JPH0778384B2 - 内燃機関用ノック制御装置 - Google Patents

内燃機関用ノック制御装置

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JPH0778384B2
JPH0778384B2 JP5015391A JP1539193A JPH0778384B2 JP H0778384 B2 JPH0778384 B2 JP H0778384B2 JP 5015391 A JP5015391 A JP 5015391A JP 1539193 A JP1539193 A JP 1539193A JP H0778384 B2 JPH0778384 B2 JP H0778384B2
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榊原  浩二
寛 原口
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日本電装株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は内燃機関に発生するノッ
クの発生状態に応じて、点火時期あるいは過給圧,空燃
比,EGR等のノック制御要因を制御するノッキング制
御装置(以下、ノックコントロールシステムと記す)に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般的にノックコントロールシステムと
は、エンジンの振動を検出するノックセンサからの電気
的信号(以下、ノックセンサ出力信号と記す)が、ある
定められたレベル(以下、ノック判定レベルと記す)を
越えた場合にノックが発生したものと判定し、点火時期
を遅角させ、逆に所定期間ノックが検出されない場合に
は点火時期を進角させることにより、点火時期を常にノ
ック限界付近に制御し、エンジンの燃費,出力特性を最
大限に引き出すものである。(例えば、特開昭56−1
15861号公報)。 【0003】 【発明が解決しようとする問題点】このようなノックコ
ントロールシステムにおいて、ノック判定レベルは極め
て重要な意味を持つ。ノック判定レベルが大きすぎる場
合には、ノックが発生しているにもかかわらず検出され
ないので点火時期は進角し、ノックが多発し、ひいては
エンジンの破損にもつながる。逆にノック判定レベルが
小さすぎる場合には、ノックが発生していないにもかか
わらず点火時期は遅角し、エンジンの出力を十分に引き
出せなくなる。 【0004】従来は適切なノック判定レベルを作成する
ために、例えば、ノックセンサ信号を積分回路を通した
後の出力に、エンジン回転数ごとにあらかじめ綿密に適
合した定数K(以下K値と記す)を乗じて、さらにオフ
セット電圧を加えて作成している。 【0005】しかしながら、同じエンジン機種において
も製作上の誤差があるため、K値を綿密に適合したにも
かかわらず、ノック判定レベルが不適当なレベルに設定
され、正確なノック検出ができなくなる場合がある。 【0006】このように従来のノックコントロールシス
テムにおけるノック判定レベルの作成法には、綿密なK
値適合を要し、しかもエンジンの製作誤差により正確な
ノック検出ができなくなるという問題点がある。 【0007】本発明は上記問題点に鑑み、ノックセンサ
あるいはエンジンのバラツキ、経時変化等に左右される
ことなく、ノックを精度良く検出し常に最適なノック状
態を実現するノック制御装置の提供を目的とする。 【0008】このような目的を達成するために、本発明
者らは、特開昭60−243369号公報に記載される
ごとく、ノック強度値の対数値(LOG)変換値の分布
形状が所定の形状になるように判定レベルを補正するこ
とをすでに発明している。本発明は特開昭60−243
369号公報の技術思想をさらに発展させたものであ
る。 【0009】 【課題を解決するための手段】そのため本発明は、図1
に示すごごとく、内燃機関のノックを検出するためのノ
ックセンサと、このノックセンサの信号から所定区間の
ノック強度値Vを検出するノック強度値検出手段と、前
記ノック強度値Vに応じてノック判定レベルVref を作
成する判定レベル作成手段と、前記ノック強度値Vと前
記ノック判定レベルVref との比較によりノックの有無
を判定するノック判定手段と、このノック判定手段の判
定結果に応じて点火時期、空燃比等のノック制御要因を
制御する駆動手段と、前記ノック強度値Vの対数変換値
の分布形状が所定の分布形状となるように前記ノック判
定レベルを補正する判定レベル補正手段と、内燃機関の
回転数と負荷との少なくとも一方を含む機関状態を検出
する機関状態検出手段と、前記機関状態検出手段により
検出された機関回転数と負荷との少なくとも一方に応
じ、機関回転数が低い時より高い時の方が小さな値に、
または機関負荷が低い時より高い時の方が小さな値に、
前記ノック判定レベルを調整するための判定レベル調整
係数を設定する調整係数設定手段とを備えることを特徴
とする内燃機関用ノック制御装置を提供するものであ
る。 【0010】 【実施例】<実施例の概要>特開昭60−243369
号公報で述べたように、ノックセンサ信号の所定区間の
最大値VMAX を多サイクルサンプリングして、対数正規
確率紙にプロットすると、ノックなしの状態およびある
頻度でノックが発生している状態ではそれぞれ図2の
(a),(b)のようになる(これらは、2000CC
過給機付6気筒内燃機関における、回転数4000rp
m,スロットル全開,第5気筒の特性を示すものであ
る)。 【0011】また、我々はこの性質が最大値VMAX に限
られるものでなく、ノック振動成分の強さに対応する量
(以下、ノック強度値Vと呼ぶ)に共通して成り立つも
のであることを確認した。このような性質を有するノッ
ク強度値の例を列挙すると以下のようになる。 【0012】第1は、所定区間(例えば10°〜90°
ATDC)の振動出力を整流・積分した値である。この
値は、積分器の所定数を変えることにより、そのサイク
ルの平均振動出力あるいはそのサイクルの振動出力の積
分値を表わすことになるが、いずれの場合もそのサイク
ルの振動の強度に対応した値となる。 【0013】第2は、所定区間の振動出力をあるしきい
値(例えば振動中心よりやや上のレベル)と比較した場
合に発生するパルス列の数、あるいはパルス列の積算値
である。この値もそのサイクルの振動強度に対応した値
である。この強度値は、最大波高値VMAX のとり得る範
囲に比べてその変化する範囲が限られているため、精度
的にやや劣るが、その取り扱いが簡単だというメリット
を持っている。 【0014】第3の例は、やや実験室レベル的なもの
(実現コストがやや高い)であるが、所定区間の振動出
力の実効値(RMS)である。このRMSは時刻tの振
動レベルをX(t)、所定区間の時間長をTとして 【0015】 【数1】 【0016】で表されるが、この値もまたそのサイクル
の振動の強さに対応している。以上3つの例から一般に
振動の強さに対応する強度値Vについて、ノックなしの
状態での分布が略対数分布になると考えるのは自然で合
理的な考え方である。例えば、ある強度値Vが、同じ強
度値の仲間である最大波高値VMAX に対しておよそ 【0017】 【数2】V=a・(VMAX n (a,nは任意の実数) の関係で近似できるならば、 【0018】 【数3】logV=loga+nlogVMAX となって、logVMAX と同様logVも正規分布(す
なわちVが対数正規分布)になることは明らかである。
参考として、RMSの実験データの一例を図4に示す。 【0019】本発明はこの性質を利用して判定レベルを
適切に補正するものである。まず、本発明の基本的な考
え方について図3を用いて説明する。ノック強度値Vの
分布の中央値V50に対し、ノック判定確率PK (詳細は
後述)とほぼ同じ確率でV≦VL となる参考レベルVL
を求める。そして、V50との比Aより判定レベルVref
とV50の比が少しだけ大きくなるようにVref を作成す
る。例えば、1より大きな数を判定レベル調整係数Dと
して、 【0020】 【数4】Vref =A×D×V50 とする。 【0021】もし、現在がノックなしの状態(図3の
(a))ならば、V≧Vref となる確率はV≦VL とな
る確率、すなわち、ノック判定確率PK (図3の例では
5%)より小さくなるため、点火時期は進角する(も
し、Vref =A×V50と作成するとVref ≧Vの確率が
K と同じとなり、現在の点火時期で安定してしまうこ
ととなる)。 【0022】ノックなしの状態から点火時期が進角し、
ノックが適度に発生している状態(図3の(b))にな
ると、Vref ≦Vの確率がPK とほぼ等しくなり、点火
時期はこの状態で安定する。もし、ノック状態がより大
きくなり、図3の(b)より分布の折れ具合が大きくな
ると、Vref ≦Vの確率がPK を越え、点火時期は遅角
する。 【0023】すなわち、ノックの状態が小さすぎる場合
も大きすぎる場合も適切なノック状態へ収束させること
ができる。ここで重要なことは、V≦V50/A(=
L )となる確率がPK とほぼ同じになるようにAを設
定することである。これにより、Aはノック強度値Vの
対数変換値の頻度分布幅に対応する値となる。 【0024】このノック判定確率PK とVL の設定法に
ついて説明する。ここで言うノック判定確率とは、ノッ
クの制御方法によって決まるものであり、ノック判定が
平均的に何秒間に何回あるいは何点火に何回行われるか
を指すものである。具体的に説明すると、ノックを制御
するための点火時期の進・遅角制御を、たとえば、1秒
ごとに1°CAだけ遅角量を減らし、ノックがあった場
合1°CAだけ増すものとする。こうすると、最進角・
最遅角時を除けば、遅角量は平均的に1秒間に1回の割
合でノック判定をする点で安定することとなる。この1
回/1秒をノック判定確率と呼ぶ。 【0025】VL の設定法は、上と同様に、たとえば1
秒ごとにAの値を0.1だけ小さくし、1回のV≦VL
につきAを0.1だけ増すようにすれば、V≦VL とい
う確率をPK と同じにすることができる。このように、
一般に遅角量の増減と同様にAの増減を行えば、V≦V
L の確率をノック判定確率PK とほぼ同じにすることが
できる。 【0026】以上述べたことは一例であるが、実質的に
ref とV50の比がV50とVL の比より少しだけ大きく
なるようにVref を設定することができれば、適切なノ
ック制御ができる。上の例では(D−1)だけVref
50の比がV50とVL の比より大きいこととなる。 【0027】そして、このDを機関回転数と負荷との少
なくとも一方に応じて可変にする(機関回転数が低いと
きより高いとき、あるいは負荷が小さいときより大きい
とき、Dの値を小さくする)ことにより、各エンジン条
件に応じたノック状態での制御が可能となる。 【0028】<実施例の構成>以下、本発明を図に示す
実施例により説明する。図5は本発明の一実施例を示す
構成図である。図5において、1は4気筒4サイクルエ
ンジン、2はエアクリーナ、3はエンジンの吸入空気量
を検出しこれに応じた信号を出力するエアフロメータ、
4はスロットル弁、5はエンジンの基準クランク角度位
置(たとえば上死点)を検出するための基準角センサ5
Aと、エンジンの一定クランク角度毎に出力信号を発生
するクランク角センサ5Bを内蔵したディストリビュー
タである。6はエンジンのノック現象に対応したエンジ
ンブロックの振動を圧電素子式(ピエゾ素子式)、電磁
式(マグネット,コイル)等によって検出するためのノ
ックセンサ、7はノックセンサの出力を気筒毎にピーク
ホールドするピークホールド回路部である。9はエンジ
ンの冷却水温に応じた信号を発生する水温センサ、12
はスロットル弁4が全閉状態であるときに信号を出すた
めの全閉スイッチ(アイドルスイッチ)、13はスロッ
トル弁4がほぼ全開状態であるときに信号を出力するた
めの全開スイッチ(パワースイッチ)、14は排気ガス
の空燃比(A/F)が理論空燃比に比べて濃い(リッ
チ)か薄い(リーン)かに応じて出力信号を発生するO
2 センサである。 【0029】8は前記各センサ及び各スイッチよりなる
機関状態検出手段からの入出力信号状態に応じてエンジ
ンの点火時期及び空燃比を制御するための制御回路、1
0は制御回路8から出力される点火時期制御信号を受け
てイグニッションコイルへの通電遮断を行う駆動手段を
なすイグナイタ及びイグニッションコイルである。イグ
ニッションコイルで発生した高電圧はディストリビュー
タ5の配電部を通して適切な時期に所定の気筒の点火プ
ラグに印加される。11は制御回路8で決定された燃料
噴射時間(τ)に基づいて吸気マニホールドに燃料を噴
射するためのインジェクターである。 【0030】次に図6を用いてピークホールド回路部7
の詳細構成を説明する。図6の701はノックセンサ6
の出力信号をノック周波数成分のみ選別して取出すため
のバンドパス,ハイパス等のフィルタ、702は増幅
器、703は制御回路8からの気筒切換信号を基に増幅
器702により出力されるノックセンサの信号を例えば
コンデンサ等によりピークホールドしてノック強度値を
出力するノック強度値検出手段をなすピークホールド回
路である。 【0031】次に制御回路8の詳細構成及び動作を図7
に従って説明する。図7において8000は点火時期及
び燃料噴射量を演算するための中央処理ユニット(CP
U)で8ビット構成のマイクロプロセッサを用いてい
る。8001は制御プログラム及び演算に必要な制限定
数を記憶しておくための読出し専用の記憶ユニット(R
OM)、8002はCPU8000がプログラムに従っ
て動作中演算データを一時記憶するための一時記憶ユニ
ット(RAM)である。8003は基準角センサ5Aの
出力信号を波形生計するための波形整形回路、8004
は同じくクランク角センサ5Bの出力信号を波形整形す
るための波形整形回路である。 【0032】8005は外部あるいは内部信号によって
CPUに割り込み処理を行わせるための割込制御部、8
006はCPU動作の基本周期となるクロック周期毎に
ひとつずつカウント値が上がるように構成された16ビ
ットのタイマである。このタイマ8006と割込制御部
8005によってエンジン回転数、及びクランク角度位
置が次のようにして検出される。すなわち基準角センサ
5Aの出力信号により割込みが発生するごとにCPUは
タイマのカウント値を読出す。タイマのカウント値はク
ロック周期(たとえば1μs)毎に上っていくため、今
回の割込時のカウント値と先回の割込時のカウント値と
の差を計算することにより、基準角センサ信号の時間間
隔すなわちエンジン1回転に要する時間が計測できる。
こうしてエンジン回転数が求められる。また、クランク
角度位置は、クランク角センサ5Bの信号が一定クラン
ク角度(たとえば30°CA)毎に出力されるので基準
角センサ5Aの上死点信号を基準にしてそのときのクラ
ンク角度を30°CA単位で知ることができる。この3
0°CA毎のクランク角度信号は点火時期制御信号発生
の基準点と、ピークホールド回路の気筒切換信号に使用
される。 【0033】8007は複数のアナログ信号を適時切換
えてアナログ−デジタル変換器(A/D変換器)800
8に導くためのマルチプレクサであり、切換時期は出力
ポート8010から出力される制御信号により制御され
る。本実施例においては、アナログ信号としてノックセ
ンサ信号のピークホールド回路部7からの出力信号と、
エアフローメータ3からの吸入空気量信号及び水温セン
サ9からの水温信号が入力される。8008はアナログ
信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換器であ
る。8009はデジタル信号のための入力ポートであ
り、このポートには本実施例の場合アイドルスイッチ1
2からのアイドル信号、パワースイッチ13からのパワ
ー信号、O2 センサ14からのリッチ,リーン信号が入
力される。8010はデジタル信号を出力するための出
力ポートである。この出力ポートからはイグナイタ10
に対する点火時期制御信号、インジェクタ11に対する
燃料噴射信号、ピークホールド回路7に対する気筒切換
信号、マルチプレクサ8007に対する制御信号が出力
される。8011はCPUバスであり、CPU8000
はこのバス信号線に制御信号及びデータ信号を乗せ、周
辺回路の制御及びデータの送受を行う。 【0034】<実施例の作動説明>以上、本発明を実現
するための装置の構成について説明したので、以下、フ
ローチャートを例として点火時期の演算、ノック判定及
びノック判定レベルの補正について説明する。 【0035】本発明をまず図8のフローチャートを例と
して全体的な流れについて説明し、その後本発明の特徴
となるステップについて詳しく説明する。ステップ10
0よりノックコントロールルーチンが始まると、ステッ
プ101でノックセンサ信号の所定区間でのノック強度
値Vをとりこむ。ステップ102でノックコントロール
をする条件か否かを吸入空気量,エンジン回転数等によ
り判断し、YESの場合はステップ103へ、NOの場
合はステップ107へ進む。ステップ103ではノック
判定レベルVref および参考レベルVL を作成する。こ
のノック判定レベルVref をもとに、ステップ104に
てノック判定および遅角量の算出をする。ステップ10
5ではエンジンが定常状態であるか否かを、吸入空気
量、エンジン回転数の変動等により判断し、YESの場
合はステップ106へ進みノック判定レベルの補正を行
い、NOの場合はステップ107へ進む。ステップ10
7でVの分布の%点の更新を行い、ステップ108でノ
ックコントロールルーチンが終わる。 【0036】次に、本発明の特徴であるステップについ
て図9を用いて詳細に説明する。まず、ステップ103
−1において、ノック強度Vの分布の中央値V50、所定
の変数Aおよび1より大きな所定の判定レベル調整係数
Dにより、ノック判定レベルVref を、 【0037】 【数5】Vref =A×D×V50 と作成する。ここで、Dの値は図12のようにエンジン
条件(吸入空気量,エンジン回転数)により変わる(吸
入空気量が多いとき、またエンジン回転数が高いとき、
定数Dの値が小さくなる傾向に設定してある)。次にス
テップ103−2へ進んで、ノック強度の分布の中央値
50および所定の変数Aにより、参考レベルVL を、 【0038】 【数6】VL =V50/A と作成する。 【0039】次に、ステップ104へ進み、ステップ1
04−1でノックありか否かを、VとVref の大小比較
により判断し、ありの場合はステップ104−2、なし
の場合はステップ104−3へ進む。ステップ104−
2では、遅角量Rを所定量ΔRだけ増す。ステップ10
4−3では、タイマーあるいはカウンターにより時間が
所定期間Tを経過したか否かを判断し、YESの場合は
ステップ104−4へ進む。(この時、タイマーあるい
はカウンターはリセットされる。)ステップ104−4
では、遅角量Rを所定量ΔRだけ減じる。続いて、ステ
ップ104−5へ進み、遅角量Rがエンジン回転数,吸
入空気量等のエンジン条件により定まる最大遅角量RM
AXを越えたかの判断を行い、YESの場合はステップ
104−6へ進みRにRMAXを代入する。また、ステ
ップ104−5でNOと判断された場合には、ステップ
104−7へ進み、Rがエンジン条件により定められる
最少遅角量RMINより小さいかの判断を行う。この判
断がYESの場合はステップ104−8へ進み、RにR
MINを代入する。 【0040】続いてステップ105へ進み、エンジンが
定常状態であるかの判断を行い、YESの場合はステッ
プ106−1へ、NOの場合はステップ107−1へ進
む。ステップ106−1では、 【0041】 【数7】V≧VL の判断を行い、YESの場合はステップ106−2へ、
NOの場合はステップ106−3へ進む。 【0042】ステップ106−2でAを所定量ΔAだけ
増し、ステップ106−3へ進む。ステップ106−3
では、時間が所定期間Tを経過したかの判断を行い、Y
ESの場合はステップ106−4へ、NOの場合はステ
ップ107−1へ進む。ステップ106−4ではAを所
定量ΔAだけ減じる。 【0043】続いてステップ107−1へ進み、V>V
50の判断を行い、YESの場合はステップ107−2
へ、NOの場合はステップ107−3へ進む。ステップ
107−2ではV50を所定量ΔVだけ増す。また、ステ
ッ107−3では、V<V50の判断を行い、YESの場
合はステップ107−4へ進み、NOの場合はステップ
108へ進む。 【0044】ステップ107−4では、V50を所定量Δ
Vだけ減じる。続いてステップ108へ進み、ノックコ
ントロールのルーチンが終わる。 <その他の実施例> ステップ103−1のノック判定レベルVref は図1
0のように、 【0045】 【数8】Vref =(A+B)×V50 として作成してもよい。 【0046】ただし、Bは正の値の判定レベル調整係数
で、図13のようにエンジン条件(吸入空気,エンジン
回転数)に応じて吸入空気量が多いとき、またエンジン
回転数が高いとき、Bの値が小さくなる傾向に設定して
ある。 【0047】この場合、その他のステップは図9のもの
と同じで差しつかえない。 遅角量の増減は、図9の例のように、ノックあり・な
しにかかわらず所定期間ごとに遅角量を減らす方式だけ
に限らず、例えばノックなしが所定期間続いた場合に遅
角量を減らす方式でもよい。その場合は、ステップ10
4,106が変わってくるので、改めて図11を用いて
説明する。 【0048】まず、ステップ103でノック判定レベル
ref が作成され、ステップ104−1へ進む。ステッ
プ104−1でノックあり・なしの判断を行い、ありの
場合はステップ104−2へ進み、なしの場合はステッ
プ104−3へ進む。ステップ104−2では遅角量R
をΔRだけ増す。また、ステップ104−3では、所定
期間ノックなしが続いたかの判断を行い、YESの場合
はステップ104−4へ進み、NOの場合はステップ1
04−5へ進む。ステップ104−4では遅角量RをΔ
Rだけ減らす。ステップ104−5〜8は遅角量の最大
・最小のガードであり、図9にて説明済みであるので説
明を省略する。 【0049】その後、ステップ105で定常状態と判断
された場合はステップ106−1へ進み、V≦VL の判
断を行う。そこで、YESの場合はステップ106−2
へ進み、AをΔAだけ増す。また、ステップ106−3
では、V≧VL が所定期間なかったかの判断を行い、Y
ESの場合はステップ106−4へ進み、AをΔAだけ
減らす。こうすることにより、V≦VL の確率がほぼP
K と等しくなるようにできる。このように、遅角量の増
減とAの増減を同様に行うようにすれば、遅角量の増減
の方式にかかわらず、本発明を実施することができる。 【0050】定数D,Bは表1,表2のように気筒ご
とに変えてもよい。 (以下余白) 【0051】 【表1】 【0052】 【表2】 定数D,Bは表3 表4および図14,図15のよう
に、エンジン条件,気筒の双方に応じて変え もよい。 【0053】 【表3】 (以下余白) 【0054】 【表4】 以上の実施例ではノック判定により遅角量だけを増減
したが、これと同時にA/F,過給圧等を制御しても何
らさしつかえない。 【0055】以上の実施例では、ノック強度値として
最大値を用いたが、前述したごとく整流・積分値,ノッ
クパルスの数,ノックパルス列の積算値,実効値等を用
いてもよいことは勿論である。 【0056】そして、以上の実施例において、図8、図
9及び図11のステップ106が本発明の判定レベル補
正手段に相当し、図9及び図10のステップ103−1
と図11のステップ103が本発明の判定レベル作成手
段に相当し、図8、図9及び図11のステップ104が
本発明のノック判定手段に相当し、また、図12、図1
3,図14及び図15の判定レベル調整係数D,B,D
1 ,B1 をエンジン回転数及び吸入空気量に対応して記
憶するR0M8001が本発明の調整係数設定手段に相
当する。 【0057】 【発明の作用及び効果】以上述べたように本発明におい
ては、機関回転数と負荷との少なくとも一方に応じ、機
関回転数が低い時より高い時の方が小さな値に、または
機関負荷が低い時より高い時の方が小さな値に、ノック
判定レベルを調整するための判定レベル調整係数が設定
されるから、ノッキングによるエンジンダメージの影響
が大きな機関高速時、あいるいは高負荷時には極力小さ
なノック状態にしてノッキングによるエンジンダメージ
を許容範囲内に抑えることができ、かつ比較的大きめの
ノッキング状態が許容されるエンジン運転状態ではトル
クを十分引き出せるノック状態に制御することができる
という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のクレーム対応図である。 【図2】(a),(b)はLOG(V)の実験データの
一例を示す累積%特性図である。 【図3】(a),(b)はLOG(V)の実験データの
一例を示す累積%特性図である。 【図4】LOG(RMS)の実験データの一例を示す累
積%特性図である。 【図5】本発明装置の一実施例を示す部分断面構成図で
ある。 【図6】図5の装置におけるピークホールド回路部のよ
り詳細なブロック図である。 【図7】図5の装置における点火時期制御回路のより詳
細なブロック図である。 【図8】図7の回路の作動説明に供するフローチャート
である。 【図9】図7の回路の作動説明に供するタイムチャート
である。 【図10】本発明装置の他の実施例の要部のフローチャ
ートである。 【図11】本発明装置の他の実施例の要部のフローチャ
ートである。 【図12】本発明装置の実施例におけるエンジン回転数
−吸入空気量に対するD値特性図である。 【図13】本発明装置の他の実施例におけるエンジン回
転数−吸入空気量に対するB値特性図である。 【図14】本発明装置の他の実施例におけるエンジン回
転数−吸入空気量に対するD1 値特性図である。 【図15】本発明装置の他の実施例におけるエンジン回
転数−吸入空気量に対するB1 値特性図である。 【符号の説明】 1 エンジン 6 ノックセンサ 7 ピークホールド回路部 8 点火時期制御回路 10 イグナイタ及びイグニッションコイル 703 ピークホールド回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 内燃機関のノックを検出するためのノックセンサと、 このノックセンサの信号から所定区間のノック強度値V
    を検出するノック強度値検出手段と、 前記ノック強度値Vに応じてノック判定レベルVref
    作成する判定レベル作成手段と、 前記ノック強度値Vと前記ノック判定レベルVref との
    比較によりノックの有無を判定するノック判定手段と、 このノック判定手段の判定結果に応じて点火時期、空燃
    比等のノック制御要因を制御する駆動手段と、 前記ノック強度値Vの対数変換値の分布形状が所定の分
    布形状となるように前記ノック判定レベルを補正する判
    定レベル補正手段と、 内燃機関の回転数と負荷との少なくとも一方を含む機関
    状態を検出する機関状態検出手段と、 前記機関状態検出手段により検出された機関回転数と負
    荷との少なくとも一方に応じ、機関回転数が低い時より
    高い時の方が小さな値に、または機関負荷が低い時より
    高い時の方が小さな値に、前記ノック判定レベルを調整
    するための判定レベル調整係数を設定する調整係数設定
    手段とを備えることを特徴とする内燃機関用ノック制御
    装置。
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