JPH0779944B2 - 硫化水素含有ガスの脱硫方法および装置 - Google Patents

硫化水素含有ガスの脱硫方法および装置

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JPH0779944B2
JPH0779944B2 JP61241903A JP24190386A JPH0779944B2 JP H0779944 B2 JPH0779944 B2 JP H0779944B2 JP 61241903 A JP61241903 A JP 61241903A JP 24190386 A JP24190386 A JP 24190386A JP H0779944 B2 JPH0779944 B2 JP H0779944B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔利用分野〕 この発明は、硫化水素を含むガス、例えば、下水道ガ
ス,生物ガス,天然ガスまたは石炭ガスを脱硫する方法
に関するものである。
〔従来技術〕
今日、エネルギー媒体として利用される多くのガスは、
自然状態では、硫黄化合物、特に硫化水素を含む。下水
道沈殿物の嫌気性処理において生じるいわゆる下水道ガ
スまたは度々メタンガスと称されガスにおいても同様で
ある。下水道沈殿物処理は、密閉腐敗堆積物を微生物学
的に環境にとつて無害な形に変換する。この過程におい
ては、25m3のいわゆる下水道ガス,すなわちメタンガス
で、23000KJ/m3の発熱が生じる。このメタンガスは下水
処理施設での動力熱−動力変換のガス機関を駆動した
り、腐敗堆積物を加熱したり建物を暖房するためガス燃
焼物を燃焼したり、公共のガス供給網へ供給するのに適
する。それぞれの処理技術上の適用状態において、硫黄
を含むガスを有用性が問題となる。例えば内燃機関また
はガス機関でのガスの燃焼の場合、H2SO3またはH2SO4
ような強力な腐食作用をする硫黄化合物が生じる。その
結果、必要となる装置を硫黄化合物に対して特殊素材で
製造しなければならないかまたは、腐食による損傷のた
め、相当の修理費や維持費を計算に入れなければならな
い。その上、大気中への硫黄を含む排気ガスの放出は、
環境保護の理由から好ましくないか、許されない。
これらの問題を避けるため、通常、下水処理施設で生じ
る下水道ガスのようなガスは、ガス脱硫設備で脱硫され
る。ガス脱硫設備は、いわゆる乾式法でも湿式法によつ
ても作動する。乾式法では、硫化水素は一定の精製塊、
例えば、水酸化鉄(Fe(OH))にて、FeSとH2Oに変換
され、その後、この精製剤は酸化により再び再生でき
る。しかし、硫黄は精製剤の一部分と共に排出され、特
殊なゴミ堆積物になる。こうして不足する精製剤は補充
しなくてはならない。
湿式法では、精製すべきガスは液体で洗浄され、液体中
で化学反応により、可溶性硫黄化合物が生成される。そ
の後、液体は、硫黄化合物の酸化のため、空気または純
粋酸素で気曝される。洗浄液に使用の化学薬品に応じ
て、例えば、石膏(CaSO4),硫酸アンモニウム((N
H42SO4)が生成されたり、硫黄がほぼ化学的に純粋な
状態で析出される。この洗浄液は大てい、硫黄の分離や
硫黄との化学的結合を接触反応で達成できる添加物を含
む。周知の湿式法はいわゆるタカハツクス法である。こ
の方法では、直立タンク内での生ガスから硫化水素の除
去が、タンクの上端からの、アルカリ液体の噴霧により
行なわれるこの噴霧により落下する滴下とガスは逆に流
れる。その後の硫黄化合物の酸化は、高くなつた円筒タ
ンクで行なわれる。この円筒タンク上部が開き、洗浄物
質から生じる多少飽和した液体で満たされる。この液体
中で、タンクの底に配置した管により粗雑に圧縮空気が
吹き込まれる。酸化は、液面への気泡の上昇中に行なわ
れる。酸化の反応速度は、周知のように、触媒の特殊な
エネルギーポテンシヤルおよび温度に加えて、とくに気
泡と液体間の接触面の大きさに依存する。酸化におい
て、原素硫黄は自由であり、それは、一部分、泡の形で
酸化タンクの上部において空気遮断中に生じ、そこで、
排出装置により排出される。それから、硫黄は過器で
過され、生じた液体は残りの再生液と共に再び洗浄物
質に供給できる(ハセベ著、「湿式ガス脱硫のタカハツ
クス(Takahax)法」、ガス水エンジニアリング第107巻
第161〜167頁)。
タカハツクス法の大きな欠点は、高い設備費と、高い投
資費およびエネルギー費である。例えば、1978年に東京
付近で下水処理施設用のタカハツクス設備が建造された
が、下水ガス150m3/hの硫化水素含有量は0.5%から約0.
05%に減少された。この設備は直径が1.7m、高さが13m
の洗浄塔と、直径が1.3m、高さが9mの酸化塔が必要であ
る。設備の容積は、それで約42m3となり、この場合、シ
ステムの初期充填のために約15m3の洗浄液が必要であ
る。
タカハツクス法では、洗浄液として、通常、触媒として
の1,4−ナフトキノン−2−スルホン酸ナトリウムと結
合するアルカリ溶液が使用される。
〔発明の概要〕
この発明の課題は硫化水素含有ガスの脱硫方法を提供す
ることであり、この方法は少ない設備費と比較的に小さ
い場所要求で実現できる。
この発明は、硫化水素含有ガスの脱硫を意図するもので
あり、ガスが循環路内を回る液体中で洗浄され、液体内
に硫黄化合物が形成され、液体は生成された硫黄化合物
を酸化するため、空気または純粋酸素で気曝される。そ
れから、生じた硫黄は液体から分離され、硫黄のない液
体が再び循環路に供給される。この発明による方法で
は、液体の気曝が周辺圧力より高い圧力で行なわれ、気
曝後、液体はその戻りの前に脱気されることを特徴とす
る。この方法は、その実施が非常に簡単な設備構造で可
能であるという特徴を提供する。一般的に超過圧力で作
動する方法は高い設備費を必要とする。しかし、この発
明による方法では通常の予期に反して、後で詳細に述べ
るように高い設備費がいらない。
気曝には、2バールの圧力が都合がよい。この大きさの
圧力では設備費が少なく、非常によい結果を持たらす。
気曝のため液体を圧力タンク内に入れるのがよく、この
圧力タンクに空気また純粋酸素がポンプで送られる。そ
の際、圧力タンク内の液体が常に還流されるのがよい。
それによつて、酸素の液体中への溶解速度が上昇し、酸
素が促進される。環流に際し、液体が圧力タンク内の液
面上で噴霧されるのがよい。その際、ほぼ半分まで液体
で満たされる横置き円筒圧力タンク内で気曝を行なうの
がよい。このようにして、拡散面が更に増加する。この
ことが、急速な酸化および元素イオウの急速な分離に寄
与する。
循環路から液体の一部分に常に分硫でき、硫黄の過の
ため、過装置に送られ、それから、循環路に再び戻さ
れる。このようにして残存の硫黄の安定した分離が達成
される。
単位時間当りに循環路に流される液体量は単位時間当り
に必要とされるガス量により調整される。わずかなポン
プエネルギーが必要であるので、このことはエネルギー
節約を可能にする。
この発明は、また、ガス入口とガス出口を備えた少なく
とも1つの物質交換室と、液体を物質交換室に散布する
手段と、酸化タンクと、空気または純粋酸素を酸化タン
クに入れる手段と、酸化タンクから硫黄を除去する手段
と、酸化タンクから物質交換室へ液体を戻す手段とを備
えた前記方法を実施する装置に関するものである。この
発明によると、この装置は、酸化タンクが圧力タンクで
あり、圧力タンク内での設定圧力を保持する手段を備
え、液体を酸化タンクから物質交換室に戻すための手段
が戻り液体用の脱気装置を含むことを特徴とする。この
装置は構造が簡単であり、周知の装置と関連して小さい
寸法にできる。それによつて著しい費用の節約になる。
また、装置の運転に、大きい液体量を必要とする周知の
設備に比較して、エネルギー必要量が比較的小さいの
で、節約が達成できる。
この脱気装置は少なくとも1つの除去塔を有し、除去塔
は下部が圧力タンクに接続し、上部に流出口を有し、こ
の流出口を経て、再生液体が直接または貯蔵タンクを経
て物質交換室に流れることができる。脱気タンク内で、
液体中に溶解したガスが分離される。浮遊作用により、
受かぶ硫黄粒子は上方へ導かれ、そこから、硫黄泡とし
て排出される。脱気塔から、圧力タンクまたは過装置
まで通じる硫黄作用の戻し管を設けるのがよい。硫黄泡
が圧力タンクに導かれる時、液体を物質交換室から圧力
タンクにポンプで送る同じポンプが吸引装置として役立
つ。その際、硫黄泡内に含まれる純粋酸素および空気が
再び圧力タンクに戻され、新たに酸化のため自由に使え
て都合がよい。
貯蔵タンクは、上から底近くまで達する分離壁により、
第1および第2の室に分割するのがよく、その際、第1
室は物質交換室からの液体用入口を有し、第2室は、除
去塔の流出口と連結し、物質交換室への出口と圧力タン
クへの出口を有する。第1室は消費される洗浄液を含
み、第2室は再生液を含む。物質交換室への出口は、第
2室の下に設けるのがよい。これに反して、圧力タンク
への出口は、物質交換室への出口から離れてその上方に
設けるのが良い。圧力タンクへの出口はオーバフロー
(例えばホツパ)により形成されるのがよい。また、こ
のオーバフローを経て、表面上に浮かぶ硫黄泡が除去さ
れる。
除去塔の流出口から、物質交換室への出口近くまで第2
室への流出管が至る。それによつて、できる限り、再生
液だけが洗浄液として使用されることを保証する。第2
室の上部分は、例えば、流出管内の開口を経て大気と連
通する。それによつて、常に、超過圧力の原因となるよ
うな超過圧力が第2室で決して起こらないように保証す
る。
多数の物質交換室または多数の除去塔を設けることがで
き、その際、単位時間当りに洗浄されるガス量に応じて
物質交換室および除去塔を起動または停止するための手
段が設けてある。このことは、ガス生産量の変更に設備
の簡単な適合を可能にする。
圧力タンク内に液体を散布する手段を設けると合目的的
である。また、圧力タンク内で液体を環流する手段を設
けると合目的的である。それによつて、急速に十分な液
体の気曝が達成される。また、貯蔵タンクまたは圧力タ
ンクの液面を調整する手段を設けるとよい。それによつ
て、液面が常に、この方法を実施するための最適水準を
有する。単位時間当り、過装置に流れる液体量を制御
する制御弁を設けることは合目的的であり、この発明の
実施に好都合である。
〔実施例〕
この発明を図面に基づいて説明する。
この脱硫装置は少なくとも、図示実施例では垂直に設け
た塔13により構成される物質交換室11を有する。物質交
換室11は下方にガス入口15および上方にガス出口17を有
する。塔13の上部には、液体を散布するための手段19、
例えば、液体噴流を与える噴霧ノズルまたは電動プロペ
ラが設けてある。多数の塔を用いることができ、その場
合は各出口17が管21を介して互いに連結され、共通の精
製ガス出口23に通じる。それぞれの塔13には、塔13を起
動および停止できるダンパ25が設けてある。
密閉の貯蔵タンク27は洗浄に使用される液体の貯蔵に役
立つ。貯蔵タンク27内には、貯蔵タンク27を第1の室31
と第2の室33に分けるため、上方から底近くにまで達す
る分離壁30が設けてある。第1の室31と第2の室32は、
タンク内で液体を連絡する容器として役立つ。この配置
は大気圧以下である室33から場合によつては、変動ガス
圧力以下である室31を分離する。同時に物質交換室11か
ら室31に流入する液体が、更に室33内に妨げられずに流
れることを保証する。
洗浄すべきガスが導管35を経て室31内に流入し、更に室
31から物質交換室11に流れることに注意すべきである。
室33は第2分離壁37により2つの室部分38と40に細分さ
れる。しかし、分離壁37は室33の底から液面39の近くに
達するような高さである。液体が室部分40から物質交換
室11に流れる出口41は、室33内の第2分離壁37の下にあ
り、より厳密にいえば、再生液を貯蔵タンク27に流す排
出管43の端の直ぐ近くにある。それによつて、実際に再
生液だけがポンプ45により物質交換室11に供給されるの
を保証する。第2の室33は流出管43の開口48を経て大気
に連通されている。それにより、第2の室33には超過圧
が決して生じないようになつている。
多数の塔13が存在する時、それぞれの導管49に液体を供
給するための横方向連結管47を設けることができる。弁
51は塔13を起動または停止するのに役立つ。
再生される液体用の貯蔵タンク27からの出口53は、出口
41と離れて配置され、室33からのオーバーフローとして
構成される。例えば、このオーバフローはホツパの形を
している。このオーバフロー53を経て、室33から液体だ
けが排出されるのではなく、液面を浮流する硫黄泡も排
出される。ポンプ55はオーバフロー53を流れる液体を導
管57を経て酸化タンク59に送る。酸化タンク59には、液
体を細かく噴霧する散布装置61がある。好適な実施例で
は、液体を散布するために3個のノズルが設けてある。
酸化タンク59は圧力タンクとして構成される。この圧力
タンクはとくに円筒形で横置きに配置される。液面をほ
ぼ水平のタンク軸線に位置させて、液面が最大の表面積
を有するように充填が行なわれる。この充填はレベルセ
ンサー62により制御される。液面より上のタンク容積は
空気または純粋酸素で常に超過圧力、とくに約2バール
以下に保持される。このために、ガス圧縮機63が設けて
あり、このガス圧縮機63は、空気またはガス状の純粋酸
素を導管65を経て圧力タンクとして構成した酸化タンク
59にポンプで送る。タンク内にある液体はポンプ67によ
り常に排出され、ノズルで構成の散布装置61を経て再び
圧力タンクとして構成した酸化タンク59に導入される。
それによつて、液体と酸化媒体(つまり空気または酸
素)との度々の接触が達成される。
液体へのガスの溶解は純粋な物理反応である。この場
合、ガス分子の衝突はタンク59内の超過圧力内での単位
容積当りの分子の最高数に応じ、その分子運動(つま
り、温度)により多かれ少なかれ噴霧される液体の表面
との度々の接触が生じる。ガス分子は表面から液体の分
子構造格子の中に移動し、その中を満たす。硫黄化合物
の酸化の化学反応時間は、単位時間当りの酸素拡散深さ
の関数であるので、反応時間は、圧力によつても、特に
液体とガス間の接触面の拡大によつても著しく、促進さ
れる。液体の噴霧により、接触面の著しい拡大が達成さ
れる。
酸化タンク59から噴霧室である物室交換室11へ再生液を
戻すために、脱気装置69に通じる導管68が役立ち、脱気
装置から、ガス抜きされた液体は管43を経て貯蔵タンク
27に達し、貯蔵タンクから物質交換室11に達する。
図示実施例ては、脱気装置69は、例えば、多数のノズル
を備えた球形ノズルヘツド71を有する除去塔として構成
される。この除去塔は上部に、上部が開いた管43への流
出口70を有し、それにより、導管75を経て泡と共に除去
されずに分離されたガスは、開口73により漏出できる。
開口73は排出管43の開口48と連通して、同時に室33用の
安全開口および室31と室33の予想される液面変動に対す
る大気圧力バランスに役立つ。室31内のガス圧力が変動
する時、このことが特に必要である。脱気装置69として
の除去塔内の上部に形成される硫黄泡は過剰ガスと共に
導管75を経て排出され、ポンプ55で酸化タンク59に戻さ
れる。しかし、また、硫黄泡は脱水のために直接、ろ過
装置77に戻すこともできる。
ノズルで構成の散布装置61に通じる導管79から、導管81
が弁80を経てろ過装置77に分岐する。ろ過装置77で、液
体内に沈殿する硫黄はろ過される。ろ過液はそれから、
導管82を経て、貯蔵タンク27に流れる。例えば、ろ過装
置77として圧ろ過器,真空ろ過器またはろ過袋が使用さ
れる。
弁80は流量計86で計測されるガス流量に応じて制御でき
る。液体のろ過の際、循環中の非気密または気化によ
り、ろ滓の湿気の形成時での化学薬品や触媒での不可避
の損失は、注入ステーション83により自動的に補充され
る。ポンプ85は導管87を経て化学薬品を導管82に供給す
る。制御管理装置89はこの装置の自動運転に役立つ。こ
の制御装置は例えば、装置の単位時間当に供給されるガ
ス量に関するデータを含み、それで、弁51,91およびダ
ンパ25により、塔13および脱気装置69を起動または停止
する。圧力センサ93は圧力値を制御装置89に送るために
酸化タンク59内に設けることができ、それで、制御装置
はガス圧縮機63を制御する。更に。貯蔵タンク27内の液
面はレベルセンサー46により計測され、調整され、タン
ク59内の液面はレベルセンサー62により計測され、調整
される。
この脱硫装置は非常に簡単に構成されている。最初に述
べた日本の装置と同じ出力を有する装置が簡単に組立て
られるが、約5.5m3だけの相当小さい装置容積である。
システムの初期充填は約2m3の液体で行なわれる。装置
全体は長さが3.5mで、幅が2.4m、高さが3.3mであるの
で、工場組立てができ、交通法上の問題なく大型車で運
搬できる。約220m3/hまでの出力の生ガスのある装置を
運搬できる。
この装置は次のように作動する。生ガスが導管35を経て
室31に流入し、そこから物質交換室11へと上方に流れ
る。同時に噴霧装置19のポンプ45が洗浄液を供給し、物
質交換室11内で噴霧雨が落下する。ガスと溶液は、物質
交換室11内で向流として流れ、その際、液滴によりガス
から硫化水素が抽出される。液体は室31に集結する。こ
の液体は化学反応に応じる可溶性の硫黄化合物を含む。
室31から液体は室33に流入し、そこから、オーバフロー
53,ポンプ55,導管57を経て圧力タンクとして構成した酸
化タンク59内の散分装置61に流れる。酸化タンク内の酸
素を含む大気の影響を受けて、液体中に含まれる硫黄化
合物は酸化され、元素硫黄が発生する。タンク59内の液
体はポンプ67により、常に循環されるので、液体は十分
に空気にさらされる。
更に、弁80で調整された液体の分流は導管81を経てろ過
装置77に送られ、ろ過装置は沈殿した硫黄を分離する。
ろ過された液体はそれから、導管82を経て室33に環流す
る。十分に酸化された液体が導管68を経て脱気装置69に
流れる。脱気に際して、多数の非常に細かい泡(直径が
150μmにもなる)が生じ、この泡が脱気装置内で上昇
し、泡表面で硫黄粒子を運ぶ。脱気装置内の液体は少な
くとも、下部分で以然として多くの酸素を含んでいるの
で、比較的大きい程度で、脱気装置内でも酸化が進行す
る。この酸化の程度は以然として周知の装置の酸化タン
クのものより大きい。その理由は、脱気装置内の液体
が、周知の装置の酸化タンクよりも多くの酸素でまだ飽
和されているからである。周知の装置において、使用さ
れる粗泡による気曝方法によつて、酸素による液体の十
分な飽和が達成できない。
脱気装置69内で発生した硫黄泡は導管75とポンプ55を経
て排出される。化学薬品や触媒での処理損失は、注入ス
テーション83で補償され、ポンプ85を経て、化学薬品や
触媒は導管87および導管82を経て、貯蔵タンク27に供給
される。この装置の制御は制御装置89で行なわれ、制御
装置は必要に応じて、即ち、供給されるガス量に応じ
て、弁51,弁91およびダンパ25を作動し、物質交換の塔1
3や脱気装置を起動したり停止したりする。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明による脱硫装置を示す。 11……物質交換室、13……塔、15……ガス入口、17……
ガス出口、19……液体散布手段、21……管、23……生ガ
ス出口、25……ダンパ、27……貯蔵タンク、30……分離
壁、31,33……室、35……導管、37……第2分離壁、39
……液面、41……出口、43……排出管、45……ポンプ、
46,62……レベルセンサー、48……開口、49……導管、5
1……弁、53……オーバフロー、55……ポンプ、57……
導管、59……酸化タンク(圧力タンク)、61……散布装
置、63……気体圧縮機、65……導管、67……ポンプ、69
……脱気装置(除去塔)、70……流出口、71……ノズル
ヘツド、73……開口、77……過装置、79……導管、80
……弁、83……注入ステーシヨン、89……制御装置、91
……弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10K 1/08 7106−4H

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下水道ガス,生物ガス,天然ガス,石炭ガ
    スのような硫化水素含有ガスを脱硫するために、循環路
    を循環する液体で前記ガスが洗浄されてその液体内に硫
    黄化合物が形成され、硫黄化合物が形成されたその液体
    は、雰囲気よりも高圧の容器内で、含まれる硫黄化合物
    の酸化のために空気または純粋酸素で気曝されもって形
    成された硫黄化合物の酸化により生じた元素硫黄が液体
    から分離され、硫黄を除去した液体が再び循環路に供給
    される、硫化水素含有ガスの脱硫方法において、 液体を、第1のポンプ(45)により、貯蔵タンク(27)
    から物質交換室(11)へ、そして貯蔵タンク(27)へと
    循環させ、 洗浄すべき液体を、第2のポンプ(55)により、貯蔵タ
    ンク(27)から酸化用タンク(59)へ、そして脱気して
    から貯蔵タンク(27)へと循環させ、 気曝のために、液体を、第3のポンプ(67)により、酸
    化用タンク(59)に継続的に循環させる ことを特徴とする硫化水素含有ガスの脱硫方法。
  2. 【請求項2】液体の気曝の際の圧力が2バールであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】液体が、酸化用タンク(59)の液面上の空
    間で噴霧されることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】気曝が、ほぼ半分まで液体で満たされた横
    置き円筒状の酸化用タンク(59)で行われることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項〜第3項の何れか1項に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】循環路から常に液体の一部分が分硫され、
    硫黄の濾過のための濾過装置(77)に送られ、それから
    循環路に再び戻されることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項〜第4項の何れか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】単位時間当たりに循環路に流される液量
    は、単位時間当たりに供給されるガス量により調節され
    ることを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】下水道ガス,生物ガス,天然ガス,石炭ガ
    スのような硫化水素含有ガスを脱硫するために、循環路
    を循環する液体で前記ガスが洗浄されてその液体内に硫
    黄化合物が形成され、硫黄化合物が形成されたその液体
    は、雰囲気よりも高圧の容器内で、含まれる硫黄化合物
    の酸化のために空気または純粋酸素で気曝されもって形
    成された硫黄化合物の酸化により生じた元素硫黄が液体
    から分離され、硫黄を除去した液体が再び循環路に供給
    される、硫化水素含有ガスの脱硫であって、(i)液体
    を、第1のポンプ(45)により、貯蔵タンク(27)から
    物質交換室(11)へ、そして貯蔵タンク(27)へと循環
    させ、(ii)洗浄すべき液体を、第2のポンプ(55)に
    より、貯蔵タンク(27)から酸化用タンク(59)へ、そ
    して脱気してから貯蔵タンク(27)へと循環させ、(ii
    i)気曝のために、液体を、第3のポンプ(67)によ
    り、酸化用タンク(59)に継続的に循環させる、硫化水
    素含有ガスの脱硫方法を実施するための脱硫装置におい
    て、 少なくとも、ガス入口(15)とガス出口(17)を備えた
    物質交換室(11)と、 物質交換室(11)内で液体を散布するための第1のポン
    プ(45)および噴霧装置(19)と、 貯蔵タンク(27)と、 酸化タンク(59)と、 洗浄すべき液体を貯蔵タンク(27)から酸化用タンク
    (59)へ給送する第2のポンプ(55)と、 空気または酸素を酸化用タンク(59)内へ送りその内部
    を所定圧力に維持するガス圧縮機(63)と、 酸化用タンク(59)へ液体を循環させる第3のポンプ
    (67)と、 酸化用タンク(59)内の硫黄を濾過するための濾過装置
    (77)と、 液体を酸化用タンク(59)から物質交換室(11)へ循環
    させる導管(68)と、 液体を物質交換装置(11)へ戻す前にその圧を低下させ
    て脱気する脱気装置(69)と を備えることを特徴とする脱硫装置。
  8. 【請求項8】脱気装置(69)は、下部が酸化用タンク
    (59)に接続され、上部に流出口(70)を有する少なく
    とも1つの脱気塔を有し、脱気された液体が、直接にま
    たは貯蔵タンク27を経て、物質交換室(11)に流れるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の脱硫装置。
  9. 【請求項9】脱気装置(69)から硫黄泡を排出する導管
    (75)が酸化用タンク(59)または濾過装置(77)に通
    じることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の脱硫
    装置。
  10. 【請求項10】貯蔵タンク(27)は、上から底近くまで
    達する分離壁(39)により、第1および第2の室(31,3
    3)に分けられ、第1の室(31)は物質交換室(11)か
    らの液体のための入口(15)を有し、第2の室(33)は
    脱気装置(69)の流出口(70)と連通し、物質交換室
    (11)のための出口(41)と酸化用タンク(59)のため
    の出口(53)を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第7項〜第9項の何れか1項記載の脱硫装置。
  11. 【請求項11】物質交換室(11)への出口(41)が第2
    の室(33)の下部に設けられていることを特徴とする特
    許請求の範囲第10項記載の脱硫装置。
  12. 【請求項12】酸化用タンク(59)への出口(53)が、
    物質交換室(11)への出口(41)から離れ、その出口
    (41)の上方に設けてあることを特徴とする特許請求の
    範囲第11項記載の脱硫装置。
  13. 【請求項13】酸化用タンク(59)への出口(53)が、
    オーバーフロー装置として形成されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第12項記載の脱硫装置。
  14. 【請求項14】脱気塔(69)の流出口(70)から、流出
    管(43)が、物質交換室(11)への出口(41)の近くま
    で延びていることを特徴とする特許請求の範囲第8項〜
    第13項の何れか1項記載の脱硫装置。
  15. 【請求項15】第2の室(33)の上部部分が、例えば流
    出管(43)の出口(48)を経て大気と連通していること
    を特徴とする特許請求の範囲第14項記載の脱硫装置。
  16. 【請求項16】複数の物質交換室および複数の脱気塔が
    用いられ、単位時間当たりの処理量に応じて、物質交換
    室および脱気塔の増減をするために、制御装置(89),
    弁(51,91)およびダンパ(25)が設けてあることを特
    徴とする特許請求の範囲第7項〜第15項の何れか1項記
    載の脱硫装置。
  17. 【請求項17】酸化用タンク(59)内に、液体を散布す
    るためのノズル(61)が設けてあることを特徴とする特
    許請求の範囲第7項〜第16項の何れか1項記載の脱硫装
    置。
  18. 【請求項18】貯蔵タンク(27)および酸化用タンクの
    液面レベルを調節するためにレベルセンサーが設けてあ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第7項〜第17項の何
    れか1項記載の脱硫装置。
  19. 【請求項19】濾過装置(77)に単位時間当たりに流れ
    る液量の制御のために制御弁(80)が設けてあることを
    特徴とする特許請求の範囲第7項〜第18項の何れか1項
    記載の脱硫装置。
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