JPH0779979A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH0779979A
JPH0779979A JP5225828A JP22582893A JPH0779979A JP H0779979 A JPH0779979 A JP H0779979A JP 5225828 A JP5225828 A JP 5225828A JP 22582893 A JP22582893 A JP 22582893A JP H0779979 A JPH0779979 A JP H0779979A
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JP
Japan
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ultrasonic
signal
diagnostic apparatus
drive pulse
motor
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Application number
JP5225828A
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English (en)
Inventor
Kinya Takamizawa
欣也 高見沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
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  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】機械的回転走査方式における回転精度を高め、
さらに所定の部位での流体の速度等の運動状態を表示す
ることができる超音波診断装置を提供する。 【構成】超音波振動子5を有し且つ超音波振動子5が放
射した超音波信号を回転を与えることにより走査可能な
音響ミラー6を備えた細径超音波プローブ1を体腔内に
挿入して診断を行なう超音波診断装置。音響ミラー6を
回転させるマイクロモータ7を超音波プローブ1内に設
けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波プローブを体腔
内に挿入して診断を行なう超音波診断装置に係わり、特
に、直径が例えば2mm程度の細径プローブを用いた超音
波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧電素子等の超音波振動子を駆動させて
超音波信号(超音波パルス)を生体内の診断部位に放射
し、この診断部位からの反射信号に基づいて生体内情報
を得る超音波診断法を用いた超音波診断装置は、造影剤
無しで軟部組織の診断ができる等の利点を持ち、幅広く
利用されている。
【0003】近年、電子回路の高周波化や超音波振動子
の超微細加工技術の進歩等による超音波診断技術の向上
に伴って、微小化した超音波振動子を体内に挿入するこ
とが容易になり、食道壁や胃壁を介して心臓、消化管、
及び消化器等を診断することが臨床の場で徐々に普及し
始めている。
【0004】特に胃や膵臓、胆嚢等の診断に関しては、
光学的内視鏡(以下、単に内視鏡という)と同様に、直
径10mm前後の道中管に超音波振動子を内蔵し、この超
音波振動子を機械的に回転駆動させ、あるいは電子的に
駆動させて生体内の診断対象部位を走査する、いわゆる
超音波内視鏡によって体表走査では得られない鮮明な画
像を得ることが可能になっている。また電子走査方式で
はドプラ信号による血流計測も行なわれ、食道静脈瘤の
診断、あるいは周辺の組織血流計測による腫瘍の鑑別診
断の研究等に用いられている。
【0005】ところで、胃や食道あるいは大腸等におけ
る診断では、内視鏡及び超音波内視鏡を用いた2段階ス
テップによる検査が行なわれている。この検査方式で
は、最初のステップで内視鏡により癌部の位置及び鑑別
診断が行なわれる。そして次のステップで超音波内視鏡
により癌の深達度診断(病巣部がどの程度広がっている
か)が行なわれ、この検査結果を用いて治療方法を決定
している。
【0006】しかしながら上述した2段階ステップの検
査では、超音波内視鏡が対物レンズ等の光学的な観察手
段を有していないため、超音波内視鏡による走査部分の
位置決めは盲目的に行なうしかなく、正確性に欠け、操
作者の負担となった。また、2本の道中管を順次患者の
体内に挿入しなければならないため、患者に与える苦痛
は極めて大きく、一般の臨床では未だ普及していなかっ
た。
【0007】このような従来の超音波内視鏡に代るもの
として、内視鏡の鉗子チャンネルを通過させることが可
能な細径超音波プローブを用い、内視鏡と細径超音波プ
ローブとを一体化させて診断を行なう方式の超音波診断
装置が開発されている。
【0008】この方式によれば、超音波プローブを使用
する際の患者に与える苦痛はほとんどなく、しかも超音
波走査位置は常に内視鏡画像下にてモニタリングされて
いるため、走査の正確さは従来法と比べて著しく向上し
ている。
【0009】このような細径超音波プローブを備えた超
音波診断装置を図6に示す。この細径超音波プローブ4
9は、振動子からの超音波信号を回転するミラーによっ
て反射させてラジアル状に走査する構成である。すなわ
ち、直径2mm程度のチューブ50の先端内部に、1個の
超音波振動子51が振動子面が装置本体52側を向くよ
うに固設されている。また、超音波振動子51の振動子
面に対向した反射面53aを有し、この反射面53aは
チューブの中心軸に対して約45度に傾斜している音響
ミラー53が設けられている。
【0010】超音波振動子51には、チューブ50の壁
面に埋設された信号線54a及びアース線54bの一端
が接続されている。この信号線54a及びアース線54
bの他端は、装置本体52に設置された超音波振動子駆
動用の送受信回路55に接続されている。
【0011】また、音響ミラー53には回転ケーブル
(トルクケーブル)56の一端が接続されている。ま
た、この回転ケーブル56の他端には、装置本体52に
設置されたモータ機構57が接続されている。モータ機
構57は、エンコーダ58を備えたモータ59と、モー
タ駆動用のモータドライブ回路60とを備え、モータド
ライブ回路60からの制御出力によって回転するモータ
59の回転駆動力をエンコーダ58及びトルクケーブル
56を介して音響ミラー52に伝達して、音響ミラー5
3をチューブ50の中心軸を回転軸として回転運動させ
るようになっている。
【0012】この細径超音波プローブ49を体腔内に挿
入して装置52を駆動させると、送受信回路55から信
号線54aを介して超音波振動子51に送信パルスが送
られ、超音波振動子51が駆動される。駆動した超音波
振動子51によって、回転運動している音響ミラー53
へ向けて超音波信号sが放射される。この超音波信号s
は、音響ミラー53の反射面53aによって反射され、
回転軸に対して略90度、即ちチューブ50の壁面に対
して直交する方向(ラジアル状)に放射される。
【0013】放射された超音波信号sは体腔内の診断部
位等によって反射され、その反射信号はチューブ50の
壁面に対して直交する方向から振動子51によって受信
される。振動子51によって受信された反射信号は、送
受信回路55を介して装置本体52に送られ、画像処理
装置等により画像化(例えばBモード画像)される。そ
の結果、体腔内の診断部位における断層像が得られる。
【0014】なお、上述した音響ミラーを回転させて超
音波信号sの走査を行なう方式の他に、微小振動子をト
ルクケーブルに装着し、この微小振動子を直接回転させ
る方式やミラーと振動子を一体化して回転させる方式等
が提案されているが、いずれにしてもこのようなモータ
等による機械的な回転走査方式は構造が比較的簡単であ
り、また高周波化(20 MHz〜40 MHz)が容易に実現
できるため、最も普及している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】超音波診断装置によっ
て所定部位での血流等の運動流体の速度を求める場合、
その運動流体の方向に複数回(例えば10〜20回)連
続して超音波信号を送受信する必要があった。しかも消
化器領域の如く遅い速度を持つ血流を検出するために
は、複数回の走査における超音波信号の送受信方向(ビ
ーム方向)は正確に一致していなければならなかった。
【0016】したがって、細径超音波プローブを備えた
機械的な回転走査方式による超音波診断装置を用いて、
血液の流れ等の運動流体からの超音波信号(ドプラ信
号)を検出し、このドプラ信号によって運動流体の速度
情報等を計測することは困難とされていた。その最大の
理由は、プローブ先端の振動子や音響ミラーに回転駆動
力を伝達するトルクケーブル部分に回転誤差(回転ム
ラ)が発生するため、所要の回転精度が得られず、超音
波信号の送受信方向が一致しないからである。また、こ
の回転誤差はトルクケーブルが湾曲していた場合特に著
しく回転精度を低下させていた。
【0017】このような理由から、心臓内のように速い
速度を持つ血流以外では、機械走査方式は不可能とさ
れ、この種の計測はもっぱら走査方向が任意且つ正確に
決定される電子走査方式が行なわれてきた。
【0018】しかしながら、上述した細径超音波プロー
ブを使用した超音波診断装置では、超音波プローブ内の
収容面積が極めて小さいため、電子走査方式の採用は困
難であった。
【0019】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、機械的回転走査方式における回転精度を高め、所
定の部位での流体の速度等の運動状態を表示することが
できる超音波診断装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載した超音波診断装置は、超音波振動子を
有し且つこの超音波振動子あるいは音響ミラーに回転を
与えることにより走査可能な超音波放射部を備えた細径
の超音波プローブを体腔内に挿入して診断を行なう超音
波診断装置において、上記超音波放射部に回転を与える
マイクロモータを上記超音波プローブ内に設けている。
【0021】また、請求項2記載の超音波診断装置は、
前記超音波送受信方向を同一方向に設定して得られる超
音波受信信号から血流情報を算出、表示する手段を備え
ている。
【0022】特に請求項3記載の超音波診断装置では、
前記超音波放射部は、前記超音波プローブの先端に固設
された超音波振動子か、あるいは前記超音波振動子と、
この超音波振動子が放射した超音波信号を前記体腔内壁
側へ反射させ且つ回転可能に設けられたミラーとから構
成され、前記マイクロモータの回転を上記ミラー、ある
いは振動子、あるいはミラーと振動子に与えるように形
成している。
【0023】さらに、請求項4記載の超音波診断装置で
は、前記マイクロモータはステッピング駆動方式のモー
タであり、このモータに対してモータ駆動用パルスを出
力する駆動パルス出力手段と、前記超音波振動子が駆動
されるタイミングに応じて、上記駆動パルス出力手段か
ら出力されるモータ駆動用パルスの出力タイミングを制
御する駆動パルス制御手段とを備えている。
【0024】
【作用】本発明の超音波診断装置では、超音波放射部に
回転を与えて超音波信号を放射させるマイクロモータを
超音波プローブ内に設けたため、超音波放射部とマイク
ロモータを直結させて、超音波放射部にマイクロモータ
の回転精度とほぼ同程度の精度の回転動力を伝達するこ
とができる。
【0025】特に、請求項2記載の超音波診断装置で
は、超音波放射部は、超音波プローブの先端に固設され
た超音波振動子と、回転可能に設けられたミラーとを備
え、このミラーをマイクロモータにより回転させること
により、超音波信号を体腔内壁側へ向かって放射状(ラ
ジアル状)に走査させる。この際、ミラーに回転動力を
与えるマイクロモータを超音波プローブ内に設けたた
め、ミラーとマイクロモータとを直結させて、ミラーに
マイクロモータの回転精度とほぼ同程度の精度の回転動
力を伝達することができる。
【0026】また、マイクロモータとしてステッピング
駆動方式のモータを用い、このモータを駆動パルス制御
手段からのモータ駆動用パルスによってステッピング駆
動させる。その際、駆動パルス制御手段によって駆動パ
ルス出力手段を制御して、超音波振動子の駆動タイミン
グに応じた出力タイミングのモータ駆動用パルスをモー
タに送り、モータを駆動させることができる。このた
め、振動子が複数回駆動された後にモータを駆動させる
ように設定することによって、機械式回転走査方式にお
いても、所定の方向に複数回連続して超音波信号を送受
信することが可能になる。
【0027】
【実施例】以下、本発明に係る実施例について、添付図
面を参照して説明する。
【0028】(第1実施例)図1に示した超音波診断装
置は、体腔内の運動流体、例えば消化管壁側の血管bv
内の血球bc を含む所定の方向へ向けて超音波信号sを
放射(送信)し、且つ反射された超音波信号sを受信す
る超音波プローブ1と、超音波信号送受信用の回路や受
信された超音波信号sに所定の処理を施してTVモニタ
に表示する回路等を備えた装置本体2と、装置本体2へ
外部から各種の診断情報を入力する、例えばキーボー
ド、マウス等の入力部3とから構成される。
【0029】超音波プローブ1は、可撓性を有し且つ直
径2mm程度の細径のチューブ4内に所定の部品が内臓さ
れて形成されている。すなわち、チューブ4の先端に振
動子面が装置側を向くように固設された超音波振動子5
と、この超音波振動子5の振動子面に対向した反射面6
aを有し、この反射面6aはチューブ4の中心軸に対し
て約45度に傾斜している音響ミラー6と、この音響ミ
ラー6に、その出力軸7aを介して直結された例えば直
径1mm以下の小型のマイクロモータ7とを備えている。
このマイクロモータ7は、モータ駆動パルスに基づいて
所定角(以下、ステッピング角;Δθという)回転する
ステッピング駆動方式のマイクロモータ(以下、ステッ
ピングモータ7という)である。
【0030】また、音響ミラー6は、ステッピングモー
タ7から伝達される回転動力によって、出力軸7aを回
転軸として回転するようになっている。なお、超音波振
動子5、音響ミラー6は本発明の超音波放射手段を形成
する。
【0031】一方、装置本体2は、超音波信号sの送信
周波数(繰り返し周波数)を決定するレートパルスを発
生するパルス発生器8と、このパルス発生器8から出力
されたレートパルスから振動子駆動パルスを発生する振
動子駆動回路9と、ステッピングモータ7にモータ駆動
パルスを送るモータ駆動回路10と、入力部3からの入
力条件及びパルス発生器8から出力されたレートパルス
に基づいて、モータ駆動回路10から出力されるモータ
駆動パルスの出力タイミングやパルス数等を制御すると
共に、振動子駆動回路9による振動子駆動パルスの出力
を制御するコントローラ11とを備えている。なお、振
動子駆動回路9は信号線12によって超音波振動子5に
接続されている。また、モータ駆動回路10は、本発明
の駆動パルス出力手段を形成し、コントローラ11は、
本発明の駆動パルス制御手段を形成する。
【0032】そして装置本体2は、超音波プローブ1で
受信された受信信号を増幅する増幅器13と、増幅器1
3によって増幅された受信信号からBモード画像信号を
生成するBモードユニット14と、増幅器13によって
増幅された受信信号からドプラ信号を抽出し、このドプ
ラ信号を周波数分析して流体(例えば血流)の速度情報
を算出する手段であるドプラユニット15とを備えてい
る。
【0033】さらに装置本体2は、Bモードユニット1
4からの出力信号とドプラユニット15からの出力信号
とを標準TV信号(TVフォーマットの信号)に変換す
るデジタルスキャンコンバータ(DSC)16と、この
標準TV信号をTVモニタ上に表示する表示部17とが
備えられている。なお、表示部17は、請求項2記載の
血流情報を表示する手段を形成している。
【0034】Bモードユニット14は、増幅器13から
出力された受信信号を対数圧縮する対数増幅器18と、
対数圧縮された受信信号を検波する包絡線検波回路19
と、検波回路19からの出力信号(Bモード画像信号)
をデジタルデータ(Bモード画像データ)に変換するA
/D変換器20とを有し、A/D変換器20から出力さ
れたBモード画像データはDSC16へ出力される。
【0035】ドプラユニット15は、増幅器13から出
力された受信信号を直交位相検波して、位相がπ/2ず
れた2系統のドプラ信号(複素信号)を抽出し、このド
プラ信号を周波数分析して結果を出力するものである。
【0036】すなわち、所定の周波数(超音波信号sの
中心周波数)を有した連続波(基準信号)を2系統に分
けて出力する基準信号発生器21と、基準信号発生器2
1から出力された基準信号の一方の位相をπ/2(90
度)だけシフトする移相器22と、基準信号発生器21
から出力された基準信号(位相シフト無し)と増幅器1
3から出力された受信信号とを乗算するミキサ23a
と、移相器22から出力されたπ/2だけ位相のシフト
した基準信号と増幅器13から出力された受信信号とを
乗算するミキサ23bとを備えている。
【0037】ミキサ23a,23bからの出力信号は、
それぞれローパスフィルタ(LPF)24a,24bに
入力して信号成分の中の和の出力成分が除去され、差の
周波数成分が抽出される。ローパスフィルタ24a,2
4bから出力されたドプラ周波数成分を有する信号は、
A/D変換器(A/D)25a,25bによってデジタ
ル信号(ドプラデータ)に変換された後、一旦メモリ回
路26a,26bに保持される。
【0038】このようにして、メモリ回路26a,26
bに所定回数のデータ(同一部位のドプラデータ)が保
持されると、これらのドプラデータはスペクトラム分析
器27に送られる。このスペクトラム分析器27は、ド
プラデータを周波数分析し、平均周波数(すなわち血流
の平均速度)等のスペクトラムデータを求める。このス
ペクトラムデータはDSC16に出力される。
【0039】DSC16は、図示しないフレームメモ
リ、書き込み・読みだし制御部を備え、入力されたBモ
ード画像データ及びスペクトラムデータを、書き込み・
読みだし制御部からの制御に基づいてフレームメモリの
所定のアドレスに書き込む(保持する)と共に、フレー
ムメモリの各アドレスに保持されたデータを、書き込み
・読み出し制御部からの制御に基づいて順次読み出すよ
うになっている。読み出されたデータ(Bモード画像デ
ータ及びスペクトラムデータ)は表示部17へ出力され
る。
【0040】表示部17は、図示しないRGB等のカラ
ー処理部、D/A変換器、及びTVモニタを備え、入力
されたデータの内スペクトラムデータをカラー処理部に
よってカラーデータに変換する。このカラーデータ及び
Bモード画像データ(白黒データ)はD/A変換器によ
ってアナログ画像信号に変換された後、TVモニタによ
って重畳して表示される。
【0041】次に本実施例の作用を述べる。
【0042】コントローラ11からの制御に基づいて振
動子駆動回路9から繰り返し周波数(周期T0 )で出力
された振動子駆動パルスにより超音波振動子5が駆動さ
れ、音響ミラー6の反射面6aに向けて超音波信号sが
放射される。一方、コントローラ11によって所定の出
力タイミング及びパルス数に制御されたモータ駆動パル
スがモータ駆動回路10からステッピングモータ7に送
られ、そのステッピングモータ7を回転作動させる。そ
の結果、音響ミラー6にはステッピングモータ7からの
回転動力が出力軸7aを介して直接伝達され、音響ミラ
ー6は所定方向に回転する。このため反射面6aに入射
した超音波信号sは、回転する反射面6aによって放射
状に反射され、消化器領域付近の血管bv 内の血球bc
を含む所定の方向へ向けて送信される。
【0043】この際の振動子駆動パルス及びモータ駆動
パルスとの関係と、その際の超音波の走査方向とを図2
(a)、(b)に示す。
【0044】上述したようにステッピングモータ7は、
そのモータ駆動パルスを計数することによって決定され
た回転角度Δθによって回転作動する。図2は、Δθ=
45度で所定の方向に5回超音波信号sを送受信してド
プラ信号を計測する場合を示したものであり、モータ駆
動パルスの1周期間に5つの振動子駆動パルスが送られ
る。また超音波信号sは、図2中A〜Hの方向にΔθ度
間隔で放射される。
【0045】例えば、測定対象である血管bv 内の血球
bc が所定の方向(例えばA方向)に存在した場合、反
射面6aから反射した超音波信号sが所定の方向Aに向
くような状態で振動子駆動回路9からの振動子駆動パル
スp1 によって超音波振動子5が駆動される。続いて周
期T0 毎に送られる振動子駆動パルスp2 〜p5 によっ
て超音波振動子5が駆動される。この結果、A方向に対
してs1 〜s5 の超音波信号が送受信される。つまり、
同一方向に5回の走査が行なわれる。
【0046】5回目の超音波信号s5 の送受信が行なわ
れた状態、つまり、振動子駆動パルスp5 が送られる
と、コントローラ11からの制御によってモータ駆動回
路10からモータ駆動パルスbがステッピングモータ7
に送られる。モータ駆動パルスbによって回転作動した
ステッピングモータ7からの回転動力によって、音響ミ
ラー6の反射面はΔθ回転され、超音波信号sの送受信
方向もAからΔθ移動したB方向になる。そして、同様
に周期T0 毎に振動子駆動パルスp6 〜p10が超音波振
動子5に送られ、B方向に対してs6 〜s10の超音波信
号が送受信される。以下、同様にC〜H方向にも超音波
信号sが送受信される。
【0047】H方向の超音波信号s40の送受信が行な
われた状態、つまり振動子駆動パルスp40が送られる
と、コントローラ11からの制御によってモータ駆動回
路10からモータ駆動パルスaがステッピングモータに
送られ、超音波信号sの送受信方向はHからΔθ移動し
たA方向になり、最初の状態に戻る。以下、必要に応じ
て上述した処理が繰り返される。
【0048】つまり、コントローラ11からの制御によ
り、モータ駆動回路10から出力されるモータ駆動パル
スの出力タイミングを所定回(本実施例の場合5回)毎
の振動子駆動パルスの出力タイミングに合わせることに
よって、所定方向に複数回(5回)の超音波信号sの送
受信(走査)を行なうことができる。また、このドプラ
信号の局所計測単位である5回の超音波信号の送受信期
間中、その送受信方向は、ステッピングモータ7の回転
角の制御に基づき正確に固定することができる。
【0049】さらに、ステッピングモータ7の回転動力
に基づき音響ミラー6を回転させて超音波信号sを送受
信する機械的回転走査方式を用いる際に、超音波プロー
ブ1内にステッピングモータ7を設けたため、トルクケ
ーブル等を極力使用せずに、ステッピングモータ7の回
転動力を直接音響ミラー6に伝達することができる。こ
の結果、回転誤差(回転ムラ)を極力抑えることがで
き、回転精度を大幅に上昇させることができる。
【0050】したがって従来困難とされていた、細径プ
ローブを備えた機械的な回転走査方式による超音波診断
装置を用いて、比較的流速の遅い腹部の血流等からの超
音波信号s(ドプラ信号)を検出することが可能にな
る。
【0051】なお、第1実施例において、所定部位に超
音波信号を送受信する回数を5回としたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、10回〜20回等、診断
対象部位に基づいて定めて良い。
【0052】また、第1実施例において、ステッピング
角をほぼΔθ=45度としたが、実際の場合、Δθは、
(2π/256)〜(2π/512)ときわめて小さい
値であることが多い。
【0053】(第2実施例)第2実施例は、第1実施例
と同様の構成において振動子駆動パルスとモータ駆動パ
ルスとの関係を図3に示すように設定したものであり、
低流速検出機能を大幅に改善するものである。
【0054】一般に、低流速検出能(最小ドプラ周波
数)fdminは、同一方向走査回数をNとし、また同一方
向走査繰り返し周期をT1 とすれば「fdmin=(NT1
-1」で示される。すなわち、低流速検出能を改善さ
せるためには、「NT1 」をある程度大きくとる必要が
ある。
【0055】したがって、血管のように固定した物体か
らの信号スペクトルや一定速度で流れる血流スペクトル
等のNが十分大きい場合には、それぞれが線スペクトル
となるためフィルタにより血流信号成分のみを抽出する
ことは容易である。
【0056】しかしながら、装置のリアルタイム性が要
求される場合には、前記Nを大きくすることは不可能で
ある。このような場合、同一方向走査繰り返し周期T1
を長くして、低流速検出能を高めることも有効な手段で
ある。
【0057】そこで本実施例では、超音波振動子を高速
度で複数回回転させ、元の位置に戻ってきたときに得ら
れる反射信号からドプラ信号を検出するようにして、同
一方向走査繰り返し周期T1を長くすることを可能にし
た。
【0058】図3に示すように、例えばA〜Hの8方向
に対して超音波信号sの走査を行なう場合(Δθ=45
度)、まず反射面6aから反射した超音波信号sが所定
の方向Aに向くような状態で振動子駆動パルスp1 によ
って超音波振動子5が駆動され超音波信号s1 の送受信
が行なわれる。この際受信された超音波信号s1 の中か
らドプラユニット15に入力して得られたドプラ信号
は、ドプラデータとしてメモリ回路26a,26bに保
持される。
【0059】一方、振動子駆動パルスp1 が送られる
と、コントローラ11からの制御に基づいて出力される
モータ駆動パルスbによって超音波信号sの送受信方向
はBに向けられる。そして、振動子駆動パルスp2 によ
り超音波信号s2 の送受信が行なわれ、同様にドプラデ
ータとしてメモリ回路26a,26bに保持される。以
下、同様にC〜H方向にも超音波信号s3 〜s8 が送受
信され、ドプラデータがメモリ回路26a,26bに保
持される。
【0060】このようにすれば、方向Aに対しては振動
子駆動パルスp1 、p9 、p17、p25、p33(N=5の
場合)の時に同一部位からの一連の反射信号が得られ
る。この場合の同一方向走査繰り返し周期T1 は、超音
波振動子が1回転するのに要する時間に等しく、またこ
のT1 は、第1実施例の図2に示されたT0 と比較して
8倍となっている。
【0061】また、この方式では、方向AからHまでの
それぞれのN個の受信信号は、音響ミラー6がN回転す
ることによってほぼ同時に得られるため、T1 を大きく
とっても単位時間あたりの表示画像枚数(フレーム数)
は低減しない特徴がある。しかも、例えば方向Aにおけ
るドプラ信号を検出する場合、まず振動子駆動パルスp
1 、p9 、p17、p25、p33についてドプラ信号を検出
し、次ぎの画像表示における方向Aでのドプラ信号の算
出は、振動子駆動パルスp9 、p17、p25、p33、p41
について行なえば良いから、この新しい画像表示に要す
る時間は超音波振動子が1回転するのに要する時間に等
しくなる。なぜならば、画像表示に要する時間は超音波
の送受信に要する時間で決定され、ドプラ信号演算時間
に要する時間は僅かであるためである。
【0062】したがって第2実施例の方式によれば、従
来よりフレーム数が著しく増大し、画像の時間分解能が
改善されるといった効果を新たに発生させることができ
る。 (第3実施例)第3実施例も、第1実施例と同様の構成
において、振動子駆動パルスとモータ駆動パルスとの関
係を図4に示すように設定したものである。
【0063】一般に、超音波断層像(Bモード画像)を
観察し、さらに血流等の運動流体の観察が必要となる場
合は、Bモード画像上での局所的領域での血流観測をす
る場合が多い。したがって第3実施例では、ドプラ信号
を収集する方向を限定した領域に設定することを可能に
している。
【0064】本実施例では、図4に示す方向AとBのみ
ドプラ信号を得る場合について述べる。例えばオペレー
タによって入力部3から方向A及びBを指定する領域指
定情報がコントローラ11に入力される。コントローラ
11は入力された領域指定情報に基づいて、モータ駆動
パルスの出力タイミングを制御する。
【0065】すなわち、反射面6aから反射した超音波
信号sが所定の方向Aに向くような状態で、振動子駆動
パルスp1 〜p5 が送られ、その結果方向Aにおける超
音波信号s1〜s5の送受信が行なわれる。次いでモー
タ駆動パルスbによって超音波信号sの送受信方向はB
に向けられ、振動子駆動パルスp6 〜p10によって方向
Bにおける超音波信号s6 〜s10の送受信が行なわれ
る。
【0066】その後、振動子駆動パルスp11が送られる
と、モータ駆動パルスcによって超音波信号sの送受信
方向はCに向けられ、振動子駆動パルスp12により超音
波信号s11の送受信が行なわれる。以下同様の処理が行
なわれ、振動子駆動パルスp16が送られると、モータ駆
動パルスaによって超音波信号sの送受信方向はAに向
けられる。なお、この場合、振動子駆動パルスp11〜p
16によって送受信された超音波信号s11〜s16は、Bモ
ード画像用のみとしての超音波走査に用いられる。
【0067】あるいはコントローラ11により振動子駆
動回路9を制御して、振動子駆動パルスp11〜p16によ
る実際の振動子駆動を行なわずに、モータ駆動パルスc
〜aによって音響ミラー6の回転のみを行なってもよ
い。
【0068】本実施例の方式では、例えば最初所定方向
(A〜H方向)に一回ずつ超音波信号sの送受信を行な
い、その結果から診断目的の血流等の存在する領域を推
定して特定の領域(ドプラ信号を収集する方向)を定め
る。その後、そのドプラ信号を収集する方向のみを対象
として本実施例に基づく処理を行なうとより効果的であ
る。また、前記特定領域の指定は、操作パネル上から行
なえるような機能を入力部3にもたせてもよい。
【0069】なお、Bモード画像をドプラデータによる
スペクトラムデータと同時に表示する場合には、振動子
駆動パルスp1 〜p5 のうちの1つ、さらに振動子駆動
パルスp6 〜p10のうちの1つによって得られた受信信
号についてもBモード用信号処理を行なう必要がある。
その際、同じ受信信号からBモード用信号及びドプラ信
号を同時に得る方法、あるいは分離して駆動し、特にド
プラ信号用走査時にはパルス波形を増加させる等、駆動
方法を変える方法を採用しても良い。なおこれらは第1
実施例及び第2実施例においても同様である。
【0070】以上のように本実施例では、所定の方向の
み同一方向の複数回走査を行なうように設定することが
できるため、第1実施例と比べてよりフレーム数が増大
し、比較的速い流速の運動流体に対してもサンプリング
密度が十分とれ、折り返りによる計測誤差が生じないと
いった効果を新たに発生させることができる。
【0071】なお、第1〜第3実施例では、超音波放射
部として固定された超音波振動子と音響ミラーとを備
え、この音響ミラーを回転させて超音波信号を放射させ
るミラー回転型の細径プローブについて述べたが、他の
方式、例えば音響ミラーを使用せずに、超音波放射部で
ある振動子を直接回転させる方式や、振動子・ミラー一
体回転方式においても本発明は適用される。この振動子
ミラー一体回転方式の細径超音波プローブの一例を図5
に示す。チューブ30の先端に一体化して設けられた音
響ミラー31及び超音波振動子32はシャフト33に接
続され、マイクロモータ34からの動力によってシャフ
ト33を介して回転する構成になっている。なお、振動
子32から引き出される信号線35は、シャフト33、
ロータリートランス36を貫通して、図示しない装置本
体の振動子駆動回路に接続されている。
【0072】また、本発明の実施例として、Bモード画
像データ及び血流データを重畳して表示させる方式の超
音波診断装置を示したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、血流データのみを表示する方式の超音波診
断装置でも適用される。また、血流データは、画像に限
定されることなく所定方向あるいは所定位置での血流情
報(例えばスペクトル)を表示してもよい。
【0073】さらに、本発明は細径の超音波プローブに
おいて特に有効であるが、ステッピングモータの使用に
より汎用の機械走査型超音波診断装置における血流計測
の性能改善にも有用である。
【0074】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る超音波診
断装置によれば、例えば、超音波プローブの先端に固設
された超音波振動子と回転可能に設けられたミラーとを
備えた超音波放射部の音響ミラーに回転を与えて超音波
信号を放射させるマイクロモータを超音波プローブ内に
設けたため、トルクケーブル等を使用せずに、マイクロ
モータと超音波放射部とを直結させることができる。し
たがって、超音波放射部の音響ミラーにはマイクロモー
タの回転精度とほぼ同程度の精度の回転動力が伝達され
るため、超音波放射部の回転誤差(回転ムラ)を極力抑
えることができ、機械的回転走査方式における回転精度
を大幅に上昇させることができる。
【0075】また、特に、マイクロモータとしてステッ
ピング駆動方式のモータを用い、このモータの駆動用パ
ルスの出力タイミングを、超音波振動子が駆動されるタ
イミングに応じて制御することによって、例えば振動子
を複数回駆動させた後にステッピングモータを駆動させ
ることによって、所定の位置に複数回超音波信号sを正
確に且つ連続して放射させることが可能になる。
【0076】以上の理由から、本発明に基づく細径の超
音波プローブを備えた機械的な回転走査方式による超音
波診断装置を用いて、特に遅い血流速度成分を有する体
内血流等の運動流体の速度情報を計測することを容易に
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波診断装置の第1実施例の構
成を示す概略ブロック図。
【図2】(a)は、第1実施例における振動子駆動パル
ス及びモータ駆動パルスとの関係を示すタイムチャー
ト。(b)は、第1実施例における超音波信号の送受信
(走査)方向を示す図。
【図3】(a)は、第2実施例における振動子駆動パル
ス及びモータ駆動パルスとの関係を示すタイムチャー
ト。(b)は、第2実施例における超音波信号の送受信
(走査)方向を示す図。
【図4】(a)は、第3実施例における振動子駆動パル
ス及びモータ駆動パルスとの関係を示すタイムチャー
ト。(b)は、第3実施例における超音波信号の送受信
(走査)方向を示す図。
【図5】本発明に係る超音波診断装置の他の実施例にお
ける細径超音波プローブの一例を示す概略構成図。
【図6】従来の超音波診断装置の一例を示す概略構成
図。
【符号の説明】
1 超音波プローブ 2 装置本体 3 入力部 4 チューブ 5 超音波振動子 6 音響ミラー 6a 反射面 7 ステッピングモータ 7a 出力軸 8 パルス発生器 9 振動子駆動回路 10 モータ駆動回路 11 コントローラ 12 信号線 13 増幅器 14 Bモードユニット 15 ドプラユニット 16 DSC 17 表示部 18 対数増幅器 19 包絡線検波回路 20 A/D変換器 21 基準信号発生器 22 移相器 23a,b ミキサ 24a,b LPF 25a,b A/D変換器 26a,b メモリ 27 スペクトル分析器 bc 血球 bv 血管 s 超音波信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子を有し且つこの超音波振動
    子が放射した超音波による超音波送受信方向を機械的回
    転手段によって変えることにより走査可能な超音波放射
    部を備えた超音波プローブを用いて診断を行なう超音波
    診断装置において、上記超音波放射部に回転を与えるマ
    イクロモータを上記超音波プローブ内に設けたことを特
    徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記超音波送受信方向を同一方向に設定
    して得られる超音波受信信号から血流情報を算出、表示
    する手段を備えた請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 前記超音波放射部は、前記超音波プロー
    ブの先端に固設された超音波振動子か、あるいは上記超
    音波振動子とミラーの組み合せから構成され、前記マイ
    クロモータの回転は少なくとも上記ミラーあるいは上記
    超音波振動子に与えるように形成した請求項1記載の超
    音波診断装置。
  4. 【請求項4】 前記マイクロモータはステッピング駆動
    方式のモータであり、このモータに対してモータ駆動用
    パルスを出力する駆動パルス出力手段と、前記超音波振
    動子が駆動されるタイミングに応じて、上記駆動パルス
    出力手段から出力されるモータ駆動用パルスの出力タイ
    ミングを制御する駆動パルス制御手段とを備えた請求項
    1記載の超音波診断装置。
JP5225828A 1993-09-10 1993-09-10 超音波診断装置 Pending JPH0779979A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102697455A (zh) * 2012-01-18 2012-10-03 广州宝胆医疗器械科技有限公司 Oct电子胃镜系统
JP2014018663A (ja) * 2012-07-13 2014-02-03 Siemens Medical Solutions Usa Inc スペクトル・ドップラー超音波イメージングの自動ドップラー・ゲート配置

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US9579083B2 (en) 2012-07-13 2017-02-28 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Automatic doppler gate positioning in spectral doppler ultrasound imaging

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