JPH0780643A - 溶接ロボットの制御方法 - Google Patents
溶接ロボットの制御方法Info
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- JPH0780643A JPH0780643A JP24973993A JP24973993A JPH0780643A JP H0780643 A JPH0780643 A JP H0780643A JP 24973993 A JP24973993 A JP 24973993A JP 24973993 A JP24973993 A JP 24973993A JP H0780643 A JPH0780643 A JP H0780643A
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Landscapes
- Manipulator (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶接ギャップの幅の変動に対応した溶接条件
の制御。 【構成】 ロボットアーム先端部1、溶接トーチ2、レ
ーザセンサ3を含む全体がXYZ各軸と非直角の一定角
度を以て交差する方向に傾斜した態勢で対象物C,Dの
段差部の溶接を行なう際の溶接条件を段差部に存在する
ギャップ幅h(x)に応じて制御する。レーザセンサ3
のCCDカメラで捕捉されるレーザビーム走査線の軌跡
映像をロボットコントローラに内蔵された画像処理プロ
セッサを利用して解析し、ギャップ幅h(x)を決定す
る。ロボットコントローラのメモリには、h(x)の値
のレベルに対応させて、溶接電圧V、溶接電流I、溶接
速度v、オフセット量δの値がテーブルデータで格納さ
れている。所定周期で計測されるギャップ幅h(x)に
ついて、ギャップ幅レベルが変わる毎にV、I、v、δ
がテーブルデータに合わせて変更される。溶接ギャップ
の幅に適した溶接条件がリアルタイムに実現されるか
ら、溶接ビードの品質がまんべんなく向上する。
の制御。 【構成】 ロボットアーム先端部1、溶接トーチ2、レ
ーザセンサ3を含む全体がXYZ各軸と非直角の一定角
度を以て交差する方向に傾斜した態勢で対象物C,Dの
段差部の溶接を行なう際の溶接条件を段差部に存在する
ギャップ幅h(x)に応じて制御する。レーザセンサ3
のCCDカメラで捕捉されるレーザビーム走査線の軌跡
映像をロボットコントローラに内蔵された画像処理プロ
セッサを利用して解析し、ギャップ幅h(x)を決定す
る。ロボットコントローラのメモリには、h(x)の値
のレベルに対応させて、溶接電圧V、溶接電流I、溶接
速度v、オフセット量δの値がテーブルデータで格納さ
れている。所定周期で計測されるギャップ幅h(x)に
ついて、ギャップ幅レベルが変わる毎にV、I、v、δ
がテーブルデータに合わせて変更される。溶接ギャップ
の幅に適した溶接条件がリアルタイムに実現されるか
ら、溶接ビードの品質がまんべんなく向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、溶接ロボットの制御
方法に関し、更に詳しくは、溶接トーチと共に、例えば
レーザビームを偏向させて作業線位置を検出する型式の
レーザセンサをロボットに支持させ、レーザセンサ出力
を利用して溶接対象物間のギャップ幅(以下、「溶接ギ
ャップ幅」と言う。)に応じて溶接条件を制御する溶接
ロボットの制御方法に関する。
方法に関し、更に詳しくは、溶接トーチと共に、例えば
レーザビームを偏向させて作業線位置を検出する型式の
レーザセンサをロボットに支持させ、レーザセンサ出力
を利用して溶接対象物間のギャップ幅(以下、「溶接ギ
ャップ幅」と言う。)に応じて溶接条件を制御する溶接
ロボットの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】溶接トーチをロボットアーム先端部に支
持し、溶接対象部材間の溶接線に沿って溶接トーチ先端
を移動させることによって、溶接作業を行なうことは公
知であり、このような用途に利用されるロボットは溶接
ロボットと呼ばれている。また、溶接トーチ先端位置に
対してロボット進行方向側の領域のセンシングを行なう
レーザセンサをロボットに取り付けて溶接線位置データ
を獲得し、該データに基づいてロボット位置を補正しな
がらロボットを移動させることにより、ロボットをより
正確に溶接線の沿って移動させる制御方式は、リアルタ
イムトラッキング方式として知られている。
持し、溶接対象部材間の溶接線に沿って溶接トーチ先端
を移動させることによって、溶接作業を行なうことは公
知であり、このような用途に利用されるロボットは溶接
ロボットと呼ばれている。また、溶接トーチ先端位置に
対してロボット進行方向側の領域のセンシングを行なう
レーザセンサをロボットに取り付けて溶接線位置データ
を獲得し、該データに基づいてロボット位置を補正しな
がらロボットを移動させることにより、ロボットをより
正確に溶接線の沿って移動させる制御方式は、リアルタ
イムトラッキング方式として知られている。
【0003】このリアルタイムトラッキング方式の採用
により、溶接作業の精度と効率を相当程度向上させるこ
とが出来るのは確かである。しかし、溶接作業の精度と
効率は、溶接線トラッキング精度の他に、溶接電流、溶
接電圧、溶接速度(ロボット移動速度)、溶接トーチ先
端位置オフセット量等、溶接条件を定める諸量の適否に
よっても大きく左右される性質がある。従って、より安
定した品質の溶接ビードを効率良く得る為には、上記諸
量を適正に設定する必要がある。
により、溶接作業の精度と効率を相当程度向上させるこ
とが出来るのは確かである。しかし、溶接作業の精度と
効率は、溶接線トラッキング精度の他に、溶接電流、溶
接電圧、溶接速度(ロボット移動速度)、溶接トーチ先
端位置オフセット量等、溶接条件を定める諸量の適否に
よっても大きく左右される性質がある。従って、より安
定した品質の溶接ビードを効率良く得る為には、上記諸
量を適正に設定する必要がある。
【0004】ところが、次に述べるような溶接ギャップ
の不定性に的確に対応する方法が存在しなかった為に、
現実の溶接作業において、溶接電流、溶接電圧、溶接速
度、溶接トーチ先端位置オフセット量等を常に適正なレ
ベルに設定することは極めて困難であった。
の不定性に的確に対応する方法が存在しなかった為に、
現実の溶接作業において、溶接電流、溶接電圧、溶接速
度、溶接トーチ先端位置オフセット量等を常に適正なレ
ベルに設定することは極めて困難であった。
【0005】即ち、溶接対象物の溶接部位同士が溶接前
に密着状態にあるとは限らず、両者間には多少のギャッ
プ(以下、「溶接ギャップ」と言う。)が存在すること
が一般的であり、しかも、そのギャップ幅は溶接対象物
の種類の組合せが同一であっても、個別の対象物の組合
わせについて毎回同じであるとは限らず、また、1回の
ロボット移動サイクルで実行される溶接作業を通して一
定であるとも限らないという性質がある。
に密着状態にあるとは限らず、両者間には多少のギャッ
プ(以下、「溶接ギャップ」と言う。)が存在すること
が一般的であり、しかも、そのギャップ幅は溶接対象物
の種類の組合せが同一であっても、個別の対象物の組合
わせについて毎回同じであるとは限らず、また、1回の
ロボット移動サイクルで実行される溶接作業を通して一
定であるとも限らないという性質がある。
【0006】このような溶接ギャップの不定性に個別に
対処して加工条件を的確に定め得る方法は未だに知られ
ておらず、例えば、適宜定めた標準対象物のセットが有
している溶接ギャップ幅に対して好適であるとして設定
された加工条件を、他の多数の同種溶接対象物セットに
対する毎回の溶接作業においてもそのまま適用するとい
うような方法が用いられてきた。
対処して加工条件を的確に定め得る方法は未だに知られ
ておらず、例えば、適宜定めた標準対象物のセットが有
している溶接ギャップ幅に対して好適であるとして設定
された加工条件を、他の多数の同種溶接対象物セットに
対する毎回の溶接作業においてもそのまま適用するとい
うような方法が用いられてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した通り、従来技
術においては溶接ギャップの変化に即応して加工条件が
制御されていない為に、溶接ビードの品質を安定させる
ことが極めて困難であった。例えば、狭い溶接ギャップ
に合わせて溶接電流、溶接電圧及び溶接速度が設定され
た状態で大きな溶接ギャップを有する溶接部位の溶接を
実行した場合には、溶接ビードの幅や厚みの不足を招く
可能性が高い。また、溶接ギャップ幅が大きい溶接対象
物乃至溶接部位については、溶接トーチ先端位置を溶接
ギャップの中央側へシフトさせるようなオフセット補正
を行なうことが好ましいと考えられるが、従来方式で
は、ギャップ幅に応じてリアルタイムにオフセット量を
制御することが出来なかったので、溶接ビードの位置が
一方の溶接対象物側に偏る恐れがあった。
術においては溶接ギャップの変化に即応して加工条件が
制御されていない為に、溶接ビードの品質を安定させる
ことが極めて困難であった。例えば、狭い溶接ギャップ
に合わせて溶接電流、溶接電圧及び溶接速度が設定され
た状態で大きな溶接ギャップを有する溶接部位の溶接を
実行した場合には、溶接ビードの幅や厚みの不足を招く
可能性が高い。また、溶接ギャップ幅が大きい溶接対象
物乃至溶接部位については、溶接トーチ先端位置を溶接
ギャップの中央側へシフトさせるようなオフセット補正
を行なうことが好ましいと考えられるが、従来方式で
は、ギャップ幅に応じてリアルタイムにオフセット量を
制御することが出来なかったので、溶接ビードの位置が
一方の溶接対象物側に偏る恐れがあった。
【0008】本願発明の目的は、溶接ロボットにおける
溶接電流、溶接電圧、溶接速度、オフセット量等の加工
条件を、溶接ギャップの変化に対して個別且つリアルタ
イムに対応する形で制御することにより、良好で安定し
た品質の溶接ビードを得ることにある。
溶接電流、溶接電圧、溶接速度、オフセット量等の加工
条件を、溶接ギャップの変化に対して個別且つリアルタ
イムに対応する形で制御することにより、良好で安定し
た品質の溶接ビードを得ることにある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本願発明は、溶接中の
部位よりも溶接ロボット進行方向側の領域を、溶接トー
チと共に溶接ロボットに支持されたレーザセンサを用い
てセンシングすることにより、センシングされた領域内
に存在する溶接ギャップのギャップ幅データを獲得する
段階と、該溶接ギャップ幅データに基づいて溶接ロボッ
トの溶接条件を制御する段階を含む溶接ロボットの制御
方法、によって上記技術課題を解決したものである(請
求項1)。
部位よりも溶接ロボット進行方向側の領域を、溶接トー
チと共に溶接ロボットに支持されたレーザセンサを用い
てセンシングすることにより、センシングされた領域内
に存在する溶接ギャップのギャップ幅データを獲得する
段階と、該溶接ギャップ幅データに基づいて溶接ロボッ
トの溶接条件を制御する段階を含む溶接ロボットの制御
方法、によって上記技術課題を解決したものである(請
求項1)。
【0010】そして、上記溶接条件を定める諸量とし
て、溶接電流、溶接電圧、溶接速度及び溶接トーチ先端
のオフセット量を特定し、これら諸量の内の1つまたは
複数の量をレーザセンサによるセンシングによって獲得
された溶接ギャップ幅データに基づいて制御することを
提案したものである(請求項2)。
て、溶接電流、溶接電圧、溶接速度及び溶接トーチ先端
のオフセット量を特定し、これら諸量の内の1つまたは
複数の量をレーザセンサによるセンシングによって獲得
された溶接ギャップ幅データに基づいて制御することを
提案したものである(請求項2)。
【0011】
【作用】本願発明の溶接ロボットの制御方法は、レーザ
センサによって獲得される溶接ギャップ幅データを利用
して溶接条件を制御するものである。そこで、先ず、溶
接ロボットに支持されたレーザセンサによって溶接ギャ
ップ幅を計測する原理について、典型的な2つのケース
を例にとって説明する。
センサによって獲得される溶接ギャップ幅データを利用
して溶接条件を制御するものである。そこで、先ず、溶
接ロボットに支持されたレーザセンサによって溶接ギャ
ップ幅を計測する原理について、典型的な2つのケース
を例にとって説明する。
【0012】図1は、突合せ溶接部におけるギャップを
ビーム走査型のレーザセンサを用いて測定する原理を説
明する為の模式図である。図において、A,Bは溶接対
象物で、ロボットに設定済みのワーク座標系のX軸方向
に延在したY方向ギャップGを有している。X軸座標値
がxである位置(以下、単に「位置x」と言う。)にお
けるギャップ幅をg(x)で表わすことにする。ロボッ
ト本体の大半を省いて符号1で示されたロボットアーム
先端部には、適当な装着機構を介して溶接トーチ2及び
レーザセンサ3が取り付けられている。
ビーム走査型のレーザセンサを用いて測定する原理を説
明する為の模式図である。図において、A,Bは溶接対
象物で、ロボットに設定済みのワーク座標系のX軸方向
に延在したY方向ギャップGを有している。X軸座標値
がxである位置(以下、単に「位置x」と言う。)にお
けるギャップ幅をg(x)で表わすことにする。ロボッ
ト本体の大半を省いて符号1で示されたロボットアーム
先端部には、適当な装着機構を介して溶接トーチ2及び
レーザセンサ3が取り付けられている。
【0013】4はロボットのツールポイントとして設定
された溶接トーチ先端位置(以下、「溶接点」と言
う。)を表わしている。レーザセンサ3は、走査ビーム
5がロボット進行方向に関して溶接点4よりも先行した
領域を走査するように配置される。
された溶接トーチ先端位置(以下、「溶接点」と言
う。)を表わしている。レーザセンサ3は、走査ビーム
5がロボット進行方向に関して溶接点4よりも先行した
領域を走査するように配置される。
【0014】レーザセンサ3は、CCDカメラ(または
これに代わるリニアセンサ)を備えた視覚センサ装置を
内蔵しており、走査ビーム5によって対象物A,B上に
形成される輝点の軌跡6A,6Bを検知する。図2は、
CCDカメラの画素面上で見た輝点軌跡6A’,6B’
(1サイクル分)を模式的に示したものである。各図に
おいて、位置xにおけるギャップ幅g(x)が、画素面
上ではp(x)の画素比例量(例えば、画素数)として
捕捉されている。実際のギャップ幅g(x)と画素面上
における画素比例量で測ったギャップ幅p(x)分の関
係は、適当なキャリブレーションによって獲得すること
が出来る。
これに代わるリニアセンサ)を備えた視覚センサ装置を
内蔵しており、走査ビーム5によって対象物A,B上に
形成される輝点の軌跡6A,6Bを検知する。図2は、
CCDカメラの画素面上で見た輝点軌跡6A’,6B’
(1サイクル分)を模式的に示したものである。各図に
おいて、位置xにおけるギャップ幅g(x)が、画素面
上ではp(x)の画素比例量(例えば、画素数)として
捕捉されている。実際のギャップ幅g(x)と画素面上
における画素比例量で測ったギャップ幅p(x)分の関
係は、適当なキャリブレーションによって獲得すること
が出来る。
【0015】例えば、溶接ロボットの姿勢が溶接中は一
定に保たれる場合には、g(x)は次の(1)式で表わ
すことが出来る。 g(x)=f1 (z)p(x) ・・・・(1) ここで、zはロボットのZ軸座標、f1 (z)はzに対
してほぼ線形な関数である。ロボットに溶接時と同じ姿
勢をとらせ、既知のギャップ幅を有する溶接ギャップに
ついて、適宜数のロボット位置(z値=z1 ,z2 ,z
3 ・・・)におけるf(z)の値f1 (z1 ),f1
(z2 ),f1 (z3 )・・・を実測プロットするキャ
リブレーションを実行すれば、上記(1)式の数値計算
が可能になる(折れ線近似法が利用可能)。
定に保たれる場合には、g(x)は次の(1)式で表わ
すことが出来る。 g(x)=f1 (z)p(x) ・・・・(1) ここで、zはロボットのZ軸座標、f1 (z)はzに対
してほぼ線形な関数である。ロボットに溶接時と同じ姿
勢をとらせ、既知のギャップ幅を有する溶接ギャップに
ついて、適宜数のロボット位置(z値=z1 ,z2 ,z
3 ・・・)におけるf(z)の値f1 (z1 ),f1
(z2 ),f1 (z3 )・・・を実測プロットするキャ
リブレーションを実行すれば、上記(1)式の数値計算
が可能になる(折れ線近似法が利用可能)。
【0016】次に、段違い貼合わせ溶接部におけるギャ
ップ幅を、同じくビーム走査型のレーザセンサを用いて
測定する原理について、図1,図2と同様の形式で模式
化描示された図3,図4を用いて説明する。なお、図1
と図3に共通した要素については、同じ符号を用いて指
示を行なった。
ップ幅を、同じくビーム走査型のレーザセンサを用いて
測定する原理について、図1,図2と同様の形式で模式
化描示された図3,図4を用いて説明する。なお、図1
と図3に共通した要素については、同じ符号を用いて指
示を行なった。
【0017】図3において、C,Dは板状の溶接対象物
で、ロボットに設定済みのワーク座標系のX軸方向に延
在したZ方向ギャップHを有している。位置xにおける
ギャップ幅をh(x)で表わすことにする。符号1で示
されたロボットアーム先端部には適当な装着機構を介し
て、溶接トーチ2及びレーザセンサ3が取り付けられて
いる。4はロボットのツールポイントとして設定された
溶接トーチ先端位置(溶接点)を表わしている。レーザ
センサ3は、走査ビーム5がロボット進行方向に関して
溶接点4よりも先行した領域を走査するように配置され
る。また、本事例では、ロボットアーム先端部1、溶接
トーチ2、レーザセンサ3を含む全体がXYZ各軸と非
直角の一定角度を以て交差する方向に傾斜した態勢で溶
接が行なわれる様子が描かれている。
で、ロボットに設定済みのワーク座標系のX軸方向に延
在したZ方向ギャップHを有している。位置xにおける
ギャップ幅をh(x)で表わすことにする。符号1で示
されたロボットアーム先端部には適当な装着機構を介し
て、溶接トーチ2及びレーザセンサ3が取り付けられて
いる。4はロボットのツールポイントとして設定された
溶接トーチ先端位置(溶接点)を表わしている。レーザ
センサ3は、走査ビーム5がロボット進行方向に関して
溶接点4よりも先行した領域を走査するように配置され
る。また、本事例では、ロボットアーム先端部1、溶接
トーチ2、レーザセンサ3を含む全体がXYZ各軸と非
直角の一定角度を以て交差する方向に傾斜した態勢で溶
接が行なわれる様子が描かれている。
【0018】レーザセンサ3は、CCDカメラ(または
これに代わるリニアセンサ)を備えた視覚センサ装置を
内蔵しており、走査ビーム5によって対象物C,D上に
形成される輝点の軌跡6C,6H,6D’,6Dを検知
する。ここで、6D’は対象物Dの縁部をZ方向に延び
る軌跡を表わし、6Hは、位置xにおける幅h(x)の
ギャップ部分に形成される軌跡を表わしている。6Hは
一部対象物Dの影になるので必ずしも明瞭な軌跡となら
ない。
これに代わるリニアセンサ)を備えた視覚センサ装置を
内蔵しており、走査ビーム5によって対象物C,D上に
形成される輝点の軌跡6C,6H,6D’,6Dを検知
する。ここで、6D’は対象物Dの縁部をZ方向に延び
る軌跡を表わし、6Hは、位置xにおける幅h(x)の
ギャップ部分に形成される軌跡を表わしている。6Hは
一部対象物Dの影になるので必ずしも明瞭な軌跡となら
ない。
【0019】図4は、CCDカメラの画素面上で見た輝
点軌跡(1サイクル分)を模式的に示したものである。
本事例においては、CCDカメラはビーム走査面よりも
トーチ側から走査ビーム軌跡を撮像したケースを想定す
ると軌跡の映像は概略図示したようなものとなる。即
ち、軌跡映像7C,7Dは各々軌跡6C,6Dに対応
し、7Hは6Hに対応している。そして、ギャップ部分
の軌跡6Hに対しては、場合によって一部不明瞭な映像
7Hが形成される。
点軌跡(1サイクル分)を模式的に示したものである。
本事例においては、CCDカメラはビーム走査面よりも
トーチ側から走査ビーム軌跡を撮像したケースを想定す
ると軌跡の映像は概略図示したようなものとなる。即
ち、軌跡映像7C,7Dは各々軌跡6C,6Dに対応
し、7Hは6Hに対応している。そして、ギャップ部分
の軌跡6Hに対しては、場合によって一部不明瞭な映像
7Hが形成される。
【0020】この場合、位置xにおけるギャップ幅h
(x)は、画素面上では7Hの長さL(x)に表現され
ていると考えられるから、このL(x)と実際のギャッ
プh(x)の関係に次式(2)の形を想定して、上記説
明した図1,図2の事例と同様のキャリブレーションに
よって求めておく方法がある。但し、f2 は、zだけの
関数ではなく、yの関数でもあるからキャリブレーショ
ンは、既知のギャップ幅の下で、適宜数の(y,z)の
組に対するf(y,z)の値をプロットする必要があ
る。 h(x)=f2 (y,z)L(x) ・・・・(2) L(x)の値は、画素面上における軌跡映像7Cと7
D’端点8C,8D間距離(画素比例量)として捕捉さ
れる。
(x)は、画素面上では7Hの長さL(x)に表現され
ていると考えられるから、このL(x)と実際のギャッ
プh(x)の関係に次式(2)の形を想定して、上記説
明した図1,図2の事例と同様のキャリブレーションに
よって求めておく方法がある。但し、f2 は、zだけの
関数ではなく、yの関数でもあるからキャリブレーショ
ンは、既知のギャップ幅の下で、適宜数の(y,z)の
組に対するf(y,z)の値をプロットする必要があ
る。 h(x)=f2 (y,z)L(x) ・・・・(2) L(x)の値は、画素面上における軌跡映像7Cと7
D’端点8C,8D間距離(画素比例量)として捕捉さ
れる。
【0021】対象物Dの厚さが一定という仮定が成立す
る場合には、軌跡映像7D’の延長線と軌跡映像7Cの
交点9Cを考え、点8D,9C間の距離q(x)をギャ
ップ幅を測る指標に用いることが出来る。対象物Dの厚
みが既知dであれば、軌跡映像7D’の長さをL’
(x)として、ギャップ幅h(x)は次式(3)で表わ
される。 h(x)=d・q(x)/L’(x) ・・・・(3) 本願発明は、ギャップ幅を求める方法について特に制限
を設けるものではなく、上記以外の如何なる方法によっ
てギャップ幅を定めても良い。使用するレーザセンサに
ついても、上記事例で使用したビーム走査型のもの以外
にも、位置検出光検出器(PSD)を用いたレーザ変位
センサを使用することが出来る。例えば、上記図3の事
例において、2台のレーザ変位センサを用いて、対象物
C,D間の段差を検出し、これから対象物Dの厚みを減
算することにより、ギャップ幅h(x)を求めることが
考えられる。この場合、溶接時のロボット姿勢が一定で
あることを利用して、2台のレーザ変位センサのレーザ
ビームが常に真上から対象物C,Dに入射するように、
レーザ変位センサを溶接トーチと傾斜させて装着する配
置を採用すれば、ロボット位置の変化に影響されずに段
差の計算を行なうころが出来る。
る場合には、軌跡映像7D’の延長線と軌跡映像7Cの
交点9Cを考え、点8D,9C間の距離q(x)をギャ
ップ幅を測る指標に用いることが出来る。対象物Dの厚
みが既知dであれば、軌跡映像7D’の長さをL’
(x)として、ギャップ幅h(x)は次式(3)で表わ
される。 h(x)=d・q(x)/L’(x) ・・・・(3) 本願発明は、ギャップ幅を求める方法について特に制限
を設けるものではなく、上記以外の如何なる方法によっ
てギャップ幅を定めても良い。使用するレーザセンサに
ついても、上記事例で使用したビーム走査型のもの以外
にも、位置検出光検出器(PSD)を用いたレーザ変位
センサを使用することが出来る。例えば、上記図3の事
例において、2台のレーザ変位センサを用いて、対象物
C,D間の段差を検出し、これから対象物Dの厚みを減
算することにより、ギャップ幅h(x)を求めることが
考えられる。この場合、溶接時のロボット姿勢が一定で
あることを利用して、2台のレーザ変位センサのレーザ
ビームが常に真上から対象物C,Dに入射するように、
レーザ変位センサを溶接トーチと傾斜させて装着する配
置を採用すれば、ロボット位置の変化に影響されずに段
差の計算を行なうころが出来る。
【0022】本願発明では、以上述べたような方法によ
って求められたギャップ幅に応じて溶接条件を制御す
る。溶接条件の代表的なものとして、溶接電圧V、溶接
電流I、溶接速度v、オフセット量δがある。オフセッ
ト量δとは、ロボットの進行方向(x軸方向とする。)
と直交する方向についての教示パスからのロボット位置
偏移量δy 及びz方向偏移量δz である。
って求められたギャップ幅に応じて溶接条件を制御す
る。溶接条件の代表的なものとして、溶接電圧V、溶接
電流I、溶接速度v、オフセット量δがある。オフセッ
ト量δとは、ロボットの進行方向(x軸方向とする。)
と直交する方向についての教示パスからのロボット位置
偏移量δy 及びz方向偏移量δz である。
【0023】ギャップ幅g(x)またはh(x)の値
(Δで表わすこととする。)の変化に応じてこれら溶接
条件を最適な値となる関数、V(Δ),I(Δ)を各変
量について別々に定義して、これに基づいて各変量を制
御する方法も考えられるが、実用上は、次のように各変
量に共通して適用されるギャップ値レベルΓを数段階に
設定し、各レベル毎に1つの変量値をテーブルデータ形
式で指定するやり方が簡便である。
(Δで表わすこととする。)の変化に応じてこれら溶接
条件を最適な値となる関数、V(Δ),I(Δ)を各変
量について別々に定義して、これに基づいて各変量を制
御する方法も考えられるが、実用上は、次のように各変
量に共通して適用されるギャップ値レベルΓを数段階に
設定し、各レベル毎に1つの変量値をテーブルデータ形
式で指定するやり方が簡便である。
【0024】 ギャップ幅レベルΓ V I v δy δz Γ1 =0.0〜1.0 V1 I1 v1 δy1 δz1 Γ2 =1.1〜2.0 V2 I2 v2 δy2 δz2 Γ3 =2.1〜3.0 V3 I3 v3 δy3 δz3 このようなテーブルデータを溶接ロボットを制御するロ
ボットコントローラのメモリに格納しておき、センシン
グによってギャプ幅計測データが得られる毎にギャップ
幅のレベルΓに変更があるかどうかをチェックすること
により、溶接作業中の諸量V,I,v,δ等を所望のレ
ベルに制御することが出来る(次記実施例を参照)。
ボットコントローラのメモリに格納しておき、センシン
グによってギャプ幅計測データが得られる毎にギャップ
幅のレベルΓに変更があるかどうかをチェックすること
により、溶接作業中の諸量V,I,v,δ等を所望のレ
ベルに制御することが出来る(次記実施例を参照)。
【0025】
【実施例】図5は、本願発明の溶接ロボットの制御方法
を実施する際に使用可能なシステム構成の一例を表わし
た要部ブロック図である。これを説明すると、10はロ
ボット制御機能と画像処理装置の機能を兼備したロボッ
トコントローラで、中央演算処理装置(以下、CPUと
いう。)11を有し、該CPU11には、ROMからな
るメモリ12、RAMからなるメモリ13、不揮発性メ
モリ14、レーザレーザセンサ3及び溶接トーチ制御器
40に接続された汎用インターフェイス15、フレーム
メモリ16、画像処理プロセッサ17、液晶表示装置
(LCD)18を備えた教示操作盤19、及びサーボ回
路21を経てロボット本体30に接続されたロボット軸
制御部20が各々バス23を介して接続されている。
を実施する際に使用可能なシステム構成の一例を表わし
た要部ブロック図である。これを説明すると、10はロ
ボット制御機能と画像処理装置の機能を兼備したロボッ
トコントローラで、中央演算処理装置(以下、CPUと
いう。)11を有し、該CPU11には、ROMからな
るメモリ12、RAMからなるメモリ13、不揮発性メ
モリ14、レーザレーザセンサ3及び溶接トーチ制御器
40に接続された汎用インターフェイス15、フレーム
メモリ16、画像処理プロセッサ17、液晶表示装置
(LCD)18を備えた教示操作盤19、及びサーボ回
路21を経てロボット本体30に接続されたロボット軸
制御部20が各々バス23を介して接続されている。
【0026】ROM12には、CPU11がロボット本
体30、レーザレーザセンサ3、溶接トーチ制御器40
及びロボットコントローラ10自身の制御を行なう為の
各種のプログラムが格納される。RAM13はデ−タの
一時記憶や演算の為に利用出来るメモリである。不揮発
性メモリ14には、教示操作盤19、あるいは図示しな
いオフラインプログラム作成装置から、各種パラメータ
設定値やオフラインで作成された教示プログラムが入力
/格納される。ここでは、図3に示した事例に対応した
溶接線に沿ったパスを指定した教示プログラムが既に格
納されているものとする。教示点としては、図3に示し
たように、P1 (溶接線始点直前のエアカット点)、P
2 (溶接線終点直後のエアカット点)及びP3 (溶接線
から離隔したエアカット点)の3点が設定されるものと
する。
体30、レーザレーザセンサ3、溶接トーチ制御器40
及びロボットコントローラ10自身の制御を行なう為の
各種のプログラムが格納される。RAM13はデ−タの
一時記憶や演算の為に利用出来るメモリである。不揮発
性メモリ14には、教示操作盤19、あるいは図示しな
いオフラインプログラム作成装置から、各種パラメータ
設定値やオフラインで作成された教示プログラムが入力
/格納される。ここでは、図3に示した事例に対応した
溶接線に沿ったパスを指定した教示プログラムが既に格
納されているものとする。教示点としては、図3に示し
たように、P1 (溶接線始点直前のエアカット点)、P
2 (溶接線終点直後のエアカット点)及びP3 (溶接線
から離隔したエアカット点)の3点が設定されるものと
する。
【0027】レーザレーザセンサ3は、作用の説明の欄
で述べたように、ロボットハンド1に支持され、ツール
先端点2ポイントよりロボット進行方向寄り領域を偏向
走査照射域とするレーザ光源と該偏向走査照射域を視野
に入れたCCDカメラを備えた公知の型のものである。
レーザの偏向走査と同期的に撮像を行なうCCDカメラ
によって捕捉された画像の信号は、汎用インターフェイ
ス15を介して、グレースケールによる濃淡信号に変換
されてフレームメモリ16に格納される。フレームメモ
リ16から読み出されたに画像情報は画像処理プロセッ
サ17によって処理され、溶接線の有無(開始点と終了
点)が検知される。
で述べたように、ロボットハンド1に支持され、ツール
先端点2ポイントよりロボット進行方向寄り領域を偏向
走査照射域とするレーザ光源と該偏向走査照射域を視野
に入れたCCDカメラを備えた公知の型のものである。
レーザの偏向走査と同期的に撮像を行なうCCDカメラ
によって捕捉された画像の信号は、汎用インターフェイ
ス15を介して、グレースケールによる濃淡信号に変換
されてフレームメモリ16に格納される。フレームメモ
リ16から読み出されたに画像情報は画像処理プロセッ
サ17によって処理され、溶接線の有無(開始点と終了
点)が検知される。
【0028】以上説明した構成及び機能は、従来の溶接
ロボットの為のロボットコントローラを含むシステムと
基本的に変わるところはないが、本実施例のシステムに
は、本願発明の方法を実施する為に特に次の準備がなさ
れている。
ロボットの為のロボットコントローラを含むシステムと
基本的に変わるところはないが、本実施例のシステムに
は、本願発明の方法を実施する為に特に次の準備がなさ
れている。
【0029】(1)作用の説明の欄で述べた方法によっ
て、ギャップ幅を求める為の計算プログラム及び関連所
要データが不揮発性メモリ14に格納されていること。
ここでは、上記(3)式h(x)=d・q(x)/L’
(x)を計算する為に、q(x)及びL’(x)をセン
サ座標系上の距離データとして獲得する為に画像処理プ
ロセッサ16を制御する為のプログラム及びデータが格
納されているものとする。
て、ギャップ幅を求める為の計算プログラム及び関連所
要データが不揮発性メモリ14に格納されていること。
ここでは、上記(3)式h(x)=d・q(x)/L’
(x)を計算する為に、q(x)及びL’(x)をセン
サ座標系上の距離データとして獲得する為に画像処理プ
ロセッサ16を制御する為のプログラム及びデータが格
納されているものとする。
【0030】(2)ROM12には、ギャップ幅レベル
Γ1 〜Γ3 と諸量V,I,v,δy,δz の関係を前記
テーブルデータ形式で設定すると共に、対象物Dの厚み
データdを入力する為の溶接条件設定画面を表示させ、
オペレータにより、Γ1 〜Γ3 のレベル設定、V1 ,I
1 ,v1 ,δy1,δz1;V2 ,I2 ,v2 ,δy2,δz
2;V3 ,I3 ,v3 ,δy3,δz3の数値設定、及び厚
み値dの画面入力を可能にするプログラムが格納されて
いること。
Γ1 〜Γ3 と諸量V,I,v,δy,δz の関係を前記
テーブルデータ形式で設定すると共に、対象物Dの厚み
データdを入力する為の溶接条件設定画面を表示させ、
オペレータにより、Γ1 〜Γ3 のレベル設定、V1 ,I
1 ,v1 ,δy1,δz1;V2 ,I2 ,v2 ,δy2,δz
2;V3 ,I3 ,v3 ,δy3,δz3の数値設定、及び厚
み値dの画面入力を可能にするプログラムが格納されて
いること。
【0031】(3)上記溶接条件設定画面を用いてオペ
レータによる各データの設定・入力が完了しているこ
と。
レータによる各データの設定・入力が完了しているこ
と。
【0032】(4)溶接トーチ制御器40は、汎用イン
ターフェイス15を介してCPU11からの制御信号を
受け、溶接トーチをオン/オフすると共に、上記テーブ
ルで指定された通りの溶接電圧V及び溶接電流Iを溶接
トーチに供給する機能を有していること。
ターフェイス15を介してCPU11からの制御信号を
受け、溶接トーチをオン/オフすると共に、上記テーブ
ルで指定された通りの溶接電圧V及び溶接電流Iを溶接
トーチに供給する機能を有していること。
【0033】(5)教示点P1 及びP2 については、ギ
ャップ幅Δに応じて制御されるδy、δz とは独立し
て、オフセット量ε1y,ε1z及びε2y,ε2zが教示操作
盤19から予め入力されていること。
ャップ幅Δに応じて制御されるδy、δz とは独立し
て、オフセット量ε1y,ε1z及びε2y,ε2zが教示操作
盤19から予め入力されていること。
【0034】(6)教示プログラム、教示点毎に指定さ
れたオフセット量ε、溶接ギャップセンシング結果及び
設定テーブルデータに従って、次記図6に示したフロー
チャートに示された処理を実行するプログラム及び必要
な諸設定値が、ROM12あるいは不揮発性メモリ14
に格納されていること。
れたオフセット量ε、溶接ギャップセンシング結果及び
設定テーブルデータに従って、次記図6に示したフロー
チャートに示された処理を実行するプログラム及び必要
な諸設定値が、ROM12あるいは不揮発性メモリ14
に格納されていること。
【0035】以下、これら準備事項を前提として、図3
の事例において、P0 (ホームポジション)→P2 →P
3 を教示パスとする溶接ロボットの制御を実行する際の
CPU11の処理を図6のフローチャートを用いて説明
する。
の事例において、P0 (ホームポジション)→P2 →P
3 を教示パスとする溶接ロボットの制御を実行する際の
CPU11の処理を図6のフローチャートを用いて説明
する。
【0036】CPU1の処理は、ロボット移動及び溶接
条件を制御する主処理と溶接ギャップをセンシングし、
ギャップ幅を表わすデータを作成する副処理(タスク処
理)を含んでおり、副処理をコントロールする為のフラ
グFとギャップ幅レベル番号に対応した値をとるギャッ
プ幅レベル指標βが設定されているものとする。Fは0
また1の値をとり(初期値はF=0)、βは、Γ1 〜Γ
3 に対応して1〜3の値をとるものとする(初期値はβ
=1)。
条件を制御する主処理と溶接ギャップをセンシングし、
ギャップ幅を表わすデータを作成する副処理(タスク処
理)を含んでおり、副処理をコントロールする為のフラ
グFとギャップ幅レベル番号に対応した値をとるギャッ
プ幅レベル指標βが設定されているものとする。Fは0
また1の値をとり(初期値はF=0)、βは、Γ1 〜Γ
3 に対応して1〜3の値をとるものとする(初期値はβ
=1)。
【0037】主処理及び副処理は同時に開始される。主
処理では、先ずCPU11が教示プログラムの最初の1
ブロックの読み込み(ステップM1)、ロボットを教示
点P1 をY軸方向へε1y、Z軸方向へε1z各々シフトさ
せた位置(P+ε1 で表わすことにする。)へ向かう軌
道に乗せる(ステップM2)。一方、副処理が開始され
ると直ちにフラグF反転待ちの態勢に入る(ステップS
1)。ロボットが位置P1 +ε1 へ到達する直前に教示
プログラムの次の1ブロックが読み込まれ(ステップM
3)、フラグFを1に反転させる(ステップM4)。
処理では、先ずCPU11が教示プログラムの最初の1
ブロックの読み込み(ステップM1)、ロボットを教示
点P1 をY軸方向へε1y、Z軸方向へε1z各々シフトさ
せた位置(P+ε1 で表わすことにする。)へ向かう軌
道に乗せる(ステップM2)。一方、副処理が開始され
ると直ちにフラグF反転待ちの態勢に入る(ステップS
1)。ロボットが位置P1 +ε1 へ到達する直前に教示
プログラムの次の1ブロックが読み込まれ(ステップM
3)、フラグFを1に反転させる(ステップM4)。
【0038】CPU11は、副処理でこれを感知してレ
ーザセンサ3によるセンシングを開始させ、溶接ギャッ
プ幅の計測を行なう(ステップS2)。溶接ギャップ幅
の求め方は作用の説明の欄で述べた通りである。ギャッ
プ幅が求められたら、テーブルデータと比較して、該当
するギャップ幅レベルΓを判定(ステップS3)し、ギ
ャップ幅レベル指標βの値を更新する必要があるか否か
を判断する(ステップS4)。更新の必要があれば直ち
にこれを書き換える(ステップS5)。
ーザセンサ3によるセンシングを開始させ、溶接ギャッ
プ幅の計測を行なう(ステップS2)。溶接ギャップ幅
の求め方は作用の説明の欄で述べた通りである。ギャッ
プ幅が求められたら、テーブルデータと比較して、該当
するギャップ幅レベルΓを判定(ステップS3)し、ギ
ャップ幅レベル指標βの値を更新する必要があるか否か
を判断する(ステップS4)。更新の必要があれば直ち
にこれを書き換える(ステップS5)。
【0039】例えば、ギャップ幅が1.4mmであれ
ば、前記テーブルデータに照らしてレベルΓ2 に該当す
るから、ギャップ幅レベル指標βの値を初期値1から2
に更新する。フラグFが0に反転していないことを確認
した上で(ステップS6)、再度ステップS2へ戻り、
ギャップ幅を計測し、以後、フラグFが0に反転するま
でステップS2〜ステップS6を繰り返す。
ば、前記テーブルデータに照らしてレベルΓ2 に該当す
るから、ギャップ幅レベル指標βの値を初期値1から2
に更新する。フラグFが0に反転していないことを確認
した上で(ステップS6)、再度ステップS2へ戻り、
ギャップ幅を計測し、以後、フラグFが0に反転するま
でステップS2〜ステップS6を繰り返す。
【0040】一方、ロボットは主処理のステップM3に
おける読み込み内容に応じて、位置P2 をY軸方向へε
2y、Z軸方向へε2z各々シフトさせた位置(P+ε2 で
表わすことにする。)へ向かう軌道に乗せる(ステップ
M5)。そして、第1回目のギャップ幅レベル指標βの
読み出しを実行し(ステップM6)、読み出されたβの
値に応じたテーブルデータにアクセスし、汎用インター
フェイス15を介して溶接トーチ制御器40に指令を送
り、該当する溶接電圧V、溶接電流Iの条件下で溶接ト
ーチを付勢させる(ステップM7)。更に、テーブルデ
ータで指定されたオフセット量δの値分だけロボット位
置指令値を補正し(ステップM8)、溶接速度(ロボッ
ト移動速度)vについても変更の要があれば(ステップ
M9)、テーブルデータ通りの値に修正する(ステップ
M10)。
おける読み込み内容に応じて、位置P2 をY軸方向へε
2y、Z軸方向へε2z各々シフトさせた位置(P+ε2 で
表わすことにする。)へ向かう軌道に乗せる(ステップ
M5)。そして、第1回目のギャップ幅レベル指標βの
読み出しを実行し(ステップM6)、読み出されたβの
値に応じたテーブルデータにアクセスし、汎用インター
フェイス15を介して溶接トーチ制御器40に指令を送
り、該当する溶接電圧V、溶接電流Iの条件下で溶接ト
ーチを付勢させる(ステップM7)。更に、テーブルデ
ータで指定されたオフセット量δの値分だけロボット位
置指令値を補正し(ステップM8)、溶接速度(ロボッ
ト移動速度)vについても変更の要があれば(ステップ
M9)、テーブルデータ通りの値に修正する(ステップ
M10)。
【0041】初回のギャップ幅レベル指標読み出しに対
応した処理が終了したら、溶接線の終点に対応するP2
直前位置にロボットが未到達であることを確認した上で
(ステップM11)、第2回目のギャップ幅レベル指標
βの読み出しを行なう(ステップM12)。ギャップ幅
レベル指標βが前回の読み出し値と一致しているかどう
か判別し(ステップM13)、一致していれば再度ステ
ップM11へ戻る。ギャップ幅レベル指標βが前回の読
み出し値から変化していれば、それに応じて溶接条件を
定める諸量V,I,v,δを該当するギャップレベルに
対応したテーブルデータ通りの値に変更する(ステップ
M14)。各変更処理は、ステップM7〜ステップM9
の処理に準じて行なわれる。
応した処理が終了したら、溶接線の終点に対応するP2
直前位置にロボットが未到達であることを確認した上で
(ステップM11)、第2回目のギャップ幅レベル指標
βの読み出しを行なう(ステップM12)。ギャップ幅
レベル指標βが前回の読み出し値と一致しているかどう
か判別し(ステップM13)、一致していれば再度ステ
ップM11へ戻る。ギャップ幅レベル指標βが前回の読
み出し値から変化していれば、それに応じて溶接条件を
定める諸量V,I,v,δを該当するギャップレベルに
対応したテーブルデータ通りの値に変更する(ステップ
M14)。各変更処理は、ステップM7〜ステップM9
の処理に準じて行なわれる。
【0042】即ち、溶接電圧V及び溶接電流Iの変更
は、度汎用インターフェイス15を介して溶接トーチ制
御器40に指令を与えることによって実行され、オフセ
ット量δの変更は、オフセット量εを考慮に入れて補間
計算されるロボット軌道に対するシフト補正量を新しく
指定されるδに変えることによって行なわれる。また、
溶接速度vの変更は、各軸に対する位置パルスの分配周
期を変更することによって達成される。
は、度汎用インターフェイス15を介して溶接トーチ制
御器40に指令を与えることによって実行され、オフセ
ット量δの変更は、オフセット量εを考慮に入れて補間
計算されるロボット軌道に対するシフト補正量を新しく
指定されるδに変えることによって行なわれる。また、
溶接速度vの変更は、各軸に対する位置パルスの分配周
期を変更することによって達成される。
【0043】結局、溶接の実行区間(フラグF=1の区
間)を通して、レーザセンサ3によるギャップ幅計測が
周期的に繰り返され、ギャップ幅レベルΓに変更がある
毎にギャップ幅レベル指標βの値が更新され、それに応
じて溶接条件が変更・制御されることになる。ロボット
が溶接線の終点に対応して定められた教示点P3 の直前
位置に達すると、ステップM11でイエスの判断がなさ
れ、教示プログラムの次の1ブロックを読み込んだ上で
(ステップM15)、フラグFを0に反転させ(ステッ
プM16)、溶接トーチを消勢する(ステップM1
7)。ステップM15〜ステップM17の処理の順序
は、適宜変更しても構わない。
間)を通して、レーザセンサ3によるギャップ幅計測が
周期的に繰り返され、ギャップ幅レベルΓに変更がある
毎にギャップ幅レベル指標βの値が更新され、それに応
じて溶接条件が変更・制御されることになる。ロボット
が溶接線の終点に対応して定められた教示点P3 の直前
位置に達すると、ステップM11でイエスの判断がなさ
れ、教示プログラムの次の1ブロックを読み込んだ上で
(ステップM15)、フラグFを0に反転させ(ステッ
プM16)、溶接トーチを消勢する(ステップM1
7)。ステップM15〜ステップM17の処理の順序
は、適宜変更しても構わない。
【0044】最後にロボットは教示点P3 まで移動して
1作業サイクルを終了する。副処理においても、F=0
への反転をステップS6で感知したならば、ギャップ幅
指標βを1(初期値)にリセットした上で(ステップS
7)、処理を終了する。
1作業サイクルを終了する。副処理においても、F=0
への反転をステップS6で感知したならば、ギャップ幅
指標βを1(初期値)にリセットした上で(ステップS
7)、処理を終了する。
【0045】上記実施例において、溶接トーチのオン・
オフは教示点P2 、P3 に対応する位置へロボットが到
達するタイミングで行なうようにしたが、レーザセンサ
3に溶接線の始点と終点を検出させる処理を副処理の中
で実行し、始点検出時に溶接トーチを付勢し、終点検出
時に消勢する方式を採用することも考えられる。
オフは教示点P2 、P3 に対応する位置へロボットが到
達するタイミングで行なうようにしたが、レーザセンサ
3に溶接線の始点と終点を検出させる処理を副処理の中
で実行し、始点検出時に溶接トーチを付勢し、終点検出
時に消勢する方式を採用することも考えられる。
【0046】また、レーザセンサ3に溶接ギャップ幅レ
ベル計測と同時に溶接線位置をセンシングさせ、リアル
タイムトラッキング補正を行なう制御方式を組み合わせ
ることも可能である。例えば、図4における軌跡映像上
で8Dの位置を捕捉し、図3の事例における対象物Dの
段差部分の下縁位置に対してロボットが特定の位置関係
を持つような位置補正を行なった軌道を基準として、そ
こから更にギャップレベルに応じてロボット位置をY軸
方向にδy 、Z軸方向にδz 修正するオフセット位置を
補正する制御方式を採用することが考えられる。
ベル計測と同時に溶接線位置をセンシングさせ、リアル
タイムトラッキング補正を行なう制御方式を組み合わせ
ることも可能である。例えば、図4における軌跡映像上
で8Dの位置を捕捉し、図3の事例における対象物Dの
段差部分の下縁位置に対してロボットが特定の位置関係
を持つような位置補正を行なった軌道を基準として、そ
こから更にギャップレベルに応じてロボット位置をY軸
方向にδy 、Z軸方向にδz 修正するオフセット位置を
補正する制御方式を採用することが考えられる。
【0047】
【発明の効果】本願発明によれば、溶接条件を定める諸
量を、溶接対象物間に存在する溶接ギャップの大きさの
不定性に即応した形で制御することが出来るから、溶接
ギャップの変化によって溶接ビードの品質が不安定とな
ることが回避され、恒常的な溶接ビードの品質向上が実
現される。
量を、溶接対象物間に存在する溶接ギャップの大きさの
不定性に即応した形で制御することが出来るから、溶接
ギャップの変化によって溶接ビードの品質が不安定とな
ることが回避され、恒常的な溶接ビードの品質向上が実
現される。
【図1】突合せ溶接部におけるギャップをビーム走査型
のレーザセンサを用いて測定する原理を説明する為の模
式図である。
のレーザセンサを用いて測定する原理を説明する為の模
式図である。
【図2】図1の配置において、CCDカメラの画素面上
で形成される輝点軌跡を模式的に示したものである。
で形成される輝点軌跡を模式的に示したものである。
【図3】段違い貼合わせ溶接部におけるギャップ幅を、
ビーム走査型のレーザセンサを用いて測定する原理を説
明する為の模式図である。
ビーム走査型のレーザセンサを用いて測定する原理を説
明する為の模式図である。
【図4】図2の配置において、CCDカメラの画素面上
で形成される輝点軌跡を模式的に示したものである。
で形成される輝点軌跡を模式的に示したものである。
【図5】本願発明の溶接ロボットの制御方法を実施する
際に使用可能なシステム構成の一例を表わした要部ブロ
ック図である。
際に使用可能なシステム構成の一例を表わした要部ブロ
ック図である。
【図6】図5に示されたシステムを用いて、図3及び図
4に描かれた事例について、溶接作業を実施する場合の
CPUの処理の概要を記したフローチャートである。
4に描かれた事例について、溶接作業を実施する場合の
CPUの処理の概要を記したフローチャートである。
1 ロボットアーム先端部 2 溶接トーチ 3 レーザセンサ 4 溶接トーチ先端 5 走査ビーム 6A,6B,6C,6D,6D’,6H 走査ビーム軌
跡 7A,7B,7C,7D,7D’,7H 走査ビーム軌
跡映像 8C 軌跡映像7Cの端点 8D 軌跡映像7D’の端点 9C 軌跡映像7D’の延長線と軌跡映像7Cの交点 10 ロボットコントローラ 11 中央演算処理装置(CPU) 12 メモリ(ROM) 13 メモリ(RAM) 14 不揮発性メモリ 15 汎用インターフェイス 16 フレームメモリ 17 画像処理プロセッサ 18 LCD 19 教示操作盤 21 ロボット軸制御部 22 サーボ回路 23 バス 30 ロボット本体 40 溶接トーチ制御器 A,B,C,D 溶接対象物 G,H ギャップ L 端点8C,8D間距離 L’(x) 位置xにおける軌跡映像7D’の長さ P1 ,P2 ,P3 教示点 g(x),h(x) ギャップ幅 p(x) 映像軌跡7A,7Bの内側端点間距離 q(x) 8D,9C間距離
跡 7A,7B,7C,7D,7D’,7H 走査ビーム軌
跡映像 8C 軌跡映像7Cの端点 8D 軌跡映像7D’の端点 9C 軌跡映像7D’の延長線と軌跡映像7Cの交点 10 ロボットコントローラ 11 中央演算処理装置(CPU) 12 メモリ(ROM) 13 メモリ(RAM) 14 不揮発性メモリ 15 汎用インターフェイス 16 フレームメモリ 17 画像処理プロセッサ 18 LCD 19 教示操作盤 21 ロボット軸制御部 22 サーボ回路 23 バス 30 ロボット本体 40 溶接トーチ制御器 A,B,C,D 溶接対象物 G,H ギャップ L 端点8C,8D間距離 L’(x) 位置xにおける軌跡映像7D’の長さ P1 ,P2 ,P3 教示点 g(x),h(x) ギャップ幅 p(x) 映像軌跡7A,7Bの内側端点間距離 q(x) 8D,9C間距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 巻幡 雄毅 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 唐鎌 立男 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 池田 好隆 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 溶接中の部位よりも溶接ロボット進行方
向側の領域を、溶接トーチと共に前記溶接ロボットに支
持されたレーザセンサを用いてセンシングすることによ
り、前記センシングされた領域内に存在する溶接ギャッ
プのギャップ幅データを獲得する段階と、該溶接ギャッ
プ幅データに基づいて前記溶接ロボットの溶接条件を制
御する段階を含むことを特徴とする溶接ロボットの制御
方法。 - 【請求項2】 前記溶接条件の制御が、溶接電流、溶接
電圧、溶接速度及び前記溶接トーチ先端のオフセット量
の内の少なくとも1つの量の制御を含むことを特徴とす
る請求項1に記載の溶接ロボットの制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24973993A JPH0780643A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 溶接ロボットの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24973993A JPH0780643A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 溶接ロボットの制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0780643A true JPH0780643A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=17197496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24973993A Pending JPH0780643A (ja) | 1993-09-13 | 1993-09-13 | 溶接ロボットの制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0780643A (ja) |
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-
1993
- 1993-09-13 JP JP24973993A patent/JPH0780643A/ja active Pending
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