JPH0778171B2 - 難燃性の熱可塑性組成物 - Google Patents
難燃性の熱可塑性組成物Info
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- JPH0778171B2 JPH0778171B2 JP17779191A JP17779191A JPH0778171B2 JP H0778171 B2 JPH0778171 B2 JP H0778171B2 JP 17779191 A JP17779191 A JP 17779191A JP 17779191 A JP17779191 A JP 17779191A JP H0778171 B2 JPH0778171 B2 JP H0778171B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性組成物に係る。
特に、本発明は、予想外に改良された難燃特性を熱可塑
性組成物に付与するシリコ―ンベ―スの添加剤を含有す
る熱可塑性組成物に係る。
特に、本発明は、予想外に改良された難燃特性を熱可塑
性組成物に付与するシリコ―ンベ―スの添加剤を含有す
る熱可塑性組成物に係る。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム三水和物(水酸化アルミニ
ウム、ATH)はプラスチック産業界で熱可塑性の樹脂
およびエラストマ―組成物の難燃性充填材として広く使
われている。熱可塑性樹脂およびエラストマ―のATH
を充填したコポリマ―は経済的ではあるが、良好な耐火
性と良好な物理的性質を欠いている。
ウム、ATH)はプラスチック産業界で熱可塑性の樹脂
およびエラストマ―組成物の難燃性充填材として広く使
われている。熱可塑性樹脂およびエラストマ―のATH
を充填したコポリマ―は経済的ではあるが、良好な耐火
性と良好な物理的性質を欠いている。
【0003】アルミニウム三水和物を含有する熱可塑性
組成物の難燃性を高めるために過去においてさまざまな
努力がなされて来ている。たとえば、フライ(Frye)の米
国特許第4,387,176号、アシュビ―(Ashby)の
同第4,496,680号、およびフライ(Frye)らの同
第4,536,529号を参照されたい。
組成物の難燃性を高めるために過去においてさまざまな
努力がなされて来ている。たとえば、フライ(Frye)の米
国特許第4,387,176号、アシュビ―(Ashby)の
同第4,496,680号、およびフライ(Frye)らの同
第4,536,529号を参照されたい。
【0004】フライ(Frye)の米国特許第4,387,1
76号には、熱可塑性ポリマ―、シリコ―ン流体または
ガム、第IIA 族金属有機塩、シリコ―ン樹脂、および任
意成分としてのアルミニウム三水和物からなる難燃性の
熱可塑性組成物が開示されている。この難燃性組成物は
ハロゲンを添加した場合に最も有効である。
76号には、熱可塑性ポリマ―、シリコ―ン流体または
ガム、第IIA 族金属有機塩、シリコ―ン樹脂、および任
意成分としてのアルミニウム三水和物からなる難燃性の
熱可塑性組成物が開示されている。この難燃性組成物は
ハロゲンを添加した場合に最も有効である。
【0005】このフライ(Frye)の発明の基礎となった発
見は、「ある種の金属石鹸(たとえば、ステアリン酸マ
グネシウム)を正しい割合で、ある種のシリコ―ン樹脂
(たとえばポリトリオルガノシリルシリケ―ト)とポリ
ジオルガノシロキサンポリマ―との混合物と組合せるこ
とによって、効率的な難燃性プラスチックを得ることが
できる」ということである[フライ(Frye)、第2欄第4
〜8行参照]。フライ(Frye)の特許には、彼の発明が、
「いくつかの点で、特にポリオルガノシロキサンシリコ
―ンとシリコ―ン樹脂の組合せを利用することによって
従来技術では教示されていない相乗的な難燃効果が達成
されるという点において、従来技術と異なっている。」
と述べられている。
見は、「ある種の金属石鹸(たとえば、ステアリン酸マ
グネシウム)を正しい割合で、ある種のシリコ―ン樹脂
(たとえばポリトリオルガノシリルシリケ―ト)とポリ
ジオルガノシロキサンポリマ―との混合物と組合せるこ
とによって、効率的な難燃性プラスチックを得ることが
できる」ということである[フライ(Frye)、第2欄第4
〜8行参照]。フライ(Frye)の特許には、彼の発明が、
「いくつかの点で、特にポリオルガノシロキサンシリコ
―ンとシリコ―ン樹脂の組合せを利用することによって
従来技術では教示されていない相乗的な難燃効果が達成
されるという点において、従来技術と異なっている。」
と述べられている。
【0006】アシュビ―(Ashby)の米国特許第4,49
6,680号には、ジフェニルシランジオ―ル、低分子
量のフェニル置換シロキサンジオ―ルまたはこれらの混
合物と、第IIA 族金属のカルボン酸塩と、アルミニウム
三水和物と、有機ハロゲン化物と、任意成分としての、
上記フライ(Frye)の米国特許第4,387,176号に
開示されているようなシリコ―ン樹脂とからなる添加剤
組成物と組合せたときに実質的に難燃性になるナイロン
組成物が開示されている。
6,680号には、ジフェニルシランジオ―ル、低分子
量のフェニル置換シロキサンジオ―ルまたはこれらの混
合物と、第IIA 族金属のカルボン酸塩と、アルミニウム
三水和物と、有機ハロゲン化物と、任意成分としての、
上記フライ(Frye)の米国特許第4,387,176号に
開示されているようなシリコ―ン樹脂とからなる添加剤
組成物と組合せたときに実質的に難燃性になるナイロン
組成物が開示されている。
【0007】フライ(Frye)らの米国特許第4,536,
529号には、熱可塑性ポリマ―、シリコ―ン流体、金
属石鹸前駆体、シリコ―ン樹脂、および任意成分として
のアルミナ三水和物を含有する難燃性組成物が開示され
ている。
529号には、熱可塑性ポリマ―、シリコ―ン流体、金
属石鹸前駆体、シリコ―ン樹脂、および任意成分として
のアルミナ三水和物を含有する難燃性組成物が開示され
ている。
【0008】フライ(Frye)らの発明は、ある種の金属石
鹸前駆体(たとえば、ステアリン酸マグネシウムの前駆
体であるステアリン酸と反応性マグネシウム化合物)、
ある種のシリコ―ン流体およびシリコ―ン樹脂を配合中
に正しい割合で混合し、この混合物を熱可塑性樹脂に添
加することによって、効率的な難燃性の熱可塑性樹脂を
作成することができるという発見に基づいている[フラ
イ(Frye)ら、第1欄、第46〜55行]。このフライ(F
rye)らの添加剤によれば、機械的性質の低下が従来の難
燃剤よりも少なくなり、しかも耐衝撃性、光沢および加
工性が改善される。
鹸前駆体(たとえば、ステアリン酸マグネシウムの前駆
体であるステアリン酸と反応性マグネシウム化合物)、
ある種のシリコ―ン流体およびシリコ―ン樹脂を配合中
に正しい割合で混合し、この混合物を熱可塑性樹脂に添
加することによって、効率的な難燃性の熱可塑性樹脂を
作成することができるという発見に基づいている[フラ
イ(Frye)ら、第1欄、第46〜55行]。このフライ(F
rye)らの添加剤によれば、機械的性質の低下が従来の難
燃剤よりも少なくなり、しかも耐衝撃性、光沢および加
工性が改善される。
【0009】別の特許、すなわちロブグレン(Lovgren)
らの米国特許第4,487,858号では、アルミニウ
ム三水和物、タルクおよび架橋剤を含有するプロピレン
/ポリジメチルシロキサン/MQ樹脂ブレンドに対して
特許が請求されているが、その第6欄、第35〜41行
には、このブレンドがさらに「前記熱可塑性樹脂/シリ
コ―ン流体ブレンドの難燃性を増強する第IIA 族金属有
機化合物または塩(ステアリン酸マグネシウム、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸バリウムなど)」を含
んでいてもよいことが教示されている。
らの米国特許第4,487,858号では、アルミニウ
ム三水和物、タルクおよび架橋剤を含有するプロピレン
/ポリジメチルシロキサン/MQ樹脂ブレンドに対して
特許が請求されているが、その第6欄、第35〜41行
には、このブレンドがさらに「前記熱可塑性樹脂/シリ
コ―ン流体ブレンドの難燃性を増強する第IIA 族金属有
機化合物または塩(ステアリン酸マグネシウム、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸バリウムなど)」を含
んでいてもよいことが教示されている。
【0010】以上論じた特許はすべて、熱可塑性組成物
の難燃性を改良するには、シリコ―ン流体およびシリコ
―ン樹脂に加えて第IIA 族金属有機塩の存在が必要であ
ることを教示している。第IIA 族金属有機塩が存在する
と、その熱可塑性組成物の溶融流動(メルトフロ―)特
性が増大する。しかしながら、たとえばシ―ト押出など
のようなある種の応用では、溶融流動特性が低めの熱可
塑性組成物を使用するのが望ましい。
の難燃性を改良するには、シリコ―ン流体およびシリコ
―ン樹脂に加えて第IIA 族金属有機塩の存在が必要であ
ることを教示している。第IIA 族金属有機塩が存在する
と、その熱可塑性組成物の溶融流動(メルトフロ―)特
性が増大する。しかしながら、たとえばシ―ト押出など
のようなある種の応用では、溶融流動特性が低めの熱可
塑性組成物を使用するのが望ましい。
【0011】
【発明の目的】したがって、本発明のひとつの目的は、
改良された難燃性と低下したメルトフロ―を有する、A
THを充填した熱可塑性組成物を提供することである。
改良された難燃性と低下したメルトフロ―を有する、A
THを充填した熱可塑性組成物を提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、改良された難燃性、
低下したメルトフロ―および良好または許容し得る物理
的性質を有する、ATHを充填した熱可塑性組成物を提
供することである。
低下したメルトフロ―および良好または許容し得る物理
的性質を有する、ATHを充填した熱可塑性組成物を提
供することである。
【0013】これらの目的は本発明によって達成され
る。
る。
【0014】
【発明の概要】本発明は、熱可塑性樹脂に、上で述べた
特許に教示されているシリコ―ン流体とシリコ―ン樹脂
を特定の量で添加することによって、第IIA族金属のカ
ルボン酸塩を使用することなく、熱可塑性組成物の難燃
性とある種の物理的性質を改良することができるという
発見に基づいている。
特許に教示されているシリコ―ン流体とシリコ―ン樹脂
を特定の量で添加することによって、第IIA族金属のカ
ルボン酸塩を使用することなく、熱可塑性組成物の難燃
性とある種の物理的性質を改良することができるという
発見に基づいている。
【0015】ひとつの局面において本発明は、本質的に
次の成分から成り、改良された難燃特性を有する熱可塑
性組成物を提供する。 A.約30〜約60重量部の熱可塑性樹脂、 B.約40〜約70重量部のアルミニウム三水和物[た
だし、(A)と(B)の合計が100部である]、 C.シリコ―ンオイル、および D.成分Cのシリコ―ンに可溶なシリコ―ン樹脂[ただ
し、(C)と(D)の比は約2:1から約2.5:1ま
でであり、(C)と(D)の合計は(A)+(B)の1
00部当たり約4〜約12部である]。
次の成分から成り、改良された難燃特性を有する熱可塑
性組成物を提供する。 A.約30〜約60重量部の熱可塑性樹脂、 B.約40〜約70重量部のアルミニウム三水和物[た
だし、(A)と(B)の合計が100部である]、 C.シリコ―ンオイル、および D.成分Cのシリコ―ンに可溶なシリコ―ン樹脂[ただ
し、(C)と(D)の比は約2:1から約2.5:1ま
でであり、(C)と(D)の合計は(A)+(B)の1
00部当たり約4〜約12部である]。
【0016】もうひとつの局面において本発明は、本質
的に上記組成物の成分AとBから成る熱可塑性組成物の
難燃性を改良する方法に係り、この方法は、基本的に、
前記熱可塑性組成物に成分CとDを上記量で添加するス
テップから成る。
的に上記組成物の成分AとBから成る熱可塑性組成物の
難燃性を改良する方法に係り、この方法は、基本的に、
前記熱可塑性組成物に成分CとDを上記量で添加するス
テップから成る。
【0017】本発明はさらに、本発明の熱可塑性組成物
で被覆された基体からなる製品にも関する。
で被覆された基体からなる製品にも関する。
【0018】本発明の組成物は、改良された難燃性に加
えて、改良された低温衝撃強さと滴下防止特性および低
下したメルトフロ―ももっている。
えて、改良された低温衝撃強さと滴下防止特性および低
下したメルトフロ―ももっている。
【0019】本発明の組成物は、建設産業、建築産業、
ならびに導線絶縁およびケ―ブル絶縁産業で有用であ
る。
ならびに導線絶縁およびケ―ブル絶縁産業で有用であ
る。
【0020】
【発明の詳細】すでに述べたように、本発明の基礎とな
った発見は、ATHを充填した熱可塑性組成物に所定量
のシリコ―ンオイルとシリコ―ン樹脂を添加することに
よって、第IIA 族金属のカルボン酸塩を使用することな
く、前記熱可塑性組成物の難燃性を改良することができ
るということである。
った発見は、ATHを充填した熱可塑性組成物に所定量
のシリコ―ンオイルとシリコ―ン樹脂を添加することに
よって、第IIA 族金属のカルボン酸塩を使用することな
く、前記熱可塑性組成物の難燃性を改良することができ
るということである。
【0021】本発明は、改良された難燃性を有してお
り、本質的に(A)熱可塑性ポリマ―、(B)アルミニ
ウム三水和物、および特定の量の(C)シリコ―ンオイ
ルと(D)シリコ―ン樹脂から成る熱可塑性組成物に関
する。
り、本質的に(A)熱可塑性ポリマ―、(B)アルミニ
ウム三水和物、および特定の量の(C)シリコ―ンオイ
ルと(D)シリコ―ン樹脂から成る熱可塑性組成物に関
する。
【0022】本発明の組成物の成分(A)として適した
熱可塑性ポリマ―としては、たとえば、ポリエチレン
[たとえば、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度
ポリエチレン(HDPE)]、ポリプロピレン、ポリブ
チレンなど、およびこれらのコポリマ―などのようなポ
リオレフィン、ポリスチレン、レキサン(LexanR )ブラ
ンドなどのようなポリカ―ボネ―トおよびバロックス(V
aloxR )樹脂などのような熱可塑性ポリエステル[いず
れもゼネラル・エレクトリック社(General Electric Co
mpany)製]、ならびに、ポリアミド[たとえば、ナイロ
ン(Nylon)66、ナイロン(Nylon)12など]、ポリカ
プロラクタム、アイオノマ―、ポリウレタン、アクリロ
ニトリル‐ブタジエン‐スチレンのコポリマ―およびタ
―ポリマ―、アクリルポリマ―、アセタ―ル樹脂、エチ
レン‐酢酸ビニル、ポリメチルペンテン、可撓性ポリビ
ニルクロライド、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェ
ニレンオキサイド‐ポリスチレンブレンドまたはコポリ
マ―[たとえばゼネラル・エレクトリック社(General E
lectric Company)製ノリル(NorylR )ポリマ―など]、
モンサント(Monsanto)のサントプレン(Santoprene)やユ
ニロ―ヤル(Uniroyal)TPR熱可塑性ポリエステルなど
のような他のポリマ―がある。本発明で使用するのに適
した熱可塑性ポリマ―は本明細書中で「熱可塑性樹脂」
と総称することもある。当業者は、エンジニアリングプ
ラスチックを始めとする広範囲の各種熱可塑性配合物に
本発明の難燃性組成物を適合させて最適化することがで
きるであろう。上記のリストはすべてを挙げたのではな
く、本発明はそれらに限定されるものではない。
熱可塑性ポリマ―としては、たとえば、ポリエチレン
[たとえば、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度
ポリエチレン(HDPE)]、ポリプロピレン、ポリブ
チレンなど、およびこれらのコポリマ―などのようなポ
リオレフィン、ポリスチレン、レキサン(LexanR )ブラ
ンドなどのようなポリカ―ボネ―トおよびバロックス(V
aloxR )樹脂などのような熱可塑性ポリエステル[いず
れもゼネラル・エレクトリック社(General Electric Co
mpany)製]、ならびに、ポリアミド[たとえば、ナイロ
ン(Nylon)66、ナイロン(Nylon)12など]、ポリカ
プロラクタム、アイオノマ―、ポリウレタン、アクリロ
ニトリル‐ブタジエン‐スチレンのコポリマ―およびタ
―ポリマ―、アクリルポリマ―、アセタ―ル樹脂、エチ
レン‐酢酸ビニル、ポリメチルペンテン、可撓性ポリビ
ニルクロライド、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェ
ニレンオキサイド‐ポリスチレンブレンドまたはコポリ
マ―[たとえばゼネラル・エレクトリック社(General E
lectric Company)製ノリル(NorylR )ポリマ―など]、
モンサント(Monsanto)のサントプレン(Santoprene)やユ
ニロ―ヤル(Uniroyal)TPR熱可塑性ポリエステルなど
のような他のポリマ―がある。本発明で使用するのに適
した熱可塑性ポリマ―は本明細書中で「熱可塑性樹脂」
と総称することもある。当業者は、エンジニアリングプ
ラスチックを始めとする広範囲の各種熱可塑性配合物に
本発明の難燃性組成物を適合させて最適化することがで
きるであろう。上記のリストはすべてを挙げたのではな
く、本発明はそれらに限定されるものではない。
【0023】本発明の組成物は、熱可塑性ポリマ―すな
わち成分(A)を、約30〜約60重量部、好ましくは
約30〜約40重量部、最も好ましくは約40重量部含
有する。
わち成分(A)を、約30〜約60重量部、好ましくは
約30〜約40重量部、最も好ましくは約40重量部含
有する。
【0024】本発明の組成物の成分(B)はアルミニウ
ム三水和物であり、これは燃焼過程の熱にさらされたと
きに脱水されることによって、熱可塑性組成物に難燃性
を付与する。
ム三水和物であり、これは燃焼過程の熱にさらされたと
きに脱水されることによって、熱可塑性組成物に難燃性
を付与する。
【0025】一般に、このアルミニウム三水和物は、約
40〜約70重量部の範囲、好ましくは約60〜約70
重量部の範囲、最も好ましくは約60重量部の量で、本
発明の組成物中に存在できる。
40〜約70重量部の範囲、好ましくは約60〜約70
重量部の範囲、最も好ましくは約60重量部の量で、本
発明の組成物中に存在できる。
【0026】本発明の組成物中の成分(A)と(B)の
合計は100部である。
合計は100部である。
【0027】本発明の組成物の成分(C)はシリコ―ン
オイルである。本明細書中で使用する「シリコ―ンオイ
ル」という用語は、本発明の組成物中に有利に利用する
ことができる広範囲のポリシロキサン材料に対する一般
的な用語である。本発明を詳しく説明するために、「シ
リコ―ンオイル」という表現は、マクロ―リ―(MacLaur
y)らの米国特許第4,273,691号(引用により本
明細書に含まれているものとする)に記載されている有
効なシリコ―ン材料を含めた意味と解されたい。一般
に、有効なシリコ―ン材料は以下のようなシリコ―ン流
体またはガムである。すなわち、典型的にはR3 SiO
0.5 、R2 SiO、R1 SiO1.5 、R1 R2 SiO
0.5 、RR1 SiO、(R1 )2 SiO、RSi
O1.5 、およびSiO2 の単位ならびにこれらの組合せ
より成る群の中から選択されたシロキシ単位が化学結合
したオルガノポリシロキサンである。ただし、各Rはそ
れぞれ独立して飽和または不飽和で一価の炭化水素基を
表わし、R1 はRのような基であるか、または水素原
子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリ―ル基、ビニ
ル基もしくはアリル基などより成る群の中から選択され
る基を表わす。また、前記オルガノポリシロキサンは2
5℃で約600〜300,000,000センチポイズ
の粘度を有している。好ましいシリコ―ン材料は25℃
で約90,000〜150,000センチポイズの粘度
を有するポリジメチルシロキサンである。このような有
効なシリコ―ン材料はシリコ―ンまたはシリコ―ンオイ
ルと総称され、シリコ―ン樹脂といわれる一群の材料と
は区別されるべきである。そのようなシリコ―ンオイル
はさまざまなブランドおよびグレ―ドのものが容易に入
手できる。
オイルである。本明細書中で使用する「シリコ―ンオイ
ル」という用語は、本発明の組成物中に有利に利用する
ことができる広範囲のポリシロキサン材料に対する一般
的な用語である。本発明を詳しく説明するために、「シ
リコ―ンオイル」という表現は、マクロ―リ―(MacLaur
y)らの米国特許第4,273,691号(引用により本
明細書に含まれているものとする)に記載されている有
効なシリコ―ン材料を含めた意味と解されたい。一般
に、有効なシリコ―ン材料は以下のようなシリコ―ン流
体またはガムである。すなわち、典型的にはR3 SiO
0.5 、R2 SiO、R1 SiO1.5 、R1 R2 SiO
0.5 、RR1 SiO、(R1 )2 SiO、RSi
O1.5 、およびSiO2 の単位ならびにこれらの組合せ
より成る群の中から選択されたシロキシ単位が化学結合
したオルガノポリシロキサンである。ただし、各Rはそ
れぞれ独立して飽和または不飽和で一価の炭化水素基を
表わし、R1 はRのような基であるか、または水素原
子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、アリ―ル基、ビニ
ル基もしくはアリル基などより成る群の中から選択され
る基を表わす。また、前記オルガノポリシロキサンは2
5℃で約600〜300,000,000センチポイズ
の粘度を有している。好ましいシリコ―ン材料は25℃
で約90,000〜150,000センチポイズの粘度
を有するポリジメチルシロキサンである。このような有
効なシリコ―ン材料はシリコ―ンまたはシリコ―ンオイ
ルと総称され、シリコ―ン樹脂といわれる一群の材料と
は区別されるべきである。そのようなシリコ―ンオイル
はさまざまなブランドおよびグレ―ドのものが容易に入
手できる。
【0028】成分(D)はシリコ―ン樹脂であり、これ
は上記シリコ―ンオイル(すなわち、流体またはガム)
に可溶であり、本発明の組成物に改良された難燃性を付
与するのに有効なものである。好ましいシリコ―ン樹脂
の中にはMQシリコ―ン樹脂がある。「MQシリコ―ン
樹脂」という表現は、このような樹脂の典型的なものが
主として式R3 SiO0.5 の単官能性のM単位と平均式
SiO2 の四官能性のQ単位とから構成され、特定のM
/Q単位比を有するという事実を指している。本発明で
使用するのに特に有効なシリコ―ン樹脂はQ単位1個に
対して約0.3〜4.0個のM単位という比を有するこ
とができるポリトリメチルシリルシリケ―トである。特
に有効な配合は、好ましくは、Q単位1個当たり約0.
6〜2個のM単位という比をもつかもしれない。市販さ
れているMQシリコ―ン樹脂の例はゼネラル・エレクト
リック(General Electric)のSR545(トルエン中M
Q樹脂固形分60%)である。そのようなMQ樹脂溶液
を利用する際の好ましい方法は、これをシリコ―ンオイ
ル成分と混合した後に溶媒を除去することである。この
溶媒は周知の方法、たとえば適度な温度での蒸溜によっ
て除くことができる。
は上記シリコ―ンオイル(すなわち、流体またはガム)
に可溶であり、本発明の組成物に改良された難燃性を付
与するのに有効なものである。好ましいシリコ―ン樹脂
の中にはMQシリコ―ン樹脂がある。「MQシリコ―ン
樹脂」という表現は、このような樹脂の典型的なものが
主として式R3 SiO0.5 の単官能性のM単位と平均式
SiO2 の四官能性のQ単位とから構成され、特定のM
/Q単位比を有するという事実を指している。本発明で
使用するのに特に有効なシリコ―ン樹脂はQ単位1個に
対して約0.3〜4.0個のM単位という比を有するこ
とができるポリトリメチルシリルシリケ―トである。特
に有効な配合は、好ましくは、Q単位1個当たり約0.
6〜2個のM単位という比をもつかもしれない。市販さ
れているMQシリコ―ン樹脂の例はゼネラル・エレクト
リック(General Electric)のSR545(トルエン中M
Q樹脂固形分60%)である。そのようなMQ樹脂溶液
を利用する際の好ましい方法は、これをシリコ―ンオイ
ル成分と混合した後に溶媒を除去することである。この
溶媒は周知の方法、たとえば適度な温度での蒸溜によっ
て除くことができる。
【0029】成分(C)と(D)は、約2:1〜約2.
5:1、好ましくは約2.3:1の割合で本発明の組成
物中に存在する。本発明の組成物中の成分(C)と
(D)の合計は、(A)+(B)の100部当たり、約
4〜約12部、好ましくは約5〜約10部、最も好まし
くは約5〜約7部の範囲である。
5:1、好ましくは約2.3:1の割合で本発明の組成
物中に存在する。本発明の組成物中の成分(C)と
(D)の合計は、(A)+(B)の100部当たり、約
4〜約12部、好ましくは約5〜約10部、最も好まし
くは約5〜約7部の範囲である。
【0030】成分(C)と(D)が上記の割合と量の範
囲内で本発明の組成物中に存在することは特に重要であ
る。上記パラメ―タ―を外れる割合と量では難燃性その
他の性質が劣る。
囲内で本発明の組成物中に存在することは特に重要であ
る。上記パラメ―タ―を外れる割合と量では難燃性その
他の性質が劣る。
【0031】他のシリコ―ンオイル可溶性形態の固体シ
リコ―ン樹脂も本発明の難燃性組成物中に使用するのに
有効であると考えられる。実際、MTシリコ―ン樹脂お
よびTQシリコ―ン樹脂(このTは三官能性のRSiO
1.5 単位を示す)、また上記樹脂との混合物およびコポ
リマ―も有効であろう。これらのシリコ―ン樹脂はよく
知られた材料であり容易に入手できる。適しているかど
うかの基準は、そのように有効なシリコ―ン樹脂状材料
がシリコ―ンオイルベ―スに可溶または分散可能である
かどうかである。
リコ―ン樹脂も本発明の難燃性組成物中に使用するのに
有効であると考えられる。実際、MTシリコ―ン樹脂お
よびTQシリコ―ン樹脂(このTは三官能性のRSiO
1.5 単位を示す)、また上記樹脂との混合物およびコポ
リマ―も有効であろう。これらのシリコ―ン樹脂はよく
知られた材料であり容易に入手できる。適しているかど
うかの基準は、そのように有効なシリコ―ン樹脂状材料
がシリコ―ンオイルベ―スに可溶または分散可能である
かどうかである。
【0032】さらに、上記熱可塑性組成物は(ほぼD官
能性の)シリコ―ンオイルと(M、D、TまたはQ官能
性の)シリコ―ン樹脂を混合すべき別々の成分として規
定しているが、本発明はそのような材料の反応生成物で
難燃性添加剤として同様に有効であり得るものも包含す
ることに注意すべきである。また、別々のシリコ―ンオ
イル成分とシリコ―ン樹脂成分の代わりに、必要なM、
D、TまたはQ官能性を含んでいるコポリマ―を使用し
てもよいことも予想される。
能性の)シリコ―ンオイルと(M、D、TまたはQ官能
性の)シリコ―ン樹脂を混合すべき別々の成分として規
定しているが、本発明はそのような材料の反応生成物で
難燃性添加剤として同様に有効であり得るものも包含す
ることに注意すべきである。また、別々のシリコ―ンオ
イル成分とシリコ―ン樹脂成分の代わりに、必要なM、
D、TまたはQ官能性を含んでいるコポリマ―を使用し
てもよいことも予想される。
【0033】本発明の組成物は、さらにタルク、クレ
―、炭酸カルシウム、ヒュ―ムドシリカ、ウォラストナ
イトなどのような各種充填材を含有していてもよい。他
の適切な充填材も当業者には自明であろう。
―、炭酸カルシウム、ヒュ―ムドシリカ、ウォラストナ
イトなどのような各種充填材を含有していてもよい。他
の適切な充填材も当業者には自明であろう。
【0034】本発明の実施の際、難燃性組成物は、慣用
の溶融配合用装置のいずれか、たとえばバンバリ―ミキ
サ―、二軸式エクストル―ダ―、または二ロ―ルゴムミ
ルなどを用いて熱可塑性ポリマ―をシリコ―ンオイルお
よびシリコ―ン樹脂と一緒に混合することによって作成
することができる。二軸式エクストル―ダ―が、生成物
を得るのに最も再現性が良いと期待される。適切な配合
技術の例はロブグレン(Lovgren)らの米国特許第4,4
87,858号(引用により本明細書中に含まれている
ものとする)に記載されている。
の溶融配合用装置のいずれか、たとえばバンバリ―ミキ
サ―、二軸式エクストル―ダ―、または二ロ―ルゴムミ
ルなどを用いて熱可塑性ポリマ―をシリコ―ンオイルお
よびシリコ―ン樹脂と一緒に混合することによって作成
することができる。二軸式エクストル―ダ―が、生成物
を得るのに最も再現性が良いと期待される。適切な配合
技術の例はロブグレン(Lovgren)らの米国特許第4,4
87,858号(引用により本明細書中に含まれている
ものとする)に記載されている。
【0035】個々の成分の添加順序に特に重要な意味が
あるとは思われない。しかし、当業者は余分な実験をす
るまでもなく本発明の難燃性組成物を最適化することが
可能である。シリコ―ン樹脂とシリコ―ンポリマ―は、
エクストル―ダ―内で熱可塑性樹脂/ATH組成物と配
合する前に、予備的に混合して均質な混合物を形成する
のが好ましい。
あるとは思われない。しかし、当業者は余分な実験をす
るまでもなく本発明の難燃性組成物を最適化することが
可能である。シリコ―ン樹脂とシリコ―ンポリマ―は、
エクストル―ダ―内で熱可塑性樹脂/ATH組成物と配
合する前に、予備的に混合して均質な混合物を形成する
のが好ましい。
【0036】熱可塑性樹脂とアルミニウム三水和物もま
た、これにシリコ―ンブレンドを添加する前に予備的に
配合するのが典型的である。熱可塑性樹脂/ATH組成
物、シリコ―ン樹脂およびシリコ―ンオイルは通常、約
100〜200℃の範囲内の温度で配合する。好ましい
配合温度は約120〜160℃の範囲内である。
た、これにシリコ―ンブレンドを添加する前に予備的に
配合するのが典型的である。熱可塑性樹脂/ATH組成
物、シリコ―ン樹脂およびシリコ―ンオイルは通常、約
100〜200℃の範囲内の温度で配合する。好ましい
配合温度は約120〜160℃の範囲内である。
【0037】本発明の難燃性組成物は導電体上に押出す
ことができ、特別な場合には過酸化物硬化剤が存在して
いるかどうかによって架橋することができる。もちろ
ん、本発明の難燃性組成物を使用して大きな利点が得ら
れる他の用途もたくさんある。本発明の組成物は、導線
やケ―ブルの押出被覆、ならびに各種建設用材としての
シ―ト状押出製品などのような最終目的製品への加工が
容易である。
ことができ、特別な場合には過酸化物硬化剤が存在して
いるかどうかによって架橋することができる。もちろ
ん、本発明の難燃性組成物を使用して大きな利点が得ら
れる他の用途もたくさんある。本発明の組成物は、導線
やケ―ブルの押出被覆、ならびに各種建設用材としての
シ―ト状押出製品などのような最終目的製品への加工が
容易である。
【0038】
【実施例の記載】本発明の実施の態様を当業者がより良
く理解できるように、限定ではなく例示の意味で以下の
実施例を挙げる。
く理解できるように、限定ではなく例示の意味で以下の
実施例を挙げる。
【0039】実 験 以下の実施例と表および添付の図面中で、「SFR1
00」とは、約120,000の粘度を有するシラノ―
ルで末端が停止したポリジメチルシロキサン54重量部
とMQ樹脂がトルエンまたはキシレンに溶けた60%溶
液46重量部を含有するブレンドを意味する。「LDP
E」は、ユニオン・カ―バイド社(Union Carbide Compa
ny)により「DPDA−1682」という商標で製造さ
れているエチレン‐アクリル酸エチルコポリマ―から成
る低密度のポリエチレンを意味し、「phr」は100
部当たりの部を意味する。
00」とは、約120,000の粘度を有するシラノ―
ルで末端が停止したポリジメチルシロキサン54重量部
とMQ樹脂がトルエンまたはキシレンに溶けた60%溶
液46重量部を含有するブレンドを意味する。「LDP
E」は、ユニオン・カ―バイド社(Union Carbide Compa
ny)により「DPDA−1682」という商標で製造さ
れているエチレン‐アクリル酸エチルコポリマ―から成
る低密度のポリエチレンを意味し、「phr」は100
部当たりの部を意味する。
【0040】当業者には分かるように、熱可塑性樹脂の
相対的難燃性を試験・比較するにはいくつかの方法があ
る。最もよく知られているものの中には限界酸素指数な
らびに水平および垂直燃焼試験がある。
相対的難燃性を試験・比較するにはいくつかの方法があ
る。最もよく知られているものの中には限界酸素指数な
らびに水平および垂直燃焼試験がある。
【0041】米国保険業者研究所規格(Underwriters' L
abaratories Bulletin)UL−94には、「材料を格付
けするための燃焼試験(Burning Test for Classifying
Materials)」が記載されている(以下、「UL−94」
とよぶ)。この試験手順によると、材料は5個の試験片
の試験結果に基づいてY−0、V−I、V−IIに分けら
れる。試験結果は以下の基準に従って評価する。 V−0:着火用の炎を除いた後の平均燃焼および/また
はグロ―時間が5秒を越えてはならず、どの試験片も脱
脂綿を発火させたりまたは10秒より長く燃焼させたり
する火炎粒子を滴下させることはない。 V−I:着火用の炎を除いた後の平均燃焼および/また
はグロ―時間が25秒を越えてはならず、どの試験片も
脱脂綿を発火させたりまたは30秒より長く燃焼させた
りする火炎粒子を滴下させることはない。 V−I:着火用の炎を除いた後の平均燃焼および/また
はグロ―時間が25秒を越えてはならず(どの試験片も
30秒より長く燃焼してはならない)、脱脂綿を発火さ
せる火炎粒子が試験片から滴下する。
abaratories Bulletin)UL−94には、「材料を格付
けするための燃焼試験(Burning Test for Classifying
Materials)」が記載されている(以下、「UL−94」
とよぶ)。この試験手順によると、材料は5個の試験片
の試験結果に基づいてY−0、V−I、V−IIに分けら
れる。試験結果は以下の基準に従って評価する。 V−0:着火用の炎を除いた後の平均燃焼および/また
はグロ―時間が5秒を越えてはならず、どの試験片も脱
脂綿を発火させたりまたは10秒より長く燃焼させたり
する火炎粒子を滴下させることはない。 V−I:着火用の炎を除いた後の平均燃焼および/また
はグロ―時間が25秒を越えてはならず、どの試験片も
脱脂綿を発火させたりまたは30秒より長く燃焼させた
りする火炎粒子を滴下させることはない。 V−I:着火用の炎を除いた後の平均燃焼および/また
はグロ―時間が25秒を越えてはならず(どの試験片も
30秒より長く燃焼してはならない)、脱脂綿を発火さ
せる火炎粒子が試験片から滴下する。
【0042】以下の実施例に関して行なった垂直燃焼試
験は、ほぼUL−94に記載の試験手順に従うものであ
る。
験は、ほぼUL−94に記載の試験手順に従うものであ
る。
【0043】実施例1は、本発明の範囲内の組成物の製
造を例示する。実施例1 熱可塑性樹脂[たとえば、エチレン‐アクリル酸エチ
ルをベ―スとする低密度ポリエチレン(すなわちLDP
E)、ユニオン・カ―バイド社(UnionCarbide Compan
y)により「DPDA−6182」という商品名で製造
されている]とアルミニウム三水和物との混合物をLD
PE:ATH=40:60として製造し、バンバリ―(B
anbury)配合機で配合した。混合物を160℃で5分間
加熱して溶融させた。次に、40:60のLDPE:A
TH組成物100部に対して5phrのシリコ―ン流体
を導入し、得られた混合物を5分間配合した。全サイク
ル時間10分の後材料を取出して小片にし、その後これ
を研磨して小さいペレットの射出成形用ASTM試験片
とした。実施例2〜9 実施例1に記載した一般手順を使用して、下記表1に
示す組成を有するサンプルを8個製造した。ステアリン
酸マグネシウムと混合した場合と混合しない場合のSF
R100が、ベ―スレジン(すなわち、低密度ポリエチ
レン(LDPE)が40部とアルミニウム三水和物が6
0部)の可燃性を始めとする各種特性に及ぼす効果を決
定した。使用したSFR100の濃度は5〜15%の範
囲であった。SFR100とステアリン酸マグネシウム
(使用した場合)との比は、すでに述べたフライ(Frye)
の米国特許第4,387,176号の場合と同様に2:
1に保った。
造を例示する。実施例1 熱可塑性樹脂[たとえば、エチレン‐アクリル酸エチ
ルをベ―スとする低密度ポリエチレン(すなわちLDP
E)、ユニオン・カ―バイド社(UnionCarbide Compan
y)により「DPDA−6182」という商品名で製造
されている]とアルミニウム三水和物との混合物をLD
PE:ATH=40:60として製造し、バンバリ―(B
anbury)配合機で配合した。混合物を160℃で5分間
加熱して溶融させた。次に、40:60のLDPE:A
TH組成物100部に対して5phrのシリコ―ン流体
を導入し、得られた混合物を5分間配合した。全サイク
ル時間10分の後材料を取出して小片にし、その後これ
を研磨して小さいペレットの射出成形用ASTM試験片
とした。実施例2〜9 実施例1に記載した一般手順を使用して、下記表1に
示す組成を有するサンプルを8個製造した。ステアリン
酸マグネシウムと混合した場合と混合しない場合のSF
R100が、ベ―スレジン(すなわち、低密度ポリエチ
レン(LDPE)が40部とアルミニウム三水和物が6
0部)の可燃性を始めとする各種特性に及ぼす効果を決
定した。使用したSFR100の濃度は5〜15%の範
囲であった。SFR100とステアリン酸マグネシウム
(使用した場合)との比は、すでに述べたフライ(Frye)
の米国特許第4,387,176号の場合と同様に2:
1に保った。
【0044】
【表1】 表 1 実施例 LDPE ATH SRF100 ステアリン酸マグネシウム 番 号 % % phr phr 2 100 − −− − 3 40 60 −− − 4 40 60 5 − 5 40 60 5 2.5 6 40 60 10 − 7 40 60 10 5.0 8 40 60 15 − 9 40 60 15 7.5 表2に、実施例2〜9で製造したブレンドの物理的性質
を挙げる。表2中で、「MFI」はメルトフロ―インデ
ックスを、「LOI」は限界酸素指数を、「UL94」
はすでに記載した試験をそれぞれ意味する。
を挙げる。表2中で、「MFI」はメルトフロ―インデ
ックスを、「LOI」は限界酸素指数を、「UL94」
はすでに記載した試験をそれぞれ意味する。
【0045】
【表2】 表 2 MFI 破断時 引張り アイゾッド 実施例 (c) LOI UL94 引張強 係数 伸び 曲げ率 −20℃ -50℃ 番 号 g/10分 % 秒 さ psi psi % psi ft.lb/in 2 12.32 -- -- 1600 4260 29 5707 5.27 0.88 3 1.72 24.5 -- 2080 20500 71 101998 7.81 3.52 4 0.31 28.5 23.2 1625 18060 46 43330 8.94 7.61 5 4.48 28.7 30.3 633 17720 56 40720 10.43 8.8 6 0.3 28.0 14.3 1243 13855 39 81939 5.51 5 7 5.94 27.8 23.8 329 11173 65 98770 8.8 7.28 8 0.4 27.8 19.8 770 7874 36 181080 6.25 5.62 9 9.94 27.8 16.5 230 8060 40 32923 6.41 5 実施例10〜20 SFR100およびシリコ―ン(Silicone)/ステアリ
ン酸マグネシウムが純粋な(すなわちATHを含まな
い)プロピレンのメルトフロ―特性に及ぼす効果を証明
するために、表3に示す組成を有する11個の組成物を
製造した。
ン酸マグネシウムが純粋な(すなわちATHを含まな
い)プロピレンのメルトフロ―特性に及ぼす効果を証明
するために、表3に示す組成を有する11個の組成物を
製造した。
【0046】
【表3】 表 3 実施 組 成 (%) メルトインデックス 例 ステアリン酸 (a) 番号 ポリプロピレン SFR100 マグネシウム (グラム/分) 10 100.0 −− −− 7.0 11 97.5 2.5 −− 11.83 12 96.25 2.5 1.25 10.62 13 95.0 5.0 −− 12.0 14 92.5 5.0 2.5 13.14 15 92.5 7.5 −− 14.0 16 88.75 7.5 3.75 16.21 17 90.0 10.0 −− 14.75 18 85.0 10.0 5.0 21.6 19 80.0 20.0 −− 20.36 20 70.0 30.0 −− 52.5 (a) メルトインデックス=下記寸法のキャピラリ―ダイを用いて、230℃、 44psi (2.164kgs の負荷)での流速: ダイ内径=0.0825″ ダイ長=0.315″ 上記表1および2ならびに図1〜9から分かるように、
「40LDPE/60ATH」樹脂(本明細書中では
「LDPE/ATH樹脂」ともいう)/SFR100ブ
レンドの物理的性質はいくつかのユニ―クな傾向を示
す。これについて以下に述べる。
「40LDPE/60ATH」樹脂(本明細書中では
「LDPE/ATH樹脂」ともいう)/SFR100ブ
レンドの物理的性質はいくつかのユニ―クな傾向を示
す。これについて以下に述べる。
【0047】このブレンドの可燃性は独特である。AT
H−LDPE樹脂自身は図2、3および4に示されてい
るように難燃性がよくない。アルミニウム三水和物を6
0%加えてもポリエチレンの難燃性は改良されない。し
かし、SFR100またはシリコ―ン/ステアリン酸マ
グネシウムを各種濃度で添加すると、限界酸素指数と消
火時間(UL94試験)が改良される。酸素指数はステ
アリン酸マグネシウムの添加とは無関係のようにみえる
(図2)が、消火時間はステアリン酸マグネシウムの濃
度が低いと低下するようである(すなわち、5%未満、
図3)。
H−LDPE樹脂自身は図2、3および4に示されてい
るように難燃性がよくない。アルミニウム三水和物を6
0%加えてもポリエチレンの難燃性は改良されない。し
かし、SFR100またはシリコ―ン/ステアリン酸マ
グネシウムを各種濃度で添加すると、限界酸素指数と消
火時間(UL94試験)が改良される。酸素指数はステ
アリン酸マグネシウムの添加とは無関係のようにみえる
(図2)が、消火時間はステアリン酸マグネシウムの濃
度が低いと低下するようである(すなわち、5%未満、
図3)。
【0048】すなわち、表1および2ならびに図1〜8
に示したデ―タが示唆していることは、一般に、第IIA
族金属塩は、アルミニウム三水和物および臨界的な量の
SFR100を含有するポリエチレンの充填材高含量の
コポリマ―に対して改良された難燃性を付与するには不
必要であるということである。
に示したデ―タが示唆していることは、一般に、第IIA
族金属塩は、アルミニウム三水和物および臨界的な量の
SFR100を含有するポリエチレンの充填材高含量の
コポリマ―に対して改良された難燃性を付与するには不
必要であるということである。
【0049】表2と図5〜8は、SFR100およびシ
リコ―ン/ステアリン酸マグネシウムがLDPE/AT
H樹脂の各種物理的性質に及ぼす影響を示している。低
温衝撃強さはSFR100を単独で含むサンプルで目立
っている。引張伸びと引張り係数はステアリン酸マグネ
シウムをさらに追加しても影響されないようである(図
7と8)。
リコ―ン/ステアリン酸マグネシウムがLDPE/AT
H樹脂の各種物理的性質に及ぼす影響を示している。低
温衝撃強さはSFR100を単独で含むサンプルで目立
っている。引張伸びと引張り係数はステアリン酸マグネ
シウムをさらに追加しても影響されないようである(図
7と8)。
【0050】全体として、上記表と図に示した証拠によ
って示唆されていることは、ATHを充填した熱可塑性
組成物の場合、特定量のSFR100が単独で、すなわ
ちステアリン酸マグネシウムを伴わないで存在すると、
その熱可塑性組成物の難燃性と検討した特性のうちの多
くが改良されるということである。
って示唆されていることは、ATHを充填した熱可塑性
組成物の場合、特定量のSFR100が単独で、すなわ
ちステアリン酸マグネシウムを伴わないで存在すると、
その熱可塑性組成物の難燃性と検討した特性のうちの多
くが改良されるということである。
【0051】上記教示に照らして本発明の修正と変形が
可能である。したがって、上記した本発明の特定具体例
において添付の特許請求の範囲に定義されている本発明
の充分に意図された範囲内に入る変更をなし得るものと
理解されたい。
可能である。したがって、上記した本発明の特定具体例
において添付の特許請求の範囲に定義されている本発明
の充分に意図された範囲内に入る変更をなし得るものと
理解されたい。
【図1】シリコ―ンオイルとシリコ―ン樹脂の組合せ
(すなわち、「シリコ―ン(Silicone)」およびシリコ―
ン(Silicone)/ステアリン酸マグネシウムが、40部エ
チレン‐アクリル酸エチル/60部アルミニウム三水和
物コポリマ―(「40EEA/60ATH」)のメルト
フロ―インデックスに及ぼす効果を示すグラフである。
(すなわち、「シリコ―ン(Silicone)」およびシリコ―
ン(Silicone)/ステアリン酸マグネシウムが、40部エ
チレン‐アクリル酸エチル/60部アルミニウム三水和
物コポリマ―(「40EEA/60ATH」)のメルト
フロ―インデックスに及ぼす効果を示すグラフである。
【図2】シリコ―ン(Silicone)およびシリコ―ン(Silic
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの限界酸素指数に及ぼす効果を示すグラフである。
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの限界酸素指数に及ぼす効果を示すグラフである。
【図3】シリコ―ン(Silicone)およびシリコ―ン(Silic
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの可燃性に及ぼす効果を示すグラフである。
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの可燃性に及ぼす効果を示すグラフである。
【図4】シリコ―ン(Silicone)およびシリコ―ン(Silic
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの−20℃における衝撃強さに及ぼす効果を示すグ
ラフである。
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの−20℃における衝撃強さに及ぼす効果を示すグ
ラフである。
【図5】シリコ―ン(Silicone)およびシリコ―ン(Silic
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの−50℃における衝撃強さに及ぼす効果を示すグ
ラフである。
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの−50℃における衝撃強さに及ぼす効果を示すグ
ラフである。
【図6】シリコ―ン(Silicone)およびシリコ―ン(Silic
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの引張強さに及ぼす効果を示すグラフである。
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの引張強さに及ぼす効果を示すグラフである。
【図7】シリコ―ン(Silicone)およびシリコ―ン(Silic
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの引張り係数に及ぼす効果を示すグラフである。
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの引張り係数に及ぼす効果を示すグラフである。
【図8】シリコ―ン(Silicone)およびシリコ―ン(Silic
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの引張伸びに及ぼす効果を示すグラフである。
one)/ステアリン酸マグネシウムが40EEA/60A
THの引張伸びに及ぼす効果を示すグラフである。
Claims (16)
- 【請求項1】A.約30〜約60重量部の熱可塑性樹
脂、 B.約40〜約70重量部のアルミニウム三水和物[た
だし、(A)と(B)の合計が100重量部である]、 C.シリコ―ンオイル、および D.成分Cのシリコ―ンに可溶なシリコ―ン樹脂[ただ
し、(C)と(D)の比は約2:1から約2.5:1ま
でであり、(C)と(D)の合計は(A)+(B)の1
00重量部当たり約4〜約12重量部である]から成る
難燃性組成物。 - 【請求項2】 成分(C)と(D)の合計が(A)+
(B)の100部当たり約5〜約10部である、請求項
1記載の組成物。 - 【請求項3】 成分(C)と(D)の合計が(A)+
(B)の100部当たり約5〜約7部である、請求項2
記載の組成物。 - 【請求項4】 成分(C)対成分(D)の比が約2.
3:1である、請求項1記載の組成物。 - 【請求項5】 前記シリコ―ン樹脂が、平均式R3 Si
O0.5の単官能性M単位と平均式SiO2 の四官能性Q
単位とからなり、Q単位1個当たり平均して約0.3〜
4.0個のM単位を有するMQシリコ―ン樹脂である、
請求項1記載の組成物。 - 【請求項6】 前記熱可塑性樹脂が、ポリプロピレン、
ポリエチレン、ポリカ―ボネ―ト、ポリスチレン、アク
リロニトリル‐ブタジエン‐スチレンタ―ポリマ―、ポ
リフェニレンオキサイド‐ポリスチレンブレンド、アク
リルポリマ―、ポリウレタンおよびポリアミドより成る
群の中から選択される、請求項1記載の組成物。 - 【請求項7】 シリコ―ンオイルが、R3 SiO0.5 、
R2 SiO、RSiO1.5 、R1 R2 SiO0.5 、RR
1 SiO、(R1 )2 SiO、R1 SiO1. 5 、および
SiO2 の単位ならびにこれらの組合せより成る群の中
から選択されたシロキシ単位が化学結合したオルガノポ
リシロキサンであり、ただし、各Rはそれぞれ独立して
飽和または不飽和で一価の炭化水素基を表わし、R1 は
それぞれ独立して飽和もしくは不飽和で一価の炭化水素
基、または水素原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、
アリ―ル基、ビニル基もしくはアリル基より成る群の中
から選択される基を表わし、前記オルガノポリシロキサ
ンは25℃で約600〜300,000,000センチ
ポイズの粘度を有している、請求項1記載の組成物。 - 【請求項8】 シリコ―ンオイルが、25℃で90,0
00〜150,000センチポイズの粘度を有する本質
的に直鎖状のポリジメチルシロキサンコポリマ―であ
る、請求項7記載の組成物。 - 【請求項9】 熱可塑性樹脂が約30〜約40重量部の
量で存在する、請求項1記載の組成物。 - 【請求項10】 熱可塑性樹脂が約40重量部の量で存
在する、請求項9記載の組成物。 - 【請求項11】 アルミニウム三水和物が約60〜約7
0重量部の量で存在する、請求項1記載の組成物。 - 【請求項12】 アルミニウム三水和物が約60重量部
の量で存在する、請求項11記載の組成物。 - 【請求項13】A.約40重量部の熱可塑性樹脂、 B.約60重量部のアルミニウム三水和物、 C.シリコ―ンオイル、および D.成分Cのシリコ―ンに可溶なシリコ―ン樹脂[ただ
し、(C)と(D)の比は約2.3:1であり、(C)
と(D)の合計は(A)+(B)の100重量部当たり
約5〜約7重量部である]から成る、改良された難燃特
性を有する熱可塑性組成物。 - 【請求項14】 (A)約30〜約60重量%の熱可塑
性樹脂および(B)約40〜約70重量%のアルミニウ
ム三水和物から成る熱可塑性組成物の難燃性を改良する
方法であって、熱可塑性組成物を、(C)シリコ―ンオ
イル、および(D)成分Cのシリコ―ンに可溶なシリコ
―ン樹脂[ただし、(C)と(D)の比は約2:1から
約2.5:1までであり、(C)と(D)の合計は
(A)+(B)の100重量部当たり約4〜約12重量
部である]と混合するステップから成る方法。 - 【請求項15】 請求項1記載の難燃性組成物で被覆さ
れた基体からなる製品。 - 【請求項16】 基体が導電体である、請求項15記載
の製品。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US54478090A | 1990-06-27 | 1990-06-27 | |
| US544,780 | 1990-06-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04226159A JPH04226159A (ja) | 1992-08-14 |
| JPH0778171B2 true JPH0778171B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=24173569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17779191A Expired - Lifetime JPH0778171B2 (ja) | 1990-06-27 | 1991-06-24 | 難燃性の熱可塑性組成物 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0778171B2 (ja) |
| CA (1) | CA2042223A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3767669B2 (ja) | 1998-11-17 | 2006-04-19 | 信越化学工業株式会社 | 難燃性樹脂組成物 |
| JP3439710B2 (ja) | 2000-01-20 | 2003-08-25 | 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 | 難燃性有機樹脂組成物 |
| JP3891272B2 (ja) | 2002-03-05 | 2007-03-14 | 信越化学工業株式会社 | 難燃性樹脂組成物及びその成型品 |
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-
1991
- 1991-05-09 CA CA 2042223 patent/CA2042223A1/en not_active Abandoned
- 1991-06-24 JP JP17779191A patent/JPH0778171B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04226159A (ja) | 1992-08-14 |
| CA2042223A1 (en) | 1991-12-28 |
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