他端B側(図において左方)へ突出する。
かかる状態において、ハウジング1の薄肉部1Cを磁極
片部3Aに向けて内方へローリングカシメするもので、
これによって他側磁極部3がハウジング1に固着され
た。以上によると、開閉弁4の後端部4Fは固定コア3
の前端部3Eに間隙をもって対向して配置され、一方、
調整管6の前端部6BにはスプリングSの後端S2が係
止され、開閉弁4の弁体4Aは弁座8Aに弾性的に付勢
される。かかる状態において、開閉弁4の最大ストロー
ク及びスプリングSの開閉弁4に対する閉方向のバネ力
は未だ調整されていない。以上で電磁燃料噴射弁の組み
つけ工程は終了する。
【0018】次に燃料噴射量の調整方法について述べ
る。まず、電磁燃料噴射弁の全開流量が決定される開閉
弁4の最大ストロークX(間隙Xに相当する)の調整に
ついて説明する。調整に当たり、電磁装置5のコイル5
Cに開閉弁4がフルストロークする電流を流すもので、
これによると開閉弁4はコイル5Cへの通電によって生
起される磁力により開閉弁4の後端部4Fが固定コア3
Bの前端部3Eに当接する迄移動し、弁体4Aが弁座8
Aを開放する。而して、調整管6の燃料通路6Aより供
給される燃料は開閉弁4のスリ割り溝4D、流路溝4B
と開閉弁案内孔2Aとによって形成される流路4Cより
弁座8Aに流れ込み燃料噴射孔8Bより噴射される。か
かる際において、燃料噴射孔8Bより噴射される燃料量
を計測し、目標の全開燃料値に対して比較して所望の全
開流量が得られるよう間隙Xを調整する。具体的にこの
調整は弁座体8を開閉弁案内孔2B内にあって開閉弁案
内孔2Bの長手軸心方向に進退させるもので、図におい
て左方へ弁座体8を移動させると、固定コア3Bの前端
部3Eと開閉弁4の後端部4Fとの間隙を小とすること
ができて、流量を減少方向に調整することができ、一
方、図において右方へ弁座体8を移動させると、前記間
隙を大とすることができて流量を増加方向に調整するこ
とができ、実際に電磁燃料噴射弁より噴射される全開燃
料量と目標全開燃料値とを比較判別することによって、
弁座体8の位置を調整し、もって噴射される全開燃料量
を目標燃料値に完全に一致させることができる。すなわ
ち、この間隙Xは弁座体8によって連続的に且つ極めて
微小に制御し得る。尚、前述の如く弁座体8を進退自在
に調整できることは弁座体8が開閉弁案内孔2Bに対し
て軽荷重にて挿入されていることによる。そして、この
ように弁座体8の位置調整によって、開閉弁4の最大ス
トロークXが適正に調整された状態において、弁座体8
をハウジング1に対して固定する。本例にあっては、弁
座形成部2の前端部2Aの近傍に設けた薄肉部を弁座体
8の外周に向けて点カシメするものであるが、例えば接
着剤等他の固定手段を用いてもよい。以上をもって開閉
弁全開調整工程は終了し正確な全開流量が得られた。
る。まず、電磁燃料噴射弁の全開流量が決定される開閉
弁4の最大ストロークX(間隙Xに相当する)の調整に
ついて説明する。調整に当たり、電磁装置5のコイル5
Cに開閉弁4がフルストロークする電流を流すもので、
これによると開閉弁4はコイル5Cへの通電によって生
起される磁力により開閉弁4の後端部4Fが固定コア3
Bの前端部3Eに当接する迄移動し、弁体4Aが弁座8
Aを開放する。而して、調整管6の燃料通路6Aより供
給される燃料は開閉弁4のスリ割り溝4D、流路溝4B
と開閉弁案内孔2Aとによって形成される流路4Cより
弁座8Aに流れ込み燃料噴射孔8Bより噴射される。か
かる際において、燃料噴射孔8Bより噴射される燃料量
を計測し、目標の全開燃料値に対して比較して所望の全
開流量が得られるよう間隙Xを調整する。具体的にこの
調整は弁座体8を開閉弁案内孔2B内にあって開閉弁案
内孔2Bの長手軸心方向に進退させるもので、図におい
て左方へ弁座体8を移動させると、固定コア3Bの前端
部3Eと開閉弁4の後端部4Fとの間隙を小とすること
ができて、流量を減少方向に調整することができ、一
方、図において右方へ弁座体8を移動させると、前記間
隙を大とすることができて流量を増加方向に調整するこ
とができ、実際に電磁燃料噴射弁より噴射される全開燃
料量と目標全開燃料値とを比較判別することによって、
弁座体8の位置を調整し、もって噴射される全開燃料量
を目標燃料値に完全に一致させることができる。すなわ
ち、この間隙Xは弁座体8によって連続的に且つ極めて
微小に制御し得る。尚、前述の如く弁座体8を進退自在
に調整できることは弁座体8が開閉弁案内孔2Bに対し
て軽荷重にて挿入されていることによる。そして、この
ように弁座体8の位置調整によって、開閉弁4の最大ス
トロークXが適正に調整された状態において、弁座体8
をハウジング1に対して固定する。本例にあっては、弁
座形成部2の前端部2Aの近傍に設けた薄肉部を弁座体
8の外周に向けて点カシメするものであるが、例えば接
着剤等他の固定手段を用いてもよい。以上をもって開閉
弁全開調整工程は終了し正確な全開流量が得られた。
【0019】次に電磁燃料噴射弁のアイドリング流量等
の微小流量が決定されるスプリングSの開閉弁4に対す
る閉方向のバネ力の設定について説明する。調整に当
り、微少流量が得られるようコイル5Cに定められた電
流を短時間流し、これによって電磁燃料噴射弁は微少燃
料を噴射する。かかる際において、燃料噴射孔8Bより
噴射される微少燃料量を計測し、目標微少燃料値に対し
て比較して所望の微少流量が得られるよう開閉弁4を閉
方向に付勢するスプリングSのバネ力を調整する。具体
的に、この調整は、調整管6の後端部6Cに治具(図示
せず)を係止することによって進退させるもので、図に
おいて右方へ調整管6を進行させると、調整管6の前端
部6Bによる開閉弁4に対するスプリングSのバネ力を
強めることができて微少流量を減少方向に調整すること
ができるとともに開閉弁4の立上り特性を遅らせること
ができ、一方図において左方へ調整管6を退出させる
と、調整管6の前端部6Bによる開閉弁4に対するスプ
リングSのバネ力を弱めることができて微少流量を増加
方向に調整することができるとともに開閉弁4の立上り
特性を早めることができ、実際に電磁燃料噴射弁より噴
射される微少燃料量と目標微少燃料値とを比較判別する
ことによって噴射される燃料量を目標燃料値に完全に一
致させることができる。すなわち、開閉弁4を閉方向に
付勢するスプリングSのバネ力は調整管6によって連続
的に且つ極めて微少に制御し得る。そして、このように
調整管6の位置調整によって開閉弁4に対するスプリン
グSの閉方向付勢力を適正に調整された状態において、
調整管6はハウジング1に対して固定する。本例にあっ
ては、磁極片部3Aより他端Bに向かって突出する燃料
流路ボス3Cの外周を調整管6の外周に向けて点カシメ
するものであるが他の固定手段を用いてもよい。以上を
もってスプリング力調整工程は終了し正確な微少流量が
得られた。
の微小流量が決定されるスプリングSの開閉弁4に対す
る閉方向のバネ力の設定について説明する。調整に当
り、微少流量が得られるようコイル5Cに定められた電
流を短時間流し、これによって電磁燃料噴射弁は微少燃
料を噴射する。かかる際において、燃料噴射孔8Bより
噴射される微少燃料量を計測し、目標微少燃料値に対し
て比較して所望の微少流量が得られるよう開閉弁4を閉
方向に付勢するスプリングSのバネ力を調整する。具体
的に、この調整は、調整管6の後端部6Cに治具(図示
せず)を係止することによって進退させるもので、図に
おいて右方へ調整管6を進行させると、調整管6の前端
部6Bによる開閉弁4に対するスプリングSのバネ力を
強めることができて微少流量を減少方向に調整すること
ができるとともに開閉弁4の立上り特性を遅らせること
ができ、一方図において左方へ調整管6を退出させる
と、調整管6の前端部6Bによる開閉弁4に対するスプ
リングSのバネ力を弱めることができて微少流量を増加
方向に調整することができるとともに開閉弁4の立上り
特性を早めることができ、実際に電磁燃料噴射弁より噴
射される微少燃料量と目標微少燃料値とを比較判別する
ことによって噴射される燃料量を目標燃料値に完全に一
致させることができる。すなわち、開閉弁4を閉方向に
付勢するスプリングSのバネ力は調整管6によって連続
的に且つ極めて微少に制御し得る。そして、このように
調整管6の位置調整によって開閉弁4に対するスプリン
グSの閉方向付勢力を適正に調整された状態において、
調整管6はハウジング1に対して固定する。本例にあっ
ては、磁極片部3Aより他端Bに向かって突出する燃料
流路ボス3Cの外周を調整管6の外周に向けて点カシメ
するものであるが他の固定手段を用いてもよい。以上を
もってスプリング力調整工程は終了し正確な微少流量が
得られた。
【0020】そして、開閉弁全開調整工程を行なった後
にスプリング力調整工程を行なったことによって、全開
流量及び微少流量の正確な制御が可能となる。すなわ
ち、弁座体8は全開流量調整が終了した時点においてハ
ウジング1に対して固定され、その後微少流量調整の為
に調整管6を進退移動させたとしてもすでに弁座体8が
ハウジング1に対して固定されており、調整管6の移動
によっても弁座体8が何等移動することがないので、弁
座体8は調整された位置を正確に維持することができ、
一方調整管6もまた正確な位置を調整し得る。仮に調整
管6の位置調整を先に行なってハウジング1に対して調
整管6を固定し、次いで弁座体8の位置調整を行なう
と、弁座体8の位置に変化が生じてスプリング力が変化
し正確な微少流量制御を行なうことができない。
にスプリング力調整工程を行なったことによって、全開
流量及び微少流量の正確な制御が可能となる。すなわ
ち、弁座体8は全開流量調整が終了した時点においてハ
ウジング1に対して固定され、その後微少流量調整の為
に調整管6を進退移動させたとしてもすでに弁座体8が
ハウジング1に対して固定されており、調整管6の移動
によっても弁座体8が何等移動することがないので、弁
座体8は調整された位置を正確に維持することができ、
一方調整管6もまた正確な位置を調整し得る。仮に調整
管6の位置調整を先に行なってハウジング1に対して調
整管6を固定し、次いで弁座体8の位置調整を行なう
と、弁座体8の位置に変化が生じてスプリング力が変化
し正確な微少流量制御を行なうことができない。
【0021】以上の如く、組みつけ工程、開閉弁全開調
整工程、スプリング力調整工程が終了した後にアウトモ
ールド工程が行なわれる。これは、磁極片部3Aを含む
ハウジング1の他端B側の外周と、ハウジング1の磁極
片部3Aより他端B側に突出する燃料流路ボス3Cの一
部の外周とを合成樹脂材料にてアウトモールドするもの
でこのとき端子5Eの基部も同時にモールドされる。
尚、開閉弁4の弁体及び流路構造については、図の例に
限定されるものでなく適宜変更しうる。又、組みつけ工
程時における各構成部品の組みつけ順序は特に前記一例
に限定されることはない。
整工程、スプリング力調整工程が終了した後にアウトモ
ールド工程が行なわれる。これは、磁極片部3Aを含む
ハウジング1の他端B側の外周と、ハウジング1の磁極
片部3Aより他端B側に突出する燃料流路ボス3Cの一
部の外周とを合成樹脂材料にてアウトモールドするもの
でこのとき端子5Eの基部も同時にモールドされる。
尚、開閉弁4の弁体及び流路構造については、図の例に
限定されるものでなく適宜変更しうる。又、組みつけ工
程時における各構成部品の組みつけ順序は特に前記一例
に限定されることはない。
【0022】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明になる電磁燃料
噴射弁によると、以下の格別なる効果を奏する。開閉
弁の最大ストロークは、弁座体を開閉弁案内孔内におい
て長手軸心方向に移動することによって、開閉弁の後端
部に対向する固定コアの前端部との間隙を調整して決定
され、開閉弁による微少流量の制御は開閉弁を閉方向に
付勢するスプリングの後端に係止される調整管の前端部
の位置を調整することによるバネ力の調整によって行な
われる。而して、従来使用されるスペーサが不要となっ
たものである。これによると、スペーサの厚さを決定す
る為の各部寸法の計測作業、スペーサの板厚を数μmご
とに用意し、前記計測に基づくスペーサの選択作業及び
スペーサの組みつけ作業、更には複数用意されるスペー
サの管理作業等を廃止することができたもので、生産効
率を大きく向上できたものである。開閉弁の最大スト
ロークによって決定される全開流量及びスプリングの開
閉弁に対する閉方向付勢力によって決定される微少流量
は、弁座体及び調整管をリニアに移動調整することによ
り、目標流量値に完全に合致させることができたもの
で、流量均一性の高い電磁燃料噴射弁を極めて容易に提
供できる。前述の如く、流量の制御は、弁座体、調整
管をリニアに移動調整することによって行なわれるの
で、各部の寸法精度を極めて高精度に製作し、又その寸
法精度を高精度をもって計測する必要がないもので各部
品の部品製造コストを大きく低減できたものである。
全開流量及び微少流量は弁座体、調整管の移動によって
その流量を比較的大きな範囲で可変に対応できるので、
各種の要求流量に対して部品を変更することなく容易に
対応し得るもので汎用性の高い電磁燃料噴射弁を提供で
きる。開閉弁全開調整工程の後にスプリング力調整工
程を行なったことによると、スプリングの開閉弁に対す
る閉方向付勢力を正確に調整し得るもので微少流量の正
確な制御を行なうことができる。
噴射弁によると、以下の格別なる効果を奏する。開閉
弁の最大ストロークは、弁座体を開閉弁案内孔内におい
て長手軸心方向に移動することによって、開閉弁の後端
部に対向する固定コアの前端部との間隙を調整して決定
され、開閉弁による微少流量の制御は開閉弁を閉方向に
付勢するスプリングの後端に係止される調整管の前端部
の位置を調整することによるバネ力の調整によって行な
われる。而して、従来使用されるスペーサが不要となっ
たものである。これによると、スペーサの厚さを決定す
る為の各部寸法の計測作業、スペーサの板厚を数μmご
とに用意し、前記計測に基づくスペーサの選択作業及び
スペーサの組みつけ作業、更には複数用意されるスペー
サの管理作業等を廃止することができたもので、生産効
率を大きく向上できたものである。開閉弁の最大スト
ロークによって決定される全開流量及びスプリングの開
閉弁に対する閉方向付勢力によって決定される微少流量
は、弁座体及び調整管をリニアに移動調整することによ
り、目標流量値に完全に合致させることができたもの
で、流量均一性の高い電磁燃料噴射弁を極めて容易に提
供できる。前述の如く、流量の制御は、弁座体、調整
管をリニアに移動調整することによって行なわれるの
で、各部の寸法精度を極めて高精度に製作し、又その寸
法精度を高精度をもって計測する必要がないもので各部
品の部品製造コストを大きく低減できたものである。
全開流量及び微少流量は弁座体、調整管の移動によって
その流量を比較的大きな範囲で可変に対応できるので、
各種の要求流量に対して部品を変更することなく容易に
対応し得るもので汎用性の高い電磁燃料噴射弁を提供で
きる。開閉弁全開調整工程の後にスプリング力調整工
程を行なったことによると、スプリングの開閉弁に対す
る閉方向付勢力を正確に調整し得るもので微少流量の正
確な制御を行なうことができる。
【図1】本発明になる電磁燃料噴射弁の一実施例を示す
縦断面図。
縦断面図。
A 一端 B 他端 S スプリング X 固定コアの前端部と開閉弁の後端部との間隙 1 ハウジング 2 弁座形成部 2B 開閉弁案内孔 3 他側磁極部 3A 磁極片部 3B 固定コア 3C 燃料流路ボス 3D 後端部 3E 前端部 3F 調整管挿入孔 4 開閉弁 4A 弁体 5 電磁装置 5A 軸部 5C コイル 5D 固定コア挿入孔 6 調整管 6A 燃料通路 6B 前端部 8 弁座体 8A 弁座 8B 燃料噴射孔
Claims (2)
- 【請求項1】 一端Aに、弁座8Aを介して燃料噴射孔
8Bに連なり開閉弁4を移動自在に案内支持する開閉弁
案内孔2Bが穿設された弁座形成部2を備え、他端B
に、平板状の磁極片部3Aと、磁極片部3Aより一端A
側に向かう固定コア3Bと、磁極片部3Aより他端B側
に向かう燃料流路ボス3Cと、燃料流路ボス3Cの後端
部3Dより固定コア3Bの前端部3Eに向かって貫通す
る調整管挿入孔3Fとを有する他側磁極部3とを備えた
筒状のハウジング1と、前記ハウジング1の磁極片部3
Aと弁座形成部2との間のハウジング1内に配置され、
軸部5Aの長手軸心方向に沿って固定コア挿入孔5Dが
貫通して穿設されるとともに軸部5Aの外周にコイル5
Cが巻回された電磁装置5と、少なくとも弁座形成部2
の開閉弁案内孔2B内に移動自在に配置され、弁座8A
を開閉し得る弁体4Aを備え、スプリングSにて弁体4
Aが弁座8Aを閉塞するよう弾性的に付勢された開閉弁
4と、他側磁極部3の調整管挿入孔3F内に挿入され、
その長手軸心方向に燃料通路6Aが貫通して穿設される
とともにその前端部6BがスプリングSの後端S2に係
止される調整管6とを有する電磁燃料噴射弁において、
弁座8Aと、弁座8Aに連なる燃料噴射孔8Bとを備え
る弁座体8を弁座形成部2と別部材にて形成し、前記弁
座体を弁座形成部2の前端部2Aに開口する開閉弁案内
孔2B内に向けて挿入配置することによって弁座体8の
弁座8Aを開閉弁4の弁体4Aに対向配置し、開閉弁4
の後端部4Fを固定コア3Bの前端部3Eに調整された
間隙Xをもって対向配置するとともに同状態にある弁座
体8を弁座形成部2に固定配置してなる電磁燃料噴射
弁。 - 【請求項2】 弁座8Aが開閉弁4の弁体4Aに対向し
て挿入配置された弁座体8を含む弁座形成部2と、調整
管挿入孔3F内に調整管6が挿入された他側磁極部3を
含むハウジング1に、スプリングSによって弁体4Aが
弁座8Aに弾性的に付勢される開閉弁4と、電磁装置5
とを組みつける電磁燃料噴射弁の組みつけ工程と、弁座
形成部2の前端部2Aより開閉弁案内孔2B内に挿入配
置された弁座体8を、開閉弁案内孔2Bの長手軸心方向
に移動することによって固定コア3Bの前端部3Eと開
閉弁4の後端部4Fとの間隙Xを調整して開閉弁4の最
大ストロークXを調整した後に弁座体8を弁座形成部2
に固定する開閉弁全開調整工程と、他側磁極部3の調整
管挿入孔3F内に挿入配置された調整管6を長手軸心方
向に移動することによって調整管6の前端部6Bと開閉
弁4との間に縮設されるスプリングSのバネ力を調整し
て開閉弁4に対するスプリングSの閉方向付勢力を調整
した後に調整管6を他側磁極部3に固定するスプリング
力調整工程とよりなり、電磁燃料噴射弁の組みつけ工程
の後に開閉弁全開調整工程を行ない次いでスプリング力
調整工程を行なってなる請求項1記載の燃料噴射弁にお
ける燃料噴射量調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5247561A JP2668767B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 電磁燃料噴射弁における燃料噴射量調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5247561A JP2668767B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 電磁燃料噴射弁における燃料噴射量調整方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0777127A true JPH0777127A (ja) | 1995-03-20 |
| JP2668767B2 JP2668767B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=17165331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5247561A Expired - Lifetime JP2668767B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 電磁燃料噴射弁における燃料噴射量調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2668767B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002010583A1 (de) * | 2000-08-02 | 2002-02-07 | Robert Bosch Gmbh | Brennstoffeinspritzventil und verfahren zu dessen einstellung |
| US7429007B2 (en) | 2000-08-02 | 2008-09-30 | Robert Bosch Gmbh | Fuel injection and method for adjustment thereof |
| CN104002329A (zh) * | 2014-05-28 | 2014-08-27 | 太仓荣南密封件科技有限公司 | 一种汽车橡胶件三工位自动冲切设备 |
| CN112682233A (zh) * | 2020-12-28 | 2021-04-20 | 东莞市盈森汽车电喷科技有限公司 | 喷油器及其动态流量调整方法 |
| CN115163345A (zh) * | 2022-08-15 | 2022-10-11 | 重庆红江机械有限责任公司 | 一种可调流量燃气喷射阀 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5987273A (ja) * | 1982-11-12 | 1984-05-19 | Mitsubishi Motors Corp | 電磁式燃料噴射装置の調整方法 |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP5247561A patent/JP2668767B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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