JPH0780039B2 - 連続鋳造時の鋳型内への溶鋼の偏流を検出する方法 - Google Patents

連続鋳造時の鋳型内への溶鋼の偏流を検出する方法

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JPH0780039B2
JPH0780039B2 JP61037606A JP3760686A JPH0780039B2 JP H0780039 B2 JPH0780039 B2 JP H0780039B2 JP 61037606 A JP61037606 A JP 61037606A JP 3760686 A JP3760686 A JP 3760686A JP H0780039 B2 JPH0780039 B2 JP H0780039B2
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清 池田
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【発明の詳細な説明】 〈発明の目的〉 産業上の利用分野 本発明は連続鋳造時の鋳型内への溶鋼の偏流を検出する
方法に係り、詳しくは、連続鋳造時、鋳型内に浸漬ノズ
ルにより鋳込まれる溶鋼流の偏流を検出する方法に係
る。
従来の技術 一般に、連続鋳造における溶鋼中の非金属介在物は、溶
鋼の注入流によって鋳片内部まで持込まれ、その大部分
は湯面上に浮上するが、残る一部は鋳片内にそのまま捕
捉される。この捕捉される非金属介在物の量は鋳込み時
の鋳片内溶鋼流によって大きく変化することが知られて
おり、浸漬ノズルから吐出される溶鋼流が広い範囲に渡
って大きく、かつ、深くなればなる程、増加する傾向に
ある。従って、連続鋳造において、浸漬ノズルから吐出
される溶鋼流が鋳片内に深く達しないように、浸漬ノズ
ルは側方に吐出孔を有する形状とされ、しかも、鋳型内
溶鋼表面に浮遊する表面被覆用フラックスを巻込まぬよ
うに、上記吐出孔は若干下向きとされて使用されてい
る。
第4図はその説明図であり、スラブ連鋳機において浸漬
ノズル2は鋳型1の中央に配置され、その吐出孔5は鋳
型1の短辺側に向けられ、吐出孔5から吐出される溶鋼
は、図中、矢印6の如く流動する。すなわち、吐出孔5
からの溶鋼流は貯留溶鋼4中を流れる間にその速度を減
少し、鋳型1の短辺側壁面への衝突によって、反転流と
なり、この反転流の一方は湯面側に上昇する上昇流、他
方は下方へ向う下降流となり、この間に大きく減速され
る結果、上昇流は湯面上のフラックス3を湯中に巻込む
ことなく、また、下降流は鋳込中に深く到達しないよう
にして、鋳片品質を高める鋳造が行なわれている。
しかしながら、第4図の関係は両吐出孔5からの溶鋼流
が均等の場合に生ずるもので、浸漬ノズル2上のスライ
ディングノズルの絞り開度、鋳込速度等により浸漬ノズ
ル2を下降する溶鋼流動にゆらぎを生じた場合、あるい
は、浸漬ノズル内壁にアルミナ等非金属介在物の付着を
生じた場合には、吐出孔5の均等関係はくずれ、何れか
一方の吐出孔5からの溶鋼流動が強くなり、所謂、偏流
が生じることになる。この偏流を生じると、第5図に示
す如く、鋳型内溶鋼流6のうち、強い流動を生じた側
は、上昇流あるいは下降流が強くなる結果、フラックス
巻込みあるいは鋳片内部深くまで下降流が達し、これに
よって内部品質の悪化を生じる。
従来、前記偏流の発生等を測定する方法としては、特開
昭59-104512号公報に係る“連続鋳造時の鋳込流測定方
法”又は鋳型内溶鋼表面の挙動を測定するものとして、
特開昭55-149017号公報が提案されているのみである。
前者は、鋳型内の溶融金属中に受圧体を挿入して、この
受圧体により溶融金属流体の圧力を検出し、鋳込流の状
態を把握する方法であり、後者では、湯面検出センサー
を湯面と湯面検出センサー間の距離を一定に保って追従
駆動される追従駆動部に支持し、湯面振動を検出し、フ
ラックス等の巻込みを察知する方法である。
しかしながら、前者技術では、使用する受圧体が鋳込中
を通じて溶融金属中に浸漬使用できる耐久性を持つ必要
があり、溶鋼は高温度であることから極めて実施は困難
であり、また、浸漬した受圧体には浮上してくる介在物
の付着を生じ、該介在物の剥離等による鋳片内部の汚染
をも生じる問題がある。
また、後者では、単に鋳型内溶鋼表面の振動を検出する
ものであるから、浸漬ノズル内壁へのアルミナ付着防止
として吹込まれる不活性ガスによる影響等の問題の外、
湯面検出センサーの駆動方式が実施上問題となり、高温
環境下での信頼性の高い手段が必要とされる問題があ
る。
発明が解決しようとする問題点 本発明はこれらの問題点の解決を目的とし、具体的に
は、中央の浸漬ノズルと鋳型短辺との間にそれぞれ2つ
の渦流式レベル計を配置するとともに、一方の渦流式レ
ベル計によって、鋳型短辺に衝突反転上昇する上昇流が
湯面に達するところのレベルを検出する一方、他方の渦
流式レベル計によって、上記上昇流の影響をうけないと
ころのレベルを検出し、これらの間のレベル値の偏差か
ら鋳型内への溶鋼の偏流を検出する方法を提案する。
〈発明の構成〉 問題点を解決するための手段ならびにその作用 すなわち、本発明方法は、鋳型の両短片間に指向する溶
鋼吐出孔を有する浸漬ノズルが鋳型の中央に配置され、
これら溶鋼吐出孔から連続的に溶鋼を鋳型に連続鋳造す
る際に、中央の浸漬ノズルと鋳型短辺の間に、それぞれ
渦流式レベル計を2個づつ、合計で4個配置し、浸漬ノ
ズルと一方の鋳型短辺の間の渦流式レベル計のうちで、
鋳型短辺側の一方の渦流式レベル計によって、鋳型短辺
に衝突し上向きに反転する上昇流が湯面に達するところ
の溶鋼レベルを検出する一方、浸漬ノズル側の他方の渦
流式レベル計によって、浸漬ノズルに寄せられて、しか
も、上昇流の影響範囲外のところの溶鋼レベルを検出
し、その後、これら溶鋼レベル間で偏差値を求めて、こ
の溶鋼レベルの偏差値にもとずいて鋳型内への溶鋼の吐
出流の偏流を検出することを特徴とする。
以下、図面を用いて本発明の構成ならびに作用を説明す
ると、次の通りである。
なお、第1図は本発明における渦流式レベル計の配置を
示す説明図であり、第2図は本発明に係る検出方法にお
ける渦流式レベル計の配置および偏差の検出回路を示す
説明図であり、第3図は渦流式レベル計による湯面振動
を検出する検出回路の説明図であり、第4図はスラブ連
鋳機において、浸漬ノズルから吐出される溶鋼流の流動
状況を説明する説明図であり、第5図は第4図において
偏流時の溶鋼の流動状況を説明する説明図である。
本発明で用いる渦流式レベル計とは、例えば、特開昭53
-76926号公報でも開示されるが、その一例を第3図に示
す。渦流式レベル計の検出ヘッドは、1次コイル7bと2
次コイル7cとを具え、これらコイルが空冷構造ヘッド7a
で空冷されるよう構成されている。この測定回路におい
て出力電圧Eoutは次式で表わされる。
ここで、Eout:出力電圧 E0 :発信器電圧 G1 :帰還増巾器増巾器 G2 :差動増巾器増巾率 K :R1/(R1+R2) h :湯面からの距離 f(h):湯面からの距離に対応したコイル電
圧差 従って、渦流式レベル計では、フラックス層の影響を受
けず、溶鋼湯面を検知することができる。
これら渦流式レベル計7、8は、次のように、ちなみ
に、第1図ならびに第2図に示すように、配置して、鋳
型内へ浸漬ノズル2から吐出される溶鋼流の偏流を検出
する。
第1図において、符号1は鋳型、3はフラックス、4は
鋳型1内にある溶鋼を示す。この連鋳鋳型4の略々中央
に浸漬ノズル2を配置し、浸漬ノズル2の下端に一対の
吐出孔5、5を下向きに形成し、これら各吐出孔5、5
から鋳型1の短辺1bに向けて溶鋼流6が吐出される。
この鋳型1において、その短辺1aと中央の浸漬ノズル2
との間に、それぞれ、少なくとも2個の渦流式レベル計
7、8を配置する。
すなわち、中央の浸漬ノズル2の一つの吐出孔5から吐
出された溶鋼流6は短辺1aの内壁面に指向し、その溶鋼
流6は衝突する。反転した溶鋼流の一部は上昇し、その
上昇流が湯面に達し、反転した溶鋼流の他部は下降す
る。この現象は各吐出孔5毎に生じる。このため、一方
の渦流式レベル計7を上昇流が上昇して湯面に達する位
置のレベルを測定できるところに配置し、他方の渦流式
レベル計8は浸漬ノズル側2に寄せ、反転上昇する上昇
流の影響範囲外のところのレベルを測定できる位置に配
置する。したがって、他方の渦流式レベル計8は浸漬ノ
ズル2と短辺1a間の略々中間点に配置される。
また、一方の渦流式レベル計7側は浸漬ノズル2の浸漬
深さ(湯表面から吐出孔までの深さ)にもよるが、略々
短辺より100mm離れた位置に設置される。
なお、浸漬ノズル2の他方の吐出孔5側でも同様に2つ
の渦流式レベル計7′、8′を配置し、合計して4個の
渦流式レベル計7、8、7′、8′によって溶鋼又は湯
面レベルを検出する。
第2図に全体の配置例および偏差の検出回路を示す。
第2図において、4ケ所の湯面レベルの検出がなされ
る。図中に示す如く、短辺側に接近した湯面レベルと、
浸漬ノズル側に片寄った湯面レベルの偏差を求め、この
偏差をもとに偏流の発生を検出する。
すなわち、第1図において、 浸漬ノズル2で右の吐出孔5側に、片寄った偏流が生ず
れば、溶鋼流6は流速が上り、短片1a衝突後の反転流も
強くなるため、その一つの上昇流6によって湯面が持ち
上り、隆起表面Aが生ずる。この隆起表面Aは一方の渦
流式レベル計7でレベル変化として検出され、他方の渦
流式レベル計8で検出されるレベル値と比較されること
によって隆起量が求められ、この隆起量が偏差になる。
従って、偏差値をもとに偏流の発生が検出でき、かつ、
その偏流程度も同時に把握できる。
上記偏差の発生又は品質上許容できる偏差値を超えた場
合に警報等を発することとすれば、鋳片品質の不良等の
防止を図ることができる。
なお、渦流式レベル計は本発明に係る検出方法において
は固定的に配置することもでき、検出手段は複雑な構成
を必要としないので、実用上の大きな利点が得られる。
また、鋳片の幅寸法の変化に対応しては、短辺側の一方
の渦流式レベル計の配置位置を移動するだけで対処する
ことが可能である。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明方法は、浸漬ノズルを連鋳
鋳型中央に配し、この浸漬ノズルの各吐出孔と鋳型短辺
との間においてそれぞれ2つの渦流式レベル計を配設し
て、一つの渦流式レベル計で上昇する溶鋼の上昇流が湯
面レベルに達するところの溶鋼レベルを求めるととも
に、他の渦流式レベル計で上昇流の影響範囲外の溶鋼レ
ベルを求め、更に、これらレベル値を対比としてその偏
差を求め、このレベル偏差をもとに、鋳型内への溶鋼の
吐出流の偏流を検出する。
したがって、本発明方法によると、鋳型内溶鋼偏流の発
生やその程度までを検出することができ、その偏流やそ
の程度の情報は連続鋳造に適切に反映させることがで
き、鋳片品質不良の防止を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における渦流式レベル計の配置を示す説
明図、第2図は本発明に係る検出方法における渦流式レ
ベル計の配置および偏差の検出回路を示す説明図、第3
図は渦流式レベル計による湯面振動を検出する検出回路
の説明図、第4図はスラブ連鋳機において、浸漬ノズル
から吐出される溶鋼流の流動状況を説明する説明図、第
5図は第4図において偏流時の溶鋼の流動状況を説明す
る説明図である。 符号1……鋳型 2……浸漬ノズル 3……フラックス 4……溶鋼 5……溶鋼の吐出孔 6……溶鋼流 6a……正常時溶鋼流 6b……偏流時溶鋼流 7……渦流式レベル計 7a……空冷冷却ヘッド 7b……1次コイル 7c……2次コイル 8……渦流式レベル計 9……差動増幅器 10……加算器 11……直線検出器 12……リニアライザー 13……フィルター 14……帰還増幅器 15……発振器 16……偏差演算子 17……偏差信号 18……偏差チャート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳型の両短片間に指向する溶鋼吐出孔を有
    する浸漬ノズルが鋳型の中央に配置され、これら溶鋼吐
    出孔から連続的に溶鋼を鋳型に連続鋳造する際に、中央
    の浸漬ノズルと鋳型短辺の間に、それぞれ渦流式レベル
    計を2個づつ、合計で4個配置し、浸漬ノズルと一方の
    鋳型短辺の間の渦流式レベル計のうちで、鋳型短辺側の
    一方の渦流式レベル計によって、鋳型短辺に衝突し上向
    きに反転する上昇流が湯面に達するところの溶鋼レベル
    を検出する一方、前記浸漬ノズル側の他方の渦流式レベ
    ル計によって、前記浸漬ノズルに寄せられて、しかも、
    前記上昇流の影響範囲外のところの溶鋼レベルを検出
    し、その後、これら溶鋼レベル間で偏差値を求めて、こ
    の溶鋼レベルの偏差値にもとずいて鋳型内への溶鋼の吐
    出流の偏流を検出することを特徴とする連続鋳造時の鋳
    型内への溶鋼の偏流を検出する方法。
JP61037606A 1986-02-21 1986-02-21 連続鋳造時の鋳型内への溶鋼の偏流を検出する方法 Expired - Lifetime JPH0780039B2 (ja)

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