JPH078164Y2 - 貫通錐 - Google Patents
貫通錐Info
- Publication number
- JPH078164Y2 JPH078164Y2 JP1990097186U JP9718690U JPH078164Y2 JP H078164 Y2 JPH078164 Y2 JP H078164Y2 JP 1990097186 U JP1990097186 U JP 1990097186U JP 9718690 U JP9718690 U JP 9718690U JP H078164 Y2 JPH078164 Y2 JP H078164Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting edge
- line
- tip
- cone
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drilling Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は木材加工またが類似加工用の貫通錐の先端刃先
線が改良された錐に関する。
線が改良された錐に関する。
従来の技術 一般の貫通錐は例えば第6図に示すように二枚刃で先端
切刃部は側面外周切刃の切刃コーナ部から所定角度でほ
ぼ直線に形成されその刃先線の交点が錐の回転中心にな
るように研削されている。
切刃部は側面外周切刃の切刃コーナ部から所定角度でほ
ぼ直線に形成されその刃先線の交点が錐の回転中心にな
るように研削されている。
考案が解決しようとする課題 このように形成された貫通錐で、柱,板等に貫通穴を穿
設しようとすると、錐が完全に抜けきる間隙において切
刃コーナ部が角張っているために下方に働く切削分力に
よって、被削材に部分的な応力集中がおこって第7図の
ように出口周囲が欠けることがしばしば起こり製品の品
質を悪くするという問題があった。この対策として錐の
軸線に対する先端切刃線の角度θを小さくしコーナ部の
下方への切削分力を小として被削材の部分的な応力集中
を減少させることによってこの欠けを少なくすることが
可能であるが、このようにすると先端の切刃部が長くな
り、穴貫通までの加工距離も長くなるという不都合があ
る。下方に働く切削分力によってその穴の出口部に欠け
が生じないように先端切刃を形成するとその形状によっ
ては材を上方へ持ち上げる様な切削分力が働き錐の先端
切刃が材に完全に入り込む際に穴の入口周囲に欠けが発
生し、表面に化粧板をラミネートした材では化粧板が剥
離したり欠けるという問題が起こる。
設しようとすると、錐が完全に抜けきる間隙において切
刃コーナ部が角張っているために下方に働く切削分力に
よって、被削材に部分的な応力集中がおこって第7図の
ように出口周囲が欠けることがしばしば起こり製品の品
質を悪くするという問題があった。この対策として錐の
軸線に対する先端切刃線の角度θを小さくしコーナ部の
下方への切削分力を小として被削材の部分的な応力集中
を減少させることによってこの欠けを少なくすることが
可能であるが、このようにすると先端の切刃部が長くな
り、穴貫通までの加工距離も長くなるという不都合があ
る。下方に働く切削分力によってその穴の出口部に欠け
が生じないように先端切刃を形成するとその形状によっ
ては材を上方へ持ち上げる様な切削分力が働き錐の先端
切刃が材に完全に入り込む際に穴の入口周囲に欠けが発
生し、表面に化粧板をラミネートした材では化粧板が剥
離したり欠けるという問題が起こる。
本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたもので、その目的とするところは、切削材の穴が
所定の直径に切削されたとき入口部分に、また貫通間際
に出口部に欠けが生じない綺麗な開口部が得られる貫通
錐を提供しようとするものである。
されたもので、その目的とするところは、切削材の穴が
所定の直径に切削されたとき入口部分に、また貫通間際
に出口部に欠けが生じない綺麗な開口部が得られる貫通
錐を提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために本考案は、刃先先端部から
シャンク部まで所定の捩じれ角で螺旋状の切屑排出溝が
形成され、先端切刃部と側面切刃部とを有し一枚刃又は
二枚刃から成る貫通錐において、先端切刃線が側面外周
の切刃コーナ部から先端までの間直線が1回以上屈曲す
る凸状をなす屈曲線で形成され、この屈曲によって刃先
頂角が鈍角に形成され、側面外周切刃に最も近接した仕
上刃部位が錐軸線を含む平面上又はその近傍に位置する
様に形成したものである。
シャンク部まで所定の捩じれ角で螺旋状の切屑排出溝が
形成され、先端切刃部と側面切刃部とを有し一枚刃又は
二枚刃から成る貫通錐において、先端切刃線が側面外周
の切刃コーナ部から先端までの間直線が1回以上屈曲す
る凸状をなす屈曲線で形成され、この屈曲によって刃先
頂角が鈍角に形成され、側面外周切刃に最も近接した仕
上刃部位が錐軸線を含む平面上又はその近傍に位置する
様に形成したものである。
そして側面外周切刃に最も近接した仕上刃線と錐軸線と
のなす角度が30°以下で刃先頂角が90°〜150°が好ま
しい。
のなす角度が30°以下で刃先頂角が90°〜150°が好ま
しい。
作用 貫通錐が木材に切込まれ入口部の穴径が錐径となる手前
では凸状の先端切刃線の仕上刃部は錐軸線を含む一平面
上又はその近傍に位置する様に形成されているので、錐
軸線に対する傾斜角(仕上刃線と錐軸線とが重なる方向
から見た角)が小さくなり、材を上方へ持ち上げる様な
切削分力は小さくなる。また錐が貫通する間隙において
も側面外周切刃に最も近接した仕上刃線と錐軸線とのな
す角度が小さいので、下方に働く軸線方向の切削分力が
小さくなり、木材の部分的な応力集中が減少する、この
ため表面にラミネートされた被削材の開口縁の損傷がな
くなる。
では凸状の先端切刃線の仕上刃部は錐軸線を含む一平面
上又はその近傍に位置する様に形成されているので、錐
軸線に対する傾斜角(仕上刃線と錐軸線とが重なる方向
から見た角)が小さくなり、材を上方へ持ち上げる様な
切削分力は小さくなる。また錐が貫通する間隙において
も側面外周切刃に最も近接した仕上刃線と錐軸線とのな
す角度が小さいので、下方に働く軸線方向の切削分力が
小さくなり、木材の部分的な応力集中が減少する、この
ため表面にラミネートされた被削材の開口縁の損傷がな
くなる。
実施例第1(二枚刃) 以下第1図〜第3図にもとづき説明する。
貫通錐は穴あけ機の回転主軸先端に螺着する取付ねじ部
1にスパナをかけるための平行二面を削設したシャンク
部2が続き、シャンク部2より錐部3が同軸上に一体形
成され、錐部3の先端に同軸上に円錐状の切刃部4を形
成する超硬材がろう付されている。切刃部4及び錐部3
には軸方向に長く通り且つ所定のリードを有するすくい
面5を錐軸心に対して対称に計2本削設されて捻じれ角
を有する螺旋状の切屑排出溝6が形成されている。そし
て切刃部4のすくい面と外周の交線でなる稜線が側面外
周切刃線7またすくい面と円錐面の交線でなる稜線が先
端切刃線9を形成する。そして先端切刃線9は切刃部4
の側面外周切刃線の切刃コーナ部8から凸状に先端中心
までの間に直線が1回以上屈曲する屈曲線で形成され
る。さらに少なくとも側面外周切刃に最も近接した先端
切刃線9の仕上刃部分が錐軸線を含む平面上に位置する
か又はその面の近傍に位置するように形成されている。
1にスパナをかけるための平行二面を削設したシャンク
部2が続き、シャンク部2より錐部3が同軸上に一体形
成され、錐部3の先端に同軸上に円錐状の切刃部4を形
成する超硬材がろう付されている。切刃部4及び錐部3
には軸方向に長く通り且つ所定のリードを有するすくい
面5を錐軸心に対して対称に計2本削設されて捻じれ角
を有する螺旋状の切屑排出溝6が形成されている。そし
て切刃部4のすくい面と外周の交線でなる稜線が側面外
周切刃線7またすくい面と円錐面の交線でなる稜線が先
端切刃線9を形成する。そして先端切刃線9は切刃部4
の側面外周切刃線の切刃コーナ部8から凸状に先端中心
までの間に直線が1回以上屈曲する屈曲線で形成され
る。さらに少なくとも側面外周切刃に最も近接した先端
切刃線9の仕上刃部分が錐軸線を含む平面上に位置する
か又はその面の近傍に位置するように形成されている。
先端切刃及び側面外周切刃の後側は逃げ面10によって切
粉排出溝6につらなる。
粉排出溝6につらなる。
このように形成されることによって側面外周切刃部の切
刃コーナ部8に近い部分即ち穴の径を決定する仕上刃部
分の先端切刃線は切屑排出溝の捩じれに沿わなくなり先
端切刃線がねじれ分後方に下がらず、この部分により材
を上方へ持ち上げる様な切削分力が小さくされる。さら
に側面外周の切刃コーナ部8につづく先端切刃線と錐軸
線とのなす角αは下方へ働く切削分力を一層小さくする
ため30°以下であることが望ましい。そしてある程度の
低切削抵抗を維持し貫通穴形成までのストロークを短く
するために頂角は鈍角で一般に90°〜150°で、好まし
い値は120°である。
刃コーナ部8に近い部分即ち穴の径を決定する仕上刃部
分の先端切刃線は切屑排出溝の捩じれに沿わなくなり先
端切刃線がねじれ分後方に下がらず、この部分により材
を上方へ持ち上げる様な切削分力が小さくされる。さら
に側面外周の切刃コーナ部8につづく先端切刃線と錐軸
線とのなす角αは下方へ働く切削分力を一層小さくする
ため30°以下であることが望ましい。そしてある程度の
低切削抵抗を維持し貫通穴形成までのストロークを短く
するために頂角は鈍角で一般に90°〜150°で、好まし
い値は120°である。
この貫通錐が穴あけ機の主軸に取付ねじ部で螺着され所
要の回転で材木等の加工材を切り込むと先端切刃線9の
中心部によって穿孔が開始される。切り込まれるに従っ
て凸状の屈曲線でなる先端切刃線9は側面外周切刃7の
切刃コーナ部8に接近し、先端切刃線の錐軸線に対する
角度αは30°以下となるとともに先端切刃線が錐軸線を
含む平面上か又はその近傍に位置するので材を上方へ持
ち上げる様な切削分力は小さくなり穴切口を欠かすこと
なく入口穴径が所定の大きさに穿孔される。更に切込み
が続けられ、貫通穴の出口に達すると、錐軸線となす角
度が比較的大きな中心部の先端切刃線で下方へ働く大き
な分力により、出口開口の小さなうちはその周縁には欠
けが発生するが、次第に所定の錐穴径に近づくに従い先
端切刃線9の仕上刃部が側面外周の切刃コーナ部8に接
近し、下方へ働く切削分力が小さくなり、出口側開口縁
の薄くなった部分に無理な力が作用せず開口部の欠けが
生じない。
要の回転で材木等の加工材を切り込むと先端切刃線9の
中心部によって穿孔が開始される。切り込まれるに従っ
て凸状の屈曲線でなる先端切刃線9は側面外周切刃7の
切刃コーナ部8に接近し、先端切刃線の錐軸線に対する
角度αは30°以下となるとともに先端切刃線が錐軸線を
含む平面上か又はその近傍に位置するので材を上方へ持
ち上げる様な切削分力は小さくなり穴切口を欠かすこと
なく入口穴径が所定の大きさに穿孔される。更に切込み
が続けられ、貫通穴の出口に達すると、錐軸線となす角
度が比較的大きな中心部の先端切刃線で下方へ働く大き
な分力により、出口開口の小さなうちはその周縁には欠
けが発生するが、次第に所定の錐穴径に近づくに従い先
端切刃線9の仕上刃部が側面外周の切刃コーナ部8に接
近し、下方へ働く切削分力が小さくなり、出口側開口縁
の薄くなった部分に無理な力が作用せず開口部の欠けが
生じない。
この貫通錐を用いた試験において ○被削材:メラミン樹脂を両面にラミネートしたパーチ
クルボード ○厚み:15mm ○主軸回転数N:3500r.p.m ○切込送りFz:3m/min で加工を行ったがパーチクルボードの穴の入口,出口と
もその穴周囲に全く欠けの発生を認めなかった。
クルボード ○厚み:15mm ○主軸回転数N:3500r.p.m ○切込送りFz:3m/min で加工を行ったがパーチクルボードの穴の入口,出口と
もその穴周囲に全く欠けの発生を認めなかった。
実施例第2(一枚刃) 第4図〜第5図にもとづき説明する。
実施例第1と同じ部分については同符号を付して説明を
省略する。
省略する。
この例では切刃が一枚であるので当然ながら捻じれ角を
有する切屑排出溝6は1本であり切刃の後側の逃げ部は
強度上から約半円にわたっている。
有する切屑排出溝6は1本であり切刃の後側の逃げ部は
強度上から約半円にわたっている。
作用については二枚刃と変わるところはない。
考案の効果 上述のように構成したので本考案は以下の効果を奏す
る。
る。
請求項1、このものは被削材の穴の入口、及び出口部の
所定穴径となる近くにおいて錐軸線方向の切削分力が小
さくなり部分的に応力集中がなくなって口縁の欠けの発
生が防止でき、製品の歩留りを向上させうるとともに仕
上がりをきれいにすることができる。特に樹脂板を両面
にラミネートした被削材での穴明け面の改善が顕著であ
る。また先端切刃線が切刃コーナ部から先端まで凸状屈
曲線となして切刃頂角を鈍角となしたので貫通穴形成ま
での加工距離が短くなる。
所定穴径となる近くにおいて錐軸線方向の切削分力が小
さくなり部分的に応力集中がなくなって口縁の欠けの発
生が防止でき、製品の歩留りを向上させうるとともに仕
上がりをきれいにすることができる。特に樹脂板を両面
にラミネートした被削材での穴明け面の改善が顕著であ
る。また先端切刃線が切刃コーナ部から先端まで凸状屈
曲線となして切刃頂角を鈍角となしたので貫通穴形成ま
での加工距離が短くなる。
請求項2のものは錐軸線方向への切削分力が一層小さく
なる。
なる。
第1図は本考案の二枚刃の貫通錐の側面図、第2図は第
1図に対して直角方向の一部省略側面図、第3図は第1
図の錐先端面図、第4図は本考案の一枚刃の貫通錐の正
面図、第5図は第4図の錐先端面図、第6図は従来の二
枚刃の貫通錐を示す図、第7図はその切削状態図であ
る。 3……錐部、4……先端切刃部 6……切屑排出溝、7……側面外周切刃線 8……切刃コーナ部、9……先端切刃線
1図に対して直角方向の一部省略側面図、第3図は第1
図の錐先端面図、第4図は本考案の一枚刃の貫通錐の正
面図、第5図は第4図の錐先端面図、第6図は従来の二
枚刃の貫通錐を示す図、第7図はその切削状態図であ
る。 3……錐部、4……先端切刃部 6……切屑排出溝、7……側面外周切刃線 8……切刃コーナ部、9……先端切刃線
Claims (2)
- 【請求項1】刃先先端部からシャンク部まで所定の捩じ
れ角で螺旋状の切屑排出溝が形成され、先端切刃部と側
面切刃部とを有し一枚刃又は二枚刃から成る貫通錐にお
いて、先端切刃線が側面外周の切刃コーナ部から先端ま
での間直線が1回以上屈曲する凸状をなす屈曲線で形成
され、この屈曲によって刃先頂角が鈍角に形成され、側
面外周切刃に最も近接した仕上刃部位が錐軸線を含む平
面上又はその近傍に位置する様に形成したことを特徴と
する貫通錐。 - 【請求項2】側面外周切刃に最も近接した仕上刃線と錐
軸線とのなす角度が30°以下で刃先頂角が90°〜150°
である請求項1記載の貫通錐。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990097186U JPH078164Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 貫通錐 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990097186U JPH078164Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 貫通錐 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0454803U JPH0454803U (ja) | 1992-05-11 |
| JPH078164Y2 true JPH078164Y2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=31837337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990097186U Expired - Lifetime JPH078164Y2 (ja) | 1990-09-13 | 1990-09-13 | 貫通錐 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078164Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49104771U (ja) * | 1972-12-27 | 1974-09-07 | ||
| JPS5353999U (ja) * | 1976-10-09 | 1978-05-09 |
-
1990
- 1990-09-13 JP JP1990097186U patent/JPH078164Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0454803U (ja) | 1992-05-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |