JPH0777510A - 酵素電極 - Google Patents
酵素電極Info
- Publication number
- JPH0777510A JPH0777510A JP5223239A JP22323993A JPH0777510A JP H0777510 A JPH0777510 A JP H0777510A JP 5223239 A JP5223239 A JP 5223239A JP 22323993 A JP22323993 A JP 22323993A JP H0777510 A JPH0777510 A JP H0777510A
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- Japan
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- enzyme
- electron transfer
- transfer substance
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Abstract
(57)【要約】
【目的】優れた応答性を持ち、大量生産技術により製造
可能な一回限りの使い捨て酵素電極を提供する。 【構成】絶縁性基板上に設けられた少なくとも測定極と
対極とを有する電極系において、測定極が少なくとも導
電性粉末、酵素、電子伝達物質およびバインダーを含む
導電性インキからなり、印刷方式により形成された酵素
電極である。
可能な一回限りの使い捨て酵素電極を提供する。 【構成】絶縁性基板上に設けられた少なくとも測定極と
対極とを有する電極系において、測定極が少なくとも導
電性粉末、酵素、電子伝達物質およびバインダーを含む
導電性インキからなり、印刷方式により形成された酵素
電極である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液、尿等の体液試料
中の生体化学成分の濃度を簡易に定量する酵素電極に関
する。
中の生体化学成分の濃度を簡易に定量する酵素電極に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、検量線の校正や電極の洗浄が不
要、すなわちメンテナンスフリーで小型化が可能なた
め、使い捨て型の酵素電極が注目されている。酵素電極
とは、一般には電極と固定化酵素から構成され、酵素反
応による物質変化を電極により電気信号の変化として取
りだし、その酵素が特異的に作用する基質の濃度を測定
するものである。ここでは、電極に酵素および電子伝達
物質を脱落しないよう固定化する技術が必要である。
要、すなわちメンテナンスフリーで小型化が可能なた
め、使い捨て型の酵素電極が注目されている。酵素電極
とは、一般には電極と固定化酵素から構成され、酵素反
応による物質変化を電極により電気信号の変化として取
りだし、その酵素が特異的に作用する基質の濃度を測定
するものである。ここでは、電極に酵素および電子伝達
物質を脱落しないよう固定化する技術が必要である。
【0003】具体的には、 (イ)ポリマーや適当な粘度を持った化学物質中に酵素
や電子伝達物質を分散したものを電極上に塗布する(特
開平2−129541号公報など) (ロ)導電性ポリマーの電解重合により、中に酵素を閉
じこめた膜を電極上に形成する(特開昭62−1152
84号、特開平2−85754号公報など) (ハ)感光性ポリマー中に酵素や電子伝達物質を分散さ
せて光硬化させ、3次元網目構造膜を電極上に形成する
(特開平2−240555号公報など) 等の方法がある。
や電子伝達物質を分散したものを電極上に塗布する(特
開平2−129541号公報など) (ロ)導電性ポリマーの電解重合により、中に酵素を閉
じこめた膜を電極上に形成する(特開昭62−1152
84号、特開平2−85754号公報など) (ハ)感光性ポリマー中に酵素や電子伝達物質を分散さ
せて光硬化させ、3次元網目構造膜を電極上に形成する
(特開平2−240555号公報など) 等の方法がある。
【0004】これらの方法は、電極として金属あるいは
グラファイト、グラッシーカーボンなどのバルク状の電
極を用いているため、酵素や電子伝達物質などは必然的
に電極表面の別層中に重ねて塗布する形態となってしま
う。このため、効率的な電子授受が起こり難く応答性が
悪いため、必要以上に多量の酵素や電子伝達物質を使用
しなければならない。また、使用中層間で剥離しやすい
という問題点があった。さらに、小型化にも限界があ
り、使い捨て型の酵素電極として適切なものとは言い難
い。
グラファイト、グラッシーカーボンなどのバルク状の電
極を用いているため、酵素や電子伝達物質などは必然的
に電極表面の別層中に重ねて塗布する形態となってしま
う。このため、効率的な電子授受が起こり難く応答性が
悪いため、必要以上に多量の酵素や電子伝達物質を使用
しなければならない。また、使用中層間で剥離しやすい
という問題点があった。さらに、小型化にも限界があ
り、使い捨て型の酵素電極として適切なものとは言い難
い。
【0005】この問題点を解決した方法として、 (ニ)電極となる導電性粉末と共に、ポリマー中に酵素
または/および電子伝達物質を混合固定化する方法があ
る。この混合法では、酵素および電子伝達物質が電極と
なる導電性粉末の近傍に、あるいは表面に吸着して存在
しているため、電子授受がスムースに行われ、優れた応
答性が得られる。特開平2−88960号や特開昭61
−61049号公報では、電子伝達物質をカーボン粉末
とともに混合、また、特開平2−99849号、特開平
3−170854号、特開平3−170856号公報で
は、酵素を金属粉や金属修飾カーボン粉末等と混合して
電極を形成している。
または/および電子伝達物質を混合固定化する方法があ
る。この混合法では、酵素および電子伝達物質が電極と
なる導電性粉末の近傍に、あるいは表面に吸着して存在
しているため、電子授受がスムースに行われ、優れた応
答性が得られる。特開平2−88960号や特開昭61
−61049号公報では、電子伝達物質をカーボン粉末
とともに混合、また、特開平2−99849号、特開平
3−170854号、特開平3−170856号公報で
は、酵素を金属粉や金属修飾カーボン粉末等と混合して
電極を形成している。
【0006】しかしながら、効率的な電子授受を行わせ
る為には、酵素あるいは電子伝達物質のどちらか一方だ
けでなく、両者ともに導電性粉末とともに固定化される
のが望ましいが、上記の公報に開示されたのもは、酵素
あるいは電子伝達物質のどちらか一方のみが、導電性粉
末とともに固定化されているので効率が悪い。また、そ
もそも全て必要な成分を含む導電性インキとし、印刷方
式と組み合わせることにより、電極形成と酵素固定化の
両者が一工程で作成でき、製造コストを低くする事がで
きるのである。
る為には、酵素あるいは電子伝達物質のどちらか一方だ
けでなく、両者ともに導電性粉末とともに固定化される
のが望ましいが、上記の公報に開示されたのもは、酵素
あるいは電子伝達物質のどちらか一方のみが、導電性粉
末とともに固定化されているので効率が悪い。また、そ
もそも全て必要な成分を含む導電性インキとし、印刷方
式と組み合わせることにより、電極形成と酵素固定化の
両者が一工程で作成でき、製造コストを低くする事がで
きるのである。
【0007】これに対して、特開平2−298855号
や特表平3−503931号公報の様に導電性粉末と酵
素および電子伝達物質を含んで成る電極部を持つものも
一部開示されている。しかしながら、これらはペースト
状の電極成分を電極ホルダ等の容器につめて用いてお
り、使い捨てあるいは小型のセンサーにふさわしい形態
とは言い難い。
や特表平3−503931号公報の様に導電性粉末と酵
素および電子伝達物質を含んで成る電極部を持つものも
一部開示されている。しかしながら、これらはペースト
状の電極成分を電極ホルダ等の容器につめて用いてお
り、使い捨てあるいは小型のセンサーにふさわしい形態
とは言い難い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明が解決
しようとする課題は、優れた応答性を持ち、大量生産技
術により製造可能な一回限りの使い捨て酵素電極を提供
する事である。
しようとする課題は、優れた応答性を持ち、大量生産技
術により製造可能な一回限りの使い捨て酵素電極を提供
する事である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁性基板上
に設けられた少なくとも測定極と対極とを有する電極系
において、測定極が少なくとも導電性粉末、酵素、電子
伝達物質およびバインダーを含む導電性インキからな
り、印刷方式により形成された酵素電極である。
に設けられた少なくとも測定極と対極とを有する電極系
において、測定極が少なくとも導電性粉末、酵素、電子
伝達物質およびバインダーを含む導電性インキからな
り、印刷方式により形成された酵素電極である。
【0010】この場合インキとして必要な特性として
は、基板との濡れ性、接着性、粘度が重要である。ま
た、電極として実際に測定に用いた場合には、検液と電
極表面の濡れ性が必要である。この様な特性は、主にバ
インダーの性質に支配される。本発明で用いるバインダ
ーは上述のような性質の他に、導電性粉末、酵素および
電子伝達物質との親和性すなわち馴染みがよくなければ
ならない。また酵素は強い有機溶剤によって変性され失
活してしまうおそれがあるため、アセトンやトルエン等
の強い有機溶剤にしか溶けないバインダーは用いること
ができない。
は、基板との濡れ性、接着性、粘度が重要である。ま
た、電極として実際に測定に用いた場合には、検液と電
極表面の濡れ性が必要である。この様な特性は、主にバ
インダーの性質に支配される。本発明で用いるバインダ
ーは上述のような性質の他に、導電性粉末、酵素および
電子伝達物質との親和性すなわち馴染みがよくなければ
ならない。また酵素は強い有機溶剤によって変性され失
活してしまうおそれがあるため、アセトンやトルエン等
の強い有機溶剤にしか溶けないバインダーは用いること
ができない。
【0011】具体的には、でんぷん系・セルロース系・
アルギン酸系・ガム類・タンパク質系などの天然高分子
類、アクリル系・ブチラール系・酢酸ビニル共重合体系
・ポリアミド系・ポリエステル系・ポリウレタン系など
の合成高分子類が挙げられる。水溶性のバインダーを用
いる場合には、非水溶性バインダーと混合して用いる必
要がある。水溶性バインダーのみでは使用中に電極部の
溶解、脱落が起きてしまい測定できなくなる。バインダ
ーの総含有量は、バインダー量を減らして導電性粉末の
添加量を増加すると高導電性が得られる傾向にあるので
少ない方が好ましいが、インキとしての流動性や基材へ
の接着性等とのバランスで決定され、通常総固形分の5
〜50%程度である。
アルギン酸系・ガム類・タンパク質系などの天然高分子
類、アクリル系・ブチラール系・酢酸ビニル共重合体系
・ポリアミド系・ポリエステル系・ポリウレタン系など
の合成高分子類が挙げられる。水溶性のバインダーを用
いる場合には、非水溶性バインダーと混合して用いる必
要がある。水溶性バインダーのみでは使用中に電極部の
溶解、脱落が起きてしまい測定できなくなる。バインダ
ーの総含有量は、バインダー量を減らして導電性粉末の
添加量を増加すると高導電性が得られる傾向にあるので
少ない方が好ましいが、インキとしての流動性や基材へ
の接着性等とのバランスで決定され、通常総固形分の5
〜50%程度である。
【0012】電極として働く導電性粉末としては、金属
およびその酸化物、カーボン、グラファイト等の顔料が
挙げられるが、コスト、表面の親水性およびインキ適性
等よりカーボンブラックが好ましい。インキ中に含有さ
せる酵素は、酸化還元酵素であれば特に制限なく、たと
えばグルコースオキシダーゼ、コレステロールオキシダ
ーゼ、ラクテートオキシダーゼ、アルコールオキシダー
ゼ、キサンチンオキシダーゼ、ピルベートオキシダー
ゼ、アルデヒドオキシダーゼ等が用いられる。添加量
は、それぞれの酵素の活性に応じて変えることができ
る。酵素は高価であるため、性能を発揮できる範囲では
含有量は少ない方が好ましい。
およびその酸化物、カーボン、グラファイト等の顔料が
挙げられるが、コスト、表面の親水性およびインキ適性
等よりカーボンブラックが好ましい。インキ中に含有さ
せる酵素は、酸化還元酵素であれば特に制限なく、たと
えばグルコースオキシダーゼ、コレステロールオキシダ
ーゼ、ラクテートオキシダーゼ、アルコールオキシダー
ゼ、キサンチンオキシダーゼ、ピルベートオキシダー
ゼ、アルデヒドオキシダーゼ等が用いられる。添加量
は、それぞれの酵素の活性に応じて変えることができ
る。酵素は高価であるため、性能を発揮できる範囲では
含有量は少ない方が好ましい。
【0013】電子伝達物質としては、酸化還元酵素の電
子伝達体として機能するレドックス化合物であれば特に
制限されない。具体的には、フェロセンおよびその誘導
体、ベンゾキノン、メチレンブルー、2,6−ジクロロ
インドフェノール、金属シアン化錯体等が挙げられる。
子伝達体として機能するレドックス化合物であれば特に
制限されない。具体的には、フェロセンおよびその誘導
体、ベンゾキノン、メチレンブルー、2,6−ジクロロ
インドフェノール、金属シアン化錯体等が挙げられる。
【0014】絶縁性基板としては、セラミック、ガラ
ス、ガラスエポキシ、プラスチック等、検液によって侵
されないものであればなんでもよいが、使い捨てである
ため安価で扱い易いポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックフィルム
が好ましい。なお、一般的に体液中に含まれる特定の生
体成分、例えばアスコルビン酸等によって測定中検体の
pHが変化しないよう緩衝作用を働かせるため、緩衝剤
を添加してもよい。細粉砕した固体の緩衝剤を導電性粉
末、酵素、バインダーとともにインキ中に混合する、あ
るいは水溶液として添加しても良い。電極が測定時検体
と接したときに、検体中の水分によって電極中の固体の
緩衝剤が溶かされて緩衝作用を発揮する。
ス、ガラスエポキシ、プラスチック等、検液によって侵
されないものであればなんでもよいが、使い捨てである
ため安価で扱い易いポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックフィルム
が好ましい。なお、一般的に体液中に含まれる特定の生
体成分、例えばアスコルビン酸等によって測定中検体の
pHが変化しないよう緩衝作用を働かせるため、緩衝剤
を添加してもよい。細粉砕した固体の緩衝剤を導電性粉
末、酵素、バインダーとともにインキ中に混合する、あ
るいは水溶液として添加しても良い。電極が測定時検体
と接したときに、検体中の水分によって電極中の固体の
緩衝剤が溶かされて緩衝作用を発揮する。
【0015】緩衝剤は用いる酵素の至適pHに合わせて
種類を選択し、測定に用いる検体量から1電極あたりに
加える量を計算して決定する。例えばグルコースオキシ
ダーゼはpH7付近で最大の活性を示すため、りん酸系
の緩衝剤を選び、検体に溶け出した時の濃度が、0.0
5〜0.025モル程度となるように含有量を決める。
種類を選択し、測定に用いる検体量から1電極あたりに
加える量を計算して決定する。例えばグルコースオキシ
ダーゼはpH7付近で最大の活性を示すため、りん酸系
の緩衝剤を選び、検体に溶け出した時の濃度が、0.0
5〜0.025モル程度となるように含有量を決める。
【0016】印刷方法としては、スクリーン印刷の他、
グラビア印刷、グラビアオフセット印刷、ノズルコーテ
ィング、ディスペンサー印刷、インキジェット印刷等が
応用できる。例えば、スクリーン印刷方法にて形成する
場合には、インキ粘度が10〜2000ポイス゛程度に
なるよう調整し、100〜400メッシュのスクリーン
版を用いて印刷し、電極部を形成する。
グラビア印刷、グラビアオフセット印刷、ノズルコーテ
ィング、ディスペンサー印刷、インキジェット印刷等が
応用できる。例えば、スクリーン印刷方法にて形成する
場合には、インキ粘度が10〜2000ポイス゛程度に
なるよう調整し、100〜400メッシュのスクリーン
版を用いて印刷し、電極部を形成する。
【0017】
【作用】酵素が基質を酸化あるいは還元し、電子を電子
伝達物質から導電性粉末へとレドックス反応により授受
する場合、本発明の酵素電極によると、酵素および電子
伝達物質が導電性粉末の近傍に、あるいは表面に吸着し
て存在するため、電子授受がスムーズに行われやすい。
また、印刷方式と組み合わせることによって、電極形成
と酵素および電子伝達物質の固定化を一工程で行うこと
が可能であり、1回限りの使い捨て電極を簡単な大量生
産技術により製造することができる。
伝達物質から導電性粉末へとレドックス反応により授受
する場合、本発明の酵素電極によると、酵素および電子
伝達物質が導電性粉末の近傍に、あるいは表面に吸着し
て存在するため、電子授受がスムーズに行われやすい。
また、印刷方式と組み合わせることによって、電極形成
と酵素および電子伝達物質の固定化を一工程で行うこと
が可能であり、1回限りの使い捨て電極を簡単な大量生
産技術により製造することができる。
【0018】
〈実施例1〉グルコースオキシダーゼによって血液中の
グルコースを測定する場合の例を示す。アセチレンブラ
ック(旭電化工業(株)製)10g、フェリシアン化カ
リウム1g、カルボキシメチルセルロース10%溶液2
0g、ポリエステル樹脂エリーテルUE−3200(ユ
ニチカ(株)製)の10%溶液40gおよび酢酸セロソ
ルブ100gを3本ロールにて混合分散させた。これ
に、グルコースオキシダーゼ(関東化学(株)製)0.
5gを0.1モルりん酸緩衝液に溶解したものを添加
し、均一になるまで混合して導電性インキを作製した。
グルコースを測定する場合の例を示す。アセチレンブラ
ック(旭電化工業(株)製)10g、フェリシアン化カ
リウム1g、カルボキシメチルセルロース10%溶液2
0g、ポリエステル樹脂エリーテルUE−3200(ユ
ニチカ(株)製)の10%溶液40gおよび酢酸セロソ
ルブ100gを3本ロールにて混合分散させた。これ
に、グルコースオキシダーゼ(関東化学(株)製)0.
5gを0.1モルりん酸緩衝液に溶解したものを添加
し、均一になるまで混合して導電性インキを作製した。
【0019】カーボンの対極(1)を設けたポリエチレ
ンテレフタレートからなる絶縁性の基板(2)に、上述
の酵素含有導電性インキを用いてスクリーン印刷法によ
って測定極(3)を形成した。このとき用いたスクリー
ン版は、150メッシュ、ゾル厚80μmである。その
上に電極を一部残して絶縁性のポリマー層(4)を上に
設けた。このようにして作製した酵素電極を用いて、グ
ルコース濃度と出力電流の関係を調べるためにグルコー
ス濃度をいろいろ変えて調整したグルコース溶液を電極
上に滴下し、測定極にAg/AgCl参照電極に対して
+0.7Vを印加して30秒後に増加する電流を測定し
た。結果を図2に示す。グルコース濃度0〜30ミリモ
ルの範囲で良好な応答が得られた。
ンテレフタレートからなる絶縁性の基板(2)に、上述
の酵素含有導電性インキを用いてスクリーン印刷法によ
って測定極(3)を形成した。このとき用いたスクリー
ン版は、150メッシュ、ゾル厚80μmである。その
上に電極を一部残して絶縁性のポリマー層(4)を上に
設けた。このようにして作製した酵素電極を用いて、グ
ルコース濃度と出力電流の関係を調べるためにグルコー
ス濃度をいろいろ変えて調整したグルコース溶液を電極
上に滴下し、測定極にAg/AgCl参照電極に対して
+0.7Vを印加して30秒後に増加する電流を測定し
た。結果を図2に示す。グルコース濃度0〜30ミリモ
ルの範囲で良好な応答が得られた。
【0020】〈実施例2〉カーボンブラック−コンダク
テックスSC(コロンビアンカーボン社製)15g、フ
ェロセン2g、ブチラール樹脂エスレック(ユニチカ
(株)製)の5%溶液100gおよびブチルセロソルブ
100gをペイントシェーカーにて3時間混合分散させ
た。これに、グルコースオキシダーゼ(関東化学(株)
製)0.5gを0.1モルりん酸緩衝液5mlに溶解し
たものを添加し、均一になるまで混合して導電性インキ
を作製した。
テックスSC(コロンビアンカーボン社製)15g、フ
ェロセン2g、ブチラール樹脂エスレック(ユニチカ
(株)製)の5%溶液100gおよびブチルセロソルブ
100gをペイントシェーカーにて3時間混合分散させ
た。これに、グルコースオキシダーゼ(関東化学(株)
製)0.5gを0.1モルりん酸緩衝液5mlに溶解し
たものを添加し、均一になるまで混合して導電性インキ
を作製した。
【0021】この導電性インキを用いて、ディスペンサ
ー印刷方式によって電極部を形成する以外は実施例1と
同様の構成で酵素電極を作成した。この酵素電極を用い
て、グルコース濃度と出力電流の関係を調べるためにグ
ルコース濃度をいろいろ変えて調整したグルコース溶液
を電極上に滴下し、測定極にAg/AgCl参照電極に
対して+0.4Vを印加して30秒後に増加する電流を
測定した。結果を図3に示す。グルコース濃度0〜50
ミリモルの範囲で良好な応答が得られた。
ー印刷方式によって電極部を形成する以外は実施例1と
同様の構成で酵素電極を作成した。この酵素電極を用い
て、グルコース濃度と出力電流の関係を調べるためにグ
ルコース濃度をいろいろ変えて調整したグルコース溶液
を電極上に滴下し、測定極にAg/AgCl参照電極に
対して+0.4Vを印加して30秒後に増加する電流を
測定した。結果を図3に示す。グルコース濃度0〜50
ミリモルの範囲で良好な応答が得られた。
【0022】
【発明の効果】本発明の酵素電極においては、上述の作
用により電子授受がスムーズに行われやすい。このた
め、(a)出力安定までの時間が短い、(b)ばらつき
が小さく再現性が高い、(c)保存安定性が高い、等の
効果が得られた。さらに、1工程で測定極が形成できる
ため、低コスト化が可能となり、使い捨てタイプに好適
な電極を得ることができる。
用により電子授受がスムーズに行われやすい。このた
め、(a)出力安定までの時間が短い、(b)ばらつき
が小さく再現性が高い、(c)保存安定性が高い、等の
効果が得られた。さらに、1工程で測定極が形成できる
ため、低コスト化が可能となり、使い捨てタイプに好適
な電極を得ることができる。
【0023】
【図1】本発明の一実施例に係る酵素電極の斜視図であ
る。
る。
【図2】実施例1におけるグルコース濃度と出力電流の
関係を示すグラフ図である。
関係を示すグラフ図である。
【図3】実施例2におけるグルコース濃度と出力電流の
関係を示すグラフ図である。
関係を示すグラフ図である。
1…対極 2…絶縁性の基板 3…測定極 4…絶縁性
ポリマー層
ポリマー層
Claims (1)
- 【請求項1】絶縁性基板上に設けられた少なくとも測定
極と対極とを有する電極系において、測定極が少なくと
も導電性粉末、酵素、電子伝達物質およびバインダーを
含む導電性インキからなり、印刷方式により形成された
ことを特徴とする酵素電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5223239A JPH0777510A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 酵素電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5223239A JPH0777510A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 酵素電極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0777510A true JPH0777510A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16794984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5223239A Pending JPH0777510A (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | 酵素電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0777510A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007507711A (ja) * | 2003-09-30 | 2007-03-29 | アボット・ラボラトリーズ | バイオセンサ |
| WO2016129273A1 (ja) * | 2015-02-09 | 2016-08-18 | 国立大学法人東北大学 | 酵素電極の製造方法及び酵素電極 |
| JP2018036201A (ja) * | 2016-09-01 | 2018-03-08 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 自己発電型センサー用電極ペースト組成物、自己発電型センサー用電極及び自己発電型センサー |
| CN108362753A (zh) * | 2017-12-11 | 2018-08-03 | 南京晓庄学院 | 基于计时电位溶出法的痕量重金属检测系统及检测方法 |
| CN118722037A (zh) * | 2023-03-31 | 2024-10-01 | 杭州师范大学 | 一步法制备丝网印刷电极的方法、电化学电极及应用 |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP5223239A patent/JPH0777510A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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