JPH0780163A - 刃物の刃構造、包丁及びナイフ - Google Patents
刃物の刃構造、包丁及びナイフInfo
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- JPH0780163A JPH0780163A JP25222593A JP25222593A JPH0780163A JP H0780163 A JPH0780163 A JP H0780163A JP 25222593 A JP25222593 A JP 25222593A JP 25222593 A JP25222593 A JP 25222593A JP H0780163 A JPH0780163 A JP H0780163A
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- Knives (AREA)
- Scissors And Nippers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 刃物の刃を研ぐことなく簡単に鋭利に再生し
得るような刃構造、包丁及びナイフを提供する。 【構成】 包丁1の包丁本体部3は、ベース板4と、複
数の金属板6の積層体5とを接合してなり、積層体5は
複数の薄い金属板6を接着等により接合した構造であ
り、積層体5の先端部には、刃面が傾斜面状に形成さ
れ、べース板4から最も離れた金属板6(最左側の金属
板)の刃先で切断するが、その刃先が摩耗したときに
は、その摩耗した刃先を有する金属板を剥離することに
より、新たに最左側に位置した金属板の先端の鋭利な刃
先で切断できる。以下、刃先の摩耗の都度、金属板6を
1枚ずつ剥離することで、順々に鋭利な刃先を最先端側
に出現させて、包丁を再生できる。
得るような刃構造、包丁及びナイフを提供する。 【構成】 包丁1の包丁本体部3は、ベース板4と、複
数の金属板6の積層体5とを接合してなり、積層体5は
複数の薄い金属板6を接着等により接合した構造であ
り、積層体5の先端部には、刃面が傾斜面状に形成さ
れ、べース板4から最も離れた金属板6(最左側の金属
板)の刃先で切断するが、その刃先が摩耗したときに
は、その摩耗した刃先を有する金属板を剥離することに
より、新たに最左側に位置した金属板の先端の鋭利な刃
先で切断できる。以下、刃先の摩耗の都度、金属板6を
1枚ずつ剥離することで、順々に鋭利な刃先を最先端側
に出現させて、包丁を再生できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刃物の刃構造、包丁及
びナイフに関し、特に刃物の少なくとも刃とその近傍部
分を、剥離可能な複数の薄い金属板の積層体で構成し、
この積層体の先端部に刃を形成し、積層体の金属板を1
枚ずつ剥離することで、刃を再生可能に構成したものに
関する。
びナイフに関し、特に刃物の少なくとも刃とその近傍部
分を、剥離可能な複数の薄い金属板の積層体で構成し、
この積層体の先端部に刃を形成し、積層体の金属板を1
枚ずつ剥離することで、刃を再生可能に構成したものに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、包丁や鋏やナイフなどの刃物とし
ては、種々のものが実用に供されており、各用途に応じ
た刃物(包丁、ナイフ、カッターナイフ、鋏、鎌等々)
が使用されている。ところで、前記の刃物の場合、使用
回数が増加するのに応じて、刃先が摩耗して切れにくく
なるが、刃物の刃先を再生する為に、砥石を用いて手研
ぎするか、研ぎ器を用いて研ぐことになる。
ては、種々のものが実用に供されており、各用途に応じ
た刃物(包丁、ナイフ、カッターナイフ、鋏、鎌等々)
が使用されている。ところで、前記の刃物の場合、使用
回数が増加するのに応じて、刃先が摩耗して切れにくく
なるが、刃物の刃先を再生する為に、砥石を用いて手研
ぎするか、研ぎ器を用いて研ぐことになる。
【0003】手研ぎの場合には、刃物の刃先の角度を砥
石に対して適度に保持しながら、荒砥石で荒研ぎした後
に、細かい砥石で仕上げ研ぎをして、刃先を再生するこ
とになる。また、研ぎ器を用いる場合には、刃物を研ぎ
器に対して前後に往復移動させて刃先を研ぐようになっ
ている。
石に対して適度に保持しながら、荒砥石で荒研ぎした後
に、細かい砥石で仕上げ研ぎをして、刃先を再生するこ
とになる。また、研ぎ器を用いる場合には、刃物を研ぎ
器に対して前後に往復移動させて刃先を研ぐようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の刃物の場合、一般に、刃先を研ぐことなく再生するこ
とはできないという問題がある。手研ぎの場合でも、研
ぎ器による場合でも、その刃物に合った刃先角度に、精
度を良く研ぐ為には、良い砥石と研ぐ技術に熟練してい
ることが必要で、刃物の刃先を、研ぐことなく簡単に再
生する技術は全く提案されていない。本発明の目的は、
刃物の刃先を研ぐことなく、鋭利に再生し得るような刃
物の刃構造、包丁、ナイフを提供することである。
の刃物の場合、一般に、刃先を研ぐことなく再生するこ
とはできないという問題がある。手研ぎの場合でも、研
ぎ器による場合でも、その刃物に合った刃先角度に、精
度を良く研ぐ為には、良い砥石と研ぐ技術に熟練してい
ることが必要で、刃物の刃先を、研ぐことなく簡単に再
生する技術は全く提案されていない。本発明の目的は、
刃物の刃先を研ぐことなく、鋭利に再生し得るような刃
物の刃構造、包丁、ナイフを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の刃物の刃構造
は、切断用の刃を備えた刃物において、刃物の少なくと
も刃とその近傍部分は、刃の厚さ方向に積層され且つ1
枚ずつ剥離可能な複数の薄い金属板の積層体で構成さ
れ、前記刃が積層体の先端部に形成されたものである。
は、切断用の刃を備えた刃物において、刃物の少なくと
も刃とその近傍部分は、刃の厚さ方向に積層され且つ1
枚ずつ剥離可能な複数の薄い金属板の積層体で構成さ
れ、前記刃が積層体の先端部に形成されたものである。
【0006】請求項2の刃物の刃構造は、請求項1の刃
物の刃構造において、前記複数の金属板の刃先側先端部
には夫々同方向へ傾斜した刃面が形成され、複数の金属
板は、それらの刃面が共通の傾斜面をなすように積層さ
れたものである。請求項3の刃物の刃構造は、請求項1
の刃物の刃構造において、前記複数の金属板の刃先側先
端部には夫々同方向へ傾斜した刃面が形成され、複数の
金属板は、それらの刃面が階段状に傾斜面をなすように
積層されたものである。
物の刃構造において、前記複数の金属板の刃先側先端部
には夫々同方向へ傾斜した刃面が形成され、複数の金属
板は、それらの刃面が共通の傾斜面をなすように積層さ
れたものである。請求項3の刃物の刃構造は、請求項1
の刃物の刃構造において、前記複数の金属板の刃先側先
端部には夫々同方向へ傾斜した刃面が形成され、複数の
金属板は、それらの刃面が階段状に傾斜面をなすように
積層されたものである。
【0007】請求項4の刃物の刃構造は、請求項1又は
請求項2の刃物の刃構造において、前記複数の金属板は
接着剤で剥離可能に接合されたものである。請求項5の
刃物の刃構造は、請求項1又は請求項2の刃物の刃構造
において、前記複数の金属板は夫々磁化させた磁性体で
構成され、これら複数の金属板は磁力により接合された
ものである。
請求項2の刃物の刃構造において、前記複数の金属板は
接着剤で剥離可能に接合されたものである。請求項5の
刃物の刃構造は、請求項1又は請求項2の刃物の刃構造
において、前記複数の金属板は夫々磁化させた磁性体で
構成され、これら複数の金属板は磁力により接合された
ものである。
【0008】請求項6の包丁は、切断用の刃と、刃を取
付けた柄とを備えた刃物において、柄に固定された金属
製のベース板と、刃の厚さ方向に積層され且つ1枚ずつ
剥離可能な複数の薄い金属板の積層体であって、ベース
板の一側面に固定された積層体とを備え、積層体の複数
の金属板の刃先側先端部には夫々同方向へ傾斜した刃面
が形成され、複数の金属板は、それらの刃面がベース板
の先端から傾斜状に刃先側先端の方へ延びる共通の傾斜
面をなすように積層されたものである。
付けた柄とを備えた刃物において、柄に固定された金属
製のベース板と、刃の厚さ方向に積層され且つ1枚ずつ
剥離可能な複数の薄い金属板の積層体であって、ベース
板の一側面に固定された積層体とを備え、積層体の複数
の金属板の刃先側先端部には夫々同方向へ傾斜した刃面
が形成され、複数の金属板は、それらの刃面がベース板
の先端から傾斜状に刃先側先端の方へ延びる共通の傾斜
面をなすように積層されたものである。
【0009】請求項7のナイフは、切断用の刃と、刃を
取付けた柄とを備えたナイフにおいて、柄に固定された
金属製のベース板と、刃の厚さ方向に積層され且つ1枚
ずつ剥離可能な複数の薄い金属板の積層体であって、ベ
ース板の一側面に固定された積層体とを備え、積層体の
複数の金属板の刃先側先端部には夫々同方向へ傾斜した
刃面が形成され、複数の金属板は、それらの刃面がベー
ス板の先端から傾斜状に刃先側先端の方へ延びる共通の
傾斜面をなすように積層されたものである。
取付けた柄とを備えたナイフにおいて、柄に固定された
金属製のベース板と、刃の厚さ方向に積層され且つ1枚
ずつ剥離可能な複数の薄い金属板の積層体であって、ベ
ース板の一側面に固定された積層体とを備え、積層体の
複数の金属板の刃先側先端部には夫々同方向へ傾斜した
刃面が形成され、複数の金属板は、それらの刃面がベー
ス板の先端から傾斜状に刃先側先端の方へ延びる共通の
傾斜面をなすように積層されたものである。
【0010】
【発明の作用及び効果】請求項1の刃物の刃構造におい
ては、刃物の少なくとも刃とその近傍部分を、刃の厚さ
方向に積層し且つ1枚ずつ剥離可能な複数の薄い金属板
の積層体で構成し、更に刃物の刃がこの積層体の先端部
に形成されているので、最初は積層体の最も外側の金属
板の刃を用いて物を切断できる。この金属板の刃先が摩
耗して切れにくくなったときには、最も外側の金属板を
1枚だけ剥離して摩耗した刃先を除去し、剥離された次
の金属板の未使用の刃先を最先端側に出現させて、その
刃先で切断でき、その後同様に繰り返すことができる。
このように、薄い金属板を剥離するという簡単な操作
で、刃物の刃を鋭利な状態に再生することができるし、
1枚の金属板の刃先は、ある程度の期間使用できるが、
複数の金属板を積層してあるため、相当の長期間に亙っ
て鋭利な状態で使用可能である。
ては、刃物の少なくとも刃とその近傍部分を、刃の厚さ
方向に積層し且つ1枚ずつ剥離可能な複数の薄い金属板
の積層体で構成し、更に刃物の刃がこの積層体の先端部
に形成されているので、最初は積層体の最も外側の金属
板の刃を用いて物を切断できる。この金属板の刃先が摩
耗して切れにくくなったときには、最も外側の金属板を
1枚だけ剥離して摩耗した刃先を除去し、剥離された次
の金属板の未使用の刃先を最先端側に出現させて、その
刃先で切断でき、その後同様に繰り返すことができる。
このように、薄い金属板を剥離するという簡単な操作
で、刃物の刃を鋭利な状態に再生することができるし、
1枚の金属板の刃先は、ある程度の期間使用できるが、
複数の金属板を積層してあるため、相当の長期間に亙っ
て鋭利な状態で使用可能である。
【0011】請求項2の刃物の刃構造は、請求項1の刃
構造において、複数の金属板の刃先側先端部には、夫々
同方向へ傾斜した刃面が形成され、複数の金属板は、そ
れらの刃面が共通の傾斜面をなすように積層されている
ので、刃先が最も先端側に位置する金属板から順次剥離
することにより、未使用の刃先を最先端側に出現させる
ことができる。この刃構造は、積層体を形成後にその先
端部に刃面を形成するのに有利である。
構造において、複数の金属板の刃先側先端部には、夫々
同方向へ傾斜した刃面が形成され、複数の金属板は、そ
れらの刃面が共通の傾斜面をなすように積層されている
ので、刃先が最も先端側に位置する金属板から順次剥離
することにより、未使用の刃先を最先端側に出現させる
ことができる。この刃構造は、積層体を形成後にその先
端部に刃面を形成するのに有利である。
【0012】請求項3の刃物の刃構造は、請求項1の刃
構造において、前記複数の金属板の刃先側先端部には、
夫々同方向へ傾斜した刃面が形成され、複数の金属板
は、それらの刃面が階段状に傾斜面をなすように積層さ
れているので、請求項2と同様の作用及び効果が得られ
る。この刃構造は、金属板の各々の先端に刃面を形成し
てから積層体を形成するのに有利である。
構造において、前記複数の金属板の刃先側先端部には、
夫々同方向へ傾斜した刃面が形成され、複数の金属板
は、それらの刃面が階段状に傾斜面をなすように積層さ
れているので、請求項2と同様の作用及び効果が得られ
る。この刃構造は、金属板の各々の先端に刃面を形成し
てから積層体を形成するのに有利である。
【0013】請求項4の刃物の刃構造は、請求項1又は
請求項2の刃構造において、前記複数の金属板は接着剤
で剥離可能に接合されているので、接着剤の接着力を介
して、切断中に各金属板の接合位置がズレることがな
く、複数の金属板の各々を、この接着剤の接着力に抗し
て簡単に剥離できる。しかも、金属板の表面に接着剤残
存した場合でも、この接着剤を溶剤で簡単に取り除くこ
とができる。
請求項2の刃構造において、前記複数の金属板は接着剤
で剥離可能に接合されているので、接着剤の接着力を介
して、切断中に各金属板の接合位置がズレることがな
く、複数の金属板の各々を、この接着剤の接着力に抗し
て簡単に剥離できる。しかも、金属板の表面に接着剤残
存した場合でも、この接着剤を溶剤で簡単に取り除くこ
とができる。
【0014】請求項5の刃物の刃構造は、請求項1又は
請求項2の刃構造において、前記複数の金属板は夫々磁
化させた磁性体で構成され、これら複数の金属板は磁力
により接合されているので、各金属板の磁力を介して、
切断中に各金属板の接合位置がズレることがない上、複
数の金属板の各々を、この磁力に抗して簡単に剥離でき
る。
請求項2の刃構造において、前記複数の金属板は夫々磁
化させた磁性体で構成され、これら複数の金属板は磁力
により接合されているので、各金属板の磁力を介して、
切断中に各金属板の接合位置がズレることがない上、複
数の金属板の各々を、この磁力に抗して簡単に剥離でき
る。
【0015】請求項6の包丁においては、刃の厚さ方向
に積層され且つ1枚ずつ剥離可能な薄い金属板の積層体
は、金属製のベース板の一側面に固定され、このベース
板は柄に固定され、更にこの積層体の各金属板の刃先側
先端部には、傾斜状の刃面が形成される一方、これら複
数の金属板は、これらの刃面をベース板の先端から傾斜
状に刃先側先端の方へ延びる共通の傾斜面をなすように
積層したので、この柄を操作することによって、ベース
板と反対側の最も外側の金属板に形成された刃先で切断
できる。その刃先が摩耗して切れにくくなったときに
は、その金属板を1枚だけ剥離する。その結果、ベース
板と反対側の最も外側の金属板の未使用の刃先が最先端
側に出現するので、その刃先で暫くの間切断でき、以下
同様に、順次摩耗した金属板を剥離すればよい。即ち、
基本的に請求項1と同様の作用・効果が得られることに
なる。
に積層され且つ1枚ずつ剥離可能な薄い金属板の積層体
は、金属製のベース板の一側面に固定され、このベース
板は柄に固定され、更にこの積層体の各金属板の刃先側
先端部には、傾斜状の刃面が形成される一方、これら複
数の金属板は、これらの刃面をベース板の先端から傾斜
状に刃先側先端の方へ延びる共通の傾斜面をなすように
積層したので、この柄を操作することによって、ベース
板と反対側の最も外側の金属板に形成された刃先で切断
できる。その刃先が摩耗して切れにくくなったときに
は、その金属板を1枚だけ剥離する。その結果、ベース
板と反対側の最も外側の金属板の未使用の刃先が最先端
側に出現するので、その刃先で暫くの間切断でき、以下
同様に、順次摩耗した金属板を剥離すればよい。即ち、
基本的に請求項1と同様の作用・効果が得られることに
なる。
【0016】請求項7のナイフにおいては、刃の厚さ方
向に積層され且つ1枚ずつ剥離可能な薄い金属板の積層
体は、金属製のベース板の一側面に固定され、このベー
ス板は柄に固定され、更にこの積層体の各金属板の刃先
側先端部には、傾斜状の刃面が形成される一方、これら
の刃面をベース板の先端から傾斜状に刃先側先端の方へ
延びる共通の傾斜面をなすように積層体を積層したの
で、前記請求項6と同様の作用及び効果を得ることがで
きる。
向に積層され且つ1枚ずつ剥離可能な薄い金属板の積層
体は、金属製のベース板の一側面に固定され、このベー
ス板は柄に固定され、更にこの積層体の各金属板の刃先
側先端部には、傾斜状の刃面が形成される一方、これら
の刃面をベース板の先端から傾斜状に刃先側先端の方へ
延びる共通の傾斜面をなすように積層体を積層したの
で、前記請求項6と同様の作用及び効果を得ることがで
きる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、一般の家庭や調理場で使用され
る包丁に本発明を適用した場合のものである。図1〜図
2に示すように、包丁1は、木製又は合成樹脂製で略円
筒状の柄2と包丁本体部3とからなり、包丁本体部3
は、金属製のベース板4とこれに接着剤で接合された積
層体5とから構成されている。
説明する。本実施例は、一般の家庭や調理場で使用され
る包丁に本発明を適用した場合のものである。図1〜図
2に示すように、包丁1は、木製又は合成樹脂製で略円
筒状の柄2と包丁本体部3とからなり、包丁本体部3
は、金属製のベース板4とこれに接着剤で接合された積
層体5とから構成されている。
【0018】図1〜図3に示すように、ベース板4は、
厚さ約2mmで所定幅及び所定長さを有する鋼製の板部材
からなり、その後端部に形成された後方突出状の取付け
部4aを柄2に嵌入させて固定されている。前記積層体
5は、刃物の刃を形成するのに適した鋼材(例えば、
鋼、ステンレス鋼)からなる、例えば、厚さ約0.2mm の
薄い金属板6を、その上端を揃えた状態で、刃の厚さ方
向に複数枚(例えば、10枚)積層したものである。そ
して、これら複数の金属板6は、接着剤で剥離可能に一
体的に接合されるとともに、この積層体5は接着剤でベ
ース板4の左端面に接合されている。
厚さ約2mmで所定幅及び所定長さを有する鋼製の板部材
からなり、その後端部に形成された後方突出状の取付け
部4aを柄2に嵌入させて固定されている。前記積層体
5は、刃物の刃を形成するのに適した鋼材(例えば、
鋼、ステンレス鋼)からなる、例えば、厚さ約0.2mm の
薄い金属板6を、その上端を揃えた状態で、刃の厚さ方
向に複数枚(例えば、10枚)積層したものである。そ
して、これら複数の金属板6は、接着剤で剥離可能に一
体的に接合されるとともに、この積層体5は接着剤でベ
ース板4の左端面に接合されている。
【0019】前記積層体5の各金属板6の刃先側先端部
には、図3に示すように、右上から左下へ向かう同一方
向へ夫々傾斜した刃面6aが形成され、複数の金属板6
は、それらの刃面6aがベース板4の先端から傾斜状に
刃先側先端の方へ延びる共通の傾斜面をなすように積層
され、ベース板4の先端部には、この傾斜面と同方向の
傾斜面4aが形成されている。ここで、これら複数の金
属板6の各々は、柄2に近い後端部分において、接着剤
を塗布していない略三角形状の非接着部6Aが設けられ
ており、各金属板6はこの非接着部6Aの部分から1枚
ずつ剥離できるようになっている。
には、図3に示すように、右上から左下へ向かう同一方
向へ夫々傾斜した刃面6aが形成され、複数の金属板6
は、それらの刃面6aがベース板4の先端から傾斜状に
刃先側先端の方へ延びる共通の傾斜面をなすように積層
され、ベース板4の先端部には、この傾斜面と同方向の
傾斜面4aが形成されている。ここで、これら複数の金
属板6の各々は、柄2に近い後端部分において、接着剤
を塗布していない略三角形状の非接着部6Aが設けられ
ており、各金属板6はこの非接着部6Aの部分から1枚
ずつ剥離できるようになっている。
【0020】更に、これら複数の金属板6の柄2に近い
後端には、図2に示すように、ベース板4から遠ざかる
程、前方に僅かずつシフトさせた剥離用掴み部6bが形
成されており、各金属板6をこの剥離用掴み部6bを介
して1枚ずつ剥離し易くなっている。前記積層体5の先
端部に刃を形成する方法としては、複数の金属板6をク
ランプ器具等で暫定的に固定した状態で、積層体5の先
端部に刃を形成し、必要に応じて熱処理を施し、その
後、クランプ器具等による固定を解除して、接着剤で複
数の金属板6を接着してもよく、また、複数の金属板6
を接着剤で接着してから、積層体5の先端部に刃を形成
してもよく、また、夫々刃を形成した金属板6を積層し
接着剤で接着してから、積層体5の刃面を仕上げ研磨し
てもよく、その他種々の方法で積層体5の先端部に刃を
形成することができる。
後端には、図2に示すように、ベース板4から遠ざかる
程、前方に僅かずつシフトさせた剥離用掴み部6bが形
成されており、各金属板6をこの剥離用掴み部6bを介
して1枚ずつ剥離し易くなっている。前記積層体5の先
端部に刃を形成する方法としては、複数の金属板6をク
ランプ器具等で暫定的に固定した状態で、積層体5の先
端部に刃を形成し、必要に応じて熱処理を施し、その
後、クランプ器具等による固定を解除して、接着剤で複
数の金属板6を接着してもよく、また、複数の金属板6
を接着剤で接着してから、積層体5の先端部に刃を形成
してもよく、また、夫々刃を形成した金属板6を積層し
接着剤で接着してから、積層体5の刃面を仕上げ研磨し
てもよく、その他種々の方法で積層体5の先端部に刃を
形成することができる。
【0021】次に、このように構成された包丁1の作用
について説明する。図1〜図3に示すように、複数の金
属板6からなる積層体5は、ベース板4を介して柄2に
固定されているので、この柄2を操作することによっ
て、積層体5のベース板4と反対側(図3において最左
端側)の金属板6に形成された刃面6aの刃で、被切断
物を切断するこができる。このとき、複数の金属板6の
各々の先端部に形成された刃面6aは、共通の傾斜面状
に形成されているので、通常の包丁と同様に切断するこ
とができる。
について説明する。図1〜図3に示すように、複数の金
属板6からなる積層体5は、ベース板4を介して柄2に
固定されているので、この柄2を操作することによっ
て、積層体5のベース板4と反対側(図3において最左
端側)の金属板6に形成された刃面6aの刃で、被切断
物を切断するこができる。このとき、複数の金属板6の
各々の先端部に形成された刃面6aは、共通の傾斜面状
に形成されているので、通常の包丁と同様に切断するこ
とができる。
【0022】前記最左端側の金属板6の刃先が摩耗して
切れにくくなったときには、その金属板6の剥離用掴み
部6bを、スクリュードライバー等で引き起こしてか
ら、剥離用掴み部6bをペンチ等で掴んで矢印H方向に
引っ張って完全に剥離する。このとき、非接着部6Aが
あるため、スクリュードライバー等で簡単に引き起こす
ことができ、ペンチ等で簡単に掴むことができる。そし
て、この剥離した金属板6の直ぐ内側に位置する次に切
断に供する金属板6の表面に接着剤が残存しているとき
には、アルコールや溶剤などでその残存した接着剤を拭
き取ればよい。
切れにくくなったときには、その金属板6の剥離用掴み
部6bを、スクリュードライバー等で引き起こしてか
ら、剥離用掴み部6bをペンチ等で掴んで矢印H方向に
引っ張って完全に剥離する。このとき、非接着部6Aが
あるため、スクリュードライバー等で簡単に引き起こす
ことができ、ペンチ等で簡単に掴むことができる。そし
て、この剥離した金属板6の直ぐ内側に位置する次に切
断に供する金属板6の表面に接着剤が残存しているとき
には、アルコールや溶剤などでその残存した接着剤を拭
き取ればよい。
【0023】その結果、新たに最左端側に位置する金属
板6の鋭利な刃面6aが最先端側に出現するので、その
鋭利な刃面6aでもって被切断物を切断することができ
る。このように、1枚の金属板6を剥離するだけで、鋭
利な刃面6aを出現させることができるので、刃先を研
ぐことなく、簡単に鋭利な状態に再生でき、常に一定の
傾斜面状の刃面6aで違和感なく切断できる。以下同様
にして、刃先が摩耗して切れにくくなったときには、そ
の都度金属板6を1枚だけ剥離していけばよい。
板6の鋭利な刃面6aが最先端側に出現するので、その
鋭利な刃面6aでもって被切断物を切断することができ
る。このように、1枚の金属板6を剥離するだけで、鋭
利な刃面6aを出現させることができるので、刃先を研
ぐことなく、簡単に鋭利な状態に再生でき、常に一定の
傾斜面状の刃面6aで違和感なく切断できる。以下同様
にして、刃先が摩耗して切れにくくなったときには、そ
の都度金属板6を1枚だけ剥離していけばよい。
【0024】次に、3通りの変形例について説明する。 1) 図4に示すように、包丁1Aの積層体5Aを構成
する複数の金属板6Aの各々を、磁化させた磁性体で構
成する。即ち、積層体5Aを構成する複数の金属板6A
の各々は、積層時にN極とS極とが、交互に向かい合う
ように磁化させた磁性体(例えば、刃を形成するのに適
した硬質の鋼、磁性を帯び得るステンレス鋼)で構成さ
れている。更に、ベース板4Aも同様に、積層体5Aの
最右端側の金属板6Aの磁極と異なる磁極が向かい合う
ように磁化された磁性体で構成されている。これら複数
の金属板6Aは、その上端を揃えた状態で、磁力により
一体的に吸引積層され、この積層体5Aは磁力によりベ
ース板4Aに吸引接合されている。
する複数の金属板6Aの各々を、磁化させた磁性体で構
成する。即ち、積層体5Aを構成する複数の金属板6A
の各々は、積層時にN極とS極とが、交互に向かい合う
ように磁化させた磁性体(例えば、刃を形成するのに適
した硬質の鋼、磁性を帯び得るステンレス鋼)で構成さ
れている。更に、ベース板4Aも同様に、積層体5Aの
最右端側の金属板6Aの磁極と異なる磁極が向かい合う
ように磁化された磁性体で構成されている。これら複数
の金属板6Aは、その上端を揃えた状態で、磁力により
一体的に吸引積層され、この積層体5Aは磁力によりベ
ース板4Aに吸引接合されている。
【0025】前記ベース板4Aの上端部には、積層体5
A側に屈曲させた規制部7が一体的に形成され、積層体
5Aの上端をこの規制部7に当接させることにより、切
断時に、これら複数の金属板6Aに上方への力が作用し
ても、金属板6Aの上方への移動を確実に防止できるよ
うになっている。この場合にも、前記実施例と同様に、
最左端側の金属板6Aの刃先が摩耗して切れにくくなっ
たときには、切断に供していた最左端側の金属板6Aを
1枚だけ剥離して除去する。その結果、新たに最左端側
に位置した金属板6Aの鋭利な刃先でもって被切断物を
切断することができる。
A側に屈曲させた規制部7が一体的に形成され、積層体
5Aの上端をこの規制部7に当接させることにより、切
断時に、これら複数の金属板6Aに上方への力が作用し
ても、金属板6Aの上方への移動を確実に防止できるよ
うになっている。この場合にも、前記実施例と同様に、
最左端側の金属板6Aの刃先が摩耗して切れにくくなっ
たときには、切断に供していた最左端側の金属板6Aを
1枚だけ剥離して除去する。その結果、新たに最左端側
に位置した金属板6Aの鋭利な刃先でもって被切断物を
切断することができる。
【0026】2) 図5に示すように、前記積層体5B
を構成する複数の金属板6Bは、それらに形成された刃
面6cが階段状に傾斜面をなすように積層されている。
複数の金属板6Bの先端部に夫々刃面6cを形成してか
ら、それらを積層する場合には、複数の刃面6cを共通
の傾斜面に揃えることが容易ではないが、図5のよう
に、階段状に傾斜面をなすように積層することは容易で
あるので、この考案の場合には製作方法が簡単化し、製
作コストを低減できる可能性がある。 3) 前記実施例の包丁1において、包丁1の刃とその
近傍部分のみを、前記複数の金属板6の積層体5で構成
することもできる。また、種々のナイフも前記包丁と同
様の構造に構成することができる。
を構成する複数の金属板6Bは、それらに形成された刃
面6cが階段状に傾斜面をなすように積層されている。
複数の金属板6Bの先端部に夫々刃面6cを形成してか
ら、それらを積層する場合には、複数の刃面6cを共通
の傾斜面に揃えることが容易ではないが、図5のよう
に、階段状に傾斜面をなすように積層することは容易で
あるので、この考案の場合には製作方法が簡単化し、製
作コストを低減できる可能性がある。 3) 前記実施例の包丁1において、包丁1の刃とその
近傍部分のみを、前記複数の金属板6の積層体5で構成
することもできる。また、種々のナイフも前記包丁と同
様の構造に構成することができる。
【0027】次に、別実施例について説明する。図6〜
図7に示すように、鋏10は、1対の鋏本体部11・1
5と、これら鋏本体部11・15を回動可能に枢支する
段付きビス20とからなり、一方の鋏本体部11は、金
属製のベース板12とこれに接着剤で接合された積層体
13とから構成され、他方の鋏本体部15は、金属製の
ベース板16とこれに接着剤で接合された積層体17と
から構成されている。そして、これら両鋏本体部11・
15の後端部には、両鋏本体部11・15の一方を他方
に対して相対的に回動させる操作体21・22が夫々取
付けられている。
図7に示すように、鋏10は、1対の鋏本体部11・1
5と、これら鋏本体部11・15を回動可能に枢支する
段付きビス20とからなり、一方の鋏本体部11は、金
属製のベース板12とこれに接着剤で接合された積層体
13とから構成され、他方の鋏本体部15は、金属製の
ベース板16とこれに接着剤で接合された積層体17と
から構成されている。そして、これら両鋏本体部11・
15の後端部には、両鋏本体部11・15の一方を他方
に対して相対的に回動させる操作体21・22が夫々取
付けられている。
【0028】前記1対の鋏本体部11・15及び積層体
13,17は、略左右対象に同一の構造に構成されてい
るので、鋏本体部11及び積層体13について、図6、
図7に基いて説明する。ベース板12は、例えば、厚さ
約1〜1.5mmで所定幅及び所定長さを有する金属板か
らなり、その前半部の刃を形成する部分には、切欠き部
12aが形成されている。前記積層体13は、対応する
ベース板12と略同形状の刃を形成するのに適した金属
(鋼、ステンレス鋼等)製の厚さ約0.2mm の金属板14
を複数枚(例えば、5枚)接着剤で剥離可能に接合して
形成され、積層体13はベース板12の内側に接着剤で
接合されている。
13,17は、略左右対象に同一の構造に構成されてい
るので、鋏本体部11及び積層体13について、図6、
図7に基いて説明する。ベース板12は、例えば、厚さ
約1〜1.5mmで所定幅及び所定長さを有する金属板か
らなり、その前半部の刃を形成する部分には、切欠き部
12aが形成されている。前記積層体13は、対応する
ベース板12と略同形状の刃を形成するのに適した金属
(鋼、ステンレス鋼等)製の厚さ約0.2mm の金属板14
を複数枚(例えば、5枚)接着剤で剥離可能に接合して
形成され、積層体13はベース板12の内側に接着剤で
接合されている。
【0029】これら複数の金属板14の切欠き部12a
に対応する部分には、夫々同方向へ傾斜した刃面が形成
され、これら複数の金属板14は、それらの刃面がベー
ス板12の先端から傾斜状に刃先側先端の方へ延びる共
通の傾斜面をなすように構成されている。両鋏本体部1
1・15の枢支部には、段付きビス20を挿通可能な挿
通穴19が、ベース板12と両積層体13・17とに亙
って形成され、ベース板16にはこの段付きビス20に
螺合するネジ16aが形成され、段付きビス20はこの
挿通穴19を挿通し且つネジ16aに螺着されている。
但し、段付きビス20の頭部20aとベース板12との
間には、段付きビス20を介して両鋏本体部11・15
を相互に押圧させる為のスプリングワッシャ21が介装
されている。
に対応する部分には、夫々同方向へ傾斜した刃面が形成
され、これら複数の金属板14は、それらの刃面がベー
ス板12の先端から傾斜状に刃先側先端の方へ延びる共
通の傾斜面をなすように構成されている。両鋏本体部1
1・15の枢支部には、段付きビス20を挿通可能な挿
通穴19が、ベース板12と両積層体13・17とに亙
って形成され、ベース板16にはこの段付きビス20に
螺合するネジ16aが形成され、段付きビス20はこの
挿通穴19を挿通し且つネジ16aに螺着されている。
但し、段付きビス20の頭部20aとベース板12との
間には、段付きビス20を介して両鋏本体部11・15
を相互に押圧させる為のスプリングワッシャ21が介装
されている。
【0030】次に、この鋏10の作用について説明する
が、前記包丁の作用と略同様なので、簡単に説明する。
これら両操作体21・22を指で切断操作することによ
って、積層体13の最内側の金属板14に形成した刃先
と、積層体17の最内側の金属板18の刃先との剪断作
用で、通常の鋏と同様に紙などを切断することができ
る。複数の金属板14に夫々形成された刃面が共通の傾
斜面状となるように、複数の金属板14が積層され、複
数の金属板18に夫々形成された刃面が共通の傾斜面状
となるように、複数の金属板18が積層されているの
で、通常の鋏と同様に紙などを切断することができる。
が、前記包丁の作用と略同様なので、簡単に説明する。
これら両操作体21・22を指で切断操作することによ
って、積層体13の最内側の金属板14に形成した刃先
と、積層体17の最内側の金属板18の刃先との剪断作
用で、通常の鋏と同様に紙などを切断することができ
る。複数の金属板14に夫々形成された刃面が共通の傾
斜面状となるように、複数の金属板14が積層され、複
数の金属板18に夫々形成された刃面が共通の傾斜面状
となるように、複数の金属板18が積層されているの
で、通常の鋏と同様に紙などを切断することができる。
【0031】ここで、切断に供する最内側の1対の金属
板14・18の刃先が摩耗して切れにくくなったときに
は、段付きビス20を取り外し、積層体13・17の最
内側の金属板14・18を夫々1枚だけ剥離し、その
後、段付きビス20で両鋏本体部11・15を再度組付
ける。その結果、新たに最内側となった1対の金属板1
4・18の鋭利な刃先でもって切断することができる。
このように、刃先をグラインダーで研いだり、砥石で研
いだりすることなく、1対の鋭利な刃先を最先端部に出
現させて、鋏10を再生することができる。尚、積層体
13の複数の金属板14と積層体17の複数の金属板1
8とを磁化させた磁性体で夫々構成し、接着剤を用いる
ことなく、これら複数の金属板14・18を磁力で接合
するようにしてもよい。
板14・18の刃先が摩耗して切れにくくなったときに
は、段付きビス20を取り外し、積層体13・17の最
内側の金属板14・18を夫々1枚だけ剥離し、その
後、段付きビス20で両鋏本体部11・15を再度組付
ける。その結果、新たに最内側となった1対の金属板1
4・18の鋭利な刃先でもって切断することができる。
このように、刃先をグラインダーで研いだり、砥石で研
いだりすることなく、1対の鋭利な刃先を最先端部に出
現させて、鋏10を再生することができる。尚、積層体
13の複数の金属板14と積層体17の複数の金属板1
8とを磁化させた磁性体で夫々構成し、接着剤を用いる
ことなく、これら複数の金属板14・18を磁力で接合
するようにしてもよい。
【0032】以上の実施例に係る包丁の刃構造や鋏の刃
構造を、その他の種々の刃物(例えば、種々の包丁、種
々のナイフ、種々の鋏、鎌、芝刈り機のカッター、カン
ナ、鋸、等々)の刃構造に適用可能であることはいうま
でもない。また、前記金属板の厚さは、0.2mmに限ら
ず、種々の厚さのものを適用可能であるし、刃面の角度
は、刃物の用途に応じて適宜設定されるものとする。ま
た、前記積層体を複数の薄い金属板で構成する代わり
に、積層体を複数の薄いセ硬質のラミックシートで構成
することも可能であるが、この場合、1枚ずつ剥離可能
なように、繊維で強化された薄いセラミックシート等の
引張強度に優れるセラミックシートを適用することが望
ましい。
構造を、その他の種々の刃物(例えば、種々の包丁、種
々のナイフ、種々の鋏、鎌、芝刈り機のカッター、カン
ナ、鋸、等々)の刃構造に適用可能であることはいうま
でもない。また、前記金属板の厚さは、0.2mmに限ら
ず、種々の厚さのものを適用可能であるし、刃面の角度
は、刃物の用途に応じて適宜設定されるものとする。ま
た、前記積層体を複数の薄い金属板で構成する代わり
に、積層体を複数の薄いセ硬質のラミックシートで構成
することも可能であるが、この場合、1枚ずつ剥離可能
なように、繊維で強化された薄いセラミックシート等の
引張強度に優れるセラミックシートを適用することが望
ましい。
【図1】本発明の実施例に係る包丁の右側面図である。
【図2】図1の包丁の左側面図である。
【図3】図1のA−A線断拡大図である。
【図4】変形例に係る包丁の分解斜視図である。
【図5】変形例に係る図3相当図である。
【図6】本発明の別実施例に係る鋏の平面図である。
【図7】図5のB−B線断面拡大図である。
1,1A 包丁 2 柄 3 包丁本体部 4 ベース板 5,5A,5B 積層体 6,6A 金属板 6a,6c 刃面 10 鋏 13,17 積層体 14,18 金属板
Claims (7)
- 【請求項1】 切断用の刃を備えた刃物において、 前記刃物の少なくとも刃とその近傍部分は、刃の厚さ方
向に積層され且つ1枚ずつ剥離可能な複数の薄い金属板
の積層体で構成され、前記刃が積層体の先端部に形成さ
れたことを特徴とする刃物の刃構造。 - 【請求項2】 前記複数の金属板の刃先側先端部には夫
々同方向へ傾斜した刃面が形成され、前記複数の金属板
は、それらの刃面が共通の傾斜面をなすように積層され
たことを特徴とする請求項1に記載の刃物の刃構造。 - 【請求項3】 前記複数の金属板の刃先側先端部には夫
々同方向へ傾斜した刃面が形成され、前記複数の金属板
は、それらの刃面が階段状に傾斜面をなすように積層さ
れたことを特徴とする請求項1に記載の刃物の刃構造。 - 【請求項4】 前記複数の金属板は接着剤で剥離可能に
接合されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
載の刃物の刃構造。 - 【請求項5】 前記複数の金属板は夫々磁化させた磁性
体で構成され、これら複数の金属板は磁力により接合さ
れたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の刃
物の刃構造。 - 【請求項6】 切断用の刃と、刃を取付けた柄とを備え
た刃物において、 前記柄に固定された金属製のベース板と、 前記刃の厚さ方向に積層され且つ1枚ずつ剥離可能な複
数の薄い金属板の積層体であって、前記ベース板の一側
面に固定された積層体とを備え、 前記積層体の複数の金属板の刃先側先端部には夫々同方
向へ傾斜した刃面が形成され、前記複数の金属板は、そ
れらの刃面がベース板の先端から傾斜状に刃先側先端の
方へ延びる共通の傾斜面をなすように積層されたことを
特徴とする包丁。 - 【請求項7】 切断用の刃と、刃を取付けた柄とを備え
たナイフにおいて、 前記柄に固定された金属製のベース板と、 前記刃の厚さ方向に積層され且つ1枚ずつ剥離可能な複
数の薄い金属板の積層体であって、前記ベース板の一側
面に固定された積層体とを備え、 前記積層体の複数の金属板の刃先側先端部には夫々同方
向へ傾斜した刃面が形成され、前記複数の金属板は、そ
れらの刃面がベース板の先端から傾斜状に刃先側先端の
方へ延びる共通の傾斜面をなすように積層されたことを
特徴とするナイフ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25222593A JPH0780163A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 刃物の刃構造、包丁及びナイフ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25222593A JPH0780163A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 刃物の刃構造、包丁及びナイフ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0780163A true JPH0780163A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=17234261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25222593A Pending JPH0780163A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 刃物の刃構造、包丁及びナイフ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780163A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007061944A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Ono Knife Seisakusho:Kk | 柄及びそれを用いた手動利器 |
| CN117222502A (zh) * | 2022-03-02 | 2023-12-12 | 株式会社贝印刃物开发中心 | 菜刀以及菜刀的制造方法 |
-
1993
- 1993-09-13 JP JP25222593A patent/JPH0780163A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007061944A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Ono Knife Seisakusho:Kk | 柄及びそれを用いた手動利器 |
| CN117222502A (zh) * | 2022-03-02 | 2023-12-12 | 株式会社贝印刃物开发中心 | 菜刀以及菜刀的制造方法 |
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