JPH0779793A - B70分子に対するモノクローナル抗体 - Google Patents
B70分子に対するモノクローナル抗体Info
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- JPH0779793A JPH0779793A JP5228540A JP22854093A JPH0779793A JP H0779793 A JPH0779793 A JP H0779793A JP 5228540 A JP5228540 A JP 5228540A JP 22854093 A JP22854093 A JP 22854093A JP H0779793 A JPH0779793 A JP H0779793A
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- C07K—PEPTIDES
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- C07K16/18—Immunoglobulins [IG], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
- C07K16/28—Immunoglobulins [IG], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against receptors, cell surface antigens or cell surface determinants
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 活性化B細胞に特異的に発現する分子に対す
るモノクローナル抗体を得る。 【構成】 活性化B細胞に特異的に発現する分子であっ
て、分子量約70kdのタンパク質であり、CD28ま
たはCTLA−4と結合性を有する分子であって、B7
/BB1以外の分子である、B70分子に対するモノク
ローナル抗体であり、CD28依存性のT細胞の細胞障
害に対して阻害活性を有するモノクローナル抗体または
その活性フラグメント、およびそれを産生するハイブリ
ドーマ。 【効果】 移植における拒絶反応、自己免疫疾患、アレ
ルギー、癌等の免疫療法や診断に有用である。
るモノクローナル抗体を得る。 【構成】 活性化B細胞に特異的に発現する分子であっ
て、分子量約70kdのタンパク質であり、CD28ま
たはCTLA−4と結合性を有する分子であって、B7
/BB1以外の分子である、B70分子に対するモノク
ローナル抗体であり、CD28依存性のT細胞の細胞障
害に対して阻害活性を有するモノクローナル抗体または
その活性フラグメント、およびそれを産生するハイブリ
ドーマ。 【効果】 移植における拒絶反応、自己免疫疾患、アレ
ルギー、癌等の免疫療法や診断に有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モノクローナル抗体お
よびその活性フラグメントに関し、さらに詳しくは、活
性化B細胞膜表面に発現する分子であるB70と特異的
に反応するモノクローナル抗体、その活性フラグメン
ト、該モノクローナル抗体の製造方法、および該モノク
ローナル抗体を産生するハイブリドーマに関する。本発
明のモノクローナル抗体は、移植における拒絶反応、自
己免疫疾患、アレルギー、癌等の免疫療法や診断に有用
である。なお、モノクローナル抗体の「活性フラグメン
ト」とは、抗体の、抗原抗体反応活性を有するフラグメ
ントを意味し、具体的にはF(ab')2、Fab'、Fab、Fv
および組み換えFv体などを含む。
よびその活性フラグメントに関し、さらに詳しくは、活
性化B細胞膜表面に発現する分子であるB70と特異的
に反応するモノクローナル抗体、その活性フラグメン
ト、該モノクローナル抗体の製造方法、および該モノク
ローナル抗体を産生するハイブリドーマに関する。本発
明のモノクローナル抗体は、移植における拒絶反応、自
己免疫疾患、アレルギー、癌等の免疫療法や診断に有用
である。なお、モノクローナル抗体の「活性フラグメン
ト」とは、抗体の、抗原抗体反応活性を有するフラグメ
ントを意味し、具体的にはF(ab')2、Fab'、Fab、Fv
および組み換えFv体などを含む。
【0002】免疫の応答機構は、多種類の細胞および調
節因子が複雑に相互作用することにより、機能してい
る。これはT細胞とB細胞との相互作用においても同様
である。T細胞とB細胞との主要な免疫応答は、B細胞
の細胞表面に発現される抗原/クラスIIMHC複合体
と、T細胞の細胞表面の、T細胞レセプター(TCR)
/CD3複合体との結合を介した認識により行われてい
る。しかしながら、TCRと抗原/MHC複合体との親
和力は強くなく、T−B細胞間の接着には種々の分子が
補助分子として使われており、そのような分子として、
それぞれ、TおよびB細胞表面に発現される、LFA−
1とICAM−1、ICAM−2、ICAM−3;CD
2とLFA−3;CD48、CD4またはCD8とMH
CクラスI、II等が知られている。これらの分子は、
いずれもT−B細胞の相互作用のみならず、白血球と標
的細胞、組織あるいは血管内皮細胞との接着等において
も広く機能している。これら接着分子の機能を解明する
ことは、免疫学の研究のみならず臨床面で極めて重要と
考えられる。
節因子が複雑に相互作用することにより、機能してい
る。これはT細胞とB細胞との相互作用においても同様
である。T細胞とB細胞との主要な免疫応答は、B細胞
の細胞表面に発現される抗原/クラスIIMHC複合体
と、T細胞の細胞表面の、T細胞レセプター(TCR)
/CD3複合体との結合を介した認識により行われてい
る。しかしながら、TCRと抗原/MHC複合体との親
和力は強くなく、T−B細胞間の接着には種々の分子が
補助分子として使われており、そのような分子として、
それぞれ、TおよびB細胞表面に発現される、LFA−
1とICAM−1、ICAM−2、ICAM−3;CD
2とLFA−3;CD48、CD4またはCD8とMH
CクラスI、II等が知られている。これらの分子は、
いずれもT−B細胞の相互作用のみならず、白血球と標
的細胞、組織あるいは血管内皮細胞との接着等において
も広く機能している。これら接着分子の機能を解明する
ことは、免疫学の研究のみならず臨床面で極めて重要と
考えられる。
【0003】
【発明が解決すべき課題】最近、上記の分子のほかに、
従来はT細胞またはB細胞に特異的な分化抗原であると
考えられていた分子が、実は、T−B相互作用に重要な
役割を果していることが明らかにされてきた。そのよう
な分子にCD28−B7/BB1の系がある。CD28
は、末梢T細胞に発現される90kdのホモダイマーで
あり、B7/BB1は免疫グロブリンスーパーファミリ
ーに属する膜分子であって、抗原提示細胞である活性化
B細胞やマクロファージ、樹状細胞により発現される。
これら接着分子の関与するT−B細胞間の作用機構の概
略を以下に示す。
従来はT細胞またはB細胞に特異的な分化抗原であると
考えられていた分子が、実は、T−B相互作用に重要な
役割を果していることが明らかにされてきた。そのよう
な分子にCD28−B7/BB1の系がある。CD28
は、末梢T細胞に発現される90kdのホモダイマーで
あり、B7/BB1は免疫グロブリンスーパーファミリ
ーに属する膜分子であって、抗原提示細胞である活性化
B細胞やマクロファージ、樹状細胞により発現される。
これら接着分子の関与するT−B細胞間の作用機構の概
略を以下に示す。
【0004】(1)B細胞を含む抗原提示細胞上のMH
Cにより提示された抗原ペプチドをT細胞が、TCRを
介して認識すると、細胞内に第1のシグナルが入る。こ
れにより、T細胞が活性化され、CD28の発現が増加
する。 (2)一方、IL−4や抗原レセプターの架橋によって
B細胞が活性化されるとB7/BB1が発現するが、そ
の発現は、MHCクラスIIを通してのシグナルにより
増強される。生体内では、B細胞がその細胞表面の抗原
レセプターにより抗原を認識すると、シグナルを細胞内
に伝達し、B7/BB1の発現が誘導される。 (3)さらにB細胞の細胞表面のMHC上に抗原を提示
する。これをT細胞がTCRを介して認識すると、B細
胞内にMHCからシグナルが伝わり、B7の発現が増強
されると考えられる。 (4)T細胞上のCD28とB細胞上のB7/BB1が
結合すると、第2の活性化シグナルがT細胞に伝達さ
れ、サイトカインのmRNAの安定化を介してIL−
2、GM−CSF、IFN−γ、TNF−αなどの産生
増加、さらには、細胞内では蛋白チロシンリン酸化が誘
導される。 (5)また、活性化T細胞上には、CD28と構造上相
同性の高いCTLA−4の発現も誘導される。CTLA
−4は、CD28の数パーセントしか発現しないが、B
7/BB1とより強い親和力をもつ膜分子であり、CD
28とともにT細胞活性化シグナルを伝達すると考えら
れている。また、CD28を介したT細胞活性化は、C
D3/TCRを介した刺激とは異なり、免疫抑制剤に抵
抗性を示す。従って、TCRからのシグナルのみで、C
D28を介したシグナルが伝達されない場合には、T細
胞はクローン麻痺(clonal anergy)に陥ると考えられて
いる。
Cにより提示された抗原ペプチドをT細胞が、TCRを
介して認識すると、細胞内に第1のシグナルが入る。こ
れにより、T細胞が活性化され、CD28の発現が増加
する。 (2)一方、IL−4や抗原レセプターの架橋によって
B細胞が活性化されるとB7/BB1が発現するが、そ
の発現は、MHCクラスIIを通してのシグナルにより
増強される。生体内では、B細胞がその細胞表面の抗原
レセプターにより抗原を認識すると、シグナルを細胞内
に伝達し、B7/BB1の発現が誘導される。 (3)さらにB細胞の細胞表面のMHC上に抗原を提示
する。これをT細胞がTCRを介して認識すると、B細
胞内にMHCからシグナルが伝わり、B7の発現が増強
されると考えられる。 (4)T細胞上のCD28とB細胞上のB7/BB1が
結合すると、第2の活性化シグナルがT細胞に伝達さ
れ、サイトカインのmRNAの安定化を介してIL−
2、GM−CSF、IFN−γ、TNF−αなどの産生
増加、さらには、細胞内では蛋白チロシンリン酸化が誘
導される。 (5)また、活性化T細胞上には、CD28と構造上相
同性の高いCTLA−4の発現も誘導される。CTLA
−4は、CD28の数パーセントしか発現しないが、B
7/BB1とより強い親和力をもつ膜分子であり、CD
28とともにT細胞活性化シグナルを伝達すると考えら
れている。また、CD28を介したT細胞活性化は、C
D3/TCRを介した刺激とは異なり、免疫抑制剤に抵
抗性を示す。従って、TCRからのシグナルのみで、C
D28を介したシグナルが伝達されない場合には、T細
胞はクローン麻痺(clonal anergy)に陥ると考えられて
いる。
【0005】上記のことをT細胞のCD28/B7相互
作用を介する細胞障害活性の発現について、さらに詳し
く述べる。CD28陽性ヒト細胞株YT2C2は、ヒト
B細胞株であるJYをin vitroの細胞障害反応で殺すこ
とがわかっている。この反応は、抗CD28抗体や抗B
7抗体により阻害される。このことは、T細胞の細胞障
害活性の発現にCD28/B7の相互作用が重要な役割
を果していることを示している。ところが、抗CD28
抗体は、この細胞障害反応を完全に阻害するが、抗B7
抗体は部分的な阻害を示すにすぎない。このことは、活
性化B細胞表面にはB7/BB1以外の、T細胞表面の
CD28およびCTLA−4に結合性を持つ分子があ
り、それもまたT−B細胞間相互作用において重要な役
割を果たしていることを示唆している。従って、T−B
細胞相互の作用をさらに研究し、実際の治療に役立たせ
るためには、活性化B細胞の膜上で発現され、T細胞に
対してB7/BB1と副次的刺激(co−stimulatory si
gnal)を与える分子の機能を明らかにすることが必要で
ある。
作用を介する細胞障害活性の発現について、さらに詳し
く述べる。CD28陽性ヒト細胞株YT2C2は、ヒト
B細胞株であるJYをin vitroの細胞障害反応で殺すこ
とがわかっている。この反応は、抗CD28抗体や抗B
7抗体により阻害される。このことは、T細胞の細胞障
害活性の発現にCD28/B7の相互作用が重要な役割
を果していることを示している。ところが、抗CD28
抗体は、この細胞障害反応を完全に阻害するが、抗B7
抗体は部分的な阻害を示すにすぎない。このことは、活
性化B細胞表面にはB7/BB1以外の、T細胞表面の
CD28およびCTLA−4に結合性を持つ分子があ
り、それもまたT−B細胞間相互作用において重要な役
割を果たしていることを示唆している。従って、T−B
細胞相互の作用をさらに研究し、実際の治療に役立たせ
るためには、活性化B細胞の膜上で発現され、T細胞に
対してB7/BB1と副次的刺激(co−stimulatory si
gnal)を与える分子の機能を明らかにすることが必要で
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのためには、該物質に
対するモノクローナル抗体を得ることが重要である。本
発明者らは、活性化B細胞表面に発現されるB7/BB
1以外の、T細胞表面のCD28/CTLA−4と結合
性物質に対するモノクローナル抗体を得ることに成功
し、本発明を完成するに至った。この新しい分子は、B
70と命名された。即ち、本発明は、CD28、CTL
A−4と結合する、活性化B細胞膜上の分子であって、
B7/BB1以外の分子、即ちB70に対するモノクロ
ーナル抗体およびその活性フラグメントに関する。さら
に本発明は、該モノクローナル抗体を産生するハイブリ
ドーマおよび該ハイブリドーマを用いるモノクローナル
抗体の製造方法に関する。
対するモノクローナル抗体を得ることが重要である。本
発明者らは、活性化B細胞表面に発現されるB7/BB
1以外の、T細胞表面のCD28/CTLA−4と結合
性物質に対するモノクローナル抗体を得ることに成功
し、本発明を完成するに至った。この新しい分子は、B
70と命名された。即ち、本発明は、CD28、CTL
A−4と結合する、活性化B細胞膜上の分子であって、
B7/BB1以外の分子、即ちB70に対するモノクロ
ーナル抗体およびその活性フラグメントに関する。さら
に本発明は、該モノクローナル抗体を産生するハイブリ
ドーマおよび該ハイブリドーマを用いるモノクローナル
抗体の製造方法に関する。
【0007】本発明のモノクローナル抗体は、T−B細
胞間相互作用の解析において、互いの細胞表面に発現さ
れるCD28およびCTLA−4と、B7/BB1およ
びB70との役割を研究し、それらを実際に応用する上
で有用である。また、本発明の抗体を用いてT−B細胞
の結合を阻害し、T細胞を抗原特異的にトレランスの状
態にすることができる。従って、本発明の抗体はまた、
移植の際の免疫反応の治療に有用である。同様に、該抗
体を用いれば、B70を発現する細胞の検出を介して自
己免疫疾患の病状の診断を行うことができる。さらには
B細胞による自己抗体の産生を阻害することにより、自
己免疫疾患を治療することも可能である。
胞間相互作用の解析において、互いの細胞表面に発現さ
れるCD28およびCTLA−4と、B7/BB1およ
びB70との役割を研究し、それらを実際に応用する上
で有用である。また、本発明の抗体を用いてT−B細胞
の結合を阻害し、T細胞を抗原特異的にトレランスの状
態にすることができる。従って、本発明の抗体はまた、
移植の際の免疫反応の治療に有用である。同様に、該抗
体を用いれば、B70を発現する細胞の検出を介して自
己免疫疾患の病状の診断を行うことができる。さらには
B細胞による自己抗体の産生を阻害することにより、自
己免疫疾患を治療することも可能である。
【0008】本発明にかかわるモノクローナル抗体は、
当業者既知の方法を用い、以下のようにして作ることが
できる。すなわち、齧歯類動物に活性化B細胞株を免疫
感作し、その脾細胞をマウスミエローマ細胞と融合し、
生成したハイブリドーマを、B細胞株に対するT細胞細
胞障害活性への阻害作用の強さを基準としてスクリーニ
ングし、最終的に、CD28−B70系の反応を完全に
阻害する抗体を選別し、該抗体を産生するハイブリドー
マの培養上清あるいは膜水中から、抗体を精製する。さ
らに詳しくは、本発明方法は以下の工程からなる。 齧歯類動物をヒトB細胞株(JY)で免疫感作し、 免疫感作した齧歯類動物から脾臓を摘出して、脾細胞
の懸濁液を調製し、 該脾細胞懸濁液をマウスのミエローマ細胞と融合促進
剤の存在下で混合して、両細胞を融合し、 融合した細胞、未融合のミエローマ細胞を支持しない
媒質中で希釈して培養することにより、抗体産生細胞と
ミエローマ細胞が融合したハイブリドーマを選別し、 ハイブリドーマを含有する各培養ウェル中の上清液に
ついて、CD28陽性の細胞株YT2C2(NK細胞)
のJY(B細胞株)に対する細胞障害活性の完全な阻止を
指標として、抗B70抗体の存在を確認し、 所望の抗体を生成するハイブリドーマを選択した後、
限界希釈法により単一クローンにし、 単一クローンのハイブリドーマの培養上清液から抗体
を回収する。 本発明は任意の齧歯類宿主動物を用いて行い得るが、B
alb/cマウスが好ましく、またマウスのミエローマ細胞
としては、P3U1が好適である。さらに、工程にお
ける未融合のミエローマ細胞を支持しない媒質として
は、例えばHAT培地を用いることができる。本発明の
ハイブリドーマからのモノクローナル抗体の製造は既知
の方法を用いて行うことができる。
当業者既知の方法を用い、以下のようにして作ることが
できる。すなわち、齧歯類動物に活性化B細胞株を免疫
感作し、その脾細胞をマウスミエローマ細胞と融合し、
生成したハイブリドーマを、B細胞株に対するT細胞細
胞障害活性への阻害作用の強さを基準としてスクリーニ
ングし、最終的に、CD28−B70系の反応を完全に
阻害する抗体を選別し、該抗体を産生するハイブリドー
マの培養上清あるいは膜水中から、抗体を精製する。さ
らに詳しくは、本発明方法は以下の工程からなる。 齧歯類動物をヒトB細胞株(JY)で免疫感作し、 免疫感作した齧歯類動物から脾臓を摘出して、脾細胞
の懸濁液を調製し、 該脾細胞懸濁液をマウスのミエローマ細胞と融合促進
剤の存在下で混合して、両細胞を融合し、 融合した細胞、未融合のミエローマ細胞を支持しない
媒質中で希釈して培養することにより、抗体産生細胞と
ミエローマ細胞が融合したハイブリドーマを選別し、 ハイブリドーマを含有する各培養ウェル中の上清液に
ついて、CD28陽性の細胞株YT2C2(NK細胞)
のJY(B細胞株)に対する細胞障害活性の完全な阻止を
指標として、抗B70抗体の存在を確認し、 所望の抗体を生成するハイブリドーマを選択した後、
限界希釈法により単一クローンにし、 単一クローンのハイブリドーマの培養上清液から抗体
を回収する。 本発明は任意の齧歯類宿主動物を用いて行い得るが、B
alb/cマウスが好ましく、またマウスのミエローマ細胞
としては、P3U1が好適である。さらに、工程にお
ける未融合のミエローマ細胞を支持しない媒質として
は、例えばHAT培地を用いることができる。本発明の
ハイブリドーマからのモノクローナル抗体の製造は既知
の方法を用いて行うことができる。
【0009】本発明の抗体は以下の特徴を示す。 1)活性化B細胞および末梢血単核球に特異的に発現す
る分子量約70kdのタンパク質であるB70と免疫化
学的に結合するがB7/BB1とは反応しない。 2)反応相手のB70はT細胞等の表面に発現されるC
D28またはCTLA−4と結合し、T−B細胞の接着
に関与するタンパク質である。 3)B70と、CD28あるいはCTLA−4との結合
に対して阻害活性を有する。 4)CD28依存性のT細胞の細胞障害作用を阻害す
る。 5)リンパ球混合反応を阻害する。 本発明のモノクローナル抗体は、既述のごとく、免疫化
学的な研究のみならず、様々な状況での免疫治療や診断
に有用である。このような目的を達成するには、必ずし
も抗体分子全体を用いる必要がなく、活性を有する限
り、分子の一部を用いることができ、場合によってはそ
の方が好ましいこともあるということは、当業者ならば
容易に理解できることである。従って、本発明は、抗B
70モノクローナル抗体の活性フラグメントをも包含す
るものである。ここに、活性フラグメントという語句は
前記の定義に従う。
る分子量約70kdのタンパク質であるB70と免疫化
学的に結合するがB7/BB1とは反応しない。 2)反応相手のB70はT細胞等の表面に発現されるC
D28またはCTLA−4と結合し、T−B細胞の接着
に関与するタンパク質である。 3)B70と、CD28あるいはCTLA−4との結合
に対して阻害活性を有する。 4)CD28依存性のT細胞の細胞障害作用を阻害す
る。 5)リンパ球混合反応を阻害する。 本発明のモノクローナル抗体は、既述のごとく、免疫化
学的な研究のみならず、様々な状況での免疫治療や診断
に有用である。このような目的を達成するには、必ずし
も抗体分子全体を用いる必要がなく、活性を有する限
り、分子の一部を用いることができ、場合によってはそ
の方が好ましいこともあるということは、当業者ならば
容易に理解できることである。従って、本発明は、抗B
70モノクローナル抗体の活性フラグメントをも包含す
るものである。ここに、活性フラグメントという語句は
前記の定義に従う。
【0010】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明の詳細を述べる
が、これらの方法に限定されることはない。(1)免疫感作 ヒトのEBウイルス変異B細胞株であるJY(順天堂大
学医学部免疫学教室より入手可能)を1×107個/ml
に生理食塩水で調製し、0.5ml/匹の割合で、雌性B
ALB/cマウス(5週令)に腹腔内投与した。1週間
後、同様の操作を行い、毎週1回、合計4回免疫感作し
た。
が、これらの方法に限定されることはない。(1)免疫感作 ヒトのEBウイルス変異B細胞株であるJY(順天堂大
学医学部免疫学教室より入手可能)を1×107個/ml
に生理食塩水で調製し、0.5ml/匹の割合で、雌性B
ALB/cマウス(5週令)に腹腔内投与した。1週間
後、同様の操作を行い、毎週1回、合計4回免疫感作し
た。
【0011】(2)融合 最終免疫3日後にマウスから脾臓を取り出した。取り出
した脾臓を細断後、メッシュで濾過し、RPMI164
0培地(ニッスイ製)に浮遊させ、脾細胞を1×103
個得た。この脾細胞とマウス由来のα−アザグアニン耐
性株(ヒポキサンチングアニンホスホリボシルトランス
フェラーゼ欠損株)P3U1(2×107個)(ATCC
CRL 1597)とを約5:1の割合で混合し、遠心
した(1500rpm、5分)。得られた細胞のペレット
に、50%ポリエチレングリコール4000(メルク製)
/RPMI1640溶液2mlを、37℃の温水中で撹拌
しながら1分間を要して加えた。これにRPMI164
0液15mlを撹拌しながら6分間を要して加え、細胞融
合を行った。融合後、大量(約40ml)のRPMI164
0液を加え、遠心分離(1500rpm、5分)して上清を
除去した。次いで、ヒポキサンチン(100μM)、アミ
ノプテリン(0.4μM)、チミジン(10μM)を含む1
0% FCS−RPMI1640培地(HAT培地)に
て、脾細胞が1×106mlになるように調製した。
した脾臓を細断後、メッシュで濾過し、RPMI164
0培地(ニッスイ製)に浮遊させ、脾細胞を1×103
個得た。この脾細胞とマウス由来のα−アザグアニン耐
性株(ヒポキサンチングアニンホスホリボシルトランス
フェラーゼ欠損株)P3U1(2×107個)(ATCC
CRL 1597)とを約5:1の割合で混合し、遠心
した(1500rpm、5分)。得られた細胞のペレット
に、50%ポリエチレングリコール4000(メルク製)
/RPMI1640溶液2mlを、37℃の温水中で撹拌
しながら1分間を要して加えた。これにRPMI164
0液15mlを撹拌しながら6分間を要して加え、細胞融
合を行った。融合後、大量(約40ml)のRPMI164
0液を加え、遠心分離(1500rpm、5分)して上清を
除去した。次いで、ヒポキサンチン(100μM)、アミ
ノプテリン(0.4μM)、チミジン(10μM)を含む1
0% FCS−RPMI1640培地(HAT培地)に
て、脾細胞が1×106mlになるように調製した。
【0012】(3)ハイブリドーマの選択 上記(2)で調製した細胞浮遊液を96ウェルマイクロ
プレート5枚に200μlずつ分注し、37℃、5%C
O2下にあるCO2インキュベータで細胞を培養した。1
週間後には、ハイブリドーマのみがコロニーを形成し
て、増殖していることが確認できた。
プレート5枚に200μlずつ分注し、37℃、5%C
O2下にあるCO2インキュベータで細胞を培養した。1
週間後には、ハイブリドーマのみがコロニーを形成し
て、増殖していることが確認できた。
【0013】(4)抗体の検出 ハイブリドーマが十分に増殖していることが確認された
ので、その培養上清を用い、以下に示す方法で抗体の検
出を行った。細胞障害性CD28+細胞株、YT2C2
(順天堂大学医学部免疫学教室より入手可能)のJY細
胞に対する細胞障害を阻害する活性に基づいて抗体を検
出した。阻害実験は以下に示す方法で行った。
ので、その培養上清を用い、以下に示す方法で抗体の検
出を行った。細胞障害性CD28+細胞株、YT2C2
(順天堂大学医学部免疫学教室より入手可能)のJY細
胞に対する細胞障害を阻害する活性に基づいて抗体を検
出した。阻害実験は以下に示す方法で行った。
【0014】エフェクター細胞の調製 CD28陽性細胞障害性細胞株YT2C2の培養液から
細胞を回収し、10%FCS・RPMI1640液を用
い、濃度4×106個/mlの細胞懸濁液を25ml調製し
た。
細胞を回収し、10%FCS・RPMI1640液を用
い、濃度4×106個/mlの細胞懸濁液を25ml調製し
た。
【0015】標的細胞の調製 JY細胞を回収し、1×107個/mlにFCSで懸濁し
た。これに51Crの放射活性を持つ、Na2 51CrO4(ク
ロム酸ナトリウム)(第一化学製)1.85MBq(ベクレ
ル)(50μl)を加え、37℃で1時間インキュベート
してJY細胞に51Crを取り込ませた。10%FCS・
RPMI1640にて3回遠心洗浄した後、10%FC
S・RPMI1640を用い、濃度2×105個/mlの
懸濁液25mlを調製した。
た。これに51Crの放射活性を持つ、Na2 51CrO4(ク
ロム酸ナトリウム)(第一化学製)1.85MBq(ベクレ
ル)(50μl)を加え、37℃で1時間インキュベート
してJY細胞に51Crを取り込ませた。10%FCS・
RPMI1640にて3回遠心洗浄した後、10%FC
S・RPMI1640を用い、濃度2×105個/mlの
懸濁液25mlを調製した。
【0016】細胞障害反応 96ウェルU型プレート(コーニング製)にエフェクター
であるYT2C2を50μl/wellの割合で入れ、さら
に51CrラベルしたJYを50μl/wellの割合で入れ
た。次いで、10%FCS・RPMI1640中、20
μg/mlの抗ヒトB7抗体(ベクトン・ディッキンソ
ン)(50μl/well)および増殖したハイブリドーマ
の培養上清(50μl/well)を加えた。各ウェルの内
容物をよく混合した後、1,000rpm、1分で遠心分離
した後、37℃で4時間反応させた。4時間後、培養上
清中に放出された51Crを以下の方法で測定した。すな
わち、培養上清回収ストリップ(スカトロン製)を用いて
上清を回収した後、γ線カウンター(ファルマシア製)に
て51Crの量を求め、それぞれの値を細胞障害活性に換
算した。その結果を基に、YT2C2がJYを障害する
活性を阻害する抗体を分泌するハイブリドーマを1ウェ
ル選択した。
であるYT2C2を50μl/wellの割合で入れ、さら
に51CrラベルしたJYを50μl/wellの割合で入れ
た。次いで、10%FCS・RPMI1640中、20
μg/mlの抗ヒトB7抗体(ベクトン・ディッキンソ
ン)(50μl/well)および増殖したハイブリドーマ
の培養上清(50μl/well)を加えた。各ウェルの内
容物をよく混合した後、1,000rpm、1分で遠心分離
した後、37℃で4時間反応させた。4時間後、培養上
清中に放出された51Crを以下の方法で測定した。すな
わち、培養上清回収ストリップ(スカトロン製)を用いて
上清を回収した後、γ線カウンター(ファルマシア製)に
て51Crの量を求め、それぞれの値を細胞障害活性に換
算した。その結果を基に、YT2C2がJYを障害する
活性を阻害する抗体を分泌するハイブリドーマを1ウェ
ル選択した。
【0017】(5)クローニング (4)で選択したウエルで増殖しているハイブリドーマを
限界希釈法でクローニングした。希釈後の細胞濃度が1
個/wellとなるように10%FCS−RPMI1640
培地で希釈し、96ウエルプレートに200μlずつ分
注し、37℃、5%CO2下にて培養した。約1週間
後、ハイブリドーマの増殖が認められた。コロニーがあ
る程度の大きさになってから上記(4)の方法で再度抗体
の検出を行った。この操作を2回繰り返し、安定にCD
28、CTLA−4と結合するB7/BB1以外の分
子、B70に対する抗体を産生するクローンを選択し
た。即ち、YT2C2はJYを阻害する。その際、抗C
D28抗体では、その阻害を完全にブロックするが、抗
B7抗体では一部しか阻害しない。ここで得られた抗体
を用いれば完全にブロックできるので、B7以外のCD
28結合分子に対する抗体であると考えられる。このこ
とは、後述するように、(9)に記載の免疫沈降により
確認された。このハイブリドーマは、IT−2と命名さ
れ、工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託されてい
る[受託番号: FERM P−13823、受託日 平成
5年8月26日]。
限界希釈法でクローニングした。希釈後の細胞濃度が1
個/wellとなるように10%FCS−RPMI1640
培地で希釈し、96ウエルプレートに200μlずつ分
注し、37℃、5%CO2下にて培養した。約1週間
後、ハイブリドーマの増殖が認められた。コロニーがあ
る程度の大きさになってから上記(4)の方法で再度抗体
の検出を行った。この操作を2回繰り返し、安定にCD
28、CTLA−4と結合するB7/BB1以外の分
子、B70に対する抗体を産生するクローンを選択し
た。即ち、YT2C2はJYを阻害する。その際、抗C
D28抗体では、その阻害を完全にブロックするが、抗
B7抗体では一部しか阻害しない。ここで得られた抗体
を用いれば完全にブロックできるので、B7以外のCD
28結合分子に対する抗体であると考えられる。このこ
とは、後述するように、(9)に記載の免疫沈降により
確認された。このハイブリドーマは、IT−2と命名さ
れ、工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託されてい
る[受託番号: FERM P−13823、受託日 平成
5年8月26日]。
【0018】(6)抗体のサブクラスの決定 ハイブリドーマが産生する抗体のサブクラスの決定は、
酵素免疫測定法により行った。即ち、抗マウス抗体[抗
IgG2a、IgG2b、IgG3、IgM]および抗マウス
L鎖抗体[抗κ、λ] (MAB−isotyping kit, Pharm
ingen)とハイブリドーマの培養上清中の抗モノクローナ
ル抗体とを反応させた。その結果、IgG1、κを入れた
ウェルのみに発色が認められ、該ハイブリドーマはIg
G1、κ鎖のモノクローナル抗体を産生する株であるこ
とがわかった。
酵素免疫測定法により行った。即ち、抗マウス抗体[抗
IgG2a、IgG2b、IgG3、IgM]および抗マウス
L鎖抗体[抗κ、λ] (MAB−isotyping kit, Pharm
ingen)とハイブリドーマの培養上清中の抗モノクローナ
ル抗体とを反応させた。その結果、IgG1、κを入れた
ウェルのみに発色が認められ、該ハイブリドーマはIg
G1、κ鎖のモノクローナル抗体を産生する株であるこ
とがわかった。
【0019】(7)IT−2抗体の細胞障害阻害効果 得られた抗体産生ハイブリドーマIT−2が産生する抗
体をマウス腹水中から精製し、この精製抗体を用いて、
YT2C2細胞の細胞障害作用に対する阻害度を調べ
た。方法は、(4)の抗体の検出方法と同様である。96
ウエルU型プレートにエフェクター細胞であるYT2C
2(8×106個/ml)を50μl/well分注した後、51
CrラベルJY細胞(2×105個/ml)を50μl/wel
l添加した。次いで、精製抗体、即ち、抗B7抗体(ベ
クトン・ディッキンソン)、抗CD28抗体(ベクトン
・ディッキンソン)およびIT−2抗体(それぞれ、2
0μg/ml)を50μl/well加えた。4時間反応させた
後、培養上清中に放出された51Crをγ線カウンターで
測定した。この値を細胞障害活性に換算して比較した。
結果を図1に示す。図1から明らかに、抗B7抗体とI
T−2抗体との共存下では、YT2C2細胞の細胞障害
活性が、抗CD28抗体単独の場合と同程度に完全に阻
害された。
体をマウス腹水中から精製し、この精製抗体を用いて、
YT2C2細胞の細胞障害作用に対する阻害度を調べ
た。方法は、(4)の抗体の検出方法と同様である。96
ウエルU型プレートにエフェクター細胞であるYT2C
2(8×106個/ml)を50μl/well分注した後、51
CrラベルJY細胞(2×105個/ml)を50μl/wel
l添加した。次いで、精製抗体、即ち、抗B7抗体(ベ
クトン・ディッキンソン)、抗CD28抗体(ベクトン
・ディッキンソン)およびIT−2抗体(それぞれ、2
0μg/ml)を50μl/well加えた。4時間反応させた
後、培養上清中に放出された51Crをγ線カウンターで
測定した。この値を細胞障害活性に換算して比較した。
結果を図1に示す。図1から明らかに、抗B7抗体とI
T−2抗体との共存下では、YT2C2細胞の細胞障害
活性が、抗CD28抗体単独の場合と同程度に完全に阻
害された。
【0020】(8)IT−2抗体によるCTLA−4とB
7/BB1およびB70との結合の阻害効果 IT−2抗体の、CD28およびCTLA−4分子とB
70分子との結合に対する阻害活性を、以下の実験で調
べた。即ち、B7/BB1分子に対し、CD28よりも
強い親和力を持つCTLA−4分子の細胞外ドメイン
と、ヒトのIgG1のFcとを融合させたCTLA−4−
Igキメラ分子(順天堂大学免疫学より入手可能)を用
い、JYとCTLA−4−Igとの結合に対するIT−
2抗体および抗B7抗体の阻害活性を試験した。まず、
JY細胞1×106個/100μlをフィッシャーチュー
ブに入れ、これにIT−2抗体1μg、あるいはB7抗
体1μg、あるいはIT−2抗体1μgおよび抗B7抗
体1μgを加え、4℃にて30分間反応させた。PBS
で2回遠心洗浄後、CTLA−4−Ig分子1μgを加
え、さらに4℃で30分間反応させた。2回遠心した
後、抗ヒトIgG・Fd−FITC抗体(2次抗体:カペ
ル)を反応させ、その後、フローサイトメトリー(FAC
S can; ベクトン・ディッキンソン製)にて解析した。
その結果、図2に示すように、JYとCTLA−4−I
gの結合をIT−2抗体は、抗B7抗体共存下にて完全
に阻害することがわかった。このことから、IT−2抗
体が認識する分子はCTLA−4およびCD28と結合
することが確認された。図2において、各記号は以下の
意味を有する。 L307=抗B7抗体 IT2.236=IT−2抗体 コントロールIgG1のみ :CTLA−4−IgとJYとの反応 :CTLA−4−IgとJYとの反応を抗B7抗体で
阻害 :CTLA−4−IgとJYとの反応をIT−2抗体
で阻害 :CTLA−4−IgとJYとの反応を抗B7抗体と
IT−2抗体で阻害
7/BB1およびB70との結合の阻害効果 IT−2抗体の、CD28およびCTLA−4分子とB
70分子との結合に対する阻害活性を、以下の実験で調
べた。即ち、B7/BB1分子に対し、CD28よりも
強い親和力を持つCTLA−4分子の細胞外ドメイン
と、ヒトのIgG1のFcとを融合させたCTLA−4−
Igキメラ分子(順天堂大学免疫学より入手可能)を用
い、JYとCTLA−4−Igとの結合に対するIT−
2抗体および抗B7抗体の阻害活性を試験した。まず、
JY細胞1×106個/100μlをフィッシャーチュー
ブに入れ、これにIT−2抗体1μg、あるいはB7抗
体1μg、あるいはIT−2抗体1μgおよび抗B7抗
体1μgを加え、4℃にて30分間反応させた。PBS
で2回遠心洗浄後、CTLA−4−Ig分子1μgを加
え、さらに4℃で30分間反応させた。2回遠心した
後、抗ヒトIgG・Fd−FITC抗体(2次抗体:カペ
ル)を反応させ、その後、フローサイトメトリー(FAC
S can; ベクトン・ディッキンソン製)にて解析した。
その結果、図2に示すように、JYとCTLA−4−I
gの結合をIT−2抗体は、抗B7抗体共存下にて完全
に阻害することがわかった。このことから、IT−2抗
体が認識する分子はCTLA−4およびCD28と結合
することが確認された。図2において、各記号は以下の
意味を有する。 L307=抗B7抗体 IT2.236=IT−2抗体 コントロールIgG1のみ :CTLA−4−IgとJYとの反応 :CTLA−4−IgとJYとの反応を抗B7抗体で
阻害 :CTLA−4−IgとJYとの反応をIT−2抗体
で阻害 :CTLA−4−IgとJYとの反応を抗B7抗体と
IT−2抗体で阻害
【0021】(9)免疫沈降(IT−2抗体によるJY細
胞からのB70分子の免疫沈降) JY細胞を75cm2培養フラスコ中、10%FCS・R
PMI1640培地にて2×107個培養した。1,50
0rpm、5分の遠心分離により、JYを回収した後、P
BSにて1回遠心洗浄した。その後、HBSS(ハンク
ス緩衝液)で3回遠心洗浄した。 (1)細胞のビオチン化 上澄液を吸引後、ペレットを0.1MのHepes(ヘペス)
緩衝液、pH8.0(2ml)に懸濁した、次いで、10mg
/mlのNHS−ビオチンを20μl入れ、40分間室温
でローテーターを用いて反応させた。その後、4℃に冷
したRPMI1640溶液にて3回遠心洗浄した。 (2)細胞の溶解 ビオチン化した細胞のペレットに400μlの溶菌緩衝
液(50mM Tris−HCl、150mM NaCl、1%
トリトンX−100、50mMヨードアセトアミド、2m
M MgCl2、2mM CaCl2、0.1%アジ化ナトリ
ウム、10μg/ml大豆トリプシン・インヒビター、1u
/mlアプロチニン、1mM PMSF(フェニルメチルス
ルホニルフロライド)、1μg/mlロイペプチン)を加
え、よく撹拌した後、氷上に30分放置した。次いで、
15,000rpm、10分遠心した後、上澄液を回収し
た。これを200μlずつの2本に分けた。
胞からのB70分子の免疫沈降) JY細胞を75cm2培養フラスコ中、10%FCS・R
PMI1640培地にて2×107個培養した。1,50
0rpm、5分の遠心分離により、JYを回収した後、P
BSにて1回遠心洗浄した。その後、HBSS(ハンク
ス緩衝液)で3回遠心洗浄した。 (1)細胞のビオチン化 上澄液を吸引後、ペレットを0.1MのHepes(ヘペス)
緩衝液、pH8.0(2ml)に懸濁した、次いで、10mg
/mlのNHS−ビオチンを20μl入れ、40分間室温
でローテーターを用いて反応させた。その後、4℃に冷
したRPMI1640溶液にて3回遠心洗浄した。 (2)細胞の溶解 ビオチン化した細胞のペレットに400μlの溶菌緩衝
液(50mM Tris−HCl、150mM NaCl、1%
トリトンX−100、50mMヨードアセトアミド、2m
M MgCl2、2mM CaCl2、0.1%アジ化ナトリ
ウム、10μg/ml大豆トリプシン・インヒビター、1u
/mlアプロチニン、1mM PMSF(フェニルメチルス
ルホニルフロライド)、1μg/mlロイペプチン)を加
え、よく撹拌した後、氷上に30分放置した。次いで、
15,000rpm、10分遠心した後、上澄液を回収し
た。これを200μlずつの2本に分けた。
【0022】(3)プレクリアー(preclear) 正常マウス血清をCNBr活性化セファロース(ファル
マシア製)に結合させたものと、B7に対する抗体をC
NBr活性化セファロースゲルに結合させたものに20
0μlずつ入れた。4℃で一晩を反応させ、その後1
2,000rpm、1分の遠心によりゲルを沈殿させ、
上清を回収した。(尚、正常マウス血清およびB7に対
する抗体とCNBr活性化セファロースとの結合は付属
のファルマシアの手順書に従った。) (4)免疫沈降 回収した上清をそれぞれ、ハイブリドーマIT−2が産
生する抗体を結合したセファロースゲル100μlに加
え、室温で2時間反応させた。洗浄液(50mMTris−
HCl(pH8.3)、0.6M塩化ナトリウム、0.5%
NP−40、0.1%アジ化ナトリウム)で3回遠心洗
浄した後、ゲルに2%SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)
を含むサンプル緩衝液(10%グリセロール、5%2−
メルカプトエタノール、2.3%SDS、0.625M
Tris−HCl(pH6.8)、BPB(ブロモ・フェノー
ル・ブルー)1mg/100ml)20μlを加え、5分間煮
沸した。次いで、4〜20%のSDS−PAGEゲル
(第1化薬製)を用い、電気泳動した、電気泳動後、トラ
ンスプロットシステム(バイオラッド製)を用い、常法通
り、ニトロセルロース膜にトランスファーした。 (5)発色反応 ニトロセルロース膜を1%BSA(牛血清アルブミン)−
PBSに浸して1時間放置し、ブロッキングした。その
後、ABC溶液(アビジン−ビオチン化ペルオキシダー
ゼ混合液)(ベクター社)に浸し、30分間反応させた。
0.05%Tween(ツィーン)20/PBSにて3回洗
浄(10分間のインキュベーション×3)した。アマーシ
ャムのECLウエスタンブロッティングディテクション
システムの発色キットを用いて反応させた後、X線フィ
ルムで露光し、ハイブリドーマIT−2と反応するタン
パク質を検出した。結果を図3に示す。図から明らかな
ように、約70kdのタンパク質が免疫沈降し、本発明
の抗体はB7/BB1以外の新規なCD28結合性タン
パク質に対する抗体であることが確認された。このタン
パク質をB70と命名した。図3において、各記号は以
下の意味を有する。 :正常マウス血清でプレクリアー :抗B7抗体でプレクリアー
マシア製)に結合させたものと、B7に対する抗体をC
NBr活性化セファロースゲルに結合させたものに20
0μlずつ入れた。4℃で一晩を反応させ、その後1
2,000rpm、1分の遠心によりゲルを沈殿させ、
上清を回収した。(尚、正常マウス血清およびB7に対
する抗体とCNBr活性化セファロースとの結合は付属
のファルマシアの手順書に従った。) (4)免疫沈降 回収した上清をそれぞれ、ハイブリドーマIT−2が産
生する抗体を結合したセファロースゲル100μlに加
え、室温で2時間反応させた。洗浄液(50mMTris−
HCl(pH8.3)、0.6M塩化ナトリウム、0.5%
NP−40、0.1%アジ化ナトリウム)で3回遠心洗
浄した後、ゲルに2%SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)
を含むサンプル緩衝液(10%グリセロール、5%2−
メルカプトエタノール、2.3%SDS、0.625M
Tris−HCl(pH6.8)、BPB(ブロモ・フェノー
ル・ブルー)1mg/100ml)20μlを加え、5分間煮
沸した。次いで、4〜20%のSDS−PAGEゲル
(第1化薬製)を用い、電気泳動した、電気泳動後、トラ
ンスプロットシステム(バイオラッド製)を用い、常法通
り、ニトロセルロース膜にトランスファーした。 (5)発色反応 ニトロセルロース膜を1%BSA(牛血清アルブミン)−
PBSに浸して1時間放置し、ブロッキングした。その
後、ABC溶液(アビジン−ビオチン化ペルオキシダー
ゼ混合液)(ベクター社)に浸し、30分間反応させた。
0.05%Tween(ツィーン)20/PBSにて3回洗
浄(10分間のインキュベーション×3)した。アマーシ
ャムのECLウエスタンブロッティングディテクション
システムの発色キットを用いて反応させた後、X線フィ
ルムで露光し、ハイブリドーマIT−2と反応するタン
パク質を検出した。結果を図3に示す。図から明らかな
ように、約70kdのタンパク質が免疫沈降し、本発明
の抗体はB7/BB1以外の新規なCD28結合性タン
パク質に対する抗体であることが確認された。このタン
パク質をB70と命名した。図3において、各記号は以
下の意味を有する。 :正常マウス血清でプレクリアー :抗B7抗体でプレクリアー
【0023】(12)FACSによる種々の細胞株の染色 得られたIT−2ハイブリドーマが産生する抗体を用い
て、B7/BB1以外のCD28、CTLA−4結合分
子が発現している細胞の分布を調べた。即ち、種々の細
胞株、末梢血リンパ球および慢性扁桃炎の扁桃リンパ球
を用いてFACS(フローサイトメトリー)にて解析し
た。それぞれ細胞をPBSで1×106個/mlに調製し
た。フィッシャーチューブに細胞を1×106個ずつ入
れ、IT−2抗体1μgを加え、氷上で30分間反応さ
せた。次いで、PBSで遠心洗浄(3,000rpm、1
分、2回)し、FITC−抗マウスIg's(オリンパス製)
(100倍希釈)100μlを加え、さらに氷上で20分
間反応させた。反応後、PBSで遠心洗浄を2回行い、
PBS200μlに懸濁した後、FACS can にて測定
した。その結果、図4、5および6に示すように、MO
LT−4(ATCC CRL1582)、PEER(順
天堂大学医学部免疫学から入手可能)、HUT−78
(ATCC TIB 161)、JURKAT(順天堂
大学医学部免疫学から入手可能)等のT細胞株およびT
HP−1(ATCC TIB 202)、U937(A
TCC CRL 1593)等の単球様細胞株では発現
が認められないのに対し、JY、WA(いずれも順天堂
大学医学部免疫学より入手可能)、RPMI8866
(順天堂大学医学部免疫学から入手可能)等のEBV変
異B細胞株では強い発現が認められた。また、図7に示
すように、健常人末梢血リンパ球では発現が認められな
いものの、扁桃炎患者の扁桃リンパ球では強い発現が認
められた。以上のことからIT−2ハイブリドーマが産
生する抗体が認識する分子は、活性化B細胞に特異的に
発現していることが判明した。
て、B7/BB1以外のCD28、CTLA−4結合分
子が発現している細胞の分布を調べた。即ち、種々の細
胞株、末梢血リンパ球および慢性扁桃炎の扁桃リンパ球
を用いてFACS(フローサイトメトリー)にて解析し
た。それぞれ細胞をPBSで1×106個/mlに調製し
た。フィッシャーチューブに細胞を1×106個ずつ入
れ、IT−2抗体1μgを加え、氷上で30分間反応さ
せた。次いで、PBSで遠心洗浄(3,000rpm、1
分、2回)し、FITC−抗マウスIg's(オリンパス製)
(100倍希釈)100μlを加え、さらに氷上で20分
間反応させた。反応後、PBSで遠心洗浄を2回行い、
PBS200μlに懸濁した後、FACS can にて測定
した。その結果、図4、5および6に示すように、MO
LT−4(ATCC CRL1582)、PEER(順
天堂大学医学部免疫学から入手可能)、HUT−78
(ATCC TIB 161)、JURKAT(順天堂
大学医学部免疫学から入手可能)等のT細胞株およびT
HP−1(ATCC TIB 202)、U937(A
TCC CRL 1593)等の単球様細胞株では発現
が認められないのに対し、JY、WA(いずれも順天堂
大学医学部免疫学より入手可能)、RPMI8866
(順天堂大学医学部免疫学から入手可能)等のEBV変
異B細胞株では強い発現が認められた。また、図7に示
すように、健常人末梢血リンパ球では発現が認められな
いものの、扁桃炎患者の扁桃リンパ球では強い発現が認
められた。以上のことからIT−2ハイブリドーマが産
生する抗体が認識する分子は、活性化B細胞に特異的に
発現していることが判明した。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る抗体は、免疫学の基礎研究
分野でT−B細胞間等の細胞間の相互作用の解析に有用
であるとともに、活性化B細胞が関与する自己免疫病、
慢性扁桃炎、疾患の診断等に有効である。また、抗B7
抗体と一緒になってCD28を介する細胞の副次的刺激
(co−stimulatory signal)効果を抑えることから、本
抗体を投与することにより、抗原特異的なトレランスを
誘導ができると考えられる。そのため、移植における免
疫抑制剤としても利用可能である。また、より効果を上
げるには、抗B7抗体の二機能性(Bispecific)抗体
を作製すれば、より効果的であると考えられる。
分野でT−B細胞間等の細胞間の相互作用の解析に有用
であるとともに、活性化B細胞が関与する自己免疫病、
慢性扁桃炎、疾患の診断等に有効である。また、抗B7
抗体と一緒になってCD28を介する細胞の副次的刺激
(co−stimulatory signal)効果を抑えることから、本
抗体を投与することにより、抗原特異的なトレランスを
誘導ができると考えられる。そのため、移植における免
疫抑制剤としても利用可能である。また、より効果を上
げるには、抗B7抗体の二機能性(Bispecific)抗体
を作製すれば、より効果的であると考えられる。
【図1】 IT−2抗体の、細胞障害活性抑制作用を示
すグラフである。
すグラフである。
【図2】 IT−2抗体により、JYとCTLA4−I
gとの反応を阻害した結果をFACSで示した図であ
る。
gとの反応を阻害した結果をFACSで示した図であ
る。
【図3】 IT−2抗体を用いて、JYからB70分子
を免疫沈降し、電気泳動を行ったときのパターンの模写
図である。
を免疫沈降し、電気泳動を行ったときのパターンの模写
図である。
【図4】 IT−2抗体を用いて、ヒトT細胞株におけ
るB70分子の発現量をFACSにより調べた結果を示
すグラフである。
るB70分子の発現量をFACSにより調べた結果を示
すグラフである。
【図5】 IT−2抗体を用いて、ヒト単球細胞株にお
けるB70分子の発現量をFACSにより調べた結果を
示すグラフである。
けるB70分子の発現量をFACSにより調べた結果を
示すグラフである。
【図6】 IT−2抗体を用いて、ヒトB細胞株におけ
るB70分子の発現量をFACSにより調べた結果を示
すグラフである。
るB70分子の発現量をFACSにより調べた結果を示
すグラフである。
【図7】 IT−2抗体を用いて、健常人の末梢血リン
パ球および慢性扁桃炎患者の扁桃リンパ球についてB7
0分子の発現量をFACSにて調べた結果を示す図であ
る。
パ球および慢性扁桃炎患者の扁桃リンパ球についてB7
0分子の発現量をFACSにて調べた結果を示す図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 39/395 ADU H C12N 5/10 15/02 G01N 33/53 D Q Y S R 33/577 B //(C12P 21/08 C12R 1:91) (72)発明者 奥村 康 東京都文京区本郷2−1−1 順天堂大学 医学部免疫学教室内
Claims (8)
- 【請求項1】 活性化B細胞に特異的に発現する分子に
対するモノクローナル抗体またはその活性フラグメン
ト。 - 【請求項2】 活性化B細胞に特異的に発現する分子
が、分子量約70kdのタンパク質である、請求項1の
モノクローナル抗体またはその活性フラグメント。 - 【請求項3】 活性化B細胞に特異的に発現する分子
が、CD28またはCTLA−4と結合性の分子であっ
て、B7/BB1分子とは別のB70分子である、請求
項1のモノクローナル抗体またはその活性フラグメン
ト。 - 【請求項4】 B70と、CD28またはCTLA−4
との結合に対する阻害活性を有する、請求項3のモノク
ローナル抗体またはその活性フラグメント。 - 【請求項5】 CD28依存性のT細胞の細胞障害に対
して阻害活性を有する請求項4のモノクローナル抗体ま
たはその活性フラグメント。 - 【請求項6】 齧歯類動物をヒトB細胞株(JY)で
免疫感作し、 免疫感作した齧歯類動物から脾臓を摘出して、脾細胞
の懸濁液を調製し、 該脾細胞懸濁液をマウスのミエローマ細胞と融合促進
剤の存在下で混合して、両細胞を融合し、 融合した細胞、未融合のミエローマ細胞を支持しない
媒質中で希釈して培養することにより、抗体産生細胞と
ミエローマ細胞が融合したハイブリドーマを選別し、 ハイブリドーマを含有する各培養ウエル中の上清液に
ついて、CD28陽性の細胞株YT2C2(NK細胞)
のJY(B細胞株)に対する細胞障害活性の完全な阻止す
ることを指標として、抗B70抗体の存在を確認し、 所望の抗体を生成するハイブリドーマを選択した後、
限界希釈法により単一クローンにし、 その単一クローンのハイブリドーマの培養上清液から
抗体を回収することを特徴とするB70分子に特異的に
反応するモノクローナル抗体の製造方法。 - 【請求項7】 齧歯類動物がBalb/cマウスであり、か
つ、マウスのミエローマ細胞がP3U1である請求項6
の製造方法。 - 【請求項8】 活性化B細胞表面上のB70分子に特異
的に反応するモノクローナル抗体を産生するハイブリド
ーマ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5228540A JPH0779793A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | B70分子に対するモノクローナル抗体 |
| EP94114434A EP0643077A1 (en) | 1993-09-14 | 1994-09-14 | Monoclonal antibody against B70 molecule |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5228540A JPH0779793A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | B70分子に対するモノクローナル抗体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0779793A true JPH0779793A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16877997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5228540A Pending JPH0779793A (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | B70分子に対するモノクローナル抗体 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0643077A1 (ja) |
| JP (1) | JPH0779793A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6319906B1 (en) | 1996-12-31 | 2001-11-20 | Isis Pharmaceuticals | Oligonucleotide compositions and methods for the modulation of the expression of B7 protein |
| US7235653B2 (en) | 1996-12-31 | 2007-06-26 | Isis Pharmaceuticals, Inc. | Oligonucleotide compositions and methods for the modulation of the expression of B7 protein |
| US6077833A (en) * | 1996-12-31 | 2000-06-20 | Isis Pharmaceuticals, Inc. | Oligonucleotide compositions and methods for the modulation of the expression of B7 protein |
| US7897582B2 (en) | 2003-05-23 | 2011-03-01 | Isis Pharmaceuticals, Inc. | Oligonucleotide compositions and methods for the modulation of the expression of B7 protein |
| US7960355B2 (en) | 2003-05-23 | 2011-06-14 | Isis Pharmaceuticals, Inc. | Compositions and methods for the modulation of the expression of B7 protein |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4692405A (en) * | 1985-03-05 | 1987-09-08 | Dana-Farber Cancer Institute, Inc. | Monoclonal antibodies to antigen on activated human B-cells and assay therefor, protein antigenic determinant therefor and method of making same |
| US5066581A (en) * | 1987-02-25 | 1991-11-19 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Differentiation antigen, nda3, associated with the receptor for b cell growth factor |
| EP0537293A4 (en) * | 1990-07-02 | 1993-09-08 | Bristol-Myers Company | Ligand for cd28 receptor on b cells and methods |
| WO1992019755A1 (fr) * | 1991-04-24 | 1992-11-12 | Yamasa Shoyu Kabushiki Kaisha | ANTICORPS MONOCLONAL CONTRE LA β2 GLYCOPROTEINE I HUMAINE ET UTILISATION DE CET ANTICORPS |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP5228540A patent/JPH0779793A/ja active Pending
-
1994
- 1994-09-14 EP EP94114434A patent/EP0643077A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0643077A1 (en) | 1995-03-15 |
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