JPH078242B2 - 合成皮革靴の製造方法 - Google Patents
合成皮革靴の製造方法Info
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- JPH078242B2 JPH078242B2 JP61199436A JP19943686A JPH078242B2 JP H078242 B2 JPH078242 B2 JP H078242B2 JP 61199436 A JP61199436 A JP 61199436A JP 19943686 A JP19943686 A JP 19943686A JP H078242 B2 JPH078242 B2 JP H078242B2
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- synthetic leather
- polyester component
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は合成皮革靴の製造方法に関する。
合成皮革よりなる胛被の底部にポリ塩化ビニルを主成分
とする靴底材を射出成型して一体化された靴底を形成
し、合成皮革靴を製造するに際して、合成皮革製胛被と
して従来より、ポリイソシアネートとしてジフェニルメ
タンジイソシアネート(MDI)を用いた熱軟化点190〜20
0℃程度のポリウレタン表皮層を有する合成皮革よりな
るものが用いられているが、ポリ塩化ビニルを主成分と
する靴底材の射出温度が190〜200℃程度であるため射出
された靴底材が胛被の表皮層に接触した時には温度低下
によって胛被の表皮層を確実に溶融し得るだけの温度に
なく、靴底と胛被との接着が不充分となる。このため従
来は胛被と靴底との接合部(胛被下端部外周)に、靴底
との接着性向上のためのプライマーを予め塗布した後、
射出成型を行なっていた。しかしながら、このプライマ
ーの塗布は刷毛等による手作業で行なわれており、生産
能率が低く、品質の安定性にも欠けるという問題がある
とともに、胛被と靴底とを確実に接着するために、胛被
下端部外周の実際に靴底と接合する部分より広い部分に
プライマー塗布を行っており、このため胛被表面にプラ
イマーが現れて外観上好ましくないという問題があっ
た。
とする靴底材を射出成型して一体化された靴底を形成
し、合成皮革靴を製造するに際して、合成皮革製胛被と
して従来より、ポリイソシアネートとしてジフェニルメ
タンジイソシアネート(MDI)を用いた熱軟化点190〜20
0℃程度のポリウレタン表皮層を有する合成皮革よりな
るものが用いられているが、ポリ塩化ビニルを主成分と
する靴底材の射出温度が190〜200℃程度であるため射出
された靴底材が胛被の表皮層に接触した時には温度低下
によって胛被の表皮層を確実に溶融し得るだけの温度に
なく、靴底と胛被との接着が不充分となる。このため従
来は胛被と靴底との接合部(胛被下端部外周)に、靴底
との接着性向上のためのプライマーを予め塗布した後、
射出成型を行なっていた。しかしながら、このプライマ
ーの塗布は刷毛等による手作業で行なわれており、生産
能率が低く、品質の安定性にも欠けるという問題がある
とともに、胛被と靴底とを確実に接着するために、胛被
下端部外周の実際に靴底と接合する部分より広い部分に
プライマー塗布を行っており、このため胛被表面にプラ
イマーが現れて外観上好ましくないという問題があっ
た。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、プライマー塗
布を行なわずとも胛被と射出成型靴底とを確実に接合一
体化することのできる合成皮革靴の製造方法を提供する
ことを目的とする。
布を行なわずとも胛被と射出成型靴底とを確実に接合一
体化することのできる合成皮革靴の製造方法を提供する
ことを目的とする。
即ち本発明はポリカプロラクトングリコールをポリエス
テル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー80〜
95重量%と、ポリブチレンアジペートをポリエステル成
分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー5〜20重量
%とからなるポリウレタン表皮層を有する合成皮革より
なる胛被の底部に、ポリ塩化ビニルを主成分とする靴底
材を射出成型して一体化された靴底を形成することを特
徴とする合成皮革靴の製造方法を要旨とするものであ
る。
テル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー80〜
95重量%と、ポリブチレンアジペートをポリエステル成
分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー5〜20重量
%とからなるポリウレタン表皮層を有する合成皮革より
なる胛被の底部に、ポリ塩化ビニルを主成分とする靴底
材を射出成型して一体化された靴底を形成することを特
徴とする合成皮革靴の製造方法を要旨とするものであ
る。
本発明において用いる胛被の表皮層は、ポリカプロラク
トングリコールをポリエステル成分とする無黄変型ポリ
ウレタンエラストマーと、ポリブチレンアジペートをポ
リエステル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマ
ーとの混合物よりなる。上記ポリカプロラクトングリコ
ールは分子量(重量平均分子量。以下同様)1000〜2000
程度のものが好ましく、ポリブチレンアジペートは分子
量500〜3000程度のものが好ましい。これらポリカプロ
ラクトングリコール、ポリブチレンアジペートをポリエ
ステル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー
は、イソシアネート成分としてイソホロンジイソシアネ
ート、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ポリイ
ソシアネート、脂環式ポリイソシアネートの単独又は2
種以上の混合物が用いられる。また鎖伸長剤としてはエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール
等のグリコール類;エチレンジアミン、プロピレンジア
ミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等の
脂肪族ジアミン;イソホロンジアミン、4,4′−ジアミ
ノジシクロヘキシルメタン等の脂環式ジアミン等が単独
又は2種以上混合して用いられる。上記ポリカプロラク
トングリコールをポリエステル成分とする無黄変型ポリ
ウレタンエラストマーは分子量90000〜110000、熱軟化
点90〜160℃程度のものが好ましく、またポリブチレン
アジペートをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレ
タンエラストマーは、ポリカプロラクトングリコールを
ポリエステル成分とするポリウレタンエラストマーより
低分子量で低い熱軟化点を有していることが好ましく、
分子量60000〜70000、熱軟化点80〜160℃程度が好まし
い。
トングリコールをポリエステル成分とする無黄変型ポリ
ウレタンエラストマーと、ポリブチレンアジペートをポ
リエステル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマ
ーとの混合物よりなる。上記ポリカプロラクトングリコ
ールは分子量(重量平均分子量。以下同様)1000〜2000
程度のものが好ましく、ポリブチレンアジペートは分子
量500〜3000程度のものが好ましい。これらポリカプロ
ラクトングリコール、ポリブチレンアジペートをポリエ
ステル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー
は、イソシアネート成分としてイソホロンジイソシアネ
ート、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ポリイ
ソシアネート、脂環式ポリイソシアネートの単独又は2
種以上の混合物が用いられる。また鎖伸長剤としてはエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ブタンジオール
等のグリコール類;エチレンジアミン、プロピレンジア
ミン、ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等の
脂肪族ジアミン;イソホロンジアミン、4,4′−ジアミ
ノジシクロヘキシルメタン等の脂環式ジアミン等が単独
又は2種以上混合して用いられる。上記ポリカプロラク
トングリコールをポリエステル成分とする無黄変型ポリ
ウレタンエラストマーは分子量90000〜110000、熱軟化
点90〜160℃程度のものが好ましく、またポリブチレン
アジペートをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレ
タンエラストマーは、ポリカプロラクトングリコールを
ポリエステル成分とするポリウレタンエラストマーより
低分子量で低い熱軟化点を有していることが好ましく、
分子量60000〜70000、熱軟化点80〜160℃程度が好まし
い。
本発明において用いる胛被は、基材の表面に上記ポリカ
プロラクトングリコールをポリエステル成分とする無黄
変型ポリウレタンエラストマーと、ポリブチレンアジペ
ートをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレタンエ
ラストマーとからなるポリウレタン表皮層を設けた合成
皮革より形成される。この合成皮革の基材としては例え
ばポリウレタン樹脂を含浸させた織布、不織布、編布等
が用いられる。
プロラクトングリコールをポリエステル成分とする無黄
変型ポリウレタンエラストマーと、ポリブチレンアジペ
ートをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレタンエ
ラストマーとからなるポリウレタン表皮層を設けた合成
皮革より形成される。この合成皮革の基材としては例え
ばポリウレタン樹脂を含浸させた織布、不織布、編布等
が用いられる。
本発明においては上記合成皮革よりなる胛被の底部に、
ポリ塩化ビニルを主成分とする靴底材を射出成型して一
体化された靴底を形成するが、胛被と靴底とを確実に接
着して一体化するために、胛被の表皮層を構成するポリ
ウレタンが、前記ポリカプロラクトングリコールをポリ
エステル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー
80〜85重量%と、ポリブチレンアジペートをポリエステ
ル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー5〜20
重量%、特に好ましくは前者のポリウレタンエラストマ
ー85〜92重量%と、後者のポリウレタンエラストマー8
〜15重量%とからなることが必要である。本発明におい
て用いるポリカプロラクトングリコールをポリエステル
成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマーは単独で
用いて表皮層を形成した場合でも、MDIをイソシアネー
トとして用いる従来の黄変型ポリウレタンよりなる表皮
層を有する胛被より、靴底との接着性に優れるが、ポリ
ブチレンアジペートをポリエステル成分とする無黄変型
ポリウレタンエラストマーと特定の割合で混合すること
により、より接着性を向上できる。ポリブチレンアジペ
ートをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレタンエ
ラストマーが5重量%未満の場合、ポリカプロラクトン
グリコールをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレ
タンエラストマー単独で用いた場合と比べて靴底との接
着強度がほとんど変らず、接着性向上の効果がなく、20
重量%を超えるとポリカプロラクトングリコールをポリ
エステル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー
の割合が減少するため(即ち80重量%未満となる。)、
胛被の耐加水分解性が低下し、雨水等にさらされた際に
胛被が侵されやすくなる。
ポリ塩化ビニルを主成分とする靴底材を射出成型して一
体化された靴底を形成するが、胛被と靴底とを確実に接
着して一体化するために、胛被の表皮層を構成するポリ
ウレタンが、前記ポリカプロラクトングリコールをポリ
エステル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー
80〜85重量%と、ポリブチレンアジペートをポリエステ
ル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー5〜20
重量%、特に好ましくは前者のポリウレタンエラストマ
ー85〜92重量%と、後者のポリウレタンエラストマー8
〜15重量%とからなることが必要である。本発明におい
て用いるポリカプロラクトングリコールをポリエステル
成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマーは単独で
用いて表皮層を形成した場合でも、MDIをイソシアネー
トとして用いる従来の黄変型ポリウレタンよりなる表皮
層を有する胛被より、靴底との接着性に優れるが、ポリ
ブチレンアジペートをポリエステル成分とする無黄変型
ポリウレタンエラストマーと特定の割合で混合すること
により、より接着性を向上できる。ポリブチレンアジペ
ートをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレタンエ
ラストマーが5重量%未満の場合、ポリカプロラクトン
グリコールをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレ
タンエラストマー単独で用いた場合と比べて靴底との接
着強度がほとんど変らず、接着性向上の効果がなく、20
重量%を超えるとポリカプロラクトングリコールをポリ
エステル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー
の割合が減少するため(即ち80重量%未満となる。)、
胛被の耐加水分解性が低下し、雨水等にさらされた際に
胛被が侵されやすくなる。
本発明方法においては、胛被の表皮層のポリウレタンが
ポリカプロラクトングリコールをポリエステル成分とす
る無黄変型ポリウレタンエラストマーと、ポリブチレン
アジペートをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレ
タンエラストマーという特定のポリウレタンエラストマ
ーの組合せよりなり、かつこれらのポリウレタンエラス
トマーの混合比を特定の範囲に規定したことにより、ポ
リ塩化ビニルを主成分とする靴底との接着強度が高く、
しかも雨水等にさらされても胛被が侵される虞れのない
優れた耐久性を有する合成皮革靴を安定して効率良く製
造することができる。従ってポリカプロラクトングリコ
ールをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレタンエ
ラストマーと組合わせるポリウレタンエラストマーとし
て、ポリブチレンアジペートをポリエステル成分とする
無黄変型ポリウレタンエラストマーにかえて例えば一般
にポリ塩化ビニルに対して接着性が良好とされているポ
リブチレンヘキシレンアジペートをポリエステル成分と
する無黄変型ポリウレタンエラストマーを用いても良好
な結果は得られない。即ち、ポリカプロラクトングリコ
ールをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレタンエ
ラストマーと、ポリブチレンヘキシレンアジペートをポ
リエステル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマ
ーとは相溶性が悪く、表皮層を形成する際に両者を混合
した場合、短時間で分離してしまい安定した表皮層が形
成され難く、たとえ両者が分離しないようにして表皮層
を形成することができたとしても、ポリ塩化ビニルを主
成分とする靴底との接着性はポリカプロラクトングリコ
ールをポリエステル成分とするポリウレタンエラストマ
ーを単独で用いた場合に比べてほとんど向上させること
はできない。また表皮層をポリブチレンヘキシレンアジ
ペートをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレタン
エラストマーのみで形成した場合、靴底との接着性は優
れているものの、胛被の耐加水分解性が低下する。
ポリカプロラクトングリコールをポリエステル成分とす
る無黄変型ポリウレタンエラストマーと、ポリブチレン
アジペートをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレ
タンエラストマーという特定のポリウレタンエラストマ
ーの組合せよりなり、かつこれらのポリウレタンエラス
トマーの混合比を特定の範囲に規定したことにより、ポ
リ塩化ビニルを主成分とする靴底との接着強度が高く、
しかも雨水等にさらされても胛被が侵される虞れのない
優れた耐久性を有する合成皮革靴を安定して効率良く製
造することができる。従ってポリカプロラクトングリコ
ールをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレタンエ
ラストマーと組合わせるポリウレタンエラストマーとし
て、ポリブチレンアジペートをポリエステル成分とする
無黄変型ポリウレタンエラストマーにかえて例えば一般
にポリ塩化ビニルに対して接着性が良好とされているポ
リブチレンヘキシレンアジペートをポリエステル成分と
する無黄変型ポリウレタンエラストマーを用いても良好
な結果は得られない。即ち、ポリカプロラクトングリコ
ールをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレタンエ
ラストマーと、ポリブチレンヘキシレンアジペートをポ
リエステル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマ
ーとは相溶性が悪く、表皮層を形成する際に両者を混合
した場合、短時間で分離してしまい安定した表皮層が形
成され難く、たとえ両者が分離しないようにして表皮層
を形成することができたとしても、ポリ塩化ビニルを主
成分とする靴底との接着性はポリカプロラクトングリコ
ールをポリエステル成分とするポリウレタンエラストマ
ーを単独で用いた場合に比べてほとんど向上させること
はできない。また表皮層をポリブチレンヘキシレンアジ
ペートをポリエステル成分とする無黄変型ポリウレタン
エラストマーのみで形成した場合、靴底との接着性は優
れているものの、胛被の耐加水分解性が低下する。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例1〜3、比較例1〜2 ポリエステル65%、レーヨン35%よりなる厚さ1.0mmの
片面起毛布上に、ポリウレタンエラストマー(熱軟化点
205℃、100%モジュラス40kg/cm2)の20%ジメチルフォ
ルムアミド溶液を塗布した後、25℃の水中に浸漬してポ
リウレタンを凝固させ、十分水洗して120℃にて通風乾
燥させ緻密なミクロポーラス層を有する合成皮革靴用基
材を得た。
片面起毛布上に、ポリウレタンエラストマー(熱軟化点
205℃、100%モジュラス40kg/cm2)の20%ジメチルフォ
ルムアミド溶液を塗布した後、25℃の水中に浸漬してポ
リウレタンを凝固させ、十分水洗して120℃にて通風乾
燥させ緻密なミクロポーラス層を有する合成皮革靴用基
材を得た。
次いで皮絞を有する離型紙上に、ポリカプロラクトング
リコール、イソホロンジイソシアネート、ブタンジオー
ル、ブチレンジアミンよりなる熱軟化点150℃、分子量9
4500のポリウレタンエラストマー(ポリウレタンエラス
トマーI)と、ポリブチレンアジペート、ブタンジオー
ル、イソホロンジアミン、4,4′−ジシクロヘキシルジ
イソシアネートよりなる熱軟化点130℃、分子量60000の
ポリウレタンエラストマー(ポリウレタンエラストマー
II)とを第1表に示す割合で混合してなるポリウレタン
の25%イソプロピルアルコール/トルエン(1:1)溶液
を85g/m2となるよう塗布し、60℃で2分間、次いで90℃
で2分間通風乾燥し、次いでこの上に水酸基末端のイソ
シアネート変性ポリカプロラクトングリコール、ヘキサ
メチレンジイソシアネート三量体、トルエン、ジメチル
フォルムアミド及び顔料よりなる2液型ポリウレタン接
着剤(固形分30%)を塗布し、80℃で2分間、110℃で
2分間通風乾燥した後、前記合成皮革用基材表面に貼合
せ、室温にて48時間放置後、離型紙を剥離してポリウレ
タン表皮層を有する合成皮革を得た。
リコール、イソホロンジイソシアネート、ブタンジオー
ル、ブチレンジアミンよりなる熱軟化点150℃、分子量9
4500のポリウレタンエラストマー(ポリウレタンエラス
トマーI)と、ポリブチレンアジペート、ブタンジオー
ル、イソホロンジアミン、4,4′−ジシクロヘキシルジ
イソシアネートよりなる熱軟化点130℃、分子量60000の
ポリウレタンエラストマー(ポリウレタンエラストマー
II)とを第1表に示す割合で混合してなるポリウレタン
の25%イソプロピルアルコール/トルエン(1:1)溶液
を85g/m2となるよう塗布し、60℃で2分間、次いで90℃
で2分間通風乾燥し、次いでこの上に水酸基末端のイソ
シアネート変性ポリカプロラクトングリコール、ヘキサ
メチレンジイソシアネート三量体、トルエン、ジメチル
フォルムアミド及び顔料よりなる2液型ポリウレタン接
着剤(固形分30%)を塗布し、80℃で2分間、110℃で
2分間通風乾燥した後、前記合成皮革用基材表面に貼合
せ、室温にて48時間放置後、離型紙を剥離してポリウレ
タン表皮層を有する合成皮革を得た。
次にこの合成皮革を裁断、縫製して胛被を製造し、この
胛被を靴底射出成型用金型にセットしてポリ塩化ビニル
靴底材を193℃にて射出して胛被と一体化された靴底を
形成した。この胛被と靴底材との接着強度を測定するた
めに靴底と胛被の接着部分を幅10mm、長さ80mmに切り取
り、自動記録計付き引張り試験機にて50mmminの速度で
剥離試験を行なった。結果を第1表に示す。
胛被を靴底射出成型用金型にセットしてポリ塩化ビニル
靴底材を193℃にて射出して胛被と一体化された靴底を
形成した。この胛被と靴底材との接着強度を測定するた
めに靴底と胛被の接着部分を幅10mm、長さ80mmに切り取
り、自動記録計付き引張り試験機にて50mmminの速度で
剥離試験を行なった。結果を第1表に示す。
比較例3 実施例1と同様の合成皮革用基材に、実施例1で用いた
と同様のポリウレタンエラストマーIのみよりなる表皮
層を形成して得た合成皮革より胛被を得、この胛被に実
施例1と同様の靴底材を射出成型して一体化された靴底
を形成した。この胛被と靴底との接着強度を実施例1と
同様にして測定した結果、2.4kg/cmであった。
と同様のポリウレタンエラストマーIのみよりなる表皮
層を形成して得た合成皮革より胛被を得、この胛被に実
施例1と同様の靴底材を射出成型して一体化された靴底
を形成した。この胛被と靴底との接着強度を実施例1と
同様にして測定した結果、2.4kg/cmであった。
比較例4 実施例1と同様の合成皮革用基材を用い、表皮層形成用
ポリウレタンとして、実施例1で用いたポリウレタンエ
ラストマーIに、ポリブチレンヘキシレンアジペート、
ブタンジオール、ヘキサメチレンジアミンよりなる熱軟
化点120℃、分子量69000のポリウレタンエラストマー
(ポリウレタンエラストマーIII)を第2表に示す割合
で混合して用いたが、表皮層形成の際にポリウレタン混
合物が分離しやすく、安定して表皮層を形成し難かっ
た。また表皮層を形成することができた合成皮革を用い
て胛被を製造し、この胛被に実施例1と同様にして靴底
を一体化したが、ポリブチレンヘキシレンアジペートを
ポリエステル成分とするポリウレタンエラストマーを添
加したことによる胛被と靴底との接着性向上の効果は認
められなかった。胛被と靴底との接着強度を実施例1と
同様にして求めた結果を第2表に示す。
ポリウレタンとして、実施例1で用いたポリウレタンエ
ラストマーIに、ポリブチレンヘキシレンアジペート、
ブタンジオール、ヘキサメチレンジアミンよりなる熱軟
化点120℃、分子量69000のポリウレタンエラストマー
(ポリウレタンエラストマーIII)を第2表に示す割合
で混合して用いたが、表皮層形成の際にポリウレタン混
合物が分離しやすく、安定して表皮層を形成し難かっ
た。また表皮層を形成することができた合成皮革を用い
て胛被を製造し、この胛被に実施例1と同様にして靴底
を一体化したが、ポリブチレンヘキシレンアジペートを
ポリエステル成分とするポリウレタンエラストマーを添
加したことによる胛被と靴底との接着性向上の効果は認
められなかった。胛被と靴底との接着強度を実施例1と
同様にして求めた結果を第2表に示す。
比較例5 表皮層をポリカプロラクトングリコールをポリエステル
成分とする熱軟化点150℃、分子量約90000のポリウレタ
ンエラストマー(ポリウレタンエラストマーIV)とポリ
カプロラクトングリコールをポリエステル成分とする熱
軟化点90℃、分子量約48000のポリウレタンエラストマ
ー(ポリウレタンエラストマーV)とを第3表に示す割
合で含有するポリウレタンにより形成した他は実施例1
と同様にして得た合成皮革よりなる胛被に実施例1と同
様にして靴底を一体化した。胛被と靴底との接着強度を
実施例1と同様にして求めた結果を第3表に示す。
成分とする熱軟化点150℃、分子量約90000のポリウレタ
ンエラストマー(ポリウレタンエラストマーIV)とポリ
カプロラクトングリコールをポリエステル成分とする熱
軟化点90℃、分子量約48000のポリウレタンエラストマ
ー(ポリウレタンエラストマーV)とを第3表に示す割
合で含有するポリウレタンにより形成した他は実施例1
と同様にして得た合成皮革よりなる胛被に実施例1と同
様にして靴底を一体化した。胛被と靴底との接着強度を
実施例1と同様にして求めた結果を第3表に示す。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明は特定のポリウレタンエラ
ストマーを特定の割合で含有するポリウレタンよりなる
表皮層を有す合成皮革胛被にポリ塩化ビニルを主成分と
する靴底材を射出成形して胛被と一体化された靴底を有
する合成皮革靴を得る方法を採用したことにより、従来
法のように射出成型に先だって胛被にプライマー塗布を
行なわずとも胛被と靴底とが確実に接着され、胛被と靴
底との接着強度の高い合成皮革靴を安定して効率良く製
造することができる。しかも本発明方法により得られる
合成皮革靴は胛被と靴底との接着強度が高く、靴底が剥
離し難い利点を有するのみならず、胛被が雨水等にさら
されても加水分解によって表皮層が侵される虞れがな
く、耐久性に優れた靴を提供できる。更に本発明方法で
は胛被と靴底との接着性向上のためのプライマー塗布を
必要としないから、従来法により得られた靴のように塗
布したプライマーが胛被表面に現われて外観低下をきた
す虞れがない等の種々の効果を有する。
ストマーを特定の割合で含有するポリウレタンよりなる
表皮層を有す合成皮革胛被にポリ塩化ビニルを主成分と
する靴底材を射出成形して胛被と一体化された靴底を有
する合成皮革靴を得る方法を採用したことにより、従来
法のように射出成型に先だって胛被にプライマー塗布を
行なわずとも胛被と靴底とが確実に接着され、胛被と靴
底との接着強度の高い合成皮革靴を安定して効率良く製
造することができる。しかも本発明方法により得られる
合成皮革靴は胛被と靴底との接着強度が高く、靴底が剥
離し難い利点を有するのみならず、胛被が雨水等にさら
されても加水分解によって表皮層が侵される虞れがな
く、耐久性に優れた靴を提供できる。更に本発明方法で
は胛被と靴底との接着性向上のためのプライマー塗布を
必要としないから、従来法により得られた靴のように塗
布したプライマーが胛被表面に現われて外観低下をきた
す虞れがない等の種々の効果を有する。
Claims (1)
- 【請求項1】ポリカプロラクトングリコールをポリエス
テル成分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー80〜
95重量%と、ポリブチレンアジペートをポリエステル成
分とする無黄変型ポリウレタンエラストマー5〜20重量
%とからなるポリウレタン表皮層を有する合成皮革より
なる胛被の底部に、ポリ塩化ビニルを主成分とする靴底
材を射出成型して一体化された靴底を形成することを特
徴とする合成皮革靴の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61199436A JPH078242B2 (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 合成皮革靴の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61199436A JPH078242B2 (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 合成皮革靴の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6354103A JPS6354103A (ja) | 1988-03-08 |
| JPH078242B2 true JPH078242B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=16407788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61199436A Expired - Fee Related JPH078242B2 (ja) | 1986-08-26 | 1986-08-26 | 合成皮革靴の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078242B2 (ja) |
-
1986
- 1986-08-26 JP JP61199436A patent/JPH078242B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6354103A (ja) | 1988-03-08 |
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Legal Events
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