JPH0780681A - 貴金属同士の接合方法 - Google Patents

貴金属同士の接合方法

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JPH0780681A
JPH0780681A JP25221693A JP25221693A JPH0780681A JP H0780681 A JPH0780681 A JP H0780681A JP 25221693 A JP25221693 A JP 25221693A JP 25221693 A JP25221693 A JP 25221693A JP H0780681 A JPH0780681 A JP H0780681A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金等の貴金属を適宜接合して装飾品を形成する
際に、その接合による貴金属純度低下を防止して接合を
行うこと。 【構成】金等の貴金属を適宜接合して装飾品を形成する
際の貴金属同士の接合方法において、その接合部分に硼
素系化合物を主成分とする接合剤を塗布し、その後、こ
の接合剤を適宜乾燥させた後、接合不要箇所をタルク等
にてなる接合防止剤にて被覆し、全体を適宜温度にて加
熱することで、接合剤の塗布された部分は、貴金属の表
面において貴金属と硼素との化合物が形成され、その部
分のみの貴金属の溶融温度を低下させて他の部分はまだ
溶解しない温度であっても接合部分のみの貴金属同士を
溶融させて接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金等の貴金属を適宜
接合して装飾品を形成する際に、その接合による貴金属
純度低下を防止して接合を行う貴金属同士の接合方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】金等の貴金属を用いて宝飾用貴金属チェ
ーンの如き装飾品を形成する際には、貴金属同士を接着
する箇所が多く存在する。
【0003】一例としては、ボールチェーンであるが、
通常は、このボールチェーンは、板材を湾曲成形して筒
体を形成し、この筒体を適宜切断してその両端を窄める
ようにして中空球体として周縁の一部が繋がった状態の
ボール形成素材を多数成型し、その時に、このボール形
成素材同士に繋ぎ棒材を配して一連のボールチェーンを
形成しているが、その合せ目は接着されていない場合に
は、強い力で引っ張ったりすると、その合せ目が開いて
しまい、繋ぎ棒材が抜けてしまってチェーンが切れてし
まう欠点がある。
【0004】そのため、従来は、母材の貴金属よりも低
カラットの臘材を使用してそれらの接着箇所を臘付接着
している。又、その臘材には、流れを良くするため、亜
鉛やカドミウム等の有害物質も含有している。
【0005】その具体例としては、一般的な臘付方法と
して、まず、臘材を粉末にして、その粉末とヒマシ油及
びリグロインとを混合し、その中に、例えば、装飾品と
してのチェーンを浸し、接合部分にのみ臘材を残し、そ
の他の部分の臘材を落としてから、加熱炉中に投入する
か或いは炉中を通過させ、又は、トーチ等にて加熱し、
臘材を溶融凝固させることで臘付を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
臘付方法には、次のような問題点がある。
【0007】すなわち、その1は、臘材として母材の貴
金属よりも低カラットの臘材を使用する関係で、その臘
材の分、母材の貴金属の純度が低下してしまい、装飾品
の貴金属の品位を落としてしまう点である。
【0008】その2は、臘材には、その流れを良くする
ために亜鉛やカドミウム等の有害物質が含有しているた
め、作業者の作業環境に悪影響を及ぼす問題点である。
【0009】そこで、この発明は、上述した問題点等に
鑑み、金等の貴金属を適宜接合して装飾品を形成する際
に、その接合による貴金属純度低下を防止して接合を行
うと共に、有害物質を使用しないで作業環境を良好にす
ることを課題として創出されたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、金等の貴金
属を適宜接合して装飾品を形成する際の貴金属同士の接
合方法において、その接合部分に硼素系化合物を主成分
とする接合剤を塗布し、その後、この接合剤を適宜乾燥
させた後、接合不要箇所をタルク等にてなる接合防止剤
にて被覆し、全体を適宜温度にて加熱することで接合部
分のみの貴金属同士を溶融させて接合することにより、
上述した課題を解決するものである。
【0011】
【作用】この発明に係る貴金属同士の接着方法は、基本
的には、ボロン元素が貴金属、特に、金との合金となる
ことで、貴金属自体の溶融温度を著しく低下させる作用
を利用するものであり、接合剤として、硼素系化合物で
あるトリメト基ボランを主成分とする材料、具体的に
は、トリメト基ボランに、割合としては微量の松ヤニ、
ヒマシ油、硼砂を加えた材料を使用するので、貴金属同
士の接合部分にその接合剤を塗布することで、加熱すれ
ばその接合部分の貴金属はボロンとの合金となって溶融
温度が著しく低下する。
【0012】そのため、他の部分の貴金属を溶解させな
い温度で加熱すると、その接合部分の貴金属同士は溶融
温度が低下しているので溶解して溶接状態となって接合
される。
【0013】その際に、接着不要箇所をタルク等にてな
る接着防止剤にて被覆することで接合しようとする部分
のみに接合剤が塗布され、その部分のみがボロンと貴金
属との合金となって低い温度にて溶融し、前述したよう
に接合されるものである。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を説明すると次の
通りである。
【0015】すなわち、この発明は、貴金属、主に、金
を適宜接合して装飾品を形成する際の金同士の接合方法
である。
【0016】その基本は接合剤にあり、硼素系化合物と
してのトリメト基ボラン、化学式で示すと(CH3 O)
3 Bを主成分とするものである。
【0017】具体的には、この接合剤は、 トリメト基ボラン 接合剤中の純硼素成分濃度が0.01%
以上となる量 松ヤニ 接合剤中の成分割合が 1%以上 ヒマシ油 接合剤中の成分割合が 1%以上 硼砂(表面活性剤)接合剤中の成分割合が 1%以上 のおおむね 4種類の材料をこの割合で混合して形成す
る。
【0018】このようにして形成した接合剤に装飾品と
しての18金材料(Au:75%、Cu:12.5%、Ag:12.5%) のチェ
ーンを浸してその接合剤を塗布し、その後、この接合剤
を約10分間程乾燥させ、次に、接着不要箇所に接合防止
剤としてのタルク(滑石を粉末にしたもの)を塗布する
ことでそこの接合剤を落して被覆すると共に、チェーン
を構成するそれぞれの部材間にもタルクを入り込ませて
被覆し、図1に示すようなベルト炉1中にそのチェーン
を通過させることで、チェーン全体を適宜温度にて加熱
することで接合を行うものである。
【0019】ここで、ベルト炉1の構造は、概略ではあ
るが図1に示すようなものである。
【0020】すなわち、電気熱源2と分解炉3とを連続
して並設し、分解炉3内ではアンモニアを分解して燃焼
させ雰囲気を作り出している。そして、これらの電気熱
源2と分解炉3との中を、無端ベルトにてなるベルトコ
ンベア4を電気熱源2の方から通過させ、このベルトコ
ンベア4にチェーンを載置して加熱するものである。
【0021】ここで、炉内温度は、約 890℃程度とし、
炉内通過時間、つまり、加熱時間は約 3分程度とする。
【0022】そうすると、通常、金の溶融温度は1063℃
であるから、チェーンにおける接合部分以外の場所は溶
融しないが、その接合部分にあっては、前記接合剤にお
けるトリメト基ボランの硼素(ボロン)と金とが合金と
なり、溶融温度を著しく低下させて前記約 890℃程度で
も十分溶融し、溶接状態で接合できるものである。従っ
て、必要箇所だけ接合されると共に、他の場所は、タル
クによって保護され且つ金自体も溶融しないので接合さ
れない。
【0023】ここで、装飾品としてのチェーンは、例え
ば、喜平チェーン、小豆チェーン、ベネチャンチェーン
等各種あり、それぞれの接合部分を前述した接合方法に
より接合するものであるが、実施例の場合は、図2に示
すような、ボールチェーン11の成形時の接合部分の接
合に用いるものである。
【0024】具体的には、このボールチェーン11は、
二つの半割り中空球体同士の周縁の一部が繋がった状態
となっているものをボール形成素材12として多数形成
し、このボール形成素材12同士に繋ぎ棒材13を配し
た状態で半割り中空球体同士を合掌するように曲げ合わ
せし一連に形成したものであり、ボール形成素材12と
繋ぎ棒材13との間は接合しないので前記タルクによっ
て保護するものである。それにより、従来の場合は、合
せ目がは接着されていないので強い力で引っ張ったりす
ると、その合せ目が開いてしまい、繋ぎ棒材が抜けてし
まってチェーンが切れてしまう欠点があったが、それを
解消すると共に、接合による貴金属純度低下を防止する
重要な効果を奏するものである。
【0025】尚、この発明は、その他の貴金属製装飾品
であっても、或いは、その他の貴金属の接合にあっても
当然利用できることはいうまでもない。
【0026】又、この発明は、前述した実施例の接合
剤、或いは加熱条件等に限定されることがないことはい
うまでもない。
【0027】
【発明の効果】上述の如く構成したこの発明によれば、
基本的には、ボロン元素が貴金属、特に、金との合金と
なることで、貴金属自体の溶融温度を著しく低下させる
作用を利用するものであり、接合剤として、硼素系化合
物であるトリメト基ボランを主成分とする材料、具体的
には、トリメト基ボランに、割合としては微量の松ヤ
ニ、ヒマシ油、硼砂を加えた材料を使用するので、貴金
属同士の接合部分にその接合剤を塗布することで、加熱
すればその接合部分の貴金属はボロンとの合金となって
溶融温度が著しく低下する。
【0028】そのため、他の部分の貴金属を溶解させな
い温度で加熱すると、その接合部分の貴金属同士は溶融
温度が低下しているので溶解して溶接状態となって接合
することができる。
【0029】その際に、接着不要箇所をタルク等にてな
る接着防止剤にて被覆することで接合しようとする部分
のみに接合剤が塗布され、その部分のみがボロンと貴金
属との合金となって低い温度にて溶融し、前述したよう
に接合されるものである。
【0030】従って、金等の貴金属を適宜接合して装飾
品を形成する際に、従来の臘付のように、貴金属よりも
低カラットの臘材を使用する関係で、その臘材の分、母
材の貴金属の純度が低下する問題点を解消して、接合部
分のみの貴金属同士を溶解して接合することでその接合
による貴金属純度低下を防止することができると共に、
有害物質を使用しないで作業環境を良好にすることがで
き、しかも、作業工程も極めて簡単であるから熟練を要
せず誰にでも接合が行える等の種々の優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に使用するベルト炉の概略図である。
【図2】装飾品としてのボールチェーンの拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ベルト炉 2 電気熱源 3 分解炉 4 ベルトコンベ
ア 11 ボールチェーン 12 ボール形成
素材 13 繋ぎ棒材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金等の貴金属を適宜接合して装飾品を形
    成する際の貴金属同士の接合方法において、その接合部
    分に硼素系化合物を主成分とする接合剤を塗布し、その
    後、この接合剤を適宜乾燥させた後、接合不要箇所をタ
    ルク等にてなる接合防止剤にて被覆し、全体を適宜温度
    にて加熱することで接合部分のみの貴金属同士を溶融さ
    せて接合することを特徴とする貴金属同士の接合方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001030527A1 (fr) * 1999-10-25 2001-05-03 Keisuke Toda Four de brasage pour la fabrication de chaine/maillon
JP2009166114A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Namiki Seisakusho:Kk ボールチェーン及びその製造方法
JP2010260107A (ja) * 2010-07-13 2010-11-18 Namiki Seisakusho:Kk ボールチェーンの製造方法
US12148146B2 (en) 2019-09-19 2024-11-19 Ppg Industries Ohio, Inc. Systems and methods for mapping coatings to a spatial appearance space

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US12148146B2 (en) 2019-09-19 2024-11-19 Ppg Industries Ohio, Inc. Systems and methods for mapping coatings to a spatial appearance space

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