JPH0778941A - 半導体集積回路における過熱保護回路 - Google Patents

半導体集積回路における過熱保護回路

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JPH0778941A
JPH0778941A JP16126093A JP16126093A JPH0778941A JP H0778941 A JPH0778941 A JP H0778941A JP 16126093 A JP16126093 A JP 16126093A JP 16126093 A JP16126093 A JP 16126093A JP H0778941 A JPH0778941 A JP H0778941A
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circuit
temperature
overheat protection
output
protection circuit
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JP16126093A
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Jun Tanaka
純 田中
Hiromi Miki
弘美 三木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過熱保護回路を温度ヒステリシス内で使用し
た時のノイズ等の外乱による誤動作を防ぐ。 【構成】 温度モニタ回路1と、温度検出出力に応じて
ICチップ内の他の主要回路の動作を止める遮断回路2
を備えた過熱保護回路において、上記遮断回路2内にタ
イマ回路部23を設け、温度モニタ回路1の信号が一定
時間以上同一レベルであることを判定し、このように判
定したのちに上記遮断の動作を行うものとした。 【効果】 過密実装状態で放熱が悪くなった場合でもノ
イズ等の外乱による誤動作なく安定した過熱保護回路動
作が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路におけ
る過熱保護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の第1例の過熱保護回路を示
す図であり、図において、1は温度モニタ回路、2はI
Cチップ内の他の主要回路の動作を止める遮断回路、2
1は遮断回路内の入力部、22は遮断信号を出力する出
力部である。
【0003】次に動作について説明する。通常、ICの
過熱保護回路は、遮断回路2に温度ヒステリシスを設け
て熱発振などが起きないようにしている。これは、過熱
保護回路が働くとIC内の他の主要回路が遮断状態にな
り電力が消費されなくなってICチップの温度が下がる
が、温度ヒステリシスがない場合には、温度が下がると
すぐに遮断状態が解除され、再び電力が消費されて温度
が上がってまた遮断状態になり、以下同様にこれを繰り
返すこととなり、熱的な発振状態となってしまうからで
ある。
【0004】図2は過熱保護回路の動作曲線を示す。図
に示すように、この過熱保護回路の動作曲線は温度ヒス
テリシスを持っている。ICの実使用状態としては、通
常図中のA点の温度で使用するが、この場合、ノイズ等
の外乱で半導体集積回路における過熱保護回路中の遮断
回路2が誤動作しても、該過熱保護回路の動作曲線は、
温度ヒステリシスを有する外に、チップ温度は上記A点
の温度の近傍にあるので、該過熱保護回路はすぐに解除
状態に復帰することとなり、実使用上問題とはならな
い。
【0005】ところが、過密実装等で放熱が悪い状態で
は、図中B点で使用することもあり得る。この場合、過
熱保護回路の動作状態としては、図中C点(解除状態)
にあることとなる。ここで前述のような外乱が飛び込ん
できた時を考えると、遮断回路2が誤動作して復帰する
時、外部の温度条件よりD点へ状態が移るため、依然と
して遮断状態が続くことになる。そして、最悪ICの電
源をオフしないと過熱保護回路の解除状態(図中A点の
状態)へ復帰しない場合もあることとなる。
【0006】図16は、従来の第2例の半導体集積回路
における過熱保護回路を示す図であり、図において、5
1は定電圧回路、52は温度検出回路、53は定電圧回
路51、温度検出回路52の出力信号によりヒステリシ
ス信号を作成し、チップ内の他の主要回路の動作を止め
る温度ヒステリシス遮断回路である。ここで、過熱保護
回路とは、ICが過熱状態になった時、一時的に他の主
要回路の動作を止めることにより、チップ温度が過熱さ
れることを防ぐ回路であり、図17に過熱保護回路の動
作曲線を示す。
【0007】次に動作について説明する。温度検出回路
52により、チップ温度を検出する。また、定電圧回路
51の出力電圧を、あらかじめ設定温度(T1)のとき
出力する電圧に設定しておくことにより、チップ温度が
所望の温度に上昇した時、ヒステリシス遮断回路53は
ICの主要回路の動作を止めるように、出力信号として
“H”の信号を出力する。
【0008】また、周囲温度がT1より下がって来た時
に、すぐに保護回路の動作を解除せずに、即ち、温度ヒ
ステリシス遮断回路53が“L”の信号を出力するとい
うことをせずに、該温度ヒステリシス遮断回路53の機
能により一定温度T2まで下がった時に初めて動作を解
除(“L”の信号を出力)し、ICの主要回路を通常動
作にもどす。
【0009】このように、この従来の第2例の過熱保護
回路では、チップ温度を検出し、温度によりヒステリシ
スをかけてICの過熱保護を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の第1例の過熱保
護回路は以上のように構成されているので、過密実装等
で放熱が悪い状態で、温度ヒステリシス内の温度で使用
すると、ノイズ等の外乱で誤動作した場合、容易に遮断
状態から解除状態へ復帰しないという問題点があった。
【0011】また、従来の第2例の過熱保護回路は以上
のような構成となっているので、放熱の良いパッケージ
を使用している場合などには、動作遮断後に容易に冷却
されるため、遮断状態から解除状態への復帰動作が早
く、熱発振をおこしてしまうという問題があった。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、過密実装状態で放熱が悪くなっ
た場合でも、外乱により誤動作した場合に、遮断状態か
ら解除状態へ復帰しないということなく、安定した過熱
保護回路動作を得ることのできる過熱保護回路を提供す
ることを目的としている。
【0013】またこの発明は、放熱の良いパッケージを
使用していても、遮断状態から解除状態への復帰動作が
早く、熱発振をおこしてしまうということなく、安定し
た過熱保護回路動作を得ることのできる過熱保護回路を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路における過熱保護回路は、遮断回路部に、温度モ
ニタ回路の信号が一定時間以上同一レベルであることを
判定し、このように判定したのちに遮断の動作を行うよ
うにするタイマ回路を内蔵したものである。
【0015】この発明に係る半導体集積回路における過
熱保護回路は、温度ヒステリシス回路の出力を受けてか
ら一定時間後に信号を出力する時間幅設定回路と、該時
間幅設定回路から信号が出力された時点で温度ヒステリ
シス回路の出力をラッチするラッチ回路とを備えたもの
である。
【0016】
【作用】この発明の過熱保護回路においては、タイマ機
能を備えているので、遮断回路への入力信号がある一定
期間以上同一状態を維持して初めて遮断状態となるよう
制御が行われる。
【0017】また、この発明の過熱保護回路において
は、時間幅設定回路と、ラッチ回路とを備えているの
で、温度ではなく時間により、遮断信号にヒステリシス
をかけるように制御が行われる。
【0018】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の第1の実施例を図について
説明する。図1は本発明の実施例1による過熱保護回路
を示し、図1(a) はその回路ブロック図を、図1(b) は
その詳細な回路構成図を示す。図1(a) において、1は
温度モニタ回路、2は温度モニタ回路1の出力信号に応
じてICチップ内の他の主要回路の動作を停止させる遮
断回路、21は遮断回路2内の入力部、22は遮断回路
2内の遮断信号を出力する出力部、23は該入力部21
と出力部22との間に設けられ、上記温度モニタ回路1
の信号が一定時間以上同一レベルであることを判定し、
このように判定したのちに該遮断回路2の遮断の動作を
行うようにするタイマ回路である。この図1(a) の回路
の詳細を示す図1(b) において、Q1〜Q17はトラン
ジスタ、R1〜R6,Ra,Rbは抵抗、Caはコンデ
ンサ、I1〜I3は電流源、Comp1は比較器である。
【0019】本実施例1では、温度モニタ回路1はいわ
ゆるバンドギャップ型の定電圧回路の温度比例電圧を用
いるようにしている。そして、該温度モニタ回路1の点
(T)から出力される温度比例電圧は、差動入力回路から
なる遮断回路2の入力部21に入り、ここで基準電圧
(A) と比較される。入力部21で比較された結果は、出
力部22のトランジスタQ15,Q16,Q17を経て
出力されるが、本実施例1では、トランジスタQ15と
Q16との間にタイマ回路23を入れている。
【0020】次に動作について説明する。図1の本実施
例1の過熱保護回路においても、従来例と同様、温度ヒ
ステリシスを設けている。タイマ回路23は、遮断回路
2の入力部21にはいった信号が、タイマ部23で設定
する時間t以上同一状態を保って初めて出力部22が動
作するよう、該出力部22を制御する機能を持つ。
【0021】このように、図1の回路にノイズ等の外乱
がはいった場合、遮断回路2の入力部21が反転信号を
出してもタイマ回路23が設定する時間幅t以上反転信
号が持続しなければ、出力部22は遮断信号を出力しな
いことになる。即ち、図3の遮断回路2の出力は、この
とき解除状態にあるということを意味する。
【0022】このとき、図2の過熱保護回路の動作曲線
上の各動作点での動作を考えると、次のようになる。図
中、A点で使用する場合は前述の通り実用上問題はない
が、B点の温度、つまり動作点がC点にある状態で使用
する時は、本実施例1の回路の場合、ノイズがタイマ回
路23で設定する時間幅以上の時間幅を持つものになら
ないと、遮断回路21は遮断信号を出力しない。通常、
ノイズの時間幅は非常に短く、タイマ回路23の設定す
る時間幅はノイズの時間幅よりも十分に大きく設定でき
る。そのため、C点でも誤動作のない安定した動作を続
けることができる。
【0023】次に、この動作を図1(b) の詳細回路構成
図、及び図3(a) ,(b) のタイミングチャートを用いて
説明する。まず、ICの温度が上がってくると、温度モ
ニタ回路の出力である(T) 点の電圧は図3(a) に示すよ
うに下がってくる。そして、このT点の電圧が比較する
電圧(A) を下まわると、トランジスタQ15がオフ状態
となり、定電流I2はコンデンサCaへ流れ込む。する
と、(B) 点の電位は図3(a) のように、徐々に上昇して
いき、電圧VR を上まわるようになる。(B) 点はコンパ
レータComp1の非反転入力側なので、コンパレータの出
力(C) は“L”から“H”へ切りかわる。その結果、出
力(D) も遮断状態に入る。図3(a) からわかるように、
この実施例1ではタイマ回路23を入れているので、I
Cの温度が有る基準値を越えてもすぐに出力が切りかわ
るのではなく、Δtだけの時間遅れを持って切りかわ
る。Δtは以下のように表される。
【0024】
【数1】
【0025】次に、図3(b) に示すように、ノイズ状の
信号が入った時を考えてみる。(T)点の電圧に図3(b)
のようなノイズNがのった場合、遮断回路2の入力部2
1は、ICの温度が基準値を越えたと判断し、トランジ
スタQ15をオフさせる。そして、前述のようにコンデ
ンサCaが充電しはじめるが、ノイズの時間幅が上述の
(1) 式で示すΔtに満たない場合は、図3(b) に示すと
おり(C) 点は反転せず、従って、(D) 点も遮断状態には
ならないことになる。
【0026】このような本実施例1では、遮断回路2の
入力部21と出力部22との間にタイマ回路23を挿入
して、遮断回路2の入力部21が反転信号を出してもタ
イマ回路23が設定する時間幅t以上反転信号が持続し
なければ、出力部22は遮断信号を出力しないようにし
たので、過密実装状態で放熱が悪くなった場合でも、安
定した過熱保護回路動作を得ることができる効果があ
る。
【0027】実施例2.上記実施例1のタイマ回路とし
ては、ロジックのカウンタ回路を用いても同様の効果を
得ることができる。即ち、最近のIC回路は内部クロッ
クを使っているものが多いので、この内部クロックを用
い、これをカウンタ回路でカウントすることにより、同
様の時間幅設定をすることができる。この場合、カウン
タ回路を使用することによって、充放電用の外付けコン
デンサや、抵抗が不要になる他、ロジック回路を組むだ
けなので、非常に簡単な回路,パターンで回路構成を実
現することができるものである。
【0028】図4にこのようにした本発明の第2の実施
例を示す。図4(a) はその回路ブロック図を、図4(b)
はその詳細な回路構成図を示す。本実施例2は図4(a)
,(b) に示されるように、タイマ回路23aとして、
3つのDFF(Dタイプフリップフロップ)を用いたも
のであり、そのタイミングチャートは図5に示すように
なる。該図5からわかるように、Δtをクロックの周期
から作るようにしている。この例では、DFFを3個使
用しているが、クロック周期とΔtをどれくらいにする
かにより3個より多くてもすくなくてもよいものであ
る。
【0029】このような本実施例2では、タイマ回路と
してロジックのカウンタ回路を用いたことにより、充放
電用の外付けコンデンサや、抵抗が不要になるばかりで
なく、非常に簡単な回路,パターンで回路構成を実現す
ることができる効果がある。
【0030】実施例3.図6に本発明の第3の実施例に
よる過熱保護回路を示す。本実施例3では、タイマ回路
23bは外部コンデンサ31の充電時間を利用したもの
で、このコンデンサ31を外付けにすることにより、時
間幅Δtを可変にしているものである。
【0031】このような本実施例3では、タイマ回路2
3bを外付けのコンデンサ31の充電時間を利用したも
のとしたので、タイマ回路が設定する上記時間幅Δtを
可変とすることができる効果がある。
【0032】実施例4.図7に本発明の第4の実施例に
よる過熱保護回路を示し、図7(a) はそのブロック構成
図、図7(b) はその詳細な回路構成図である。本実施例
4では、タイマ回路23cにおいて、実施例3における
定電流I2 の代わりに外付け抵抗32を接続可能にし、
その外付け抵抗値でΔtを可変にしたものである。ここ
で、Δtは以下の式で表される。
【0033】
【数2】
【0034】このように本実施例4では、タイマ回路2
3cはコンデンサCaの放電時間を利用したものとし、
かつ、抵抗32を外付けすることでコンデンサCaの放
電時間を可変としたので、上記時間幅Δtを上記外付け
抵抗32の抵抗値により可変とすることができる効果が
ある。
【0035】実施例5.図8に本発明の第5の実施例に
よる過熱保護回路を示す。本実施例5のタイマ回路23
dは、上記実施例3,4に示した外付け素子31,32
(本実施例5では、実施例4の抵抗32をトランジスタ
により実現している)を内蔵するものとしたものであ
る。
【0036】このような本実施例5では、上記実施例
3,4における外付け素子31,32を内蔵することに
より、時間幅Δtは一定であるが、外付け素子を削減し
たので、素子を外付する手間を省くことができる。
【0037】実施例6.以下、この発明の第6の実施例
を図について説明する。図10は本発明の第6の実施例
による過熱保護回路を示し、図10(a) はその回路ブロ
ック図を、図10(b) はその詳細な回路構成図を、図1
1(a) ,(b) ,(c) はそのタイミングチャートを示す。
図10(a) において、51は温度に応じて設定できる定
電圧を発生する定電圧回路、52はICチップの温度を
検出する温度検出回路である。56はICチップ内の他
の主要回路の動作を止める遮断回路部であり、該遮断回
路部56において、53は上記定電圧回路51の出力
と、上記温度検出回路52との出力とを、温度ヒステリ
シスを持って比較する温度ヒステリシス回路、54は温
度ヒステリシス回路53の出力53を受け、その出力が
入力した時間から一定時間後に信号を出力する時間幅設
定回路、55は該時間幅設定回路54から信号が出力さ
れた時点で上記温度ヒステリシス回路53の出力波形C
をラッチするラッチ回路である。
【0038】また、図11(b) において、図1(b) と同
一符号は同一部分を示し、本実施例6の温度モニタ回路
1は、定電圧回路51と、温度検出回路52とからな
り、上記実施例1の温度モニタ回路1と同じ構成となっ
ている。また、遮断回路部56は、上記実施例1の遮断
回路の入力部21と、遮断回路の出力部22とをあわせ
たものと同等の構成となっており、温度ヒステリシス回
路53に接続される上記時間幅設定回路54は、2つの
NAND,NAND1,2と、抵抗対R7,R8と、コ
ンデンサC2とからなっている。また、上記ラッチ回路
55は、2つのトランジスタQ17,Q18と、反転バ
ッファINVとからなっている。
【0039】次に本実施例6の動作を、図11のタイミ
ングチャートを参照して説明する。図10(a) ,(b) の
本実施例6の過熱保護回路においては、従来例と同様、
温度ヒステリシス回路53を備えているとともに、さら
に、該温度ヒステリシス回路53の温度検出波形Aをラ
ッチして一定時間T経過後に遮断解除信号を出すよう
に、時間幅設定回路54と、ラッチ回路55とを備えて
いる。即ち、時間幅設定回路54と、ラッチ回路55が
ない場合は、遮断回路部56の最終遮断出力Dは上記出
力Aに対応してTA 時間のみ“L" (遮断状態)となる
が、時間幅設定回路54は、温度ヒステリシス回路53
の出力波形Cの立下がりでトリガされ、その後上記T時
間,遮断状態を保持する(出力信号B)。そして、ラッ
チ回路55で上記信号Cと上記信号Bの2つの信号が合
成され、最終的に図11に示すような遮断出力Dが得ら
れる。ここで、時間TA はICの放熱状態によって決ま
るが、上記時間Tは時間幅設定回路54に内蔵するコン
デンサC2 によって決まる一定値である。そのため、時
間TA が小さくなっても時間Tをある一定の値とすれ
ば、常に一定以上の遮断時間を維持できることとなる。
【0040】このような本実施例6の過熱保護回路で
は、時間幅設定回路54と、ラッチ回路55とを備え、
これにより温度ヒステリシス回路53の出力波形が遮断
解除状態となったのちも、時間幅設定回路54による時
間Tの間,遮断状態が維持されたのち、遮断解除状態と
なるようにし、いわば温度ではなく時間幅にてヒステリ
シスをかけるようにしたので、放熱の良いパッケージを
使用していても、すぐに遮断状態が解除されるというこ
とがなくなり、安定した過熱保護回路動作を得ることが
できる効果がある。
【0041】実施例7.図12は本発明の第7の実施例
を示し、図12(a) は本実施例7による過熱保護回路の
詳細な回路構成図、図12(b) は本実施例の動作タイミ
ングチャート図である。本実施例7の回路構成は、温度
ヒステリシス回路53Aの出力側に、コンパレータ50
を含む時間幅設定回路54Aを接続したものであり、こ
の時間幅設定回路54Aでは、温度ヒステリシス回路5
3Aの出力波形Cに比例した電圧を、トランジスタQ1
6,トランジスタQ17を介してコンパレータ50に正
入力端に入力するようにしている。このとき、この正入
力端にはコンデンサCaが接続されており、上記電圧に
より該コンデンサCaは充電されることとなる。一方、
抵抗対R7,R8は、比較電圧VR を作成してこれをコ
ンパレータ50の非反転入力に入力するようにしてお
り、このコンパレータ50の出力が遮断出力Dとなるも
のである。なお、図中I4は定電流源である。また、本
実施例7の遮断回路部56では、上記実施例6における
ラッチ回路55は設けられていない。
【0042】次に、図12(b) のタイミングチャートと
ともに、動作について説明する。図12(a) におけるC
点が温度ヒステリシス回路53Aの出力となるが、この
信号Cを時間幅設定回路54Aがそのコンパレータ50
に受けて、遮断状態から解除状態になったとき(C点の
立下がり)に、コンデンサCaの充電時間を利用してT
時間の遅れをもたせている。従って、時間幅設定回路5
4Aの出力Dとしては、上記温度ヒステリシス回路53
Aの出力であるC点の電圧により決まる時間TA と、上
記コンデンサCaの充電時間により決まる時間Tとの和
が、遮断状態を保持する時間となる。
【0043】このような本実施例7では、上記実施例6
と同様、温度ヒステリシス動作を用いずに、温度ヒステ
リシス回路の温度検出出力Cから、温度ではなく時間幅
にてヒステリシスをかけるようにしたので、温度ヒステ
リシス回路53Aの出力が遮断解除状態となったのち
も、時間幅設定回路54Aによる時間Tの間,遮断状態
が維持されたのち、遮断解除状態となることとなり、放
熱の良いパッケージを使用している場合においても、安
定した過熱保護回路動作を得ることができる効果があ
る。
【0044】実施例8.本実施例8は、実施例6の時間
幅設定回路54として、図13(a) ,(b) に示すよう
に、外付けコンデンサ57(C2)を設け、該外付けの
コンデンサC2の容量値を変化させることにより容易に
ヒステリシスの時間幅Tを変化させることのできる時間
幅設定回路54Bとしたものである。その他、温度ヒス
テリシス回路53,及びラッチ回路55は、上記実施例
6と全く同様である。
【0045】本実施例8では、時間幅設定回路54Bを
用いて、温度ではなく時間幅にてヒステリシスをかける
ようにしたので、上記実施例6,7と同様、安定した過
熱保護回路動作を得ることができる効果がある。また、
外付けのコンデンサC2の容量値を変化させることによ
り、容易にヒステリシスの時間幅Tを変化させることが
できる効果がある。
【0046】実施例9.本発明の第9の実施例は、実施
例6における時間幅設定回路54として、図14(a) ,
(b) に示すようにロジックのカウンタ回路、ここでは、
3つのDFF,即ちFF1,FF2,FF3を用いて構
成したロジックのカウンタ回路54Cを用いたものであ
る。
【0047】本実施例9のタイミングチャートを図15
に示し、次に動作を説明する。上記ロジックのカウンタ
回路54Cを構成する3つのDFF(FF1,FF2,
FF3)は、温度ヒステリシス回路53のC点の電圧が
“L”→“H”になった時リセットがかかり、そのQ出
力は“L”になる。そして、C点の電圧が“L”に反転
した時動きだすので、各DFFのQ出力は、図15に示
すような波形となる。
【0048】本実施例9においても、時間幅設定回路5
4としてロジックのカウンタ回路54Cを用いて、温度
ではなく時間幅にてヒステリシスをかけるようにしたの
で、上記実施例6,7,8と同様、安定した過熱保護回
路動作を得ることができる効果がある。
【0049】なお本実施例9では、DFFを3個並べて
いるが、これはクロックCLKの周期と時間Tをどの程
度にするかでDFFの個数が決まるもので、3個より多
くても少なくてもよいものである。
【0050】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる半導体
集積回路における過熱保護回路によれば、遮断回路部
に、温度モニタ回路の信号が一定時間以上同一レベルで
あることを判定し、このように判定したのちに遮断の動
作を行なわせるタイマ回路を内蔵したので、過密実装状
態で放熱が悪くなった場合でも、ノイズ等による誤動作
がなく安定した過熱保護回路動作を得られる効果があ
る。
【0051】また、この発明にかかる過熱保護回路によ
れば、遮断回路部に、温度ヒステリシス回路の出力を受
けてから一定時間後に信号を出力する時間幅設定回路
を、さらには該時間幅設定回路から信号が出力された時
点で温度ヒステリシス回路の出力をラッチするラッチ回
路とを設け、いわば温度ではなく時間幅にてヒステリシ
スをかけるようにしたので、放熱の良いパッケージを使
用している時にも熱発振することなく、安定した過熱保
護回路動作を得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による過熱保護回路を
示す図(図(a) は回路ブロック図,図(b) は詳細回路構
成図)である。
【図2】実施例1の過熱保護回路の動作を表す動作曲線
を示す図(図(a) ),及び外乱によるノイズが加わった
ときの動作を説明する図(図(b) )である。
【図3】実施例1の過熱保護回路の動作タイミングチャ
ート図(図(a) は通常動作時,図(b) は外乱ノイズが加
わったときのもの)である。
【図4】この発明の第2の実施例による過熱保護回路を
示す図(図(a) は回路ブロック図,図(b) は詳細回路構
成図)である。
【図5】実施例2の過熱保護回路の動作タイミングチャ
ート図である。
【図6】この発明の第3の実施例による過熱保護回路を
示す図(図(a) は回路ブロック図,図(b) は詳細回路構
成図)である。
【図7】この発明の第4の実施例による過熱保護回路を
示す図(図(a) は回路ブロック図,図(b) は詳細回路構
成図)である。
【図8】この発明の第5の実施例による過熱保護回路を
示す図である。
【図9】従来の第1例による過熱保護回路を示す図であ
る。
【図10】この発明の第6の実施例による過熱保護回路
を示す構成図(図(a) ,図(b) )である。
【図11】実施例6の過熱保護回路の動作説明図であ
る。
【図12】この発明の第7の実施例による過熱保護回路
を示す回路構成図(図(a) )、及びその動作タイミング
チャート図(図(b) )である。
【図13】この発明の第8の実施例による過熱保護回路
を示す構成図(図(a) ,図(b) )である。
【図14】この発明の第9の実施例による過熱保護回路
を示す構成図(図(a) ,図(b) )である。
【図15】上記実施例9の過熱保護回路の動作タイミン
グチャート図である。
【図16】従来の第2例による過熱保護回路を示す図で
ある。
【図17】図16の過熱保護回路の動作を示す動作曲線
である。
【符号の説明】
1 温度モニタ回路 2 遮断回路 21 遮断回路の入力部 22 遮断回路の出力部 23,23a,23b,23c タイマ回路 24 カウンタ回路 31 外付けコンデンサ 32 外付け抵抗 51 定電圧回路 52 温度検出回路 53,53A 温度ヒステリシス回路 54,54A,54B,54C 時間幅設定回路 55 ラッチ回路 56 遮断回路部 57 外付けコンデンサ FF1,FF2,FF3 D−フリップフロップ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICチップの温度をモニタする温度モニ
    タ回路と、 上記温度モニタ回路の出力信号に応じて上記ICチップ
    内の主要回路の動作を停止させる遮断回路とを備えた半
    導体集積回路における過熱保護回路において、 上記遮断回路は、上記温度モニタ回路の信号が一定時間
    以上同一レベルであることを判定し、このように判定し
    たのちに上記遮断の動作を行うものとするタイマ回路を
    内蔵するものであることを特徴とする半導体集積回路に
    おける過熱保護回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の過熱保護回路において、 上記タイマ回路に、Dタイプフリップフロップを用いた
    ことを特徴とする半導体集積回路における過熱保護回
    路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の過熱保護回路において、 上記タイマ回路を、外付けのコンデンサを有するものと
    し、上記一定時間を該外付けのコンデンサの容量値によ
    り可変としたことを特徴とする半導体集積回路における
    過熱保護回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の過熱保護回路において、 上記タイマ回路に、外付けの抵抗を有するものとし、上
    記一定時間を該外付けの抵抗の抵抗値により可変とした
    ことを特徴とする半導体集積回路における過熱保護回
    路。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の過熱保護回路において、 請求項3記載の外付けのコンデンサ、及び請求項4記載
    の外付けの抵抗を、内蔵したことを特徴とする半導体集
    積回路における過熱保護回路。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の過
    熱保護回路において、 上記温度モニタ回路は、温度に応じて設定できる定電圧
    を発生する定電圧回路と、上記ICチップの温度を検出
    する温度検出回路とからなるものであることを特徴とす
    る半導体集積回路における過熱保護回路。
  7. 【請求項7】 温度に応じて設定できる定電圧を発生す
    る定電圧回路と、上記ICチップの温度を検出する温度
    検出回路とからなり、ICチップの温度をモニタする温
    度モニタ回路と、 該温度モニタ回路の上記温度検出回路の出力を受け、こ
    れを上記定電圧回路の出力と温度ヒステリシスをもって
    比較し、その比較出力に応じて上記ICのチップ内の主
    要回路の動作を、上記温度検出時より温度ヒステリシス
    をつけて遮断するようにする温度ヒステリシス回路とを
    有する遮断回路を備えた半導体集積回路における過熱保
    護回路において、 上記遮断回路は、 上記温度ヒステリシス回路の出力を受け、その出力が入
    力した時間から一定時間後に信号を出力する時間幅設定
    回路と、 該時間幅設定回路から信号が出力された時点で上記温度
    ヒステリシス回路の出力をラッチし、その出力を遮断出
    力とするラッチ回路とを有するものであることを特徴と
    する半導体集積回路における過熱保護回路。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の過熱保護回路において、 上記時間幅設定回路は、上記温度ヒステリシス回路の出
    力波形をその信号入力端にコンデンサを持つコンパレー
    タに入力するものであり、 上記ラッチ回路を有さないことを特徴とする半導体集積
    回路における過熱保護回路。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の過熱保護回路において、 上記時間幅設定回路は、その設定する時間幅を決める外
    付けコンデンサを有するものであることを特徴とする半
    導体集積回路における過熱保護回路。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の過熱保護回路におい
    て、 上記時間幅設定回路は、論理回路によるタイマ回路から
    なることを特徴とする半導体集積回路における過熱保護
    回路。
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