JPH0777271A - 車両用油圧作動式変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車両用油圧作動式変速機の油圧制御装置

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JPH0777271A
JPH0777271A JP5225861A JP22586193A JPH0777271A JP H0777271 A JPH0777271 A JP H0777271A JP 5225861 A JP5225861 A JP 5225861A JP 22586193 A JP22586193 A JP 22586193A JP H0777271 A JPH0777271 A JP H0777271A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用油圧作動式変速機の油圧制御回路に設
けた電磁弁により油圧を制御するものにおいて、温度変
化によって変化する抵抗値等の通電パラメータを精度良
く検知して、温度変化に対する補償機能を得られるよう
にする。 【構成】 電流値による区分けに従って現在の通電状態
の領域Inを判別し(Q1)、Inが低電流領域I0の
ときは抵抗値Raを検知せずに処理を終了する(Q
2)。In≠I0のときは、その領域になってからの経
過時間がInに応じて設定される所定時間TMSnにな
り(Q3、Q4、Q8)、且つ指令電流値Icと実電流
値Iaとの差がInに応じて設定される所定値△ISn
より小さいときに(Q7)、実抵抗値Raを検知する
(Q9)。そして、TMSnを高電流領域ほど小さく、
また、△ISnを高電流領域ほど大きく設定し、Raの
検知精度が高くなる高電流領域で優先的にRaを検知す
る。そして、Raに基いて電気信号を修正して温度変化
を補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用油圧作動式変速
機の油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用油圧作動式変速機の性能向上のた
めに各種機能、例えば変速ショック防止機能、クリープ
防止機能、トルクコンバータスリップ制御機能を付加す
る場合、電子制御により油圧を制御することが有利とな
ってくる。そして、電子制御化に当っては、油圧制御回
路に油圧源からの供給油圧を電気信号に応じた油圧に調
整して出力する電磁弁を設け、運転状態に応じた所要の
制御油圧が得られるように電子制御回路によって電磁弁
への電気信号を制御するを一般としている。
【0003】ところで、変速機の油温が変化すると油圧
を制御する電磁弁の温度も変化して電磁弁の通電抵抗値
が変化し、指令値に従った電気信号を出力しても、電磁
弁に実際に流れる電気信号が指令値からずれてしまう。
例えば電磁弁がリニアソレノイドバルブである場合、電
磁弁の油圧−電流特性を表わすデータマップに従って指
令電流値Icを算出し、Icに対応する電圧を電磁弁に
印加するが、温度変化による抵抗値の変化で実電流値I
aがIcからずれてまう。そのため、IcとIaの偏差
に基いて印加電圧Vaをフィードバック制御し、Iaが
Icに等しくなるようにしている。
【0004】また、油温が変化すると油の粘度が変化す
るため、電磁弁に従前通りの電気信号を通電しても所要
の制御油圧を出力できなくなる。そのため従来は、特開
昭62−63248号公報や特開昭63−62964号
公報に見られるように、油温を検出する油温センサを設
け、油圧と電気信号との関係を表わすデータを油温に応
じて変更し、油温変化による油圧のずれを補償するよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く電磁弁に対
する印加電圧Vaをフィードバック制御する場合、通電
当初の実電流値Iaと指令電流値Icとの偏差が大きい
と、IaがIcに一致するまでに時間がかかり、変速過
渡期のクラッチ圧制御のように応答性良く油圧を制御す
る必要がある場合には対応できない。また、油温に応じ
てデータを変更する場合、上記のものでは油温センサを
用いる関係でコストが高くなる。本発明は、以上の点に
鑑み、電磁弁への通電当初の電気信号の実際値と指令値
の偏差を可及的に小さく抑えられるようにすると共に、
油温センサを用いずに油温変化に対する補償機能を得ら
れるようにした車両用油圧作動式変速機の油圧制御装置
を提供することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、車両用油圧作動式変速機の油圧制御装置であ
って、油圧源からの供給油圧を電気信号に応じた油圧に
調整して出力する電磁弁を備えるものにおいて、電磁弁
の温度変化によって変化する通電パラメータを検知する
検知手段と、該検知手段の検知結果に基いて前記電気信
号を調整する調整手段とを設けると共に、電磁弁の通電
状態を判別して前記通電パラメータの変化による影響が
大きく現われる特定の通電状態において前記検知手段に
対する検知指令を出す検知指令手段を設けたことを特徴
とする。
【0007】この場合、検知指令手段を通電状態が前記
特定の通電状態に近づくほど優先的に検知指令を出すよ
うに構成しても良く、また、検知指令手段を電磁弁の制
御不要時に電磁弁の通電状態を前記通電パラメータの変
化による影響が大きく現われる特定の通電状態にして前
記検知手段に対する検知指令を出すように構成しても良
い。
【0008】
【作用】電磁弁の温度変化によって変化する通電パラメ
ータ例えば通電抵抗値を検知し、電気信号の指令値(指
令電流値)と出力値(印加電圧値)との関係を定める係
数たる抵抗値を検知した実抵抗値に変更することによ
り、実電流値は、通電当初から指令電流値にほぼ一致
し、応答性良く所要の制御油圧を出力できる。また、変
速機の油温が変化すると電磁弁の温度も変化するため、
電磁弁の温度変化によって変化する通電パラメータは油
温を表わすパラメータともなる。従って、電磁弁から出
力される油圧と電気信号との関係を表わすデータを前記
通電パラメータの検知結果に基いて変更することによ
り、油温が変化しても正確に油圧を制御できる。
【0009】ところで、上記の如く通電パラメータの検
知結果に基いて係数やデータを変更して電気信号を調整
する場合、通電パラメータの検知精度を高める必要があ
る。通電パラメータの変化による影響が小さな通電状
態、例えば、低電流の通電時であって通電パラメータた
る抵抗値が変化しても電圧が左程変化しない通電状態で
は、電流値と電圧値とから算定する抵抗値の検知精度を
向上させることは困難であるが、本発明では通電パラメ
ータの変化による影響が大きく現われる特定の通電状
態、例えば、高電流の通電時であって通電パラメータた
る抵抗値の変化で電圧が大きく変化する通電状態になっ
たときに検知指令が出されるため、通電パラメータの検
知精度が向上する。
【0010】尚、上記した特定の通電状態になったとき
にのみ検知指令を出すようにしても良いが、特定の通電
状態になるような運転状態にせずに走行を継続した場
合、通電パラメータの検知結果に基く電気信号の調整が
長時間行われなくなる。この場合、特定の通電状態にな
らなくても検知指令を出し得るようにし、且つ、上記の
如く通電状態が特定の通電状態に近づくほど優先的に検
知指令を出すようにすれば、通電パラメータの検知結果
に基く電気信号の調整が行われる頻度が高くなると共
に、特定の通電状態からずれた通電状態で検知された通
電パラメータ値が特定の通電状態やそれに近い通電状態
で検知された信頼性の高い通電パラメータ値に順次更新
され、通電パラメータの検知精度も確保できるようにな
り有利である。
【0011】また、電磁弁の制御不要時、例えば変速機
が中立状態に存するときには、電磁弁をどのような通電
状態にしても良い。そこで制御不要時に上記の如く通電
状態を特定の通電状態にして検知指令を出し、その検知
結果に基く電気信号の修正を行うことが望ましい。
【0012】
【実施例】図1を参照して、1は車両用油圧作動式変速
機であり、該変速機1は、エンジン2の出力側に設けた
ロックアップクラッチ3a付きのトルクコンバータ3
と、該トルクコンバータ3の出力側に設けた補助変速機
4とで構成されている。
【0013】補助変速機4は、トルクコンバータ3に連
結される入力軸4aと、車両の駆動輪5、5に差動ギア
6を介して連結される出力軸4bとの間に前進用の1速
乃至4速の変速段G1、G2、G3、G4と後進段GR
とを並設して成るもので、前進用の各変速段に1速乃至
4速の油圧クラッチC1、C2、C3、C4を介設し
て、該各油圧クラッチの係合により前進用の各変速段を
選択的に確立するようにした。また、後進段GRは4速
段G4と4速油圧クラッチC4を共用するものとし、出
力軸4b上に4速段G4と後進段GRとを選択するセレ
クタギア7を設けて、該セレクタギア7の図面で左方の
前進位置と右方の後進位置への切換動作で4速段G4と
後進段GRとを選択的に確立するようにした。図中8は
1速段G1に介設したワンウェイクラッチで、出力側の
オーバー回転を許容すべく機能する。
【0014】前記油圧クラッチC1〜C4やロックアッ
プクラッチ3aやセレクタギア7はマイクロコンピュー
タから成る電子制御回路9により油圧制御回路10を介
して制御されるようになっており、電子制御回路9に、
エンジン2のスロットル開度を検出するスロットルセン
サ111や、エンジン2の回転数を検出する回転センサ
112や、エンジン2の冷却水温を検出する水温センサ
113や、差動ギア6の回転数から車速を検出する車速
センサ114や、補助変速機4の入力軸4aと出力軸4
bの回転数を検出する回転センサ115、116からの信
号を入力し、図外のシフトレバーを自動変速レンジに切
換えたとき、スロットル開度と車速とをパラメータとし
て予め設定される変速特性に従った変速指令を出力し、
油圧制御回路10に備える図外のシフト弁ユニットを介
して所要の油圧クラッチに給油し、1速乃至4速の自動
変速を行うようにした。
【0015】油圧制御回路10には、図2に示す如く、
油圧源からのライン圧PLを調圧してシフト弁ユニット
に供給する調圧弁12が設けられており、更に、ライン
圧PLをモジュレータ弁13で一定値減圧して入力する
電磁弁14を設け、該電磁弁14から出力される制御油
圧Pcを調圧弁12の増圧方向に作用させ、変速過渡期
に電磁弁14により調圧弁12を介して油圧クラッチへ
の給油圧を制御するようにした。
【0016】電磁弁14はそのソレノイド14aへの通
電電流値に反比例した制御油圧Pcを出力するリニアソ
レノイドバルブで構成されており、電子制御回路9によ
りソレノイド14aへの通電を制御する。
【0017】電磁弁14の制御プログラムは図3に示す
通りであり、先ずS1のステップでエンジンのスロット
ル開度や冷却水温等の各種パラメータを読込むと共に、
S2のステップで変速の種別を判別し、次にS3のステ
ップで変速の種別とスロットル開度等のパラメータとか
ら変速ショックを防止するのに最適な制御油圧Pcを決
定する。次にS4のステップに進み、電磁弁14のソレ
ノイド14aへの通電電流値と電磁弁14から出力され
る油圧との関係を表わす図4に示す如き油圧−電流マッ
プを検索して制御油圧Pcに対応する指令電流値Icを
算出し、次いでS5のステップに進み、Icに対応する
電圧Vcを、図5に示す電流−電圧特性に従って、ソレ
ノイド14aの抵抗値Rとバイアス電圧Vsとから、次
式、 Vc=Ic・R+Vs …(1) により算出して、Vcをソレノイド14aに印加する。
【0018】次に、S6のステップでソレノイド14a
に流れる実電流値Iaを検出し、S7〜S13のステッ
プでIcとIaの偏差を比例積分してソレノイド14a
に印加する実電圧Vaをフィードバック制御し、Iaを
Icに一致させる。このフィードバック制御に際して
は、先ずS7のステップで積分係数をKiとして積分項
Viを、 Vi=前回Vi+Ki・(Ic−Ia) …(2) により算出し、次にS8のステップでViが所定の上限
値Vimax以下か否かを判別し、Vi≦Vimaxのときは
そのままS10のステップに進み、Vi>Vimaxのと
きはS9のステップでViをVimaxに書き換えてS1
0のステップに進む。S10のステップでは、比例係数
をKpとして比例項Vpを次式、 Vp=Kp・(Ic−Ia) …(3) により算出し、次にS11のステップでVpが所定の上
限値Vpmax以下か否かを判別し、Vp≦Vpmaxのとき
はそのままS13のステップに進み、Vp>Vpmaxの
ときはS12のステップでVpをVpmaxに書き換えて
S13のステップに進み、ここでフィードバック電圧V
aを次式、 Va=Vc+Vi+Vp …(4) により算出して、Vaをソレノイド14aに印加する。
【0019】このように印加電圧をフィードバック制御
するのは、ソレノイド14aの実抵抗値Raが設定値か
らずれても、IaをIcに一致し得るようにするためで
あるが、IaとIcとの偏差が大きくなるとIaがIc
に一致するまでに時間がかかり、油圧制御の応答性が悪
くなる。
【0020】この場合、VaとIaとから実抵抗値Ra
を算定し、(1)式のRをRaに変更してVcを算出す
れば、通電当初からIaはIcにほぼ一致し、応答性良
く所定の制御油圧Pcを出力できるようになる。
【0021】然し、低電流の通電時はRaが変化しても
Vaは左程変化せず、そのためRaの検知精度が悪くな
り、油圧の制御精度も悪くなる。
【0022】そこで、本実施例では、図5に示す如く通
電状態を電流値に応じてI0〜I3の領域に区分けし、
低電流のI0の領域ではRaを検知せず、一方、I1、
I2、I3の領域では、その領域になってからの経過時
間に関する条件TMSと、IcとIaの偏差に関する条
件△ISとの両条件が成立したときRaの検知及びこれ
によるRの学習を行うようにし、更に、各領域I1、I
2、I3におけるTMSの値TMS1、TMS2、TM
S3をTMS1>TMS2>TMS3になるように設定
すると共に、各領域I1、I2、I3における△ISの
値△IS1、△IS2、△IS3を△IS1<△IS2
<△IS3になるように設定し、高電流になるほど条件
を緩和して優先的にRaの検知及びこれによるRの学習
を行うようにした。
【0023】その詳細は図6に示す通りであり、先ずQ
1のステップで実電流値Iaに基いて現在の通電領域I
n(n=0,1,2,3)を判別し、次にQ2のステッ
プでInがI0か否かを判別し、In≠I0のときはQ
3のステップでInが前回とは変化したか否かを判別
し、変化したときはQ4のステップで減算式のタイマ時
間TMを現在のInのTMS値であるTMSnにセット
してQ5のステップに進み、変化していないときはQ3
のステップから直接Q5のステップに進む。
【0024】Q5のステップでは現在のIcと前回のI
cとの差△Icの絶対値が所定値以下か否かを判別し、
所定値以下であればQ6のステップでIcが所定の学習
範囲内か否かを判別し、範囲内であればQ7のステップ
でIcとIaの差の絶対値が現在のInの△IS値であ
る△ISnより小さいか否かを判別し、┃Ic−Ia┃
<△ISnであればQ8のステップでTMが0になった
か否かを判別する。TM=0になるのは通電領域が現在
の領域Inになってから前記TMSnの時間が経過した
ときであり、このときはQ9のステップに進んで実抵抗
値Raを検知する。Raの検知は、平均化したVaとI
aの値とVs(バイアス電圧)とから次式、 Ra=(Va−Vs)/Ia …(5) によりRaを算出することで行う。次にQ10のステッ
プでRaが予想される抵抗変化の下限値Rminと上限値
Rmaxとの間の範囲に入っているか否かを判別し、Rmin
≦Ra≦RmaxであればQ11のステップでRをRaに
変更すると共に、Q12のステップで上記(4)式の積
分項Viと比例項Vpを夫々0にリセットする。
【0025】In=I0のときや、┃△Ic┃が所定値
以上のときや、Icが学習範囲外のときや、┃Ic−I
a┃≧△ISnのときや、TM>0や、Ra<Rminま
たはRa>RmaxのときはRaの検知及びこれによるR
の学習を行わずに処理を終了する。
【0026】そして、上記の如くRの学習を行ったとき
は、図3のフィードバック制御において、Rの今回の学
習値を用いてVcの算出を行い、Rの学習を行わなかっ
たときは前の学習値(1回も学習していないときはRの
初期設定値)を用いてVcの算出を行う。
【0027】また、電磁弁14の制御不要時、例えば変
速機が中立状態(N、Pレンジ)に存するときは、電磁
弁14にどのような電流を通電しても不具合はなく、R
の学習頻度の不足を補うため、電磁弁14の制御不要時
に前記I3の領域に属するような高電流を通電し、この
ときのIaとVaとからRaを検知して、Rの学習を行
うようにしても良い。
【0028】ところで、変速機1の油温変化で油の粘度
が変化した場合にはそれに応じて油圧−電流マップを変
更する必要がある。例えば、低温で油の粘度が増加した
場合には、油圧変化の応答遅れを補償するため図4のa
線で示す常温時のマップよりも同図のb線で示すように
高圧方向(電流を下げる方向)へ修正する必要があり、
更に、高温で油の粘度が減少した場合にも、バルブスプ
ールの摺動クリアランスからの油のリーク量が増すため
常温時のマップより同図のc線で示すように高圧方向へ
修正する必要がある。
【0029】ここで、油温が変化すると電磁弁14の温
度も変化して、ソレノイド14aの抵抗値Rが変化し、
ソレノイド14aの電流−電圧特性の傾きが図5に実線
で示す常温時の傾きに比し高温時には大きくなり、低温
時には小さくなる。従って、上記の如く実抵抗値Raを
算出すれば、Raから油温を推定することができ、この
油温に応じた油圧−電流マップを選択することにより、
油温変化を補償することができる。但し、実抵抗値Ra
はソレノイド14aの自己発熱によっても変化し、Ra
のみで油温を推定したのでは誤差を生ずる可能性があ
る。そのため、エンジン2の冷却水温TWも加味して、
油温を図7に示すマップに従って推定するようにした。
即ち、抵抗値についての低温判別値RLと高温判別値R
Hとを設定すると共に、水温についての低温判別値TW
Lと高温判別値TWHとを設定し、Ra≦RLのときは
油温が低温、Ra≧RHのときは油温が高温と判別し、
RL<Ra<RHのときはソレノイド14aの自己発熱
による抵抗変化を考慮して、TW≦TWLのときは油温
が低温、TWL<TW<TWHのときは油温が常温、T
W≧TWHのときは油温が高温と判別する。
【0030】以上、リニアソレノイドバルブから成る電
磁弁14によって油圧を制御する実施例について説明し
たが、デューティー制御式の電磁弁で油圧を制御するも
のにも本発明を適用でき、この場合には電磁弁に通電す
るデューティー信号のデューティー比と実効電流値とか
らソレノイドのインピーダンスを算出して油温を推定
し、油圧とデューティー比との関係を表わすデータマッ
プを油温に応じて変更する。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電磁弁の温度変化による通電パラメータの変
化を検知して電気信号を調整することにより、温度変化
に対しての補償機能を得ることができ、且つ通電パラメ
ータの検知精度を高めて、油圧の制御精度も向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置を適用する変速機とその制御系を
示すシステム図
【図2】 その油圧制御回路に設ける電磁弁を示す図
【図3】 電磁弁のフィードバック制御のプログラムを
示すフローチャート
【図4】 電磁弁の油圧−電流特性を示す図
【図5】 電磁弁の電流−電圧特性を示す図
【図6】 電磁弁の抵抗値の学習プログラムを示すフロ
ーチャート
【図7】 油温の判別マップを示す図
【符号の説明】
1 変速機 9 電子制御回路 10 油圧制御回路 14 電磁弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用油圧作動式変速機の油圧制御装置
    であって、油圧源からの供給油圧を電気信号に応じた油
    圧に調整して出力する電磁弁を備えるものにおいて、電
    磁弁の温度変化によって変化する通電パラメータを検知
    する検知手段と、該検知手段の検知結果に基いて前記電
    気信号を調整する調整手段とを設けると共に、電磁弁の
    通電状態を判別して前記通電パラメータの変化による影
    響が大きく現われる特定の通電状態において前記検知手
    段に対する検知指令を出す検知指令手段を設けたことを
    特徴とする車両用油圧作動式変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記検知指令手段は、通電状態が前記特
    定の通電状態に近づくほど優先的に検知指令を出すよう
    に構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用
    油圧作動式変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記検知指令手段は、電磁弁の制御不要
    時に電磁弁の通電状態を前記通電パラメータの変化によ
    る影響が大きく現われる特定の通電状態にして前記検知
    手段に対する検知指令を出すように構成されることを特
    徴とする請求項1に記載の車両用油圧作動式変速機の油
    圧制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御不要時は変速機が中立状態に存
    するときであることを特徴とする請求項3に記載の車両
    用油圧作動式変速機の油圧制御装置。
  5. 【請求項5】 前記通電パラメータは電磁弁の通電抵抗
    に相当する値であることを特徴とする請求項1乃至4の
    何れか1項に記載の車両用油圧作動式変速機の油圧制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記特定の通電状態は高電流の通電時で
    あることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記
    載の車両用油圧作動式変速機の油圧制御装置。
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