JPH0781929B2 - ハードコンタクトレンズ後面周辺部観察装置 - Google Patents

ハードコンタクトレンズ後面周辺部観察装置

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JPH0781929B2
JPH0781929B2 JP4309432A JP30943292A JPH0781929B2 JP H0781929 B2 JPH0781929 B2 JP H0781929B2 JP 4309432 A JP4309432 A JP 4309432A JP 30943292 A JP30943292 A JP 30943292A JP H0781929 B2 JPH0781929 B2 JP H0781929B2
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Inventor
足立耕三
Original Assignee
株式会社サンコンタクトレンズ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードコンタクトレン
ズの後面周辺部を観察するための装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ハードコンタクトレンズ後面の周辺部の
形状が、レンズの動きと涙液交換作用に大きな役割を果
たしていることは周知の事実である。例えば、レンズの
ベベルは、涙液交換の出入口となっており、また、レン
ズの角膜上での静止位置を決定するのは角膜周辺とレン
ズエッジ間の涙液の表面張力であると考えられている。
【0003】このため、レンズ後面の周辺部の形状を観
察するための装置がこれまでに開発されてきている。こ
の種の装置として、例えば、実開昭55−18174号
公報に記載のコンタクトレンズ形状検査装置がある。こ
の装置においては、多数本の光ファイバーを束ねたもの
から形成された光照射手段が備えられている。そして、
光照射手段の一端はハロゲンランプからなる光源に結合
され、他端は、各光ファイバーの端面が一列に配列され
スリット状に形成されている。さらに、この光照射手段
のスリット状の他端はレンズ受皿を囲むように半円の円
弧をなしており、スリット光を、レンズ受皿に置かれた
被検査ハードコンタクトレンズ後面に45°の角度から
照射する。また、ビジコンが、被検査レンズからの反射
光を45°の角度で捕捉するように配置されている。ビ
ジコンはモニタに接続され、モニタ上には、レンズ後面
に映されたスリット光の反射像が映し出される。そし
て、オペレータは、このモニタの映像を見ることによっ
てレンズ後面の周辺部を検査することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この装置は、
コンタクトレンズの形状を正確かつ比較的簡単に検査す
ることができるという長所を有している反面、光源、カ
メラ、各電源およびテレビモニター等を備えており、構
造が複雑で大がかりなものであって、高価であるという
欠点を有している。さらに、据置型であってしかも設置
スペースをとり、しかも光源ランプが切れやすいという
欠点を有している。
【0005】したがって、本発明は、小型軽量であり、
製作およびメンテナンスのコストダウンが図れ、持ち運
びが容易な簡易型のハードコンタクトレンズ後面周辺部
観察装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するため、暗箱と、前記暗箱の内側面に取り付けら
れ、ハードコンタクトレンズをその後面が上になるよう
に支持する手段と、エッジライティング効果を有する光
透過物質から形成され、前記暗箱に取り付けられて周囲
光を集光し、前記ハードコンタクトレンズ後面にスリッ
ト光を照射する発光体と、前記暗箱に取り付けられ、
記ハードコンタクトレンズ後面からの反射光を受け、前
記ハードコンタクトレンズ後面に映された前記発光体の
像を結像させるレンズ系とを有していることを特徴とす
るハードコンタクトレンズ後面周辺部観察装置を構成し
たものである。ここに、エッジライティング効果とは、
アクリル樹脂等の透明プラスチック板に文字等を彫刻
し、板の一端から光を照射すると、彫刻面で光が全反射
することによって文字等が光って見える照明効果をい
い、当業者には周知である。また、レンズ系は、ハード
コンタクトレンズ後面からの反射光の光線束を制限する
絞り手段を備えていることが好ましい。また、発光体
は、エッジライティング効果を有する光透過物質から形
成されておればよいが、さらに蛍光物質を含んでいるこ
とが好ましい。
【0007】
【作用】この構成において、被検査コンタクトレンズ
を、レンズを支持する手段に、レンズ後面が上になるよ
うに支持する。発光体が周囲光を集光してスリット光を
レンズ後面に照射する。レンズ系を通して、レンズ後面
に映ったスリット像を観察することによって、コンタク
トレンズ後面のエッジおよびベベルの形状を観察するこ
とができる。
【0008】さらに、レンズ系が絞り手段を備えている
構成とした場合には、レンズを見る位置、角度等の相違
による発光体像の見え方の違いが生じることを防止し、
より正確なレンズの観察が行える。また、発光体が蛍光
物質を含んでいる構成とした場合には、発光体から照射
されるスリット光の強度が増す。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の好まし
い実施例について説明する。図1は、本発明によるハー
ドコンタクトレンズ後面周辺部観察装置の1実施例を説
明した断面図である。図1に示したように、本発明によ
るハードコンタクトレンズ後面周辺部観察装置は、実質
上直角二等辺三角形の底面を有する三角柱形状の暗箱1
を備えている。この暗箱1は、通常横にした状態で使用
され、三角柱の直交する2つの側面が、それぞれ上面1
aおよび垂直な前面1bをなすように使用される。暗箱
の傾斜した後面は開口しており、この開口には、平板状
の蓋1cがヒンジ10によって暗箱前面1bに取り付け
られ、後面開口を開閉自在になっている。蓋1cまたは
暗箱1には、蓋1cが閉じられたときに蓋1cを暗箱1
に固定する適当な手段が設けられている。
【0010】暗箱後面の蓋1cの内側面には、被検査ハ
ードコンタクトレンズ3を、レンズ後面が上になるよう
に支持するレンズ受皿2が取り付けられている。レンズ
受皿2の凹部は、コンタクトレンズ3を、レンズ外周縁
を含む平面が蓋1cの平坦な内側表面と略平行になるよ
うに支持できるような形状を有している。
【0011】暗箱上面1aには、エッジライティング効
果を有する光透過物質、例えばアクリル樹脂から形成さ
れたものであって、直角二等辺三角形の底面を有する三
角柱形状の発光体4が取り付けられている。この発光体
4は、直交する2つの側面4a、4bが暗箱1の内側を
向き、他の側面4cが暗箱外側に露出して採光面を形成
するように配置されている。さらに、発光体4の直交す
る2つの側面4a、4bの表面には、これら側面の交差
する稜の近傍の一定幅だけを残して、遮光が施される。
遮光が施されない領域は、スリット状の光照射窓5を形
成する。そして、発光体4は、エッジライティング効果
によって、採光面4cに入射する周囲光を集光し、スリ
ット状の光照射窓5からスリット光を、レンズ受皿2上
のコンタクトレンズ後面の中心に向けて、45°の入射
角で照射するようになっている。
【0012】この実施例では、発光体4を三角柱形状と
しているが、発光体の形状はこれに限定されるものでは
なく、スリット光を照射できるものであればどのような
形状を有していてもよい。図2には、発光体4の変形例
をいくつか示してある。図2(A)に示した発光体11
は、基本形状は発光体4と同様であるが、採光面に軸方
向に沿って多数の細い溝12が形成されている点が異な
っている。これらの溝12によって、周囲光をより効果
的に採光面に採り入れることが可能となる。図2(B)
に示した発光体13は、発光体4の採光面に軸方向に沿
ってV字形状の溝14を形成したものからなっている。
これによって、採光面の面積が発光体12の場合よりも
増大し、発光体から照射されるスリット光の強度が増
す。図2(C)に示した発光体15は、発光体4の採光
面に、集光レンズ16を結合したものからなっている。
これによって、発光体15から照射されるスリット光の
強度が増す。
【0013】暗箱前面1bには、ルーペ6が、ハードコ
ンタクトレンズ3の後面からの反射光をレンズ後面の中
心に対して45°の反射角で受ける位置に、レンズ後面
に対して前後にスライド運動可能に取り付けられてい
る。このとき、ルーペ6は、その光軸がレンズ後面(レ
ンズ受皿2)の中心を通り、かつ、発光体4の中心軸、
よって光照射窓5が、ルーペ6の光軸とレンズ後面中心
に立てた法線とから形成される平面に対して直角になる
ように配置されている。ルーペ6は、鏡筒7と、鏡筒7
の一端に取り付けられたレンズ8と、鏡筒7の内側の鏡
筒の軸方向に沿った適当な位置に固定された絞り板9と
からなっている。絞り板9は円板形状を有し、その中央
部に一定半径の穴が形成されている。この絞り板9は、
レンズ後面からの反射光の光線束を制限することによっ
て、レンズを見る位置、角度等の相違による発光体像の
見え方の違いが生じることを防止し、より正確な観察を
可能とするものである。
【0014】このようにして構成された、本発明による
ハードコンタクトレンズ後面周辺部観察装置を使用する
場合には、暗箱1の後面の蓋1cを開き、レンズ受皿2
に検査すべきハードコンタクトレンズ3を、レンズ後面
が上になり、かつレンズ外周縁を含む平面が蓋1cの内
側表面に平行になるように配置する。その後、蓋1cを
閉じ、ルーペ6を前後にスライド運動させ、レンズ後面
に映し出されたスリット状の発光体4の像に焦点を合わ
せる。そして、この像を観察することによって、コンタ
クトレンズ後面の周辺部の形状を観察することができ
る。
【0015】なお、本発明によるハードコンタクトレン
ズ後面周辺部観察装置は、周囲光(自然光)があれば作
動するので、特別な光源を必要としないが、例えば、本
装置を蛍光灯、LED等の光源と共に使用し、光源から
発光体の採光面に光を照射するようにすれば、発光体の
照射するスリット光の強度が増し、さらに観察がしやす
くなる。
【0016】このように、本発明によるハードコンタク
トレンズ後面周辺部観察装置は、ランプ、蛍光灯等の特
別の光源、およびそれに付随した電源を必要としないの
で、非常にコンパクトな構造を有しており、また、ラン
プ切れによるランプ交換の必要もない。そして、製作お
よびメンテナンスのためにあまり費用を要しない。ま
た、簡単な構造でありながら、ハードコンタクトレンズ
の後面周辺部の形状を実用上十分な精度で、簡単かつ迅
速に検査するとができる。さらに、本発明によるハード
コンタクトレンズ後面周辺部観察装置は、小型軽量であ
るので携帯が容易である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自然光等の周囲光を集光してスリットッ光を照射する発
光体を備えたので、ランプ、蛍光灯等の特別の光源、並
びにそれに付随した電源を必要としない。このため、ハ
ードコンタクトレンズ後面周辺部観察装置の構造を極め
て簡単にすることができ、またランプ切れによるランプ
交換の必要もなくなり、装置の製作およびメンテナンス
費用を著しく低減することができる。また、構造が簡単
であるにもかかわらず、ハードコンタクトレンズの後面
周辺部の形状を実用上十分な精度で、しかも簡単かつ迅
速に検査することができる。さらに、本発明によるハー
ドコンタクトレンズ後面周辺部観察装置は、小型軽量で
あるから、携帯性を有しており、ユーザーの苦情処理等
に機動性をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハードコンタクトレンズ後面周辺
部観察装置の1実施例を説明した断面図である。
【図2】図1に示した装置の発光体の変形例を示した斜
視図である。
【符号の説明】
1 暗箱 2 レンズ受皿 3 被検査ハードコンタクトレンズ 4 発光体 5 光照射窓 6 ルーペ 9 絞り板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗箱と、 前記暗箱の内側面に取り付けられ、ハードコンタクトレ
    ンズをその後面が上になるように支持する手段と、エッジライティング効果を有する光透過物質から形成さ
    れ、前記暗箱に取り付けられて周囲光を集光し、 前記ハ
    ードコンタクトレンズ後面にスリット光を照射する発光
    体と、 前記暗箱に取り付けられ、前記ハードコンタクトレンズ
    後面からの反射光を受け、前記ハードコンタクトレンズ
    後面に映された前記発光体の像を結像させるレンズ系と
    を有していることを特徴とするハードコンタクトレンズ
    後面周辺部観察装置。
  2. 【請求項2】 前記レンズ系が、前記ハードコンタクト
    レンズ後面からの反射光の光線束を制限する絞り手段を
    備えていることを特徴とする請求項1に記載のハードコ
    ンタクトレンズ後面周辺部観察装置。
  3. 【請求項3】 前記発光体が、蛍光物質を含んでいるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハード
    コンタクトレンズ後面周辺部観察装置。
JP4309432A 1992-10-22 1992-10-22 ハードコンタクトレンズ後面周辺部観察装置 Expired - Fee Related JPH0781929B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0786444B2 (ja) * 1990-05-28 1995-09-20 株式会社ナイツ コンタクトレンズのベースカーブ及び中心肉厚の同時測定法及び同測定装置

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