JPH0778913A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH0778913A JPH0778913A JP5330741A JP33074193A JPH0778913A JP H0778913 A JPH0778913 A JP H0778913A JP 5330741 A JP5330741 A JP 5330741A JP 33074193 A JP33074193 A JP 33074193A JP H0778913 A JPH0778913 A JP H0778913A
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- H10W72/551—Materials of bond wires
- H10W72/552—Materials of bond wires comprising metals or metalloids, e.g. silver
- H10W72/5522—Materials of bond wires comprising metals or metalloids, e.g. silver comprising gold [Au]
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 半田実装時において樹脂組成物硬化体にクラ
ックが発生し難いという耐熱衝撃性に優れ、さらに低応
力性、耐湿性および離型性、そして総合的に信頼性に優
れる表面実装型半導体装置を提供する。 【構成】 特定のエポキシ樹脂、特定のフェノ−ル樹
脂、特定の硬化促進剤、特定のオルガノポリシロキサン
および無機質充填剤、場合により酸化ポリエチレンワッ
クスを含有するエポキシ樹脂組成物を用いて半導体素子
を封止して半導体装置とする。
ックが発生し難いという耐熱衝撃性に優れ、さらに低応
力性、耐湿性および離型性、そして総合的に信頼性に優
れる表面実装型半導体装置を提供する。 【構成】 特定のエポキシ樹脂、特定のフェノ−ル樹
脂、特定の硬化促進剤、特定のオルガノポリシロキサン
および無機質充填剤、場合により酸化ポリエチレンワッ
クスを含有するエポキシ樹脂組成物を用いて半導体素子
を封止して半導体装置とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエポキシ樹脂組成物硬
化体で半導体素子が樹脂封止された樹脂封止型半導体装
置に関し、耐熱衝撃性、耐湿性、低応力性および離型性
に優れた信頼性を有する半導体装置に関するものであ
る。
化体で半導体素子が樹脂封止された樹脂封止型半導体装
置に関し、耐熱衝撃性、耐湿性、低応力性および離型性
に優れた信頼性を有する半導体装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】IC、LSI、VLSIおよびULSI
等の半導体素子は、セラミックやプラスチック等により
封止され半導体装置化されている。なかでもプラスチッ
クすなわち樹脂組成物硬化体を用いた樹脂封止が量産性
に優れ、かつ封止材料が安価であることから半導体素子
封止の主流となっている。
等の半導体素子は、セラミックやプラスチック等により
封止され半導体装置化されている。なかでもプラスチッ
クすなわち樹脂組成物硬化体を用いた樹脂封止が量産性
に優れ、かつ封止材料が安価であることから半導体素子
封止の主流となっている。
【0003】近年、電子機器の高機能化、高性能化の手
段として高密度実装に適した表面実装型の半導体装置が
市場の大きな位置を占めるに至り、年々その使用比率の
拡大が続いている。この種の表面実装型半導体装置は、
リ−ドピンが平面的に装置から取り出され、プリント配
線基板に直接接続できる構造となっており、実装容積の
軽減に寄与している。
段として高密度実装に適した表面実装型の半導体装置が
市場の大きな位置を占めるに至り、年々その使用比率の
拡大が続いている。この種の表面実装型半導体装置は、
リ−ドピンが平面的に装置から取り出され、プリント配
線基板に直接接続できる構造となっており、実装容積の
軽減に寄与している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記のような
表面実装型半導体装置において、プリント配線基板への
実装前に樹脂組成物硬化体が水分を吸湿している場合に
は、その半導体装置が半田実装時の高温にさらされるこ
とで半導体装置内の水分の蒸気圧によって硬化体にクラ
ックが生じる。
表面実装型半導体装置において、プリント配線基板への
実装前に樹脂組成物硬化体が水分を吸湿している場合に
は、その半導体装置が半田実装時の高温にさらされるこ
とで半導体装置内の水分の蒸気圧によって硬化体にクラ
ックが生じる。
【0005】すなわち、〔図1〕に示すような表面実装
型半導体装置3において、水分は矢印Aのように樹脂組
成物硬化体1を通って、表面実装型半導体装置3に侵入
し、主としてSiチップ7の表面やダイパッド4の裏面
に滞留する。そしてベ−パ−フェ−ズソルダリング等の
半田実装を行う際に、この表面実装型半導体装置3は高
温にさらされ、そのため上記滞留水分が半田実装におけ
る加熱により気化し、その蒸気圧により、図2に示すよ
うに、ダイパッド4の裏面の樹脂硬化体部分を下方へ押
しやり、そこに空隙5を作ると同時に樹脂硬化体3にク
ラック6を生じさせる。なお、〔図1〕および〔図2〕
において、8はワイヤ−、一般的に金線である。
型半導体装置3において、水分は矢印Aのように樹脂組
成物硬化体1を通って、表面実装型半導体装置3に侵入
し、主としてSiチップ7の表面やダイパッド4の裏面
に滞留する。そしてベ−パ−フェ−ズソルダリング等の
半田実装を行う際に、この表面実装型半導体装置3は高
温にさらされ、そのため上記滞留水分が半田実装におけ
る加熱により気化し、その蒸気圧により、図2に示すよ
うに、ダイパッド4の裏面の樹脂硬化体部分を下方へ押
しやり、そこに空隙5を作ると同時に樹脂硬化体3にク
ラック6を生じさせる。なお、〔図1〕および〔図2〕
において、8はワイヤ−、一般的に金線である。
【0006】この様なクラック発生という問題に対する
解決策として、半導体素子を樹脂組成物で封止した後、
得られる半導体装置全体を密封し、基板実装前に開封し
て使用する方法がある。また、基板実装前に例えば10
0℃で24時間乾燥することにより水分を除去し、その
後半田実装を行うという方法が提案され、すでに実施さ
れている。しかしながら、このような前処理方法によれ
ば、基板実装の工程が煩雑になるという欠点がある。
解決策として、半導体素子を樹脂組成物で封止した後、
得られる半導体装置全体を密封し、基板実装前に開封し
て使用する方法がある。また、基板実装前に例えば10
0℃で24時間乾燥することにより水分を除去し、その
後半田実装を行うという方法が提案され、すでに実施さ
れている。しかしながら、このような前処理方法によれ
ば、基板実装の工程が煩雑になるという欠点がある。
【0007】一方、表面実装型半導体装置を構成する樹
脂組成物硬化体の吸水率を低下させ、クラックを防止す
る試みもなされている。しかし、このような低吸水性の
エポキシ樹脂組成物硬化体では、半導体素子の導体配線
部の腐食等の耐湿信頼性や高温での導体金属間化合物の
形成による導体抵抗の増大といった高温放置特性に劣っ
ている事が、その後の本発明者の検討により判明した。
すなわち上記低吸水性のエポキシ樹脂組成物においても
総合的に信頼性の改善が必要となったのである。
脂組成物硬化体の吸水率を低下させ、クラックを防止す
る試みもなされている。しかし、このような低吸水性の
エポキシ樹脂組成物硬化体では、半導体素子の導体配線
部の腐食等の耐湿信頼性や高温での導体金属間化合物の
形成による導体抵抗の増大といった高温放置特性に劣っ
ている事が、その後の本発明者の検討により判明した。
すなわち上記低吸水性のエポキシ樹脂組成物においても
総合的に信頼性の改善が必要となったのである。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、基板実装前の前処理をすることもなく、しか
も半田実装時において樹脂組成物硬化体にクラックが発
生し難いという耐熱衝撃性に優れ、さらに低応力性およ
び耐湿性、そして総合的に信頼性に優れる表面実装型半
導体装置を提供する事をその目的とする。
たもので、基板実装前の前処理をすることもなく、しか
も半田実装時において樹脂組成物硬化体にクラックが発
生し難いという耐熱衝撃性に優れ、さらに低応力性およ
び耐湿性、そして総合的に信頼性に優れる表面実装型半
導体装置を提供する事をその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の半導体装置は、下記の(A)〜(E)成
分を含有するエポキシ樹脂組成物により半導体素子を封
止してなるという構成をとる。 (A)下記の構造式〔化6〕で表されるエポキシ樹脂。
め、この発明の半導体装置は、下記の(A)〜(E)成
分を含有するエポキシ樹脂組成物により半導体素子を封
止してなるという構成をとる。 (A)下記の構造式〔化6〕で表されるエポキシ樹脂。
【化6】 (B)下記の構造式〔化7〕で表されるフェノ−ル樹
脂。
脂。
【化7】 (C)下記の一般式〔化8〕で表される硬化促進剤。
【化8】 (D)下記の一般式〔化9〕で表されるオルガノポリシ
ロキサン。
ロキサン。
【化9】 (E)無機質充填剤。
【0010】樹脂組成物硬化体のクラックの発生を防止
するには一般的に樹脂組成物硬化体に対する水分の吸
湿を抑制する。ダイパッドの裏面およびSiチップ
(半導体素子)の表面と樹脂組成物硬化体との間の接着
力を高める。半田実装時における高温での樹脂組成物
硬化体の強度を高める。半田実装時における高温での
樹脂組成物硬化体の弾性率を低下させる等を考慮すれば
良いと考えられる。
するには一般的に樹脂組成物硬化体に対する水分の吸
湿を抑制する。ダイパッドの裏面およびSiチップ
(半導体素子)の表面と樹脂組成物硬化体との間の接着
力を高める。半田実装時における高温での樹脂組成物
硬化体の強度を高める。半田実装時における高温での
樹脂組成物硬化体の弾性率を低下させる等を考慮すれば
良いと考えられる。
【0011】この発明では、上記の事柄を考慮しつつ、
上記構成とすることで、半田実装時の耐クラック性の向
上および低応力性が同時に達成された。また総合的に信
頼性に優れることが判明し、この発明に到達した。
上記構成とすることで、半田実装時の耐クラック性の向
上および低応力性が同時に達成された。また総合的に信
頼性に優れることが判明し、この発明に到達した。
【0012】エポキシ樹脂(A)成分は上記構造式〔化
6〕で表されるエポキシ樹脂が用いられるが、半田実装
時の樹脂組成物硬化体の耐クラック性を低下させない範
囲で従来公知のビスフェノ−ルA型エポキシ樹脂、ビス
フェノ−ルF型エポキシ樹脂、フェノ−ルノボラック型
エポキシ樹脂、クレゾ−ルノボラック型エポキシ樹脂等
のグリシジルエ−テル型エポキシ樹脂、グリシジルエス
テル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹
脂、脂肪族エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環
式エポキシ樹脂等の一分子中に二個以上のエポキシ基を
有するエポキシ樹脂を併用できる。この場合、構造式
〔化6〕のエポキシ樹脂の含有量は全エポキシ樹脂の5
0重量%以上とされる。上記エポキシ樹脂の中でも表面
実装型半導体装置の樹脂としては、ビフェニル骨格を有
するものが好ましい。
6〕で表されるエポキシ樹脂が用いられるが、半田実装
時の樹脂組成物硬化体の耐クラック性を低下させない範
囲で従来公知のビスフェノ−ルA型エポキシ樹脂、ビス
フェノ−ルF型エポキシ樹脂、フェノ−ルノボラック型
エポキシ樹脂、クレゾ−ルノボラック型エポキシ樹脂等
のグリシジルエ−テル型エポキシ樹脂、グリシジルエス
テル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹
脂、脂肪族エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、複素環
式エポキシ樹脂等の一分子中に二個以上のエポキシ基を
有するエポキシ樹脂を併用できる。この場合、構造式
〔化6〕のエポキシ樹脂の含有量は全エポキシ樹脂の5
0重量%以上とされる。上記エポキシ樹脂の中でも表面
実装型半導体装置の樹脂としては、ビフェニル骨格を有
するものが好ましい。
【0013】上記特定のフェノ−ル樹脂(B)成分は、
構造式〔化7〕で表され、上記エポキシ樹脂の硬化剤成
分として作用するものである。〔化7〕のような骨格構
造を有するものを用いる事により樹脂組成物硬化体の低
吸湿化が図れる。
構造式〔化7〕で表され、上記エポキシ樹脂の硬化剤成
分として作用するものである。〔化7〕のような骨格構
造を有するものを用いる事により樹脂組成物硬化体の低
吸湿化が図れる。
【0014】この〔化7〕で示される特殊なフェノ−ル
樹脂としては、水酸基当量120〜190、軟化点80
〜130℃のものを用いるのが好ましい。そして、上記
特定のフェノ−ル樹脂は、それ自体で硬化剤成分を構成
してもよいし、それ以外の通常用いられるフェノ−ル樹
脂と併用しても差し支えない。
樹脂としては、水酸基当量120〜190、軟化点80
〜130℃のものを用いるのが好ましい。そして、上記
特定のフェノ−ル樹脂は、それ自体で硬化剤成分を構成
してもよいし、それ以外の通常用いられるフェノ−ル樹
脂と併用しても差し支えない。
【0015】前者の場合には、硬化剤成分の全部が上記
構造式〔化7〕で表される特定のフェノ−ル樹脂で構成
され、後者の場合は硬化剤成分の一部が〔化7〕の特定
のフェノ−ル樹脂で構成される事となる。
構造式〔化7〕で表される特定のフェノ−ル樹脂で構成
され、後者の場合は硬化剤成分の一部が〔化7〕の特定
のフェノ−ル樹脂で構成される事となる。
【0016】上記通常用いられるノボラック型フェノ−
ル樹脂としては、水酸基当量70〜150、軟化点50
〜110℃のものを用いるのが好ましい。上記構造式
〔化7〕で表される特定のフェノ−ル樹脂と、このよう
な通常用いられるフェノ−ル樹脂とを併用する場合に
は、上記特定のフェノ−ル樹脂を硬化剤成分全体の50
重量%以上に設定する事が好ましく、特に好ましくは7
0重量%以上である。
ル樹脂としては、水酸基当量70〜150、軟化点50
〜110℃のものを用いるのが好ましい。上記構造式
〔化7〕で表される特定のフェノ−ル樹脂と、このよう
な通常用いられるフェノ−ル樹脂とを併用する場合に
は、上記特定のフェノ−ル樹脂を硬化剤成分全体の50
重量%以上に設定する事が好ましく、特に好ましくは7
0重量%以上である。
【0017】上記エポキシ樹脂とフェノ−ル樹脂との配
合比はエポキシ基1当量あたりフェノ−ル樹脂中の水酸
基が0.8〜1.2当量となるように配合するのが好ま
しい。
合比はエポキシ基1当量あたりフェノ−ル樹脂中の水酸
基が0.8〜1.2当量となるように配合するのが好ま
しい。
【0018】上記エポキシ樹脂および上記フェノ−ル樹
脂とともに用いられる硬化促進剤(C)成分は、上記の
一般式〔化8〕で表される有機ホスフィン化合物であ
る。
脂とともに用いられる硬化促進剤(C)成分は、上記の
一般式〔化8〕で表される有機ホスフィン化合物であ
る。
【0019】特に、表面実装型半導体装置を構成する樹
脂組成物硬化体の半田耐熱性(半田実装時にクラックを
発生させない)においては、R1 は水素、メチル基また
はメトキシ基であることが好ましい。そして、上記〔化
8〕で表される硬化促進剤の配合量は、エポキシ樹脂お
よびフェノ−ル樹脂の総量100重量部に対して0.1
〜20重量部の割合に設定することが好ましい。好適に
は0.5〜10重量部である。すなわち、0.1重量部
未満では所望の樹脂組成物硬化体に対する半田耐熱性が
得られがたく、逆に20重量部を超えると高温時の電気
特性が低下する事によって耐湿信頼性が低下する傾向が
見られるからである。
脂組成物硬化体の半田耐熱性(半田実装時にクラックを
発生させない)においては、R1 は水素、メチル基また
はメトキシ基であることが好ましい。そして、上記〔化
8〕で表される硬化促進剤の配合量は、エポキシ樹脂お
よびフェノ−ル樹脂の総量100重量部に対して0.1
〜20重量部の割合に設定することが好ましい。好適に
は0.5〜10重量部である。すなわち、0.1重量部
未満では所望の樹脂組成物硬化体に対する半田耐熱性が
得られがたく、逆に20重量部を超えると高温時の電気
特性が低下する事によって耐湿信頼性が低下する傾向が
見られるからである。
【0020】また、この発明では半導体装置の高温吸湿
での電気絶縁性向上を目的に上記の一般式〔化9〕で表
されるオルガノポリシロキサン(D)を含有する。
での電気絶縁性向上を目的に上記の一般式〔化9〕で表
されるオルガノポリシロキサン(D)を含有する。
【0021】この〔化9〕で表されるオルガノポリシロ
キサンの配合量は、無機質充填剤の総量100重量部に
対して0.01重量部〜1.0重量部の割合に設定する
事が好ましく、特に0.5重量部以下に設定することが
好結果をもたらす。すなわち、1.0重量部以上になる
と電気絶縁性以外の諸特性に悪影響を与える可能性があ
るからである。
キサンの配合量は、無機質充填剤の総量100重量部に
対して0.01重量部〜1.0重量部の割合に設定する
事が好ましく、特に0.5重量部以下に設定することが
好結果をもたらす。すなわち、1.0重量部以上になる
と電気絶縁性以外の諸特性に悪影響を与える可能性があ
るからである。
【0022】上記無機質充填剤(E)としては、溶融シ
リカ粉末または結晶性シリカ粉末を用いる事が好適であ
り、粒度200メッシュ以上の粗粉を除いたものを用い
る事が好ましい。そして、上記充填剤の形状としては球
状および破砕により得られる角状のもの等必要に応じて
適宜選択することができる。また、充填剤中に含まれる
ウラン、トリウム等の放射性元素、アルカリ金属、アル
カリ土類金属およびそれらのイオン、さらにはハロゲン
イオンを含むアニオンの含有量はできるだけ少ない方が
好ましく、その許容量は各種半導体装置の種類によって
決定される。
リカ粉末または結晶性シリカ粉末を用いる事が好適であ
り、粒度200メッシュ以上の粗粉を除いたものを用い
る事が好ましい。そして、上記充填剤の形状としては球
状および破砕により得られる角状のもの等必要に応じて
適宜選択することができる。また、充填剤中に含まれる
ウラン、トリウム等の放射性元素、アルカリ金属、アル
カリ土類金属およびそれらのイオン、さらにはハロゲン
イオンを含むアニオンの含有量はできるだけ少ない方が
好ましく、その許容量は各種半導体装置の種類によって
決定される。
【0023】上記無機質充填剤の配合量は、エポキシ樹
脂組成物全体の65〜95重量%の範囲に設定する事が
好ましく、特に好ましくは75〜92重量%の範囲であ
る。すなわち、無機質充填剤の配合量が65重量%未満
では、樹脂組成物硬化体の吸湿量が増大し、また高温で
の強度が低下するため半田実装時の耐クラック性に劣り
易く、逆に、95重量%を超えるとトランスファ−成形
時に樹脂組成物の溶融粘度が増大する傾向があり、キャ
ビティ−内で未充填やワイヤ−流れ等の成形不良が発生
する傾向が見られるからである。
脂組成物全体の65〜95重量%の範囲に設定する事が
好ましく、特に好ましくは75〜92重量%の範囲であ
る。すなわち、無機質充填剤の配合量が65重量%未満
では、樹脂組成物硬化体の吸湿量が増大し、また高温で
の強度が低下するため半田実装時の耐クラック性に劣り
易く、逆に、95重量%を超えるとトランスファ−成形
時に樹脂組成物の溶融粘度が増大する傾向があり、キャ
ビティ−内で未充填やワイヤ−流れ等の成形不良が発生
する傾向が見られるからである。
【0024】また、本発明においては、離型剤として、
従来公知のステアリン酸、ベヘニン酸およびモンタン酸
等の長鎖カルボン酸、これを原料とする亜鉛、アルミニ
ウム、カルシウム等の金属塩、エステル類、アミド類ま
たはポリオレフィン系離型剤等が挙げられ、単独でもし
くは併せて用いることができる。そのような離型剤の配
合割合は、エポキシ樹脂組成物全体に対して、0.1〜
3.0重量%が好ましい。さらに好ましくは、0.5〜
2.0重量%である。すなわち、0.1重量%未満では
所望の離型性が得られ難い。逆に、3.0重量%を超え
ると耐半田クラック性が低下する傾向が見られるからで
ある。
従来公知のステアリン酸、ベヘニン酸およびモンタン酸
等の長鎖カルボン酸、これを原料とする亜鉛、アルミニ
ウム、カルシウム等の金属塩、エステル類、アミド類ま
たはポリオレフィン系離型剤等が挙げられ、単独でもし
くは併せて用いることができる。そのような離型剤の配
合割合は、エポキシ樹脂組成物全体に対して、0.1〜
3.0重量%が好ましい。さらに好ましくは、0.5〜
2.0重量%である。すなわち、0.1重量%未満では
所望の離型性が得られ難い。逆に、3.0重量%を超え
ると耐半田クラック性が低下する傾向が見られるからで
ある。
【0025】また、上記ポリオレフィン系離型剤の中で
も特に好ましい離型剤は、酸化ポリエチレンワックス
(F)である。この酸化ポリエチレンワックスは、他の
汎用の離型剤に較べて連続成形性に優れるという特徴を
持つ。この酸化ポリエチレンワックスは、たとえば、低
級ポリエチレンワックスを部分酸化して合成されるもの
である。そして、上記酸化ポリエチレンワックスにおい
て、酸価が13〜30で滴点(溶融して液滴状になる温
度)が90〜130℃、さらにDGF−M−IV2〔D
IN53401またはASTM D1387〕で測定し
たケン化価が20〜120のものを用いるのが好まし
い。
も特に好ましい離型剤は、酸化ポリエチレンワックス
(F)である。この酸化ポリエチレンワックスは、他の
汎用の離型剤に較べて連続成形性に優れるという特徴を
持つ。この酸化ポリエチレンワックスは、たとえば、低
級ポリエチレンワックスを部分酸化して合成されるもの
である。そして、上記酸化ポリエチレンワックスにおい
て、酸価が13〜30で滴点(溶融して液滴状になる温
度)が90〜130℃、さらにDGF−M−IV2〔D
IN53401またはASTM D1387〕で測定し
たケン化価が20〜120のものを用いるのが好まし
い。
【0026】この酸化ポリエチレンワックスの配合割合
は、上記他の離型剤と同様にエポキシ樹脂組成物全体に
対して、0.1〜3.0重量%が好ましい。さらに好ま
しくは、0.5〜2.0重量%である。すなわち、0.
1重量%未満では所望の離型性が得られ難く、その結
果、生産性が低下する恐れがある。逆に、3.0重量%
を超えると生産性は向上するものの、耐半田クラック性
が低下する傾向が見られるからである。
は、上記他の離型剤と同様にエポキシ樹脂組成物全体に
対して、0.1〜3.0重量%が好ましい。さらに好ま
しくは、0.5〜2.0重量%である。すなわち、0.
1重量%未満では所望の離型性が得られ難く、その結
果、生産性が低下する恐れがある。逆に、3.0重量%
を超えると生産性は向上するものの、耐半田クラック性
が低下する傾向が見られるからである。
【0027】本発明には、さらに上記構造式〔化7〕で
表される特定のフェノ−ル樹脂を用いる際には、予め下
記の一般式〔化10〕で表されるオルガノファンクショ
ナルシラン化合物との反応物としておくこともできる
し、一括配合すなわち別々に用いることもできる。すな
わち、下記の一般式〔化10〕で表されるオルガノファ
ンクショナルシラン化合物を適宜選択使用し、上記特定
のフェノ−ル樹脂の一部または全部と反応させることに
より、半田実装時において樹脂組成物硬化体の高温強度
を増大させたり、半導体素子表面との接着力を向上させ
たりすることが可能となる。すなわち、耐熱衝撃信頼性
の向上が一層顕著になるといった効果が図れる。
表される特定のフェノ−ル樹脂を用いる際には、予め下
記の一般式〔化10〕で表されるオルガノファンクショ
ナルシラン化合物との反応物としておくこともできる
し、一括配合すなわち別々に用いることもできる。すな
わち、下記の一般式〔化10〕で表されるオルガノファ
ンクショナルシラン化合物を適宜選択使用し、上記特定
のフェノ−ル樹脂の一部または全部と反応させることに
より、半田実装時において樹脂組成物硬化体の高温強度
を増大させたり、半導体素子表面との接着力を向上させ
たりすることが可能となる。すなわち、耐熱衝撃信頼性
の向上が一層顕著になるといった効果が図れる。
【化10】
【0028】オルガノファンクショナルシラン化合物と
上記特定のフェノ−ル樹脂との反応は、この特定のフェ
ノ−ル樹脂の溶融温度以上で反応脱離成分、すなわちメ
タノ−ルやエタノ−ルというアルコ−ル成分が反応系か
ら除去できるまで行えばよい。通常、150℃から19
0℃の温度で15分から300分、好ましくは170℃
から180℃で20分から90分の間反応を行う。この
反応では反応触媒として一般式〔化8〕で表される有機
ホスフィン化合物を用いても良い。
上記特定のフェノ−ル樹脂との反応は、この特定のフェ
ノ−ル樹脂の溶融温度以上で反応脱離成分、すなわちメ
タノ−ルやエタノ−ルというアルコ−ル成分が反応系か
ら除去できるまで行えばよい。通常、150℃から19
0℃の温度で15分から300分、好ましくは170℃
から180℃で20分から90分の間反応を行う。この
反応では反応触媒として一般式〔化8〕で表される有機
ホスフィン化合物を用いても良い。
【0029】オルガノファンクショナルシラン化合物と
上記特定のフェノ−ル樹脂との反応物を製造する場合、
一般式〔化10〕で表されるオルガノファンクショナル
シラン化合物の配合量は、特定のフェノ−ル樹脂100
重量部に対して0.1〜10重量部の割合に設定するこ
とが好ましい。すなわち、0.1重量部未満では得られ
る樹脂組成物硬化体の耐熱衝撃信頼性が得られがたく、
逆に10重量部をこえるとオルガノファンクショナルシ
ラン化合物と上記特定のフェノ−ル樹脂との反応中にゲ
ル化する危険性が高くなるからである。
上記特定のフェノ−ル樹脂との反応物を製造する場合、
一般式〔化10〕で表されるオルガノファンクショナル
シラン化合物の配合量は、特定のフェノ−ル樹脂100
重量部に対して0.1〜10重量部の割合に設定するこ
とが好ましい。すなわち、0.1重量部未満では得られ
る樹脂組成物硬化体の耐熱衝撃信頼性が得られがたく、
逆に10重量部をこえるとオルガノファンクショナルシ
ラン化合物と上記特定のフェノ−ル樹脂との反応中にゲ
ル化する危険性が高くなるからである。
【0030】この発明では、耐湿信頼性や高温放置特性
の向上を目的としてハイドロタルサイト類化合物や五酸
化アンチモン等のイオントラップ剤を用いることができ
る。
の向上を目的としてハイドロタルサイト類化合物や五酸
化アンチモン等のイオントラップ剤を用いることができ
る。
【0031】このようなハイドロタルサイト類化合物
は、例えば、下記の一般式〔化11〕で表される。
は、例えば、下記の一般式〔化11〕で表される。
【化11】
【0032】一方、五酸化アンチモンはSb2 O5 で表
されるものであり、無水物でも結晶水を含む含水物でも
よい。
されるものであり、無水物でも結晶水を含む含水物でも
よい。
【0033】上記ハイドロタルサイト類化合物や五酸化
アンチモンはそのまま配合に供してもよく、別途シラン
カップリング剤で表面被覆処理したものを用いてもよ
い。また、予め、本発明の有機成分の一部に熱ロ−ル等
を用いて予備分散したものを用いても良い。
アンチモンはそのまま配合に供してもよく、別途シラン
カップリング剤で表面被覆処理したものを用いてもよ
い。また、予め、本発明の有機成分の一部に熱ロ−ル等
を用いて予備分散したものを用いても良い。
【0034】このハイドロタルサイト類化合物や五酸化
アンチモンの配合量は、エポキシ樹脂およびフェノ−ル
樹脂の総量100重量部に対して0.5重量部から15
重量部の割合に設定することが好ましく、特に10重量
部以下に設定することが好結果をもたらす。すなわち、
15重量部以上であると耐湿信頼性や高温放置特性以外
の諸特性に悪影響が見られるからである。
アンチモンの配合量は、エポキシ樹脂およびフェノ−ル
樹脂の総量100重量部に対して0.5重量部から15
重量部の割合に設定することが好ましく、特に10重量
部以下に設定することが好結果をもたらす。すなわち、
15重量部以上であると耐湿信頼性や高温放置特性以外
の諸特性に悪影響が見られるからである。
【0035】この発明に用いられるエポキシ樹脂組成物
は、上記(A)〜(E)成分、および場合により(F)
成分に、さらに添加剤を配合しておくこともできる。添
加剤としては、離型剤、ハイドロタルサイト類化合物、
五酸化アンチモン、難燃剤、難燃助剤、カップリング剤
および着色剤等がある。
は、上記(A)〜(E)成分、および場合により(F)
成分に、さらに添加剤を配合しておくこともできる。添
加剤としては、離型剤、ハイドロタルサイト類化合物、
五酸化アンチモン、難燃剤、難燃助剤、カップリング剤
および着色剤等がある。
【0036】上記難燃剤および難燃助剤としては、ノボ
ラック型臭素化エポキシ樹脂またはビスフェノ−ルA型
臭素化エポキシ樹脂、三酸化アンチモン等の化合物を適
宜に単独でもしくは併せて用いる事ができる。
ラック型臭素化エポキシ樹脂またはビスフェノ−ルA型
臭素化エポキシ樹脂、三酸化アンチモン等の化合物を適
宜に単独でもしくは併せて用いる事ができる。
【0037】上記カップリング剤としては、シランカッ
プリング剤等が挙げられる。
プリング剤等が挙げられる。
【0038】さらに、本発明には、上記各成分以外にシ
リコ−ンゴムや合成ゴム等各種エラストマ−を配合して
低応力化を図る事もできる。
リコ−ンゴムや合成ゴム等各種エラストマ−を配合して
低応力化を図る事もできる。
【0039】この発明に用いるエポキシ樹脂組成物は、
例えば次のようにして製造することができる。すなわ
ち、上記エポキシ樹脂成分、フェノ−ル樹脂成分(一部
がオルガノファンクショナルシラン化合物と反応したも
のや全部がオルガノファンクショナルシランと反応した
ものも含む)、硬化促進剤成分および無機質充填剤の主
成分や、その他離型剤等の添加剤を適宜配合した後、こ
の配合物を温度80℃から120℃でロ−ル機またはニ
−ダ等により半硬化状まで混練する。つぎに、公知の手
段によって粉砕し、必要に応じて打錠するという一連の
工程により目的とするエポキシ樹脂組成物を製造する事
ができる。なお、上記混練に先立って、原料中の固形物
の粉砕や全成分のドライブレンドを行う事が好ましい。
例えば次のようにして製造することができる。すなわ
ち、上記エポキシ樹脂成分、フェノ−ル樹脂成分(一部
がオルガノファンクショナルシラン化合物と反応したも
のや全部がオルガノファンクショナルシランと反応した
ものも含む)、硬化促進剤成分および無機質充填剤の主
成分や、その他離型剤等の添加剤を適宜配合した後、こ
の配合物を温度80℃から120℃でロ−ル機またはニ
−ダ等により半硬化状まで混練する。つぎに、公知の手
段によって粉砕し、必要に応じて打錠するという一連の
工程により目的とするエポキシ樹脂組成物を製造する事
ができる。なお、上記混練に先立って、原料中の固形物
の粉砕や全成分のドライブレンドを行う事が好ましい。
【0040】このようなエポキシ樹脂組成物を用いて半
導体素子を封止し、本発明の半導体装置を得るには、特
に限定するものでは無く、通常のトランスファ−成形等
の従来公知のモ−ルド成形により行う事ができる。
導体素子を封止し、本発明の半導体装置を得るには、特
に限定するものでは無く、通常のトランスファ−成形等
の従来公知のモ−ルド成形により行う事ができる。
【0041】
【発明の効果】このようにして本発明で得られる半導体
装置は、電子機器への実装に際して前処理することもな
く、しかも半田実装時に樹脂組成物硬化体にクラックが
発生しないという耐熱衝撃信頼性に優れ、さらに低応力
性および耐湿信頼性、そして総合的に信頼性に優れるも
のである。また、離型剤として酸化ポリエチレンワック
スを使用した場合には、連続成形性が優れるため、生産
性の向上が計れる。
装置は、電子機器への実装に際して前処理することもな
く、しかも半田実装時に樹脂組成物硬化体にクラックが
発生しないという耐熱衝撃信頼性に優れ、さらに低応力
性および耐湿信頼性、そして総合的に信頼性に優れるも
のである。また、離型剤として酸化ポリエチレンワック
スを使用した場合には、連続成形性が優れるため、生産
性の向上が計れる。
【0042】まず、実施例に先立って下記に示す各成分
を準備した。 「エポキシ樹脂A」下記の構造式〔化12〕で示される
エポキシ樹脂であり、エポキシ当量200、軟化点73
℃である。
を準備した。 「エポキシ樹脂A」下記の構造式〔化12〕で示される
エポキシ樹脂であり、エポキシ当量200、軟化点73
℃である。
【化12】 「エポキシ樹脂B」下記の構造式〔化13〕で示される
エポキシ樹脂であり、エポキシ当量200、軟化点10
0℃である。
エポキシ樹脂であり、エポキシ当量200、軟化点10
0℃である。
【化13】
【0043】「フェノ−ル樹脂C」下記の構造式〔化1
4〕で示されるフェノ−ル樹脂であり、水酸基当量18
0、軟化点120℃である。
4〕で示されるフェノ−ル樹脂であり、水酸基当量18
0、軟化点120℃である。
【化14】 「フェノ−ル樹脂D」下記の構造式〔化15〕で示され
るフェノ−ル樹脂であり、水酸基当量110、軟化点8
2℃である。
るフェノ−ル樹脂であり、水酸基当量110、軟化点8
2℃である。
【化15】
【0044】「硬化促進剤」有機ホスフィン化合物a
は、〔化8〕のR1 が水素であるトリフェニルホスフィ
ンである。有機ホスフィン化合物bは、〔化8〕のR1
がメチル基である。DBUは、下記の構造式〔化16〕
で示される1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウン
デセン−7である。
は、〔化8〕のR1 が水素であるトリフェニルホスフィ
ンである。有機ホスフィン化合物bは、〔化8〕のR1
がメチル基である。DBUは、下記の構造式〔化16〕
で示される1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウン
デセン−7である。
【化16】 「オルガノポリシロキサン」下記の構造式〔化17〕で
示されるオルガノポリシロキサンであり、アミン当量4
50、平均分子量900である。
示されるオルガノポリシロキサンであり、アミン当量4
50、平均分子量900である。
【化17】
【0045】「オルガノファンクショナルシランE」下
記の構造式〔化18〕で示されるオルガノファンクショ
ナルシランE。
記の構造式〔化18〕で示されるオルガノファンクショ
ナルシランE。
【化18】 「オルガノファンクショナルシランF」下記の構造式
〔化19〕で示されるオルガノファンクショナルシラン
F。
〔化19〕で示されるオルガノファンクショナルシラン
F。
【化19】
【0046】「オルガノファンクショナルシランEとフ
ェノ−ル樹脂Cとの反応生成物」175℃に加熱溶融し
たフェノ−ル樹脂C100重量部に対してオルガノファ
ンクショナルシランE0.15重量部を加え、175℃
で1時間加熱溶融で攪拌後、室温まで冷却して使用し
た。 「オルガノファンクショナルシランFとフェノ−ル樹脂
Cとの反応生成物」175℃に加熱溶融したフェノ−ル
樹脂C100重量部に対してオルガノファンクショナル
シランF0.15重量部を加え、175℃で1時間加熱
溶融で攪拌後、室温まで冷却して使用した。
ェノ−ル樹脂Cとの反応生成物」175℃に加熱溶融し
たフェノ−ル樹脂C100重量部に対してオルガノファ
ンクショナルシランE0.15重量部を加え、175℃
で1時間加熱溶融で攪拌後、室温まで冷却して使用し
た。 「オルガノファンクショナルシランFとフェノ−ル樹脂
Cとの反応生成物」175℃に加熱溶融したフェノ−ル
樹脂C100重量部に対してオルガノファンクショナル
シランF0.15重量部を加え、175℃で1時間加熱
溶融で攪拌後、室温まで冷却して使用した。
【0047】「酸化ポリエチレンワックス」ヘキスト社
製PED−521(酸価15、滴点105℃)を用い
た。 「離型剤a」ヘキストワックスOP(酸価12、滴点1
00℃)を用いた。 「離型剤b」カルナバワックス(酸価5、滴点83℃)
を用いた。
製PED−521(酸価15、滴点105℃)を用い
た。 「離型剤a」ヘキストワックスOP(酸価12、滴点1
00℃)を用いた。 「離型剤b」カルナバワックス(酸価5、滴点83℃)
を用いた。
【0048】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を説明する。 実施例1〜13および比較例1〜5 下記の〔表1〕、〔表2〕および〔表3〕に示す各成分
を同表に示す割合で配合し、ミキシングロ−ル(温度1
00℃)で10分間混練し、冷却固化後、粉砕を行うこ
とにより目的とするエポキシ樹脂組成物を得た。
を同表に示す割合で配合し、ミキシングロ−ル(温度1
00℃)で10分間混練し、冷却固化後、粉砕を行うこ
とにより目的とするエポキシ樹脂組成物を得た。
【表1】
【表2】
【表3】
【0049】このようにして得られた粉末状のエポキシ
樹脂組成物を用いて半導体素子をトランスファ−成形で
モ−ルドすることにより半導体装置を得た。この半導体
装置は80ピン四方向フラットパッケ−ジ(QFP)
〔サイズ:20mm×14mm×厚み2.5mm〕で、
7mm×7mmのダイパッド、6.5mm×6.5mm
のSiチップを有するものである。
樹脂組成物を用いて半導体素子をトランスファ−成形で
モ−ルドすることにより半導体装置を得た。この半導体
装置は80ピン四方向フラットパッケ−ジ(QFP)
〔サイズ:20mm×14mm×厚み2.5mm〕で、
7mm×7mmのダイパッド、6.5mm×6.5mm
のSiチップを有するものである。
【0050】このようにして得られた半導体装置につい
て、260℃×10秒間の半田浸漬を行い樹脂組成物硬
化体のクラックが発生するまでの85℃/85%RHで
の限界吸湿時間を測定した。また、上記実施例および比
較例で得られたエポキシ樹脂組成物を用いて、厚み1m
m×直径50mmの円板状の硬化体を作成し(硬化条
件:180℃×5時間)、この円板状の硬化体について
85℃/85%RH下で500時間吸湿させて飽和吸水
率を測定した。
て、260℃×10秒間の半田浸漬を行い樹脂組成物硬
化体のクラックが発生するまでの85℃/85%RHで
の限界吸湿時間を測定した。また、上記実施例および比
較例で得られたエポキシ樹脂組成物を用いて、厚み1m
m×直径50mmの円板状の硬化体を作成し(硬化条
件:180℃×5時間)、この円板状の硬化体について
85℃/85%RH下で500時間吸湿させて飽和吸水
率を測定した。
【0051】さらに、硬化体の曲げ強度および曲げ弾性
率をJIS K−6911 5.17に準じて室温およ
び260℃下で測定した。
率をJIS K−6911 5.17に準じて室温およ
び260℃下で測定した。
【0052】さらに上記実施例および比較例で得られた
エポキシ樹脂組成物を用い上記と同様にして得られた半
導体装置を85℃/85%RH下で72時間吸湿させた
後、260℃×10秒間の半田浸漬を行った。これを1
21℃×100%RH下に放置(以下、「SDPCT試
験」と称する。)して、半導体素子表面のアルミパタ−
ン部の腐食による50%の不良に発生した耐湿性劣化時
間を測定した。
エポキシ樹脂組成物を用い上記と同様にして得られた半
導体装置を85℃/85%RH下で72時間吸湿させた
後、260℃×10秒間の半田浸漬を行った。これを1
21℃×100%RH下に放置(以下、「SDPCT試
験」と称する。)して、半導体素子表面のアルミパタ−
ン部の腐食による50%の不良に発生した耐湿性劣化時
間を測定した。
【0053】また、上記と同様にして得られた半導体装
置を131℃×85%RH下に電圧30ボルトを印加し
ながら放置(以下、「バイアス印加試験」と称する)し
て、半導体素子表面のアルミパタ−ン部の腐食による配
線抵抗値が3倍以上になる耐湿性劣化時間を測定した。
置を131℃×85%RH下に電圧30ボルトを印加し
ながら放置(以下、「バイアス印加試験」と称する)し
て、半導体素子表面のアルミパタ−ン部の腐食による配
線抵抗値が3倍以上になる耐湿性劣化時間を測定した。
【0054】つぎに、上記と同様にして得られた半導体
装置を150℃/5分間〜−60℃/5分間の温度サイ
クルテスト(以下、「TCT試験」と称する)で300
サイクルを行い、樹脂組成物硬化体から受ける熱応力に
よる半導体素子表面のアルミパタ−ン部の変形量を測定
した。
装置を150℃/5分間〜−60℃/5分間の温度サイ
クルテスト(以下、「TCT試験」と称する)で300
サイクルを行い、樹脂組成物硬化体から受ける熱応力に
よる半導体素子表面のアルミパタ−ン部の変形量を測定
した。
【0055】つぎに、上記と同様にして得られた半導体
装置を225℃に放置して半導体素子表面のアルミパタ
−ン部の抵抗変化率を測定し、配線抵抗値が3倍以上に
なる高温放置劣化時間を測定した。
装置を225℃に放置して半導体素子表面のアルミパタ
−ン部の抵抗変化率を測定し、配線抵抗値が3倍以上に
なる高温放置劣化時間を測定した。
【0056】つぎに、実施例および比較例のエポキシ樹
脂組成物について、その硬化体の離型性を評価した。離
型性の評価方法は次のようにして行った。すなわち、
〔図3〕に示すような三層構造(上型10、中型11、
下型12)の成形型を用いて、10ショットの成形を行
った。そして、10ショット目の樹脂組成物硬化体にお
ける離型時の荷重を測定した。〔図3〕において、13
はカル、14はスプル−、15はランナ−、16はキャ
ビティ−である。離型時の荷重の測定は、〔図4〕に示
すように、成形型の中型11を支持台17上に載置し、
プッシュプルゲ−ジ18を用いて上方から中型11内の
樹脂組成物硬化体19を脱型した。このときの荷重値、
すなわち離型荷重を測定した。そして、その値から連続
成形性について評価した。連続成形性が、非常に優れて
いる場合は◎、優れている場合○とした。
脂組成物について、その硬化体の離型性を評価した。離
型性の評価方法は次のようにして行った。すなわち、
〔図3〕に示すような三層構造(上型10、中型11、
下型12)の成形型を用いて、10ショットの成形を行
った。そして、10ショット目の樹脂組成物硬化体にお
ける離型時の荷重を測定した。〔図3〕において、13
はカル、14はスプル−、15はランナ−、16はキャ
ビティ−である。離型時の荷重の測定は、〔図4〕に示
すように、成形型の中型11を支持台17上に載置し、
プッシュプルゲ−ジ18を用いて上方から中型11内の
樹脂組成物硬化体19を脱型した。このときの荷重値、
すなわち離型荷重を測定した。そして、その値から連続
成形性について評価した。連続成形性が、非常に優れて
いる場合は◎、優れている場合○とした。
【0057】これらの結果を〔表4〕、〔表5〕、〔表
6〕および〔表7〕に示した。
6〕および〔表7〕に示した。
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【0058】上記〔表4〕〜〔表7〕の結果から、実施
例品は比較例品に較べて飽和吸水率が低く、硬化体特性
に優れている。しかも、実施例品の樹脂組成物硬化体の
クラック発生の限界吸湿時間および50%不良発生時間
が比較例品に較べて長時間であり、配線変形量も小さ
い。。このことから、実施例品は耐熱衝撃信頼性、耐湿
信頼性および硬化体の低応力性に優れている事がわか
る。また、酸化ポリエチレンワックスを使用した場合
は、離型性、すなわち連続成形性に優れることがわか
る。
例品は比較例品に較べて飽和吸水率が低く、硬化体特性
に優れている。しかも、実施例品の樹脂組成物硬化体の
クラック発生の限界吸湿時間および50%不良発生時間
が比較例品に較べて長時間であり、配線変形量も小さ
い。。このことから、実施例品は耐熱衝撃信頼性、耐湿
信頼性および硬化体の低応力性に優れている事がわか
る。また、酸化ポリエチレンワックスを使用した場合
は、離型性、すなわち連続成形性に優れることがわか
る。
【0059】
【図1】表面実装型半導体装置の樹脂組成物硬化体のク
ラック発生状況を説明する縦断面図である。
ラック発生状況を説明する縦断面図である。
【図2】表面実装型半導体装置の樹脂組成物硬化体のク
ラック発生状況を説明する縦断面図である。
ラック発生状況を説明する縦断面図である。
【図3】樹脂組成物硬化体の離型荷重試験片を作製する
成形型の縦断面図である。
成形型の縦断面図である。
【図4】樹脂組成物硬化体の離型荷重試験を説明する縦
断面図である。
断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長沢 徳 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 池村 和弘 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 下記の(A)〜(E)成分を含有するエ
ポキシ樹脂組成物を用いて半導体素子を封止してなる半
導体装置。 (A)下記の構造式〔化1〕で表されるエポキシ樹脂。 【化1】 (B)下記の構造式〔化2〕で表されるフェノ−ル樹
脂。 【化2】 (C)下記の一般式〔化3〕で表される硬化促進剤。 【化3】 (D)下記の一般式〔化4〕で表されるオルガノポリシ
ロキサン。 【化4】 (E)無機質充填剤。 - 【請求項2】 請求項1記載の(A)〜(E)成分と酸
化ポリエチレンワックス(F)成分を含有するエポキシ
樹脂組成物を用いて半導体素子を封止してなる半導体装
置。 - 【請求項3】 フェノ−ル樹脂の一部または全部が下記
の一般式〔化5〕で表されるオルガノファンクショナル
シラン化合物との反応物である請求項1あるいは請求項
2いづれか記載の半導体装置。 【化5】 - 【請求項4】 イオントラップ剤としてハイドロタルサ
イト類化合物および五酸化アンチモンより選ばれる少な
くとも一種を含有してなる請求項1〜3のいずれか一項
に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33074193A JP3167853B2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-12-27 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-171574 | 1993-07-12 | ||
| JP17157493 | 1993-07-12 | ||
| JP33074193A JP3167853B2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-12-27 | 半導体装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0778913A true JPH0778913A (ja) | 1995-03-20 |
| JP3167853B2 JP3167853B2 (ja) | 2001-05-21 |
Family
ID=26494261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33074193A Expired - Fee Related JP3167853B2 (ja) | 1993-07-12 | 1993-12-27 | 半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3167853B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001192532A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
| JP2003105174A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Toray Ind Inc | 半導体封止用エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
| JP2005314565A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 |
| JPWO2004065486A1 (ja) * | 2003-01-17 | 2006-05-18 | 住友ベークライト株式会社 | エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 |
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